JP3213900U - ティー兼グリーンフォーク - Google Patents

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博充 吉野
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Abstract

【課題】ボールマークを修正するのに使い勝手がよく、ティーとしても使用可能なティー兼グリーンフォークを提供する。【解決手段】このティー兼グリーンフォーク1は、軸線方向Zの一方側Z1を向く端面の中央部分21がゴルフボールを載置可能に凹む頭部2と、頭部2から他方側Z2へ延びる胴部3と、胴部3の他方側Z2の端部分から鍔状に張り出す鍔部4と、胴部3から他方側Z2へ延びる脚部5と、を備え、全体的に軸線方向Zに沿って延びるように構成される。【選択図】図1

Description

本考案は、ゴルフ競技においてティーとしてもグリーンフォークとしても使用可能なティー兼グリーンフォークに関する。
ゴルファーは、ゴルフ競技をプレーするに際して、用途に応じて使用するさまざまな道具を携行する。ゴルファーが携行する道具として、スコアメイクの上でも各ホールの1打目(ティーショット)の際にゴルフボールを持ち上げるためのティーは欠かせない。また、ゴルフ競技がスコアメイク以上にエチケットが重要視されるスポーツであるため、グリーンを捉えたゴルフボールがつけてしまった凹み(ボールマーク)を修復するためのグリーンフォークも欠かせない。ゴルファーは、その他グリーン上でボールをマークするためのマーカーやスコアカードに記入するためのペン等、多種類の道具を携行する。
一方でゴルファーは、携行する道具の種類が多くなってくると、携行し忘れたり使用時に道具の取り出しで手間取ったりする場合がある。そこで、ゴルファーが携行する道具の種類を減らすべく、複数の用途に兼用可能な道具が提案されている。たとえば、特許文献1には、「均し具(グリーンフォーク)と組み合わされたティー」が開示されている。この「均し具と組み合わされたティー」は、ゴルフボールを受ける凹状の頂面を有する頭部と、頭部と一体の胴部と、胴部から伸びる複数の脚部とを備える。
実用新案登録第3087966号公報
特許文献1に開示されている「均し具と組み合わされたティー」は、グリーンフォークとしての使い勝手において、以下の改善すべき課題がある。すなわち、この「均し具と組み合わされたティー」は、脚部から胴部にかけてなだらかに繋がる形状である。このため、この「均し具と組み合わされたティー」を使用するゴルファーは、地面に差し込む際に胴部を強く把持しなければならなく、また把持する指や爪を寄せた土で汚しやすい。
また、ティーとして使用される道具は、以下の課題がある。すなわち、ティーは、ゴルフクラブからの衝撃によって破損及び紛失し、頻繁に交換される道具である。このため、ティーして使用される道具は、ある程度安価に提供されることが好ましい。
本考案は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、一般的なティーと比べて大きくコストアップすることなく、ティーとしてもグリーンフォークとしても使い勝手に優れたティー兼グリーンフォークを提供することを主目的とする。
上記課題を解決すべく、第1観点のティー兼グリーンフォークは、ゴルフ競技においてティーとしてもグリーンフォークとしても使用可能で、軸線方向に沿って延びる。また、第1観点のティー兼グリーンフォークは、軸線方向の一方側を向く端面の中央部分がゴルフボールを載置可能に凹む頭部と、頭部から一方側と反対側の他方側へ延びる胴部と、胴部の他方側の端部分から鍔状に張り出す鍔部と、胴部から他方側へ延びる脚部とを備える。
また、第2観点のティー兼グリーンフォークは、第1観点のティー兼グリーンフォークであって、胴部では、軸線方向と直角をなす第1径方向の幅に対し、軸線方向及び第1径方向と直角をなす第2径方向の幅が狭い部分を有する。
また、第3観点のティー兼グリーンフォークは、第2観点のティー兼グリーンフォークであって、鍔部では、第1径方向よりも第2径方向への張り出し量が大きい。
また、第4観点のティー兼グリーンフォークは、第2または第3観点のティー兼グリーンフォークであって、鍔部の脚部側の面が、第1径方向から見た場合に両端部分が他方側に湾曲する曲面である。
また、第5観点のティー兼グリーンフォークは、第1から第4観点のいずれかのティー兼グリーンフォークであって、脚部には、中間部分に段差を有する。
また、第6観点のティー兼グリーンフォークは、第5観点のティー兼グリーンフォークであって、脚部では、段差に繋がるリブを有する。
また、第7観点のティー兼グリーンフォークは、第1から第6観点のいずれかのティー兼グリーンフォークであって、脚部では、少なくとも一部分において軸線方向と直角をなす径方向の向きによって径方向の幅が異なる。
また、第8観点のティー兼グリーンフォークは、第2から第6観点のいずれかのティー兼グリーンフォークであって、脚部では、第1径方向の幅に対し、第2径方向の幅が広い部分を有する。
また、第9観点のティー兼グリーンフォークは、第1から第8観点のいずれかのティー兼グリーンフォークであって、胴部では、全部または少なくとも一部分が脚部よりも柔軟な素材で形成されている。
第1観点によれば、このティー兼グリーンフォークは、端面にゴルフボールを載置可能な頭部と、頭部から延びる胴部と、胴部から延びる脚部を備えている。このように構成されたティー兼グリーンフォークは、脚部が地面に差し込まれて自立させられ、頭部にゴルフボールが載置されることで、ティーとして機能する。また、このように構成されたティー兼グリーンフォークは、胴部が把持されて、地面に差し込まれた脚部先端を支点に倒されることでグリーンフォークとして機能する。さらに、このティー兼グリーンフォークは、胴部の脚部側の端部分から鍔状に張り出す鍔部を備えている。これにより、このティー兼グリーンフォークは、ゴルファーが地面に差し込む際に、胴部を把持した指で鍔状に張り出す鍔部に対して力を加え把持する力を小さくすることができ、使い勝手がよい。また、このティー兼グリーンフォークは、鍔部で土を止めて胴部を把持するゴルファーの指や爪を汚し難くすることができ、使い勝手がよい。さらに、このティー兼グリーンフォークは、寄せた土を鍔部で軽く押さえることができるため、地面を均しやすく使い勝手がよい。また、このティー兼グリーンフォークは、鍔部のような構成があるものの複雑な構造を要しておらず、大きくコストアップせずに形成することが可能である。したがって、第1観点によれば、一般的なティーと比べて大きくコストアップすることなく、ティーとしてもグリーンフォークとしても使い勝手に優れたティー兼グリーンフォークを提供できる。
第2観点によれば、このティー兼グリーンフォークは、胴部が第1径方向よりも第2径方向の幅が狭い部分を有している。換言すると、胴部が扁平している部分を有している。これにより、このティー兼グリーンフォークは、ゴルファーが把持しやすいように構成されている。したがって、第2観点によれば、取り扱い性に優れたティー兼グリーンフォークを提供できる。
第3観点によれば、このティー兼グリーンフォークは、鍔部が第1径方向よりも第2径方向への張り出し量が大きい。換言すると、鍔部が胴部の厚み方向に大きく張り出している。これにより、このティー兼グリーンフォークは、胴部の第2径方向(厚み方向)に当てられるゴルファーの指をしっかりサポートしつつ、ゴルファーの指が当てられない部分のサポートを減らすことでコンパクトに形成される。したがって、第3観点によれば、携帯性に優れたティー兼グリーンフォークを提供できる。
第4観点によれば、このティー兼グリーンフォークは、鍔部の脚部側の面が第1径方向の側方から見た場合に両端部分が他方側(脚部側)へ湾曲している。これにより、このティー兼グリーンフォークは、第2径方向に傾いた際に鍔部が地面に接触しやすい。したがって、第4観点によれば、第2径方向へ傾けた際に鍔部で地面を均しやすいティー兼グリーンフォークを提供できる。
第5観点によれば、このティー兼グリーンフォークは、脚部の中間部分に段差を有している。これにより、このティー兼グリーンフォークは、この段差を基準に地面に差し込まれれば、ゴルフボールを一定の高さで載置可能である。したがって、第5観点によれば、ティーとして安定性に優れたティー兼グリーンフォークを提供できる。
第6観点によれば、このティー兼グリーンフォークは、脚部に段差に繋がるリブを有する。これにより、このティー兼グリーンフォークは、応力が集中しやすい段差の部分の強度がリブによって増し、脚部を地面に差し込んで傾けた際に破損し難くなる。したがって、第6観点によれば、耐久性を向上させたティー兼グリーンフォークを提供できる。
第7観点によれば、このティー兼グリーンフォークは、脚部の少なくとも一部分が径方向の向きによって径方向の幅が異なる。換言すると、このティー兼グリーンフォークは、脚部の少なくとも一部分が円柱形状ではない。これにより、このティー兼グリーンフォークは、特定の方向に対する強度が高い。したがって、第7観点によれば、特定の方向に倒した場合の耐久性を向上させたティー兼グリーンフォークを提供できる。
第8観点によれば、このティー兼グリーンフォークは、脚部が第1径方向よりも第2径方向の幅が広い部分有している。これにより、このティー兼グリーンフォークは、第2径方向に対する強度が高い。したがって、第8観点によれば、第2径方向に倒した場合の耐久性を向上させたティー兼グリーンフォークを提供できる。
第9観点によれば、このティー兼グリーンフォークは、胴部の全部または少なくとも一部分が脚部よりも柔軟な素材で形成されている。これにより、このティー兼グリーンフォークは、ティーとして使用された場合にゴルフクラブからの衝撃を胴部で逃がしやすい。したがって、第9観点によれば、ティーとして使用された場合にゴルフクラブからの衝撃による破損や紛失の虞を軽減させたティー兼グリーンフォークを提供できる。
本実施形態のティー兼グリーンフォーク1の一方側から見た斜視図である。 本実施形態のティー兼グリーンフォーク1の他方側から見た斜視図である。 本実施形態のティー兼グリーンフォーク1の第1径方向の側面図である。 本実施形態のティー兼グリーンフォーク1の第2径方向の側面図である。 本実施形態のティー兼グリーンフォーク1のティーとしての使用方法を説明する説明図ある。 本実施形態のティー兼グリーンフォーク1のグリーンフォークとしての使用方法を説明する説明図である。 脚部5の変形例を示す断面図であり、(a)〜(c)で異なる3タイプの形状を示す。
以下に、図面を参照して本考案の一実施形態であるティー兼グリーンフォークを説明するが、本考案は、この実施形態に限定されない。
図1〜図4に軸線Lを中心に配置した本実施形態のティー兼グリーンフォーク1を示す。各図には、軸線方向をZ、軸線方向Zと直角をなす第1径方向をX、軸線方向Zおよび第1径方向Xと直角をなす第2径方向をYの符号を付して示している。また、各図には、必要に応じて軸線方向Zの一方側をZ1、他方側をZ2の符号を付して示している。なお、以下の説明では、軸線方向Z、第1径方向X、第2径方向Yについて、それぞれZ方向、X方向、Y方向と簡略して記載する。また、以下の説明では、軸線方向Zの一方側Z1、他方側Z2について、それぞれZ1側、Z2側と簡略して記載する。
本実施形態のティー兼グリーンフォーク1は、ゴルフ競技において、ティーショットの際にゴルフボールを載置するティーとしても、グリーンを捉えたゴルフボールが付けてしまったボールマークを修復するグリーンフォークとしても使用可能な道具である。グリーンフォーク1は、Z1側の頭部2と、頭部2からZ2側へ延びる胴部3と、胴部3から鍔状に張り出す鍔部4と、胴部3からZ2側へ延びる脚部5とを備え、全体的にZ方向に延びるように構成されている。このティー兼グリーンフォーク1は、木または樹脂を素材にして形成されている。また、ティー兼グリーンフォーク1は、射出成形、削り出し、3Dプリンターによる成形等の成形方法によって形成される。また、ティー兼グリーンフォーク1は、全体として一回で成形またはいくつかの部位に成形してから接合されることで、一体的な形状に構成されている。なお、ティー兼グリーンフォーク1は、応力集中を防止する観点から、各部の繋がりがなだらかに形成されている。また、ティー兼グリーンフォーク1は、射出成形で形成される場合には、ひけ等を防止する観点から、図3および図4の破線で示すような肉盗み6が形成されて頭部2から胴部3または脚部5にかけて中空に形成されている。
頭部2は、高さが低く直径がφ15程度の略円柱形状で、Z1側を向く面の中央部分21が外周部分22に対して凹んでいる。この頭部2の中央部分21は、外周部分22にゴルフボールBを接触させた際に、ゴルフボールBの曲面に倣うまたはゴルフボールBの曲面から逃げる程度に凹んでいる。これにより頭部2は、Z1側の端面にゴルフボールBを載置可能に形成されている(図5参照)。なお、ここでいう頭部2の中央部分21の凹みは、後述の肉盗み6のような、頭部2から胴部3または脚部5にかけて形成される深い穴も含む。
胴部3は、Z1側の第1胴部分31、中間の第2胴部分32、およびZ2側の第3胴部分33からなり、頭部2からZ2側へ延びている。第1胴部分31は、Z1側が頭部2に繋がり、Z2側にいくに従って徐々に断面積が小さくなるような略円錐台形状に形成されている。第2胴部分32は、Z1側がなだらかに第1胴部分31に繋がると共に、ゴルファーが把持しやすいようにX方向の幅に対しY方向の幅が狭くなるような扁平形状に形成されている。さらに説明すると、第2胴部分32は、図3に示すように、Z方向の中央部位よりもややZ2側においてY方向の幅が最も狭くなるように、Y方向両側にゆるやかな曲面を有している。また、第2胴部分32は、図4に示すように、Z方向の中央部位がX方向において最も膨らむように張り出している。また、第2胴部分32は、Y方向両側の曲面に、図1および図2に示す凸文字の凹凸パターンSが形成されている。第3胴部分33は、Z1側が第2胴部分32になだらかに繋がり、Z2側にいくに従って徐々に断面積が大きくなるような略楕円錐台形状に形成されている。
鍔部4は、略楕円板形状で、胴部3のZ2側の端部分周囲から外側に張り出している。また、鍔部4は、X方向よりもY方向への張り出し量が大きくなるように形成されている。また、鍔部4の周辺は、X方向に見た場合(図3参照)に両端がZ2側に湾曲している。鍔部4の胴部側の面41および脚部側の面42は、周辺の湾曲に従って、X方向に見た場合に両端部分がZ2側に湾曲する曲面となっている。鍔部4は、胴部側の面41が胴部3の第3胴部分33の外周面になだらかに繋がっており、脚部側の面42が後述の脚部5の第1脚部分51の外周面になだらかに繋がっている。
脚部5は、Z1側の第1脚部分51、中間の第2脚部分52、およびZ2側の第3脚部分53からなり、胴部3からZ2側へ延びている。第1脚部分51は、Z1側の根元が胴部3と繋がると共に、外周面が鍔部4の脚部側の面42になだらかに繋がっている。第1脚部分51は、Z2側にいくに従って徐々に断面積が小さくなるような略楕円錐台形状に形成されている。第1脚部分51は、鍔部4の形状に倣っており、X方向よりもY方向の幅が広くなっている。第2脚部分52は、Z1側が第1脚部分51になだらかに繋がり、略円柱形状に形成されている。第3脚部分53は、Z1側が第2脚部分52に繋がり、Z2側の先端に行くに従って徐々に断面積が小さくなるような剣先形状に形成されている。第2脚部分52と第3脚部分53との間は、段差54となっている。さらに、第3脚部分53には、Y方向2箇所に段差54に繋がるリブ55が形成されている。このリブ55の高さは、段差54付近の第2脚部分52の外周面となだらかに繋がっている高さから、Z2側にいくに従って徐々に低くなっている。また、リブ55の幅は、段差54付近の幅から、Z2側にいくに従って徐々に狭くなっている。第3脚部分53は、リブ55の分だけX方向よりもY方向の幅が広くなっている。
肉盗み6は、図3および図4の破線で示すように、頭部2から脚部5の第1脚部分51にかけて、樹脂成型にて形成した際にひけが発生し難いように形成された断面が円形形状の深い穴である。なお、ティー兼グリーンフォーク1は、この肉盗み6により内部が中空になることで、肉盗み6が無い場合よりも軽量化されている。
続いて、本実施形態のティー兼グリーンフォーク1のティーとしての使用方法を説明する。ゴルファー(H)は、ティー兼グリーンフォーク1の脚部5を地面Gに対して垂直に刺し込む。刺し込まれたティー兼グリーンフォーク1は、段差54で差し込み必要な力が急に大きくなり刺し込みが止められて、通常、図5に示すような段差54から先が地面に刺し込まれた状態に自立させられる。次にゴルファー(H)は、頭部2の端面にゴルフボールBを載置する。ティー兼グリーンフォーク1は、頭部2の中央部分21が凹んでいるため、ゴルフボールBを頭部2の外周部分22で保持する。このようにして、ティー兼グリーンフォーク1は、ゴルフボールBをティーショットに適した高さで維持するティーとて機能する。なお、ゴルファー(H)は、ティー兼グリーンフォーク1を地面Gに刺し込む際に、胴部3を把持する力を弱め、把持する指で鍔部4を押してもよい。
続いて、本実施形態のティー兼グリーンフォーク1のグリーンフォークとしての使用方法を説明する。まず、グリーン上に深いボールマーク(凹み)EをつけてしまったゴルファーHは、図6(a)に示すように、ティー兼グリーンフォーク1でボールマークEの真ん中を数回ほぐす。具体的には、ゴルファーHは、第2胴部分32を把持して脚部5をボールマークEの中心に矢印M1方向に数回刺し込むようにティー兼グリーンフォーク1を用いる。なお、ゴルファーHは、ティー兼グリーンフォーク1を地面Gに刺し込む際に、第2胴部分32を把持する力を弱め、把持する指で鍔部4を押してもよい。次に、ゴルファーHは、図6(b)に示すように、ティー兼グリーンフォーク1でボールマークEの周囲の土を寄せてボールマークEを均す。具体的には、ゴルファーHは、第2胴部分32を把持して脚部5をボールマークEの周囲に差し込んでから矢印M2方向に倒すようにティー兼グリーンフォーク1を用いる。この際、ゴルファーHは、ティー兼グリーンフォーク1を、脚部5の第3脚部分53の先端側を支点して倒す。このように、ティー兼グリーンフォーク1が倒されることによって、ボールマークEは、脚部5で周囲の土が中央に寄せられると共に、寄せられた土が鍔部4で軽く押さえられて均される。最後に、ゴルファーHは、必要であればゴルフクラブ等でさらに軽く地面Gの盛り上がりを押さえる。このようにしてティー兼グリーンフォーク1は、ボールマークEを修正するグリーンフォークとして機能する。なお、ゴルファーHは、ボールマークEの周囲にティー兼グリーンフォーク1を、第1脚部分51やリブ55が形成された第3脚部分53の幅が狭い面をボールマークEの中央側に向け、ボールマークE側に倒すことが耐久性の点で好ましいことに留意する。一方で、ゴルファーHは、第1脚部分51やリブ55が形成された第3脚部分53の幅が広い面をボールマークEの中央側に向け、ボールマークE側に倒して多くの土を寄せる使い方もできる点に留意する。また、芝の根が切れて枯れたり、地面に空洞ができたりしてしまうため、ゴルファーHは、ボールマークEの修正の際に決して第3脚部分53の先端側を持ち上げてはいけないことに留意する。
以上説明したように、ティー兼グリーンフォーク1は、端面にゴルフボールBを載置可能な頭部2と、頭部2から延びる胴部3と、胴部3から延びる脚部5を備えている。このように構成されたティー兼グリーンフォーク1は、脚部5が地面Gに差し込まれて自立させられ、頭部2にゴルフボールBが載置されることで、ティーとして機能する。また、このように構成されたティー兼グリーンフォーク1は、胴部3がゴルファーHに把持されて、地面Gに差し込まれた脚部5先端を支点に倒されることでグリーンフォークとして機能する。さらに、このティー兼グリーンフォーク1は、胴部3のZ2側の端部分から鍔状に張り出す鍔部4を備えている。これにより、このティー兼グリーンフォーク1は、ゴルファーHが地面Gに差し込む際に、胴部3を把持した指で鍔部4のZ1側の面に対して力を加え把持する力を小さくすることができ、使い勝手がよい。また、このティー兼グリーンフォーク1は、鍔部4で土を止めて胴部3を把持するゴルファーHの指や爪を汚し難くすることができ、使い勝手がよい。さらに、このティー兼グリーンフォーク1は、寄せた土を鍔部4のZ2側の面で軽く押さえることができるため、地面Gを均しやすく使い勝手がよい。また、このティー兼グリーンフォーク1は、鍔部4のような構成があるものの複雑な構造を要しておらず、大きくコストアップせずに形成することが可能である。したがって、ティー兼グリーンフォーク1のように構成すれば、一般的なティーと比べて大きくコストアップすることなく、ティーとしてもグリーンフォークとしても使い勝手に優れるようにできる。
また、ティー兼グリーンフォーク1は、胴部3がX方向よりもY方向の幅が狭く扁平する第2胴部分32を有している。これにより、このティー兼グリーンフォーク1は、ゴルファーHが把持しやすいように構成されている。したがって、ティー兼グリーンフォーク1のように構成すれば、取り扱い性に優れるようにできる。
また、ティー兼グリーンフォーク1は、鍔部4がX方向よりもY方向への張り出し量が大きい。換言すると、鍔部4が胴部3の第2胴部分32の厚み方向に大きく張り出している。これにより、このティー兼グリーンフォーク1は、第2胴部分32のY方向(厚み方向)に当てられるゴルファーHの指をしっかりサポートしつつ、ゴルファーHの指が当てられない部分のサポートを減らすことでコンパクトに形成される。したがって、ティー兼グリーンフォーク1のように構成すれば、携帯性に優れるようにできる。
また、ティー兼グリーンフォーク1は、鍔部の脚部側の面が第1径方向の側方から見た場合に両端部分が他方側(脚部側)へ湾曲している。これにより、このティー兼グリーンフォーク1は、Y方向へ傾けた際に鍔部4が地面Gに接触しやすいよう構成されている。したがって、ティー兼グリーンフォーク1のように構成すれば、Y方向へ傾けた際に鍔部4で地面を均しやすくできる。
また、ティー兼グリーンフォーク1は、脚部5の中間部分に段差54を有している。これにより、このティー兼グリーンフォーク1は、この段差54を基準に地面Gに差し込まれれば、ゴルフボールBを一定の高さで載置可能である。したがって、ティー兼グリーンフォーク1のように構成すれば、安定性に優れたティーとすることができる。
また、ティー兼グリーンフォーク1は、脚部5の段差54に繋がるリブ55を有する。これにより、このティー兼グリーンフォーク1は、応力が集中しやすい段差54の部分の強度がリブ55によって増し、脚部5を地面Gに差し込んで傾けた際に破損し難くなる。したがって、ティー兼グリーンフォーク1のように構成すれば、耐久性を向上させることができる。
また、ティー兼グリーンフォーク1は、脚部5の少なくとも一部分が径方向の向きによって径方向の幅が異なる。換言すると、このティー兼グリーンフォーク1は、脚部5の少なくとも一部分が円柱形状ではない。これにより、このティー兼グリーンフォーク1は、特定の方向に対する強度が高い。したがって、ティー兼グリーンフォーク1のように構成すれば、特定の方向に倒した場合の耐久性を向上させることができる。
このことについてさらに詳しく述べると、ティー兼グリーンフォーク1は、脚部5がX方向よりもY方向の幅が広い第1脚部分51およびリブ55が形成された第3脚部分53を有している。これにより、このティー兼グリーンフォーク1は、Y方向に対する強度が高い。したがって、ティー兼グリーンフォーク1のように構成すれば、Y方向に倒した場合の耐久性を向上させることができる。
なお、本実施形態のティー兼グリーンフォーク1は、把持しやすさ、耐久性等を考慮して、胴部3の一部、鍔部4、および脚部5の一部において、X方向とY方向とから見た場合の幅が異なるように構成されているが、これに限らない。鍔部4により胴部3を把持する指や爪が土で汚れることを軽減されればよく、例えば、胴部3、鍔部4、および脚部5が全体的に、円柱形状のような軸線Lに対する回転対称形状であってもよい。
また、本実施形態のティー兼グリーンフォーク1は、頭部2が略円柱形状で周囲が繋がって形成されているが、これに限らない。例えば、頭部2は、複数の突起が円環状に配置されて、突起の先端でゴルフボールBを載置可能なものでもよい。
また、本実施形態のティー兼グリーンフォーク1は、胴部3に形成されている凹凸パターンSが凸文字であったが、これに限らない。凹凸パターンSは、ゴルファーHの把持する指が滑りにくいようにできれば好ましく、凹文字、凸模様、または凹模様といったものを採用してもよい。
また、本実施形態のティー兼グリーンフォーク1は、胴部3の第2胴部32に凹凸パターンSが形成されているが、形成されていなくてもよい。また、凹凸パターンSの代わりに胴部3の第2胴部32の中央に凹みが形成されていてもよい。
また、本実施形態のティー兼グリーンフォーク1は、持ち運び用のフックをひっかける等に用いられる貫通孔が特に形成されていないが、例えば鍔部4や胴部3の第2胴部32に貫通孔が形成されていてもよい。
また、本実施形態のティー兼グリーンフォーク1は、脚部5に1段の段差54が形成されていたが、この段差が無くても、複数段であってもよい。また、段差が無い代わりに高さを示すラインが示されていてもよい。
また、本実施形態のティー兼グリーンフォーク1は、脚部5の一部では断面が円形形状に形成されていたが、全体的に断面が非円形形状に形成されていてもよい。例えば、図7に示すように脚部5A、5B、5Cの断面がそれぞれ全体的に(a)三角形状、(b)楕円形状、(c)長方形状であってもよい。
また、本実施形態のティー兼グリーンフォーク1は、全体的に同一で硬質の素材によって形成することを前提としているが、異なる素材で形成してもよい。例えば、脚部5は地面Gに刺し込むため、硬質である必要があるが、胴部3の全部または少なくとも一部分を柔軟な素材で形成してもよい。柔軟な素材で形成された胴部3の全部または一部分は、ティーとして使用された場合にゴルフクラブからの衝撃を逃がす。このように、胴部3の全部または一部分が脚部5よりも柔軟な素材で形成されたティー兼グリーンフォーク1の構成とすれば、ティーとして使用された場合にゴルフクラブからの衝撃による破損や紛失の虞を軽減させることができる。
1‥ティー兼グリーンフォーク
2‥頭部
3‥胴部
4‥鍔部
5‥脚部
21‥頭部の中央部分
L‥軸線
X‥第1径方向
Y‥第2径方向
Z‥軸線方向
Z1‥一方側
Z2‥他方側
42‥(鍔部の)脚部側の面
54‥段差
55‥リブ

Claims (9)

  1. ゴルフ競技においてティーとしてもグリーンフォークとしても使用可能で、軸線方向に延びるティー兼グリーンフォークであって、
    前記軸線方向の一方側を向く端面の中央部分がゴルフボールを載置可能に凹む頭部と、
    前記頭部から前記一方側と反対側の他方側へ延びる胴部と、
    前記胴部の前記他方側の端部分から鍔状に張り出す鍔部と、
    前記胴部から前記他方側へ延びる脚部と、を備えるティー兼グリーンフォーク。
  2. 前記胴部は、前記軸線方向と直角をなす第1径方向の幅に対し、当該軸線方向及び当該第1径方向と直角をなす第2径方向の幅が狭い部分を有する請求項1に記載のティー兼グリーンフォーク。
  3. 前記鍔部は、前記第1径方向よりも前記第2径方向への張り出し量が大きい請求項2に記載のティー兼グリーンフォーク。
  4. 前記鍔部の前記脚部側の面は、前記第1径方向の側方から見た場合に両端部分が前記他方側へ湾曲する曲面である請求項2または3に記載のティー兼グリーンフォーク。
  5. 前記脚部は、中間部分に段差を有する請求項1ないし4のいずれかに記載のティー兼グリーンフォーク。
  6. 前記脚部は、前記段差に繋がるリブを有する請求項5に記載のティー兼グリーンフォーク。
  7. 前記脚部は、少なくとも一部分において前記軸線方向と直角をなす径方向の向きによって当該径方向の幅が異なる請求項1ないし6のいずれかに記載のティー兼グリーンフォーク。
  8. 前記脚部は、前記第1径方向の幅に対し、前記第2径方向の幅が広い部分を有する請求項2ないし6のいずれかに記載のティー兼グリーンフォーク。
  9. 前記胴部の全部または少なくとも一部分は、前記脚部よりも柔軟な素材で形成されている請求項1ないし8のいずれかに記載のティー兼グリーンフォーク。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101991483B1 (ko) * 2018-02-09 2019-06-20 주식회사 디알지코리아 골프티 이탈 방지장치

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