JP3213179U

JP3213179U - 洗体機

Info

Publication number: JP3213179U
Application number: JP2017002551U
Authority: JP
Inventors: 達男三枝
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2017-05-18
Filing date: 2017-05-18
Publication date: 2017-10-26
Anticipated expiration: 2027-05-18

Abstract

【課題】寝た儘の状態或は座った儘の状態で長時間支えずに洗浄作業ができ、老人や身体の弱い人が一人で洗浄したり、介護などの負担が軽減でき、夏のレジャーやサービスに利用できる簡易的な洗体機を提供する。【解決手段】防水板２・３を連結棒５・６で固定し、この防水板２・３に線材９の通し穴８を設け、椅子やベッド上の体型に沿って、繊細で強靭な環境に強い線材１０を編み込み、身体の露出度を高める。更に身体の曲線に沿って、防水板２・３に背面や座面、床面からの距離を一定に保ったロープガイド盤１１・１２を設けて、噴射機１６・１７や回転ブラッシング１５を昇降させる事で繰り返し洗浄を行い、洗浄効果を発揮させると同時に、防水板２・３を透明な強化樹脂にして洗体状況が外から見える様にする。また移動に利便性を持たせる為、車輪２４を付与する。【選択図】図１

Description

本考案は、高齢化するに従って入浴時の洗体作業が困難になり、介護支援が必要となり負担が増す事から、軽減を図る目的の装置に関する。

繊細で強靭な線材を活用して身体を極限まで露出させ、直接洗浄作業が出来る様にし、その背面や座面の手の届かない処を回転ブラッシンや気泡噴射機を使い昇降動作を与える事で繰り返し洗浄させる。

人を支えるに足る繊細で強靭な線材を選択する事で、身体の露出度を高めると同時に座面や背面をぶれない様に安定化させる事が必要で、且つ洗浄する身体と回転ブラッシング装置や噴射機との距離を一定に並行動作させる事で接触圧や噴射圧力のアンバランスを無くす工夫が求められる。

本考案は、装置の防水板２・３を連結棒で固定し針穴を開け繊細で強靭な線材１０を通して網椅子を造る事で、身体の露出度を高め、はみ出した裸体を直接拭いたり洗ったり、噴射洗浄１６・１７ができる様にする。

更に、この防水板２・３を利用して身体の首から足元まで背面を機械で洗う為の、つまり、回転ブラシ１５や噴射洗浄機１６・１７を付与するための昇降ガイド盤１１・１２を取り付けて身体の曲線と並行に動作させる仕組みを作り、ブラシの接触圧や水の噴射圧のアンバランスを無くし、昇降動作による繰り返し洗浄で効果を高める。

本考案は、繊細で強靭な線材つまり、釣り具の道糸や炭素繊維或はステンレス系の耐蝕性に優れた繊細な糸を用いて身体の露出度を高める。装置は防水板を利用して製作する簡単な構造で容易に製造でき、硬化プラスチック製の透明な板を使う事で洗浄状態の見える化を図ると同時に、車輪を付与した移動可能な実用性のある優れた装置である。

本考案に対する線材や洗浄装置の全体斜視図である。本考案に対する洗浄背面配線図である。本考案に対する噴射洗浄側面図である。本考案に対する洗浄装置連結昇降作業図である。本考案に対する洗体機の操作盤図である。

図１に示すように、連結棒３ヶ所で固めた透明な防水板に椅子の形状に沿った穴を開け線材を通して網椅子を造る。更に身体の背面には自動洗浄機を設置し、昇降ガイド盤を辿って昇降させる事で、繰り返し洗浄が出来る様にする。又、防水板は硬化プラスチック製の透明板を使用し、洗浄状態が見えるようにすると同時に、移動できる様に車輪を付与する。

図２に示すように、横線材を極力少なくして洗浄ブラシが回転し易いようにすると同時に、座り心地を良くするため、座面や首回りは横線をやや多めの配線とする。

図３に示すように、この洗浄装置１６・１７はガイド盤１０・１１に沿って首から足元までを昇降させながら繰り返し洗浄する。身体の曲線とガイド盤１０・１１の距離は一定に保ち、回転ブラシ１４や噴射機１５・１６の圧力バランスを安定させる。

図４示すように、身体の背面に設置する洗浄装置は配管の周りに着けた帯状のブラシと、同じ配管に穴を開け振り出す洗剤カートリッジが一体で装置され更に噴射洗浄やエアー乾燥送風口を備え物を称して洗浄装置と呼び、この装置一式をガイド盤の曲線に沿ってワイヤーロープを使い上限リミットまで巻き上げる又下降については、洗浄装置一式の自重で下降させる省エネタイプである。

図５は、この洗体機を操作する昇降洗浄操作盤であるが、電源の入切りから洗剤吐出、ブラッシング、水洗浄、エアー乾燥、上昇下降操作、連動単動、高速低速、非常停止等のスイッチボタンが設けられる。

上記工程により、完成した本考案の洗体機は座って一人で繰り返し背中を洗う事ができ、介護者についても、支える時間が短縮され大幅な負担軽減ができる介護以外でもレジャーやサービス事業に役立つ優れモノである。

１裸体２１水ポンプ格納庫
２右防水板（樹脂製透明）２２エアーポンプ格納庫
３左防水板（樹脂製透明）２３循環水貯槽タンク
４後方開閉式防水板２４車輪
５上連結棒２５操作盤
６下連結棒２６水噴射ノズル
７下前連結棒２７エアー吹き出し口
８線材通し穴２８電源入切スイッチ
９狭幅薄型線材習板２９上昇スピード調整レバー
１０微細で強靭な環境に強い線材３０下降スピード調整レバー
１１洗浄昇降装置左ロープガイド盤３１水洗噴射釦
１２洗浄昇降装置右ロープガイド盤３２エアー噴射釦
１３洗浄装置連結吊り板３３洗剤吹き出し開閉釦
１４洗浄装置一式吊りロープ３４回転ブラッシング操作釦
１５洗剤供給口兼帯状ブラシ３５高速低速釦
１６水噴射ノズル３６連動単動釦
１７エアー噴射ブロワー吹き出し口３７非常停止釦
１８洗浄装置一式巻上用モーター３８操作盤配線コード
１９水圧伸縮フレキシブルホース
２０エアー圧伸縮ホース

Claims

椅子の座面や背面を、繊細で強靭な環境に強い線材を防水板に編み込むことで、身体の露出度を極限まで高め、直接肌をブラッシングや水及びエアー圧で洗浄出来るようにすると共に、回転ブラシが傷まない様に極力縦に線材を配線する。
網椅子を造る事で露出した身体の後方に、洗剤散布や回転ブラッシング及び水やエアーの噴射装置を設け、噴射圧のアンバランスを無くすために噴射ノズルと身体の曲線との距離を一定に保ち且つ、昇降を繰り返して洗浄効果を高める為に防水板にロープガイドを設けて、巻き上げ装置を使って、上限リミットまで上昇させた後、オフセットする事で噴射装置一式の自重を利用して下降させ、昇降を繰り返させる。
身体の背面幅方向に沿っては、一斉に洗浄やブローができる様にノズルを複数個配列すると同時に、配管に帯状の布やゴム及び砥粒を混合したブラシを取り付けて回転させて洗浄効果を高める。更に、同配管には穴を開けて、カートリッジで洗剤を詰め込み同時に回転させることで、洗剤の振出供給と肌のブラシングを実行する。
防水板は透明な樹脂性強化プラスチックを用いて、外部から洗浄状況が見える様にする。また、洗浄用タンク及び噴射ポンプやエアーコンプレッサーを洗体機に内臓している為に重量が嵩む事から、移動しやすい様に車輪を付与する。