JP3213954U - スマートフォンケース - Google Patents

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山崎 武志
武志 山崎
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株式会社雅
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Abstract

【課題】使用時と収納時の取り扱い性に優れた高級感のあるスマートフォンケースを提供する。【解決手段】スマートフォンの裏面のカメラ機能部を除く略全体を覆ってスマートフォンを保持する保持板2と、保持板が取り付けられる基台片3と、基台片を覆うカバー片4とを備え、カバー片と基台片とが左右に連結され、基台片の右側に固定片5が連結して設けられ、スマートフォンを保持した保持板を基台片の上に重ねて着脱自在に固定し、カバー片を基台片の保持板が取り付けられる側の上に折り畳み、固定片をカバー片の上に折り畳んで着脱自在に固定することによってスマートフォンを覆って保護するように構成されたスマートフォンケースであって、保持板と基台片の固定が、保持板中に設けた磁性体と基台片中に設けた磁性体との間の磁力によって着脱自在に行なえる。【選択図】図4

Description

本考案は、スマートフォンの使用時と収納時の取り扱い性に優れた高級感のあるスマートフォンケースに関する。
近年、スマートフォンの使用割合が増加するにつれて、スマートフォンを適切に収納でき、かつ使い勝手の良いスマートフォンケースが多数提案されている。
例えば二つ折りに閉じることのできるスマートフォンの収納ケースとして、特許文献1が提案されている。具体的には、特許文献1では、表カバー部、裏カバー部、及び連結部を備え、二つ折りに折り畳むことができる構造を有するケースであって、表カバー部には、連結部と反対側の縁に、背面に向かって伸びる外に凸の円弧状断面を有するフックが備えられているものが提案されている。
しかしながら、特許文献1の収納ケースでは、スマートフォンのカメラを使用する場合、実際には収納ケースの表カバー部と裏カバー部などが付いたままカバーを開けて使用することになり、取り扱い性が極めて悪い問題があった。また、この収納ケースは、スマートフォンの収納保護方法が両カバー部の硬質プラスチック同士の挟み込みで行なわれるため、デザインの自由度が低く、高級感のある収納ケースを作ることが難しい問題があった。
実用新案登録第3200537号
本考案は、かかる従来技術の問題を解消するためになされたものであり、その目的は、使用時と収納時の取り扱い性に優れた高級感のあるスマートフォンケースを提供することにある。
本考案者は、かかる目的を達成するために鋭意検討した結果、スマートフォンを保持する保持板と、それを取り付ける基台片とを磁力によって着脱自在に設け、基台片の左側にカバー片を設け、カバー片を基台片の上に折り畳み、その後、基台片の右側に設けた固定片をカバー片の上に折り畳んで固定すること、あるいはスマートフォンを保持する保持板と、それを取り付ける基台片とを磁力によって着脱自在に設け、基台片の左側にカバー片を設け、カバー片を基台片の上に折り畳み、その後、カバー片と基台片の各端部を線ファスナーで開閉自在に接合することによって、使用時と収納時の取り扱い性に優れたスマートフォンを提供できることを見出し、本考案の完成に至った。
即ち、本考案は、以下の(1)〜(4)の構成を有するものである。
(1)スマートフォンの裏面のカメラ機能部を除く略全体を覆ってスマートフォンを保持する保持板と、前記保持板が取り付けられる基台片と、前記基台片を覆うカバー片とを備え、前記カバー片と前記基台片とが左右に連結され、さらに前記基台片の右側に固定片が連結して設けられ、スマートフォンを保持した前記保持板を前記基台片の上に重ねて着脱自在に固定し、前記カバー片を前記基台片の前記保持板が取り付けられる側の上に折り畳み、前記固定片を前記カバー片の上に折り畳んで前記固定片と前記カバー片を着脱自在に固定することによってスマートフォンを覆って保護するように構成されたスマートフォンケースであって、前記保持板と前記基台片の固定が、前記保持板中に設けた磁性体と、前記磁性体とは磁性が異なる前記基台片中に設けた磁性体との間の磁力によって着脱自在に行なえるように構成されていることを特徴とするスマートフォンケース。
(2)前記固定片と前記カバー片の固定が、前記固定片中に設けた磁性体と、前記磁性体とは磁性が異なる前記カバー片中に設けた磁性体との間の磁力によって着脱自在に行なえるように構成されていることを特徴とする(1)に記載のスマートフォンケース。
(3)スマートフォンの裏面のカメラ機能部を除く略全体を覆ってスマートフォンを保持する保持板と、前記保持板が取り付けられる基台片とを備え、前記カバー片と前記基台片とが左右に連結され、スマートフォンを保持した前記保持板を前記基台片の上に重ねて着脱自在に固定し、前記カバー片を前記基台片の前記保持板が取り付けられる側の上に折り畳んで少なくとも前記カバー片の下側と前記基台片の下側、及び前記カバー片の左側と前記基台片の右側とを線ファスナーで開閉自在に接合することによってスマートフォンを覆って保護するように構成されたスマートフォンケースであって、前記保持板と前記基台片の固定が、前記保持板中に設けた磁性体と、前記磁性体とは磁性が異なる前記基台片中に設けた磁性体との間の磁力によって着脱自在に行なえるように構成されていることを特徴とするスマートフォンケース。
(4)前記カバー片の上側と前記基台片の上側とを線ファスナーで開閉自在に接合するように構成されていることを特徴とする(3)に記載のスマートフォンケース。
本考案のスマートフォンケースは、スマートフォンを保持する保持板が、磁力によって本体から着脱自在に構成されているので、スマートフォンを本体から容易に離脱して操作しやすく、また、スマートフォンを本体に取り付けた場合はスマートフォンを安全に保護することができる。また、本考案のスマートフォンケースは、使い勝手の良さを維持しながら、高級感のある外観を実現することができる。
図1は、本考案のスマートフォンケースの第一実施形態の収納完了外観を示す。 図2は、第一実施形態においてスマートフォンを保持した保持板を示す。 図3は、第一実施形態において、基台片とカバー片と固定片とからなる本体と、それから分離されたスマートフォンを保持した保持板とを示す。 図4は、第一実施形態において、スマートフォンを保持した保持板を、基台片とカバー片と固定片とからなる本体に固定した状態を示す。 図5は、本考案のスマートフォンケースの第二実施形態の収納完了外観を示す。 図6は、第二実施形態においてスマートフォンを保持した保持板を示す。 図7は、第二実施形態において、基台片とカバー片とからなる本体と、それから分離されたスマートフォンを保持した保持板とを示す。 図8は、第二実施形態において、スマートフォンを保持した保持板を、基台片とカバー片とからなる本体に固定した状態を示す。
本考案のスマートフォンケースの実施形態について図面を参照して以下説明するが、本考案は、これらに限定されるものではない。
本考案のスマートフォンケースは、典型例として、(第一実施形態)スマートフォンを保持する保持板を、基台片とカバー片と固定片とからなる本体の中に着脱自在に磁力で固定し、さらに周囲を着脱自在に固定してスマートフォンを収容するスマートフォンケースと、(第二実施形態)スマートフォンを保持する保持板を、基台片とカバー片とからなる本体の中に着脱自在に磁力で固定し、さらに周囲を線ファスナーで閉鎖してスマートフォンケースを収容するスマートフォンケースがあり、いずれの実施形態もスマートフォンを保持する保持板を本体の基台片から磁力で自由に固定したり、離脱させたりすることができることが特徴である。以下、各実施形態を順に説明する。なお、説明中で左右、上下の表現が使われるが、いずれもスマートフォンケース及びスマートフォンの通常の使用方向から見た左右、上下を示す。
(第一実施形態)
本考案の第一実施形態のスマートフォンケース1は、スマートフォンケースの収納完了状態では、スマートフォンが外部から見えず、図1に示すような外観を有するが、基本構成部材としては、図2〜4に示すように、スマートフォンを保持する保持板2と、保持板2が取り付けられる基台片3と、基台片3の上の保持板2を覆うように折り畳むことができるカバー片4と、基台片3を覆うように折り畳まれたカバー片4を覆うように折り畳むことができる固定片5とを備えるものである。スマートフォンを保持する保持板2と、基台片3とカバー片4と固定片5とからなる本体とは、互いに着脱自在になっている。
保持板2は、図2に示すように、スマートフォンの裏面のカメラ機能部を除いて略全体を覆ってスマートフォンを保持するものであり、例えばスマートフォンの長手方向の両側部を挟むようにしてスマートフォンを保持する。保持板2は、例えばプラスチック芯素材に布地やレザー素材を貼ったもので構成されることができ、必要によりストラップの取り付け部が付けられる。保持板2には、外部から確認できない磁性体が中に埋め込まれている。
基台片3は、その上に保持板2が着脱自在に取り付けられる。基台片3は、保持板2と同様に、例えばプラスチック芯素材に布地やレザー素材を貼ったもので構成されることができ、基台片3と固定片5の移行部分に必要によりストラップの取り付け部が付けられる。また、基台片3には、外部から確認できない磁性体が中に埋め込まれている。基台片3中の磁性体と保持板2中の磁性体は、磁性が異なるように構成されており、基台片3の上に保持板2を載せると、両者の磁性体同士の引き付け合う磁力により保持板2が基台片3の上に固定される。
基台片3は、図3、4に示すように、左側にカバー片4が連結され、右側に固定片5が連結されている。即ち、カバー片4と基台片3が左右に連結され、基台片3と固定片5もまた左右に連結されている。これらの連結部には、スマートフォンを取り付けた保持板2の側部の厚み分だけの幅の移行部分がそれぞれ設けられている。カバー片4、固定片5は、いずれも基台片3と同様に、例えばプラスチック芯素材に布地やレザー素材を貼ったもので構成されることができる。
第一実施形態のスマートフォンケースの使用方法としては、まずスマートフォンの裏面に保持板2を当てて保持板2にスマートフォンを保持させる。次に、スマートフォンを保持させた保持板2を基台片3の上に重ねて両者の磁性体同士の磁力により固定する。次に、カバー片4を基台片3の保持板2のスマートフォン保持側の上に折り畳む。次に、固定片5をカバー片4の上に折り畳む。この場合、固定片5のカバー片への固定は、両者の磁性体による磁力によって行なってもよいし、雄雌素材を両者に埋め込んで嵌合させてもよいし、マジックテープ(登録商標)やベルクロ(登録商標)のような面ファスナーを使用して固定してもよい。このようにしてスマートフォンを収容して固定すると、図1に示すような収納完了外観になる。この状態では、保持板2に取り付けられたストラップは、基台片3と固定片5の移行部分又は基台片3とカバー片4の移行部分に移動されていることが好ましい。
(第二実施形態)
本考案の第二実施形態のスマートフォンケース11は、スマートフォンケースの収納完了状態では、スマートフォンが外部から見えず、図5に示すような外観を有するが、基本構成部材としては、図6〜8に示すように、スマートフォンを保持する保持板12と、保持板12が取り付けられる基台片13と、基台片13の上の保持板12を覆うように折り畳むことができるカバー片14とを備えるものである。スマートフォンを保持する保持板12と、基台片13とカバー片14とからなる本体とは、互いに着脱自在になっている。
保持板12は、図6に示すように、スマートフォンの裏面のカメラ機能部を除いて略全体を覆ってスマートフォンを保持するものであり、例えばスマートフォンの長手方向の両側部を挟むようにしてスマートフォンを保持する。保持板12は、例えばプラスチック芯素材に布地やレザー素材を貼ったもので構成されることができ、必要によりストラップの取り付け部が付けられる。保持板12には、外部から確認できない磁性体が中に埋め込まれている。
基台片13は、その上に保持板12が着脱自在に取り付けられる。基台片13は、保持板12と同様に、例えばプラスチック芯素材に布地やレザー素材を貼ったもので構成されることができ、基台片13とカバー片14の移行部分に必要によりストラップの取り付け部が付けられる。また、基台片13には、外部から確認できない磁性体が中に埋め込まれている。基台片13中の磁性体と保持板12中の磁性体は、磁性が異なるように構成されており、基台片13の上に保持板12を載せると、両者の磁性体同士の引き付け合う磁力により保持板12が基台片13の上に固定される。
基台片13は、図7、8に示すように、左側にカバー片14が連結されている。即ち、カバー片14と基台片13が左右に連結されており、この連結部には、スマートフォンを取り付けた保持板12の側部の厚み分だけの幅の移行部分が設けられている。カバー片14は、基台片13と同様に、例えばプラスチック芯素材に布地やレザー素材を貼ったもので構成されることができる。図8のように本体のカバー片14と基台片13を開けた状態から図5のような収納完了状態にするためには、カバー片14の下側と基台片13の下側、及びカバー片14の左側と基台片13の右側をそれぞれ合わせるようにカバー片14を折り畳み、線ファスナーを動かしてそれらを閉鎖することによって実現することができる。さらに、カバー片14の上側と基台片13の上側も合わせて線ファスナーを動かし、その部分を閉鎖することもできる。線ファスナー15としては、チャック、ジッパー、スライドファスナー等を使用することができる。
第二実施形態のスマートフォンケースの使用方法としては、まずスマートフォンの裏面に保持板12を当てて保持板12にスマートフォンを保持させる。次に、スマートフォンを保持させた保持板12を基台片13の上に重ねて両者の磁性体同士の磁力により固定する。次に、カバー片14の下側及び左側と基台片13の下側及び右側がそれぞれ重なるように、さらに所望によりカバー片14の上側と基台片13の上側が重なるようにカバー片14を基台片13の保持板12のスマートフォン保持側の上に折り畳む。次に、線ファスナー15をつまんで走らせ、重なったカバー片14の下側と基台片13の下側、次いでカバー片14の左側と基台片13の右側、さらに所望によりカバー片14の上側と基台片13の上側を合わせて閉鎖する。このようにしてスマートフォンを収容して固定すると、図5に示すような収納完了外観になる。この状態では、保持板12に取り付けられたストラップは、基台片13とカバー片14の移行部分に移動されていることが好ましい。
本考案のスマートフォンケースの典型例を上に説明したが、上記の実施形態で説明した例の左右の構成部材の位置はこれらに限定されず、完全に逆の位置(右左)に変更してもよいことは言うまでもない。このような左右、上下の位置の変更も本考案の目的を阻害しない限り、本考案の範疇に含まれる。
本考案によれば、使用時と収納時の取り扱い性に優れた高級感のあるスマートフォンケースを提供することができ、スマートフォンケースの業界において極めて有用である。
1 スマートフォンケース
2 保持板
3 基台片
4 カバー片
5 固定片
11 スマートフォンケース
12 保持板
13 基台片
14 カバー片
15 線ファスナー

Claims (4)

  1. スマートフォンの裏面のカメラ機能部を除く略全体を覆ってスマートフォンを保持する保持板と、前記保持板が取り付けられる基台片と、前記基台片を覆うカバー片とを備え、前記カバー片と前記基台片とが左右に連結され、さらに前記基台片の右側に固定片が連結して設けられ、スマートフォンを保持した前記保持板を前記基台片の上に重ねて着脱自在に固定し、前記カバー片を前記基台片の前記保持板が取り付けられる側の上に折り畳み、前記固定片を前記カバー片の上に折り畳んで前記固定片と前記カバー片を着脱自在に固定することによってスマートフォンを覆って保護するように構成されたスマートフォンケースであって、前記保持板と前記基台片の固定が、前記保持板中に設けた磁性体と、前記磁性体とは磁性が異なる前記基台片中に設けた磁性体との間の磁力によって着脱自在に行なえるように構成されていることを特徴とするスマートフォンケース。
  2. 前記固定片と前記カバー片の固定が、前記固定片中に設けた磁性体と、前記磁性体とは磁性が異なる前記カバー片中に設けた磁性体との間の磁力によって着脱自在に行なえるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスマートフォンケース。
  3. スマートフォンの裏面のカメラ機能部を除く略全体を覆ってスマートフォンを保持する保持板と、前記保持板が取り付けられる基台片とを備え、前記カバー片と前記基台片とが左右に連結され、スマートフォンを保持した前記保持板を前記基台片の上に重ねて着脱自在に固定し、前記カバー片を前記基台片の前記保持板が取り付けられる側の上に折り畳んで少なくとも前記カバー片の下側と前記基台片の下側、及び前記カバー片の左側と前記基台片の右側とを線ファスナーで開閉自在に接合することによってスマートフォンを覆って保護するように構成されたスマートフォンケースであって、前記保持板と前記基台片の固定が、前記保持板中に設けた磁性体と、前記磁性体とは磁性が異なる前記基台片中に設けた磁性体との間の磁力によって着脱自在に行なえるように構成されていることを特徴とするスマートフォンケース。
  4. 前記カバー片の上側と前記基台片の上側とを線ファスナーで開閉自在に接合するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のスマートフォンケース。
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