JP3210131U - カップベースの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】上端及び底端がカップの底端及び上端にそれぞれ嵌合されることによりカップが相互に定位され、包装しやすくなるカップベースの構造を提供する。【解決手段】カップに連結されるベースの構造であり、カップ4Aは開口部を有し、周面の底面に近接する箇所には環状溝部41Aが周設される。ベースの構造は連結部1を備え、上端には上部2が設けられ、底端には底部3が設けられる。上部には結合部23が設けられ、カップの環状溝部に連結し結合され、底部は平面上に置かれる。底面には上に向けて収容室31が凹設され、収容室には位置決め部33が設けられ、カップの開口部42Bに当接し定位される。【選択図】図4
Description
本考案は、カップの構造に関し、更に詳しくは、カップのベースに関する。
図7は従来のカップの構造である。カップ5A及びベース6で構成され、前記カップ5Aの周縁の底端に近接する箇所には環状溝部51Aが設けられ、前記ベース6の上端には環状フランジ61が設置され、前記カップ5Aの環状溝部51Aに前記ベース6の環状フランジ61が嵌合されることにより、完全なカップが構成される。上述のカップの製造過程では、前記カップ5A及びベース6が別々に製造され、且つ図示するように組み合わせられた状態で包装される。このため、運送中に空間を節約できるという長所を有する。詳しくは、1つのカップ5Aが1つのベース6に結合される以外、複数のカップ5B、5Cの間において、カップの開口部の端縁と隣接するカップの環状溝部とを結合させることにより相互に重置される状態を形成させることで、全体が占める空間を縮減させ、保管及び運送が行いやすくなる。
しかしながら、従来のカップは、従来の構造により前記状態が構成されて包装される場合、1つの包装内に複数のカップが組み合わせられるが、ベースは1つしかなく、各前記カップとペアになる他のベースは別途包装する必要がある。また、各ベースの間を相互に定位させる構造がないため、随意包装内に入れるしかなく、その占有する空間を縮減させることができず、全体的に良好な包装の効果を得られなかった。
そこで、本考案者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に到った。
本考案は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、本考案は、カップベースの構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本考案に係るカップベースの構造は、カップに連結される。前記カップは開口部を有し、且つ前記カップの周面の底面に近接する箇所には環状溝部が周設される。前記ベースの構造は、
連結部と、
前記連結部の上端に設けられる上部であって、結合部が設けられて前記カップの環状溝部に連結するように結合されるものと、
前記連結部の底端に設けられ、且つ平面上に置かれる底部であって、底面には上に向けるように第一収容室が凹設され、前記第一収容室には位置決め部が設けられて前記カップの開口部に当接されることにより定位されるものとを備えることを特徴とする。
連結部と、
前記連結部の上端に設けられる上部であって、結合部が設けられて前記カップの環状溝部に連結するように結合されるものと、
前記連結部の底端に設けられ、且つ平面上に置かれる底部であって、底面には上に向けるように第一収容室が凹設され、前記第一収容室には位置決め部が設けられて前記カップの開口部に当接されることにより定位されるものとを備えることを特徴とする。
本考案によれば、その上端及び底端がカップの底端及び上端にそれぞれ嵌合されることによりカップが相互に定位される効果が得られ、これにより製品が包装しやすくなる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態を図1〜4に基づいて説明する。図1乃至図3は本考案に係るカップベースの構造を図示し、これはカップ(図示せず)に連結される。前記カップは開口部を有し、且つ前記カップの周面の底面に近接する箇所には環状溝部が周設される。前記ベースの構造は、使用者が手に持つための細長い形状の連結部1を含み、前記連結部1の上端には上部2が設けられ、且つ底端には底部3が設けられる。
まず、第1実施形態を図1〜4に基づいて説明する。図1乃至図3は本考案に係るカップベースの構造を図示し、これはカップ(図示せず)に連結される。前記カップは開口部を有し、且つ前記カップの周面の底面に近接する箇所には環状溝部が周設される。前記ベースの構造は、使用者が手に持つための細長い形状の連結部1を含み、前記連結部1の上端には上部2が設けられ、且つ底端には底部3が設けられる。
また、図1及び図3に示すように、前記上部2は環状を呈する縁部21を有し、前記縁部21は第二収容室22を包囲させ、且つ前記縁部21の上端の内縁には結合部23が設けられる。前記結合部23は前記第二収容室22の中心方向に延出するようにフランジ状に形成されてカップの環状溝部に連結するように結合される。本実施形態では、前記結合部23は前記縁部21の上端の内縁に沿って連続する完全な環状フランジとして形成される。
なお、図2及び図3に示すように、前記底部3は拡張される形状を呈し、平面上に置かれる。前記底部3の底面には上に向けるように第一収容室31が凹設され、前記底面の周縁に平面上で支持させるための支持部32が形成される。前記第一収容室31には位置決め部33が設けられ、本実施形態では、前記位置決め部33は連続する完全な環状構造として形成される。前記位置決め部33の外径は前記支持部32の外径より小さく、前記第一収容室31中の前記支持部32と前記位置決め部33との間に嵌め込み空間34が形成され、カップの開口部が嵌入されると共に前記位置決め部33に当接されることにより定位される。
上述の構造により、図4に示すように、カップ4Aの底端が前記ベースの構造の上部2の第二収容室22に嵌入されると、前記縁部21により前記カップ4Aの底端が支えられ、同時に前記縁部21の結合部23が前記カップ4Aの環状溝部41A内に嵌入される。これにより、前記カップ4Aが前記上部2に連結される。
一方、他のカップ4Bはその上端の開口部42Bが前記ベースの構造の底部3の第一収容室31中の嵌め込み空間34内に嵌入され、且つ前記位置決め部33に当接される。これにより、前記位置決め部33と前記開口部42Bとの間が相互に係止され、前記カップ4B及び前記底部3が相互に定位される。
総合すると、本考案のベースの構造は、前記上部2及び前記底部3がカップ4A、4Bの底端及び開口部にそれぞれ結合され、堅固に定位される連結構造が形成される。これにより、製品が製造された後の包装及び運送が行いやすくなり、且つその連結方式によりベースの構造及びカップが確実に対になり、全体的に良好な占有空間の縮減効果が達成される。
(第2実施形態)
次は、第2実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。本実施形態は前述の第1実施形態を基礎とし、前記結合部及び前記位置決め部に変化が加えられる。本実施形態において、前記結合部は複数のブロック231を含み、各前記ブロック231は前記縁部21の上端の内縁に沿って間隔を空けて配列されて環状に形成される。一方、前記位置決め部は複数のブロック331を含み、各前記ブロック331は前記第一収容室31内に間隔を空けて配列されて環状に形成される。このような構造により、本実施形態は前記結合部の各前記ブロック231がカップの環状溝部に嵌入されることにより連結効果が得られる。また、前記位置決め部の各前記ブロック331及びカップの開口部が相互に係止されることにより定位効果が得られる。こうして、前述の第1実施形態と同様の効果が達成される。
次は、第2実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。本実施形態は前述の第1実施形態を基礎とし、前記結合部及び前記位置決め部に変化が加えられる。本実施形態において、前記結合部は複数のブロック231を含み、各前記ブロック231は前記縁部21の上端の内縁に沿って間隔を空けて配列されて環状に形成される。一方、前記位置決め部は複数のブロック331を含み、各前記ブロック331は前記第一収容室31内に間隔を空けて配列されて環状に形成される。このような構造により、本実施形態は前記結合部の各前記ブロック231がカップの環状溝部に嵌入されることにより連結効果が得られる。また、前記位置決め部の各前記ブロック331及びカップの開口部が相互に係止されることにより定位効果が得られる。こうして、前述の第1実施形態と同様の効果が達成される。
従って、本明細書に開示された実施例は、本考案を限定するものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本考案の思想と範囲が限定されるものではない。本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲により解釈すべきであり、それと同等の範囲内にある全ての技術は、実用新案登録請求に含まれるものと解釈すべきである。
1 連結部
2 上部
21 縁部
22 第二収容室
23 結合部
231 ブロック
3 底部
31 第一収容室
32 支持部
33 位置決め部
331 ブロック
34 嵌め込み空間
4A カップ
4B カップ
41A 環状溝部
42B 開口部
5A カップ
5B カップ
5C カップ
51A 環状溝部
6 ベース
61 環状フランジ
2 上部
21 縁部
22 第二収容室
23 結合部
231 ブロック
3 底部
31 第一収容室
32 支持部
33 位置決め部
331 ブロック
34 嵌め込み空間
4A カップ
4B カップ
41A 環状溝部
42B 開口部
5A カップ
5B カップ
5C カップ
51A 環状溝部
6 ベース
61 環状フランジ
Claims (7)
- カップに連結されるカップベースの構造であって、前記カップは開口部を有し、且つ前記カップの周面の底面に近接する箇所には環状溝部が周設され、前記ベースの構造は、
連結部と、
前記連結部の上端に設けられる上部であって、結合部が設けられて前記カップの環状溝部に連結するように結合されるものと、
前記連結部の底端に設けられ、且つ平面上に置かれる底部であって、底面には上に向けるように第一収容室が凹設され、前記第一収容室には位置決め部が設けられて前記カップの開口部に当接されることにより定位されるものとを備えることを特徴とするカップベースの構造。 - 前記結合部は連続する完全な環状体であることを特徴とする、請求項1に記載のカップベースの構造。
- 前記結合部は複数のブロックを含み、各前記ブロックは間隔を空けて配列されることにより環状に形成されることを特徴とする、請求項1に記載のカップベースの構造。
- 前記上部は環状を呈する縁部を有すると共に包囲するように第二収容室を有し、前記結合部は前記縁部の上端の内縁に設けられ、且つ前記第二収容室の中心方向に延出されてフランジ状を呈することを特徴とする、請求項2または3に記載のカップベースの構造。
- 前記位置決め部は連続する完全な環状体であることを特徴とする、請求項1に記載のカップベースの構造。
- 前記位置決め部は複数のブロックを含み、各前記ブロックは間隔を空けて配列されることにより環状に形成されることを特徴とする、請求項1に記載のカップベースの構造。
- 前記底部の底面の周縁には支持部が形成され、前記支持部と前記位置決め部との間には嵌め込み空間が形成され、前記カップの開口部が前記嵌め込み空間に嵌入されると共に前記位置決め部に当接されることにより定位されることを特徴とする、請求項5または6に記載のカップベースの構造。
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2017
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