JP3210448U - ビン類搬送用保冷キャリーバッグ - Google Patents

Abstract

【課題】ビン類等を安全かつ効率よく収容でき、運搬が楽にでき、飛行機の預け手荷物としても預けられ、利用しない時は小さくたため、保冷性を備えた、キャスターが付いたキャリーバッグを提供する。【解決手段】クッション性の高い素材で造られた上部に蓋がある収容部１と、その中にビン類を入れて運搬しても破損しない為の着脱可能な中仕切りと、収容物同士の接触を防ぐためのボトルネックホルダーと、前面小型収容部２と、伸縮可能な移動用キャスター３と、持ち上げる際に持ちやすい側面の持ち手７と、肩に掛けるベルト４と、を有する。収容部は断熱素材で造られており、さらに保冷剤を入れるスペースがあるため、温度管理が可能なだけでなく、仕切りを外して一般的なクーラーバッグとしても利用できる。【選択図】図１

Description

本考案は、ビン類を収納し、搬送および、飛行機で預け手荷物として預けられるキャリーバッグに関するものである。

２０１７年２月現在、国際民間航空機関（ＩＣＡＯ）の指示のもと、主に国際線における航空機内への液体物の持ち込みが制限されており、液体が入ったビン類等を空輸する際には、スーツケース等に入れる、もしくはダンボールその他の梱包材に別途入れて預け手荷物として運搬するのが通常となっている。

しかしながら、一般に使用されているキャリーバッグは、ビン類等の壊れ易い物を搬送するための構造にはなっておらず、そのため緩衝材の利用が必要であり、また効率よく収容できない。また、飛行機の預け手荷物として預けるのに適したビン類専用の梱包材は、あまり普及していない事から入手が難しく、また購入した後、保管する場合にも場所をとるため不向きである。さらに運搬中の温度管理が難しい。

特開平８−２０５９１５

本考案は、係る事実を考慮し、ビン類等を効率よくまた安全に収容でき、運搬が楽にでき、飛行機の預け手荷物としても預けることが可能であり、利用しない場合は小さくたため、保冷機能を備えたキャリーバッグを提供することを目的とする。

本考案は、収容部がクッション性の高い素材で造られており、その中に着脱可能な中仕切りと、収容物同士の接触を防ぐためのボトルネックホルダーにより構成されており、主にビン類を効率よくまた安全に収容できる。また、伸縮可能な移動用キャスターと、運搬する際に持ちやすい側面の持ち手や、肩に掛けベルトがあるため、運搬が容易にできる形状になっている。そのため、飛行機の預け手荷物として預けても収納されたビン類を破損することなく運搬できる。

また収容部は、断熱効果がある素材でできており、さらに収容部内に保冷剤等を収納するポケットがあるので、運搬中の温度管理が可能である。さらに、中仕切りは着脱が可能なので、取り外す事でクーラーバッグとしても利用可能である。

不要時には小さくたたむ事ができる為、保管が容易で再利用が可能である。また飛行機等を利用する際には、預け手荷物としてビン類を入れた状態で預けられることにより問題点を解決している。

上記の様に、本考案のビン類搬送用保冷キャリーバッグは、ビン類を安全かつ効率よく収納出来るだけでなく、運搬が容易、温度管理が可能、保管が容易、再利用が可能である、さらには他の用途にも活用できる点で役立つ。また、旅行の際には、たたんだ状態で持って行き、帰りは飛行機の預け手荷物として預けて帰って来ることが可能となる。

本考案に係るキャリーバッグの全体斜視図である。 本考案に係るキャリーバッグの正面図である。 本考案に係るキャリーバッグの裏面図である。 本考案に係るキャリーバッグの側面図である。 本考案に係るキャリーバッグの収容部の内部を示す斜視図である。 本考案に係るキャリーバッグにビン類を収容した際の内部を示す斜視図である。 本考案に係るキャリーバッグをたたんだ際の正面図である。 本考案に係るキャリーバッグをたたんだ際の側面図である。

図１に示す様に、本考案に係るキャリーバッグは、ビン類等を収容する収容部１と、運搬を容易できるための伸縮可能なキャスター部３と、持ちやすくする為の持ち手７を設け、また肩に担ぐための肩掛けベルト４が装着できる形態になっている。

収容部は図５に示す様に、上蓋９を開けると保冷剤を収納できるポケット１０があり、断熱素材で造られている。また着脱可能なクッション性の高い中仕切り１１を取付ける事で、外部からの衝撃および中に入るビン同士の衝撃を防ぐとともに、効率よく収納することが可能な形状になっている。さらに、搬送時にビン同士がぶつかり破損するのを防ぐため、ビン類を固定するボトルネックホルダー１２とで構成されている。

図７および図８に示す様に、利用しない時は、小さくたためる形状になっている。

本考案に係るキャリーバッグは、酒造メーカーおよび飲料輸入業者等が、自社の商品を入れて営業活動を行う際にも、利用することが可能なキャリーバッグを提供する。

１ 収容部
２ 全面小型収容部
３ キャスター
４ 肩掛けベルト
５ ハンドル
６ キャスターバー
７ 持ち手
８ 支脚
９ 上蓋
１０ 保冷剤収容ポケット
１１ 中仕切り
１２ ボトルネックホルダー

Claims (3)

1. クッション性の高い素材で造られた上部に蓋がある収容部と、その中にビン類を入れて運搬しても破損しない為の着脱可能な中仕切りと、収容物同士の接触を防ぐためのボトルネックホルダーと、前面小型収容部と、伸縮可能な移動用キャスターと、持ち上げる際に持ちやすい側面の持ち手と、肩に掛けるベルトと、を有することを特徴とするキャリーバッグ。
2. 収容部が、断熱効果がある素材でできており、さらに収容部内に保冷剤等を収納するスペースがあり、着脱可能な中仕切りを取り外す事でクーラーバッグとしても利用可能なことを特徴とする請求項１に記載のキャリーバッグ。
3. 利用しない時には小さくたため、飛行機等利用時には、預け手荷物としてビン類を入れた状態で預けられることを特徴とする請求項１または請求項２に記載のキャリーバッグ。

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