JP3213208U - 折り畳み鎌 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳み鎌を使用状態から折り畳む過程において、刃物部を一方の柄に収納されるまで、他方の柄に保持し、折り畳む過程において刃物部を早く収納するように制御し、刃物部を一方の柄に収納された状態で収納できる折り畳み鎌を提供する。【解決手段】合体して把持部を形成する二本の柄10,20の先端部を刃物部30の基部に上下及び左右にずらせて設けた支点に回動自在に枢支し、各柄10,20を、各支点を中心として、離間する方向に回動せしめて各柄10,20を合体させ刃物部30を各柄10,20に設けた収納部12,22に収納するようになし、刃物部30の収納状態から各柄10,20を収納状態への回動とは逆方向に回動して刃物部30を使用状態に固定する回動制止手段37を設け、刃物部30の収納時において、刃物部30が他方の柄20に収納されるまで、刃物部30を一方の柄10に係脱自在に保持する刃物保持手段を備えるよう構成した。【選択図】図4

Description

本考案は、草・柴などを刈るのに用いる鎌であって、刃部を柄に収納するように折り畳むことのできる折り畳み鎌に関する。
従来、刃部を柄に収納するように折り畳むことのできる折り畳み鎌として実開昭63−187810号(特許文献1)に記載されたものが公知である。前記公報記載の折り畳み鎌は、刃物部の基部に縦方向に二分した柄のそれぞれの先端を枢支する支点を有し、それぞれの柄を前記各支点を中心として一方向に回動せしめて各柄を合体することによって刃物部を各柄の間に収納し、また、同収納状態から各柄を前記収納状態への回動とは逆方向に回動して刃物部を使用状態に固定する折り畳み鎌であって、前記刃物部の基部を刃物部から略直角に曲げた形状とし、同基部の曲がりの外側と内側とに二点に上記各支点を設けると共に、同刃物部の基部の先端近傍に回動ストッパを設けて構成されている。
前記折り畳み鎌は、このような構成を採用することによって、各枢支部が2箇所で、しかも、相互に当接状態にあるとき柄部に対して略45度の位置関係にあり、また、刃物部を使用状態に展開したときは、刃物部の基部の先端近傍にストッパ手段が設けられているので刃物部を確実に且つ強固に所定方向に固定でき、さらに、折り畳み時には、刃物部を安全に柄部内に収納することができる。
そして、前記従来の折り畳み鎌は、折り畳み鎌を使用状態から折り畳む過程においては、片方の手で一方の柄を持ち、他方の手で他方の柄を持ち、70度乃至90度程度に両柄を開いた状態から、さらに後方又は前方に半回転させつつ、さらに両柄を閉じる動作を行って折り畳む動作が一般的である。
実開昭63−187810号公報
しかしながら、前記の折り畳み過程において、70度乃至90度程度に両柄を開いた状態から後方又は前方に半回転させる場合に、前記刃物部は、前記両柄の間の略中央部に位置した状態の場合があり、このとき、前記の状態で両柄を後方に半回転させると前記刃物部の軌道が作業者の顔面付近をとおり危険な場合がある。また、前方に半回転させる場合でも、前記刃物部を突出させたまま回転させるので同様に危険である。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、前記折り畳み鎌を使用状態から折り畳む過程において、前記刃物部を一方の柄に収納されるまで、他方の柄に保持し、それにより、折り畳む過程において前記刃物部を早く収納するように制御し、前記刃物部を一方の柄に収納された状態で後方又は前方に半回転させることのできる折り畳み鎌を提供することにある。
また、本考案の他の目的は、前記折り畳み鎌を、収納状態から開放して使用状態にする開放過程において、前記刃物部をできるだけ一方の柄に収納された状態を保てるように制御して前記刃物部を開放することのできる折り畳み鎌を提供することにある。
請求項1に記載の折り畳み鎌は、合体して把持部を形成する二本の柄の先端部を刃物部の基部に上下及び左右にずらせて設けた支点に回動自在に枢支し、前記各柄を、前記各支点を中心として、離間する方向に回動せしめて前記各柄を合体させ前記刃物部を前記各柄に設けた収納部に収納するようになし、前記刃物部の収納状態から各柄を前記収納状態への回動とは逆方向に回動して刃物部を使用状態に固定する回動制止手段を設け、 前記刃物部の収納時において、前記刃物部が前記他方の柄に収納されるまで、前記刃物部を前記一方の柄に係脱自在に保持する保持手段を備えてなることを特徴とする。
請求項1に記載の折り畳み鎌にあっては、合体して把持部を形成する二本の柄の先端部を刃物部の基部に上下及び左右にずらせて設けた支点に回動自在に枢支し、前記各柄を、前記各支点を中心として、離間する方向に回動せしめて前記各柄を合体させ前記刃物部を前記各柄に設けた収納部に収納するようになし、前記刃物部の収納状態から各柄を前記収納状態への回動とは逆方向に回動して刃物部を使用状態に固定する回動制止手段を設け、 前記刃物部の収納時において、前記刃物部が前記他方の柄に収納されるまで、前記刃物部を前記一方の柄に係脱自在に保持する保持手段を備えているので、前記折り畳み鎌を使用状態から折り畳む過程において、前記刃物部を一方の柄に収納されるまで、他方の柄に保持し、それにより、折り畳む過程において、先ず前記刃物部を収納するように制御し、前記刃物部を一方の柄に収納された状態で後方又は前方に半回転させて収納することができる。
請求項2に記載の折り畳み鎌は、請求項1に記載の折り畳み鎌において、前記刃物部の開放時において、前記刃物部の前記回動制止手段により前記刃物部が回動を制止するまで、前記刃物部を前記他方の柄に係脱自在に保持する保持手段を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の折り畳み鎌にあっては、請求項1に記載の折り畳み鎌に加えて、前記刃物部の開放時において、前記刃物部の前記回動制止手段により前記刃物部が回動を制止するまで、前記刃物部を前記他方の柄に係脱自在に保持する保持手段を備えているので、収納状態から開放して使用状態にする開放過程において、前記刃物部をできるだけ一方の柄に収納された状態を保てるように制御して前記刃物部を開放させて使用状態とすることができる。
請求項3に記載の折り畳み鎌は、請求項1又は2に記載の折り畳み鎌において、前記保持手段は、前記柄と前記刃物部とが開放及び収納する場合の摺動面に設けられる弾性体を収納する凹部と、前記凹部の内部に収納された前記弾性体と前記弾性体に付勢される押圧体とを備え、前記刃物部に設けた嵌合部に進退自在に突入して、前記刃物部を前記一方の柄に係脱自在に保持してなることを特徴とする。
請求項3に記載の折り畳み鎌にあっては、請求項1又は2に記載の折り畳み鎌に加えて、前記保持手段を、前記柄と前記刃物部とが開放及び収納する場合の摺動面に設けられる弾性体を収納する凹部と、前記凹部の内部に収納された前記弾性体と前記弾性体に付勢される押圧体とを備え、前記刃物部に設けた嵌合部に進退自在に突入して、前記刃物部を前記一方の柄に係脱自在に保持するように構成するので、簡単な構造にて前記保持手段を構成することができる。
請求項4に記載の折り畳み鎌は、請求項1乃至3の何れかに記載の折り畳み鎌において、前記回動制止手段は、前記刃物部の基部の下方に設けるストッパピンであることを特徴とする。
請求項4に記載の折り畳み鎌にあっては、請求項1乃至3の何れかに記載の折り畳み鎌に加えて、前記回動制止手段を、前記刃物部の基部の下方に設けるストッパピンで行構成するので、簡単な構造にて前記回動制止手段を構成することができる。
請求項5に記載の折り畳み鎌は、請求項3に記載の折り畳み鎌において、前記回動制止手段は、前記一方の柄の前記回動保持手段の圧縮バネのバネ定数を前記他方の柄の前記回動保持手段の圧縮バネのバネ定数より大きくすることにより構成されることを特徴とする。
請求項5に記載の折り畳み鎌にあっては、請求項3に記載の折り畳み鎌に加えて、前記回動制止手段は、前記一方の柄の前記回動保持手段の圧縮バネのバネ定数を前記他方の柄の前記回動保持手段の圧縮バネのバネ定数より大きくすることにより構成しているので、簡単な構造にて前記回動制止手段を構成することができる。
請求項1に記載の考案によれば、合体して把持部を形成する二本の柄の先端部を刃物部の基部に上下及び左右にずらせて設けた支点に回動自在に枢支し、前記各柄を、前記各支点を中心として、離間する方向に回動せしめて前記各柄を合体させ前記刃物部を前記各柄に設けた収納部に収納するようになし、前記刃物部の収納状態から各柄を前記収納状態への回動とは逆方向に回動して刃物部を使用状態に固定する回動制止手段を設け、 前記刃物部の収納時において、前記刃物部が前記他方の柄に収納されるまで、前記刃物部を前記一方の柄に係脱自在に保持する保持手段を備えているので、前記折り畳み鎌を使用状態から折り畳む過程において、前記刃物部を一方の柄に収納されるまで、他方の柄に保持し、それにより、折り畳む過程において、先ず前記刃物部を収納するように制御し、前記刃物部を一方の柄に収納された状態で後方又は前方に半回転させて収納することができ、前記刃物部を前記柄部に早く収納させて回転させ収納できるので、安全に収納することができる。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1に記載の折り畳み鎌に加えて、前記刃物部の開放時において、前記刃物部の前記回動制止手段により前記刃物部が回動を制止するまで、前記刃物部を前記他方の柄に係脱自在に保持する保持手段を備えているので、収納状態から開放して使用状態にする開放過程において、前記刃物部をできるだけ一方の柄に収納された状態を保てるように制御して前記刃物部を開放させて使用状態とすることができ、前記刃物部を前記柄部から開放する際にできるだで収納させた状態を保持して開放するので、安全に開放することができる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は2に記載の折り畳み鎌に加えて、前記保持手段を、前記柄と前記刃物部とが開放及び収納する場合の摺動面に設けられる弾性体を収納する凹部と、前記凹部の内部に収納された前記弾性体と前記弾性体に付勢される押圧体とを備え、前記刃物部に設けた嵌合部に進退自在に突入して、前記刃物部を前記一方の柄に係脱自在に保持するように構成するので、簡単な構造にて前記保持手段を構成することができる。
請求項4に記載の考案によれば、請求項1乃至3の何れかに記載の折り畳み鎌に加えて、前記回動制止手段を、前記刃物部の基部の先端近傍に設けるストッパピンで行構成するので、簡単な構造にて前記回動制止手段を構成することができる。
請求項5に記載の考案によれば、請求項3に記載の折り畳み鎌に加えて、前記回動制止手段は、前記一方の柄の前記回動保持手段の圧縮バネのバネ定数を前記他方の柄の前記回動保持手段の圧縮バネのバネ定数より大きくすることにより構成しているので、簡単な構造にて前記回動制止手段を構成することができ、ストッパピン等の別部材を加えなくとも、前記回動制止手段を構成することができる。
本実施の形態に係る折り畳み鎌を示す斜視図である。 本実施の形態に係る折り畳み鎌を示す斜視図である。 刃物部を開放する過程を示す斜視図である。 折り畳み状態を示す正面図である。 図4のA−A線断面図であり、収納過程における保持機構を示す。 図4のB−B線断面図であり、開放過程における保持機構を示す。 刃物部の正面図である。 刃物部の収納動作を示す概略図であり、(a)は刃物部を開放した状態(使用状態)を示し、(b)は回動柄を90度開いた状態を示し、(c)は回動柄を270度開いた状態を示し、(d)は収納状態を示す。 刃物部の開放動作を示す概略図であり、(a)は刃物部を収納した状態を示し、(b)は回動柄を90度開いた状態を示し、(c)は回動柄を270度開いた状態を示し、(d)は開放した状態(使用状態)を示す。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、図面に基づいて具体的に説明する。
図1及び図2は本実施の形態に係る折り畳み鎌を示す斜視図であり、図3は刃物部を開放する過程を示す斜視図である。図4は折り畳み状態を示す正面図であり、図5は図4のA−A線断面図であり、収納過程における保持機構を示す。また、図6は図4のB−B線断面図であり、開放過程における保持機構を示す。また、図7は刃物部の正面図である。
図1乃至図6において、10は基軸柄であり、20は回動柄である。前記基軸柄10と前記回動柄20とは、使用時においては、図1及び図2に示すように、合体して一の把持柄となるように形成し、収納時には、図4に示すように、刃物部30を前記基軸柄10と前記回動柄20との間に収納するように構成している。
前記基軸柄10は、前記基軸柄10の先端部から軸方向中間部にかけて、外側面側から他方の側面部にかけて、折り畳み時に刃物部を収納する空間として、貫通溝12を穿設して、二股条に形成している。さらに、前記基軸柄10の先端部には支軸(ビスSC)を通す軸孔13を穿設している。一方、前記基軸柄10の基端側には略中央部から基端部にかけて周方向に突設するリブを有するハンドル部11を設けている。そして、図1及び図2に示す使用状態において、前記基軸柄10と
前記回動柄20は、前記回動柄20の先端部から軸方向中間部にかけて、外側面側には、底面22aを有する有底状の有底溝22を凹設して、折り畳み時に刃物部を収納する空間を形成している。さらに、前記回動柄20の先端部には支軸(ビスSC)を通す軸孔23を穿設している。一方、基端側には略中央部から基端にかけて周方向に突設するリブを有するハンドル部21を設けている。そして、図1及び図2に示す使用状態における前記基軸柄10と前記回動柄20との接合面であって、後述するストッパピン37と符合する箇所に、図4に示すように、前記ストッパピン37当接させて収納するストッパピン受溝15(前記基軸柄10側),25(前記回動柄20側)を凹設している。
前記刃物部30は、図7に示すように、刃先31及び前記刃物部30の基端側に外方に膨出するように形成する基部32を備えて全体として湾曲するように形成される。前記基部32には、前記基軸柄10を枢支する軸孔33と、前記回動軸柄20を枢支する軸孔34とが穿設されている。前記軸孔33は前記基部32の中心より外側の上方に穿設されており、前記基軸柄10がビスSCとナットNによって回動自在に枢支されている。前記軸孔34は、前記軸孔33の下方略45度の位置に穿設されており、前記回動柄20がビスSCとナットNによって回動自在に枢支されている。前記軸孔33と前記軸孔34とは45度の位置に穿設されているので、前記回動柄20を180度回動させた場合でも、前記基軸柄10と前記回動柄20の柄尻は同位置となり、後述する使用状態と収納状態とで両柄の柄尻が同一となり、好適であるが、特にこの角度に限定されるものではない。また、前記基部32の下方には、棒状の前記ストッパピン37が挿通して設けられいる。
以上の構成を備える折り畳み鎌において、使用状態から折り畳み収納する過程において、前記刃物部30を前記回動柄20に収納されるまで、前記基軸柄10に保持し、それにより、折り畳む過程において前記刃物部30を早く収納することのできる、圧縮バネSPと前記圧縮バネSPに付勢されるボール部BLと前記ボール部BLを係脱自在に保持するボール部受孔35を備える収納過程刃物保持機構を備えるように構成されている。
さらに、前記折り畳み鎌を、収納状態から開放して使用状態にする開放過程において、前記刃物部30をできるだけ前記回動柄20に収納された状態を保てるように制御して前記刃物部30を開放することのできる、圧縮バネSPと前記圧縮バネSPに付勢されるボール部BLと前記ボール部BLを係脱自在に保持するボール部受孔36を備える開放過程刃物保持機構を備えるように構成されている。
前記収納過程刃物保持機構は、図5に示すように、前記基軸部10に穿設された軸孔13の直下に圧縮バネSPを収納する有底状の圧縮バネ収納孔14を穿設し、前記圧縮バネ収納孔14内に圧縮バネSPを内蔵させ、スペーサを介して鉄球で形成されるボール部BLを、前記刃物部に穿設された、前記ボール部BLより径小のボール受孔35に付勢して係合するように配置させて形成している。
そして、前記開放過程刃物保持機構は、図6に示すように、前記回動部20に穿設された軸孔23の横に圧縮バネSPを収納する有底状の圧縮バネ収納孔24を穿設し、前記圧縮バネ収納孔24内に圧縮バネSPを内蔵させ、スペーサを介して鉄球で形成されるボール部BLを、前記刃物部に穿設された、前記ボール部BLより径小のボール受孔36に係合するように配置させて形成している。
図8は刃物部の収納動作を示す概略図であり、(a)は刃物部を開放した状態(使用状態)を示し、(b)は回動柄を90度開いた状態を示し、(c)は回動柄を270度開いた状態を示し、(d)は収納状態を示し、図9は刃物部の開放動作を示す概略図であり、(a)は刃物部を収納した状態を示し、(b)は回動柄を90度開いた状態を示し、(c)は回動柄を270度開いた状態を示し、(d)は開放した状態(使用状態)を示す。
以上の構成からなる折り畳み鎌において、使用状態から折り畳み収納する場合は、図8に示すように、先ず、開放状態(使用状態)(図8(a))から、前記基軸柄10と前記回動柄20とを把持して前記回動柄20を矢印の方向に開いてゆく。なお、一般的には前記基軸柄10と前記回動柄20とを把持して両柄10,20を開く動作が考えられる。そのとき、前記基軸柄10は前記基軸柄10に設けられた前記収納過程刃物保持機構によって、前記回動柄20と供回りすることなく前記刃物部30を使用状態の位置で保持したまま、前記回動柄20と供回りすることなく、図示のように前記回動柄20が開いてゆく。
そして、図8(b)に示すように、前記基軸柄10に保持された前記刃物部30の先端が、前記回動柄20に設けられた前記有底溝22の底面22aに当たり止まり、前記刃物部30が前記回動柄20に収納されると共に、前記開放過程刃物保持機構によって前記回動柄20に前記刃物部30が保持された状態で保持され、前記刃物部30は前記回動柄20に収納される。
そして、図8(c)に示すように、その状態から、さらに前記回動柄20を収納方向に回動させると、前記収納過程刃物保持機構によって保持されていた前記刃物部30が前記基軸柄10から脱し、前記刃物部30を前記回動柄20に収納した状態で、前記回動柄20が折り畳まれてゆき、図8(d)に示すように、前記基軸柄10と前記回動柄20との間に前記刃物部30が収納されるのである。なお、一般的には、図8(b)の状態から図8(c)の状態の過程で、前記基軸柄10と前記回動柄20とを、手前側(又は対面側)に半回転させて収納動作を行う場合が多いが、収納過程を簡潔に説明するため、当該動作を行わない状態で説明を行った。
一方、前記折り畳み鎌を、収納状態から開放して使用状態にする場合は、図9に示すように、先ず、収納状態(図9(a))から、前記基軸柄10と前記回動柄20とを把持して前記回動柄20を矢印の方向に開いてゆく。なお、一般的には前記基軸柄10と前記回動柄20とを把持して両柄10,20を開く動作が考えられる。そのとき、前記回動柄20は前記回動柄20に設けられた前記収納過程刃物保持機構によって前記刃物部30を収納状態の位置で保持したまま、図9(b)に示すように前記回動柄20が開いてゆく。
そして、前記回動柄20をさらに開いてゆくと、図9(c)に示すように、前記刃物部30に設けられたストッパピン37に前記基軸柄10に設けた前記ストッパピン受溝15に当接し収納されると共に、前記収納過程刃物保持機構によって前記刃物部30が使用状態に保持され、前記回動柄20をさらに開くと、図9(d)に示すように、前記刃物部30が使用状態位置に保持されるのである。このとき、前記刃物部30は、前記刃物部30に設けられた前記ストッパピン37が前記基軸柄10に設けた前記ストッパピン受溝15と前記回動柄20に設けた前記ストッパピン受溝25とに挟持されて保持される共に、前記前記収納過程刃物保持機構によっても保持されているのである。なお、一般的には、図9(b)の状態から図9(c)の状態の過程で、前記基軸柄10と前記回動柄20とを、手前側(又は逆側)に半回転させて開放動作を行う場合が多いが、開放過程を簡潔に説明するため、当該動作を行わない状態で説明を行った。
本考案は、以上のように構成しているので、前記折り畳み鎌を使用状態から折り畳む収納過程において、前記刃物部30が前記回動柄20に収納されるまで、前記刃物部30を前記基軸柄10に保持し、それにより、折り畳む収納過程において、先ず前記刃物部30をいち早く収納するように制御し、前記刃物部30を前記回動柄20に収納された状態で後方又は前方に半回転させて収納することができ、安全に前記刃物部30を収納することができる。
また、収納状態から開放して使用状態にする開放過程において、前記刃物部30をできるだけ前記回動柄20に収納された状態を保てるように前記刃物部30を前記回動柄20に収納するように制御して、前記刃物部30を開放させて使用状態とすることができ、前記刃物部30を前記柄部10,20から開放する際にできるだけ前記刃物部を収納させた状態を保持して開放するので、安全に開放することができる。
なお、前記ストッパピン37を前記刃物部30の前記回動制止手段として使用したが、、前記基軸柄10に設けた前記収納過程刃物保持機構の前記圧縮バネSPにバネ定数を、前記回動柄20に設けた前記開放過程刃物保持機構の前記圧縮バネSPのバネ定数より大きくすることにより前記回動制止手段としても良い。この場合は、前記ストッパピン37は別途設ける必要がなくなり、構造が簡単となる。
10 基軸柄
11 ハンドル
12 貫通溝
13 軸孔
14 圧縮バネ収納孔
15 ストッパピン受溝

20 回動柄
21 ハンドル
22 有底溝
22a 溝底面
23 軸孔
24 圧縮バネ収納孔
25 ストッパピン受溝


30 刃物部
31 刃先
32 基部
33 基軸柄軸孔
34 回動柄軸孔
35 ボール受孔(基軸柄)
36 ボール受孔(回動柄)
37 ストッパピン

SC ビス
N ナット
SP 圧縮バネ
BL ボール部(鋼球)
請求項5に記載の折り畳み鎌は、請求項3に記載の折り畳み鎌において、前記回動制止手段は、前記一方の柄の前記刃物保持手段の圧縮バネのバネ定数を前記他方の柄の前記刃物保持手段の圧縮バネのバネ定数より大きくすることにより構成されることを特徴とする。
請求項5に記載の折り畳み鎌にあっては、請求項3に記載の折り畳み鎌に加えて、前記回動制止手段は、前記一方の柄の前記刃物保持手段の圧縮バネのバネ定数を前記他方の柄の前記刃物保持手段の圧縮バネのバネ定数より大きくすることにより構成しているので、簡単な構造にて前記回動制止手段を構成することができる。
請求項5に記載の考案によれば、請求項3に記載の折り畳み鎌に加えて、前記回動制止手段は、前記一方の柄の前記刃物保持手段の圧縮バネのバネ定数を前記他方の柄の前記刃物保持手段の圧縮バネのバネ定数より大きくすることにより構成しているので、簡単な構造にて前記回動制止手段を構成することができ、ストッパピン等の別部材を加えなくとも、前記回動制止手段を構成することができる。

Claims (5)

  1. 合体して把持部を形成する二本の柄の先端部を刃物部の基部に上下及び左右にずらせて設けた支点に回動自在に枢支し、前記各柄を、前記各支点を中心として、離間する方向に回動せしめて前記各柄を合体させ前記刃物部を前記各柄に設けた収納部に収納するようになし、
    前記刃物部の収納状態から各柄を前記収納状態への回動とは逆方向に回動して刃物部を使用状態に固定する回動制止手段を設け、
    前記刃物部の収納時において、前記刃物部が前記他方の柄に収納されるまで、前記刃物部を前記一方の柄に係脱自在に保持する刃物保持手段
    を備えてなることを特徴とする折り畳み鎌。
  2. 前記刃物部の開放時において、前記刃物部の前記回動制止手段により前記刃物部が回動を制止するまで、前記刃物部を前記他方の柄に係脱自在に保持する刃物保持手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み鎌。
  3. 前記刃物保持手段は、前記柄と前記刃物部とが開放及び収納する場合の摺動面に設けられる弾性体を収納する凹部と、前記凹部の内部に収納された前記弾性体と前記弾性体に付勢される押圧体とを備え、前記刃物部に設けた嵌合部に進退自在に突入して、前記刃物部を前記一方の柄に係脱自在に保持してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み鎌。
  4. 前記回動制止手段は、前記刃物部の基部の下方に設けるストッパピンであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の折り畳み鎌。
  5. 前記回動制止手段は、前記一方の柄の前記回動保持手段の圧縮バネのバネ定数を前記他方の柄の前記回動保持手段の圧縮バネのバネ定数より大きくすることにより構成されることを特徴とする請求項3に記載の折り畳み鎌。

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