JP3210451U

JP3210451U - 犬用レインコート

Info

Publication number: JP3210451U
Application number: JP2017001145U
Authority: JP
Inventors: 一条東山
Original assignee: 株式会社ライトワークス
Priority date: 2017-02-27
Filing date: 2017-02-27
Publication date: 2017-05-25
Anticipated expiration: 2027-02-27

Abstract

【課題】安価で、着脱させやすく、首輪および胴輪を装着した状態で着用させられる犬用レインコートを提供する。【解決手段】犬の後頭部から尻尾の付け根までの背側を覆い、加えて首部両側に首固定部５ａ、５ｂ、胴部両側に胴固定部６ａ、６ｂを設けた形状にポリエチレンシートを成形した平面シート２に、首輪と連結させるリードを通す箇所にミシン目３を設け、胴輪と連結させるリードを通す箇所にミシン目４を設け、首固定部５ａ、５ｂおよび胴固定部６ａ、６ｂにそれぞれ面ファスナーテープ７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂを貼付した、平面状の犬用レインコート。【選択図】図１

Description

本考案は、雨天時の散歩等で使用する犬用レインコートに関するものである。

従来、撥水処理を施したナイロンやポリエステル等の布を材料に用い、縫製加工が施された犬用レインコートが多くあった。

実用新案文献１には、ポリエチレンフィルムからなる安価で使い捨ても可能なペット用レインコートが提案されている。

実用新案文献

実用新案文献１

実用新案登録第３２０３３６３号公報

撥水処理された布を縫製加工した犬用レインコートは、素材および縫製等の製造工程にコストがかかり、高価になりがちである。しかし、梅雨時など雨の続く時期には複数着を用意しておく必要があり、一着あたりの価格が安い犬用レインコートが要望されている。

また、レインコートの着用をいやがって激しく動く犬では、着用時に手間のかかる形態、例えば脚部分がズボン状になっているものや、複数のホックを留めるもの、あるいは実用新案文献１にみられるような頭部を挿通させたり、紐を結んだりするものは着用が困難になる場合がある。

さらに、犬の散歩は首輪あるいは胴輪を装着し、それらにリードを繋いで行うが、首輪あるいは胴輪のどちらの場合であっても、それらの上から被せる状態で着用させられ、リードを通すことが可能な犬用レインコートが要望されている。

本考案はこのような事情に鑑みて創案されたもので、安価で、動く犬でも容易に着脱させられ、首輪や胴輪のいずれを装着した犬にもそれらを装着したまま、上から被せて使用できる犬用レインコートを提供することを目的としたものである。

犬の後頭部から尻尾の付け根までの背側を覆い、加えて首部両側に首固定部５ａ、５ｂおよび、胴部両側に胴固定部６ａ、６ｂを設けた形状にポリエチレンシートを成形した平面シート２に、首輪と連結させるリードを通す箇所にミシン目３を設け、胴輪と連結させるリードを通す箇所にミシン目４を設け、首固定部５ａ、５ｂおよび胴固定部６ａ、６ｂにそれぞれ面ファスナーテープ７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂを貼付した、平面状の犬用レインコート。

ポリエチレンシートはポリ袋に使用される極めて安価な素材であり、これを打ち抜き加工のみで作製する平面シート２に面ファスナーテープ７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂを貼付した本考案は、非常に安価な犬用レインコートを提供するものである。

本考案は、犬の背側からマントのようにかぶせ、首固定部５ａ、５ｂおよび胴固定部６ａ、６ｂのそれぞれの面ファスナーテープ７ａと７ｂ、および８ａと８ｂをそれぞれ接着させるだけで簡単に着用させられる犬用レインコートであり、着用時にじっとしていない犬に対しても容易に着せることができる。

平面シート２には首輪と連結させるリードを通す箇所にミシン目３を設け、胴輪と連結させるリードを通す箇所にミシン目４を設けており、首輪あるいは胴輪を装着した上から着用させても、必要に応じてどちらかのミシン目を破くことにより、首輪あるいは胴輪のいずれともリードを繋ぐことが可能である。

本考案の平面図本考案の使用状態を示す斜視図

本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。
平面シート２に使用するポリエチレンシートは、具体的には０．０５〜０．１ミリメートル程度の厚みの低密度ポリエチレンシートであり、この素材は防水効果に優れるとともに、泥等の汚れが付着しにくく、犬が着用した際に動きを妨げない柔軟性をもち、複数回使用しても簡単には破れない強度を有し、さらに動きによる音が発生しにくいため、犬用レインコートに適した素材である。

上記ポリエチレンシートを犬の後頭部から尻尾の付け根までを覆い、加えて首部両側に首固定部５ａ、５ｂおよび、胴部両側に胴固定部６ａ、６ｂを設けた形状に打ち抜き加工により断裁する。本加工時には、同時に、首輪と連結させるリードを通す箇所および胴輪と連結させるリードを通す箇所のそれぞれに、簡単に破くことのできるミシン目３およびミシン目４を打ち抜き加工により設ける。

平面シート２の首固定部５ａに面ファスナーテープ７ａを貼付し、首固定部５ｂには面ファスナーテープ７ａを貼付した反対の面に面ファスナーテープ７ｂを貼付する。

平面シート２の胴固定部６ａに面ファスナーテープ８ａを貼付し、胴固定部６ｂには面ファスナーテープ８ａを貼付した反対の面に面ファスナーテープ８ｂを貼付する。
本考案は以上のような構造である。

本考案を使用するときは、首輪あるいは胴輪を装着した犬の背に平面シート２を被せた後、首固定部５ａ、５ｂの面ファスナーテープ７ａ、７ｂを犬の首のサイズに合わせた位置で接着させ、同様に胴固定部６ａ、６ｂの面ファスナーテープ８ａ、８ｂを犬の胴のサイズに合わせた位置で接着させる。
散歩時に首輪にリードを連結させる場合は、ミシン目３を破り、開いた穴にリードを通して、首輪と連結させる。胴輪にリードを連結させる場合はミシン目４を破り、開いた穴にリードを通して、胴輪と連結させる。
使用後は接着されている面ファスナーテープ７ａと７ｂおよび８ａと８ｂをそれぞれ剥がすことで容易に脱がせることができる。

１犬用レインコート
２平面シート
３ミシン目
４ミシン目
５ａ、５ｂ首固定部
６ａ、６ｂ胴固定部
７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂ面ファスナーテープ

Claims

犬の後頭部から尻尾の付け根までの背側を覆い、加えて首部両側に首固定部を設け、胴部両側に胴固定部を設けた形状にポリエチレンシートを成形した平面状の犬用レインコートであって、
首固定部両側および胴固定部両側にそれぞれ面ファスナーテープが貼付されたことを特徴とする犬用レインコート。
前記ポリエチレンシートの首輪と連結させるリードを通す箇所および胴輪と連結させるリードを通す箇所にそれぞれミシン目が設けられたことを特徴とする請求項１に記載の犬用レインコート。