JP3213923U - 耐圧試験装置 - Google Patents

耐圧試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3213923U
JP3213923U JP2017004447U JP2017004447U JP3213923U JP 3213923 U JP3213923 U JP 3213923U JP 2017004447 U JP2017004447 U JP 2017004447U JP 2017004447 U JP2017004447 U JP 2017004447U JP 3213923 U JP3213923 U JP 3213923U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
test apparatus
tank
reaction force
resistance test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017004447U
Other languages
English (en)
Inventor
祐介 山尾
祐介 山尾
知行 柴
知行 柴
Original Assignee
山九株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 山九株式会社 filed Critical 山九株式会社
Priority to JP2017004447U priority Critical patent/JP3213923U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213923U publication Critical patent/JP3213923U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

【課題】タンク等の内面に凹凸がある場合などでも、比較的高い圧力での試験を容易に行える耐圧試験装置を提供する。【解決手段】耐圧試験装置は、ガスタンクの内面に向けて押しつけられるフランジ部材111を有しガスタンクの内面との間に圧力室110aを形成する圧力容器110と、フランジ部材とガスタンクの内面との間に介在する環状のシール部材121と、フランジ部材の外周部付近をガスタンクの内面に押しつける3本以上の押ボルト152と、押ボルトからの反力を受ける反力受部材150とを備える。【選択図】図2

Description

本考案は、タンクおよび塔槽類(以下、タンク等という。)のリーク試験や耐圧試験などを行う耐圧試験装置に関するものである。
高圧ガス容器ガスタンクの規定水圧テストなどを行う場合、タンク全体に規定水位まで水張りを行うとすると、多量の水を必要とし、さらに水張り、水抜き、排水処理等に多くの設備、労力、時間を必要とする。そこで、部分水張りボックスをタンクの内部に取り付けて、部分的に試験を行う手法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭62−209332号公報
しかしながら、タンクの内面が平坦でなく凹凸がある場合などには、上記のように部分水張りボックスをタンクの内面に密着させることが容易でなく、ボックス内に高い圧力をかけて試験を行うことが困難であった。
本考案は、上記の点に鑑み、タンクの内面に凹凸がある場合などでも、比較的高い圧力での試験を容易に行えるようにすることを目的としている。
上記の目的を達成するために、
本考案は、
タンク等の内面に向けて押しつけられるフランジ部材を有し、上記タンク等の内面との間に圧力室を形成する圧力容器と、
上記フランジ部材と上記タンク等の内面との間に介在する環状のシール部材と、
上記フランジ部材の外周部付近を上記タンク等の内面に押しつける少なくとも3本の押ボルトと、
上記押ボルトからの反力を受ける反力受部材と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、圧力室内に注水し、加圧する際に、漏水箇所や漏水状況に応じて押ボルトによる押しつけ力を調整することによって、タンク等の内面に凹凸がある場合などでもタンク等の内面とフランジ部材との間のシール性を高めて圧力室の内部の圧力を上昇させることが容易にできる。そこで、タンク等の溶接補修時などに、タンク等の基礎の強度不足等のために満水耐圧試験が困難な場合などでも、比較的高い圧力での試験を容易に行うことができる。
本考案によれば、タンク等の内面に凹凸がある場合などでも、比較的高い圧力での試験を容易に行える。
耐圧試験装置が設置されたガスタンクの例を示す縦断面図である。 耐圧試験装置の詳細な構成を示す縦断面図である。 耐圧試験装置の詳細な構成を示す底面図である。
以下、本考案の実施形態として、例えば図1に示すようなガスタンク300において、例えば、ガスタンク300を構成する部材のつなぎ目部分や、溶接欠陥を削り取った減肉部等の補修箇所などに対して耐圧試験が行われる例を説明する。
(耐圧試験装置の構成)
上記ガスタンク300は、ガスタンク本体310が支持脚320に支持されて構成され、プロピレンガス等を貯蔵するようになっている。このガスタンク300の耐圧試験は、ガスタンク本体310の内面における検査面と、これに対向する対向面との間に突っ張るように、耐圧試験装置100と、柱部材200とが設けられて行われる。
上記柱部材200は、例えば図2に示すように、円筒部材212の両端部に端部プレート211が設けられて成る単位ユニットが、ガスタンク本体310の内径に応じて複数連結されて構成されている。柱部材200の一方側の端部の端部プレート211は、例えば図示しない当て木等を介してガスタンク本体310の内面(対向面)に当接している。また、柱部材200の他方側の端部の端部プレート211には、ボルト孔211aに挿通された例えば12本のジャッキボルト153、およびナット154・155によって、耐圧試験装置100の反力受部材150が連結されている。
耐圧試験装置100は、例えば図2、図3に示すように、上記反力受部材150と圧力容器110とを備えて構成されている。
反力受部材150は、ボルト孔150aに上記ジャッキボルト153が挿通されて柱部材200の端部プレート211に連結されている。反力受部材150の図2における下面側には、ナット151が溶接され、このナット151に螺合する、少なくとも3本、例えば8本の押ボルト152によって、圧力容器110をガスタンク本体310の内面(検査面)に押しつけるようになっている。
圧力容器110は、詳しくは、開口部111aを有する環状のフランジ部材111と、円形の底部材112とが、円筒部材113およびリブ部材114を介して溶接等により接続され、圧力室110aが形成されるように構成されている。円筒部材113には、上記圧力室110aに例えば水を注水する注水部113aが設けられている。また、フランジ部材111の図2における下面側には、凹部111bが形成され、例えばゴム等から成る環状のシール部材121が取り付けられている。フランジ部材111の凹部111bにおける上記シール部材121が取り付けられる面には、図示しない例えば2本の溝(ラビリンス溝)が形成されて、密閉性をより高めやすいようにされている。
(耐圧試験手順例)
上記のような耐圧試験装置100を用いたガスタンク300のリーク試験や耐圧試験などは、例えば次のようにして行われる。
まず、耐圧試験装置100の反力受部材150と柱部材200とをジャッキボルト153およびナット154・155により連結した状態で、クレーンなどにより吊り上げて、ガスタンク本体310の図示しない開口部から内部に入れ、ガスタンク本体310の中心付近回りに回転させて、反力受部材150がガスタンク本体310内面の検査領域付近に位置するようにする。一方、圧力容器110をガスタンク本体310内面の検査領域に当接させるように位置決めする。次に、ジャッキボルト153に螺合されたナット154・155を回して、反力受部材150と、柱部材200の端部の端部プレート211との間隔を広げることにより、押ボルト152を介して圧力容器110のフランジ部材111を押し、圧力容器110をシール部材121を介してガスタンク本体310の内面に押しつける。
その後、注水部113aから圧力室110a内に水等を加圧注水し、圧力室110a内の圧力を徐々に上昇させる。具体的には、例えば、常用圧力が1.60MPaのガスタンク300の場合には、2.4MPaまで上昇させて、漏水がないかを検査する。このとき、シール部材121と、ガスタンク本体310の内面またはフランジ部材111の下面との間で漏水が起こると、その漏水箇所付近の押ボルト152を回して、漏水箇所付近の押しつけ力を増大させる。なお、試験条件等によっては、漏水は、必ずしも確実に抑制されなくても、圧力室110a内の圧力を所定の大きさに保つことができる程度に抑制されるようにしてもよい。
上記のように、漏水箇所や漏水状況に応じて押ボルト152による押しつけ力を調整することによって、ガスタンク本体310の内面に凹凸がある場合などでも、シール性を高めて圧力室110aの内部の圧力を上昇させることが容易にできる。また、ガスタンク本体310の検査面や対向面を押しつける合計の力を小さく抑えることも容易にできる。
また、ガスタンク本体310の検査面と対向面との間の柱部材200を介した押しつけ力によって圧力容器110を固定的に検査面に押しつけるので、ガスタンク本体310内のどの箇所でも容易に検査することができる。すなわち、圧力容器110をガスタンク本体310の内面に固定するための足がかりとなり得るマンホールやバルブ、ガスタンク300建造時の吊りピース(残材)等の近傍の箇所でなくても容易に検査可能になる。
(その他の事項)
耐圧試験装置100の反力受部材150と柱部材200の端部プレート211との間隔を調整するためには、上記のようにジャッキボルト153を用いるのに限らず、機械式ジャッキや油圧式ジャッキなどを用いてもよい。ただし、通常は、ジャッキに比べて軽量なジャッキボルト153を用いる方が、安全かつ素早い設置、撤去が比較的容易な点で、より好ましい。
また、例えば柱部材200の端部プレート211と耐圧試験装置100の反力受部材150とを兼用させて、耐圧試験装置100と柱部材200とを含む全長(柱部材200におけるガスタンク本体310の対向面側の端部プレート211と圧力容器110のフランジ部材111との間の距離)を押ボルト152だけによって調整可能にしてもよい。ただし、通常は、端部プレート211と反力受部材150との間の距離をジャッキボルト153等によって調整可能にする方が、上記全長の調整や、その調整代を大きく設定することなどを比較的容易にできる点で、より好ましい。
また、構成はそのままで反力受け部材150を圧力容器110の底部材112に密着させるような使い方もできる。この場合は主にジャッキボルト153の操作により反力受け部材150から底部材112を通じて圧力容器110を検査面に押し付け、試験を行う。試験圧の昇圧段階で漏れが発生したら、その漏水箇所付近の押ボルト152を回して、漏水箇所付近の押しつけ力を増大させる。
また、上記のように、押ボルト152によって圧力容器110のフランジ部材111を押しつける方向の力だけを作用させる場合には、一般に、ガスタンク本体310内面の検査領域への圧力容器110の位置決めを比較的容易にできるが、これに限らず、圧力容器110と反力受部材150との位置関係を少なくともある程度拘束するような力を作用させ得るようにして、圧力容器110と柱部材200とを一体的に扱えるようすることなどによって、作業性を向上させる等できるようにしたりしてもよい。
また、上記ではフランジ部材111と底部材112との間に円筒部材113およびリブ部材114が設けられている例を示したが、圧力容器110の構造は特に限定されず、所望の検査領域に対して所定の圧力を加えることが可能であれば、各部材の板厚やリブ部材114の有無など、種々設定してもよい。
また、フランジ部材111の剛性や押ボルト152の本数、配置なども、試験圧力の大きさやガスタンク本体310の内面の凹凸の状況などに応じて種々設定すればよい。
なお、本例では球形のガスタンク本体310への適用例を述べたが、円筒形のタンクや塔槽類であっても、検査面に対向する対向面との間に突っ張るように柱部材200を設けることで、適用可能である。
100 耐圧試験装置
110 圧力容器
110a 圧力室
111 フランジ部材
111a 開口部
111b 凹部
112 底部材
113 円筒部材
113a 注水部
114 リブ部材
121 シール部材
150 反力受部材
150a ボルト孔
151 ナット
152 押ボルト
153 ジャッキボルト
154・155 ナット
200 柱部材
211 端部プレート
211a ボルト孔
212 円筒部材
300 ガスタンク
310 ガスタンク本体
320 支持脚

Claims (7)

  1. タンク等の内面に向けて押しつけられるフランジ部材を有し、上記タンク等の内面との間に圧力室を形成する圧力容器と、
    上記フランジ部材と上記タンク等の内面との間に介在する環状のシール部材と、
    上記フランジ部材の外周部付近を上記タンク等の内面に押しつける少なくとも3本の押ボルトと、
    上記押ボルトからの反力を受ける反力受部材と、
    を備えたことを特徴とする耐圧試験装置。
  2. 請求項1の耐圧試験装置であって、
    上記圧力容器は、
    上記フランジ部材に接続された円筒部材と、
    上記円筒部材の上記フランジ部材と反対側の端部を塞ぐ底部材と、
    を有することを特徴とする耐圧試験装置。
  3. 請求項1および請求項2のうち何れか1項の耐圧試験装置であって、
    上記フランジ部材は、上記タンク等の内面に対向する面に凹部が形成され、上記凹部に上記シール部材が設けられていることを特徴とする耐圧試験装置。
  4. 請求項3の耐圧試験装置であって、
    上記凹部内に、環状溝が形成されていることを特徴とする耐圧試験装置。
  5. 請求項1から請求項4のうち何れか1項の耐圧試験装置であって、
    さらに、上記タンク等における上記圧力容器が設置される検査面と反対側の対向面に当接し、上記反力受部材を上記検査面側に押しつける柱部材を備えたことを特徴とする耐圧試験装置。
  6. 請求項5の耐圧試験装置であって、
    上記柱部材は、ジャッキを介して上記反力受部材を上記検査面側に押しつけるように構成されていることを特徴とする耐圧試験装置。
  7. 請求項6の耐圧試験装置であって、
    上記ジャッキは、ジャッキボルトであることを特徴とする耐圧試験装置。
JP2017004447U 2017-09-28 2017-09-28 耐圧試験装置 Active JP3213923U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004447U JP3213923U (ja) 2017-09-28 2017-09-28 耐圧試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004447U JP3213923U (ja) 2017-09-28 2017-09-28 耐圧試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3213923U true JP3213923U (ja) 2017-12-07

Family

ID=60580448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017004447U Active JP3213923U (ja) 2017-09-28 2017-09-28 耐圧試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213923U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110702396A (zh) * 2019-10-28 2020-01-17 中船黄埔文冲船舶有限公司 一种减摇鳍试压工装
CN114235364A (zh) * 2021-12-09 2022-03-25 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 一种用于外压试验装置内安装的试验台架

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110702396A (zh) * 2019-10-28 2020-01-17 中船黄埔文冲船舶有限公司 一种减摇鳍试压工装
CN114235364A (zh) * 2021-12-09 2022-03-25 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 一种用于外压试验装置内安装的试验台架
CN114235364B (zh) * 2021-12-09 2023-11-17 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 一种用于外压试验装置内安装的试验台架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3213923U (ja) 耐圧試験装置
CN104122042B (zh) 一种大直径焊接结构金属管道的耐压测试方法
CN101655435B (zh) 联合循环汽轮机高压缸水压试验装置
CN2886229Y (zh) 密封孔的密封装置
WO2010102589A1 (en) A sleeve for pipeline repairs
KR20160147318A (ko) 선박용 쿨링 쟈켓의 수압테스트 지그
KR101664101B1 (ko) 고무확장조인트에 대한 무브먼트 성능검사용 장치
JP2015121280A (ja) 弁体撤去装置及び弁体撤去方法
KR20130005163U (ko) 배관 기밀 시험용 지그
CN105486587A (zh) 盆式绝缘子水压试验工装及其测试筒
CN214150348U (zh) 一种构件防渗透性能检测设备
JP2014219201A (ja) 埋設管の水密性検査方法
CN206256461U (zh) 一种便于拆装的塔基
KR101733626B1 (ko) 고압 터빈의 수압시험장치 및 수압시험방법
JP7232641B2 (ja) 管継手の水圧試験装置及び水圧試験方法
JP6587919B2 (ja) 閉塞装置、及び該閉塞装置を用いた管接続部材の撤去方法
CN108257685A (zh) 反应堆压力容器及其顶盖和顶盖封头
CN105672373A (zh) 沉管隧道水密门检漏装置
CN203770929U (zh) 立式水压机
CN209910910U (zh) 铁路罐车保温人孔的水压试验装置
KR101842945B1 (ko) 전력구 집수정의 균압조절 장치
CN201170396Y (zh) 连接法兰
JP3687205B2 (ja) 原子炉格納容器のベント管ベローズ用局部漏洩試験装置
CN103566855B (zh) 搪瓷罐及其罐盖、罐盖机封口搪瓷损坏修补方法
RU183288U1 (ru) Устройство для герметизации газопровода при ремонте крана с плавающим шаром

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3213923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250