JP3210813U - ゴルフクラブ用スタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的多数のゴルフクラブを同時に立て掛けることができ、しかも、ゴルフクラブのグリップなどに傷が付き難く、必要なゴルフクラブを取り出し易いゴルフクラブ用スタンドを提供する。【解決手段】ゴルフクラブを立て掛けるゴルフクラブ用スタンドであって、下端側が地中に配置された状態で立設される支柱部2と、支柱部2の上端付近に配置されたクラブ受け部4とを有し、クラブ受け部4の外周に沿って、ゴルフクラブのグリップ部近傍を係止するための複数の縦溝6が互いに離間して形成される。【選択図】図1
Description
本考案は、ゴルフ場やゴルフ練習場等に設置され、ゴルフプレイヤー等がゴルフクラブを立て掛けることのできるゴルフクラブ用スタンドに関する。
この種のゴルフクラブ用スタンドに関連する先行技術文献情報として下記に示す特許文献1がある。この特許文献1に記されたゴルフクラブ用スタンドは、下端を地面に突き刺すことのできる円筒状棒を備えており、その円筒状棒の上端付近に設けられた一つのU字形の受入部が複数のゴルフクラブのグリップ部を受け入れる構成になっている。
一般に、ティーグラウンドには3〜4人がそれぞれ2本程度のクラブを持って立つことが多い。しかし、特許文献1に記されたゴルフクラブ用スタンドでは、3、4本以上などの多数のゴルフクラブを同時に立て掛けることは難しいという問題があった。また、特許文献1に複数のゴルフクラブを敢えて一度に立て掛けた場合、例えば受入部内でシャフトやグリップ部どうしが絡み合った状態となりやすい。そのため、シャフトやグリップどうしがこすれてゴルフクラブに傷が入り易くなる虞や、複数のゴルフクラブの中から、必要なゴルフクラブを取り出し難くなるという問題があった。
そこで、本考案は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的多数のゴルフクラブを同時に立て掛けることができ、しかも、複数のゴルフクラブを同時に立て掛けても、ゴルフクラブに傷が入り難く、また多数の中から必要なゴルフクラブを選んで取り出し易いゴルフクラブ用スタンドを提供することにある。
請求項1の考案は、ゴルフクラブを立て掛けるゴルフクラブ用スタンドであって、下端側が地中に配置された状態で立設される支柱部と、前記支柱部の上端付近に配置されたクラブ受け部とを有し、前記クラブ受け部の外周に沿って、複数の縦溝が互いに離間して形成され、一つの前記縦溝に、一本の前記ゴルフクラブのグリップ部近傍が係止されて、複数の前記ゴルフクラブを立て掛け可能とする、ゴルフクラブ用スタンドである。
請求項2の考案は、請求項1に記載のゴルフクラブ用スタンドにおいて、前記クラブ受け部の外周の径が、少なくとも地上面付近における前記支柱部の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ用スタンド。
請求項3の考案は、請求項1または2に記載のゴルフクラブ用スタンドにおいて、前記支柱部と前記クラブ受け部とが、同一素材からなる一体物であることを特徴とする。
請求項4の考案は、請求項1または2に記載のゴルフクラブ用スタンドにおいて、前記クラブ受け部の下面に嵌挿用孔が形成されており、前記クラブ受け部は前記嵌挿用孔に前記支柱部の上端を嵌挿させることで、前記支柱部に支持されていることを特徴とする。
請求項5の考案は、請求項4に記載のゴルフクラブ用スタンドにおいて、前記支柱部が金属製の筒状体で構成されていることを特徴とする。
請求項6の考案は、請求項1から5のいずれかに記載のゴルフクラブ用スタンドにおいて、地面に埋設されるブロック体を有し、前記支柱部の下端側が前記ブロック体の上面に設けられた凹部に嵌挿されて立設することを特徴とする。
本考案によれば、ゴルフクラブを立て掛けるゴルフクラブ用スタンドであって、下端側が地中に配置された状態で立設される支柱部と、前記支柱部の上端付近に配置されたクラブ受け部とを有し、前記クラブ受け部の外周に沿って、複数の縦溝が互いに離間して形成され、一つの前記縦溝に、一本の前記ゴルフクラブのグリップ部近傍が係止されて、複数の前記ゴルフクラブを立て掛け可能とする構成であるから、少なくとも複数の縦溝の数と同数のゴルフクラブを一度に立て掛けることができるとともに、縦溝は互いに離間して配置されているので、複数のゴルフクラブを互いに接触しないように立て掛けることができる。その結果、ゴルフクラブどうしの接触によってシャフトなどに傷が付く心配がなく、また、複数のゴルフクラブの中から必要なゴルフクラブを選択し、取り出す操作も容易になる。
また、特に、前記クラブ受け部の外周の径が、少なくとも地上面付近における前記支柱部の外径よりも大きい構成とすれば、例えば、クラブ受け部の外周の径や縦溝の数を、所定の本数のゴルフクラブ立て掛け可能に調整しておけば、クラブ受部に立て掛けることのできるゴルフクラブの本数を維持しつつ支柱部の外径を細くした形状とすることができる等の、軽量化を図ることができるとともに、意匠性を向上させることが可能なゴルフクラブ用スタンドを提供できる。
また、特に、前記支柱部と前記クラブ受け部とが、同一素材からなる一体物である構成とすれば、例えば石材等を加工して滑らかに連続した外観が得られるなど、意匠性を向上させ得るとともに、記念碑としても好適なゴルフクラブ用スタンドを提供できる。
また、特に、前記クラブ受け部の下面に嵌挿用孔が形成されており、前記クラブ受け部は前記嵌挿用孔に前記支柱部の上端を嵌挿させることで、前記支柱部に支持されている構成とすれば、クラブ受け部はグリップを傷付け難い素材で形成し、支柱部は金属などの頑丈な素材で形成するなど、互いに性質の異なる異種素材を組み合わせることが可能になるため、ゴルフクラブ用スタンドの設計に自由度が得られる。さらに、必要に応じて、ゴルフクラブ用スタンドをクラブ受け部と支柱部とに分解可能なため、多数のゴルフクラブ用スタンドを出荷する際に実質的な輸送費を抑制できる、ゴルフの競技場内で移動させる作業が簡単になる等の利点が得られる。
また、特に、前記支柱部が金属製の筒状体で構成されていれば、支柱部が石材或いはコンクリートなどで構成されている場合に比べて、支柱部を軽量化でき、ゴルフクラブ用スタンド全体の重量も軽量化されるので、ゴルフクラブ用スタンドの搬送、設置、除去、移動などの操作が簡単にできる。
また、特に、地面に埋設されるブロック体を有し、前記支柱部の下端側が前記ブロック体の上面に設けられた凹部に嵌挿されて立設する構成とすれば、支柱部の下端部を地面に直接突き刺すことで立設させる構成などに比べて、例えば地震等の際の支柱部の揺れをブロック体で規制できるので、地震や強風などの影響でゴルフクラブ用スタンドが傾いたりする可能性がより少なくなり、安定性・安全性に優れたゴルフクラブ用スタンドを提供できる。
以下、本考案の好適な実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
本考案の第1実施形態について図1及び図2を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド50は、支柱部2と、支柱部2の上端に配置されたクラブ受け部4と、支柱部2を支持するブロック体8を備える。
〔第1実施形態〕
本考案の第1実施形態について図1及び図2を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド50は、支柱部2と、支柱部2の上端に配置されたクラブ受け部4と、支柱部2を支持するブロック体8を備える。
本実施形態の、支柱部2は、図1及び図2に示す様に、例えばその下側部分としての一定の外径を有する円柱状部分2aと、円柱状部分2aの上端から上方に向かって次第に拡径する態様で延設される略逆円錐台状部分2bとからなる。
次に、クラブ受け部4は、図2に示す様に、支柱部2の上端から、前記略逆円錐台状の傾斜を維持しつつ上方に延設される略逆円錐台部分4cと、逆円錐台部分4cの上端から、逆円錐台部分4cの上端の外径と同じ外径を維持しつつ上方に延設される円板状部分4bとからなる。
次に、クラブ受け部4は、図2に示す様に、支柱部2の上端から、前記略逆円錐台状の傾斜を維持しつつ上方に延設される略逆円錐台部分4cと、逆円錐台部分4cの上端から、逆円錐台部分4cの上端の外径と同じ外径を維持しつつ上方に延設される円板状部分4bとからなる。
本実施形態の支柱部2とクラブ受け部4とは一つの石材から切削した一体物で形成され、図1及び図2に示す様に、ティーグラウンドで用いられるティーの形状を模したデザインになっている。言い換えると、支柱部2は、前記ティーの形状の下端から略4分の3の高さまでの部分からなり、一方、クラブ受け部4は、前記ティーの形状の下端から略4分の3の高さから上端までの部分からなる。
次に、図1及び図2に示す様に、クラブ受け部4の上端面は概して水平な平面で構成されており、その上端面を含む最大径部14aの外周に、4つの縦溝6が等間隔で形成されている。図1に示すように、ゴルフクラブ1のグリップ部1aを傷付け難いように、縦溝6の平面視における形状は滑らかな半円形となっている。
4つの縦溝6の形状と寸法は互いに共通で、ゴルフクラブ1のグリップ部1aを受け入れるのに十分な幅と、受け入れたグリップ部1aが縦溝6から簡単に抜け出ない程度の深さを有する。
4つの縦溝6の形状と寸法は互いに共通で、ゴルフクラブ1のグリップ部1aを受け入れるのに十分な幅と、受け入れたグリップ部1aが縦溝6から簡単に抜け出ない程度の深さを有する。
支柱部2とクラブ受け部4の製作方法としては、一つの石材を削ることで図1のような形状を実現することができるが、他にも、コンクリートの流し込み、合成樹脂や金属の射出成型など種々の製作方法を適用できる。また、軽量化などの目的で内部に空洞を設けてもよい。
この様に、本実施形態によれば、支柱部2とクラブ受け部4とが同一素材からなる一体物で形成されるため、両者の境界などで切れることなく、滑らかに連続した外観上の特徴が得られ、全体として美観を備えたゴルフクラブ用スタンド50が得られ易い。
この様に、本実施形態によれば、支柱部2とクラブ受け部4とが同一素材からなる一体物で形成されるため、両者の境界などで切れることなく、滑らかに連続した外観上の特徴が得られ、全体として美観を備えたゴルフクラブ用スタンド50が得られ易い。
さらに、ゴルフクラブ用スタンド50は、図1及び図2に示す様に、地面に埋設される例えばコンクリート製のブロック体8を有し、支柱部2の下端側がブロック体8の上面に設けられた凹部8aに嵌挿されることで、支柱部2が鉛直な立設姿勢を保っている。
ブロック体8の形状は特に限定されないが、一例としては、図1に示すように、全体として概して立方体または直方体の上面の四辺を斜めに切り落とした形状などが適している。前述した支柱部2の下端部を嵌挿させるための凹部8aは、支柱部2の下端部の外径に対応した内径を持つように形成されている。
なお、支柱部2をブロック体8から抜き取ることを可能とする等の必要に応じて、凹部8aの内径を少し大きめに設定してもよい。
なお、支柱部2をブロック体8から抜き取ることを可能とする等の必要に応じて、凹部8aの内径を少し大きめに設定してもよい。
本実施形態によれば、支柱部2の下端部を地面に直接突き刺すことで立設させる構成に比べて、例えば地震等の際の支柱部の揺れをブロック体で規制できるので、地震や強風などの影響でゴルフクラブ用スタンドが傾いたりする可能性がより少なくなり、安定性・安全性に優れたゴルフクラブ用スタンドを提供できる。
図1では、便宜的に、2本のゴルフクラブ1を立て掛けた状態が示されているが、クラブ受け部4の外周に全部で4つの縦溝6が互いに離間して配置されているので、4つの縦溝6の一つ一つにゴルフクラブ1のグリップ部1aを係止させることで、4本のゴルフクラブ1を安定した状態で、しかも、ゴルフクラブ1どうしが互いに接触しないように立て掛けることができる。その結果、グリップ部1aなどに傷が付く心配がなく、また、ゴルフクラブ用スタンド50に立て掛けられた複数のゴルフクラブ1の中から必要なゴルフクラブ1を選択し、取り出す操作も容易になる。
また、図1及び図2に示す様に、地上面G付近における支柱部2の外径は、クラブ受け部4の外径よりも十分に小さく作られている。そのため、クラブ受け部4の外径4a並びに縦溝6の数を、所定の本数のゴルフクラブ立て掛け可能に調整しておけば、クラブ受け部4に立て掛けることのできるゴルフクラブの本数を維持しつつ、ゴルフクラブ用スタンド50の軽量化を図ることができるとともに、例えばティーの形状を模したデザイン等の様に、ゴルフクラブ用スタンド50の意匠性を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
本考案の第2実施形態について図3〜図4を用いて説明する。
第2実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60は、基本的に第1実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド50と同様の機能を有するものであり、ここでは、第2実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60が第1実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド50と異なる点を中心に解説する。
本考案の第2実施形態について図3〜図4を用いて説明する。
第2実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60は、基本的に第1実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド50と同様の機能を有するものであり、ここでは、第2実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60が第1実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド50と異なる点を中心に解説する。
本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60が、第1実施形態と比べて最も異なる点は、支柱部12とクラブ受け部14とが別体になっている点である。
すなわち、本実施形態では、図3に示すように、クラブ受け部14は概して逆円錐台状を呈しており、図4に示すように、その下面に、円柱状の支柱部12の上端を受け入れ可能な嵌挿用孔14bが形成されている。クラブ受け部14は、その嵌挿用孔14bに支柱部12の上端を嵌挿させることで、支柱部12の上端付近に支持されている。
すなわち、本実施形態では、図3に示すように、クラブ受け部14は概して逆円錐台状を呈しており、図4に示すように、その下面に、円柱状の支柱部12の上端を受け入れ可能な嵌挿用孔14bが形成されている。クラブ受け部14は、その嵌挿用孔14bに支柱部12の上端を嵌挿させることで、支柱部12の上端付近に支持されている。
前述したように、支柱部12とクラブ受け部14とが別体になっているので、クラブ受け部14はグリップ部1aを傷付け難い合成樹脂などの素材で形成し、支柱部は金属などの頑丈な素材で形成するなど、互いに性質の異なる異種素材を組み合わせることが可能になるため、ゴルフクラブ用スタンドの設計に自由度が得られる。さらに、ゴルフクラブ用スタンド60をクラブ受け部14と支柱部12とに分解可能なため、多数のゴルフクラブ用スタンド60を出荷する際に実質的な輸送費を抑制できる。或いは、ゴルフ場やゴルフ練習場等でゴルフクラブ用スタンド60を移動させる作業が簡単になるなどの利点が得られる。
ゴルフクラブ用スタンド60の支柱部12は金属製の筒状体で構成されている。したがって、支柱部12が石材或いはコンクリートなどで構成されている場合に比べて、支柱部12を軽量化でき、ゴルフクラブ用スタンド60全体の重量も軽量化されるので、ゴルフクラブ用スタンド60の搬送、設置、除去、移動などの操作が簡単にできる。
また、支柱部12を金属製の筒状体で構成しておけば、石材或いはコンクリートなどで構成された支柱部と比べて、外径の小さな筒状体でも十分な剛性を確保できる。
支柱部12を構成する金属製の筒状体の素材としては、鉄、銅、アルミニウム合金など様々な種類の金属から選択可能であるが、耐久性と強度などを考慮するとステンレス鋼などが特に適していると考えられる。
クラブ受け部14は、一つの石材を削ることで図3のような形状を実現することができるが、コンクリートの流し込み、合成樹脂や金属の射出成型など種々の製作方法を適用できる。また、軽量化などの目的で内部に空洞を設けてもよい。
クラブ受け部14は、前述したように概して逆円錐台状を呈しており、その上端部を垂直に面取りすることで設けられた最大径部14aの外周に、全部で4つの縦溝16が等間隔で形成されている。個々の縦溝16の形状と寸法は第1実施形態と基本的に同様である。
クラブ受け部14は、前述したように概して逆円錐台状を呈しており、その上端部を垂直に面取りすることで設けられた最大径部14aの外周に、全部で4つの縦溝16が等間隔で形成されている。個々の縦溝16の形状と寸法は第1実施形態と基本的に同様である。
ゴルフクラブ用スタンド60もまた、地面に埋設されたブロック体18を有し、支柱部12の下端部がブロック体18の上面に設けられた凹部18aに嵌挿されることで、支柱部2が鉛直な立設姿勢を保っている。ブロック体18の形状も図1のものと基本的に同様であるが、凹部18aの内径は、支柱部12の外径に合わせて、図1のものより小さく設定されている。もちろん、支柱部12が必要に応じてブロック体18から抜き取り可能となるように、凹部18aの内径を少し大きめに設定してもよい。
〔第3実施形態〕
本考案の第3実施形態について図5を用いて説明する。
本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド70は、基本的に第2実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60と同様の機能を有するものである。
第3実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド70は、支柱部22とクラブ受け部24とが別体になっている点で、第2実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60と共通の特徴を持っている。
本考案の第3実施形態について図5を用いて説明する。
本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド70は、基本的に第2実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60と同様の機能を有するものである。
第3実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド70は、支柱部22とクラブ受け部24とが別体になっている点で、第2実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60と共通の特徴を持っている。
本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド70の特徴は、第2実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60と比べて、クラブ受け部24の形状が異なる点と、クラブ受け部14を支持する支柱部22が、真直ぐな4本の支柱22aで構成されている点である。
なお、図には示されていないが、各支柱22aの上端は、クラブ受け部24の下面に等間隔で形成されている4つの嵌挿用孔に嵌挿されることで、4本の支柱22aがクラブ受け部14を安定的に支持している。
なお、図には示されていないが、各支柱22aの上端は、クラブ受け部24の下面に等間隔で形成されている4つの嵌挿用孔に嵌挿されることで、4本の支柱22aがクラブ受け部14を安定的に支持している。
すなわち、図5に示すように、本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド70のクラブ受け部24は概して円板状を呈しており、第2実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド60と比べて、厚さは小さいが直径が大きい。その結果、クラブ受け部24の外周面24aには、第1実施形態や第2実施形態の2倍の8つの縦溝26を互いに離間した状態で設けることが可能になっている。したがって、最大8本のゴルフクラブ1を立て掛けることができる。
また、クラブ受け部24の上端面の面積が大きいので、図5に示すように、そこに種々の文字や絵柄からなるメッセージや広告などを刻印または印字するといった目的に利用し易い。
また、クラブ受け部24の上端面の面積が大きいので、図5に示すように、そこに種々の文字や絵柄からなるメッセージや広告などを刻印または印字するといった目的に利用し易い。
ゴルフクラブ用スタンド70の場合は、地面に埋設されたブロック体28は、平面視で凡そ正方形の直方体状を呈している。ブロック体28の上面には、4本の支柱22aの下端部を受け入れるための4つの凹部28aが形成されている。凹部28aはブロック体28の上面の四隅付近に設けられている。
〔第4実施形態〕
本考案の第4実施形態について図6を用いて説明する。
本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド80は、支柱部32とクラブ受け部34とが、石材などの同一素材からなる一体物となっている点で、第1実施形態と共通の特徴を持っている。すなわち、支柱部32とクラブ受け部34とが、滑らかに連続した外観上の特徴が得られ、全体として美観を備えたゴルフクラブ用スタンド80が得られ易い。
本考案の第4実施形態について図6を用いて説明する。
本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド80は、支柱部32とクラブ受け部34とが、石材などの同一素材からなる一体物となっている点で、第1実施形態と共通の特徴を持っている。すなわち、支柱部32とクラブ受け部34とが、滑らかに連続した外観上の特徴が得られ、全体として美観を備えたゴルフクラブ用スタンド80が得られ易い。
本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド80が第1実施形態と異なる点は、支柱部32が、その下端から上端まで外径がほぼ一定の真直ぐな円柱状を呈している点である。
その円柱状の支柱部32の上端付近の外周面に、合計で8つの縦溝36が等間隔に形成されることで、前記上端近傍がクラブ受け部34として機能する。
その円柱状の支柱部32の上端付近の外周面に、合計で8つの縦溝36が等間隔に形成されることで、前記上端近傍がクラブ受け部34として機能する。
個々の縦溝36の形状や寸法は、他の実施形態のものと凡そ同等であるが、支柱部32が上端付近も含めて全体的に円柱状であるため、縦溝36の下部は下に向かって次第に幅が狭くなることで、概して半円形の下端部とされている。
図6に示すように、ゴルフクラブ用スタンド80のブロック体38は、他の実施形態のものと異なり、支柱部32の外径より大きい外径を有する円注状を呈しているが、この形状に限らず、様々な形状を適用できることは勿論である。
図6に示すように、ゴルフクラブ用スタンド80のブロック体38は、他の実施形態のものと異なり、支柱部32の外径より大きい外径を有する円注状を呈しているが、この形状に限らず、様々な形状を適用できることは勿論である。
本実施形態に係るゴルフクラブ用スタンド80では、支柱部32の表面がシンプルな形状をしており、且つ、表面積が大きいので、図6に示すように、そこに種々の文字や絵柄からなるメッセージや広告などを刻印または印字するといった目的に利用し易い。
以上に示す本考案の4つの実施形態では、クラブ受け部4,14,24,34の上端面がいずれも平面状に構成されているが、必ずしも、クラブ受け部の上端面を平面状に構成する必要はない。例えば、上端面が上向きに突出したドーム状を呈した形態で実施することも可能であり、この場合、クラブ受け部の上端面に雨水や塵埃などが溜まり難いなどの利点が得られる。
このように、クラブ受け部の上端面が、上向きに突出したドーム状を呈した形態で実施する場合は、ゴルフクラブ1のグリップ部1aを受け入れる縦溝は、クラブ受け部の最上端面ではなく、クラブ受け部の上端付近にある最大径部のうちの上端に設ければ好都合である。
以上に示す本考案の4つの実施形態では、支柱部2,12,22,23がいずれも直線状を呈しているが、必ずしも、支柱部を直線状に構成する必要はない。例えば、途中が「く」の字に曲げられた形状の支柱部や、下から上に向かって螺旋状に延びる支柱部など、様々な形状的な変形を加えることが可能である。
また、以上に示す本考案の4つの実施形態では、支柱部2,12,22,23の下端がブロック体8,18,28,38の凹部8a,18a,28a,38aに嵌挿されることで、支柱部2,12,22,23が鉛直な立設姿勢を保っているが、特にクラブ受け部が十分に軽量な場合には、ブロック体を設けずに、支柱部の尖らせた下端部を地面に深く突き刺すことで、支柱部に鉛直な立設姿勢を保たせる形態で実施できる場合もある。
これまで説明して来た様に、本考案の実施形態によれば、ティーグラウンド、パター練習場並びにアプローチ練習場等に設置するのに好適で、比較的多数のゴルフクラブを同時に立て掛けることができ、しかも、複数のゴルフクラブを同時に立て掛けても、ゴルフクラブに傷が入り難く、また多数の中から必要なゴルフクラブを選んで取り出し易いゴルフクラブ用スタンドを提供できる。
以上、本考案の実施形態のうち幾つかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらはあくまでも例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本考案を実施することが可能である。
本考案は、ゴルフクラブを立て掛けるゴルフクラブ用スタンドに従来見られた課題を解決するための技術として利用可能な考案である。
1 ゴルフクラブ
2,12,22,23 支柱部
4,14,24,34 クラブ受け部
14b 嵌挿用孔
6,16,26,36 縦溝
8a,18a,28a,38a 凹部
50,60,70,80 ゴルフクラブ用スタンド
8 ,18,28,38 ブロック体
2,12,22,23 支柱部
4,14,24,34 クラブ受け部
14b 嵌挿用孔
6,16,26,36 縦溝
8a,18a,28a,38a 凹部
50,60,70,80 ゴルフクラブ用スタンド
8 ,18,28,38 ブロック体
Claims (6)
- ゴルフクラブを立て掛けるゴルフクラブ用スタンドであって、
下端側が地中に配置された状態で立設される支柱部と、
前記支柱部の上端付近に配置されたクラブ受け部とを有し、
前記クラブ受け部の外周に沿って、複数の縦溝が互いに離間して形成され、一つの前記縦溝に、一本の前記ゴルフクラブのグリップ部近傍が係止されて、複数の前記ゴルフクラブを立て掛け可能とすることを特徴とするゴルフクラブ用スタンド。 - 前記クラブ受け部の外周の径が、少なくとも地上面付近における前記支柱部の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ用スタンド。
- 前記支柱部と前記クラブ受け部とが、同一素材からなる一体物であることを特徴とする請求項1または2に記載のゴルフクラブ用スタンド。
- 前記クラブ受け部の下面に嵌挿用孔が形成されており、前記クラブ受け部は前記嵌挿用孔に前記支柱部の上端を嵌挿させることで、前記支柱部に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載のゴルフクラブ用スタンド。
- 前記支柱部が金属製の筒状体で構成されていることを特徴とする請求項4に記載のゴルフクラブ用スタンド。
- 地面に埋設されるブロック体を有し、前記支柱部の下端側が前記ブロック体の上面に設けられた凹部に嵌挿されて立設することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のゴルフクラブ用スタンド。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017001337U JP3210813U (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | ゴルフクラブ用スタンド |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS449388Y1 (ja) * | 1965-11-12 | 1969-04-16 | ||
JPS5314340U (ja) * | 1976-07-19 | 1978-02-06 |
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2017
- 2017-03-28 JP JP2017001337U patent/JP3210813U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS449388Y1 (ja) * | 1965-11-12 | 1969-04-16 | ||
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Legal Events
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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