JP3211503U - 有害小動物捕獲装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有害小動物に警戒心を与えにくくすることができ、当該有害小動物に対して高い捕獲効果が期待できる有害小動物捕獲装置を提供する。【解決手段】表面が餌置き場となる床板部110と、有害小動物を床板部110上で検知すると検知信号を出力するセンサー部200と、枠部310の一辺が回転軸となるように軸受け部331に軸支され、バネ400の付勢力によって回転動作して有害小動物を床板部110との間で押さえ付ける押さえ付け部材300と、押さえ付け部材300の係止部分P1をバネ400の付勢力に抗して係止することにより、押さえ付け部材300を捕獲待機状態に保持可能な係止アーム500と、検知信号に基づいて係止アーム500の押さえ付け部材300に対する係止を解除させるように動作する係止解除動作部とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、ネズミなどの有害小動物を捕獲するための有害小動物捕獲装置に関する。
有害小動物の例としては、ネズミを例示することができる。従来、ネズミを捕獲する装置は種々提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照。)。
図10は、特許文献1に記載されているネズミ捕獲装置910を説明するために示す図である。特許文献1に記載されているネズミ捕獲装置910は、図10に示すように、台板911上に設けられている枠状の押さえ付け部材912と、押さえ付け部材912の後縁部912aを回転軸として当該押さえ付け部材912を回転させるバネ部材913と、台板911上に立設されている起立体914と、押さえ付け部材912をバネ部材913の付勢力に抗した状態で係止する餌保持部材915と、備える構成となっている。なお、餌保持部材915は、餌取り付け部915aが先端部に設けられているとともに押さえ付け部材912を係止するための係止ピン915cが中途部に設けられており、また、後端部915bが起立体914に緩挿されている。
特許文献1に記載されているネズミ捕獲装置910は、ねずみを捕獲するための準備として、餌保持部材915の餌取り付け部915aに餌(固形の餌)を取り付けた状態として、押さえ付け部材912の前縁部912bをバネ部材913の付勢力に抗して矢印a方向に回転させて、係止ピン915cで係止させておく。このようにしておくことで、ネズミが餌取り付け部915aに取り付けられている餌を食べようとして、餌を前後方向や左右方向に引っ張ったりすると、餌保持部材915に軸周りの回転力が生じるため、係止ピン915cの押さえ付け部材912に対する係止が外れ、押さえ付け部材912がバネ部材913の付勢力によって後縁部912aを回転軸として回転してネズミを押さえつけることとなる。なお、この明細書では、「固形の餌」というのは、ひと塊りとなっている餌を指すものとする。
図11は、特許文献2に記載されているネズミ捕獲装置を説明するために示す図である。特許文献1に記載されているネズミ捕獲装置920は、図11に示すように、家型をなす筐体921の底板部922に粘着層923を配設した構成となっており、ネズミが当該筐体921の内部に侵入すると、粘着層923にくっついて身動きできなくなるというものである。
図12は、特許文献3に記載されているネズミ捕獲装置930を説明するために示す図である。なお、特許文献3においては、動物捕獲装置としているが、ネズミも捕獲対象としているため、ここでは、「ネズミ捕獲装置930」として説明する。
特許文献3に記載されているネズミ捕獲装置930は、図12に示すように、両端にそれぞれ出入り口931を設けた筐体932と、両端の出入り口931を開閉するそれぞれの扉933と、当該扉933を開位置にロックする電磁ロック部934と、筐体932内に侵入した動物(ネズミとする。)などの動物を検知するセンサー935と、餌入れ皿936とを有する構成となっている。
特許文献3に記載されているネズミ捕獲装置930は、ネズミが餌入れ皿936に入っている餌を食べようとして、筐体930に侵入すると、センサー935が当該ネズミを検知して、検知信号を出力し、当該検知信号によって、電磁ロック部934のロックが外れて、扉933が重力によって落下する。これにより、ネズミは筐体932内に閉じ込められる。
実用新案登録第3081422号公報 特開2000−325009号公報 特開2003−169587号公報
上記した各特許文献に記載されているネズミ捕獲装置においては、ある程度の捕獲効果は期待できると考えられるが、改善の余地もある。すなわち、一般に、家ネズミと呼ばれるネズミには、ハツカネズミ、ドブネズミ及びクマネズミの3種を挙げられることができるが、これらのなかで、クマネズミは、他のネズミに比べて大型であることに加えて、警戒心が強く、学習能力も高いことが知られている。
このため、例えば、固形の餌を餌取り付け部に取り付けた状態でネズミをおびき寄せようとするネズミ捕獲装置では、暗視カメラによる観察によれば、クマネズミが当該固形の餌近くまで来たとしても、警戒してその餌には食いつこうとしないことがわかった。また、クマネズミの通り道となりそうな箇所に、ネズミの生活環境の中に普段は存在しないようなネズミ捕獲装置を置いた場合、クマネズミは、当該ネズミ捕獲装置を異物として認識し、警戒心を抱いて近寄らず、迂回してしまう場合が多いことがわかった。
このような観点から上記した各特許文献に記載されたネズミ捕獲装置を見ると、特許文献1に記載のネズミ捕獲装置910においては、餌(固形の餌)を餌取り付け部915aに引っ掛けるようにして取り付けるものであるため、クマネズミは当該固形の餌近くまで来ても、警戒してその餌には食いつこうとしない。また、当該特許文献1に記載のネズミ捕獲装置910においては、ネズミの通り道となる台板911上に、餌が取り付けられている餌保持部材915が、むき出しのまま存在しているため、これも、自分の生活環境の中に普段は存在しない異物として認識し、警戒して近づこうとしない。このため、特許文献1に記載されたネズミ捕獲装置910は、より警戒心の強いクマネズミに対しては、高い捕獲効果を期待することは難しい。
特許文献2及び特許文献3に記載のネズミ捕獲装置においては、人工的な家型や箱型の筐体内にネズミを呼び込もうとするものであり、このような人工的な家型や箱型の筐体も、自分の生活環境の中に普段は存在しない異物として認識するため、警戒して、このような家型や箱型の筐体を有するネズミ捕獲装置には近づこうとしない場合が多く、この場合も、より警戒心の強いクマネズミに対しては、高い捕獲効果は期待できない。
一方、ハツカネズミやドブネズミは、クマネズミほど警戒心が強くないとされるが、これらハツカネズミやドブネズミに対しても、高い捕獲効果を得るには、できる限り警戒心を与えないような捕獲装置とすることが求められる。このことは、ネズミ以外の有害小動物においても同様のことが言える。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、捕獲対象となる有害小動物に警戒心を与えにくくすることができ、それによって、当該有害小動物に対して高い捕獲効果が期待できる有害小動物捕獲装置を提供することを目的とする。
[1]本考案の有害小動物捕獲装置は、捕獲対象となる有害小動物を捕獲する有害小動物捕獲装置であって、表面が餌置き場となる床板部と、電源からの電力供給を受けて動作し、捕獲対象となる有害小動物を前記床板部の表面上で検知すると検知信号を出力するセンサー部と、外周縁部を形成する枠部のうち当該枠部の一辺が回転軸となるように軸受け部に軸支され、捕獲待機状態からバネの付勢力によって回転動作して前記有害小動物を前記床板部との間で押さえ付ける押さえ付け部材と、前記立設板部に設けられ、前記枠部のうち前記回転軸となる枠部の一辺とは反対側に位置する所定部分を前記バネの付勢力に抗して係止することにより、前記押さえ付け部材を前記捕獲待機状態に保持可能な保持可能な係止アームと、前記検知信号に基づいて前記係止アームの前記押さえ付け部材に対する係止を解除させるように動作する係止解除動作部と、を備えることを特徴とする。
[2]本考案の有害小動物装置においては、前記床板部から立設されている立設板部をさらに有し、前記係止アームは、当該立設板部の側に設けられているとともに、前記押さえ付け部材は、前記回転軸となる枠部の一辺が、当該床板部と当該立設板部との接合部に沿って配置されていることが好ましい。
[3]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記センサー部は、発光素子と当該発光素子が発した光を受光する受光素子とを有し、前記発光素子が発する光が遮られると前記検知信号を出力する光遮断検知型のセンサーであることが好ましい。
[4]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記発光素子には、当該発光素子が発する光を絞り込んで出力するための小孔を有する発光部側の光絞り部が設けられており、前記受光素子には、当該受光素子に入力する光を絞り込んで当該受光素子に入力させるための小孔を有する受光部側の光絞り部が設けられていることが好ましい。
[5]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記発光素子は、赤外線発光素子であることが好ましい。
[6]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記センサー部は、前記有害小動物が発する赤外線を感知すると、前記検知信号を出力する赤外線感知センサーであることが好ましい。
[7]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記赤外線感知センサーにおける赤外線入射側には、局所的な特定方向からの赤外線を感知可能とするための赤外線導入パイプが設けられていることが好ましい。
[8]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記床板部の端部側には、当該床板部の端部よりも外側から発せられる赤外線を遮断するための赤外線遮断用の壁板部が立設されていることが好ましい。
[9]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記センサー部は、超音波発信部と当該超音波発信部が発信した超音波を受信する超音波受信部とを有し、前記超音波発信部が発する超音波が遮られると前記検知信号を出力する超音波遮断検知型のセンサーであることが好ましい。
[10]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記センサー部は、重量の変化を検知すると前記検知信号を出力する重量検知センサーであることが好ましい。
[11]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記センサー部は、触れると前記検知信号を出力するタッチセンサーであることが好ましい。
[12]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記押さえ付け部材が前記捕獲待機状態となっているときにオン状態となり、前記センサー部に前記電源からの電力供給を可能とする捕獲待機スイッチをさらに有することが好ましい。
[13]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記押さえ付け部材は、線状の金属部材によって形成され、前記外周縁部となる枠部と、当該枠部の内側に存在し、網目状に形成された格子部と、を有し、前記格子部を形成する前記線状の金属部材の縦方向及び横方向のそれぞれの間隔は前記有害小動物の体長よりも短く設定されていることが好ましい。
[14]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記捕獲動作待機状態となっている前記押さえ付け部材の係止が解除されると、当該押さえ付け部材の係止が解除されたことを当該有害小動物捕獲装置の設置個所から離隔した位置に報知可能な報知部をさらに備えることが好ましい。
[15]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記報知部は、報知光を発する報知光発光部又は報知音を発する報知音発生部の少なくとも一方であることが好ましい。
[16]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記捕獲対象となる有害小動物は、ネズミであることが好ましい。
[17]本考案の有害小動物捕獲装置においては、前記ネズミは、クマネズミであることが好ましい。
本考案の有害小動物捕獲装置は、固形の餌を餌取り付け部に取り付けるものではなく、また、ネズミの通り道となる箇所には、餌を取り付けるための部材(餌保持部材など)が、むき出しのまま存在しているものではないため、捕獲対象となる有害小動物に警戒心を与えにくくすることができ、それによって、当該有害小動物に対して高い捕獲効果が期待できる。また、本考案の有害小動物捕獲装置は、人工的な家型や箱型の筐体内に有害小動物を呼び込もうとするものでないため、これによっても、捕獲対象となる有害小動物に警戒心を与えにくくすることができ、それによって当該有害小動物に対して高い捕獲効果が期待できる。
実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1の斜視図である。 図1に示した実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1を図1の手前側からy軸に沿って見た側面図である。 実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1を図1の上方からz軸に沿って見た平面図である。 実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1を動作させるための電気回路図である。 実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1によりネズミが捕獲された状態を示す図である。 実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2の斜視図である。 図6に示した実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2を図6の手前側からy軸に沿って見た側面図である。 実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2を図6の上方からz軸に沿って見た平面図である。 実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2を動作させるための電気回路図である。 特許文献1に記載されているネズミ捕獲装置910を説明するために示す図である。 特許文献2に記載されているネズミ捕獲装置920を説明するために示す図である。 特許文献3に記載されているネズミ捕獲装置930を説明するために示す図である。
以下、本考案の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1の斜視図である。
図2は、図1に示した実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1を図1の手前側からy軸に沿って見た側面図である。なお、図2においては、一部が断面として示されている。
図3は、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1を図1の上方からz軸に沿って見た平面図である。
図4は、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1を動作させるための電気回路図である。
実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1の基本的な構成は、図1〜図4に示すように、表面110aが餌置き場となる平板状の床板部110と、当該床板部110から立設されている立設板部120と、電源(電池とする。)Eからの電力供給を受けて動作し、捕獲対象となる有害小動物を床板部110の表面110a上で検知すると検知信号を出力するセンサー部200(詳細は後述する。)と、バネ400の付勢力によって回転動作して有害小動物を床板部110との間で押さえ付ける押さえ付け部材300と、立設板部120に設けられ、押さえ付け部材300をバネ400の付勢力に抗して係止することにより、当該押さえ付け部材300を捕獲待機状態に保持可能な保持可能な係止アーム500と、センサー部200から出力される検知信号に基づいて係止アーム500の押さえ付け部材300に対する係止を解除させるように動作する係止解除動作部(以下、ソレノイドと表記する場合もある。)600と、を備える。
なお、押さえ付け部材300は、外周縁部を形成する枠部310の一辺311が回転軸となるように軸受け部331に軸支され、有害小動物を捕獲する動作を行う前の状態(図1に示す状態であって、これを捕獲待機状態とする。)においては、バネ400の付勢力に抗して係止アーム500によって係止された状態となっている。また、係止アーム500は、捕獲待機状態においては、押さえ付け部材300の枠部310のうち、回転軸となる枠部の一辺311とは反対側に位置する所定部分P1(以下、係止部分P1という。)を係止する。これら押さえ付け部材300及び係止アーム500の詳細な構成については後述する。
また、これらの構成要素の他に、センサー部200から出力される検知信号によって接点を閉じる(オンする)リレー700(図4参照。)が設けられており、当該リレー700がオンすると、ソレノイド600に電源Eからの電力供給がなされて、当該ソレノイド600が動作するようになっている。これらの具体的な動作については後述する。
実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1についてさらに説明する。床板部110及び立設板部120は、その材質は特に限定されるものではないが、加工のし易さと、ネズミ(この場合は、特にクマネズミ)が生活する環境(例えば、家屋及び物置などの天井裏や床面など)と大きく異ならないこととを考慮して、木製であることが特に好ましい。床板部110を木製とした場合、その表面110aは木のままでもよいが、周囲の環境に合わせるように加工してもよい。例えば、周囲が何らかの敷物で敷き詰められているような場合、当該敷物と同じような材質のもの床板部110の表面110aに貼ってもよい。なお、実施形態1に係る有害小動物装置1においては、立設板部120は、床板部110に対して垂直に立設されているものとする。
ここで、立設板120は、当該立設板部120の一方の面及び他方の面のうち、床板部110において餌置き場(例えば、図1において破線枠Cで囲まれる範囲)の側に向く面を当該立設板部120の表面120aとし、当該表面120aの反対側の面を裏面120bとして説明する。立設板部120の所定の高さの位置には、開口窓部121が形成され、当該開口窓部121には、係止アーム500が、立設板部120の裏面120b側から開口窓部121を通して表面120a側に突出するように設けられている。
また、立設板部120には、電源E、ソレノイド600、メインスイッチSW0(図4参照。)、押さえ付け部材300が捕獲待機状態となっているときにオン(閉)となり、センサー部200に電源Eからの電力供給を可能とする捕獲待機スイッチSW1(図1及び図4参照。)、捕獲待機状態となっている押さえ付け部材300の係止が解除されたときにオン(閉)となり、報知部としての報知ランプL(図4参照。)に電源Eからの電力を供給可能とする報知動作スイッチSW2(図1及び図4参照。)などの電気回路部品が設けられている。
メインスイッチSW0は、電源スイッチとしての機能を有し、立設板部120の裏面120bに設けられている(図示は省略する。)。当該メインスイッチSW0は、当該有害小動物捕獲装置1を使用する際に使用者が操作するものである。また、捕獲待機スイッチSW1及び報知動作スイッチSW2は、それぞれのスイッチをオン・オフさせるための切り替え動作部a1,a2(図1参照。)が立設板部120の表面120a側に突出しており、押さえ付け部材300によってオン又はオフに設定されるものである。具体的には、捕獲待機スイッチSW1の切り替え動作部a1及び報知動作スイッチSW2の切り替え動作部a2は、それぞれ立設板部120の表面120aにおいて、捕獲待機状態となっている押さえ付け部材300の枠部310に当接する箇所に設けられている(図1参照。)。
そして、捕獲待機スイッチSW1は、押さえ付け部材300の枠部310が切り替え動作部a1に当接しているとき(押さえ付け部材300が係止アーム500により係止されているとき)にはオンの状態を保持し、係止アーム500による押さえ付け部材300の係止が解除されたときにオフに切り換わるスイッチである。一方、報知動作スイッチSW2は、押さえ付け部材300の枠部310が切り替え動作部a2に当接しているとき(押さえ付け部材300が係止アーム500により係止されているとき)にはオフの状態を保持し、係止アーム500による押さえ付け部材300の係止が解除されたときにオンに切り換わるスイッチである。
また、メインスイッチSW0は、上記したように、電源スイッチとして機能するため、当該メインスイッチSW0がオフの状態となっているときには、捕獲待機スイッチSW1がオン又は報知動作スイッチSW2がオンしても、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1は何ら動作をしない状態が維持される。
続いて、センサー部200及び押さえ付け部材300について説明する。
センサー部200は、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1においては、発光素子(赤外線LEDとする。)210と、当該発光素子210が発した光を受光する受光素子220とを有し、発光素子210が発した光が有害小動物によって遮られると、検知信号を出力する光遮断検知型のセンサーである。
また、発光素子210には、当該発光素子210が発する光を絞り込んで出力するための小孔211aを有する発光部側の光絞り部211が設けられており(図2における破線枠Aの拡大図参照。)、受光素子220には、当該受光素子220に入力する光を絞り込んで当該受光素子220に入力させるための小孔221aを有する受光部側の光絞り部221が設けられている(図2における破線枠Bの拡大図参照。)。
このように、発光素子210に光絞り部211が設けられていることにより、発光素子210から発する光は拡散せずに線状の光線とすることができ、また、受光素子220にも光絞り部221が設けられていることにより、発光素子210が発する光を高精度に受光することができる。これにより、発光素子210が発する光をネズミが遮った場合、光が遮られたことを高精度に検知できる。
ところで、発光素子210は、発光素子側基板230(図4参照。)に取り付けられており、当該発光素子側基板230は、床板部110の表面110aにおける端部(立設板部120とは反対側の端部)側に設けられている。発光素子側基板230は、カバー250によって覆われている。当該カバー250は、例えば、図示のような網状カバーとしてもよい。一方、受光素子220は、受光素子側基板240(図4参照。)に取り付けられており、当該受光素子側基板240とともに立設板部120の裏面120bに設けられている。
なお、発光素子210が発する光の光軸Oxの高さ(床板部110の表面110aからのz軸に沿った高さ)は、発光素子210が発する光を有害小動物が確実に遮ることができるような高さとなるように、発光素子210及び受光素子220の高さが設定されている。また、立設板部120には、発光素子210から発する光が立設板部120の裏面120a側に通過可能な光通過孔122(図1参照。)が設けられており、発光素子210が発した光は、当該光通過孔122を通って受光素子220に入射する。
押さえ付け部材300は、回転軸となる枠部310の一辺311が、床板部110と立設板部120との接合部に沿って配置されており、当該押さえ付け部材300が捕獲待機状態となっているときにおいてはバネ400の付勢力に抗して係止部分P1が係止アーム500によって係止された状態にあり(図1参照。)、当該係止アーム500による係止が解除されると、バネ400の付勢力によって枠部310の一辺311を回転軸として、ほぼ90度の回転角度で、床板部110の表面110a側に勢いよく回転する。このとき、押さえ付け部材300は、床板部110の表面を叩き付けるように一気に回転する。なお、図2及び図3において、二点鎖線で示されている押さえ付け部材300は、回転動作した後の押さえ付け部材300の状態を示すものである。
また、押さえ付け部材300は、線状の金属部材によって形成されており、図1に示すように、外周縁部を形成する枠部310と、当該枠部310の内側に存在し、粗い網目状(格子状)に形成された格子部320と、からなる。具体的には、枠部310は、線状の鉄(ステンレス鋼を含む)などの金属部材がほぼ四角形に折り曲げられて形成され、当該枠部310が押さえ付け部材300の外周縁部を形成する。
一方、格子部320は、枠部310と同様に、線状の鉄(ステンレス鋼を含む)などの金属部材からなり、枠部310内において複数本の金属部材が粗い網目上(格子状)に配置されてなる。このとき、格子部320を形成する線状の金属部材の縦方向及び横方向のそれぞれの間隔d1,d2(図1参照。)は、捕獲対象となる有害小動物のうち小型の有害小動物(例えば、ハツカネズミ)の体長よりも狭くなるように設定することが好ましい。格子部320を形成する線状の金属部材の縦方向及び横方向のそれぞれの間隔d1,d2がこのように設定されていることにより、当該押さえ付け部材300によって、ネズミを押さえ付けたときに、当該ネズミが格子部320から逃げてしまうといったことを防止できる。
このように構成されている押さえ付け部材300を平面視したときの外形の形状(枠部310で囲まれる平面形状)は、基本的には、ほぼ四角形をなすが、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1においては、床板部110に発光素子210及び発光素子側基板230を覆うカバー250が存在するため、当該カバー250に接触しないように、当該カバー250の部分が凹部となっている。また、押さえ付け部材300を平面視したときの外形の面積(枠部310で囲まれる範囲の面積)は、ほぼ100cm〜600cmであることが好ましい。押さえ付け部材300をこのようなサイズとしたのは、次に示すような理由によるものである。
すなわち、ネズミは動作が素早いため、ネズミが例えば図1においてy軸に沿って侵入して、センサー部200の検出範囲(例えば、発光素子210の光軸Ox)に入ったときにおいては、押さえ付け部材300の係止が解除されてから当該押さえ付け部材300がネズミを押さえ付けるまでの間に、ネズミは4cm程度、動いてしまうことが観察によりわかった。このときのネズミの動きが、例えば、後ずさりする動きであるとすると、押さえ付け部材300は、y軸に沿った方向(ネズミの進行方向)において、光軸Oxを中心にして少なくともそれぞれ4cm(光軸Oxを挟んで合計8cm)は必要であり、さらに、ネズミの鼻先を押さえ付けるには、y軸に沿った方向(ネズミの進行方向)において、光軸Oxを中心にして少なくともそれぞれ5cm(光軸Oxを挟んで合計10cm)は必要である。このことは、x軸方向においてもほぼ同様のことが言えるため、押さえ付け部材300は、少なくとも10cm×10cm=100cm程度の面積は必要である。
一方、捕獲効率をより高くするには、より面積を大きくすることが好ましいが、押さえ付け部材300の押さえ行け動作(回転動作)の高速性の維持及び実用性などを考慮すると、むやみに大きくはできない。ここで、力が強く大型のクマネズミを捕獲対象として考えると、クマネズミの体長を20cmとした場合、当該クマネズミを逃さないためには、クマネズミの体長の1/3(ほぼ7cm)を押さえ付けることが必要である。この7cmに上記したネズミが動いてしまう距離(ほぼ4cm)を考慮すると、y軸に沿った方向(ネズミの進行方向)において、光軸Oxを中心にして少なくともそれぞれ11cm(光軸Oxを挟んで合計22cm程度)を確保することが好ましく、多少余裕を見て、25cm〜30cm程度を確保することが好ましい。このことは、x軸方向においてもほぼ同様のことが言えるが、x軸方向の長さは回転速度の高速性の維持などを考慮して、20cm程度とすることが好ましい。この場合、押さえ付け部材300は、30cm×20cm=600cm程度の面積となる。
以上のことから、押さえ付け部材300を平面視したときの外形の面積(枠部310で囲まれる範囲の面積)は、ほぼ100cm〜600cmであることが好ましく、クマネズミを対象とした場合には、600cmであることが好ましい。仮に、押さえ付け部材300を平面視したときの外形の面積(凹部となっている部分を含めた面積)をほぼ600cmとした場合には、図1〜図3において、x軸に沿った方向を横方向、y軸に沿った方向を縦方向とした場合、例えば、横方向の長さを20cm程度、縦方向の長さを30cm程度とすることが好ましい。
ところで、押さえ付け部材300は、上記したように、係止アーム500による係止が解除されると、バネ400の付勢力によって床板部110を叩き付けるように一気に回転するため、バネ400は付勢力が強力なものであることが好ましい。実施形態1に係る有害小動物装置1においては、押さえ付け部材300をバネ400の付勢力に抗して指で持ち上げようとしたときに当該指に加わる力(静的バネ力と呼ぶことにする。)は、約1.5Kgであった。一方、捕獲待機状態にある押さえ付け部材300の係止を解除して、当該押さえ付け部材300を、床板部110を叩き付けるように一気に回転させたときに床板部110に加わる力(動的バネ力と呼ぶことにする。)は、約15Kgであった。
このように、捕獲待機状態にある押さえ付け部材300の係止が解除されて、当該押さえ付け部材300が床板部110を叩き付けるように一気に回転したときにおいては、強い動的バネ力によってネズミを押さえ付けることがきるため、押さえ付け部材300が、例えば、力の強いとされるクマネズミを押さえ付けたとすると、押さえ付けられたクマネズミは、たとえ力が強くても逃げることができず、ほぼ確実に捕獲できることが実験により確かめられた。また、押さえ付け部材300は、線状の金属部材で形成されているため、ネズミを押さえ付けたときに当該ネズミに与える衝撃は大きく、ネズミに大きなダメージを与えることができる。
ところで、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1においては、有害小動物(この場合、クマネズミ)をおびき寄せるための餌は、固形の餌ではなく、粉状又は粒状の餌(特に限定されるものではないが、例えば、粉状又は粒状のチーズや粉状又は粒状の穀類など)を用いるものとし、これらの餌を床板部110の表面110aにおける餌置き場(例えば、図1における破線枠Cで囲まれる範囲)に撒いておく。このため、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1においては、餌(固形の餌)を取り付ける餌取り付け部材は存在しない。なお、餌置き場(例えば、図1における破線枠Cで囲まれる範囲)は、図1においては円形状としたが、これは、餌を撒く範囲を大まかに示すものであり、円形状に限られるものではなく、適度に広がりを有した範囲である。
このように、餌を粉状又は粒状のものとし、当該粉状又は粒状の餌を床板部110の表面110aに撒いておくと、警戒心の強いクマネズミも警戒心を抱かずに当該粉状又は粒状の餌を食べにくることが考案者の実験により確かめられている。また、押さえ付け部材300が捕獲待機状態(図1に示す状態)にあるときにおいては、床板部110の表面110aの餌置き場(例えば、図1における破線枠Cで囲まれる範囲)には、粉状又は粒状の餌以外のものは存在せず、また、床板部110が木製であることにより、ネズミ(この場合は、特にクマネズミ)が生活する環境と大きく異ならないようにすることができる。
続いて、係止アーム500及びソレノイド600について説明する。
係止アーム500は、立設板部120に形成されている開口窓部121を通して立設板部120の裏面120b側から表面120a側にほぼ水平方向に突出するように設けられている。そして、係止アーム500の先端部511が押さえ付け部材300の係止部分P1を係止可能とするように鉤状となっており、中途部に設けられている軸512が係止アーム取り付け用のフレーム530に回転自在に軸支されている。なお、以下では、先端部511を「先端鉤部511」という。
また、係止アーム500の先端鉤部511側の所定位置と立設板部120との間には、コイルバネ540が設けられており、当該コイルバネ540の収縮力によって、係止アーム500には、先端鉤部511を下方向に回転させようとする力が常時与えられている。
このように構成されている係止アーム500は、先端鉤部511を押さえ付け部材300の枠部310の係止部分P1に引っ掛けることにより、押さえ付け部材300をバネ400の付勢力に抗して捕獲待機状態に保持することができる。
ソレノイド600は、電源Eからの電力が供給されると、電磁力によって鉄心610(図2参照。)をz軸に沿った下方向に押し出して、係止アーム500の係止を解除させるように動作する。具体的には、ソレノイド600は、鉄心610が係止アーム500の後端部513(先端鉤部511と反対側の端部)を押圧可能に配置されている。そして、センサー部200からの検知信号が非出力状態(リレー700がオフの状態)においては、鉄心610は係止アーム500の後端部513に対して非押圧状態にあり、センサー部200からの検知信号が出力されたとき(リレー700がオフからオンとなったとき)においては、鉄心610を下方向に押し出して、係止アーム500の後端部513を押圧するように動作する。
鉄心610が係止アーム500の後端部513を押圧するように動作すると、係止アーム500は、コイルバネ540の収縮力に抗して先端鉤部511が上方に移動するように回転し、押さえ付け部材300に対する係止を解除する。これにより、押さえ付け部材300は、バネ400の付勢力を受けて床板部を叩き付けるように一気に回転する。
続いて、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1の電気回路について図4を参照して説明する。発光素子210は、発光素子側基板230に設けられており、受光素子220は、受光素子側基板240に設けられている。発光素子側基板230には、電源Eからの電力を入力する正(+)側及び負(−)側入力端子231と、発光素子210を点灯制御するための制御回路232とを有している。一方、受光素子側基板240には、電源Eからの電力を入力する正(+)側及び負(−)側入力端子241と、リレー700と、受光素子220を動作させるための制御を行うとともに、受光素子220からの信号(発光素子210が発する光が遮られたときに出力する信号)に基づいてリレー700の制御を行う制御回路242とが設けられている。
ここで、発光素子210からの光を受光素子220で検知している状態においては、リレー700の接点は、ノーマルクローズ(NC)側すなわちオフとなっている。リレー700の接点がオフとなっているときは、ソレノイド600の鉄心610は、図示実線で示す位置となっており、当該位置においては、鉄心610は係止アーム500の後端部513に接触しているだけで押圧していない状態(非押圧状態)となっている。この状態において、発光素子210からの光が遮られると、リレー700の接点はノーマルオープン(NO)側に切り換わってオンとなる。リレー700の接点がオンとなると、ソレノイド600には電源Eからの電力が供給されて、鉄心610を押し出すように動作する。これによって、鉄心610が係止アーム500の後端部513を押圧し、それによって、係止アーム500の後端部513が図4の破線で示すように押し下げられて、先端鉤部511が上方に移動するように回転し、押さえ付け部材300に対する係止を解除する。
また、電源Eからの電力を発光素子側基板230、受光素子側基板240及びソレノイド600に供給する回路中には、メインスイッチSW0と捕獲待機スイッチSW1とが直列に設けられている。このため、発光素子側基板230、受光素子側基板240及びソレノイド600は、メインスイッチSW0と捕獲待機スイッチSW1とが共にオンしている間だけ動作が可能となる。なお、捕獲待機スイッチSW1は、前述したように、押さえ付け部材300が係止アーム500に係止されている状態(捕獲待機状態)のときにオンするスイッチである。
また、実施形態1に係る有害小動物装置1の電気回路には、押さえ付け部材300の係止が解除されたことを当該有害小動物捕獲装置1の設置個所から離隔した位置に報知可能な報知部(報知ランプLとする。)が設けられている。そして、この報知ランプLと電源Eとの間には、メインスイッチSW0と報知動作スイッチSW2とが直列に設けられている。このため、報知ランプLは、メインスイッチSW0がオンの状態となっているときに、報知動作スイッチSW2がオンすると点灯する。
なお、報知動作スイッチSW2は、前述したように、押さえ付け部材300が係止アーム500に係止されている状態(捕獲待機状態)ではオフとなっており、捕獲待機状態にある押さえ付け部材300の係止が解除されたときにオンするスイッチである。報知ランプLの種類は特に限定されるものではなく、例えば、電池によって点灯可能なLED又はフィラメント式の豆電球などを用いることができる。
次に、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1の使用例について説明する。
実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1を捕獲対象となるネズミ(この場合、クマネズミ)の出現しそうな場所に設置する。このとき、インスイッチSW0をオフした状態で、押さえ付け部材300をバネ400の付勢力に抗して立設板部120側に回転させて、係止アーム500の先端鉤部511で係止して、捕獲待機状態とする。当該捕獲待機状態においては、捕獲待機スイッチSW1がオン状態となるとともに、報知動作スイッチSW2がオフ状態となる。図4における捕獲待機スイッチSW1及び報知動作スイッチSW2の状態は、押さえ付け部材300を係止アーム500の先端鉤部511で係止させた状態(捕獲待機状態)を示している。
この状態で、餌(粉状又は粒状の餌)を床板部110の餌置き場(例えば、図1において破線枠Cで囲まれる範囲)に撒いておく。なお、「床板部110の餌置き場」というのは、床板部110の表面110aにおいて特に限定された範囲ではなく、床板部110の表面において発光素子210から発せられる光の光軸Oxに沿った箇所を中心に適度に広がりを有した範囲とすることが好ましい。そして、メインスイッチSW0をオンすることにより、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1の設置操作が完了する。
その後、クマネズミが出現して床板部110に撒かれている餌を食べようとして、発光素子210から発せられている光を遮ると、受光素子220からの出力(検知信号)によってリレー700がオンする。リレー700がオンすると、ソレノイド600が動作し、鉄心610が係止アーム500の後端部513を押圧動作する。これにより、捕獲待機状態にある押さえ付け部材300の係止が解除され、押さえ付け部材300がバネ400の付勢力により勢いよく回転し、クマネズミを強い衝撃力で床板部110との間で押さえ付けて当該クマネズミを捕獲する。
このとき、押さえ付け部材300は、垂直に立設されている立設板部120の表面120aに沿った位置を起点に回転するため、ほぼ90度の回転によってクマネズミを捕獲するといった動作を行う。このため、押さえ付け部材300が例えば180度回転するタイプの小動物捕獲装置に比べて、押さえ付け部材300の動作時間を短くすることができ、クマネズミに逃げる間を与えることなく、クマネズミを高い確率で捕獲することができる。
なお、押さえ付け部材300の係止が解除されると、オン状態となっていた捕獲待機スイッチSW1がオフ状態となり、オフ状態となっていた報知動作スイッチSW2がオン状態となる。捕獲待機スイッチSW1がオフ状態となると、メインスイッチSW0がオン状態のままであっても、発光素子側基板230及び受光素子側基板240への電力供給は遮断される。
一方、報知動作スイッチSW2がオン状態となると、報知部(報知ランプL)に電力供給がなされて、報知動作(報知ランプLの点灯動作)が行われる。なお、報知部としての報知ランプLは、有害小動物捕獲装置1の設置位置から離隔した場所(例えば、人間が通常時において生活する場所)に設置しておくことが好ましく、当該報知ランプLが点灯していることにより、捕獲動作が行われたことを知ることができる。
報知ランプLの点灯を確認した場合には、有害小動物捕獲装置1を設置している場所に行き、もし、ネズミが捕獲されていた場合には、当該ネズミを何らかの方法で処理する。このとき、メインスイッチSW0をオフすれば、報知ランプLも消灯する。
ところで、押さえ付け部材300の係止が解除された場合、捕獲待機スイッチSW1がオフとなるが、当該捕獲待機スイッチSW1がオフとなることにより、電力消費が比較的大きい発光素子側基板230及び受光素子側基板240への電力供給は遮断されるため、仮に、メインスイッチSW0がオンのままで、押さえ付け部材300の係止が解除された状態をそのまま放置したままとしても、発光素子側基板230及び受光素子側基板240での電力消費はなされない。
これにより、電力消費を抑えることができ、電源(電池)Eの消耗を極力少なくすることができる。但し、押さえ付け部材300の係止が解除された場合において、メインスイッチSW0がオンしたままであると、報知動作(報知ランプLの点灯動作)は続行している。報知ランプLとしてLEDなどの消費電力の小さい素子を使用すれば、消費電力を最小限に抑えることができるが、速やかにメインスイッチSW0をオフとすることが好ましい。
図5は、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1によりネズミが捕獲された状態を示す図である。餌Fを食べに来たネズミMは、図5に示すように、押さえ付け部材300によって押さえ付けられた状態で捕獲される。このように、押さえ付け部材300がネズミMを押さえ付ける際には、当該押さえ付け部材300は、バネ400の付勢力によって床板部110を叩き付けるように一気に回転するが、このとき、床板部110の表面110aに加わる動的バネ力は、前述したように、約15Kgであり、このような強い動的バネ力によってネズミMを押さえ付けることがきる。
このため、例えば、ネズミMが力の強いとされるクマネズミであったとしても、押さえ付けられたクマネズミは、逃げることができず、確実に捕獲できる。また、押さえ付け部材300は、線状の金属部材で形成されているため、ネズミMを押さえ付けたときにネズミに与える衝撃は大きく、ネズミMに大きなダメージを与えることができる。
以上説明したように、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1は、固形の餌を餌取り付け部に取り付けて取り付けるものではなく、床板部110の表面110aに粉状又は粒状の餌をばら撒くようにしており、また、ネズミの通り道となる床板部110の表面110aには、餌取り付け部材などが横たわって存在しているものではないため、ネズミに警戒心を与えることなく餌を食べに来させることができ、高い捕獲効果が期待できる。また、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1は、人工的な家型や箱型の筐体内にネズミを呼び込もうとするものでないため、これによっても、ネズミに警戒心を与えることなく、餌を食べに来させることができ、特に警戒心の強いとされるクマネズミに対しても高い捕獲効果が期待できる。
[実施形態2]
図6は、実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2を説明するために示す図である。
図7は、図1に示した実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1を図6の手前側からy軸に沿って見た側面図である。なお、図7においては、一部が断面として示されている。
図8は、実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2を図6の上方からz軸に沿って見た平面図である。
図9は、実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2を動作させるための電気回路図である。
実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2が実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1と異なる主な点は、センサー部200にある。すなわち、実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2おいては、センサー部200は、有害小動物が発する赤外線を感知すると検知信号を出力する赤外線感知センサー270を用いている。なお、実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2において、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1と同じ構成要素には、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1と同じ符号を用い、重複する説明は極力省略する。
赤外線感知センサー270は、図7に示すように、立設板部120の裏面120bに設置されている。また、赤外線感知センサー270における赤外線入射部には、局所的な特定方向からの赤外線を感知可能とするための赤外線導入パイプ280(図7参照。)が設けられている。このような赤外線導入パイプ280が設けられていることにより、押さえ付け部材300によって確実に捕獲可能な位置にネズミが達したときに、当該ネズミが発する赤外線を感知することができ、ネズミを高い確率で捕獲することができる。なお、赤外線導入パイプ280は、円筒形状をなし、実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2においては、長さを約30mm、内径を約4mmとしている。ただし、赤外線導入パイプ280の長さ及び内径は限定されるものではなく、適宜、最適な長さ及び内径とすることができる。また、形状も円筒形状に限られるものではなく、筒状であればよい。
また、床板部110には、図7及び図8に示すように、立設板部120が存在する側とは反対側の端部側、すなわち、立設板部120とは餌置き場(例えば、図6において破線枠Cで囲まれる範囲)を挟んで反対側の端部側に、当該立設板部120に対面する赤外線遮断用の壁板部150が設けられている。このような壁板部150を設けることによって、例えば、餌置き場(例えば、図6において破線枠Cで囲まれる範囲)を通らずに、床板部110端部(立設板部120が存在する側とは反対側の端部)よりも外側を通過した場合などにおいても、当該ネズミが発する赤外線を感知して押さえ付け部材300を動作させてしまうといった誤動作を未然に防止できる。なお、図7及び図8において示されている一点鎖線Dは赤外線感知範囲を示しており、当該赤外線感知範囲は、壁板部150の表面部においては、ほぼ3cm程度の径d3を有するものとなっている。
いる。で示す
センサー部200としての赤外線感知センサー270は、図9に示すように、赤外線感知センサー基板290に設置されている。なお、図9に示す電気回路が、図4において示されている実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1の電気回路と異なる点は、発光素子側基板230及び受光素子側基板240の代わりに赤外線感知センサー基板290が設けられている点であり、その他は、図4に示す電気回路と同じである。
赤外線感知センサー基板290には、電源Eからの電力を入力する正(+)側及び負(−)側入力端子291と、リレー700と、赤外線感知センサー270が赤外線を感知したときにリレー700を制御する制御回路292とが設けられている。
このような構成において、赤外線感知センサー270が赤外線を感知すると、赤外線感知センサー270からの出力によってリレー700がオンする。リレー700がオンすると、ソレノイド600が動作し、鉄心610が係止アーム500の後端部513を押圧動作する。これにより、押さえ付け部材300の係止が解除され、押さえ付け部材300がバネ400の付勢力により勢いよく回転し、図5に示したように、ネズミを強い衝撃力で押さえ付けてネズミを捕獲する。
なお、実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2においても、図9に示すように、捕獲待機スイッチSW1及び報知動作スイッチSW2が設けられており、これら各スイッチSW1,SW2は実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1と同様の機能を有するとともに同様に動作する。
以上説明した実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2においても、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1と同様の効果が得られる。また、実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2においては、センサー部200として赤外線感知センサー270を用いている。このため、当該赤外線感知センサー270を立設板部120側に設けることにより、床板部110の表面110a上には、発光素子210などを設ける必要がなくなり、床板部110の表面110aをより簡素化できる。また、床板部110の表面110a上には、発光素子などを設ける必要がなくなることから、押さえ付け部材300の形状も単純な形状(例えば単純な四角形)とすることができ、床板部110の表面110aの広い範囲を押さえ付け部材による押さえ付け可能領域とすることができる。
また、赤外線感知センサー270は、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1において使用した発光素子210及び受光素子220とからなる光遮断検知型のセンサーよりも、小さい電力で動作可能である。このため、同じ電池を使用する場合、電池の数をより少なくすることができる。ちなみに、電源としては1.5ボルトの乾電池を使用する場合、実施形態1に係る有害小動物捕獲装置1においては、1.5ボルトの乾電池を8本(12ボルト)使用したが、実施形態2に係る有害小動物捕獲装置2においては、1.5ボルトの乾電池を4本(6ボルト)で使用することで動作可能であった。
なお、本考案は上述の実施形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、下記に示すような変形実施も可能である。
(1)上記各実施形態においては、センサー部200として光遮断型検知のセンサー(実施形態1)及び赤外線感知センサー(実施形態2)を用いた場合を説明したが、これらのセンサー以外にも、例えば、超音波センサー、重量検知センサー及びタッチセンサーなども使用可能である。
センサー部200として超音波センサーを使用する場合には、超音波を発信する超音発信部と当該超音波を受信する超音波受信部とを有し、超音波発信部から発信した超音波を有害小動物が遮断すると検知信号を出力するようにして、当該検知信号により、リレーをオンさせてソレノイドによって押さえ付け部材を動作させるように構成すればよい。また、重量検知センサーを使用する場合には、重量を検知するセンサーを床板部110に設置して、有害小動物が床板部110に載ることによる重量変化を検知したときに検知信号を出力するようにして、当該検知信号により、リレーをオンさせてソレノイドによって押さえ付け部材を動作させるように構成すればよい。また、タッチセンサーを使用する場合には、当該タッチセンサーを床板部110に設置して、ネズミが床板部に存在するタッチセンサーに触れたときに、検知信号を出力するようにして、当該検知信号により、リレーをオンさせてソレノイドによって押さえ付け部材を動作させるように構成すればよい。
(2)上記各実施形態においては、押さえ付け部材300は捕獲待機状態からほぼ90度の回転角度で動作する構成としたが、必ずしも90度に限定されるものではなく、90度を超える回転角度としてもよく、また、十分な捕獲能力が得られれば90度未満の回転角度としてもよい。
(3)上記各実施形態においては、報知部として報知ランプを使用した場合を例示したが、報知ランプにかぎられるものではなく、例えば電子音などの報知音を発する報知音発信器であってもよく、また、報知ランプと報知音発信器とを組み合わせて用いるようにしてもよい。
(4)上記各実施形態においては、押さえ付け部材は、線状の金属部材として直線の金属部材により形成するようにした場合を例示したが、直線ではなく、例えば、餅焼き網のように細かく波打っている金属部材によって形成してもよい。
(5)上記各実施形態においては、係止アームの係止を解除させるように動作する係止解除動作部はソレノイドを使用した場合を例示したが、ソレノイドに限られるものではなく、電力の供給を受けて係止アームの後端部を押圧できるように動作するものであればよい。
(6)上記各実施形態においては、捕獲対象となる有害小動物は、ネズミとして主にクマネズミを例にとって説明したが、クマネズミ以外のネズミにも適用で可能であり、また、ネズミ以外の有害小動物にも適用できることは勿論である。
(7)上記各実施形態においては、立設板部120を設けた場合を例示したが、立設板部120を設けない構成としてもよい。この場合、係止アーム500による押さえ付け部材300の係止の仕方は種々例示できるが、例えば、アームの長さを長くした係止アームを用いて、当該アームの長さの長い係止アームを床板部110上において回転自在に軸支して、当該係止アームの先端鉤部で押さえ付け部材300の係止部分P1を係止できるような構成を例示できる。なお、立設板部120を設けない場合には押さえ付け部材300の回転角度を90度以上とすることもできる。
1、2・・・有害小動物捕獲装置、110・・・床板部、110a・・・床板部110の表面、120・・・立設板部、120a・・・立設板部120の表面、120b・・・立設板部120の裏面、150・・・赤外線遮断用の壁板部、200・・・センサー部、210・・・発光素子、211・・・発光素子側の光絞り部、211a・・・小孔、220・・・受光素子、221・・・受光素子側の光絞り部、221a・・・小孔、270・・・赤外線感知センサー、280・・・赤外線導入パイプ、300・・・押さえ付け部材、310・・・枠部、311・・・回転軸となる枠部一辺、320・・・格子部、400・・・バネ、500・・・係止アーム、600・・係止解除動作部(ソレノイド)、700・・・継電器(リレー)、C・・・餌置き場、D・・・赤外線感知範囲、E・・・電源、P1・・・回転軸となる枠部の一辺とは反対側に位置する所定部分(係止部分)、SW0・・・メインスイッチ、SW1・・・捕獲待機スイッチ、SW2・・・報知動作スイッチ

Claims (17)

  1. 捕獲対象となる有害小動物を捕獲する有害小動物捕獲装置であって、
    表面が餌置き場となる床板部と、
    電源からの電力供給を受けて動作し、捕獲対象となる有害小動物を前記床板部の表面上で検知すると検知信号を出力するセンサー部と、
    外周縁部を形成する枠部のうち当該枠部の一辺が回転軸となるように軸受け部に軸支され、捕獲待機状態からバネの付勢力によって回転動作して前記有害小動物を前記床板部との間で押さえ付ける押さえ付け部材と、
    前記立設板部に設けられ、前記枠部のうち前記回転軸となる枠部の一辺とは反対側に位置する所定部分を前記バネの付勢力に抗して係止することにより、前記押さえ付け部材を前記捕獲待機状態に保持可能な保持可能な係止アームと、
    前記検知信号に基づいて前記係止アームの前記押さえ付け部材に対する係止を解除させるように動作する係止解除動作部と、
    を備えることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  2. 請求項1に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記床板部から立設されている立設板部をさらに有し、前記係止アームは、当該立設板部の側に設けられているとともに、前記押さえ付け部材は、前記回転軸となる枠部の一辺が、当該床板部と当該立設板部との接合部に沿って配置されていることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  3. 請求項1又は2に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記センサー部は、発光素子と当該発光素子が発した光を受光する受光素子とを有し、前記発光素子が発する光が遮られると前記検知信号を出力する光遮断検知型のセンサーであることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  4. 請求項3に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記発光素子には、当該発光素子が発する光を絞り込んで出力するための小孔を有する発光部側の光絞り部が設けられており、
    前記受光素子には、当該受光素子に入力する光を絞り込んで当該受光素子に入力させるための小孔を有する受光部側の光絞り部が設けられていることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  5. 請求項3又は4に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記発光素子は、赤外線発光素子であることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  6. 請求項1又は2に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記センサー部は、前記有害小動物が発する赤外線を感知すると、前記検知信号を出力する赤外線感知センサーであることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  7. 請求項6に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記赤外線感知センサーにおける赤外線入射側には、局所的な特定方向からの赤外線を感知可能とするための赤外線導入パイプが設けられていることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  8. 請求項6又は7に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記床板部の端部側には、当該床板部の端部よりも外側から発せられる赤外線を遮断するための赤外線遮断用の壁板部が立設されていることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  9. 請求項1又は2に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記センサー部は、超音波発信部と当該超音波発信部が発信した超音波を受信する超音波受信部とを有し、前記超音波発信部が発する超音波が遮られると前記検知信号を出力する超音波遮断検知型のセンサーであることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  10. 請求項1又は2に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記センサー部は、重量の変化を検知すると前記検知信号を出力する重量検知センサーであることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  11. 請求項1又は2に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記センサー部は、触れると前記検知信号を出力するタッチセンサーであることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記押さえ付け部材が前記捕獲待機状態となっているときにオン状態となり、前記センサー部に前記電源からの電力供給を可能とする捕獲待機スイッチをさらに有することを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記押さえ付け部材は、線状の金属部材によって形成され、
    前記外周縁部となる枠部と、
    当該枠部の内側に存在し、網目状に形成された格子部と、
    を有し、前記格子部を形成する前記線状の金属部材の縦方向及び横方向のそれぞれの間隔は前記有害小動物の体長よりも短く設定されていることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記捕獲動作待機状態となっている前記押さえ付け部材の係止が解除されると、当該押さえ付け部材の係止が解除されたことを当該有害小動物捕獲装置の設置個所から離隔した位置に報知可能な報知部をさらに備えることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  15. 請求項14に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記報知部は、報知光を発する報知光発光部又は報知音を発する報知音発生部の少なくとも一方であることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記捕獲対象となる有害小動物は、ネズミであることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
  17. 請求項16に記載の有害小動物捕獲装置において、
    前記ネズミは、クマネズミであることを特徴とする有害小動物捕獲装置。
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