JP3213688U - 制電上着 - Google Patents

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克司 槙本
克司 槙本
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株式会社ミツボシコーポレーション
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Abstract

【課題】安価で風合いの変わらない制電性を有する制電上着を提供する。【解決手段】制電上着は、表地2とキルティング裏地3とを有する。キルティング裏地3は綿6と布4を重ね合わせ、ミシンステッチの上糸7と下糸8を縫い付けてキルティング地に形成されている。下糸8に制電糸が使用され、上糸7に非制電糸が使用される。キルティング裏地3は下糸8を縫いつけた側が表地2に向い合うよう縫合されている。キルティング裏地のミシンステッチの下糸に制電糸を使用しているため、制電上着を安価で形成することができ、かつ制電糸は制電上着の表面、裏面から目立たない。【選択図】図3

Description

本考案は、制電性を有する制電上着に関するものである。
人体に静電気が溜まると、ドアや扉、人の手に触った瞬間に放電が生じる。特に、火災や爆発を生じやすい環境においては、静電気帯電による火花、スパークは禁物である。例えば、特許文献1には、帯電防止用の作業服が開示されている。この作業服は制電用布地が使用される。制電用布地は、経糸及び緯糸として導電糸を織り込んでおり、帯電した静電気を除去する。
特許文献2は、布帛に対して上糸と下糸を縫い付ける際に、下糸を導電糸とし、上糸を非導電糸とし、例えばミシンにより縫い付ける例が示されている。この布帛構造では、導電糸の屈曲部(上糸との交差部)よりも直線部分の長さを長くすることにより、導電糸の断線を抑止する。さらに、導電糸と非導電糸の別のセットをさらに設けることにより、他の導電糸のセットと組み合わせて、導電糸の間の静電容量の変化や、カーボン粒子を用いた抵抗値の変化などを利用した各種の圧力センサ(例えば自動車の着座センサ等)として使用可能である。
特開2001−73207号公報 特開2013−147765号公報
導電糸は一般に柔軟性に欠け、その色は一般的に黒色ないし灰色であり、また高価である。特許文献1のように、織物や編み物の経緯糸として用いる場合、結果として導電糸を多く含むことになり、布地は風合いに欠け、コスト高になるという問題がある。
一方、特許文献2においては、導電糸の直線部の長さを長くして断線を抑止しているが、非導電糸との交差点は、布帛の厚さの中、特に下糸(導電糸)側にあるのが望ましいとされている。よって、特許文献2において電極として用いられるのは布帛の下糸側である。
本考案は、安価で風合いの変わらない制電性を有する上着を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の制電上着は表地とキルティング裏地とを有する制電上着であって、前記キルティング裏地は綿と布(布帛、不織布を含む)を重ね合わせ、ミシンステッチの上糸と下糸を縫い付けてキルティング地に形成され、前記下糸には制電糸が使用され、前記上糸には非制電糸が使用されており、
かつ、前記キルティング裏地は、前記下糸を縫いつけた側が前記表地に向い合うよう縫合されている。
本考案によれば、キルティング裏地のミシンステッチの下糸に制電糸を使用しているため、制電上着を安価で形成することができ、制電糸が表面に殆ど表れないので、制電糸による布地の風合や外観を気にすることがない。
本考案に係る制電上着の前面を開いた状態の正面図である。 キルティング裏地の一部をめくった状態の参考図である。 制電上着の横断面を示した図である。
以下、本考案に係る制電上着の一実施の形態について、図1〜図3に基づいて説明する。
図1は本考案に係る制電上着の前面を開いた状態の正面図を示している。制電上着1は表地2の内側にキルティング裏地3を有し、表地2はキルティング裏地3に対して殆どの部分で縫い付けられておらず、互いに重ねられている状態である。
図2は本実施例に係る制電上着1に使用するキルティング裏地3の一部をめくった状態を示している。キルティング裏地3は布4と綿6を重ねあわせる。ミシン糸の上糸7と下糸8が絡み合うミシンステッチにより、上糸7及び下糸8によりダイヤ柄の模様が形成されたキルティング地に形成される。ミシン糸の上糸7は非導電糸、下糸8は制電糸からなる。制電糸は非制電糸に比べて柔軟性が少ないため、下糸として扱うことが望ましい。なお、制電糸としては、自ら電荷を放電する放電糸や、アース接続により電荷を接地する導電糸等の種類が存在するが、どちらでもよい。放電糸を用いた場合には、接地電極を設定しなくてよいため、望ましい。キルティング裏地3の布4側に上糸7と下糸8の交差点が表れるように、布4の側から上糸7を、その反対側から下糸8をミシンにより縫い付ける。
また、綿6を挟んで布4の反対側に布(布帛、不織布を含む。以下、内布5と称す)を重ねてからミシンステッチをしてもよい。この場合において、内布5は表地2の網目が粗く、表地2の網目から綿6が出てきてしまう際に設けることが望ましい。図示例では、キルティング裏地3は布4、内布5及びこれらの間に介在する綿6となっている。内布5側から制電糸である下糸8を、布4側から非制電糸である上糸7をミシン縫いして絡ませる。
図3は、制電上着1の横断面を示している。制電上着1は、表地2の下側にキルティング裏地3の内布5側が配置されている。着用者の体表面側は、布4である。この配置により、キルティング裏地3の布4側においては、上糸7が主に表れており、一方、制電糸である下糸8はミシン縫いによる交差点にしか現れていない。よって、下糸8がどのような色であっても、殆ど目に触れることができず判別できない。
キルティング裏地3の布4の反対側(綿6側、内布5を用いた場合は内布5側)には、主に下糸8が現れているが、制電上着1の表地2と向かい合い覆われているため、下糸8は表地2により隠されており、制電上着1の表面には現れない。よって、制電糸である下糸8は、制電上着1の表面側からも裏側からも、その存在を隠した状態になっている。
着用者に対して電気的に接触するのは、キルティング裏地3においてミシン縫いによる上糸7との交差点のみである。キルティング裏地3の着用者の体表面側の交差点に現れる下糸8により、着用者が帯びた電荷が下糸8側に伝達される。
交差点に存在する制電糸は、綿6の中に埋もれた状態であるが、制電上着1が加圧状態にあるときに綿6が押しつぶされて、着用者に接触する。加圧状態とは、腕を折り曲げたとき、体を動かして制電上着1が伸びたとき、および荷物の紐を肩から下げたとき等である。それぞれの機会毎に制電糸は、着用者に接触し電荷を奪い取る。よって、交差点におけるようなごく限られた接触においても、十分に制電効果を発揮することができる。
このように、本実施例においては、制電糸の使用は、キルティング裏地3のミシンステッチの下糸8に限られるため、制電上着1を安価で形成することができる。また、制電上着1の表面、裏面に制電糸が殆ど表れないので、表面、裏面から目立たず、制電糸による布地の風合や外観を気にすることがない。また、制電糸は、殆ど隠された状態であって、物理的な破壊にさらされることが少なくなる。
1 制電上着
2 表地
3 キルティング裏地
4 布
5 内布
6 綿
7 上糸
8 下糸

Claims (1)

  1. 表地とキルティング裏地とを有する制電上着であって、前記キルティング裏地は綿と布を重ね合わせ、ミシンステッチの上糸と下糸を縫い付けてキルティング地に形成され、前記下糸には制電糸が使用され、前記上糸には非制電糸が使用されており、
    かつ、前記キルティング裏地は、前記下糸を縫いつけた側が前記表地に向い合うよう縫合されていることを特徴とする制電上着。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023091710A (ja) * 2021-12-20 2023-06-30 麗特絲股▲フン▼有限公司 糸条ミシン縫製構造

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JP2023091710A (ja) * 2021-12-20 2023-06-30 麗特絲股▲フン▼有限公司 糸条ミシン縫製構造
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