JP3213886U - シャンパンタワー用装飾照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出効果の高い、シャンパンタワー用装飾照明装置を提供する。【解決手段】複数のシャンパンタワー用グラスが三段以上のタワー状に積み上げられてなるシャンパンタワー用装飾照明装置であって、長さ方向に配置された10個以上のLEDチップを有し、テーブルの天板に直立するように配置される柱照明2と、柱照明2が挿通される透光筒3と、柱照明2のLEDチップの点灯パターンを制御する点灯コントローラ9と、を備える。さらに、天板11および複数本の脚11a〜11dを有し、柱照明2が配置されるテーブルと、長さ方向に配置された10個以上のLEDチップを有し、一方の端部が柱照明2に近接するように配置された棒状の、複数個の放射照明7c、7dと、を備え、天板が透光性の板からなり、複数個の放射照明7c、7dが、天板11の底面側に配置されている。【選択図】図1

Description

本考案は、シャンパンタワー用装飾照明装置に関する。
パーティー等における演出方法として、複数のシャンパンタワー用グラスをタワー状に積み上げてシャンパンタワーを構成することが行われている。シャンパンタワーには、最上段からシャンパン等の飲料が注がれ、参加者に振る舞われることもある。
特許文献1には、容器タワーを取り囲んだ状態でスクリーン体を配置し、複数の映像をスクリーン体上で同時に投影するプロジェクションマッピングを行うパーティー演出方法が開示されている。
特開2016−158953号公報
シャンパンタワーを底面等から照明器具で照らすことで演出効果を高めることが可能であるが、照射範囲が限定されるので演出効果が低いと考えられる。
そこで、本考案は、演出効果の高い、シャンパンタワー用装飾照明装置を提供することを目的とする。
[1]複数のシャンパンタワー用グラスが三段以上のタワー状に積み上げられてなるシャンパンタワー用装飾照明装置であって、
長さ方向に配置された10個以上のLEDチップを有し、テーブルの天板に直立するように配置される柱照明(2)と、
柱照明(2)が挿通される透光筒と、
柱照明のLEDチップの点灯パターンを制御する点灯コントローラ(9)と、を備える装飾照明装置。
[2]前記点灯コントローラが、前記柱照明(2)のLEDチップを光が上昇するように見えるように点灯させる制御を繰り返して行うことを特徴とする[1]に記載の装飾照明装置。
[3]さらに、天板(11)および複数本の脚(12)を有し、前記柱照明(2)が配置されるテーブルと、
長さ方向に配置された10個以上のLEDチップを有し、一方の端部が前記柱照明(2)に近接するように配置された棒状の、複数個の放射照明(7)と、を備え、
前記天板が透光性の板からなり、
前記複数個の放射照明(7)が、前記天板(11)の底面側に配置されていることを特徴とする[2]に記載の装飾照明装置。
[4]前記点灯コントローラが、前記柱照明(2)に光が向かうように、前記放射照明(7)のLEDチップを点灯させる制御を繰り返して行うことを特徴とする[3]に記載の装飾照明装置。
[5]さらに、長さ方向に配置された10個以上のLEDチップを有する棒状の、複数個の脚照明(4)と、を備え、
前記複数個の脚照明(4)が、前記複数本の脚(12)に配置されていることを特徴とする[3]または[4]に記載の装飾照明装置。
[6]さらに、前記柱照明(2)の正面に、前記柱照明(2)が隠れる高さに積み上げられたシャンパンタワー用グラス(5)を備えることを特徴とする[3]ないし[5]のいずれかに記載の装飾照明装置。
[7]さらに、前記柱照明(2)の上方に配置された円盤照明(8)を備えることを特徴とする[6]に記載の装飾照明装置。
[8]前記円盤照明(8)が、コードレス型のLEDコースターであることを特徴とする[7]に記載の装飾照明装置。
本考案によれば、演出効果の高い、シャンパンタワー用装飾照明装置を提供することが可能となる。
実施形態に係る装飾照明装置の構成図である。 正面視略三角形に設置したグラスと共に配置した装飾照明装置の構成図である。 正面視略ハート形に設置したグラスと共に配置した装飾照明装置の構成図である。 シャンパンタワー用グラスの構成図である。 点灯コントローラが有する制御部の概略構成図である。 LED照明の概略構成図である。
実施形態に係る装飾照明装置1は、柱照明2と、脚照明4a〜4dと、側方照明6a〜6dと、放射照明7a〜7cと、円盤照明8と、点灯コントローラ9とを主要な構成とする。
柱照明2は、テーブルの天板11の中心に透光筒3内で直立するように配置された直径数cm、長さ数十cmの棒状のLED照明である。
透光筒3は、柱照明2と同等以上の長さ且つ柱照明2より大径の筒である。透光筒3は、柱照明2からの射出光を拡散し、太くするよう作用する。柱照明2と透光筒3とは、テープ等の固定具により固定されている。なお、透光筒3は、完全な透明である必要はなく、半透明であってもよいし、着色されたものであってもよい。
脚照明4a〜4dは、テーブルの脚12a〜12dの長さ方向に沿って配置されたLED照明である。テーブルの脚12は例示の4個に限定されず、3本の場合もあれば5本以上の場合もある。脚照明4も例示の4個に限定されず、設置個数が2個の場合もあれば、5個以上の場合もある。
側方照明6a〜6dは、天板11の側面に配置されたLED照明である。実施形態では4つの側面の全てに側方照明6を設置したが、正面側だけに側方照明6を配置するようにしてもよいし、天板11の側面でなく上面の外縁近傍に設置するようにしてもよい。
放射照明7a〜7dは、天板11の背面に、柱照明2から外部に放射状に向かうように配置されたLED照明である。天板11は、透光性の板により構成されているため、放射照明7a〜7dからの出射光は天板11を透過する。
円盤照明8は、後述するグラス5のフットよりも一回り大きい円盤形のLED照明である。円盤照明8は、電池が内蔵されているため、コードレスである。円盤照明8は、LEDチップが内蔵されており、少なくとも側周面が光るLEDコースターにより構成することができる。載置面(上面)が光るLEDコースターを採用すると、載置されたグラス5が照らされることになるので好ましい。
点灯コントローラ9は、各LED照明(2,4,6,7)の点灯パターンを制御する。点灯コントローラ9は、各LED照明の個々のLEDチップの点灯を制御する制御部91を備えている(図5参照)。なお、各図においては、各LED照明(2,4,6,7)と点灯コントローラ9とを接続する信号線および各LED照明(2,4,6,7)と電源コンセントとを接続する電源ケーブルは、図示省略している。
各LED照明(2,4,6,7,8)の発光色は、任意の色(例えば、レッド、グリーン、ブルー、ホワイト、ゴールド)を選ぶことができる。
各LED照明(2,4,6,7)は、10個〜百数十個(好ましくは20個〜百数十個、より好ましくは30個〜百数十個、)のLEDチップ(L〜L)をそれぞれ備えている。図6に示すように、LEDチップ(L〜L)は基板21の長さ方向の中心線に沿って略等間隔に配置されている。基板21は透明のチューブ22内に着脱自在に挿通されている。
実施形態に係る各LED照明(2,4,6,7)は約80cmの長さであり、略等間隔に配置された72個のLEDチップをそれぞれ備えている。LED照明(2,4,6,7)は、LEDスノーフォール(またはLEDスノードロップ)と呼称される商品を使用することができる。実施形態では、透光筒3として長さ84cm、直径10cmの透明のアクリルパイプを使用した。
図2は、正面視略三角形に設置したグラス5と共に配置した装飾照明装置1の構成図である。図2は、グラス5を正面視三角形となるように積み上げて構成した9段のタワー(以下、「シャンパンタワー」という。)である。シャンパンタワーの中心に、柱照明2が位置するようにグラス5は配置されている。シャンパンタワーは、例示の9段に限定されず、例えば、3〜20段または5〜25段のタワーとすることができる。シャンパンタワーを構成する各グラス5は、他のグラス5と固定されていないため、手に取って内容物を飲むことが可能である。
図4に示すように、グラス5はリム、ボウル、ステム及びフットを有している。グラス5は例示の形状に限定されず、リム、ボウル、ステム及びフットを有するあらゆるグラスを用いることができ、例えばワイングラスはもちろんカクテルグラスやウォーターゴブレットも含まれる。すなわち、本明細書でいうシャンパンタワー用グラスとは、リム、ボウル、ステム及びフットを有するグラスのことをいうものとする。
シャンパンタワーを構成する各グラス5には、液体を注ぐことができる。注がれる液体はシャンパン、ワイン等の他のアルコール飲料はもちろん、あらゆる飲料を注ぐことでき、また飲料以外の装飾性の高い液体(例えば、発光液)を注ぐこともできる。
最上段のグラス5のフットは、円盤照明8の上面に載置されている。この円盤照明8に向かって流星が流れるかの如く、柱照明2が有するLEDチップが下方から上方に順次点灯していく点灯パターンが繰り返される。たとえるなら、天に向かって花火が打ち上げられるかの如く、或いは、シャンパンタワーの先端(または円盤照明8)が銃口であり、銃口に向かってエネルギーが充填されるような印象を看者に与えるともいえる。別の観点からは、低い地位から高い地位に登り上がった印象を看者に与えるともいえる。
また、点灯コントローラ9は、柱照明2に光が向かうように、放射照明7a〜7dのLEDチップを外側から内側に順次点灯させる制御を繰り返して行う。かかる点灯制御により柱照明2にエネルギーが充填されるような印象や高い地位に登り上がった印象を強めることが可能になると考えられる(換言すれば、ホストクラブでの利用に好適である。)。
点灯コントローラ9は、脚照明4a〜4dおよび側方照明6a〜6dについても、一方向にLEDチップを順次点灯させる制御を繰り返して行う。
図3は、正面視略ハート形に設置したグラス5と共に配置した装飾照明装置1の構成図である。図3では、中央が8段、左右が9段となるようにグラス5が配置されている。
左右最上段(9段目)に位置するグラス5のうち中心に位置するグラス5のフットは、円盤照明8の上面に載置されている。また、中央の最上段(8段目)に位置するグラス5のフットは、円盤照明8の上面に載置されている。図3のシャンパンタワーにおいても、柱照明2が有するLEDチップが下方から上方に順次点灯していく点灯パターンが繰り返される。グラス5にワイン等の赤色またはピンク色の飲料を注ぐと、赤色またはピンク色のハート形が現れ、更に演出効果を高めることができる。
以上に説明した実施形態の装飾照明装置1によれば、最上段またはその近傍のグラス5まで照明光が到達するので、シャンパンタワーの演出効果を飛躍的に高めることが可能である。また、柱照明2のLEDチップが下方から上方に順次点灯していく点灯パターンが繰り返されるので、打ち上げ花火を見ているかのような演出を実現することができる。
また、グラス5が相互に固定されておらず、またグラス5の取り出しを阻害するような部材も存在しないため、容易にグラス5を手に取って内容物を飲むことが可能である。また、グラス5の開口を塞ぐような部材は存在しないため、シャンパンタワーに飲料等を注ぐことも容易である。更には、柱照明2と透光筒3とは電気的な接合部を有していないため、シャンパンタワーに飲料等を注いだ際にショートが生じるおそれもない。
以上、本開示にて幾つかの実施形態を単に例示として詳細に説明したが、本発明の新規な教示及び有利な効果から実質的に逸脱せずに、その実施の形態には多くの改変例が可能である。
例えば、図2に例示される正面視三角形のシャンパンタワーを2つまたは3つ並べて配置すること、複数個の脚照明および複数個の側方照明が配置されたテーブルの下に複数個の脚照明および複数個の側方照明が配置されたテーブルを更に設置することが開示される。
1 装飾照明装置
2 柱照明
3 透光筒
4 脚照明
5 (シャンパンタワー用)グラス
6 側方照明
7 放射照明
8 円盤照明
9 点灯コントローラ
11 (テーブルの)天板
12 (テーブルの)脚
21 基板
22 チューブ
L LEDチップ

Claims (8)

  1. 複数のシャンパンタワー用グラスが三段以上のタワー状に積み上げられてなるシャンパンタワー用装飾照明装置であって、
    長さ方向に配置された10個以上のLEDチップを有し、テーブルの天板に直立するように配置される柱照明(2)と、
    柱照明(2)が挿通される透光筒と、
    柱照明のLEDチップの点灯パターンを制御する点灯コントローラ(9)と、を備える装飾照明装置。
  2. 前記点灯コントローラが、前記柱照明(2)のLEDチップを光が上昇するように見えるように点灯させる制御を繰り返して行うことを特徴とする請求項1に記載の装飾照明装置。
  3. さらに、天板(11)および複数本の脚(12)を有し、前記柱照明(2)が配置されるテーブルと、
    長さ方向に配置された10個以上のLEDチップを有し、一方の端部が前記柱照明(2)に近接するように配置された棒状の、複数個の放射照明(7)と、を備え、
    前記天板が透光性の板からなり、
    前記複数個の放射照明(7)が、前記天板(11)の底面側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の装飾照明装置。
  4. 前記点灯コントローラが、前記柱照明(2)に光が向かうように、前記放射照明(7)のLEDチップを点灯させる制御を繰り返して行うことを特徴とする請求項3に記載の装飾照明装置。
  5. さらに、長さ方向に配置された10個以上のLEDチップを有する棒状の、複数個の脚照明(4)と、を備え、
    前記複数個の脚照明(4)が、前記複数本の脚(12)に配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載の装飾照明装置。
  6. さらに、前記柱照明(2)の正面に、前記柱照明(2)が隠れる高さに積み上げられたシャンパンタワー用グラス(5)を備えることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の装飾照明装置。
  7. さらに、前記柱照明(2)の上方に配置された円盤照明(8)を備えることを特徴とする請求項6に記載の装飾照明装置。
  8. 前記円盤照明(8)が、コードレス型のLEDコースターであることを特徴とする請求項7に記載の装飾照明装置。
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