JP3210513U - 着装具 - Google Patents

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Abstract

【課題】多彩な色が施された唯一無二のバッグなどの着装具を提供する。【解決手段】バッグ100は、外観となる生地に複数の色味41を試した生地を用いている。生地は、着物または帯として仕立てられる生地を染色するときに複数の色味を試した生地である。バッグは、バッグ本体と、持ち手とを有し、生地は、バッグ本体および持ち手の少なくとも何れか一方に用いられ、複数の色味は、それぞれ異なる形状であることが好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、身に着けることが可能な着装具に関するものである。
着装具としての着物本体、帯、草履、風呂敷、扇子またはバッグなどの生地には様々なものが用いられている。
例えば、特許文献1には、表面材と前記表面材に接着された内張下地材とからなる外郭構成部材で形成され、表面材を桜皮としたバッグが開示されている。このように、バッグの表面材に桜皮を用いることで、日本伝統の素朴な色彩と光沢の美感を期待することができる。
特開2012−165917号公報
一方で、使用者の価値観の多様化により、多彩な色が施され、他人が所有していないような唯一無二の着装具についての需要もある。
本考案は、このような点に鑑みてなされたものであり、多彩な色が施された唯一無二の着装具を提供することを目的とする。
本考案の着装具は、外観となる生地に複数の色味を試した生地を用いたことを特徴とする。
また、本考案の好ましい着装具は、前記生地が、着物または帯として仕立てられる生地を染色するときに複数の色味を試した生地であることを特徴とする。
また、本考案の好ましい着装具は、バッグであって、バッグ本体と、持ち手とを有し、前記生地は、前記バッグ本体および前記持ち手の少なくとも何れか一方に用いられることを特徴とする。
また、本考案の好ましい着装具は、前記複数の色味は、それぞれ異なる形状であることを特徴とする。
本考案によれば、多彩な色が施された唯一無二の着装具を提供することができる。
第1の実施形態のバッグ全体の構成を示す図である。 第1の実施形態のバッグを分解した状態の構成を示す図である。 複数の色味を試している状態を示す図である。 第2の実施形態のバッグ全体の構成を示す図である。
本考案に係る実施形態の着装具について図面を参照して説明する。
着装具とは、身に着けることが可能なものであって、例えば、着物本体、帯、草履、風呂敷、扇子またはバッグなどが含まれる。
以下では、着装具としてバッグ、具体的には手持ちバッグについて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態のバッグ100全体の構成を示す図である。図2は、本実施形態のバッグ100を分解した状態の構成を示す図である。
バッグ100は、バッグ本体10と、持ち手部20とを有している。
バッグ本体10は袋状であって、内部に被収容物の収容空間を有する。
図2に示すように、本実施形態のバッグ本体10は、複数の生地から構成される。具体的に、バッグ本体10は、表側生地11(11a,11b)、裏側生地12(12a,12b)、および、底板13を備える。
表側生地11は、バッグ本体10の外観となる生地である。本実施形態の表側生地11は、第1表側生地11aおよび第2表側生地11bから構成され、第1表側生地11aの端と第2表側生地11bの端とをそれぞれ縫い合わすことで表袋(または表袋の一部)が形成される。なお、表側生地11は、1枚のみから構成されていてもよく、3枚以上から構成されていてもよい。
本実施形態の表側生地11は、後述するように複数の色味41を試した生地40が用いられている。このような複数の色味41を試した生地40を色見本という。ここで、色味とは、例えば、色の濃淡やずれの具合、色合い、色加減をいう。また、色味を試すとは、意図している色味であるか否かを確認するために染色(着色)することをいう。ここで、複数の色味を試した生地40とは、着物または帯として仕立てられる生地を染色するときに複数の色味を試した生地であって、例えば絹が用いられる。なお、複数の色味を試した生地40についての詳細は、図3を参照して後述する。
裏側生地12は、表側生地11に重ね合わされる生地であり、外観とならない生地である。本実施形態の裏側生地12は、第1裏側生地12aおよび第2裏側生地12bから構成され、第1裏側生地12aの端と第2裏側生地12bの端とをそれぞれ縫い合わすことで裏袋(または裏袋の一部)が形成される。
本実施形態の裏側生地12は、表側生地11と異なる生地が用いられる。例えば、裏側生地12には、綿、ウール、麻、化学繊維などを原料糸とする生地が用いられている。
なお、裏側生地12は、1枚のみから構成してもよく、3枚以上から構成してもよく、更にバッグの種類によっては省略して構成してもよい。
底板13は、バッグ本体10の外観となる下端に配置される板である。本実施形態の底板13は、表側生地11と下端で縫い合わすことで、バッグ本体10のフォルムが整えられる。底板13は、例えば、本革、合皮、プラスチック製のプレートなどが用いられる。
なお、底板13は、外観とならないように収容空間内の下端に配置してもよく、更にバッグの種類によっては省略してもよい。
持ち手部20は、使用者が持つために紐状あるいは帯状に形成される。本実施形態の持ち手部20は、第1持ち手20aおよび第2持ち手20bから構成される。第1持ち手20aは、長手方向における両端部が、第1表側生地11aや第1裏側生地12aの上端に間隔を空けて縫い合わされる。第2持ち手20bは、長手方向における両端部が、第2表側生地11bや第2裏側生地12bの上端に間隔を空けて縫い合わされる。
持ち手部20は、外観となる生地であって、表側生地11と同様に複数の色味41を試した生地40であって、本実施形態では絹が用いられる。なお、持ち手部20は、複数の色味を試した生地40以外の生地であってもよく、バッグの種類によっては省略して構成してもよい。
次に、複数の色味を試した生地40について説明する。本実施形態では、職人である染匠が、白生地に手描き友禅によって染色するときに色味を試す場合を例にして説明する。
手描き友禅とは、染色技法のひとつであって、着物や帯などを仕立てるための白生地に糸目糊を使って模様の輪郭線を描いた後に色挿し(彩色)することで、隣り合う色同士が混ざらないように防染でき、絵画のような華やかな絵柄を染色することができる染色技法である。
ここで、手描き友禅による染色の一般的な工程について簡単に説明する。まず、図案に基づいて白生地に下絵の模様を描く。白生地として例えば絹が用いられる。次に、糸目糊を使って模様の輪郭線を描く。次に、染料が染まり易くするために生地全体に地入れを行う。地入れには豆汁などが用いられる。次に、輪郭線に囲まれた模様に筆や刷毛で染料を染色する色挿しを行う。このとき、染料には植物染料(藍、紅花等)、動物染料、化学染料などが用いられる。なお、染料は例えば数色程度の原色を混ぜ合わせることにより、染匠が所望する色を一色ずつ調合して生成する。
次に、必要に応じて、80度以上の蒸気を当ててから蒸しを行い、生地に染料を定着させる。次に、模様全体を防染するために糊を置き、糊ぶせを行う。このとき、模様の輪郭線を描くときに使った糸目糊と濃度の異なる同じ材質の糊が用いられる。次に、生地の地の部分を染色する、引き染めを行う。引き染めに使用する染料は、色挿しの工程と同様に、染匠が所望する色を調合して生成する。次に、80度以上の蒸気を当てて引き染めした生地に染料を定着させる蒸しを行う。次に、生地に付いた余分な染料や糊を水で洗い流す水元を行う。次に、生地に蒸気を当てながら、真っ直ぐにのばす湯のしを行う。次に、必要に応じて、金彩、上絵仕上げ、刺繍などを施すことで、着物や帯などを仕立てるための生地となる。
図3は、複数の色味を試している状態を示す図である。
図3には、着物などを仕立てるための生地であって色挿しの対象とする生地30と、染匠が所望する色として調合した染料の色味を試す生地40を示している。生地30は、例えば絹であって、染匠によって絵皿50内で調合された染料によって染色される。また、生地40も、生地30と同一の生地であり、例えば絹である。また、生地30に、上述した地入れが行われている場合には、生地40にも地入れが行われていることが好ましい。また、生地40は、地入れが行われた生地30の一部であってもよい。
ここで、色挿しの工程において所望する色の染料を絵皿50に調合するとき、染匠は絵皿50内の染料の色を確認するのみでは、所望する色であるか否かを判断することは困難である。すなわち、所望する色だと思った染料でも絵皿50のまま視認する色味と、色挿しした色味とは異なっており、実際に生地30に色挿しした場合に所望する色とは異なっている場合がある。
そこで、本実施形態では、調合した染料の色味を試すための生地40を用意して、更に生地40を色挿しの対象である生地30と同一の生地にする。したがって、染匠は調合した染料を生地30に染色する前に生地40に色味41を染色することで、調合した染料が所望する色であるか否かを正確に判断することができる。また、染匠は、染料を調合する度に、色味41が試されていない領域に染色することで、生地40には複数の異なる色味41が一面に施される。
図3に示すように、色味41が一面に施された生地40は、色味を試すための生地であるという性質上から多彩な色が施される。特に、手描き友禅という華やかな絵柄を染め付けるときの染色技法であることから、試される色味も華やか色味である場合が多い。また、生地40は、染匠が手作業で調合した一つ一つの色味を試すことから、同じ色味41のパターンが表れることなく、唯一無二の生地40となる。
なお、図3に示す生地40では、筆によって染料の色味41が試されていることから、色味41の一つ一つの形状が筆で描いたときに表れる略楕円状となっている。しかしながら、色味41を試す筆の形状や刷毛の形状に応じて表れる形状が異なってくる。何れにしても、生地40には、染匠が手作業で一つ一つの色味41を試していることから、色味41の一つ一つの形状が似ることはあっても全く同一の形状となることはない。
ここで、本実施形態のバッグ100は外観となる生地、具体的に表側生地11および持ち手部20の生地には、複数の色味41を試した生地40が用いられる。上述したように、生地40自体は多彩な色が施された唯一無二の生地であることから、この生地40が用いられたバッグ100も同様に、多彩な色が施された唯一無二のバッグである。特に、生地40は着物や帯を仕立てるための生地と同一であることから、着物を着用したときに本実施形態のバッグ100は所持することで着物との調和を図ることができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態のバッグ100は、外観となる表側生地11全体が複数の色味41を試した生地40である場合について説明した。本実施形態のバッグ200は、表側生地11の表面に張り合わせた模様部60が、複数の色味41を試した生地40である場合について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成は適宜、その説明を省略する。
図4は、本実施形態のバッグ200全体の構成を示す図である。
バッグ200は、バッグ本体10と、持ち手部20と、模様部60とを有している。本実施形態では、第1の実施形態と異なりバッグ本体10および持ち手部20には、色味41を試した生地40が用いられていない。
模様部60は、外観となる生地であって、バッグ本体10のうち表側生地11aの表面に縫い合わされている。ここで、模様部60には、複数の色味41を試した生地40が用いられている。したがって、生地40が用いられたバッグ200は、多彩な色が施された唯一無二のバッグである。
以上、本考案を上述した実施形態により説明したが、本考案は上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で変更等が可能である。
本実施形態では、バッグ100、200が手持ちバッグである場合について説明したが、この場合に限られず、ショルダーバッグ、ハンドバッグ、ポーチなどのバッグにも適用することができる。
第1の実施形態では、外観となる生地として、表側生地11および持ち手部20の生地に複数の色味41を試した生地40を用いる場合について説明したが、この場合に限られず、表側生地11および持ち手部20の少なくても何れか一方に複数の色味41を試した生地40を用いてもよい。
本実施形態では、着装具がバッグである場合について説明したが、この場合に限られず、着装具は、着物本体、帯、草履、風呂敷または扇子であってもよい。例えば、草履の場合には、鼻緒の外観となる生地に複数の色味を試した生地を用いることができる。また、座布団などであってもよい。
100、200:バッグ 10:バッグ本体 11:表側生地 12:裏側生地 13:底板 20:持ち手部 30:生地 40:生地 41:色味 60:模様部

Claims (4)

  1. 外観となる生地に複数の色味を試した生地を用いたことを特徴とする着装具。
  2. 前記生地は、
    着物または帯として仕立てられる生地を染色するときに複数の色味を試した生地であることを特徴とする請求項1に記載の着装具。
  3. 前記着装具は、バッグであって、
    前記バッグは、バッグ本体と、持ち手とを有し、
    前記生地は、
    前記バッグ本体および前記持ち手の少なくとも何れか一方に用いられることを特徴とする請求項1または2に記載の着装具。
  4. 前記複数の色味は、それぞれ異なる形状であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の着装具。
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