JP3210033B2 - イミダゾ[1,2−a]ピリジン誘導体およびそれを含有するカルモジュリン阻害剤 - Google Patents

イミダゾ[1,2−a]ピリジン誘導体およびそれを含有するカルモジュリン阻害剤

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JP3210033B2
JP3210033B2 JP18730891A JP18730891A JP3210033B2 JP 3210033 B2 JP3210033 B2 JP 3210033B2 JP 18730891 A JP18730891 A JP 18730891A JP 18730891 A JP18730891 A JP 18730891A JP 3210033 B2 JP3210033 B2 JP 3210033B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬として有用なイミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン誘導体およびそれを含有するカル
モジュリン阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】近年、高齢化に伴い、脳およ
び心臓血管系の諸種虚血性疾患が増加している。現在、
これらの疾患の治療剤の一つとして、カルシウムチャネ
ルブロッカーが、臨床的に広く用いられ、高血圧による
脳血管障害は減少しているが、心臓の虚血障害は減少し
ていないと言われ、より優れた作用機序を有する薬剤の
開発が期待されている。一方、細胞内カルシウム受容タ
ンパクであるカルモジュリンに対して阻害作用を有する
クロルプロマジンが実験的な虚血障害に有効であると報
告されており[ジー・イー・トーマス、エス・レビツキ
ーおよびエイチ・フェインバーグ、ジャーナル・オブ・
メディカル・セル・カルディオロジー(G.E.Thoma
s, S.Levitsky and H.Feinberg, J.Med.Cel
l Cardiol.), 15,621(1983); ジェイ・アイ
・ダーラガーおよびティー・ビルデ、スカンジナビアン
・ジャーナル・オブ・ウロール・ネフロロジー(J.
I.Dahlager and T.Bilde, Scand.J.Urol N
ephrol.), 10, 126(1976); およびケイ・アー
ル・チェン、ジェイ・アダムス、アール・ジー・ファン
およびジェイ・エル・ファーバー、アメリカン・ジャー
ナル・パソロジー(K.R.Chien, J.Adams, R.
G.Pfan and J.L.Farber, Am.J.Pathol.),
88, 539(1977)]、カルモジュリンが虚血障害
に重要な役割を持つとも言われている[エス・ダブリュ
ウ・シャッファー、アール・エス・ロイおよびジェイ・
エム・マクモード、ヨーロピアン・ハート・ジャーナル
(S.W.Schaffer,R.S.Roy and J.M.McMc
ord, Eur.Heart J.), (Suppl.H), 81(19
83)]。しかし、クロルプロマジンなどのフェノチアジ
ン類は中枢抑制作用が強く、循環器系の薬剤としては使
用に問題がある。それゆえ、さらに優れたカルモジュリ
ン阻害剤の開発が望まれている。
【0003】イミダゾ[1,2−a]ピリジン誘導体につい
てはこれまで多数の報告があるが、官能基を有する炭化
水素がS、S(O)、S(O)2、OまたはNを介してその
5位に結合している化合物に関する薬理作用についての
報告は少ない。これまでに、ヨーロッパ特許出願P87
108189.9号におけるセフェム剤の合成原料とし
ての報告、特開昭62−277393号および特開昭6
3−10792号におけるセフェム剤としての報告、ヨ
ーロッパ特許出願EP−A−6614号およびドイツ特
許公開第DE2820938号における降圧剤としての
報告があるが、いずれの場合にもカルモジュリン阻害活
性については記載されていない。本発明者らは、官能基
を有する炭化水素基がS、S(O)、S(O)2、Oまたは
Nを介して5位に結合しているイミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン誘導体の活性ならびに合成につき種々検討し、すぐ
れたカルモジュリン阻害作用を有する誘導体を見いだ
し、さらに研究を進め本研究を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明におけるカルモジ
ュリン阻害作用を有するイミダゾ[1,2−a]ピリジン誘
導体は式
【化17】 [式中、XはS、S(O)、S(O)2、OまたはNR3(R3
水素または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
す)を、Aは任意の可能な位置にエーテル状酸素を含ん
でいてもよい二価の直鎖または分枝鎖状のC1-15炭化水
素基であって、該炭化水素基の分枝部分に置換基を有し
ていてもよく、Bはアシル化されたアミノ基またはアシ
ル化またはエーテル化された水酸基であって、Bのアミ
ノ基の窒素原子はAまたはR3の炭素原子と環を形成し
ていてもよく、R1およびR2は同一または相異なり水
素、置換基を有していてもよい炭化水素基、ハロゲン、
ニトロ基、ニトロソ基、保護されていてもよいアミノ
基、低級アルコキシカルボニル基または低級アルキルカ
ルバモイル基を示す。]で表わされる化合物またはその
塩(溶媒和物も含む)である。
【0005】式(I)中、XはS、S(O)、S(O)2、Oま
たはNR3(R3は水素または置換基を有していてもよい
炭化水素基を示す)を示すが、好ましくはSまたはOで
ある。R3で示される置換基を有していてもよい炭化水
素基としては、例えば、置換基を有していてもよい低級
アルキル基またはアラルキル基等が挙げられる。Aで示
される可能な位置にエーテル状酸素を含んでいてもよい
二価のC1-15炭化水素基であって該炭化水素基の分岐部
分に置換基を有していてもよいものとしては、例えば式
【化18】 (式中、l、mおよびnはそれぞれ0〜5の整数を示し
、R4、R5、R6、R7、R8およびR9は各々水素、置
換基を有していてもよい低級アルキル基、アラルキル基
またはアリール基を示し、またR4とR5あるいはR6
7あるいはR8とR9は結合して環を形成してもよく、
またR4あるいはR6は各々R8あるいはR9と結合して環
を形成してもよい)、-CH2CH2OCH2CH2-または
【化19】 (式中oおよびpはそれぞれ0〜5の整数を示す)で表わさ
れる基等が挙げられる。R1およびR2の置換基を有して
いてもよい炭化水素基としては、例えば置換基を有して
いてもよい低級アルキル基、アラルキル基またはアリー
ル基等が挙げられる。
【0006】Bで示されるアシル化されたアミノ基とし
ては、たとえば式−NR1011[式中R10は水素、置換
基を有していてもよいアルキル基、アラルキル基または
アリール基、あるいは式−CO−R12(式中R12は水
素、置換基を有していてもよいアルキル基、アラルキル
基またはアリール基を示す)、−SO213(式中R13
置換基を有していてもよいアルキル基、アラルキル基ま
たはアリール基を示す)、−CO−NR1415(式中
14、R15はそれぞれ水素、置換基を有していてもよい
アルキル基、アラルキル基またはアリール基を示し、R
14とR15は結合して環を形成してもよい)または−CS
−NR1415(式中R14、R15は上記と同意義)で表さ
れる基を示し、R11は式−CO−R16(式中R16は置換
基を有していてもよいアルキル基、アラルキル基または
アリール基を示す)、−CO−OR16(式中R16は上記
と同意義)、−SO217(式中R17は置換基を有してい
てもよいアルキル基、アラルキル基またはアリール基を
示す)、−CO−NR1415(式中R14、R15は上記と
同意義)または−CS−NR1415(式中R14、R15
上記と同意義)で表される基を示し、また、R10
3、R4、R6、R8、R11、R16あるいはR17と結合し
て環を形成してもよい]で表される基等が、またアシル
化またはエーテル化された水酸基としては、たとえば式
−O−R18[式中R18は置換基を有していてもよいアル
キル基、アラルキル基またはアリール基、あるいは式−
CO−NR1415(式中R14、R15は上記と同意義)ま
たは−CO−R19(式中R19は置換基を有していてもよ
いアルキル基、アラルキル基またはアリール基を示す)
で表される基を示す]で表わされる基等が挙げられる。
【0007】式(I)中の各基における低級アルキル基と
しては、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシルなどの直鎖状もしくは分枝状の
炭素数1〜6程度のアルキル基が挙げられる。該アルキ
ル基は不飽和結合を有していてもよく、該不飽和アルキ
ル基としては、たとえばビニル、アリル、2−ブテニ
ル、3−ブテニルなどの炭素数2〜6程度のアルケニル
基が挙げられる。該低級アルキル基が1〜4個有してい
てもよい置換基としては、たとえばハロゲン、ニトロ、
アミノ、低級アルキルアミノ基、環状アミノ基、低級ア
ルコキシ、アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
ドロキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、低
級アルキルカルバモイルなどが挙げられる。該ハロゲン
としては、フッ素、臭素、塩素、ヨウ素が挙げられる。
上記置換基としての低級アルキルアミノ基としては、た
とえばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、
ブチルアミノなどのアルキル部の炭素数が1〜6程度の
N−モノアルキルアミノ基および、たとえばジメチルア
ミノ、ジエチルアミノ、ジブチルアミノ、メチルエチル
アミノなどの各アルキル部の炭素数が1〜6程度のN,
N−ジアルキルアミノ基が挙げられる。上記置換基とし
ての環状アミノ基としては、たとえばN−ピロリジニ
ル、ピペリジノ、ピペラジニル、モルホリノ、ホモピペ
ラジノなどの4ないし7員環状アミノ基が挙げられる。
【0008】上記置換基としての低級アルコキシ基とし
ては、たとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシ、ペントキシなどの直鎖状もしく
は分枝状の炭素数1〜6のアルコキシ基が挙げられる。
上記置換基としてのアリールオキシ基としては、たとえ
ばフェノキシ基、1−ナフトキシ基、2−ナフトキシ基
などのC6-10アリールオキシ基が挙げられる。上記置換
基としての低級アルコキシカルボニル基としては、たと
えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニルなどのアルコキシ
部の炭素数が1〜6程度のアルコキシカルボニル基が挙
げられる。上記置換基としての低級アルキルカルバモイ
ル基としては、たとえばメチルカルバモイル、エチルカ
ルバモイル、プロピルカルバモイル、ブチルカルバモイ
ルなどのアルキル部の炭素数が1〜6程度のN−モノア
ルキルカルバモイル基および、たとえばジメチルカルバ
モイル、ジエチルカルバモイル、ジブチルカルバモイ
ル、メチルエチルカルバモイルなどの各アルキル部の炭
素数が1〜6程度のN,N−ジアルキルカルバモイル基
が挙げられる。式(I)中の基におけるアルキル基として
は、たとえばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシ
ル、ウンデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデ
シル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノ
ナデシル、エイコサニル、ヘネイコサニル、ドコサニ
ル、トリコサニル、テトラコサニル、ペンタコサニル、
ヘキサコサニル、ヘプタコサニル、オクタコサニル、ノ
ナコサニル、トリアコンタニル、ファルネシール、ジヒ
ドロフィチルなどの直鎖状もしくは分枝状の炭素数1〜
30程度(好ましくは炭素数1〜10)のアルキル基、た
とえばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル
などの炭素数3〜8程度のシクロアルキル基、たとえば
ノルボルニル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ
[3.3.1]ノニル、ビシクロ[3.3.0]オクチル、パー
ヒドロペンタレニル、パーヒドロインデニル、パーヒド
ロアズレニル、パーヒドロシクロペンタシクロオクテニ
ル、パーヒドロナフチル、パーヒドロベンゾシクロヘプ
テニル、パーヒドロベンゾシクロオクテニル、パーヒド
ロヘプタレニル、パーヒドロシクロヘプタシクロオクテ
ニルなどの5〜8員環が結合して形成する飽和二環式炭
化水素基、たとえばアダマンチルパーヒドロインダセニ
ル(as,s)、パーヒドロアセナフチレニル、パーヒドロフ
ェナントリル、パーヒドロアントリルなどの5〜8員環
が結合して形成する飽和三環式炭化水素基などが挙げら
れる。
【0009】上記のアルキル基は不飽和結合を有してい
てもよく、該不飽和アルキル基としては、たとえばビニ
ル、アリル、9−オクタデセニルなどの炭素数2〜30
程度のアルケニル基、たとえばシクロペンテニル、シク
ロヘキセニルなどの炭素数5〜8程度のシクロアルケニ
ル基、たとえばビシクロ[2.2.2]オクト−2−エニ
ル、インダニル(1−インダニル、2−インダニルな
ど)、インデニル(1H−インデン−1−イル、1H−イ
ンデン−2−イル、1H−インデン−3−イルなど)、
ジヒドロナフチル(1,2−ジヒドロ−1−ナフチル、
1,2−ジヒドロ−2−ナフチルなど)、テトラヒドロナ
フチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフチル、
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチルなど)、5H
−ベンゾシクロヘプテニル(5H−5−ベンゾシクロヘ
プテニル、5H−8−ベンゾシクロヘプテニルなど)、
ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテニル(6,7−ジヒ
ドロ−5H−8−ベンゾシクロヘプテニルなど)、テト
ラヒドロベンゾシクロオクテニル(5,6,7,8−テトラ
ヒドロ−9−ベンゾシクロオクテニルなど)の不飽和二
環式炭化水素基、アセナフテニル(1−アセナフテニル
など)、テトラヒドロアントリル(1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−1−アントリルなどの不飽和三環式炭化水素基
などが挙げられる。
【0010】上記炭素数1〜30程度のアルキル基およ
び炭素数2〜30程度のアルケニル基は、たとえば炭素
数3〜8程度のシクロアルキル基(例、シクロプロピル
等)、フェニル基、ナフチル基、ハロゲン(例、Br、
Cl等)、シアノ基、オキソ基、炭素数1〜6程度の低
級アルコキシ基などの置換基を1〜4個程度、好ましく
は、1または2個有していてもよい。アルキル基および
アルケニル基への置換基としてのフェニル基は炭素数1
〜6程度の低級アルキル基、炭素数1〜6程度の低級ア
ルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、ハロゲンなどの
置換基を1〜4個程度有していてもよい。該アルキル基
に包含されるシクロアルキル基、二環式炭化水素基、三
環式炭化水素基および不飽和結合を有するそれらの基
は、たとえば低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル
基、ヒドロキシ低級アルキル基、アシルオキシ低級アル
キル基、低級アルコキシ低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、ハロゲノ低級アルコキシ基、低級アルコキシカル
ボニル低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、ア
ラルキルオキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基、
低級アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、カルバモ
イル基、N,N−ジ低級アルキルカルバモイル基、N−
低級アルキルカルバモイル基、ハロゲン、シアノ基、ニ
トロ基、ヒドロキシ基、アシルオキシ基、アミノ基、低
級アルキルスルホニルアミノ基、アシルアミノ基、低級
アルコキシカルボニルアミノ基、アシル基、メルカプト
基、低級アルキルチオ基、低級アルキルスルフィニル
基、低級アルキルスルホニル基、オキソ基などの置換基
を1〜4個程度、好ましくは、1または2個有していて
もよい。2個以上の置換基を有する場合の置換基の種類
は同一であっても、または相異っていてもよい。
【0011】上記置換基としての低級アルキル基として
は、たとえば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル
などの炭素数1〜6程度のアルキル基が挙げられる。ハ
ロゲノ低級アルキル基としては、たとえば、トリフルオ
ロメチル、フルオロメチル、クロロメチル、クロロエチ
ル、フルオロエチルなどの1〜3個のハロゲンにより置
換された、炭素数1〜6程度のアルキル基が挙げられ
る。ヒドロキシ低級アルキル基としては、たとえば、ヒ
ドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピ
ル、ヒドロキシブチルなどの炭素数1〜6程度のヒドロ
キシアルキル基が挙げられる。アシルオキシ低級アルキ
ル基としては、たとえば、アセトキシエチル、ベンゾイ
ルオキシエチルなどの炭素数2〜6程度の低級アルカノ
イルオキシ基もしくはベンゾイルオキシ基で置換され
た、炭素数1〜6程度のアルキル基が挙げられる。低級
アルコキシ低級アルキル基としては、たとえば、メトキ
シエチル、エトキシエチル、プロポキシエチル、ブトキ
シエチル、メトキシプロピル、メトキシブチル、エトキ
シプロピル、エトキシブチルなどの炭素数1〜6程度の
アルコキシ基で置換された、炭素数1〜6程度のアルキ
ル基が挙げられる。低級アルコキシ基としては、たとえ
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−
ブトキシなどの炭素数1〜6程度のアルコキシ基が挙げ
られる。ハロゲノ低級アルコキシ基としては、たとえ
ば、クロロエトキシ、フルオロエトキシ、ジフルオロエ
トキシ、トリフルオロエトキシ、クロロプロポキシ、ク
ロロブトキシなどの1〜3個のハロゲンで置換された、
炭素数1〜6程度のアルコキシ基が挙げられる。低級ア
ルコキシカルボニル低級アルコキシ基としては、たとえ
ば、メトキシカルボニルメトキシ、エトキシカルボニル
メトキシ、ブトキシカルボニルメトキシ、メトキシカル
ボニルプロポキシ、エトキシカルボニルエトキシなどの
アルコキシ部の炭素数が1〜6程度のアルコキシカルボ
ニル基で置換された、炭素数1〜6程度のアルコキシ基
が挙げられる。低級アルケニルオキシ基としては、たと
えば、ビニルオキシ、アリルオキシ(allyloxy)、ブテニ
ルオキシなどの炭素数2〜6程度のアルケニルオキシ基
が挙げられる。アラルキルオキシ基としては、たとえ
ば、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ、3−フェニル
プロピルオキシ、α−メチルフェネチルオキシ、α−メ
チルベンジルオキシ、α−エチルベンジルオキシ、β−
エチルフェネチルオキシ、β−メチルフェネチルオキシ
などの低級アルキル部が炭素数1〜6程度のフェニル低
級アルキルオキシ基が挙げられる。
【0012】低級アルコキシ低級アルコキシ基として
は、たとえば、エトキシメトキシ、メトキシエトキシ、
ブトキシエトキシ、エトキシプロポキシなどの炭素数1
〜6程度のアルコキシ基で置換された、炭素数1〜6程
度のアルコキシ基が挙げられる。低級アルコキシカルボ
ニル基としては、たとえば、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカル
ボニルなどのアルコキシ部が炭素数1〜6程度のアルコ
キシカルボニル基が挙げられる。N,N−ジ低級アルキ
ルカルバモイル基としては、たとえば、N,N−ジメチ
ルカルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、N,N
−ジプロピルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバモ
イル、N−エチル−N−メチルカルバモイルなどの各ア
ルキル部が炭素数1〜6程度のN,N−ジアルキルカル
バモイル基およびジアルキル部が一緒になって5もしく
は6員環構造を形成した基(例、N−ピロリジニルカル
ボニル、ピペリジノカルボニル)が挙げられる。N−低
級アルキルカルバモイル基としては、たとえば、N−メ
チルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、N−プロ
ピルカルバモイル、N−ブチルカルバモイルなどのアル
キル部が炭素数1〜6程度のN−アルキルカルバモイル
基が挙げられる。ハロゲンとしては、クロロ、フルオ
ロ、ブロモ、ヨードが挙げられる。アシルオキシ基とし
ては、たとえば、アセトキシ、プロパノイルオキシ、ブ
チリルオキシ、ピバロイルオキシなどの炭素数2〜6程
度のアルカノイルオキシ基およびベンゾイルオキシ基が
挙げられる。低級アルキルスルホニルアミノ基として
は、たとえば、メタンスルホニルアミノ、エタンスルホ
ニルアミノなどの炭素数1〜6程度のアルキルスルホニ
ルアミノ基が挙げられる。アシルアミノ基としては、た
とえば、アセトアミド、プロパノイルアミノ、ブチリル
アミノ、ピバロイルアミノなどの炭素数2〜6程度のア
ルカノイルアミノ基およびベンズアミド基が挙げられ
る。低級アルコキシカルボニルアミノ基としては、たと
えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニル
アミノ、プロポキシカルボニルアミノ、ブトキシカルボ
ニルアミノなどのアルコキシ部が炭素数1〜6程度のア
ルコキシカルボニルアミノ基が挙げられる。アシル基と
しては、たとえば、アセチル、プロパノイル、ブチリ
ル、ピバロイルなどの炭素数2〜6程度のアルカノイル
基およびベンゾイル基が挙げられる。低級アルキルチオ
基としては、たとえば、メチルチオ、エチルチオ、プロ
ピルチオ、ブチルチオなどの炭素数1〜6程度のアルキ
ルチオ基が挙げられる。低級アルキルスルフィニル基と
しては、たとえば、メチルスルフィニル、エチルスルフ
ィニル、プロピルスルフィニル、ブチルスルフィニルな
どの炭素数1〜6程度のアルキルスルフィニル基が挙げ
られる。低級アルキルスルホニル基としては、たとえ
ば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルス
ルホニル、ブチルスルホニルなどの炭素数1〜6程度の
アルキルスルホニル基が挙げられる。
【0013】式(I)中の基におけるアラルキル基として
は、たとえば、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプ
ロピル、4−フェニルブチルなどのアルキル部の炭素数
が1〜6程度のフェニル低級アルキル基、(1−ナフチ
ル)メチル、2−(1−ナフチル)エチル、2−(2−ナフ
チル)エチルなどのアルキル部の炭素数が1〜6程度の
ナフチル−低級アルキルなどが挙げられる。フェニル−
低級アルキル基のフェニル部およびナフチル低級アルキ
ル基のナフチル部はたとえば、ハロゲン、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキ
シ基、低級アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、
低級アルキルカルバモイル基などの置換基を1〜4個有
していてもよい。ハロゲンとしては、フルオロ、ブロ
モ、クロロ、ヨードが挙げられる。低級アルキル基とし
ては、前記式(I)の中の基における低級アルキル基と同
様な基が例示される。低級アルコキシ基としては、たと
えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、ペントキシなどの直鎖状もしくは分枝状
の炭素数1〜6程度のアルコキシ基が挙げられる。低級
アルコキシカルボニル基としては、たとえば、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニルなどの炭素数が1〜6程度のア
ルコキシカルボニル基が挙げられる。低級アルキルカル
バモイルとしては、たとえば、メチルカルバモイル、エ
チルカルバモイル、プロピルカルバモイル、ブチルカル
バモイルなどのアルキル部の炭素数が1〜6程度のN−
アルキルカルバモイル基および、たとえば、ジメチルカ
ルバモイル、ジエチルカルバモイル、ジブチルカルバモ
イル、メチルエチルカルバモイルなどの各アルキル部の
炭素数が1〜6程度のN,N−ジアルキルカルバモイル
基が挙げられる。
【0014】式(I)中の基におけるアリール基として
は、炭素数4〜24のものが好ましく、たとえば、フェ
ニル、1−ナフチル、2−ナフチル、フェナントリル、
アントリル(anthryl)などの芳香族単環式、二環式もし
くは三環式炭化水素基、たとえば、チエニル、フリル、
ベンゾチエニル、ベンゾフラニルなどの芳香族単環式も
しくは二環式ヘテロ環基が挙げられる。該アリール基
は、たとえばハロゲン、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、ニトロ基、シアノ基、オキソ基、ヒドロキシ基、
アミノ基、低級アルコキシカルボニル基、カルバモイル
基、低級アルキルカルバモイル基などの置換基を1〜4
個、好ましくは、1または2個有していてもよい。ハロ
ゲンとしてはフルオロ、ブロモ、クロロ、ヨードが挙げ
られる。低級アルキル基としては、炭素数1〜6程度の
アルキル基が挙げられ、または低級アルキル基は不飽和
結合を有していてもよい。不飽和結合を有する低級アル
キル基としては、炭素数2〜6程度の低級アルケニル基
が挙げられる。炭素数1〜6程度のアルキル基および炭
素数2〜6程度の低級アルケニル基としては、具体的に
は、上記式(I)中の基としての低級アルキル基と同様な
基が例示される。低級アルコキシ基としては、炭素数1
〜6程度のアルコキシ基が挙げられ、低級アルコキシカ
ルボニル基としては、アルコキシ部の炭素数が1〜6程
度であるアルコキシカルボニル基が挙げられ、低級アル
キルカルバモイル基としては、アルキル部の炭素数が1
〜6程度のN−アルキルカルバモイル基および各アルキ
ル部の炭素数が1〜6程度のN,N−ジアルキルカルバ
モイル基が挙げられる。これらの基としては、具体的に
は、上記のアラルキル基におけるフェニル部の置換基と
しての低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基
および低級アルキルカルバモイル基と同様な基が例示さ
れる。オキソ基を有するアリール基としては、たとえ
ば、ベンゾキノニル、ナフトキノリル、アンスラキノニ
ルなどが挙げられる。
【0015】R1およびR2におけるハロゲンとしては、
フルオロ、ブロモ、クロロ、ヨードが挙げられる。R1
およびR2における低級アルコキシカルボニル基および
低級アルキルカルバモイル基は上記アラルキル基におけ
るフェニル部の置換基としての低級アルコキシカルボニ
ル基および低級アルキルカルバモイル基と同様な基が例
示される。R10がR3と結合して環を形成しているもの
としては、例えば式
【化20】 (式中qは2または3を示し、AおよびR11は上記と同意
義)で表わされる基が挙げられる。R10がR4、R6ある
いはR8と結合して環を形成しているものとしては、た
とえば、式
【化21】 (式中qおよびrはそれぞれ2または3を示し、R11は上
記と同意義)で表わされる基が挙げられる。Bにおいて
−NR1011が環を形成しているもの、またはR10とR
16あるいはR17と結合して形成する環としては、たとえ
ば、式
【化22】 などが挙げられる。
【0016】上記のヘテロ環は、たとえば、低級アルキ
ル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキ
ル基、アシルオキシ低級アルキル基、低級アルコキシ低
級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲノ低級アルコ
キシ基、低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基、
低級アルケニルオキシ基、アラルキルオキシ基、低級ア
ルコキシ低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル
基、カルボキシ基、カルバモイル基、N,N−ジ低級ア
ルキルカルバモイル基、N−低級アルキルカルバモイル
基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ア
シルオキシ基、アミノ基、低級アルキルスルホニルアミ
ノ基、アシルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミ
ノ基、アシル基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、
低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル
基、オキソ基などの置換基を1〜4個程度、好ましく
は、1または2個有していてもよい。2個以上の置換基
を有する場合の置換基の種類は同一であっても、または
相異っていてもよい。
【0017】上記置換基としての低級アルキル基として
は、たとえば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル
などの炭素数1〜6程度のアルキル基が挙げられる。ハ
ロゲノ低級アルキル基としては、たとえば、トリフルオ
ロメチル、フルオロメチル、クロロメチル、クロロエチ
ル、フルオロエチルなどの1〜3個のハロゲンにより置
換された、炭素数1〜6程度のアルキル基が挙げられ
る。ヒドロキシ低級アルキル基としては、たとえば、ヒ
ドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピ
ル、ヒドロキシブチルなどの炭素数1〜6程度のヒドロ
キシアルキル基が挙げられる。アシルオキシ低級アルキ
ル基としては、たとえば、アセトキシエチル、ベンゾイ
ルオキシエチルなどの炭素数2〜6程度の低級アルカノ
イルオキシ基もしくはベンゾイルオキシ基で置換され
た、炭素数1〜6程度のアルキル基が挙げられる。低級
アルコキシ低級アルキル基としては、たとえば、メトキ
シエチル、エトキシエチル、プロポキシエチル、ブトキ
シエチル、メトキシプロピル、メトキシブチル、エトキ
シプロピル、エトキシブチルなどの炭素数1〜6程度の
アルコキシ基で置換された、炭素数1〜6程度のアルキ
ル基が挙げられる。低級アルコキシ基としては、たとえ
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−
ブトキシなどの炭素数1〜6程度のアルコキシ基が挙げ
られる。ハロゲノ低級アルコキシ基としては、たとえ
ば、クロロエトキシ、フルオロエトキシ、ジフルオロエ
トキシ、トリフルオロエトキシ、クロロプロポキシ、ク
ロロブトキシなどの1〜3個のハロゲンで置換された、
炭素数1〜6程度のアルコキシ基が挙げられる。低級ア
ルコキシカルボニル低級アルコキシ基としては、たとえ
ば、メトキシカルボニルメトキシ、エトキシカルボニル
メトキシ、ブトキシカルボニルメトキシ、メトキシカル
ボニルプロポキシ、エトキシカルボニルエトキシなどの
アルコキシ部の炭素数が1〜6程度のアルコキシカルボ
ニル基で置換された、炭素数1〜6程度のアルコキシ基
が挙げられる。
【0018】低級アルケニルオキシ基としては、たとえ
ば、ビニルオキシ、アリルオキシ(allyloxy)、ブテニル
オキシなどの炭素数2〜6程度のアルケニルオキシ基が
挙げられる。アラルキルオキシ基としては、たとえば、
ベンジルオキシ、フェネチルオキシ、3−フェニルプロ
ピルオキシ、α−メチルフェネチルオキシ、α−メチル
ベンジルオキシ、α−エチルベンジルオキシ、β−エチ
ルフェネチルオキシ、β−メチルフェネチルオキシなど
の低級アルキル部が炭素数1〜6程度のフェニル低級ア
ルキルオキシ基が挙げられる。低級アルコキシ低級アル
コキシ基としては、たとえば、エトキシメトキシ、メト
キシエトキシ、ブトキシエトキシ、エトキシプロポキシ
などの炭素数1〜6程度のアルコキシ基で置換された、
炭素数1〜6程度のアルコキシ基が挙げられる。低級ア
ルコキシカルボニル基としては、たとえば、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニルなどのアルコキシ部が炭素数1
〜6程度のアルコキシカルボニル基が挙げられる。N,
N−ジ低級アルキルカルバモイル基としては、たとえ
ば、N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエチルカ
ルバモイル、N,N−ジプロピルカルバモイル、N,N−
ジブチルカルバモイル、N−エチル−N−メチルカルバ
モイルなどの各アルキル部が炭素数1〜6程度のN,N
−ジアルキルカルバモイル基およびジアルキル部が一緒
になって5もしくは6員環構造を形成した基(例、N−
ピロリジニルカルボニル,ピペリジノカルボニル)が挙げ
られる。N−低級アルキルカルバモイル基としては、た
とえば、N−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモ
イル、N−プロピルカルバモイル、N−ブチルカルバモ
イルなどのアルキル部が炭素数1〜6程度のN−アルキ
ルカルバモイル基が挙げられる。ハロゲンとしては、た
とえば、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨードが挙げられ
る。
【0019】アシルオキシ基としては、たとえば、アセ
トキシ、プロパノイルオキシ、ブチリルオキシ、ピバロ
イルオキシなどの炭素数2〜6程度のアルカノイルオキ
シ基およびベンゾイルオキシ基が挙げられる。低級アル
キルスルホニルアミノ基としては、たとえば、メタンス
ルホニルアミノ、エタンスルホニルアミノなどの炭素数
1〜6程度のアルキルスルホニルアミノ基が挙げられ
る。アシルアミノ基としては、たとえば、アセトアミ
ド、プロパノイルアミノ、ブチリルアミノ、ピバロイル
アミノなどの炭素数2〜6程度のアルカノイルアミノ基
およびベンズアミド基が挙げられる。低級アルコキシカ
ルボニルアミノ基としては、たとえば、メトキシカルボ
ニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカ
ルボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノなどのアル
コキシ部が炭素数1〜6程度のアルコキシカルボニルア
ミノ基が挙げられる。アシル基としては、たとえば、ア
セチル、プロパノイル、ブチリル、ピバロイルなどの炭
素数2〜6程度のアルカノイル基およびベンゾイル基が
挙げられる。低級アルキルチオ基としては、たとえば、
メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオな
どの炭素数1〜6程度のアルキルチオ基が挙げられる。
低級アルキルスルフィニル基としては、たとえば、メチ
ルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフ
ィニル、ブチルスルフィニルなどの炭素数1〜6程度の
アルキルスルフィニル基が挙げられる。低級アルキルス
ルホニル基としては、たとえば、メチルスルホニル、エ
チルスルホニル、プロピルスルホニル、ブチルスルホニ
ルなどの炭素数1〜6程度のアルキルスルホニル基が挙
げられる。−NR1415においてR14とR15が結合して
環を形成しているものとしては、1−アジリジニル、1
−アゼチジニル、ピペリジノ、パーヒドロ-1-アゼピニ
ル、パーヒドロ-1-アゾシニル、モルホリノ、チオモル
ホリノ、1−ピペラジニル、3−チアゾリジニルなどの
3〜8員単環式ヘテロ環、たとえば1−インドリル、パ
ーヒドロ−1−インドリル、2−イソインドリル、パー
ヒドロ−2−イソインドリル、1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−1−キノリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−イソキノリル、パーヒドロ−1−キノリル、パーヒド
ロ−2−イソキノリル、3−アザビシクロ[3.2.2]ノ
ン−3−イルなどの縮合二環式もしくは架橋二環式ヘテ
ロ環、たとえば9−カルバゾリル、10−アクリダニル
【化23】 、10,11−ジヒドロ−5H−5−ジベンズ[b,f]アゼ
ピニル、5,6,11,12−テトラヒドロ−5−ジベン
ズ[b,f]アゾシニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−9−
カルバゾリル、10−フェノキサジニル、10−フェノ
チアジニルなどの縮合三環式ヘテロ環があげられる。
【0020】上記ヘテロ環の置換基としては、−NR10
11と同様の基が挙げられる。R1およびR2における保
護されていてもよいアミノ基としては、たとえば、アミ
ノ基、アシルアミノ基、トリチルアミノ基が挙げられ、
アシル基としてはR11と同様の基が挙げられる。R4
5、R6とR7、R8とR9が結合して形成する環として
は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシルなどがある。R4あるいはR6が各
々R8あるいはR9と結合して形成する環としては、例え
ばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シ
クロヘキシルなどがある。式(I)の化合物の塩、例えば
酸付加塩を形成するのに用いられる酸としては、塩酸、
臭化水素酸、硫酸、リン酸などの無機酸、および酢酸、
シュウ酸、メタンスルオン酸、マレイン酸、フマール
酸、クエン酸、酒石酸、乳酸などの有機酸が挙げられ
る。溶媒和物としての溶媒としては、たとえば、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールな
どのアルコール類、、アセトンなどのケトン類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類などが挙げ
られる。式(I)の化合物は分子内に不斉炭素を有するこ
ともあるが、R−配位、S−配位の2種の立体異性体が
存在する場合、その各々あるいはそれらの混合物のいず
れも本発明に包含される。式(I)の化合物のうち、式
【化24】 [式中、X、A、R1およびR2は上記と同意義、B1は炭
素数2以上のカルボン酸、スルホン酸、カルバミン酸ま
たはチオカルバミン酸由来のアシル基でアシル化された
アミノ基を示す。]で表わされる化合物、式
【化25】 [式中、X、A、R1およびR2は上記と同意義、B2はア
シル化されたアミノであって、B2のアミノ基の窒素原
子はAまたはR3の炭素原子と環を形成している。]で表
わされる化合物、式
【化26】 [式中、X、A、R1およびR2は上記と同意義、B3はカ
ルボン酸またはN−炭化水素置換カルバミン酸由来のア
シル基でアシル化された水酸基を示す。]で表わされる
化合物、あるいはこれらの化合物の酸付加塩や溶媒和物
は文献未記載の新規化合物であり、本発明はこれらの新
規化合物も提供するものである。
【0021】B1で示される炭素数2以上のカルボン
酸、スルホン酸、カルバミン酸またはチオカルバミン酸
由来のアシル基でアシル化されたアミノ基としては、た
とえば式−NR10'R11'[式中R10'は水素、置換基を
有していてもよいアルキル基、アラルキル基またはアリ
ール基、あるいは式−CO−R12、−SO213、−C
O−NR1415または−CS−NR1415で表される基
を示し、R11'は式−CO−R16、−SO217、−CO
−NR1415または−CS−NR1415で表される基
(上記式中、各記号は上記と同意義)]等が挙げられ
る。R10'は好ましくは水素、各々置換基を有していて
もよいアルキル基、アラルキル基またはアリール基ある
いは式−SO213、−CO−NR1415または−CS
−NR1415で表される基でR11'は好ましくは式−S
217、−CO−NR1415または−CS−NR14
15で表される基である。さらに特に好ましくはR10'が
水素でR11'が式−SO213である基である(上記式
中、各記号は上記と同意義)。
【0022】B2で示されるアシル化されたアミノ基の
窒素原子とAまたはR3の炭素原子とが結合して環を形
成しているものとしては、たとえば、上記したR10がR
3、R4、R6あるいはR8と結合して環を形成しているも
のとして挙げた例示と同じものが挙げられる。
【0023】B3で示されるカルボン酸またはN−炭化
水素置換カルバミン酸由来のアシル基でアシル化された
水酸基としては、たとえば式−O−CO−NR1516
たは−O−CO−R19(式中、各記号は上記と同意義)
で表される基等が挙げられる。B3は好ましくは式−O
−CO−NHR16(式中、R16は上記と同意義)で表さ
れる基である。
【0024】式(I)で表される化合物のうち、XがS
またはOで、Bが(1)スルホン酸、カルバミン酸また
はチオカルバミン酸由来のアシル基でアシル化されたア
ミノ基、(2)カルボン酸またはカルバミン酸由来のア
シル基でアシル化された水酸基または(3)Bのアシル
化されたアミノ基の窒素原子とAまたはR3の炭素原子
とが結合して環を形成したもの(Bとしてさらに好まし
くは、スルホン酸由来のアシル基でアシル化されたアミ
ノ基である)が好ましい。
【0025】本発明のイミダゾ[1,2−a]ピリジン誘導
体(I)またはその塩は、たとえば、以下に示す方法に
より合成することができる。用いる出発物質および中間
体は自体公知の方法によって容易に製造できる。 (A)式(I)においてXがS、OまたはNR3の場合、式
【化27】 [式中、Eはクロロ、ブロモまたはヨードなどのような
ハロゲンを示し、その他の記号は上記と同意義]で表わ
される化合物またはその塩に式 H−X1−A−B (III) [式中、X1はS、OまたはNR3を示し、その他の記号
は上記と同意義]で表わされる化合物を反応させる。 (B)式(I)において、XがSまたはOの場合、式
【化28】 [式中、X2はSまたはOを示し、その他の記号は上記と
同意義]で表わされる化合物またはその塩に式 E1−A−B (V) [式中、E1はクロロ、ブロモまたはヨードなどのような
ハロゲン、トルエンスルホニルオキシ基またはメタンス
ルホニルオキシ基などのような脱離基を示し、その他の
記号は上記と同意義]で表わされる化合物を反応させ
る。 (C)式(I)においてBが−NR10−CO−NR1415
−NR10−CS−NR1415または−O−CO−NR14
15の場合、式
【化29】 [式中、B1は−O−または−NR10−を示し、その他の
記号は上記と同意義]で表わされる化合物またはその塩
に式 Q1−NR1415 (VII) [式中、Q1はPhO−CO−、G−CO−またはG−C
S−(式中、Phはフェニル基、Gはクロロなどのハロゲ
ンを示す)を示し、その他の記号は上記と同意義]で表わ
される化合物またはその塩を反応させる。
【0026】(D)式(I)においてBが−NR10−CO−
NR1415、−NR10−CS−NR1415または−O−
CO−NR1415の場合、式
【化30】 [式中、Q2はOCN−、SCN−、PhO−CO−O−、
G−CO−NR10−またはG−CO−O−を示し、その
他の記号は上記と同意義]で表わされる化合物またはそ
の塩に、式 HNR1415 (IX) [式中の記号は上記と同意義]で表わされる化合物または
その塩を反応させる。(E)式(I)においてXがS(O)ま
たはS(O)2の場合、式
【化31】 [式中の記号は上記と同意義]で表わされる化合物または
その塩に酸化剤を反応させる。 (F)式(I)においてR2がクロロ、ブロモまたはヨードな
どのハロゲンの場合、式
【化32】 [式中の記号は上記と同意義]で表わされる化合物または
その塩にハロゲン化剤を反応させる。 (G)式(I)においてR2がニトロ基の場合、式(Ib)で表わ
される化合物またはその塩をニトロ化する。 (H)式(I)においてR2がニトロソ基の場合、式(Ib)
で表わされる化合物またはその塩をニトロソ化する。
【0027】(I)式(I)において、R2がCH22a(式
中 R2aは低級ジアルキルアミノ基または環状アミノ基
を示す)の場合、
【化33】 (J)式
【化34】 [式中の記号は上記と同意義]で表わされる化合物または
その塩に式 R1−CO−CHE−R2 (XI) [式中の記号は上記と同意義]で表わされる化合物を反応
させる。 (K)式(I)においてR11がCOR16の場合、式
【化35】 [式中の記号は上記と同意義]で表わされる化合物または
その塩に式 G1−CO(O)q−R16 (XIII) [式中、G1はクロロなどのハロゲンまたはR16(O)q−
CO−O−、qは0または1を示し、その他の記号は上
記と同意義]で表わされる化合物を反応させる。 (L)化合物(XII)またはその塩に式 G2−SO217 (XIV) [式中、G2はクロロなどのハロゲンまたはR17SO2
−を示し、その他の記号は上記と同意義]で表わされる
化合物を反応させる。 (M)式(I)においてR2がアミノ基の場合、R2がニトロ
基またはニトロソ基の式(I)で表わされる化合物または
その塩を還元する。保護されたアミノ基の場合は、さら
に、このアミノ基をアシル化あるいはトリチル化する。 上記A〜M法において、塩を形成し得る化合物は塩の形
で用いてもよく、この様な塩としては上記化合物(I)
で述べたごとき塩が用いられる。以下のA〜M法の説明
においては各化合物は塩の場合も含むものとして記載す
る。
【0028】A法における化合物(II)と(III)の反応は
化合物(II)1当量に対して化合物(III)を1当量ないし
大過剰(1〜10当量)使用し、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水素化ナトリウム、炭酸カリウムなどの
塩基性化合物の存在下、溶媒中、−10〜+200℃で
行うことができる。この際使用される溶媒としては、た
とえば、水あるいはメタノール、エタノール、プロパノ
ール等の低級アルコール類、およびアセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類、テトラヒドロフラン等のエー
テル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド等の非プロトン性の極性溶媒等が挙げられる。
反応時間は通常1時間〜2日間、好ましくは1時間〜8
時間である。B法における化合物(IV)と(V)の反応はA
法における化合物(II)と(III)の反応条件と同様な条件
下に行われる。C法における化合物(VI)と(VII)の反応
は無溶媒下もしくは溶媒存在下(例、エーテル、トルエ
ン、ベンゼン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド)、
−10〜+150℃にて行われる。反応を促進させるた
め、三級アミン類(例、トリエチルアミン、ピリジン、
ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン)を加
えてもよい。化合物(VI)1当量に対して化合物(VI
I)を1〜10当量使用する。D法における化合物(VII
I)と(IX)の反応はC法における(VI)と(VII)の反応条件
と同様な条件下に行われる。また、Q2が−NCOであ
る場合、触媒として三フッ化ホウ素エチルエーテル(B
3・Et2O)を加えてもよい。反応時間は、通常0.5〜
24時間、好ましくは0.5〜6時間である。E法にお
ける化合物(Ia)の酸化反応は、化合物(Ia)1当量に対し
て酸化剤を1当量ないし大過剰(1〜10当量)使用
し、溶媒存在下、−30〜+100℃で行うことができ
る。この際使用される溶媒としては、たとえば水、メタ
ノール、エタノール、ジクロロメタン、クロロホルムな
どが挙げられる。酸化剤としては、m−クロロ過安息香
酸、メタ過ヨウ素酸ナトリウム、過酸化水素などが挙げ
られる。反応時間は、通常0.5時間〜2日間、好まし
くは0.5〜12時間である。
【0029】F法における化合物(Ib)とハロゲン化剤と
の反応は化合物(Ib)1当量に対してハロゲン化剤を1当
量ないし大過剰(1〜10当量)使用し、無溶媒下もし
くは溶媒存在下、−20〜+150℃で行うことができ
る。この際使用される溶媒としては、たとえば、塩化メ
チレン、クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭素等
のハロゲン化炭化水素類、酢酸、プロピオン酸等が挙げ
られる。ハロゲン化剤としては、たとえば、塩素、臭素
等のハロゲン分子またはN−クロロこはく酸イミド、N
−ブロモこはく酸イミド、N−ヨードこはく酸イミド等
のN−ハロゲノこはく酸イミド等のハロゲン化剤が挙げ
られる。また該反応は過酸化ベンゾイル等のラジカル反
応開始剤を加えてもよい。反応時間は、通常0.5時間
〜2日間、好ましくは1〜12時間である。G法におけ
る化合物(Ib)のニトロ化反応は化合物(Ib)に対してニト
ロ化剤を1当量ないし大過剰(1〜10当量)使用し、
無溶媒下もしくは溶媒存在下、−20〜+100℃で行
うことができる。この際使用される溶媒としては、たと
えば、酢酸、無水酢酸、硫酸等が挙げられる。ニトロ化
剤としては、たとえば、発煙硝酸、濃硝酸、混酸(硫
酸、発煙硝酸、リン酸または無水酢酸と、硝酸)等が挙
げられる。反応時間は、通常0.5時間〜24時間、好
ましくは0.5時間〜6時間である。
【0030】H法における化合物(Ib)のニトロソ化反応
は化合物(Ib)1当量に対してニトロソ化剤を1当量ない
し大過剰(1〜10当量)使用し、無溶媒下もしくは溶
媒存在下、−20〜+100℃で行うことができる。こ
の際使用される溶媒としては、たとえば、水、酢酸、プ
ロピオン酸等の低級脂肪酸類、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性の極性溶媒
等が挙げられる。ニトロソ化剤としては、たとえば、亜
硝酸カリウム、亜硝酸ナトリウム等があげられる。該反
応は、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸等の酸の存在下に行わ
れる。反応時間は、通常0.5〜24時間、好ましくは
0.5〜6時間である。I法における化合物(Ib)の低級
ジアルキルアミンとホルマリン、環状アミンとホルマリ
ンによるマンニッヒ反応は化合物(Ib)1当量に対してマ
ンニッヒ試薬を1当量ないし大過剰(1〜10当量)使
用し、溶媒存在下、−20〜+100℃で行うことがで
きる。この際使用される溶媒としては、たとえば、水、
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ール等の低級アルコール類、酢酸、プロピオン酸等の低
級脂肪酸類が挙げられる。反応時間は、通常30分間〜
1日間、好ましくは1時間〜12時間である。
【0031】J法における化合物(X)と(XI)の反応は化
合物(X)1当量に対して化合物(XI)を1当量ないし
大過剰(1〜10当量)使用し、無溶媒下もしくは溶媒
存在下、0〜+200℃で行うことができる。この際使
用される溶媒としては、たとえば、水あるいはメタノー
ル、エタノール、プロパノール等の低級アルコール類、
テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサン等
のエーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリル等の
ニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド等の非プロトン性の極性溶媒等が挙げられ
る。また、該反応は脱酸剤として炭酸カリウム、炭酸水
素ナトリウムなどの無機塩基、トリエチルアミン、ピリ
ジン、ジメチルアニリンなどの有機塩基を加えてもよ
い。反応時間は、通常10分間〜7日間、好ましくは1
時間〜2日間である。K法における化合物(XII)と(XII
I)の反応は化合物(XII)1当量に対して化合物(XIII)を
1当量ないし大過剰(1〜10当量)使用し、炭酸カリ
ウム、炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基、トリエチル
アミン、ピリジン、ジメチルアニリン、1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)などの有機塩
基の存在下、または非存在下、溶媒中、−30〜+20
0℃で行うことができる。この際使用される溶媒として
は、たとえば、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロ
エタン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル
類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、N,N−
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の非プ
ロトン性の極性溶媒等が挙げられる。反応時間は、通常
10分間〜24時間、好ましくは0.5〜6時間であ
る。
【0032】L法における化合物(XII)と(XIV)の反応は
K法における化合物(XII)と(XIII)の反応条件と同様な
条件下に行われる。M法におけるR2がニトロ基または
ニトロソ基の化合物(I)の還元反応は該化合物(I)1当量
に対して還元剤を1当量ないし大過剰(1〜10当量)
使用し、溶媒存在下、−20〜+200℃で行うことが
できる。この際使用される溶媒としては、たとえば、
水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、酢酸等が挙げられる。還元剤としては、たと
えば、鉄と塩酸、亜鉛と酢酸との混合物が挙げられる。
また該反応はたとえばパラジウム黒、パラジウム炭素、
ラネーニッケル等の水添触媒を用い溶媒存在下、水素圧
常圧化、−20〜+200℃で行うことができる。この
際使用される溶媒としては、たとえば、水、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、酢
酸等が挙げられる。反応時間は、通常10分間〜24時
間、好ましくは0.5〜6時間である。保護されたアミ
ノ基が−NH−CO−NR1415または−NH−CS−
NR1415の場合は、R2がアミノ基の式(I)で表わされ
る化合物と化合物(VII)を反応させることにより得るこ
とができる。この反応はC法における化合物(VI)と(VI
I)の反応条件と同様な条件下に行われる。保護されたア
ミノ基がNHCOR16またはNHSO217の場合はR2
がアミノ基の式(I)で表わされる化合物を化合物(XIII)
または(XIV)と反応させることにより得ることができ
る。この反応はK法における化合物(XII)と(XIII)の反
応条件と同様な条件下に行われる。保護されたアミノ基
がトリチルアミノ基の場合は、R2がアミノ基の式(I)で
表わされる化合物をトリチルクロリドと反応させること
により得ることができる。この反応は自体公知の反応で
あり、その条件に準じて行うことができる。
【0033】化合物(II)は、たとえば以下に示す方法に
より得ることができる。
【化36】 化合物(XV)と(XI)との反応はJ法における化合物(X)と
(XI)の反応条件と同様な条件下に行われる。化合物(IV)
は、たとえば以下に示す方法により得ることができる。
【化37】 [式中、YはNaS−、KS−、NaO−またはKO−を
示す]化合物(II)と(XVI)との反応は化合物(II)に対して
化合物(XVI)を1当量ないし大過剰使用し、溶媒存在下
0〜+250℃で行うことができる。この際使用される
溶媒としては、水、メタノール、エタノール、プロパノ
ール等の低級アルコール類、テトラヒドロフラン、ジメ
トキシエタン、ジオキサン等のエーテル類、N,N−ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロ
トン性の極性溶媒等が挙げられる。
【0034】化合物(VI)は、たとえば以下に示す方法に
より得ることができる。 (i)XがSまたはOの場合、
【化38】 [式中の記号は上記と同意義] (ii)XがS、OまたはNR3の場合、
【化39】 [式中、記号は上記と同意義] (iii)XがSまたはO、B1がNR10の場合、
【化40】 [式中、Tはベンジルオキシカルボニル、tert−ブトキ
シカルボニル、トリフルオロアセチル、トリチルまたは
ベンジルなどのアミノ基の保護基およびB1Tがフタル
イミドであるを示し、その他の記号は上記と同意義] (iv)XがS(O)またはS(O)2、B1がNR10の場合、化
合物(XX)を酸化剤と反応させた後、保護基を除去する。 (V)XがSまたはO、B1がNR10の場合、
【化41】 [式中の記号は上記と同意義] (vi)XがS、OまたはNR3、B1がNR10の場合、
【化42】 [式中の記号は上記と同意義]
【0035】(i)法における化合物(IV)と(XVII)の反応
はB法における化合物(IV)と(V)の反応条件と同様な条
件下に行われる。(ii)法における化合物(II)と(XVIII)
の反応はA法における化合物(II)と(III)の反応条件と
同様な条件下に行われる。(iii)法における化合物(IV)
と(XIX)の反応はB法における化合物(IV)と(V)の反応条
件と同様な条件下に行われる。(iv)法における化合物(X
X)の酸化剤との反応はE法における化合物(Ia)の酸化剤
の反応条件と同様な条件下に行われる。(v)法における
化合物(IV)と(XXI)の反応はB法における化合物(IV)と
(V)の反応条件と同様な条件下に行われる。(vi)法にお
ける化合物(II)と(XXIII)との反応はA法における化合
物(II)と(III)の反応条件と同様な条件下に行われる。
(v)法および(vi)法における化合物(XXII)の水酸基のE
1への変換はE1がハロゲンの場合は、化合物(XXII)に三
塩化リン、オキシ塩化リン、五塩化リン、三臭化リンな
どのリンハロゲン化物、赤リンとハロゲンあるいは塩化
チオニルなどのハロゲン化剤を反応させることにより行
なわれる。E1がトルエンスルホニルオキシ基またはメ
タンスルホニルオキシ基である場合は化合物(XXII)にト
ルエンスルホニルクロリドまたはメタンスルホニルクロ
リドを反応させることにより得られる。これにつづくR
10NHとの反応は、無溶媒または適当な溶媒中0〜20
0℃で行なわれる。それらの反応は、自体すべて公知の
反応であり、それらの条件に準じて行うことができる。
【0036】化合物(VIII)は、たとえば以下に示す方法
により得ることができる。 (i)Q2がOCN−の場合、
【化43】 [式中の記号は上記と同意義] (ii)Q2がOCN−の場合、
【化44】 [式中の記号は上記と同意義] (iii)Q2がSCN−の場合、
【化45】 (iv)Q2がSCN−の場合、
【化46】 [式中、Y1はNa、Kを示す] (v)Q2がPhO−CO−O−の場合、
【化47】 (vi)Q2がG−CO−NR10−の場合、
【化48】 (vii)Q2がG−CO−O−の場合、
【化49】 すなわち、(i)化合物(XXIV)にホスゲンを反応させた
後、加熱し脱塩酸する。
【0037】(ii)化合物(XXV)にシアン酸銀を反応させ
る。 (iii)化合物(XXIV)にCS2さらにクロロ炭酸エステルを
反応させた後、加熱する。 (iv)化合物(XXV)に(XXVI)を反応させる。 (v)化合物(XXII)にクロロ炭酸フェニルを反応させる。 (vi)化合物(XII)にホスゲンを反応させる。 (vii)化合物(XXII)にホスゲンを反応させる。 それらの反応は、自体すべて公知の反応であり、それら
の条件に準じて行うことができる。上記保護基の除去反
応は、自体すべて公知の反応であり、それらの条件に準
じて行うことができる。たとえば、アミノ基の保護基と
してのベンジルオキシカルボニル基またはベンジル基は
触媒(パラジウムカーボン、酸化白金など)の存在下、溶
媒中(例、アルコール、酢酸、水、テトラヒドロフラン
およびこれらの混合溶媒など)、接触還元反応(反応温
度、室温から+100℃)で除去できる。
【0038】トリチル基、tert−ブトキシカルボニル基
の場合、溶媒中(例、水、アルコール、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサンなど)、酸(例、塩酸、リン酸、硫酸な
どの鉱酸や、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、
酢酸などの有機酸)の存在下、0〜+150℃で除去で
きる。トリフルオロアセチル基は、アルカリ(例、水酸
化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム水溶液)で処理する
ことにより容易に除去できる。フタルイミド基は溶媒
(例、メタノール、エタノール)中、ヒドラジン水和物と
反応させることにより除去できる。上記の方法で得られ
る目的物(I)またはその塩の製造原料は、下記の公知
の分別精製手段で単離することもできるが、単離するこ
となく反応混合物のまま次の工程の原料として提供して
もよい。反応混合物からの化合物(I)またはその塩の分
別精製は自体公知の分別精製手段(例、抽出、濃縮、ろ
過、再結晶、カラムクロマドグラフィー、薄層クロマト
グラフィー)に従って行われる。
【0039】
【作用】本発明の化合物(I)またはその塩はカルモジュ
リン阻害活性を有し、ヒト、イヌ、ネコ等の哺乳動物の
高血圧症、虚血性疾患(狭心症、心筋梗塞、不整脈、腎
不全)、動脈硬化、くも膜下出血後の血管攣縮および炎
症性疾患(腎炎、喘息、肝炎)などの安全な治療剤として
有用である。本発明の化合物(I)またはその塩を上記の
医薬品として用いる場合、適宜の薬理学的に許容される
担体、賦形剤、希釈剤と混合し、粉末、顆粒、錠剤、カ
プセル剤、注射剤などの形態で経口的または非経口的に
投与することができる。投与量は投与ルート、症状、患
者の年令あるいは体重などによっても異なるが、たとえ
ば成人に経口的に投与する場合、0.2〜50mg/kg/
日、好ましくは0.5〜30mg/kg/日、より好ましく
は1〜20mg/kg/日を1日1〜数回に分けて投与する
のが望ましい。
【0040】
【実施例】以下に参考例、実施例および試験例を示して
本発明をより詳細に説明する。例中、室温は15〜30
℃を示す。 参考例1 (1)2−エトキシカルボニル−5−クロロイミダゾ[1,
2−a]ピリジンの合成 2−アミノ−6−クロロピリジン6.43g(50ミリモ
ル)とブロモピルビン酸エチル9.75g(50ミリモル)
のエタノール150ミリリットル溶液を4時間加熱還流
した。溶媒留去後、残留物にクロロホルムを加え、飽和
炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒濃縮後、n−ヘキサン
を加え、析出結晶をろ取、n−ヘキサン洗浄し、目的物
7.60g(67.6%,淡黄色結晶)を得た。 融点:143−145℃ 元素分析、C10922Clとして、 計算値 C;53.47, H;4.04, N;12.47 実測値 C;53.45, H;3.99, N;12.59 NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.42(3H,t,J=7Hz),4.
46(2H,q.J=7Hz),6.95(1H,dd,J=7, 1Hz),7.24(1H,dd,J=7
Hz),7.67(1H,d,J=9Hz),8.36(1H,s) 参考例1(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)5−クロロ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン NMR(90MHz,CDCl3)δ: 2.47(3H,s),6.79(1H,
d,J=7Hz),7.08(1H,dd,J=9, 7Hz),7.47(1H,d,J=9Hz),7.5
1(1H,s) (3)3−エトキシカルボニル−5−クロロ−2−メチル
イミダゾ[1,2−a]ピリジン NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.40(3H,t,J=7Hz),2.
60(3H,s),4.43(2H,q,J=7Hz),6.94(1H,dd,J=7, 1Hz),7.2
6(1H,dd,J=9, 7Hz),7.54(1H,dd,J=9, 1Hz) (4)2−エトキシカルボニルメチル−5−クロロイミダ
ゾ[1,2−a]ピリジンNMR(90MHz,CDCl3)δ:
1.28(3H,t,J=7Hz),3.87(2H,s),4.21(2H,q.J=7Hz),6.83
(1H,dd,J=7, 1Hz),7.12(1H,dd,J=9, 7Hz),7.52(1H,dd,J
=9, 1Hz),7.78(1H,s)
【0041】参考例2 (1)5−[2−(アミノ)エチルチオ]−2−メチルイミダ
ゾ[1,2−a]ピリジンの合成 システアミン・塩酸塩2.95g(26ミリモル)のエタノ
ール100ミリリットル懸濁液に、60%水素化ナトリ
ウム(油性)2.08g(52ミリモル)を氷冷撹拌下加え、
5分間撹拌した。5−クロロ−2−メチルイミダゾ[1,
2−a]ピリジン3.33g(20ミリモル)を加え、3時間
加熱還流した。溶媒留去後、残留物にクロロホルムを加
え、1N−NaOHで洗浄し、無水炭酸カリウムで乾燥
した。溶媒留去後、残留物をカラムクロマトグラフィー
(溶出液:酢酸エチル/エタノール/トリエチルアミン=
6:2:1)で精製し、目的物2.22g(53.6%,褐色油
状物)を得た。 NMR(90MHz,CDCl3)δ: 2.25(2H,
br),2.50(3H,s),2.77−3.22
(4H,m),6.88(1H,dd,J=7, 1H
z),7.06(1H,dd,J=9, 7Hz),
7.46(1H,d,J=9Hz),7.62(1H,
s) 参考例2(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)5−[2−(アミノ)エチルチオ]−2−エトキシカル
ボニルイミダゾ[1,2−a]ピリジン 元素分析、C121532S・0.3H2Oとして、 計算値 C;53.24, H;5.81, N;15.52 実測値 C;53.43, H;5.61, N;15.54 NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.44(3H,t,J=7Hz),1.
52(2H,br),2.83-3.19(4H,m),4.46(2H,q,J=7Hz),7.00(1
H,dd,J=7, 1Hz),7.20(1H,dd,J=9, 7Hz),7.64(1H,d,J=9H
z),8.49(1H,s) (3)5−[2−(アミノ)エチルチオ]−3−エトキシカル
ボニル−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.40(3H,t,J=7Hz),1.
47(2H,br),2.61(3H,s),2.81(2H,m),3.04(2H,m),4.43(2
H,q,J=7Hz),7.02(1H,dd,J=7, 1Hz),7.30(1H,dd,J=9, 7H
z),7.48(1H,dd,J=9, 1Hz) (4)5−[2−(アミノ)エチルチオ]−2−エトキシカル
ボニルメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.29(3H,t,J=7Hz),1.
60(2H,s),2.80-3.20(4H,m),3.90(2H,s),4.21(2H,q,J=7H
z),6.90(1H,dd,J=7, 1Hz),7.11(1H,dd,J=9, 7Hz),7.51
(1H,d,J=9Hz),7.89(1H,s) (5)5−[(4−ピペリジル)チオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.62(2H,m),1.93(2
H,m),2.07(1H,br),2.64(2H,m),3.12(2H,m),3.33(1H,m),
7.02(1H,d,J=7Hz),7.15(1H,dd,J=9, 7Hz),7.62(1H,d,J=
9Hz),7.69(1H,s),7.96(1H,s)
【0042】参考例3 (1)5−[4−(アミノ)ブトキシ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジンの合成 60%水素化ナトリウム(油性)1.32g(33ミリモル)
のDMF60ミリリットル懸濁液に、5−クロロイミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン4.59g(30.1ミリモル)と4
−アミノブタノール2.68g(30.1ミリモル)のDM
F60ミリリットル溶液を室温撹拌下加え、同温度で5
時間撹拌した。反応液に二炭酸ジ−tert−ブチル9.8
3g(45ミリモル)を加え、室温で13時間撹拌した。
溶媒留去後、残留物に水を加え、2回エーテル抽出し
た。水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒留去
した。残留物をメタノール20ミリリットルに溶かし、
濃塩酸20ミリリットルを加え、室温で1時間撹拌し
た。溶媒留去後、残留物にクロロホルムを加え、3N−
NaOHで洗浄した。無水炭酸カリウムで乾燥後、溶媒
を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出
液:メタノール/クロロホルム=1:5)で精製し、目的
物2.53g(40.9%,淡褐色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.71(2H,m),1.96(2
H,br),1.97(2H,m),2.83(2H,m),4.27(2H,m),6.03(1H,d,J
=7.2Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7.2Hz),7.27(1H,d,J=9Hz),7.
59(1H,d,J=1.4Hz),7.66(1H,s) 参考例3(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)5−[5−(アミノ)ペンチルオキシ]イミダゾ[1,2
−a]ピリジン NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.58(4H,m),1.66(2
H,br),1.96(2H,m),2.77(2H,m),4.25(2H,t,J=6, 4Hz),6.
02(1H,d,J=7Hz),7.16(1H,dd,J=9, 7Hz),7.27(1H,d,J=9H
z),7.59(1H,d,J=1.4Hz),7.66(1H,s) (3)5−[6−(アミノ)ヘキシルオキシ]イミダゾ[1,2
−a]ピリジン NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.34-1.70(8H,m),
1.93(2H,m),2.73(2H,m),4.23(2H,t,J=6, 4Hz),6.02(1H,
dd,J=7, 1Hz),7.16(1H,dd,J=9, 7Hz),7.26(1H,m),7.59
(1H,d,J=1.2Hz),7.65(1H,m) (4)5−[2−[1−(アミノ)プロポキシ]]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.44(3H,d,J=6.2H
z),1.75(2H,br),2.96-3.15(2H,m),4.63(1H,m),6.10(1H,
d,J=7Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7Hz),7.27(1H,d,J=9Hz),7.5
9(1H,d,J=1.4Hz),7.66(1H,m) (5)5−[2−(アミノ)−1−(フェニル)エトキシ]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.75(2H,br),3.19
(1H,dd,J=14, 4.2Hz),3.35(1H,dd,J=14, 7.4Hz),5.38(1
H,dd,J=7.4, 4.2Hz),5.89(1H,d,J=7Hz),7.01(1H,dd,J=
9, 7Hz),7.22(1H,d,J=9Hz),7.37(5H,m),7.64(1H,d,J=1.
2Hz),7.82(1H,s) (6)5−[(4−ピペリジニル)オキシ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.76(1H,br),1.87
(2H,m),2.12(2H,m),2.82(2H,m),3.18(2H,m),4.67(1H,
m),6.06(1H,d,J=7.2Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7.2Hz),7.27
(1H,d,J=9Hz),7.60(1H,d,J=1Hz),7.69(1H,s)
【0043】参考例4 5−[2−(フェノキシカルボニルオキシ)エチルチオ]イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジンの合成 5−[2−(ヒドロキシ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジン5.83g(30ミリモル)とピリジン4.86ミ
リリットル(60ミリモル)の塩化メチレン120ミリリ
ットル溶液に、氷冷撹拌下、クロロぎ酸フェニル7.5
3ミリリットル(60ミリモル)を加え、氷冷下30分間
撹拌した。反応液を5%炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶
出液:酢酸エチル)で精製し、目的物8.61g(91.3
%,油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.30(2H,t,J=6.6H
z),4.42(2H,t,J=6.6Hz),7.06-7.45(8H,m),7.69(1H,m),
7.73(1H,d,J=1.4Hz),7.92(1H,m)
【0044】参考例5 5−[2−(メチルスルホニルオキシ)エチルチオ]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジンの合成 5−[2−(ヒドロキシ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジン9.71g(50ミリモル)とトリエチルアミン1
0.5ミリリットル(75.3ミリモル)の塩化メチレン3
00ミリリットル溶液に、氷冷撹拌下、メタンスルホニ
ルクロリド4.26ミリリットル(55ミリモル)を加
え、氷冷下2時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を留去し、目的物13.6g(定量
的、褐色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.97(3H,s),3.28(2
H,t,J=6.4Hz),4.35(2H,t,J=6.4Hz),7.08(1H,dd,J=7, 1.
2Hz),7.18(1H,dd,J=8.8, 7Hz),7.64(1H,m),7.73(1H,d,J
=1.4Hz),7.91(1H,m)
【0045】参考例6 (1)5−[2−(メチルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,
2−a]ピリジンの合成 5−[2−(メチルスルホニルオキシ)エチルチオ]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン2.18g(8ミリモル)、トリエチ
ルアミン2.24ミリリットル(16ミリモル)および4
0%メチルアミン−メタノール溶液20ミリリットルの
クロロホルム20ミリリットル溶液を、3時間加熱還流
した。反応液を3N−水酸化ナトリウム水溶液で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、残
留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:メタノール/
クロロホルム=1:10)で精製し、目的物781mg(4
7.1%,淡褐色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.31(1H,br),2.88
(2H,t,J=6.4Hz),3.16(2H,t,J=6.4Hz),6.94(1H,dd,J=7,
1Hz),7.15(1H,dd,J=9, 7Hz),7.58(1H,dd,J=9, 1Hz),7.6
9(1,d,J=1.2Hz),7.86(1H,s) IR(KBr)cm-1:3290,3105,2930,285
0,2790,1655,1615,1530,1490 参考例6 (1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)5−[2−(エチルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.11(3H,t,J=7Hz),
1.88(1H,br),2.70(2H,m),2.90(2H,t,J=6.2Hz),3.15(2H,
t,J=6.2Hz),6.94(1H,dd,J=7, 1Hz),7.16(1H,dd,J=9, 7H
z),7.59(1H,dd,J=9, 1Hz),7.70(1H,d,J=1.2Hz),7.87(1
H,s) IR(KBr)cm-1:3280,3105,2965,293
0,2890,2820,1655,1620,1530,1
490 参考例7 (1)5−[3−(アミノ)プロポキシ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジンの合成 5−[3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロポキ
シ]イミダゾ[1,2−a]ピリジンのメタノール10ミリ
リットル溶液に、濃塩酸5ミリリットルを加え、室温で
1時間撹拌した。溶媒留去後、残留物にクロロホルム3
0ミリリットルと3N−NaOH10ミリリットルを加
え、クロロホルム抽出した。無水炭酸カリウムで乾燥
し、溶媒留去後、目的物687mg(78.7%、淡黄色油
状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.51(2H,br),2.07
(2H,m),3.00(2H,t,J=6.8Hz),4.35(2H,t,J=6.2Hz),6.06
(2H,d,J=7Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7Hz),7.28(1H,d,J=9H
z),7.59(1H,d,J=1.4Hz),7.65(1H,s) 参考例7(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)5−[2−(アミノ)エトキシ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.66(2H,br),3.25
(2H,t,J=5.2Hz),4.28(2H,t,J=5.2Hz),6.06(2H,d,J=7H
z),7.17(1H,dd,J=9, 7Hz),7.29(1H,d,J=9Hz),7.61(1H,
d,J=1Hz),7.68(1H,s) (3)5−[2−(アミノ)エチルアミノ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.70(2H,br),3.07(2
H,m),3.29(2H,m),5.17(1H,br),5.88(1H,dd,J=6, 2.5H
z),7.02-7.30(2H,m),7.48(1H,s),7.61(1H,s) (4)5−[3−(アミノ)プロピルアミノ]イミダゾ[1,2
−a]ピリジン NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.57(2H,br),1.87(2
H,m),3.01(2H,m),3.39(2H,m),5.78(1H,dd,J=7, 1.5Hz),
6.78(1H,br),6.96-7.28(2H,m),7.38(1H,s),7.59(1H,s)
【0046】参考例8 5−[3−(アミノ)プロピルアミノ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジン・2塩酸塩の合成 5−[3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロピル
アミノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン1.742g(6ミリ
モル)の塩化メチレン40ミリリットル懸濁液に、塩化
水素−メタノール6ミリリットルを加え、室温で20時
間撹拌した。溶媒留去後、残留物にエタノール15ミリ
リットルとエーテル30ミリリットルを加え、析出結晶
をろ取、エーテルおよび少量のエタノールで洗浄し、目
的物1.311g(83.0%、淡黄色結晶)を得た。 元素分析、C10144O・2HCl・0.2H2Oとし
て、 計算値 C;45.02, H;6.20, N;21.00 実測値 C;45.15, H;6.25, N;21.17 NMR(90MHz,DMSO−d6)δ: 2.02(2H,m),2.95
(2H,m),3.52(2H,m),6.53(1H,d,J=8Hz),7.08(1H,d,J=8.5
Hz),7.79(1H,dd,J=8.5, 8Hz),8.12(1H,d,J=2Hz),8.27(3
H,br),8.53(1H,br),8.78(1H,d,J=2Hz)
【0047】参考例9 5−[3−(アミノ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジンの合成 10%水酸化カリウム69.3g(105ミリモル)とジメ
チルスルホキシド50ミリリットルの混合溶液に、S−
[3−(アミノ)プロピル]イソチオウレア・2臭化水素酸
塩8.85g(39ミリモル)を加え、室温で1.5時間撹
拌した。反応混合物に、5−クロロイミダゾ[1,2−a]
ピリジン3.05g(20ミリモル)を加え、室温で1.5
時間撹拌後、65℃で20時間撹拌した。反応液に水を
加え、クロロホルム抽出後、1N−水酸化ナトリウムで
数回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留
去後、目的物2.66g(64.3%、淡黄色油状物)を得
た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.29(2H,br),1.80
(2H,m),2.85(2H,t,J=6.8Hz),3.08(2H,t,J=7.2Hz),6.91
(1H,dd,J=7, 1Hz),7.16(1H,dd,J=9, 7Hz),7.58(1H,d,J=
9, 1Hz),7.71(1H,d,J=1.2Hz),7.85(1H,d,J=1.2Hz)
【0048】参考例10 参考例8と同様にして下記の化合物を得た。 (1)5−[2−(アミノ)エチルスルホニル]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン・2塩酸塩 融点:210−220℃(dec.) 元素分析、C91132S・2HCl・0.5H2Oと
して、 計算値 C;35.19, H;4.59, N;13.68 実測値 C;35.18, H;4.49, N;13.98 (2)5−[2−(アミノ)エチルスルフィニル]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン・2塩酸塩 融点:195−205℃(dec.) 元素分析、C9113OS・2HCl・0.3H2Oとし
て、 計算値 C;37.59, H;4.77, N;14.61 実測値 C;37.76, H;4.77, N;14.60 (3)5−[2−(アミノ)エトキシ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン・2塩酸塩 融点:209−220℃(dec.) 元素分析、C9113O・2HCl・H2Oとして、 計算値 C;40.31, H;5.64, N;15.67 実測値 C;40.20, H;5.65, N;15.58 (4)5−[(4−ピペリジル)チオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン・2塩酸塩 融点:204−218℃ 元素分析、C12153S・2HClとして、 計算値 C;47.06, H;5.59, N;13.72 実測値 C;47.00, H;5.63, N;13.56
【0049】参考例11 5−[2−(アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジンの合成 5−[2−(アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン・2塩酸塩13.31g(50ミリモル)のクロロホル
ム200ミリリットル懸濁液を、3N−水酸化ナトリウ
ム50ミリリットルで洗浄後、水層をクロロホルム抽出
し、クロロホルム層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒留去後、目的物9.63g(99.7%,淡
黄色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.67(2H,br),2.95
(2H,m),3.08(2H,m),6.95(1H,d,J=7Hz),7.15(1H,dd,J=9.
2, 7Hz),7.59(1H,d,J=9.2Hz),7.71(1H,s),7.88(1H,s)
【0050】参考例12 5−[3−(クロロ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジンの合成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン5.02g
(33.4ミリモル)と1−ブロモ−3−クロロプロパン
5.26g(33.4ミリモル)のエタノール100ミリ
リットル懸濁液にトリエチルアミン4.66ミリリット
ル(33.4ミリモル)を加え、室温で17時間撹拌し
た。溶媒留去後、残留物にクロロホルムを加え水洗し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、残留物
をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精
製し、目的物5.46g(72.0%,淡褐色油状物)を得
た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.09(2H,m),3.17
(2H,t,J=7Hz),3.68(2H,t,J=6Hz),6.94(1H,dd,J=7.2, 1H
z),7.16(1H,dd,J=9.2, 7.2Hz),7.60(1H,m),7.72(1H,d,J
=1.2Hz),7.86(1H,m).
【0051】実施例1 5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルチオ]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン(化合物1)の合成 5−[2−(アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン9.63g(49.8ミリモル)とトリエチルアミン7.
64ミリリットル(54.8ミリモル)の塩化メチレン1
50ミリリットル溶液に、氷冷撹拌下、メタンスルホニ
ルクロリド3.85ミリリットル(49.7ミリモル)を加
え、氷冷下1時間撹拌した。反応液を水にあけ撹拌し、
析出結晶をろ取、水洗、乾燥後、目的物10.53g(7
7.9%,無色結晶)を得た。 融点:130−131℃ 元素分析、C1013322として、 計算値 C;44.26, H;4.83, N;15.48 実測値 C;44.05, H;4.82, N;15.31 NMR(90MHz,DMSO−d6)δ: 2.96(3H,s),3.22
(4H,s),7.10(1H,dd,J=7,1.5Hz),7.26(1H,dd,J=9, 7Hz),
7.31(1H,br),7.56(1H,d,J=9Hz),7.68(1H,d,J=1Hz),7.97
(1H,s) IR(KBr)cm-1:3450,3140,2930, 162
0,1490,1315,1155
【0052】実施例2 5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルチオ]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン・塩酸塩(化合物2)の合成 5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルチオ]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン543mg(2ミリモル)のメタノ
ール(20ミリリットル)懸濁液を塩化水素−メタノール
で処理した。溶媒留去後、残留物をクロロホルムエーテ
ルで結晶化した。エーテル洗浄、乾燥後、目的物550
mg(89.3%,無色結晶)を得た。融点:154−16
0℃
【0053】実施例3 (1)5−[2−(エチルスルホニルアミノ)エチルチオ]イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物3)の合成 5−[2−(アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン1.93g(10ミリモル)とトリエチルアミン1.5
3ミリリットル(11ミリモル)の塩化メチレン100ミ
リリットル溶液に、室温撹拌下、エタンスルホニルクロ
リド0.95ミリリットル(10ミリモル)を加え、室温
で1時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶
出液:エタノール/酢酸エチル=1:5)で精製し、目的
物2.23g(78.2%,無色結晶)を得た。 元素分析、C1115322・0.1H2Oとして、 計算値 C;46.01, H;5.34, N;14.63 実測値 C;45.74, H;5.26, N;14.36 NMR(90MHz,DMSO−d6)δ: 1.16(3H,t,J=7H
z),2.99(2H,q,J=7Hz),3.21(4H,m),7.11(1H,dd,J=7, 1.5
Hz),7.28(1H,dd,J=8.5, 7Hz),7.33(1H,br),7.59(1H,d,J
=8.5Hz),7.71(1H,s),7.99(1H,s) 実施例3(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)5−[2−(プロピルスルホニルアミノ)エチルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物4) 元素分析、C1217322・0.2H2Oとして、 計算値 C;47.57, H;5.79, N;13.87 実測値 C;47.62, H;5.74, N;14.03 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.04(3H,t,J=7.4H
z),1.83(2H,m),2.98(2H,m),3.19(2H,m),3.33(2H,m),4.9
3(1H,br),7.02(1H,dd,J=7, 1.2Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7H
z),7.63(1H,m),7.70(1H,d,J=1.4Hz),7.85(1H,m) (3)5−[2−(イソプロピルスルホニルアミノ)エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物5) NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.36(6H,d,J=6.8Hz),
3.16(1H,heptet,J=6.8Hz),3.19(2H,t,J=6.4Hz),3.36(2
H,m),4.80(1H,br),7.02(1H,dd,J=7, 1.2Hz),7.17(1H,d
d,J=9, 7Hz),7.62(1H,d,J=9Hz),7.70(1H,s),7.86(1H,m)
【0054】(4)5−[2−(ブチルスルホニルアミノ)
エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物6) 元素分析、C1319322として、 計算値 C;49.82, H;6.11, N;13.41 実測値 C;49.76, H;6.15, N;13.40 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 0.93(3H,t,J=7,2Hz),
1.43(2H,m),1.76(2H,m),3.00(2H,m),3.19(2H,m),3.33(2
H,m),5.06(1H,br),7.01(1H,dd,J=7, 1.2Hz),7.16(1H,d
d,J=9, 7Hz),7.61(1H,d,J=9Hz),7.69(1H,d,J=1.2Hz),7.
84(1H,m) (5)5−[2−(オクチルスルホニルアミノ)エチルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物7) NMR(90Hz,CDCl3)δ: 0.73-2.00(15H,m),2.88
-3.52(6H,m),6.24(1H,br),7.00(1H,dd,J=7, 1.5Hz),7.1
3(1H,dd,J=9, 7Hz),7.58(1H,d,J=9Hz),7.63(1H,s),7.81
(1H,s) (6)5−[2−[3−(クロロ)プロピルスルホニルアミ
ノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物8) 元素分析、C1216322Clとして、 計算値 C;43.17, H;4.83, N;12.59 実測値 C;43.41, H;4.83, N;12.47 NMR(90Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 2.22(2H,
m),2.97-3.46(6H,m),3.66(2H,t,J=6.5Hz),7.07(1H,dd,J
=7.5, 2Hz),7.19(1H,dd,J=9, 7.5Hz),7.26(1H,br),7.59
(1H,m),7.69(1H,s),7.90(1H,s) (7)5−[2−(ヘキサデシルスルホニルアミノ)エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物9) NMR(200Hz,CDCl3)δ: 0.88(3H,t,J=6.8),1.
25(26H,m),1.78(2H,m),3.00(2H,m),3.18(2H,m),3.33(2
H,m),4.73(1H,br),7.02(1H,dd,J=7, 1Hz),7.17(1H,dd,J
=9, 7Hz),7.64(1H,d,J=9Hz),7.72(1H,d,J=1.2Hz),7.87
(1H,s)
【0055】実施例4 (1)3−クロロ−5−[2−(メチルスルホニルアミノ)
エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物10)
と3−クロロ−5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エ
チルチオ]−2−スクシンイミド−イミダゾ[1,2−a]
ピリジン(化合物11)の合成 5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルチオ]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン543mg(2ミリモル)のクロロ
ホルム60ミリリットル懸濁液に、室温撹拌下、N−ク
ロロスクシンイミド267mg(2ミリモル)を加え、室
温下24時間撹拌した。反応液を水洗、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒留去した。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(溶出液:エタノール/酢酸エチル=1:1
0)で精製し、フラクション1として、目的物(化合物1
0)245mg(40.0%,灰色結晶)を得た。 元素分析、C1012322Clとして、 計算値 C;39.28, H;3.96, N;13.74 実測値 C;39.47, H;4.00, N;13.61 NMR(90MHz,DMSO−d6)δ: 2.90(3H,s),3.22
(4H,m),7.06(1H,dd,J=7,1.5Hz),7.23(1H,dd,J=9, 7Hz),
7.53(1H,dd,J=9, 1.5Hz),7.66(1H,s) フランクション2として目的物(化合物11)96mg
(11.9%,無色結晶)を得た。 NMR(90MHz,DMSO−d6)δ: 2.94(3H,s),2.97
(4H,s),3.23(4H,m),7.19(1H,dd,J=7, 2Hz),7.40(1H,dd,
J=9, 7Hz),7.59(1H,dd,J=9, 1.5Hz) 実施例4(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)3−ブロモ−5−[2−(メチルスルホニルアミノ)
エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物12) 元素分析、C1012322Brとして、 計算値 C;34.29, H;3.45, N;12.00 実測値 C;34.26, H;3.45, N;11.94 NMR(90MHz,DMSO−d6)δ: 2.90(3H,s),3.19
(4H,m),7.07(1H,dd,J=7,1.5Hz),7.23(1H,dd,J=9, 7Hz),
7.56(1H,dd,J=9, 1.5Hz),7.66(1H,s) (3)3−ヨード−5−[2−(メチルスルホニルアミノ)
エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物13) NMR(90MHz,DMSO−d6)δ: 2.98(3H,s),3.17
(4H,m),7.07(1H,dd,J=7,1.5Hz),7.24(1H,dd,J=9, 7Hz),
7.60(1H,dd,J=9, 1.5Hz),7.68(1H,s)
【0056】実施例5 5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルチオ]−3−
モルホリノメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物
14)の合成 37%ホルマリン178mg(2.2ミリモル)の酢酸(2
ミリリットル)溶液に、氷冷撹拌下、モルホリン192
μl(2.2ミリモル)を加え、室温下30分間撹拌し
た。反応液に5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチ
ルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン543mg(2ミリ
モル)を加え、60℃で2時間撹拌した。溶媒留去後、
残留物をクロロホルム(50ミリリットル)に溶かし、1
N−NaOH(10ミリリットル)で洗浄し、水層をクロ
ロホルム抽出(30ミリリットル×3)した。クロロホル
ム層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒留
去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:エ
タノール/酢酸エチル=1:10→1:5)で精製し、目
的物530mg(71.5%,無色固体)を得た。 NMR(90MHz,CDCl3)δ: 2.94(4H,
m),2.67(3H,s),3.27(4H,m),
3.67(4H,m),4.08(2H,s),6.6
2(1H,br),6.94(2H,m),7.50
(1H,s),7.57(1H,dd,J=8.5,
2Hz)
【0057】実施例6 実施例4(1)と同様にして下記の化合物を得た。 5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルチオ]−3−
モルホリノメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン・2塩酸
塩(化合物15) NMR(200MHz,DMSO−d6)δ: 2.92(3H,s),3.1
5-4.20(14H,m),5.08(1H,br),7.44(1H,m),7.69(1H,dd,J=
7, 1.4Hz),7.83(1H,dd,J=8.7, 7Hz),7.94(1H,dd,J=8.8,
1.4Hz),8.40(1H,s)
【0058】実施例7 実施例5および実施例2と同様にして下記の化合物を得
た。 3−ジメチルアミノメチル−5−[2−(メチルスルホニ
ルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン・2
塩酸塩(化合物16) 元素分析、C1320422・2HClとして、 計算値 C;38.05, H;5.65, N;13.65 実測値 C;38.33, H;5.59, N;13.61 NMR(90MHz,DMSO−d6−D2O)δ: 2.95(9H,
s),3.30(4H,m),5.08(2H,s),7.68-8.06(3H,m),8.43(1H,
s)
【0059】実施例8 実施例3と同様にして下記の化合物を得た。 (1)2−メチル−5−[2−(メチルスルホニルアミノ)
エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物17) 融点:179−181℃ 元素分析、C1115322として、 計算値 C;46.29, H;5.30, N;14.72 実測値 C;46.03, H;5.27, N;14.39 (2)2−エトキシカルボニルメチル−5−[2−(メチル
スルホニルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン(化合物18) NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.29(3H,t,J=7Hz),2.95
(3H,s),3.05-3.48(4H,m),3.88(2H,s),4.22(2H,q,J=7H
z),5.61(1H,br),6.97(1H,dd,J=7, 1.5Hz),7.12(1H,dd,J
=9, 7Hz),7.53(1H,d,J=9Hz),7.86(1H,s) (3)3−エトキシカルボニル−2−メチル−5−[2−
(メチルスルホニルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2
−a]ピリジン(化合物19) NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.40(3H,t,J=7Hz),2.
60(3H,s),2.85(3H,s),3.21(4H,m),4.43(2H,q,J=7Hz),5.
20(1H,br),7.07(1H,dd,J=7, 1.5Hz),7.33(1H,dd,J=9, 7
Hz),7.51(1H,dd,J=9, 1.5Hz) (4)2−エトキシカルボニル−5−[2−(メチルスルホ
ニルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(化合物20) NMR(90MHz,DMSO−d6)δ: 1.34(3H,t,J=7H
z),2.92(3H,s),3.26(4H,m),4.30(2H,q,J=7Hz),7.23(1H,
dd,J=7, 1Hz),7.30(1H,br),7.39(1H,dd,J=9, 7Hz),7.64
(1H,d,J=9Hz),8.43(1H,s)
【0060】実施例9 2−カルボキシメチル−5−[2−(メチルスルホニルア
ミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物
21)の合成 2−エトキシカルボニル−5−[2−(メチルスルホニル
アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン1.6
5g(4.62ミリモル)のメタノール(5ミリリットル)溶
液に、1N−NaOH6.93ミリリットル(6.93ミリ
モル)を加え、室温で2.5時間撹拌した。反応液を塩化
メチレンで洗浄後、1N−HCl7.39ミリリットル
(7.39ミリモル)を加え、溶媒を留去した。残留物に
水を加え、得られた固体を水洗後、乾燥し、目的物77
7mg(51.1%,無色固体)を得た。元素分析、C12
15342として、 計算値 C;43.76, H;4.59, N;12.76 実測値 C;43.68, H;4.60, N;12.64 NMR(200Hz,DMSO−d6)δ: 2.92(3
H,s),3.24(4H,s),3.75(2H,
s),7.09(1H,dd,J=7.2, 1H
z),7.27(1H,dd,J=9, 7.2H
z),7.36(1H,br),7.48(1H,d,
J=9Hz),7.86(1H,s)
【0061】実施例10 実施例2および実施例3(1)と同様にして下記の化合
物を得た。 (1)5−[2−(N−メチル−N−メチルスルホニルアミ
ノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物2
2) NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.82(3H,s),2.89(3H,
s),3.22(2H,m),3.40(2H,m),7.03(1H,dd,J=7, 1Hz),7.19
(1H,dd,J=9, 7Hz),7.62(1H,d,J=9Hz),7.72(1H,d,J=1.2H
z),7.86(1H,m) (2)5−[2−(N−メチル−N−メチルスルホニルアミ
ノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン・塩酸塩
(化合物23) 融点:152−154℃ (3)5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルスルフ
ィニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物24) 元素分析、C1013332・0.2H2Oとして、 計算値 C;41.28, H;4.64, N;14.44 実測値 C;41.48, H;4.57, N;14.66 NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 2.98(3
H,s),3.16-3.33(1H,m),3.39-3.76(3H,m),7.33-7.47(3H,
m),7.73-7.84(2H,m),8.03(1H,m) (4)5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルスルホ
ニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物25) 元素分析、C1013342として、 計算値 C;39.59, H;4.32, N;13.85 実測値 C;39.31, H;4.33, N;13.78 NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 2.88(3
H,s),3.45-3.66(4H,m),7.40(1H,d,J=9, 7Hz),7.71(1H,d
d,J=7, 1.2Hz),7.85(1H,d,J=1.2Hz),7.96(1H,d,J=9Hz),
8.30(1H,s) (5)5−[2−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)
エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物26) NMR(90Hz,DMSO−d6)δ: 3.12-3.52(4H,m),7.
13(1H,dd,J=7, 1.5Hz),7.28(1H,dd,J=9.7Hz),7.61(1H,
d,J=9Hz),7.71(1H,d,J=1.5Hz),8.02(1H,s)
【0062】(6)5−[3−(メチルスルホニルアミノ)
プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物2
7) 元素分析、C1115322として、 計算値 C;46.29, H;5.30, N;14.72 実測値 C;46.35, H;5.34, N;14.71 NMR(90Hz,CDCl3)δ: 1.90(2H,m),2.93(2H,
s),3.07(2H,m),3.27(2H,m),5.54(1H,br),6.90(1H,dd,J=
7, 1Hz),7.11(1H,dd,J=9, 7Hz),7.57(1H,d,J=9Hz),7.65
(1H,d,J=1.5Hz),7.82(1H,s) (7)5−[3−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)
プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物2
8) 元素分析、C11123223として、 計算値 C;38.93, H;3.56, N;12.38 実測値 C;38.91, H;3.64, N;12.27 NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 1.91(2
H,m),3.09(2H,t,J=7.2Hz),3.36(2H,t,J=6.2Hz),6.97(1
H,dd,J=7, 1Hz),7.19(1H,dd,J=9,7Hz),7.58(1H,dd,J=9,
1Hz),7.70(1H,d,J=1.2Hz),7.88(1H,s) (8)5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン・塩酸塩(化合物29) 融点:191−200℃ フリー体NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.70-2.13(4
H,m),2.79(3H,s),2.90(2H,m),3.35(1H,m),3.69(2H,m),
7.05(1H,dd,J=7, 1.2Hz),7.17(1H,dd,J=8.8, 7Hz),7.67
(1H,d,J=8.8Hz),7.71(1H,d,J=1.2Hz),7.96(1H,s) (9)5−[2−(フェニルスルホニルアミノ)エチルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物30) 元素分析、C1515322として、 計算値 C;54.03, H;4.53, N;12.60 実測値 C;53.88, H;4.53, N;12.43 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 3.01-3.23(4H,m),5.0
5(1H,br),6.84(1H,d,J=7Hz),7.08(1H,dd,J=9, 7Hz),7.4
1-7.63(4H,m),7.68(1H,d,J=1.4Hz),7.75-7.83(3H,m)
【0063】(10)5−[2−[4−(メチル)フェニルス
ルホニルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン(化合物31) 元素分析、C1617322・0.5H2Oとして、 計算値 C;53.91, H;5.09, N;11.79 実測値 C;54.13, H;4.94, N;11.57 NMR(90Hz,CDCl3−DMSO−d6)δ: 2.39(3
H,s),3.16(4H,m),6.90-7.33(3H,m),7.47-7.90(7H,m) (11)5−[2−[4−(アセトアミド)フェニルスルホニ
ルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化
合物32) 元素分析、C1718432・1H2Oとして、 計算値 C;49.98, H;4.93, N;13.72 実測値 C;50.16, H;4.60, N;13.60 NMR(200Hz,DMSO−d6)δ: 2.09(3H,s),2.98
(2H,m),3.13(2H,m),6.99(1H,dd,J=7, 1Hz),7.23(1H,dd,
J=9, 7Hz),7.52-7.77(6H,m),7.83(1H,br),7.90(1H,m) (12)5−[2−[4−(アセトアミド)フェニルスルホニ
ルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン・塩
酸塩(化合物33) 融点:126−130℃ (13)5−[2−[4−(クロロ)フェニルスルホニルアミ
ノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物3
4) 元素分析、C1514322Cl・0.5H2Oとし
て、 計算値 C;47.80, H;4.01, N;11.15 実測値 C;48.03, H;3.63, N;11.18 NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.68(4
H,m),6.98(1H,d,J=7Hz),7.18(1H,dd,J=9, 7Hz),7.44(2
H,m),7.56(1H,d,J=9Hz),7.67(1H,d,=1.2Hz),7.74(2H,
m),7.83(1H,s),7.87(1H,br)
【0064】(14)5−[2−[4−(フルオロ)フェニル
スルホニルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン(化合物35) 元素分析、C1514322Fとして、 計算値 C;51.27, H;4.02, N;11.96 実測値 C;51.16, H;4.05, N;12.05 NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.08(4
H,m),6.95(1H,dd,J=7, 1Hz),7.07-7.20(3H,m),7.48(1H,
br),7.58(1H,d,J=9Hz),7.68(1H,d,J=1.2Hz),7.77-7.86
(3H,m) (15)5−[2−[4−(メトキシ)フェニルスルホニルア
ミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物
36) 元素分析、C1617332・0.3H2Oとして、 計算値 C;52.10, H;4.81, N;11.39 実測値 C;52.25, H;4.73, N;11.47 NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.07(4
H,m),3.86(3H,s),6.86-6.97(3H,m),7.15(1H,dd,J=9, 7H
z),7.20(1H,br),7.57(1H,d,J=9Hz),7.64-7.76(3H,m),7.
81(1H,s) (16)5−[2−[2,4,5−(トリクロロ)フェニルスル
ホニルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(化合物37) 元素分析、C1512322Cl3・0.5H2Oとし
て、 計算値 C;40.42, H;2.94, N;9.43 実測値 C;40.65, H;2.74, N;9.50 NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.07-3.
25(4H,m),6.95(1H,dd,J=7, 1Hz),7.16(1H,dd,J=9, 7H
z),7.57(1H,d,J=9Hz),7.59(1H,s),8.07(1H,s) (17)5−[2−[2,4,6−(トリメチル)フェニルスル
ホニルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(化合物38) 元素分析、C1821322として、 計算値 C;57.57, H;5.65, N;11.19 実測値 C;57.32, H;5.65, N;11.09 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.30(3H,s),2.58(6H,
s),2.98-3.20(4H,m),5.00(1H,br),6.81(1H,d,J=7Hz),6.
92(2H,s),7.08(1H,dd,J=9, 7Hz),7.60(1H,d,J=9Hz),7.6
8(1H,s),7.77(1H,s)
【0065】(18)5−[2−[2,4,6−(トリイソプ
ロピル)フェニルスルホニルアミノ]エチルチオ]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン(化合物39) 元素分析、C2433322として、 計算値 C;62.71, H;7.24, N;9.14 実測値 C;62.65, H;7.15, N;9.07 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.24(12H,d,J=6.8Hz),
1.26(6H,d,J=7Hz),2.94(1H,heptet,J=7Hz),3.06-3.25(4
H,m),4.10(2H,heptet,J=6.8Hz),4.90(1H,br),6.83(1H,d
d,J=7, 1Hz),7.08(1H,dd,J=9, 7Hz),7.59(1H,d,J=9Hz),
7.68(1H,d,J=1.2Hz),7.80(1H,m) (19)5−[2−[(2−チエニル)スルホニルアミノ]エ
チルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物40) 元素分析、C1313323として、 計算値 C;46.00, H;3.86, N;12.38 実測値 C;45.71, H;3.88, N;12.30 NMR(200Hz,DMSO−d6)δ: 3.03-3.20(4H,m),
7.04(1H,dd,J=7, 1Hz),7.12(1H,m),7.26(1H,dd,J=9, 7H
z),7.50-7.61(2H,m),7.69(1H,d,J=1.4Hz),7.89(1H,m),
7.93(1H,m),8.16(1H,br) (20)5−[2−[(2−チエニル)スルホニルアミノ]エ
チルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン・塩酸塩(化合物
41) 融点:140−143℃ 元素分析、C1313323・HClとして、 計算値 C;41.54, H;3.75, N;11.18 実測値 C;41.25, H;3.80, N;11.05 (21)5−[2−[(1−ナフチル)スルホニルアミノ]エ
チルチオ]イミダゾ[1,2-a]ピリジン(化合物42) 元素分析、C1917322として、 計算値 C;59.51, H;4.47, N;10.96 実測値 C;59.73, H;4.61, N;10.77 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.97(2H,m),3.07(2H,
m),5.55(1H,br),6.56(1H,dd,J=7, 1Hz),6.92(1H,dd,J=
9, 7Hz),7.44-7.72(6H,m),7.96(1H,m),8.06(1H,d,J=8.2
Hz),8.20(1H,dd,J=7.4, 1.2Hz),8.64(1H,m) (22)5−[2−[(1−ナフチル)スルホニルアミノ]エ
チルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン・塩酸塩(化合物
43) 融点:179−185℃ (23)5−[2−(2−ナフチル)スルホニルアミノ]エチ
ルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物44) 元素分析、C1917322・0.2H2Oとして、 計算値 C;58.95, H;4.53, N;10.86 実測値 C;59.15, H;4.78, N;10.55 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 3.07(2H,m),3.20(2H,
m),5.31(1H,br),6.74(1H,dd,J=7, 1Hz),6.89(1H,dd,J=
9, 7Hz),7.51(1H,d,J=9Hz),7.58-7.80(5H,m),7.88-7.97
(3H,m),8.39(1H,d,J=1.6Hz) (24)5−[2−[(2−ナフチル)スルホニルアミノ]エ
チルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン・塩酸塩(化合物
45) 融点:170−175℃
【0066】(25)5−[2−[(8−キノリル)スルホニ
ルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化
合物46) 元素分析、C1816422として、 計算値 C;56.23, H;4.19, N;14.57 実測値 C;56.39, H;4.23, N;14.69 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 3.00-3.22(4H,m),6.65
(1H,dd,J=7, 1Hz),6.81(1H,br),6.97(1H,dd,J=9, 7Hz),
7.47-7.74(5H,m),8.06(1H,dd,J=8.4, 1.4Hz),8.26(1H,d
d,J=8.4, 1.8Hz),8.40(1H,dd,J=7.2, 1.4Hz),8.95(1H,d
d,J=4.2, 1.8Hz)(26)5−[2−[8−(キノリル)スル
ホニルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
塩酸塩(化合物47) 融点:190−196℃ (27)5−[2−[5−(ジメチルアミノ)−(1−ナフチ
ルスルホニルアミノ)]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジン(化合物48) NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.90(6H,s),2.93-3.12
(4H,m),5.46(1H,br),6.56(1H,dd,J=7, 1Hz),6.92(1H,d
d,J=9, 7Hz),7.19(1H,d,J=7.6Hz),7.43-7.63(4H,m),7.6
7(1H,s),8.18(1H,dd,J=7.4, 1.2Hz),8.27(1H,d,J=8.6H
z),8.53(1H,d,J=8.6Hz) (28)5−[2−[(E)−スチリルスルホニルアミノ]エ
チルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物49) 元素分析、C1717322として、 計算値 C;56.80, H;4.77, N;11.69 実測値 C;56.95, H;4.84, N;11.62 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 3.14-3.34(4H,m),4.95
(1H,br),6.70(1H,d,J=15.4Hz),6.98(1H,dd,J=7, 1Hz),
7.09(1H,dd,J=9, 7Hz),7.43(5H,m),7.46(1H,d,J=15.4H
z),7.59(1H,d,J=9Hz),7.68(1H,d,J=1.4Hz),7.84(1H,s)
【0067】(29)5−[2−[N,N−ジ−(E)−スチ
リルスルホニルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジン(化合物50) 元素分析、C2523343として、 計算値 C;57.12, H;4.41, N;7.99 実測値 C;57.07, H;4.48, N;7.81 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 3.33(2H,m),3.91(2H,
m),7.05(1H,dd,J=7, 1Hz),7.12(2H,d,J=15.4Hz),7.18(1
H,dd,J=8.8,7Hz),7.38-7.56(12H,m),7.61(1H,d,J=8.8H
z),7.66(1H,d,J=1.2Hz),7.77(1H,s) (30)5−[2−[2−(アセチルアミノ)−4−(メチル)
−(5−チアゾリルスルホニルアミノ)]エチルチオ]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物51) NMR(200Hz,DMSO−d6)δ: 2.17(3H,s),2.38(3H,
s),3.07-3.49(4H,m),7.02(1H,d,J=7.2Hz),7.23(1H,dd,J
=8.8, 7.2Hz),7.54(1H,d,J=8.8Hz),7.67(1H,s),7.90(1
H,s),8.20(1H,br)
【0068】(31)5−[3−(1−ナフチルスルホニル
アミノ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化
合物52) 融点:140−141℃ 元素分析、C2019322として、 計算値 C;60.43, H;4.82, N;10.57 実測値 C;60.58, H;4.85, N;10.60 (32)5−[2−[N−メチル−N−(1−ナフチルスル
ホニルアミノ)]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン・塩酸塩(化合物53) 融点:161−164℃ 元素分析、C2019322・HClとして、 計算値 C;55.35, H;4.65, N;9.68 実測値 C;55.31, H;4.69, N;9.55 フリー体NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.90(3H,s),
3.12(2H,m),3.42(2H,m),6.92(1H,dd,J=7, 1Hz),7.14(1
H,dd,J=9, 7Hz),7.45(1H,dd,J=8.4, 7.4Hz),7.53-7.71
(5H,m),7.90(1H,m),8.02(1H,d,J=8.4Hz),8.09(1H,dd,J=
7.4, 1.2Hz),8.60(1H,m)
【0069】(33)5−[2−[N−エチル−N−(1−
ナフチルスルホニルアミノ)]エチルチオ]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン・塩酸塩(化合物54) 融点:178−185℃ 元素分析、C2121322・HClとして、 計算値 C;56.30, H;4.95, N;9.38 実測値 C;56.27, H;4.97, N;9.29 フリー体NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.06(3H,t,J=
7.2Hz),3.06(2H,m),3.30-3.50(4H,m),6.90(1H,d,J=7.2H
z),7.15(1H,dd,J=9, 7.2Hz),7.41(1H,m),7.53-7.71(5H,
m),7.86-8.10(3H,m),8.54(1H,m) (34)5−[2−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−
(1−ナフチルスルホニルアミノ)]エチルチオ]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン・塩酸塩(化合物55) 融点:172−176℃ 元素分析、C2121332・HClとして、 計算値 C;54.36, H;4.78, N;9.06 実測値 C;54.74, H;4.85, N;8.88 フリー体NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.10(1H,br),
3.18(2H,m),3.41-3.62(4H,m),3.74(2H,t,J=5.2Hz),6.90
(1H,dd,J=7, 1Hz),7.12(1H,dd,J=9, 7Hz),7.42(1H,m),
7.85-8.10(3H,m),8.56(1H,m) (35)2−メチル−5−[2−(1−ナフチルスルホニル
アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物56) 元素分析、C2019322として、 計算値 C;60.43, H;4.82, N;10.57 実測値 C;60.24, H;4.84, N;10.52 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.44(3H,s),2.89-3.11
(4H,m),5.30(1H,br),6.47(1H,dd,J=7, 1.2Hz),6.85(1H,
dd,J=9, 7Hz),7.36-7.53(3H,m),7.96(1H,dd,J=6.8, 1.8
Hz),8.06(1H,d,J=8.2Hz),8.19(1H,dd,J=7.4, 1.2Hz),8.
63(1H,d,J=8.4Hz)
【0070】(36)3−エトキシカルボニル−2−メチ
ル−5−[2−(1−ナフチルスルホニルアミノ)エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物57) 元素分析、C2323342・0.5H2Oとして、 計算値 C;57.72, H;5.05, N;8.78 実測値 C;57.85, H;5.02, N;8.63 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.41(3H,t,J=7.2Hz),
2.61(3H,s),2.95-3.05(4H,m),4.42(2H,q,J=7.2Hz),5.29
(1H,br),6.82(1H,dd,J=7.2, 1Hz),7.22(1H,dd,J=9, 7.2
Hz),7.42-7.66(4H,m),7.91(1H,m),8.04(1H,d,J=8Hz),8.
16(1H,dd,J=7.4, 1.4Hz),8.54(1H,m) (37)2−エトキシカルボニル−5−[2−(1−ナフチ
ルスルホニルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン(化合物58) 元素分析、C2221342として、 計算値 C;58.00, H;4.65, N;9.22 実測値 C;57.79, H;4.63, N;9.24 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.45(3H,t,J=7.2Hz),
2.98(2H,m),3.12(2H,m),4.47(2H,q,J=7, 2Hz),5.26(1H,
br),6.65(1H,dd,J=7, 1Hz),7.03(1H,dd,J=9, 7Hz),7.44
-7.73(4H,m),7.95(1H,dd,J=7.8, 1.6Hz),8.05(1H,d,J=
8.2Hz),8.19(1H,dd,J=7.2, 1.2Hz),8.24(1H,s),8.62(1
H,m)
【0071】実施例11 実施例4(1)と同様にして下記の化合物を得た。 3−ブロモ−5−[2−(1−ナフチルスルホニルアミ
ノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物5
9) 元素分析、C1916322Brとして、 計算値 C;49.35, H;3.49, N;9.09 実測値 C;49.39, H;3.47, N;8.98 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.91(2H,m),3.10(2H,
m),5.32(1H,br),6.51(1H,dd,J=7, 1Hz),6.83(1H,dd,J=
9, 7Hz),7.43-7.73(5H,m),7.94(1H,dd,J=7.8, 1.6Hz),
8.04(1H,d,J=8.2Hz),8.19(1H,dd,J=7.4, 1.2Hz),8.64(1
H,d,J=8.2Hz)
【0072】実施例12 実施例3(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (1)5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルアミノ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物60) NMR(90Hz,CDCl3−DMSO−d6)δ: 2.90(3H,
s),3.44(4H,m),6.16(1H,d,J=7.5Hz),6.99(1H,d,J=9Hz),
7.28(2H,br),7.43(1H,dd,J=9, 7.5Hz),7.66(1H,d,J=1.5
Hz),8.23(1H,s) (2)5−[3−(メチルスルホニルアミノ)プロピルアミ
ノ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物61) NMR(90Hz,CDCl3−DMSO−d6)δ: 1.97(2H,m),
2.90(3H,s),3.17(2H,m),3.46(2H,m),6.19(1H,d,J=8Hz),
6.91-7.20(2H,m),7.37-7.63(2H,m),7.71(1H,d,J=2Hz),
8.36(1H,d,J=2Hz) (3)5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルオキシ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物62) 元素分析、C101333Sとして、 計算値 C;47.05, H;5.13, N;16.46 実測値 C;46.95, H;5.17, N;16.38 NMR(200MHz,DMSO−d6)δ: 2.98(3H,s),3.4
9(2H,m),4.35(2H,t,J=5.2Hz),6.34(1H,dd,J=6, 1.6Hz),
7.16-7.32(2H,m),7.50(1H,br),7.57(1H,d,J=1.2Hz),7.9
1(1H,s) (4)5−[2−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)
エチルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物6
3) NMR(200MHz,DMSO−d6)δ: 3.71(2H,m),4.3
8(2H,t,J=5Hz),6.38(1H,dd,J=6.6, 1.6Hz),7.19-7.34(2
H,m),7.60(1H,s),7.87(1H,s) (5)5−[3−(メチルスルホニルアミノ)プロピルオキ
シ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物64) NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 2.20(2H,
m),2.93(3H,s),3.35(2H,m),4.39(2H,t,J=6.2Hz),6.11(1
H,dd,J=6.8, 1.6Hz),6.91(1H,br),7.14-7.29(2H,m),7.5
7(1H,d,J=1.4Hz),7.67(1H,m)
【0073】(6)5−[3−(トリフルオロメチルスルホ
ニルアミノ)プロピルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン(化合物65) NMR(200Hz,DMSO−d6)δ: 2.05(2H,m),2.91
(3H,s),3.21(2H,m),4.38(2H,t,J=6Hz),6.35(1H,dd,J=7,
1.2Hz),7.10-7.32(3H,m),7.56(1H,d,J=1.4Hz),7.78(1
H,s) (7)5−[4−(メチルスルホニルアミノ)ブチルオキシ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物66) 元素分析、C121733Sとして、 計算値 C;50.87, H;6.05, N;14.83 実測値 C;50.60, H;6.11, N;14.78 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.87(2H,m),2.04(2H,
m),2.99(3H,s),3.28(2H,m),4.29(2H,t,J=6.2Hz),4.58(1
H,br),6.04(1H,d,J=7.2Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7.2Hz),7.
29(1H,d,J=9Hz),7.59(1H,d,J=1.4Hz),7.63(1H,m) (8)5−[4−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)
ブチルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物6
7) 元素分析、C121433SF3として、 計算値 C;42.73, H;4.18, N;12.56 実測値 C;42.53, H;4.27, N;12.25 NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 1.87(2H,
m),2.03(2H,m),3.30(2H,m),4.30(2H,t,J=6Hz),6.08(1H,
dd,J=6.4, 1.4Hz),7.14-7.28(2H,m),7.57(1H,s),7.68(1
H,s) (9)5−[5−(メチルスルホニルアミノ)ペンチルオキ
シ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物68) 元素分析、C131933Sとして、 計算値 C;52.51, H;6.44, N;14.13 実測値 C;52.22, H;6.53, N;13.83 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.54-1.80(4H,m),1.97
(2H,m),3.20(2H,m),4.25(2H,t,J=6.2Hz),4.59(1H,br),
6.02(1H,dd,7.2, 1Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7Hz),7.28(1H,
d,J=9Hz),7.59(1H,d,J=1.4Hz),7.63(1H,m) (10)5−[5−(トリフルオロメチルスルホニルアミ
ノ)ペンチルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物69) 元素分析、C131633SF3として、 計算値 C;44.44, H;4.59, N;11.96 実測値 C;44.47, H;4.63, N;11.71 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.63−2.02
(6H,m),3.42(2H,m),4.18(2
H,t,J=6Hz),5.94(1H,d,J=7H
z),7.12(1H,dd,J=9, 7Hz),
7.23(1H,d,J=9Hz),7.30(1H,
d,J=1Hz),7.41(1H,d,J=1Hz)
【0074】(11)5−[6−(メチルスルホニルアミ
ノ)ヘキシルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物70) 元素分析、C142133S・0.2H2Oとして、 計算値 C;53.38, H;6.85, N;13.34 実測値 C;53.67, H;7.04, N;13.28 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.40-1.73(6H,m),1.91
(2H,m),3.17(2H,m),4.24(2H,t,J=6.2Hz),4.61(1H,br),
6.02(1H,dd,7, 1Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7Hz),7.28(1H,d,
J=9Hz),7.59(1H,d,J=1.4Hz),7.65(1H,m) (12)5−[6−(トリフルオロメチルスルホニルアミ
ノ)ヘキシルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物71) NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.32-2.03(8H,m),3.37
(2H,t,J=6.6Hz),4.17(2H,t,J=6.2Hz),5.97(1H,d,J=7H
z),7.16(1H,dd,J=9, 7Hz),7.21(1H,br),7.25(1H,d,J=9H
z),7.51(1H,d,J=1.1Hz),7.54(1H,s) (13)5−[2−(メチルスルホニルアミノ)プロピルオ
キシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物72) 融点:171−172℃ (14)5−[1−(メチルスルホニルアミノ)−(2−プロ
ピルオキシ)]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物73) 元素分析、C111533Sとして、 計算値 C;49.06, H;5.61, N;15.60 実測値 C;48.81, H;5.63, N;15.59 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.47(3H,d,J=6.2Hz),
3.01(3H,s),3.50(2H,m),4.84(1H,m),6.10(1H,d,J=7.4H
z),6.38(1H,br),7.09(1H,dd,J=9, 7.4Hz),7.21(1H,d,J=
9Hz),7.41(1H,d,J=1.4Hz) (15)5−[2−(メチルスルホニルアミノ)−1−(フェ
ニル)エチルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物74) NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.94(3H,s),3.61-3.83
(2H,m),5.33(1H,br),5.58(1H,dd,J=7, 4.6Hz),5.91(1H,
d,J=7.4Hz),7.00(1H,dd,J=9, 7.4Hz),7.24(1H,d,J=9H
z),7.40(5H,m),7.60(1H,d,J=1.4Hz),7.73(1H,s)
【0075】(16)5−[1−(フェニル)−2−(トリフ
ルオロメチルスルホニルアミノ)エチルオキシ]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン(化合物75) NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.49(2H,
m),5.06(1H,dd,J=8, 4Hz),5.98(1H,d,J=8.8Hz),5.98(1
H,br),7.04(1H,d,J=8.8Hz),7.20-7.52(6H,m),7.60(1H,
s),7.81(1H,s) (17)5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジル
オキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物76) NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.19(4H,m),2.86(3H,
s),3.44(4H,m),4.84(1H,quint,J=4.4Hz),6.08(1H,d,J=7
Hz),7.18(1H,dd,J=9, 7Hz),7.31(1H,d,J=9Hz),7.63(1H,
d,J=1.4Hz),7.65(1H,s) (18)5−[1−(トリフルオロメチルスルホニル)−4
−ピペリジルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物77) NMR(200Hz,CDCl3)δ: 2.18(4H,m),3.71(4H,
s),4.99(1H,m),6.08(1H,d,J=7Hz),7.19(1H,dd,J=9, 7H
z),7.33(1H,d,J=9Hz),7.64(1H,s),7.65(1H,s) (19)5−[2−(1−ナフチルスルホニルアミノ)エチ
ルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物78) 元素分析、C191733Sとして、 計算値 C;62.11, H;4.66, N;11.44 実測値 C;62.04, H;4.57, N;11.41 NMR(200Hz,DMSO−d6)δ: 3.38(2H,m),4.11
(2H,t,J=5.2Hz),6.06(1H,m),7.08-7.20(2H,m),7.46-7.6
5(5H,m),8.00(1H,m),8.16(1H,s),8.20(1H,s),8.47(1H,b
r),8.64(1H,m) (20)5−[3−(1−ナフチルスルホニルアミノ)プロ
ピルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物79) 元素分析、C201933Sとして、 計算値 C;62.97, H;5.02, N;11.02 実測値 C;62.82, H;4.98, N;11.14 NMR(200Hz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 1.98(2H,
m),3.19(2H,m),3.98(2H,t,J=6Hz),5.59(1H,d,J=7.2Hz),
6.99-7.35(4H,m),7.43-7.63(3H,m),7.67-7.80(3H,m),8.
14(1H,d,J=7.4Hz),8.68(1H,d,J=8.2Hz)
【0076】(21)5−[6−(1−ナフチルスルホニル
アミノ)ヘキシルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(化合物80) 元素分析、C232533S・0.3H2Oとして、 計算値 C;64.40, H;6.02, N;9.80 実測値 C;64.66, H;6.07, N;9.68 NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.10-1.83(8H,m),2.94
(2H,m),4.12(2H,t,J=6.4Hz),4.76(1H,t,J=6.6Hz),5.98
(1H,d,J=7Hz),7.16(1H,dd,J=9, 7Hz),7.28(1H,d,J=9H
z),7.50-7.72(5H,m),7.94(1H,d,J=7.6Hz),8.07(1H,d,J=
8.4Hz),8.28(1H,dd,J=7.4, 1.2Hz),8.66(1H,d,J=8.8Hz) (22)5−[2−(1−ナフチルスルホニルアミノ)プロ
ピルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物81) 融点:188−190℃ (23)5−[1−(1−ナフチルスルホニル)−4−ピペ
リジルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物8
2) NMR(200Hz,CDCl3)δ: 1.94-2.23(4H,m),3.
29-3.53(4H,m),4.70(1H,m),5.98(1H,d,J=7Hz),7.12(1H,
dd,J=9, 7Hz),7.25(1H,d,J=9Hz),7.39( 1H,s),7.53(1H,
s),7.53-7.73(3H,m),7.98(1H,dd,J=7.2, 2.2Hz),8.13(1
H,d,J=8.4Hz),8.27(1H,dd,J=7.4, 1.2Hz),8.75(1H,dd,J
=7.8,2.2Hz)
【0077】実施例13 (1)5−[2−(アセチルアミノ)エチルチオ]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン(化合物83)の合成 5−[2−(アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン・2塩酸塩2.66g(10ミリモル)とトリエチルア
ミン4.32ミリリットル(31ミリモル)のN,N−ジメ
チルホルムアミド(24ミリリットル)溶液に、氷冷撹拌
下、塩化アセチル0.71ミリリットル(10ミリモル)
を加え、室温下4時間撹拌した。反応液を水にあけ、ク
ロロホルム抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒留去後、残留物をカラムクロ
マトグラフィー(溶出液:エタノール/酢酸エチル=1:
3)で精製し、目的物1.57g(66.8%、無色結晶)を
得た。 元素分析、C11133OS・0.3H2Oとして、 計算値 C;54.89, H;5.69, N;17.46 実測値 C;55.29, H;5.52, N;17.42 NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.93(3H,s),3.13(2
H,m),3.46(2H,m),6.98(1H,dd,J=7, 1.5Hz),7.07(1H,b
r),7.13(1H,dd,J=8.5, 7Hz),7.51(1H,d,J=8.5Hz),7.65
(1H,s),7.81(1H,s)
【0078】実施例13(1)および実施例(2)と同様に
下記の化合物を得た。 (2)5−[2−(トリフルオロアセチルアミノ)エチルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物84) NMR(90MHz,DMSO-d6)δ: 3.17-3.60(4H,
m),7.12(1H,dd,J=7, 1.5Hz),7.27(1H,dd,J=9, 7Hz),7.5
8(1H,d,J=9Hz),7.67(1H,d,J=1.5Hz),7.96(1H,s),9.60(1
H,br) (3)5−[2−(デカノイルアミノ)エチルチオ]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン(化合物85) NMR(90MHz,CDCl3)δ: 1.70-1.78(17H,m),
2.15(2H,m),3.15(2H,m),3.49(2H,m),6.53(1H,br),7.00
(1H,dd,J=7, 1.5Hz),7.15(1H,dd,J=9, 7Hz),7.23(1H,d,
J=9Hz),7.67(1H,s),7.84(1H,s) (4)5−[2−(アミノアセチルアミノ)エチルチオ]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン・2塩酸塩(化合物86) NMR(200MHz,DMSO−d6)δ: 3.32-3.53(4
H,m),3.55(2H,s),7.69(1H,dd,J=6, 2.6Hz),7.86-7.99(2
H,m),8.22(1H,d,J=2.2Hz),8.26(1H,d,J=2.2Hz),8.79(1
H,br) (5)5−[2−(ベンゾイルアミノ)エチルチオ]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン(化合物87) NMR(90MHz,CDCl3)δ: 3.27(2H,m),3.70(2
H,m),6.74(1H,br),6.97-7.23(2H,m),7.30-7.95(8H,m)
【0079】(6)5−[2−[3(2H)−ピリダジノン−
6−カルボニルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジン(化合物88) NMR(90MHz,DMSO−d6)δ: 3.15-3.67(4H,
m),6.93(1H,d,J=10Hz),7.10-7.62(3H,m),7.66(1H,s),7.
80(1H,d,J=10Hz),7.92(1H,s),8.64(1H,br) (7)5−[2−(2−テノイルアミノ)エチルチオ]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン(化合物89) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.27(2H,t,J=6.4H
z),3.68(2H,m),6.57(1H,br),7.02-7.20(3H,m),7.41-7.6
9(3H,m),7.69(1H,d,J=1.2Hz),7.85(1H,s) (8)5−[2−(1−ナフトイルアミノ)エチルチオ]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン・塩酸塩(化合物90) NMR(200MHz,DMSO−d6)δ: 3.50-3.75(4
H,m),7.51-7.67(4H,m),7.75-8.07(5H,m),8.22(1H,m),8.
32(1H,d,J=2.2Hz),8.41(1H,d,J=2.2Hz),8.85(1H,br) フリーアミンNMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.30
(2H,t,J=6.4Hz),3.74(2H,m),6.68(1H,br),7.01-7.16(2
H,m),7.36-7.58(5H,m),7.64(1H,d,J=1.2Hz),7.80-7.94
(3H,m),8.29(1H,m) (9)5−[2−(2−ナフトイルアミノ)エチルチオ]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物91) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.34(2H,t,J=6.4H
z),3.78(2H,m),6.72(1H,br),7.06-7.20(2H,m),7.51-7.9
4(9H,m),8.20(1H,s) (10)5−[2−(ニコチノイルアミノ)エチルチオ]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物92) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.30(2H,t,J=6.4H
z),3.74(2H,m),6.85(1H,br),7.05(1H,dd,J=7, 1.2Hz),
7.16(1H,dd,J=9, 7Hz),7.39(1H,m),7.55(1H,d,J=9Hz),
7.68(1H,d,J=1.4Hz),7.85(1H,s),8.05(1H,m),8.74(1H,d
d,J=4.8, 1.8Hz),8.95(1H,d,J=7.2Hz)
【0080】(11)5−[2−(イソニコチノイルアミ
ノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物9
3) NMR(200MHz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.2
9(2H,m),3.68(2H,m),7.11(1H,dd,J=7, 1.4Hz),7.19(1H,
dd,J=8.8, 7.2Hz),7.57(1H,d,J=8.8Hz),7.68(2H,m),7.8
8(1H,m),8.23(1H,br),8.72(2H,m) (12)5−[2−[3,4−(ジメトキシ)フェニルアセチ
ルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン・塩
酸塩(化合物94) 融点: 150−165℃ フリーアミンNMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.11
(2H,t,J=6.6Hz),3.43(2H,m),3.49(2H,s),3.85(3H,s),3.
87(3H,s),6.02(1H,br),6.69-6.95(4H,m),7.12(1H,dd,J=
9, 7Hz),7.56(1H,d,J=9Hz),7.66(1H,s),7.74(1H,s) (13)5−[2−[3−(3−ピリジル)アクリロイルアミ
ノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン・2塩酸塩
(化合物95) NMR(200MHz,D2O)δ: 3.41(2H,m),3.61(2H,
m),6.60(1H,d,J=16Hz),7.36(1H,d,J=16Hz),7.58-8.04(5
H,m),8.22(1H,d,J=2.6Hz),8.59-8.72(2H,m),8.86(1H,m) (14)5−[3−(ベンゾイルアミノ)プロピルアミノ]イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物96) NMR(90MHz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 1.99
(2H,m),3.27-3.70(4H,m),5.86(1H,d,J=7Hz),6.25(1H,b
r),6.98(1H,d,J=9Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7Hz),7.33-8.17
(8H,m) (15)5−[3−(デカノイルアミノ)プロピルアミノ]イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物97) NMR(90MHz,CDCl3)δ: 0.73-2.00(19H,m),
2.22(2H,m),3.22-3.53(4H,m),5.77-6.03(2H,m),6.21(1
H,br),6.95-7.22(2H,m),7.62(1H,s),7.71(1H,s)
【0081】実施例14 5−[2−[2−(カルボキシ)ベンゾイルアミノ]エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物98)の合成 5−[2−(アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン1.12g(5.8ミリモル)のクロロホルム(58ミリ
リットル)溶液に、無水フタル酸1.12g(7.56ミリ
モル)を加え、室温下14時間撹拌後、5時間加熱還流
した。放冷後、析出結晶をろ取、クロロホルムで洗浄、
乾燥後、目的物1.68g(84.8%、無色結晶)を得
た。 NMR(90MHz,DMSO-d6)δ: 3.17-3.63(4H,
m),7.15-7.91(8H,m),7.98(1H,s),8.21(1H,br)
【0082】実施例15 5−[2−(フタルイミド)エチルチオ]イミダゾ[ 1,2
−a]ピリジン(化合物99)の合成 5−[2−[2−(カルボキシ)ベンゾイルアミノ]エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン638mg(2ミリモ
ル)に塩化水素−メタノール溶液(40 ミリリットル)を
加え、24時間加熱還流した。溶媒留去後、残留物をク
ロロホルムに溶かし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
で、洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留
去後、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸
エチル)で精製し、目的物530mg(81.9%、黄色結
晶)を得た。 NMR(90MHz,CDCl3)δ: 3.31(2H,t,J=7Hz),
3.95(2H,t,J=7Hz),7.05-7.19(2H,m),7.42-7.92(7H,m)
【0083】実施例16 (1)5−[2−(メチルカルバモイルアミノ)エチルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物100)の合成 5−[2−(アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン1.93g(10ミリモル)の塩化メチレン30ミリリ
ットル溶液に、氷冷撹拌下、イソシアン酸メチル0.5
9ミリリットル(10ミリモル)を加え、氷冷下1時間撹
拌した。溶媒留去後、残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液: エタノール/酢酸エチル=1:5)で精製
し、目的物2.15g(86.0%、淡黄色固体)を得た。 NMR(90MHz,CDCl3)δ: 2.74(3H,d,J=5.5H
z),3.14(2H,m),3.43(2H,m),5.28(1H,br),5.76(1H,br),
6.96(1H,dd,J=7,1Hz),7.12(1H,dd,J=9, 7Hz),7.51(1H,
d,J=9Hz),7.65(1H,s),7.79(1H,s) 実施例16(1)と同様にした下記の化合物を得た。 (2)5−[2−(エチルカルバモイルアミノ)エチルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物101) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.11(3H,t,J=7.2H
z),3.16(4H,m),3.44(2H,m),4.72(1H,br),5.16(1H,br),
6.97(1H,dd,J=7, 1Hz),7.14(1H,dd,J=9, 7Hz),7.53(1H,
d,J=9Hz),7.66(1H,d,J=1.2Hz),7.78(1H,s) (3)5−[2−(プロピルカルバモイルアミノ)エチルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物102) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 0.90(3H,t,J=7.4H
z),1.49(2H,m),3.03-3.22(4H,m),3.45(2H,m),4.68(1H,b
r),5.07(1H,br),6.98(1H,dd,J=7, 1Hz),7.15(1H,dd,J=
9, 7Hz),7.54(1H,d,J=9Hz),7.67(1H,d,J=1.2Hz),7.80(1
H,s) (4)5−[2−(イソプロピルカルバモイルアミノ)エチ
ルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物103) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.22(6H,d,J=6.6H
z),3.17(2H,t,J=6.4Hz),3.44(2H,m),3.84(1H,heptet,J=
6.4Hz),4.44(1H,br),4.96(1H,br),6.98(1H,d,J=7Hz),7.
15(1H,dd,J=9, 7Hz),7.55(1H,d,J=9Hz),7.68(1H,d,J=1.
2Hz),7.80(1H,s) (5)5−[2−(ブチルカルバモイルアミノ)エチルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物104) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 0.89(3H,t,J=7H
z),1.20-1.52(4H,m),3.07-3.20(4H,m),3.43(2H,m),5.23
(1H,br),5.68(1H,br),6.95(1H,dd,J=7, 1Hz),7.12(1H,d
d,J=9, 7Hz),7.49(1H,d,J=9Hz),7.63(1H,d,J=1.2Hz),7.
75(1H,s)
【0084】(6)5−[2−(シクロヘキシルカルバモイ
ルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化
合物105) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 0.95-1.97(10H,
m),3.17(2H,t,J=6.4Hz),3.35-3.55(3H,m),4.48(1H,br),
4.93(1H,br),6.99(1H,d,J=7.2Hz),7.16(1H,dd,J=9,7.2H
z),7.55(1H,d,J=9Hz),7.68(1H,s),7.80(1H,s) (7)5−[2−(フェニルカルバモイルアミノ)エチルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物106) NMR(90MHz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.19
(2H,m),3.46(2H,m),6.25(1H,br),6.83-7.63(8H,m),7.69
(1H,s),7.88(1H,s),8.14(1H,br)
【0085】実施例17 (1)5−[2−(メチルチオカルバモイルアミノ)エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物107)の合
成 5−[2−(アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン2.96g(15.3ミリモル)の塩化メチレン50ミ
リリットル溶液に、氷冷撹拌下、イソチオシアン酸メチ
ル1.12ミリリットル(15.3ミリモル)を加え、室温
下3時間撹拌した。溶媒濃縮後、エーテルを加え、析出
結晶をろ取、エーテル洗浄後、目的物2.76g(67.6
%、無色結晶)を得た。 元素分析、C111442として、 計算値 C;49.60, H;5.30, N;21.03 実測値 C;49.63, H;5.34, N;21.03 NMR(200MHz,CDCl-DMSO-d6)δ: 2.
95(3H,d,J=5Hz),3.30(2H,m),3.80(2H,m),7.00-7.65(5H,
m),7.67(1H,d,J=1Hz),7.87(1H,s) 実施例17(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)5−[2−(フェニルチオカルバモイルアミノ)エチ
ルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物108) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.31(2H,m),3.86
(2H,m),6.44(1H,br),6.96(1H,dd,J=7, 1.5Hz),7.03-7.6
4(7H,m),7.67(1H,d,J=1.5Hz),7.77(1H,s),8.05(1H,br) (3)5−[2−[4−(メトキシ)フェニルチオカルバモイ
ルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化
合物109) NMR(200MHz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.3
2(2H,m),3.79(2H,m),3.82(2H,m),6.78-7.58(8H,m),7.64
(1H,d,J=2Hz),7.85(1H,d,J=2Hz),9.21(1H,br) (4)5−[2−[4−(メチル)フェニルチオカルバモイル
アミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物110) NMR(200MHz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 2.3
4(3H,s),3.32(2H,m),3.86(2H,m),7.05-7.33(7H,m),7.55
(1H,d,J=9Hz),7.68(1H,s),7.85(1H,s),8.98(1H,br)
【0086】(5)5−[2−[4−(クロロ)フェニルチオ
カルバモイルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン(化合物111) NMR(200MHz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.3
4(2H,m),3.86(2H,m),7.05-7.75(9H,m),7.88(1H,s),9.36
(1H,br) (6)5−[2−[(1−ナフチル)チオカルバモイルアミ
ノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物1
12) NMR(200MHz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.3
2(2H,m),3.80(2H,m),7.07-7.23(2H,m),7.37-8.08(11H,
m),9.65(1H,br) (7)2−エトキシカルボニルメチル−5−[2−(フェニ
ルチオカルバモイルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2
−a]ピリジン(化合物113) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.30(3H,t,J=7H
z),3.23(2H,t,J=6.4Hz),3.85(2H,m),3.88(2H,s),4.22(2
H,q,J=7Hz),6.31(1H,br),6.94(1H,dd,J=7, 1Hz),7.11(1
H,dd,J=9, 7Hz),7.13-7.53(6H,m),7.69(1H,br),7.79(1
H,s) (8)2−エトキシカルボニル−5−[2−(フェニルチオ
カルバモイルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン(化合物114) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.46(3H,t,J=7.2H
z),3.38(2H,t,J=6.6Hz),3.94(2H,m),4.71(2H,q,J=7.2H
z),6.62(1H,br),7.07(1H,dd,J=7, 1.2Hz),7.16-7.54(7
H,m),7.91(1H,br),8.83(1H,s) (9)2−メチル−5−[2−(フェニルチオカルバモイル
アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物115) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.47(3H,s),3.31
(2H,t,J=6.4Hz),3.85(2H,m),6.38(1H,br),6.88(1H,dd,J
=7, 1Hz),7.07(1H,dd,J=9, 7Hz),7.15-7.52(7H,m),7.82
(1H,br) (10)3−エトキシカルボニル−2−メチル−5−[2
−(フェニルチオカルバモイルアミノ)エチルチオ]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物116) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.37(3H,t,J=7H
z),2.58(3H,s),3.33(2H,t,J=6Hz),3.76(2H,m),4.35(2H,
q,J=7Hz),6.47(1H,br),6.99-7.57(8H,m),7.76(1H,br) (11)5−[3−(フェニルチオカルバモイルアミノ)プ
ロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物11
7) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.96(2H,m),3.01(2
H,t,J=7Hz),3.79(2H,m),6.13(1H,br),6.87(1H,d,J=7H
z),7.00-7.70(8H,m),7.88(1H,s),7.85(1H,br)
【0087】実施例18 (1)5−[2−(メチルカルバモイルオキシ)エチルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物118)の合成 5−[2−(ヒドロキシ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジン971mg(5ミリモル)とトリエチルアミン0.
91ミリリットル(6.53ミリモル)の塩化メチレン4
0ミリリットル溶液に、氷冷撹拌下、イソシアン酸メチ
ル0.65ミリリットル(11ミリモル)を加え、室温で
12時間撹拌した。反応液を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物を
カラムクロマトグラフィー(溶出液: メタノール/クロ
ロホルム=1:20)で精製し、目的物1.07g(85.2
%、無色結晶)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.74(3H,d,J=4.8
Hz),3.21(2H,t,J=6.2Hz),4.27(2H,t,J=6.2Hz),4.56(1H,
br),7.05(1H,d,J=7Hz),7.21(1H,dd, J=9, 7Hz),7.61(1
H,d,J=9Hz),7.71(1H,s),7.89(1H,s) 実施例18(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)5−[2−(ブチルカルバモイルオキシ)エチルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物119) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 0.92(3H,t,J=7H
z),1.21-1.55(4H,m),3.03-3.30(4H,m),4.26(2H,t,J=6.4
Hz),4.55(1H,br),7.05(1H,d,J=7Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7
Hz),7.62(1H,d,J=9Hz),7.72(1H,s),7.89(1H,s) (3)5−[2−(フェニルカルバモイルオキシ)エチルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物120) NMR(200MHz,DMSO-d6)δ: 3.45(2H,t,J=
6.2Hz),4.32(2H,t,J=6.2Hz),7.00(1H,m),7.16(1H,dd,J=
7, 1Hz),7.22-7.34(3H,m),7.42-7.50(2H,m),7.57(1H,d,
J=9Hz),7.70(1H,d,J=1.2Hz),7.99(1H,m),9.74(1H,br) (4)5−[2−[(1−ナフチル)カルバモイルオキシ]エ
チルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物121) NMR(200MHz,CDCl3-DMSO-d6)δ: 3.3
0(2H,t,J=6.4Hz),4.41(2H,t,J=6.4Hz),7.05-7.21(2H,
m),7.41-7.75(7H,m),7.82-8.02(3H,m),8.11(1H,br) (5)5−[2−(ベンジルカルバモイルオキシ)エチルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物122) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.21(2H,t,J=6.4H
z),4.24-4.37(4H,m),4.99(1H,br),7.24(1H,d,J=7Hz),7.
13(1H,dd,J=9, 7Hz),7.24(1H,d,J=7Hz),7.20-7.39(5H,
m),7.58(1H,dd,J=9, 0.8Hz),7.68(1H,d,J=1.2Hz),7.87
(1H,s)
【0088】実施例19 (1)5−[2−[3−(ヒドロキシ)プロピルカルバモイル
オキシ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物123)の合成 5−[2−(フェノキシカルボニルオキシ)エチルチオ]イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン1.10g(3.50ミリモル)
に3−アミノプロパノール0.27ミリリットル(3.5
2ミリモル)を加え、120℃で1.5時間撹拌した。放
冷後、反応液にクロロホルムを加え、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液: メタノール/クロロホルム=1:20)で
精製し、目的物575mg(55.6%、無色結晶)を得
た。 元素分析、C131733S・0.2H2Oとして、 計算値 C;52.23, H;5.87, N;14.06 実測値 C;52.46, H;5.78, N;14.26 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.66(2H,m),2.82
(1H,br),3.15-3.32(4H,m),3.66(2H,t,J=5.6Hz),4.27(2
H,t,J=6.2Hz),4.81(1H,br),7.07(1H,dd,J=7, 1.2Hz),7.
18(1H,dd,J=9, 7Hz),7.61(1H,d,J=9Hz),7.70(1H,d,J=1.
4Hz),7.90(1H,s) 実施例19(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)5−[2−[6−(ヒドロキシ)ヘキシルカルバモイル
オキシ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物124) 元素分析、C162333S・0.2H2Oとして、 計算値 C;56.35, H;6.92, N;12.32 実測値 C;56.63, H;6.89, N;12.43 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.22-1.65(8H,m),
2.16(1H,br),3.10(2H,m),3.21(2H,t,J=6.2Hz),3.64(2H,
t,J=6.2Hz),4.26(2H,t,J=6.2Hz),4.48(1H,br),7.05(1H,
dd,J=7, 1.2Hz),7.17(1H,dd,J=8.8, 7Hz),7.60(1H,m),
7.70(1H,d,J=1.4Hz),7.89(1H,m)
【0089】(3)5−[2−[3−(モルホリノ)プロピル
カルバモイルオキシ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン(化合物125) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.66(2H,m),2.35-
2.48(6H,m),3.16-3.30(4H,m),3.65-3.75(4H,m),4.26(2
H,t,J=6.4Hz),5.77(1H,br),7.05(1H,dd,J=7, 1Hz),7.17
(1H,dd,J=9, 7Hz),7.61(1H,d,J=9Hz),7.72(1H,d,J=1.2H
z),7.89(1H,s) (4)5−[2−[3−(1−イミダゾリル)プロピルカルバ
モイルオキシ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(化合物126) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.96(2H,q,J=6.8H
z),3.06-3.27(4H,m),3.97(2H,t,J=6.8Hz),4.27(2H,t,J=
6.2Hz),5.06(1H,br),6.93(1H,s),7.05(1H,d,J=7Hz),7.0
7(1H,s),7.17(1H,m),7.48(1H,s),7.61(1H,dd,J=9, 0.8H
z),7.71(1H,s),7.89(1H,s) (5)5−[2−[(4−ピリジル)メチルカルバモイルオキ
シ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物1
27) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.23(2H,t,J=6.2H
z),4.25-4.40(4H,m),5.36(1H,br),7.05(1H,d,J=7Hz),7.
10-7.20(2H,m),7.60(1H,d,J=9Hz),7.70(1H,d,J=1Hz),7.
90(1H,s),8.56(2H,m)
【0090】実施例20 (1)5−[2−(メトキシカルボニルアミノ)エチルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物128)の合成 5−[2−(アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン1.93g(10ミリモル)とトリエチルアミン1.5
3ミリリットル(11ミリモル)の塩化メチレン30ミリ
リットル溶液に、氷冷撹拌下、クロロぎ酸メチル0.7
7ミリリットル(10ミリモル)を加え、室温で20分間
撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去
した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液: エ
タノール/酢酸エチル−1:10)で精製し、目的物1.
68g(66.9%、無色結晶)を得た。 融点: 198.0-200.0℃ 元素分析、C111332Sとして、 計算値 C;52.57, H;5.21, N;16.72 実測値 C;52.68, H;5.22, N;16.60 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.12(2H,m),3.40(2
H,m),3.68(3H,s),5.10(1H,br),7.00(1H,d,J=7Hz),7.16
(1H,dd,J=9, 7Hz),7.61(1H,d,J=9Hz),7.72(1H,s),7.87
(1H,s). 実施例20(1)および実施例2と同様にして下記の化合
物を得た。 (2)5−[2−(エトキシカルボニルアミノ)エチルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物129) 融点: 68−70℃ 元素分析、C121532Sとして、 計算値 C;54.32, H;5.70, N;15.84 実測値 C;54.43, H;5.75, N;15.83 (3)5−[2−(プロピルオキシカルボニルアミノ)エチ
ルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物130) 融点: 62−64℃ 元素分析、C131732Sとして、 計算値 C;55.89, H;6.13, N;15.04 実測値 C;55.87, H;6.09, N;14.96 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 0.92(3H,t,J=7.4H
z),1.62(2H,m),3.14(2H,t,J=6.6Hz),3.42(1H,m),4.01(1
H,t,J=6.6Hz),5.07(1H,br),7.02(1H,d,J=7Hz),7.17(1H,
dd,J=9, 7Hz),7.60(1H,d,J=9Hz),7.71(1H,d,J=1.2Hz),
7.86(1H,s). IR(KBr)cm-1: 3210、3025、 2965、 1695、 1620、154
5、 1490、 1275 (4)5−[2−(ブチルオキシカルボニルアミノ)エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物131) 融点: 75−76℃ 元素分析、C141932Sとして、 計算値 C;57.31, H;6.53, N;14.32 実測値 C;57.32, H;6.55; N;14.23 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 0.93(3H,t,J=7Hz),1.35(2H,
m),1.58(2H,m),3.14(2H,t,J=6.4Hz),3.41(2H,m),4.05(2
H,t,J=6.6Hz),5.04(1H,br),7.16(1H,dd,J=9, 7Hz),7.60
(1H,d,J=9Hz),7.71(1H,d,J=1.2Hz),7.85(1H,s) IR(KBr)cm-1: 3490,3210,2970,16
95,1615,1500,1285
【0091】(5)5−[2−(イソプロピルオキシカルボ
ニルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(化合物132) 融点: 80.0−81.0℃ 元素分析、C131732Sとして、 計算値 C;55.89, H;6.13, N;15.04 実測値 C;55.85, H;6.14, N;14.96 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.22(6H,t,J=6.2H
z),3.14(2H,t,J=6.4Hz),3.41(2H,m),4.94(1H,br),7.02
(1H,d,J=7Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7Hz),7.61(1H,d,J=9H
z),7.71(1H,d,J=1.4Hz),7.86(1H,s) IR(KBr)cm-1: 3220,3025,2970,17
05,1630,1545,1300,1240 (6)5−[2−(イソプロピルオキシカルボニルアミノ)
エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン・塩酸塩(化合
物133) 融点: 145−150℃ (7)5−[2−(イソブチルオキシカルボニルアミノ)エ
チルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物134) 融点: 75−76℃ 元素分析、C141932Sとして、 計算値 C;57.31, H;6.53, N;14.32 実測値 C;57.29, H;6.53, N;14.41 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 0.91(6H,d,J=6.8H
z),1.89(1H,m),3.14(2H,t,J=6.4Hz),3.42(2H,m),3.84(2
H,d,J=6, 6Hz),5.15(1H,br),7.01(1H,d,J=7Hz),7.16(1
H,dd,J=9, 7Hz),7.59(1H,d,J=9Hz),7.70(1H,d,J=1.2H
z),7.85(1H,s) (8)5−[2−(アリルオキシカルボニルアミノ)エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物135) 融点: 72.5−73.5℃ 元素分析、C131532Sとして、 計算値 C;56.30, H;5.45, N;15.15 実測値 C;56.34, H;5.44, N;15.04 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.15(2H,t,J=6.4H
z),3.43(2H,m),4.56(2H,m),5.07(1H,br),5.18-5.36(2H,
m),5.90(1H,m),7.02(1H,d,J=7Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7H
z),7.61(1H,d,J=9Hz),7.72(1H,d,J=1.4Hz),7.86(1H,m) IR(KBr)cm-1: 3205,3020,1700,16
25,1570,1490,1270
【0092】(9)5−[2−[2,2,2−(トリクロロ)エ
トキシカルボニルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン(化合物136) 融点: 113.0−114.0℃ 元素分析、C121232SCl3として、 計算値 C;39.10, H;3.28, N;11.40 実測値 C;39.23, H;3.27, N;11.25 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.17(2H,t,J=6.4H
z),3.48(2H,m), 4.73(2H,s),5.52(1H,br),7.03(1H,d,J=
7Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7Hz),7.62(1H,d,J=9Hz),7.71(1
H,d,J=1.2Hz),7.87(1H,m) IR(KBr)cm-1: 3195,2975,1725,16
15,1545,1485,1260,1210 (10)5−[2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)エ
チルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物137) 融点: 52.0−53.0℃ 元素分析、C171732Sとして、 計算値 C;62.36, H;5.23, N;12.83 実測値 C;62.34, H;5.22, N;12.75 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.14(2H,t,J=6.4H
z),3.43(2H,m),5.09(2H,s),5.17(1H,br),6.99(1H,d,J=
6.8Hz),7.13(1H,dd,J=9.2, 6.8Hz),7.35(5H,s),7.59(1
H,d,J=9.2Hz),7.69(1H,s),7.84(1H,s)
【0093】(11)5−[2−[(9−フルオレニル)メ
チルオキシカルボニルアミノ]エチルチオ]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン(化合物138) 融点: 105.0−108.0℃ 元素分析、C252132S・0.4H2Oとして、 計算値 C;69.07, H;5.05, N;9.67 実測値 C;69.14, H;5.23, N;9.96 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.13(2H,t,J=6H
z),3.42(2H,m),4.21(1H,t,J=6.6Hz),4.43(2H,d,J=6.6H
z),5.17(1H,br),7.01(1H,d,J=7.4Hz),7.15(1H,dd,J=8.
6, 7.4Hz),7.29-7.46(4H,m),7.53-7.65(3H,m),7.60-7.8
7(4H,m) IR(KBr)cm-1: 3205,3020,1710,16
25,1550,1485,1450,1270 (12)5−[2−(フェノキシカルボニルアミノ)エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物139) 融点: 96.0−97.0℃ 元素分析、C161532Sとして、 計算値 C;61.32, H;4.82, N;13.41 実測値 C;61.35, H;4.86, N;13.30 IR(KBr)cm-1: 3200,3005,1725,16
15,1555,1485,1270,1210 (13)5−[2−(N−メチル−N−イソプロピルオキシ
カルボニルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン(化合物140) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.02-1.35(6H,m),
2.91(3H,s),3.05-3.26(2H,m),3.38-3.60(2H,m),4.89(1
H,m),7.01(1H,br),7.18(1H,dd,J=9, 7Hz),7.60(1H,d,J=
9Hz),7.71(1H,s),7.84(1H,s) IR(KBr)cm-1: 3220,3025,2970,17
05,1630,1545 (14)5−[2−(N−エチル−N−イソプロピルオキシ
カルボニルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン(化合物141) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 0.95-1.35(9H,m),
3.02-3.68(6H,m),4.90(1H,m),7.04(1H,m),7.19(1H,dd,J
=9, 7Hz),7.60(1H,d,J=9Hz),7.72(1H,s),7.83(1H,s) IR(KBr)cm-1: 3220,3025,2970,17
05,1630,1545
【0094】実施例21 (1)実施例4(1)と同様にして下記の化合物を得た。 3−ブロモ−5−[2−(イソプロピルオキシカルボニル
アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合
物142) 融点: 103.0−104.0℃ 元素分析、C131632SBrとして、 計算値 C;43.58, H;4.50, N;11.73 実測値 C;43.60, H;4.53, N;11.74 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.22(6H,d,J=6.2H
z),3.11(2H,t,J=6.6Hz),3.42(2H,m),4.90(1H,heptet,J=
6.2Hz),4.96(1H,br),7.00(1H,dd,J=7, 1.2Hz),7.14(1H,
dd,J=8.8, 7Hz),7.57(1H,dd,J=8.8, 1.2Hz),7.59(1H,s) (2)3−クロロ−5−[2−(イソプロピルオキシカルボ
ニルアミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(化合物143) 融点: 113.0-114.0℃ 元素分析、C131632SCl・0.2H2Oとして、 計算値 C;49.19, H;5.21, N;13.24 実測値 C;49.38,H;5.26,N;13.22 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.22(6H,d,J=6.4H
z),3.12(2H,t,J=6.4Hz),3.43(2H,m),4.90(1H,heptet,J=
6.4Hz),4.96(1H,br),6.99(1H,dd,J=7.2, 1.2Hz),7.10(1
H,dd,J=8.8, 7.2Hz),7.53(1H,dd,J=8.8, 1.2Hz),7.54(1
H,s) 実施例22 実施例5と同様にして下記の化合物を得た。 5−[2−(イソプロピルオキシカルボニルアミノ)エチ
ルチオ]−3−モルホリノメチルイミダゾ[1,2−a]ピ
リジン(化合物144) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 0.96(6H,d,J=6.2H
z),2.56(4H,m),3.26(2H,m),3.36(2H,m),3.65(4H,m),4.1
0(2H,s),4.59(1H,heptet,J=6.2Hz),6.85(1H,br),7.01(1
H,d,J=5Hz),7.13(1H,dd,J=8.6, 6.6Hz),7.51(1H,s),7.5
3(1H,d,J=8.6Hz)
【0095】実施例23 (1)実施例20(1)と同様にして下記の化合物を得た。 5−[3−(メトキシカルボニルアミノ)プロピルチオ]イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物145) 融点: 69.0−70.0℃ 元素分析、C121532Sとして、 計算値 C;54.32, H;5.70, N;15.84 実測値 C;54.48, H;5.74, N;15.72 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.85(2H,m),3.02
(2H,t,J=7Hz),3.32(2H,m),3.67(3H,s),4.85(1H,br),6.9
1(1H,dd,J=7, 1.2Hz),7.15(1H,dd,J=9, 7Hz),7.58(1H,
d,J=9Hz),7.70(1H,d,J=1.2Hz),7.84(1H,s) (2)5−[3−(イソプロピルオキシカルボニルアミノ)
プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物14
6) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.22(6H,d,J=6.2H
z),1.85(2H,m),3.03(2H,m),3.31(2H,m),4.82(1H,br),4.
90(1H,heptet,J=6.2Hz),6.90(1H,dd,J=7, 1Hz),7.15(1
H,dd,J=9, 7Hz),7.57(1H,m),7.69(1H,d,J=1.4Hz),7.84
(1H,m) IR(KBr)cm-1: 3210,3025,2965,16
95,1620,1545,1490,1275 (3)5−[1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−ピペ
リジルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物14
7) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.45(9H,s),1.50-
1.98(4H,m),2.90(2H,m),3.36(1H,m),3.98(2H,m),7.03(1
H,dd,J=7, 1.2Hz),7.15(1H,dd,J=9, 7Hz),7.64(1H,m),
7.70(1H,d,J=1.2Hz),7.96(1H,m) (4)5−[1−(イソプロピルオキシカルボニル)−4−
ピペリジルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物1
48) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.23(6H,d, J=6.
2Hz),1.50-1.98(4H,m),2.94(2H,m),3.37(1H,m),4.03(2
H,m),4.91(1H,heptet,J=6.2Hz),7.03(1H,dd,J=7,1.2H
z),7.16(1H,dd,J=9, 7Hz),7.65(1H,d,J=9Hz),7.71(1H,
d,J=1.2Hz),7.97(1H,s)
【0096】実施例24 (1)5−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エト
キシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物149)の合
成 60%水素化ナトリウム(油性)4.8g(0.12モル)の
DMF150ミリリットル懸濁液に、5−クロロイミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン15.26g(0.1モル)と2−ア
ミノエタノール6.72g(0.11モル)のDMF溶液(1
20ミリリットル)を室温撹拌下加え、同温度で33時
間撹拌した。反応液に二炭酸ジ−tert−ブチル32.7
4g(0.15モル)を加え、室温で13時間撹拌した。溶
媒留去後、残留物に水800ミリリットルを加え、2回
エーテル抽出した。水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥、濃縮後、エーテルを加え、析出結晶をろ取し、エー
テル洗浄し、目的物10.77g(38.8%、無色結晶)
を得た。さらに、2番晶として目的物1.31g(4.7
%、無色結晶)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.46(9H,s),3.68
(2H,s),4.31(2H,t,J=5.2Hz),5.00(1H,br),6.06(1H,d,J=
7Hz),7.17(1H,dd,J=9, 7Hz),7.30(1H,d,J=9Hz),7.60(1
H,d,J=1.2Hz),7.66(1H,s) 実施例24(1)と同様にして下記の化合物を得た。 (2)5−[(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロ
ポキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物150) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.44(9H,s),2.14
(2H,q,J=6.2Hz),3.40(2H,m),4.31(2H,t,J=6.2Hz),4.83
(1H,br),6.04(1H,d,J=7.2Hz),7.16(1H,dd,J=9, 7.2Hz),
7.28(1H,d,J=9Hz),7.59(1H,d,J=1.2Hz),7.66(1H,s)
【0097】実施例25 5−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチルス
ルホニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(151)と5−
[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチルスルフ
ィニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物152)の
合成 5−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン2.93g(10ミリモ
ル)のクロロホルム50ミリリットル溶液に、氷冷撹拌
下、85%m−クロロ過安息香酸5.08g(25ミリモ
ル)を加え、室温で4時間撹拌した。クロロホルム50
ミリリットルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒留去した。残留物をカラムクロマトグフィー(溶出
液:酢酸エチル)で精製し、フラクション−1として、5
−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチルスル
ホニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物151)5
60mg(17.2%、無色固体)を得た。 元素分析、C141934S・0.3H2Oとして、 計算値 C;50.83, H;5.97, N;12.70 実測値 C;50.97, H;5.91, N;12.80 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.37(9H,s),3.42-
3.63(4H,m),5.03(1H,br),7.36(1H,dd,J=9,7Hz),7.68(1
H,dd,J=7, 1.5Hz),7.85(1H,d,J=1.5Hz),7.96(1H,d,J=9H
z),8.25(1H,m) フラクション−2として、5−[2−(tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ)エチルスルフィニル]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン(化合物152)850mg(27.5%、無色結
晶)を得た。 元素分析、C141933S・0.4H2Oとして、 計算値 C;53.11, H;6.30, N;13.27 実測値 C;53.27, H;6.18, N;13.36 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.43(9H,s),3.14-
3.75(4H,m),5.07(1H,br),7.30-7.41(2H,m),7.73-7.87(3
H,m)
【0098】実施例26 5−(フタルイミドメチルチオ)イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン(化合物153)の合成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン3.00g
(20ミリモル)とN−ブロモメチルフタルイミド5.2
8g(22ミリモル)のエタノール200ミリリットル懸
濁液にトリエチルアミン4.2ミリリットル(30ミリモ
ル)を加え、室温で1時間撹拌した。溶媒留去後、残留
物にクロロホルムを加え、水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒留去した。残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製し、目的物4.29
g(69.4%),淡黄色結晶)を得た。NMR(200MH
z,CDCl3)δ:5.10(2H,s),7.02-7.13(2H,m),7.61-
7.84(6H,m),7.99(1H,m).
【0099】実施例27 5−[2−(フタルイミド)エチルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン(化合物99)の合成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン3.00g
(20ミリモル)とN−[2−(ブロモ)エチル]フタルイミ
ド5.59g(22ミリモル)のエタノール200ミリリッ
トル懸濁液にトリエチルアミン4.2ミリリットル(30
ミリモル)を加え、室温で3時間撹拌後、4時間加熱還
流した。溶媒留去後、残留物にクロロホルムを加え、水
洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒留去した。
残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチ
ル)で精製し、目的物3.95g(61.1%,黄色結晶)を
得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:3.33(2H,t,J=6.6H
z),3.97(2H,t,J=6.6Hz),7.11-7.21(2H,m),7.55(1H,m),
7.67-7.87(6H,m)
【0100】実施例28 5−[3−(フタルイミド)プロピルチオ]イミダゾ[1,2
−a]ピリジン(化合物154)の合成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン3.00g
(20ミリモル)とN−[3−(ブロモ)プロピル]フタルイ
ミド5.90g(22ミリモル)のエタノール200ミリリ
ットル懸濁液にトリエチルアミン4.2ミリリットル(3
0ミリモル)を加え、室温で1時間撹拌後、1時間加熱
還流した。溶媒留去後、残留物にクロロホルムを加え、
水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒留去し
た。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エ
チル)で精製し、目的物4.79g(71.1%,無色結晶)
を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.02(2H,m),3.02(2
H,t,J=7.2Hz),3.85(2H,t,J=6.8Hz),6.98(1H,dd,J=7, 1H
z),7.16(1H,dd,J=9, 7Hz),7.58(1H,m),7.67-7.88(6H,
m).
【0101】実施例29 5−[4−(フタルイミド)ブチルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン(化合物155)の合成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン3.00g
(20ミリモル)とN−[4−(ブロモ)ブチル]フタルイミ
ド6.21g(22ミリモル)のエタノール200ミリリッ
トル懸濁液にトリエチルアミン4.2ミリリットル(30
ミリモル)を加え、室温で1時間撹拌後、45分間加熱
還流した。溶媒留去後、残留物にクロロホルムを加え、
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶
出液:酢酸エチル)で精製し、目的物4.50g(64.1
%,淡黄色結晶)を得た。 NMR(200MHz,CDCl)δ:1.62-1.95(4H,m),
3.04(2H,t,J=7Hz),3.71(2H,t,J=6.8Hz),6.89(1H,dd,J=
7, 1Hz),7.10(1H,dd,J=9, 7Hz),7.54(1H,d,J=9Hz),7.65
-7.86(6H,m).
【0102】実施例30 5−[6−(フタルイミド)ヘキシルチオ]イミダゾ[1,2
−a]ピリジン(化合物156)の合成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン1.50g
(10ミリモル)とN−[6−(ブロモ)ヘキシル]フタルイ
ミド3.10g(10ミリモル)のエタノール100ミリリ
ットル懸濁液にトリエチルアミン2.1ミリリットル(1
5ミリモル)を加え、室温で12時間撹拌した。溶媒留
去後、残留物にクロロホルムを加え、水洗し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒留去した。残留物をカラム
クロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製し、目
的物2.86g(75.5%,淡黄褐色固体)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.24-1.77(8H,m),
2.99(2H,t,J=7.2Hz),3.68(2H,t,J=7.2Hz),6.87(1H,dd,J
=7, 1Hz),7.15(1H,dd,J=9, 7Hz),7.56(1H,d,J=9Hz),7.6
5-7.88(6H,m).
【0103】実施例31 5−[2−[2−(フタルイミド)エチルオキシ]エチルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]−ピリジン(化合物157)の合
成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン3.00g
(20ミリモル)とN−[2−[2−(ブロモ)エチルオキ
シ]エチル]フタルイミド5.96g(20ミリモル)のエタ
ノール200ミリリットル懸濁液にトリエチルアミン
4.2ミリリットル(30ミリモル)を加え、室温で12時間撹
拌後、3時間加熱還流した。溶媒留去後、残留物にクロ
ロホルムを加え、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー
(溶出液:酢酸エチル)で精製し、目的物4.00g(54.
5%,淡黄褐色固体)を得た。NMR(200MHz,CD
Cl3)δ:3.12(2H,t,J=6.4Hz),3.64-3.77(4H,m),3.89(2
H,t,J=5.4Hz),6.91(1H,dd,J=7.1Hz),7.20(1H,dd,J=9, 7
Hz),7.56(1H,d,J=9Hz),7.63-7.88(6H,m).
【0104】実施例32 実施例31と同様にして下記の化合物を得た。 (1)5−[3−[[2−(アニリノ)エチル]−N−(アセチ
ル)アミノ]プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(化合物158) NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.89(2H,m),2.05an
d2.09(each 1.5H,s),2.97(2H,m),3.25-3.60(6H,m),6.53
-6.63(2H,m),6.63-6.80(1H,m),6.89(1H,m),7.07-7.25(3
H,m),7.59(1H,m),7.70(1H,m),7.83(1H,s). (2)5−[3−[[2−[N−(アセチル)アニリノ]エチル]
−N−(アセチル)アミノ]プロピルチオ]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン(化合物159) NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.70-2.07(8H,m),
2.88-3.06(2H,m),3.32-3.58(4H,m),3.70-3.85(2H,m),6.
88-7.00(1H,m),7.08-7.26(3H,m),7.32-7.50(3H,m),7.57
-7.68(1H,m),7.68-7.74(1H,m),7.80-7.88(1H,m). (3)5−[3−[[2−(アニリノ)エチル]−N−(ter
t−ブトキシカルボニル)アミノ]プロピルチオ]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン(化合物160) NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.45(9H,s),1.87
(2H,m),2.96(2H,t,J=7.2Hz),3.27(2H,m),3.34(2H,m),6.
52-6.62(2H,m),6.69(1H,dd,J=9, 7.4Hz),6.85(1H,d,J=
7.4Hz),7.07-7.22(3H,m),7.56(1H,m),7.69(1H,d,J=1.4H
z),7.81(1H,s) (4)5−[3−[[2−[N−(アセチル)アニリノ]エチル]
−N−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]プロピ
ルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物161) NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.13-1.48(9H,
m),1.72-1.98(5H,m),2.97(2H,t,J=7.2Hz),3.38(4H,m),
3.75(2H,m),6.94(1H,d,J=7Hz),7.08-7.47(6H,m),7.61(1
H,d,J=9Hz),7.70(1H,d,J=1.2Hz),7.85(1H,m).
【0105】実施例33 5−[2−[2−(ヒドロキシ)ベンゾイルアミノ]エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物162)の
合成 5−[2−(アミノ)エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン3.87g(20ミリモル)とトリエチルアミン
5.58ミリリットル(40ミリモル)の塩化メチレン2
00ミリリットル溶液に氷冷撹拌下、O−アセチルサリ
チロイルクロリド4.77g(24ミリモル)を加え室温
で30分間撹拌した。溶媒留去後、残留物にエタノール
60ミリリットルおよび1N−NaOH 40ミリリッ
トルを加え、1時間撹拌した。1N−HCl 40ミリ
リットルを加え、エタノールを留去後、クロロホルムで
抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去
後、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸
エチル/エタノール=10:1)で精製し、目的物3.
51g(56.0%,無色固体)を得た。 融点:156〜157℃ 元素分析、C161532Sとして、 計算値 C;61.32, H;4.82, N;13.41 実測値 C;61.44, H;5.04, N;13.45 NMR(200MHz,DMSO−d6)δ:3.34(2H,
m),3.58(2H,m),6.83-6.93(2H,m),7.18(1H,dd,J=7, 1.2H
z),7.27(1H,dd,J=8.6, 7.0Hz),7.39(1H,m),7.54(1H,m),
7.68(1H,d,J=1.2Hz),7.77(1H,m),7.95(1H,d,J=1.2Hz),
9.04(1H,br).
【0106】実施例34 5−[2−[2H−1,3−ベンゾオキサジン−2−チオ
ン−4(3H)オン−3−イル]エチルチオ]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン(化合物163)の合成 5−[2−[2−(ヒドロキシ)ベンゾイルアミノ]エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン627mg(2.00
ミリモル)の乾燥テトラヒドロフラン30ミリリットル
溶液に1,1'−チオカルボニルジイミダゾール713m
g(4.00ミリモル)を加え、室温下、46時間撹拌し
た。溶媒留去後、残留物にクロロホルムを加え、水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、
残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチ
ル)で精製し、目的物600mgを得た。塩化メチレン
−酢酸エチルで再結晶し目的物448mg(63.0%,
淡赤色粉末)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:3.45(2H,m),473(2
H,m),7.15-7.47(4H,m),7.60(1H,m),7.71(1H,d,J=1.4H
z),7.75(1H,m),7.85(1H,m),8.04(1H,m).
【0107】実施例35 5−[2−[2H−1,3−ベンゾオキサジン−2,4(3
H)−ジオン−3−イル]エチルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン(化合物164)の合成 5−[2−[2−(ヒドロキシ)ベンゾイルアミノ]エチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン627mg(2.00
ミリモル)の乾燥テトラヒドロフラン30ミリリットル
溶液に1,1'−カルボニルジイミダゾール649mg
(4.00ミリモル)を加え、室温下、15時間撹拌し
た。溶媒留去後、残留物にクロロホルムを加え、水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、
残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチ
ル)で精製し、目的物528mg(77.8%,無色結晶)
を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:3.38(2H,m),4.34
(2H,m),7.13-7.33(3H,m),7.39(1H,m),7.57(1H,m),7.67-
7.78(2H,m),7.83(1H,s),8.05(1H,dd,J=7.8, 1.8Hz).
【0108】実施例36 5−[1−(トリフルオロメタンスルホニル)−4−ピペ
リジルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物16
5)の合成 5−(4−ピペリジルチオ)イミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン・2塩酸塩919mg(3ミリモル)とトリエチルアミ
ン1.39ミリリットル(9.89ミリモル)の塩化メチレ
ン40ミリリットル溶液に氷冷撹拌下、無水トリフルオ
ロメタンスルホン酸0.61ミリリットル(3.63ミリ
モル)を加え、室温で1時間撹拌した。飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、
残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチ
ル/n−ヘキサン=1:1)で精製し、目的物0.66g
(60.2%,無色固体)を得た。 融点:102−103℃ NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.68-1.90(2H,m),
1.97-2.13(2H,m),3.22(2H,m),3.41(1H,m),3.89(2H,m),
7.05(1H,dd,J=7,1.2Hz),7.17(1H,dd,J=8.8Hz),7.68(1H,
m),7.72(1H,d,J=1.2Hz),7.95(1H,m).
【0109】実施例37 5−[4−(メタンスルホンアミド)ブチルチオ]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン(化合物166)の合成 5−[4−(アミノ)ブチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン440mg(1.99ミリモル)とトリエチルアミ
ン0.42ミリリットル(3.01ミリモル)の塩化メチレ
ン20ミリリットル溶液に、氷冷撹拌下、塩化メタンス
ルホニル0.19ミリリットル(2.45ミリモル)を加
え、氷冷下で1時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカラム
クロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製し、目
的物302mg(50.8%,淡赤色褐色固体)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.74(4H,m),2.94
(3H,s),3.02(2H,m),3.15(2H,m),4.53(1H,br),6.92(1H,d
d,J=7.1Hz),7.16(1H,dd,J=9, 7Hz),7.59(1H,m),7.70(1
H,d,J=1.2Hz),7.84(1H,m).
【0110】実施例38 5−[4−(トリフルオロメタンスルホンアミド)ブチル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物167)の合
成 5−[4−(アミノ)ブチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン460mg(2.08ミリモル)とトリエチルアミ
ン0.44ミリリットル(3.16ミリモル)の塩化メチレ
ン20ミリリットル溶液に、氷冷撹拌下、トリフルオロ
メタンスルホンサン無水物0.38ミリリットル(2.2
6ミリモル)を加え、氷冷下で30分間撹拌した。反応
液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留
去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:
酢酸エチル)で精製し、目的物277mg(37.7%,
無色結晶)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.74(4H,m),3.04
(2H,m),3.22(2H,m),6.94(1H,dd,J=7, 1Hz),7.19(1H,dd,
J=9, 7Hz),7.56(1H,d,J=9Hz),7.69(1H,d,J=1.2Hz),7.86
(1H,m),8.71(1H,br).
【0111】実施例39 5−[4−(1−ナフタレンスルホニルアミノ)ブチルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物168)の合成 5−[4−(アミノ)ブチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン300mg(1.36ミリモル)とトリエチルアミ
ン0.29ミリリットル(2.08ミリモル)の塩化メチレ
ン15ミリリットル溶液に、氷冷撹拌下、1−ナフタレ
ンスルホニルクロリド307mg(1.35ミリモル)を
加え、室温で1時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカラム
クロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製し、目
的物296mg(53.0%,無色固体)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.55(4H,m),2.81
(2H,m),2.92(2H,m),4.83(1H,br),6.78(1H,dd,J=7, 1H
z),7.11(1H,dd,J=9, 7Hz),7.45-7.75(6H,m),7.93(1H,
m),8.05(1H,d,J=8.4Hz),8.25(1H,dd,J=7.2, 1.2Hz),8.6
2(1H,m).
【0112】実施例40 5−[4−(イソプロピルオキシカルボニルアミノ)ブチ
ルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物169)の
合成 5−[4−(アミノ)ブチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピ
リジン370mg(1.67ミリモル)とトリエチルアミ
ン0.35ミリリットル(2.51ミリモル)の塩化メチレ
ン20ミリリットル溶液に、氷冷撹拌下、クロロぎ酸イ
ソプロピル0.25g(2.04ミリモル)を加え、氷冷下
で1時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製し、目的物215
mg(41.8%,淡黄褐色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.22(6H,d,J=6.2H
z),1.54-1.72(4H,m),3.02(2H,m),3.18(2H,m),4.66(1H,b
r),4.90(1H,hept,J=6.2Hz),6.90(1H,dd,J=7, 1Hz),7.15
(1H,dd,J=9, 7Hz),7.58(1H,d,J=9Hz),7.70(1H,m),7.84
(1H,m).
【0113】実施例41 5−[3−(ベンゼンスルホンアミド)プロピルオキシ]イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物170)の合成 5−[3−(アミノ)プロピルオキシ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン・2塩酸塩2.64g(10ミリモル)とトリ
エチルアミン4.88ミリリットル(35ミリモル)の塩
化メチレン100ミリリットル−アセトニトリル30ミ
リリットルの懸濁液に、氷冷撹拌下、塩化ベンゼンスル
ホニル1.53ミリリットル(12ミリモル)を加え、室
温で1時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒留去後、得られた粗生成物を再結晶
(塩化メチレン−エタノール)し、目的物1.97g(5
9.5%,淡褐色結晶)を得た。 融点:155-156℃ NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.14(2H,m),3.26
(2H,m),4.27(2H,t,J=5.8Hz),5.93(1H,dd,J=7, 1.2Hz),
6.08(1H,br),7.11(1H,dd,J=9, 7Hz),7.17(1H,m),7.33(1
H,m),7.37-7.56(4H,m),7.84-7.92(2H,m).
【0114】実施例42 5−[2−[2−(メタンスルホンアミド)エチルオキシ]
エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物17
1)の合成 5−[2−[2−(フタルイミド)エチルオキシ]エチルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン1.10g(3ミリモ
ル)のエタノール15ミリリットル懸濁液にヒドラジン・
1水和物0.44ミリリットル(9.1ミリモル)を加え、
1時間加熱還流した。放冷後、塩化メチレン15ミリリ
ットルを加え、不溶物をろ去し、ろ液を溶媒留去した。
残留物に塩化メチレン30ミリリットルおよびトリエチ
ルアミン0.84ミリリットル(6ミリモル)を加え、氷
冷撹拌下、無水メタンスルホン酸679mg(3.9ミリ
モル)を加え、室温で1時間撹拌した。飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、
残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチ
ル/エタノール=10:1)で精製し、目的物0.82g
(86.9%,淡黄色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.96(3H,s),3.16
(2H,t,J=6Hz),3.22(2H,m),3.54(2H,t,J=5Hz),3.68(2H,
t,J=6Hz),5.12(1H,br),6.99(1H,dd,J=7, 6Hz),7.16(1H,
dd,J=9, 7Hz),7.61(1H,m),7.70(1H,d,J=1.2Hz),7.88(1
H,m).
【0115】実施例43 5−[3−[1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−
オン−1,1−ジオキシド−2−イル]プロピルチオ]イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物172)の合成 5−[3−(クロロ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジン1.17g(5.16ミリモル)とサッカリン1.
50g(8.19ミリモル)のDMF30ミリリットル溶
液に1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセ
ン0.78ミリリットル(5.22ミリモル)を加え、80
℃で24時間撹拌した。反応混合物を炭酸水素ナトリウ
ム水溶液にあけ、酢酸エチルで抽出した。水洗し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒留去した。残留物をカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製
し、目的物658mg(34.1%,無色結晶)を得た。 融点:99−100℃ NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.17(2H,m),3.0
9(2H,t,J=7Hz),3.95(2H,t,J=6.8Hz),7.00(1H,dd,J=7, 1
Hz),7.16(1H,dd,J=8.8, 7Hz),7.60(1H,m),7.69(1H,d,J=
1.2Hz),7.80-7.97(4H,m),8.06(1H,m).
【0116】実施例44 5−[3−(メタンスルホンアミド)ベンジルチオ]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン(化合物173)の合成 3−アミノベンジルアルコール1.23g(10ミリモ
ル)とトリエチルアミン3.07ミリリットル(22ミリ
モル)の塩化メチレン50ミリリットル溶液に氷冷撹拌
下、塩化メタンスルホニル1.55ミリリットル(20ミ
リモル)を加え、室温で1時間撹拌した。5−メルカプ
トイミダゾ[1,2−a]ピリジン1.50g(10ミリモ
ル)とトリエチルアミン1.40ミリリットル(10ミリ
モル)を加え、5時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去後、残留物をカラムクロマ
トグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製し、目的物
0.88g(26.4%,淡褐色アメ状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.91(3H,s),4.13
(2H,s),6.52(1H,m),6.81(1H,m),6.92-7.28(4H,m),7.58
(1H,m),7.66(1H,m),7.86(1H,m).
【0117】実施例45 5−[3−(アセチルオキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン(化合物174)の合成 5−[3−(ヒドロキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン2.00g(9.60ミリモル)とトリエチルア
ミン1.60ミリリットル(11.5ミリモル)の塩化メチ
レン50ミリリットル溶液に、室温撹拌下、無水酢酸
1.10ミリリットル(11.6ミリモル)を加え、室温下
7.5時間撹拌した。反応液を1N水酸化ナトリウム水
溶液で洗浄し、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/アセトン=
1:1)で精製し、目的物2.40g(100%,褐色油状
物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.98(2H,quint,J=6.
6Hz),2.04(3H,s),3.06(2H,t,J=7.0Hz),4.19(2H,t,J=6.2
Hz),6.94(1H,d,J=6.8Hz),7.17(1H,dd,J=8.8, 6.8Hz),7.
62(1H,d,J=8.8Hz),7.71(1H,s),7.85(1H,s). IR(Neat)cm-1:1740,1488,1240.
【0118】実施例46 5−[3−(アセチルオキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン(化合物174)の合成 3−ブロモ−1−プロパノール0.50g(3.60ミリモ
ル)とトリエチルアミン0.60ミリリットル(4.30ミ
リモル)の塩化メチレン15ミリリットル溶液に、室温
撹拌下、無水酢酸0.40ミリリットル(4.24ミリモ
ル)を加え、室温下終夜撹拌した。反応液を1N水酸化
ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥後、溶媒を留去した。
残留物にエタノール10ミリリットルとトリエチルアミ
ン1.00ミリリットル(7.17ミリモル)を加えた溶液
に、室温撹拌下、5−メルカプトピリジン0.49g(3.
26ミリモル)を加え、室温下5時間撹拌した。溶媒を
留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘ
キサン/アセトン=1:1)で精製し、目的物0.54g
(66.3%,褐色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.98(2H,quint,J=6.
6Hz),2.04(3H,s),3.06(2H,t,J=7.0Hz),4.19(2H,t,J=6.2
Hz),6.94(1H,d,J=6.8Hz),7.17(1H,dd,J=8.8, 6.8Hz),7.
62(1H,d,J=8.8Hz),7.71(1H,s),7.85(1H,s). IR(Neat)cm-1:1740,1488,1240.
【0119】実施例47 5−[3−(ベンゾイルオキシ)プロピルチオ]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン(化合物175)の合成 5−[3−(ヒドロキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン1.00g(4.80ミリモル)とトリエチルア
ミン0.80ミリリットル(5.74ミリモル)の塩化メチ
レン25ミリリットル溶液に、室温撹拌下、塩化ベンゾ
イル0.81g(5.76ミリモル)を加え、室温下30分
間撹拌した。反応液を1N水酸化ナトリウム水溶液で洗
浄し、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(溶出液:ヘキサン/アセトン=1:1)で精
製し、目的物1.32g(88.1%,白色固体)を得た。 融点:60−61℃ 元素分析、C171622Sとして、 計算値 C;65.36,H;5.16,N;8.97. 実測値 C;65.52,H;5.17,N;8.84. NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.13(2H,quint,J=6.6H
z),3.16(2H,t,J=7.2Hz),4.46(2H,t,J=6.2Hz),6.96(1H,
d,J=7.0Hz),7.15(1H,dd,J=9.2, 7.0Hz),7.38-7.64(4H,
m),7.69(1H,s),7.86(1H,s),7.99(2H,dd,J=7.2, 1.6Hz). IR(Neat)cm-1:1713,1487,1280.
【0120】実施例48 5−[3−[2−(フェニル)エチルカルボニルオキシ]プ
ロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物17
6)の合成 5−[3−(ヒドロキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン1.00g(4.80ミリモル)とトリエチルア
ミン0.80ミリリットル(5.74ミリモル)の塩化メチ
レン25ミリリットル溶液に、室温撹拌下、塩化3−フ
ェニルプロピオニル1.01g(5.99ミリモル)を加
え、室温下2時間撹拌した。反応液を1N水酸化ナトリ
ウム水溶液で洗浄し、乾燥後、溶媒を留去した。残留物
をカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/アセト
ン=1:1)で精製し、目的物1.37g(84.2%,黄色
油状物)を得た。 元素分析、C192022Sとして、 計算値 C;67.03,H;5.92,N;8.23. 実測値 C;66.86,H;6.01,N;7.81. NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.92(2H,quint,J=6.
6Hz),2.63(2H,t,J=7.7Hz),2.94(4H,t,J=7.2Hz),4.19(2
H,t,J=6.2Hz),6.91(1H,d,J=7.2Hz),7.10-7.35(6H,m),7.
61(1H,d,J=9.0Hz),7.72(1H,s),7.84(1H,s). IR(Neat)cm-1:1730,1487,1288.
【0121】実施例49 5−[3−(アセチルオキシ)プロピルスルフィニル]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物177)および5−[3
−(アセチルオキシ)プロピルスルホニル]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン(化合物178)の合成 5−[3−(アセチルオキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,
2−a]ピリジン1.00g(3.99ミリモル)のクロロホ
ルム25ミリリットル溶液に、氷冷撹拌下、m−クロロ
過安息香酸1.47g(5.96ミリモル)を加え、氷冷下
1時間半撹拌した。反応液を20%亜硫酸水素ナトリウ
ム水溶液、さらに飽和重曹水で洗浄し、乾燥後、溶媒を
留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:
ヘキサン/アセトン=1:1)で精製し、5−[3−(アセ
チルオキシ)プロピルスルフィニル]イミダゾ[1,2−a]
ピリジン(化合物177)0.37g(34.6%,黄色油状
物)および5−[3−(アセチルオキシ)プロピルスルホニ
ル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物178)0.19
g(16.5%,黄色油状物)を得た。 5−[3−(アセチルオキシ)プロピルスルフィニル]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物177) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.90-2.30(2H,m),2.
02(3H,s),3.05-3.30(2H,m),4.10-4.30(2H,m),7.31-7.38
(2H,m),7.74-7.87(2H,m),7.92(1H,s). IR(Neat)cm-1:1740,1240,1063,103
3. 5−[3−(アセチルオキシ)プロピルスルホニル]イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジン(化合物178) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.98(3H,s),2.03-2.
20(2H,m),3.30-3.40(2H,m),4.13(2H,t,J=6.2Hz),7.36(1
H,dd,J=9.0, 7.2Hz),7.68(1H,dd,J=7.2, 1.2Hz),7.86(1
H,s),7.96(1H,d,J=9.0Hz),8.28(1H,s). IR(Neat)cm-1:1740,1325,1240,113
0.
【0122】実施例50 5−[3−(メトキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]
ピリジン(化合物179)の合成 5−[3−(ヒドロキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン803mg(3.86ミリモル)のテトラヒドロ
フラン(30ミリリットル)溶液に、氷冷撹拌下、60%
油性水素化ナトリウム0.19g(4.6ミリモル)を加
え、氷冷下、30分間撹拌した。反応液によう化メチル
0.36ミリリットル(5.8ミリモル)を加え、室温で一
晩撹拌した。反応液を水に注ぎ、塩化メチレン抽出(3
0ミリリットル×4)した。塩化メチレン層を合わせ、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留
物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で
精製し、目的物308mg(35.9%,淡褐色油状物)を得
た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.92(2H,tt,J=6.0,
7.2Hz),3.10(2H,t,J=7.3Hz),3.32(3H,s),3.48(2H,t,J=
5.8Hz),6.91(1H,dd,J=1.2, 7.0Hz),7.15(1H,dd,J=7.2,
9.0Hz),7.57(1H,td,J=1.0, 9.0Hz),7.70(1H,d,J=1.2H
z),7.84(1H,t,J=0.8Hz)
【0123】実施例51 5−[3−(フェノキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン(化合物180)の合成 1) 5−[3−(メタンスルホニルオキシ)プロピルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジンの合成 5−[3−(ヒドロキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン1.030g(4.95ミリモル),トリエチルア
ミン1.03ミリリットル(7.4ミリモル)の塩化メチレ
ン(30ミリリットル)溶液に、氷冷撹拌下、塩化メタン
スルホニル0.46ミリリットル(5.9ミリモル)を加
え、氷冷下、10分間撹拌した。反応液を水で洗浄し、
水層は塩化メチレン抽出(30ミリリットル×3)した。
塩化メチレン層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去し、粗5−[3−(メタンスルホニルオキ
シ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジンを黄色油
状物として得た。 2) 5−[3−(フェノキシ)プロピルチオ]イミダゾ
[1,2−a]ピリジン(化合物180)の合成 フェノール0.70g(7.4ミリモル)のテトラヒドロフ
ラン(20ミリリットル)溶液に、氷冷撹拌下、60%油
性水素化ナトリウム0.30g(7.4ミリモル)を加え、
氷冷下、30分間撹拌した。反応液に(1)で得た粗5−
[3−(メタンスルホニルオキシ)プロピルチオ]イミダゾ
[1,2−a]ピリジンのテトラヒドロフラン(10ミリリ
ットル)溶液を加え、一晩加熱還流した。反応液を水に
注ぎ、塩化メチレン抽出(30ミリリットル×4)した。
塩化メチレン層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液:酢酸エチル)で精製し、目的物1.220g(8
6.8%,淡褐色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.13(2H,tt,J=5.9,
7.1Hz),3.22(2H,t,J=7.2Hz),4.09(2H,t,J=5.8Hz),6.85-
7.00(4H,m),7.13(1H,dd,J=7.0, 9.0Hz),7.25-7.33(2H,
m),7.57(1H,td,J=0.8, 9.0Hz),7.71(1H,d,J=1.4Hz),7.8
5(1H,s)
【0124】実施例52 5−[3−[2−(フェノキシ)エチルオキシ]プロピルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物181)の合成 1) 1−メタンスルホニルオキシ−2−(フェノキシ)
エタンの合成 2−(フェノキシ)エタノール1.35g(9.78ミリモ
ル),トリエチルアミン2.04ミリリットル(14.7ミ
リモル)の塩化メチレン(30ミリリットル)溶液に、氷
冷撹拌下、塩化メタンスルホニル0.91ミリリットル
(12ミリモル)を加え、氷冷下、10分間撹拌した。反
応液を水で洗浄し、水層は塩化メチレン抽出(30ミリ
リットル×3)した。塩化メチレン層を合わせ、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル
=1:1)を通し、粗1−メタンスルホニルオキシ−2−
(フェノキシ)エタンを淡黄色油状物として得た。 2) 5−[3−[2−(フェノキシ)エチルオキシ]プロピ
ルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物181)の
合成 5−[3−(ヒドロキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン1.018g(4.89ミリモル)のテトラヒド
ロフラン(20ミリリットル)溶液に、氷冷撹拌下、60
%油性水素化ナトリウム0.30g(7.4ミリモル)を加
え、氷冷下、30分間撹拌した。反応液に(1)で得た粗
1−メタンスルホニルオキシ−2−(フェノキシ)エタン
のテトラヒドロフラン(10ミリリットル)溶液を加え、
4.5時間加熱還流した。反応液を水に注ぎ、塩化メチ
レン抽出(30ミリリットル×4)した。塩化メチレン層
を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去
した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸
エチル)で精製し、目的物0.870g(54.2%,淡褐色
油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.96(2H,tt,J=6.1,
7.1Hz),3.13(2H,t,J=7.2Hz),3.66(2H,t,J=5.9Hz),3.78
(2H,dd,J=3.3, 6.1Hz),4.11(2H,dd,J=3.9, 5.5Hz),6.88
-7.00(4H,m),7.13(1H,dd,J=7.0, 9.0Hz),7.24-7.32(2H,
m),7.56(1H,td,J=0.9, 9.0Hz),7.69(1H,d,J=1.2Hz),7.8
3(1H,t,J=0.8Hz)
【0125】実施例53 5−[3−[3−(フェニル)プロピルオキシ]プロピルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物182)の合成 5−[3−(ヒドロキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン1.070g(5.137ミリモル)のテトラヒ
ドロフラン(30ミリリットル)溶液に、氷冷撹拌下、6
0%油性水素化ナトリウム0.25g(6.2ミリモル)を
加え、氷冷下、30分間撹拌した。反応液によう化メチ
ル1.53g(7.71ミリモル)を加え、室温で一晩撹拌
した。反応液を水に注ぎ、塩化メチレン抽出(30ミリ
リットル×4)した。塩化メチレン層を合わせ、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製
し、目的物0.987g(58.9%,淡褐色油状物)を得
た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.81-1.99(4H,m),2.
68(2H,t,J=7.6Hz),3.12(2H,t,J=7.2Hz),3.41(2H,t,J=6.
4Hz),3.51(2H,t,J=5.8Hz),6.91(1H,dd,J=1.1, 7.1Hz),
7.10-7.32(6H,m),7.56(1H,td,J=1.0, 9.0Hz),7.69(1H,
d,J=1.4Hz),7.84(1H,t,J=1.0Hz)
【0126】実施例54 5−[3−[2−(アニリノ)エチルオキシ]プロピルチオ]
イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物183)の合成 1) 5−[3−(メタンスルホニルオキシ)プロピルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジンの合成 5−[3−(ヒドロキシ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−
a]ピリジン2.003g(9.62ミリモル),トリエチルア
ミン2.01ミリリットル(14.4ミリモル)の塩化メチ
レン(30ミリリットル)溶液に、氷冷撹拌下、塩化メタ
ンスルホニル0.89ミリリットル(12ミリモル)を加
え、氷冷下、10分間撹拌した。反応液を水で洗浄し、
水層は塩化メチレン抽出(30ミリリットル×3)した。
塩化メチレン層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去し、粗5−[3−(メタンスルホニルオキ
シ)プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジンを黄色油
状物として得た。 2) 5−[3−[2−(アニリノ)エチルオキシ]プロピル
チオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物183)の合
成 2−アニリノエタノール1.98g(14.4ミリモル)の
テトラヒドロフラン(20ミリリットル)溶液に、氷冷撹
拌下、60%油性水素化ナトリウム1.15g(28.9ミ
リモル)を加え、氷冷下、30分間撹拌した。反応液に
(1)で得た粗5−[3−(メタンスルホニルオキシ)プロ
ピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジンのテトラヒドロ
フラン(10ミリリットル)溶液を加え、一時間加熱還流
した。反応液を水に注ぎ、塩化メチレン抽出(30ミリ
リットル×4)した。塩化メチレン層を合わせ、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製
し、目的物0.951g(30.2%,淡緑色結晶)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.94(2H,tt,J=5.9,
7.1Hz),3.10(2H,t,J=7.2Hz),3.28(2H,t,J=5.2Hz),3.57
(2H,t,J=6.0Hz),3.62(2H,t,J=5.1Hz),3.98(1H,brs),6.6
3(2H,d,J=7.6Hz),6.72(1H,t,J=7.3Hz),6.89(1H,dd,J=1.
0, 7.4Hz),7.10-7.22(3H,m),7.57(1H,d,J=9.0Hz),7.70
(1H,d,J=1.4Hz),7.83(1H,s)
【0127】実施例55 5−[3−[2−(N−メタンスルホニル−アニリノ)エチ
ルオキシ]プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(化合物184)の合成 5−[3−[2−(フェニルアミノ)エチルオキシ]プロピ
ルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン1.034g(3.1
58ミリモル),トリエチルアミン0.88ミリリットル
(6.3ミリモル)の塩化メチレン(30ミリリットル)溶
液に、氷冷撹拌下、塩化メタンスルホニル0.37ミリ
リットル(4.7ミリモル)を加え、氷冷下、10分間撹
拌した。反応液を水で洗浄し、水層は塩化メチレン抽出
(30ミリリットル×3)した。塩化メチレン層を合わ
せ、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。
残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチ
ル)で精製し、目的物16mg(褐色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.86(2H,tt,J=5.9,
7.2Hz),2.92(3H,s),3.03(2H,t,J=7.2Hz),3.50(2H,t,J=
5.3Hz),3.50(2H,t,J=5.8Hz),3.84(2H,t,J=5.7Hz),6.89
(1H,dd,J=1.0, 7.0Hz),7.15(1H,dd,J=7.0, 9.0Hz),7.31
-7.40(5H,m),7.57(1H,d,J=9.0Hz),7.70(1H,d,J=1.0Hz),
7.82(1H,s)
【0128】実施例56 5−[1−(2−チエニルカルボニル)−4−ピペリジル
オキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物185)の
合成 60%水素化ナトリウム(油性)0.40g(10ミリモル)
のジメチルホルムアミド30ミリリットル懸濁液に、氷
冷撹拌下、1−(2−チエニルカルボニル)−4−ヒドロ
キシピペリジン2.11g(10ミリモル)を加え、室温で
30分撹拌した、この反応混合物に、氷冷撹拌下、5−
クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン1.53(10ミリモ
ル)を加え、室温で7時間撹拌した。反応液に水を加
え、酢酸エチルで抽出、乾燥後、溶媒を留去した。残留
物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘ
キサン=1:1→2:1→酢酸エチル/エタノール=5
0:1)で精製して目的物0.15g(4.6%,淡黄色油状
物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.03-2.16(4H,m),3.
85-3.96(4H,m),4.84-4.93(1H,m),6.09(1H,d,J=7.0Hz),
7.06(1H,dd,J=3.6, 5.0Hz),7.12-7.35(3H,m),7.47(1H,d
d,J=1.2, 5.0Hz),7.62(1H,d,J=1.2Hz),7.67(1H,d,J=0.8
Hz).
【0129】実施例57 5−[2−(N−ベンジル−メチルスルホニルアミノ)エ
チルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物18
6)の合成 1) 2−(N−ベンジル−メチルスルホニルアミノ)−
1−エタノールの合成 N−ベンジルアミノエタノール7.10ミリリットル(5
0ミリモル)とトリエチルアミン7.67ミリリットル
(55ミリモル)のジクロロメタン100ミリリットル溶
液に、氷冷撹拌下、メチルスルホニルクロリド4.26
ミリリットル(55ミリモル)を加え、室温で30分撹拌
した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗
浄し、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン=1:1→
2:1→酢酸エチル)で精製して目的物1.99g(17.4
%,淡黄色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.89(1H,bs),2.94(3
H,s),3.37(2H,t,J=5.0Hz),3.65(2H,t,J=5.0Hz),4.47(2
H,s),7.33-7.39(5H,m). IR(neat)cm-1:3520,3030,2930,160
0,1595,1455,1320,1140. 2) 5−[2−(N−ベンジル−メチルスルホニルアミ
ノ)エチルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物
186)の合成 60%水素化ナトリウム(油性)0.20g(5ミリモル)の
ジメチルホルムアミド20ミリリットル懸濁液に、氷冷
撹拌下、2−(N−ベンジル−メチルスルホニルアミノ)
−1−エタノール1.14g(5ミリモル)を加え、室温で
30分撹拌した。この反応混合物に、氷冷撹拌下、5−
クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン0.763g(5ミリ
モル)を加え、80℃で16時間撹拌した。冷却後、反
応液に水を加え、酢酸エチルで抽出、乾燥後、溶媒を留
去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢
酸エチル/ヘキサン=1:1→2:1)で精製して目的物
0.68g(39.4%,黄色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.94(3H,s),3.72(2
H,t,J=6.0Hz),4.23(2H,t,J=5.8Hz),4.52(2H,s),5.87(1
H,d,J=6.8Hz),7.11(1H,d,J=7.2, 9.0Hz),7.25-7.40(6H,
m),7.58(2H,s). IR(neat)cm-1:3150,3030,2930,164
0,1540.
【0130】実施例58 5−[3−(メチルスルホニルアミノ)プロピルチオ]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物27)の合成 1) 3−メチルスルホニルアミノ−1−メチルスルホ
ニルオキシプロパンの合成 3−アミノ−1−プロパノール11.47ミリリットル
(150ミリモル)とトリエチルアミン46.0ミリリッ
トル(330ミリモル)のジクロロメタン250ミリリッ
トル溶液に、氷冷撹拌下、メチルスルホニルクロリド2
5.5ミリリットル(330ミリモル)を加え、室温で3
0分撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、水で洗浄し、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製し
て目的物24.22g(69.8%,白色結晶)を得た。 融点:53.5−55.5℃ NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.02(2H,quint.J=6.
4Hz),2.98(3H,s),3.05(3H,s),3.31(2H,q,J=6.4Hz),4.37
(2H,t,J=5.8Hz),4.68(1H,bs). 2) 5−[3−(メチルスルホニルアミノ)プロピルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物27)の合成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン1.50g
(10ミリモル)と4Mナトリウムメチラート2.93ミ
リリットル(12ミリモル)のエタノール50ミリリット
ル溶液に、3−メチルスルホニルアミノ−1−メチルス
ルホニルオキシプロパン2.77g(12ミリモル)を室温
で加え、16時間加熱還流した。冷却後、溶媒を留去し
た。残留物をクロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液で洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。残留物
をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/エタ
ノール=50:1)で精製して目的物1.34g(47.5
%,淡黄色結晶)を得た。 融点:114−116℃ NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.92(2H,quint.J=6.
8Hz),2.95(3H,s),3.09(2H,t,J=7.0Hz),3.30(2H,q,J=6.6
Hz),4.82(1H,bs),6.94(1H,d,J=7.0Hz),7.15(1H,dd,J=7.
0, 9.0),7.60(1H,d,J=9.0Hz),7.69(1H,s),7.84(1H,s). IR(KBr)cm-1:3440,3080,2850,161
5,1485,1315,1140.
【0131】実施例59 5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジルスルフ
ィニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物187)お
よび5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジルス
ルホニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物188)
の合成 5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジルチオ]イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン0.934g(3.0ミリモル)
のクロロホルム30ミリリットル溶液に、氷冷撹拌下、
m−クロロ過安息香酸0.914g(4.5ミリモル)を加
え、室温で2時間撹拌した。この反応混合物に、氷冷撹
拌下、m−クロロ過安息香酸0.609g(3.0ミリモル)
を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を1N−水酸化
ナトリウム水溶液で洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/
エタノール=25:1→10:1)で精製し、フラクショ
ン1としてスルホン体0.272g(24.2%,白色結晶)
を得、フラクション2としてスルホキシド体0.273g
(26.5%,白色結晶)を得た。 5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジルスルホ
ニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物188) 融点: 224−226℃ NMR(200MHz,CDCl3)δ: 196-2.12(4H,m),2.6
8-2.82(1H,m),2.79(3H,s),3.22(1H,m,),3.85-3.97(2H,
m),7.36(1H,dd,J=7.2, 8.8Hz),7.64(1H,d,J=7.2Hz),7.8
6(1H,bs),7.98(1H,d,J=9.0Hz),8.34(1H,bs). 5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジルスルフ
ィニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物189) 融点: 205℃(分解) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.69-2.08(4H,m),2.
66-2.85(1H,m),2.79(3H,s),3.29(1H,m),3.82-3.79(2H,
m),7.25-7.38(2H,m),7.81-7.86(2H,m),8.09(1H,bs).
【0132】実施例60 5−[2−[3−(ヒドロキシ)イソインドリン−1−オン
−2−イル]エチルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
(化合物189)の合成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン150mg
(1ミリモル)と2−[2−(ブロモ)エチル]−3−ヒドロ
キシイソインドリン−1−オン256mg(1ミリモル)の
エタノール15ミリリットル懸濁液にトリエチルアミン
0.21ミリリットル(1.5ミリモル)を加え、室温で1
2時間撹拌後、2時間加熱還流した。溶媒留去後、残留
物にクロロホルムを加え水洗し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒留去後、残留物をカラムクロマトグラ
フィー(溶出液:酢酸エチル/エタノール=10:1)で精
製し、目的物119mg(36.6%,淡黄色固体)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3−DMSO−d6)δ: 3.38
(2H,m),3.88(2H,m),5.82(1H,m),6.47(1H,m),7.14-7.67
(2H,m),7.44-7.67(5H,m),7.76(1H,m),7.85(1H,m).
【0133】実施例61 5−[2−(イソインドリン−1−オン−2−イル)エチ
ルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物190)の
合成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン150mg
(1ミリモル)と2−[2−(ブロモ)エチル]イソインドリ
ン−1−オン240mg(1ミリモル)のエタノール15ミ
リリットル懸濁液にトリエチルアミン0.21ミリリッ
トル(1.5ミリモル)を加え、室温で12時間撹拌後、
2時間加熱還流した。溶媒留去後、残留物にクロロホル
ムを加え水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒留去後、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:
酢酸エチル/エタノール=15:1)で精製し、目的物2
38mg(77.0%,淡褐色固体)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.32(2H,t,J=6.8H
z),3.89(2H,t,J=6.8Hz),4.39(2H,s),7.05-7.18(2H,m),
7.37-7.60(4H,m),7.70(1H,d,J=1.2Hz),7.82-7.88(2H,
m).
【0134】実施例62 5−[2−(フェニルスルホニルアミノ)エチルスルフィ
ニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物191)の合
成 5−[2−(フェニルスルホニルアミノ)エチルチオ]イミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン600mg(1.8ミリモル)のク
ロロホルム50ミリリットル懸濁液に、氷冷撹拌下、m
−クロロ過安息香酸913mg(4.5ミリモル)を加え、
室温で22時間撹拌した。1N−水酸化ナトリウム水溶
液、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラ
フィー(溶出液:酢酸エチル/エタノール=10:1)で精
製し、目的物200mg(31.8%,淡褐色固体)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.16(1H,m),3.35-3.
65(3H,m),5.96(1H,br),7.28-7.36(2H,m),7.48-7.67(3H,
m),7.75-7.90(5H,m).
【0135】実施例63 5−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチルチ
オ]−3−ニトロイミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物1
92)の合成 システアミン2.95g(38.2ミリモル)のDMF50
ミリリットル溶液に、氷冷撹拌下、60%水素化ナトリ
ウム(油性)1.53g(38.2ミリモル)を加え、室温で
10分間撹拌した。5−クロロ−3−ニトロイミダゾ
[1,2−a]ピリジン5.81g(29.4ミリモル)を加
え、氷冷撹拌下30分間撹拌後、室温で30分間撹拌し
た。二炭酸ジ−tert−ブチル9.62g(44ミリモル)を
加え、室温で4時間撹拌した。反応液を水にあけ酢酸エ
チルで抽出、水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出
液:酢酸エチル)で精製し、目的物2.06g(20.7%,
黄褐色固体)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.41(9H,s),3.17-3.
41(4H,m),5.00(1H,br),7.36(1H,dd,J=6.2, 2.6Hz),7.59
-7.71(2H,m),8.54(1H,s).
【0136】実施例64 5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルチオ]−3−
ニトロイミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物193)の合
成 1) 5−[2−(アミノ)エチルチオ]−3−ニトロイミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン・2塩酸塩の合成 5−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチルチ
オ]−3−ニトロイミダゾ[1,2−a]ピリジン364mg
(1.08ミリモル)のメタノール3ミリリットル懸濁液
に濃塩酸2ミリリットルを加え、室温で1時間撹拌し
た。溶媒を留去後、目的物340mg(定量的,褐色固体)
を得た。 2) 5−[2−(メチルスルホニルアミノ)エチルチオ]
−3−ニトロイミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物19
3)の合成 5−[2−(アミノ)エチルチオ]−3−ニトロイミダゾ
[1,2−a]ピリジン・2塩酸塩221mg(0.71ミリモ
ル)とトリエチルアミン0.33ミリリットル(2.37ミ
リモル)の塩化メチレン30ミリリットル溶液に、氷冷
撹拌下、塩化メタスルホニル0.08ミリリットル(1.
03ミリモル)を加え、同温度で10分間撹拌した。水
洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、
残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチ
ル)で精製し、目的物を108mg(48.0%,橙色固体)
を得た。 NMR(200MHz,DMSO−d6)δ: 2.84(3H,s),3.0
9(2H,m),3.33(2H,m),7.24(1H,br),7.65(1H,m),7.77-7.9
0(2H,m),8.78(1H,s).
【0137】実施例65 5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジルオキシ]
−3−ニトロイミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物19
4)の合成 4−ヒドロキシ−1−メチルスルホニルピペリジン2.
15g(12ミリモル)のジメチルホルムアミド溶液に、
氷冷撹拌下、60%水素化ナトリウム(油性)0.48g
(12ミリモル)を加え、室温で10分間撹拌した。氷冷
撹拌下、反応液に5−クロロ−3−ニトロイミダゾ[1,
2−a]ピリジン1.976g(10ミリモル)を加え、同温
度で30分間撹拌した。反応液を水にあけ酢酸エチルで
抽出した。析出物をろ取し、水洗後、乾燥し、目的物
1.862g(54.7%,黄色固体)を得た。有機層を水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。
得られた粗結晶を塩化メチレン−n−ヘキサンで再結晶
し、目的物460mg(13.5%,黄褐色結晶)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.02-2.23(4H,m),2.
90(3H,s),3.29(2H,m),3.66(2H,m),4.95(1H,m),6.44(1H,
d,J=7.6Hz),7.43(1H,d,J=8.8Hz),7.58(1H,dd,J=8.8,7.6
Hz),8.40(1H,s).
【0138】実施例66 3−アミノ−5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペ
リジルオキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物19
5)の合成 5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジルオキシ]
−3−ニトロイミダゾ[1,2−a]ピリジン70mg(0.2
26ミリモル)の塩化メチレン10ミリリットル溶液
に、10%パラジウムカーボン50mgを加え、水素下、
室温で1.5時間撹拌した。さらに10%パラジウムカ
ーボン50mgを加え、水素下、室温で1.5時間撹拌し
た。反応液をセライトで処理した後、溶媒を留去した。
残留物にクロロホルムを加え、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液:クロロホルム/メタノール=15:1)で精製
し、目的物93mg(30.0%,褐色油状物)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.17(4H,m),2.84(3
H,s),3.28-3.53(4H,m),4.70(1H,m),5.87(1H,d,J=7.2H
z),6.87(1H,dd,J=9, 7.2Hz),7.07(1H,d,J=9Hz),7.27(1
H,s).
【0139】実施例67 2−イソブチルカルバモイル−5−[2−(メチルスルホ
ニルアミノ)エチルチオ][1,2−a]ピリジン(化合物1
96)の合成 2−エトキシカルボニル−5−[2−(メチルスルホニル
アミノ)エチルチオ][1,2−a]ピリジン148mg(0.4
31ミリモル)とイソブチルアミン0.86ミリリットル
(8.65ミリモル)とエタノール10ミリリットルの混
合物を18時間加熱還流した。さらに、イソブチルアミ
ン1.72ミリリットル(17.3ミリモル)を加え、17
時間加熱還流した。さらに、イソブチルアミン1.72
ミリリットル(17.3ミリモル)を加え、8時間加熱還
流した。溶媒留去後、残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液:酢酸エチル)で精製し、目的物139mg(8
6.9%,淡黄色固体)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.00(6H,
d,J=6.6Hz),1.93(1H,nonet,
J=6.6Hz),2.98(3H,s),3.15−
3.43(6H,m),5.51(1H,brt,J=
6Hz),7.10(1H,dd,J=7, 1.2H
z),7.24(1H,dd,J=9, 7Hz),
7.49(1H,br),7.55(1H,m),8.
47(1H,s).
【0140】実施例68 実施例31と同様にして下記の化合物を得た。 5−[3−[N−(メチルスルホニル)−3−(フェニル)
プロピルアミノ]プロピルチオ]イミダゾ[1,2−a]ピリ
ジン(化合物197) NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.80-2.00(4H,),2.6
2(2H,t,J=7.6Hz),2.80(3H,s),3.02(2H,t,J=7Hz),3.17(2
H,m),3.28(2H,m),6.91(1H,dd,J=7, 1Hz),7.07-7.34(6H,
m),7.59(1H,d,J=9Hz),7.85(1H,m).
【0141】実施例69 5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジルチオ]イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物29のフリー体)の合
成 1) 1−メチルスルホニル−4−メチルスルホニルオ
キシピペリジンの合成4−ヒドロキシピペリジン5.1
0g(50ミリモル)とトリエチルアミン20.9ミリリッ
トル(150ミリモル)の塩化メチレン150ミリリット
ル溶液に、氷冷撹拌下、塩化メタンスルホニル8.54
ミリリットル(110ミリモル)を加え、室温で1時間撹
拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和
食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を留去した。残留物を酢酸エチル−n−ヘキサンで
固化し、目的物11.45g(88.3%,淡黄色固体)を得
た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 2.07(4H,),2.81(3H,
s),3.06(3H,s),3.36(4H,m),4.93(1H,m). 2) 5−[1−(メチルスルホニル)−4−ピペリジルチ
オ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(化合物29のフリー
体)の合成 5−メルカプトイミダゾ[1,2−a]ピリジン1.50g
(10ミリモル)のエタノール100ミリリットル懸濁液
に4.1Mナトリウムメチラート2.44ミリリットル
(10ミリモル)のメタノール溶液を加え、室温で10分
間撹拌した。反応液に1−メチルスルホニル−4−メチ
ルスルホニルオキシピペリジン2.83g(11ミリモル)
を室温で加え、14時間加熱還流した。溶媒留去後、残
留物をクロロホルムに溶解し、1N−水酸化ナトリウム
水溶液、水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液:酢酸エチル/エタノール=10:1)で精製
し、目的物1.27g(40.8%,淡褐色固体)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3)δ: 1.70-2.13(4H,m),2.
79(3H,s),2.90(2H,m),3.35(1H,m),3.69(2H,m),7.05(1H,
dd,J=7, 1.2Hz),7.17(1H,dd,J=8.8, 7Hz),7.67(1H,d,J=
8.8Hz),7.71(1H,d,J=1.2Hz),7.96(1H,s).
【0142】製剤例1 (1)化合物1 100g (2)乳糖 50g (3)トウモロコシでん粉 15g (4)カルボキシメチルセルロースカルシウム 44g (5)ステアリン酸マグネシウム 1g 1000錠 210g (1)、(2)、(3)の全量および30gの(4)を水
で練合し、真空乾燥後製粒を行った。この製粒粉末に1
4gの(4)および(5)1gを混合し、打錠機で錠剤
とすることにより、1錠当たり(1)100mgを含有
する錠剤1000個を製造した。
【0143】製剤例2 (1)化合物1 10g (2)乳糖 4.5g (3)トウモロコシでん粉 4.5g (4)ステアリン酸マグネシウム 1g 100カプセル 20g 全ての成分をよく混合し、適当なゼラチンカプセルに充
填することにより、1カプセル当たり(1)100mg
を含有するカプセル100個を製造した。
【0144】製剤例3 (1)化合物2 10g (2)塩化ナトリウム 1.8g (3)注射用蒸留水 適量 全量 200ミリリットル (1)、(2)の全量に(3)を加えて溶かし、全量を
200ミリリットルとし、滅菌濾過して適当な大きさの
アンプルに密封することにより、1アンプル当たり
(1)100mgを含有するアンプル100個を製造し
た。
【0145】試験例1 カルモジュリン阻害作用 (試験方法)50mM Tris−HCl緩衝液(pH7.
4)、5mM MgSO4、10μM CaCl2およびカル
モジュリン[2単位、シグマ社(Sigma)p−0270]ま
たは3mMEGTA、環状ヌクレオチドホスホジエステ
ラーゼ[0.01単位、シグマ社(Sigma)p−0520]、
1μM cGMP([3H]cGMP 3nCiを含む)から成る
反応系(0.45ml)に実施例で得られた本発明化合物(1
%DMSO溶液)を50μl添加し、37℃で15分間反
応させた後、2分間の熱処理により、反応を停止させ
た。生成した[3H]5'−GMPを5'−ヌクレオチダー
ゼにより(37℃、10分間)、[3H]グアノシンへと加
水分解し、[3H]グアノシン生成に対する阻害作用とし
て求めた。 %阻害=100−(薬物存在下のカウント−EGTA存
在下のカウント)/(薬物非存在下のカウント−EGTA
存在下のカウント)×100
【0146】(結果)表1に示す。
【表1】 表1に示すごとく、本発明の化合物はすぐれたカルモジ
ュリン阻害作用を有する。
【0147】試験例2 高血圧自然発症ラット(SHR)における降圧作用 (試験方法)20週齢の雄性SHRを用いた。37℃の
保温箱内で5分間加温してプレチスモグラフ法にて測定
した。薬物(実施例で得られた化合物)はアラビアガム
−水に懸濁して2.5ml/kgの容量を経口投与した。薬
物投与前、投与1時間後および5時間後に血圧を測定
し、投与前値からの変化を表示した。 (結果)表−2に示す。
【表2】 表2に示すごとく、本発明の化合物は血圧降下作用を有
する。
【0148】試験例3 心虚血−再潅流によって生じる不整脈の発生率に対する
効果 (試験方法)9−10週齢の雄性スプラグウ・ダウレイ
・ラット[Sprague Dawley rat(Japan Clea)]を
ペントバルビタールナトリウム50mg/kg(i.p.)により
麻酔し、人工呼吸下で開胸し、左冠動脈前下行枝(LA
D)付近に絹糸をかけて5分間結紮した後、再潅流し、
10分後までに生じる心室性頻脈(VT)、心室性細動
(VF)および心停止(CA)の頻度を求めた。薬物(実施
例で得られた化合物)は結紮の1時間前に経口投与(5m
l/kg)した。薬物の効果はベヒクル投与群における発生
頻度に対してX2−検定で判定した。
【0149】(結果)表3に示す。
【表3】 表3に示すごとく、本発明の化合物はラットの心虚血−
再潅流における不整脈発生頻度を低下させる。
【0150】試験例4 腎虚血−再潅流による急性腎不全での効果 (試験方法)6−7週齢のSDラット(雄性)をベントバ
ルビタールナトリウム(50mg/kg、i.p.)にて麻酔し、
両側腎動脈を結紮した。45分後にクリップをはずして
再潅流し、その20時間後に麻酔下で腹部大動脈より採
血し、血中尿素窒素(BUN)を測定した。薬物(実施例
で得られた化合物)は腎動脈結紮の1時間前に経口投与
(5ml/kg)した。
【0151】(結果)表4に示す。
【表4】 表4に示すごとく、本発明の化合物はラットにおける腎
虚血−再潅流におけるBUNの上昇を抑制する。
【0152】
【発明の効果】本発明の化合物(I)およびその塩は優れ
たカルモジュリン阻害作用を有し、ヒトおよび哺乳動物
における降圧剤、虚血性疾患治療剤、抗動脈硬化剤、く
も膜下出血後の血管攣縮治療剤、抗炎症剤などの医薬と
して有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 31/5355 A61K 31/5355 A61P 9/00 A61P 9/00 9/06 9/06 9/10 101 9/10 101 103 103 9/12 9/12 13/12 13/12 29/00 29/00 43/00 111 43/00 111 (56)参考文献 特開 昭63−152391(JP,A) 特開 昭53−141292(JP,A) 特開 昭55−7287(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 471/04 A61K 31/437 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、XはS、S(O)、S(O)2、OまたはNR3(R3
    水素または (i)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキルア
    ミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環状
    アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iii)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
    基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6
    ルケニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6
    ルキル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)
    カルバモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有してい
    てもよいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−
    1-6アルキル基を示す)を、Aは式 【化50】 〔式中、l、m、およびnはそれぞれ0〜5の整数を示
    し、R4、R5、R6、R7、R8およびR9は各々(i)水
    素; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、、4〜7員
    環状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキ
    シ基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、
    ヒドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (iii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iv)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−C1-6
    アルキル基; (v)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいC4-24アリール基を示し、またR4とR5あるいはR
    6とR7あるいはR8とR9は結合してシクロプロピル、シ
    クロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル環を形
    成してもよく、またR4あるいはR6は各々R8あるいは
    9と結合してシクロプロピル、シクロブチル、シクロ
    ペンチル又はシクロヘキシル環を形成してよい〕、 式 −CH2CH2OCH2CH2− または、式 【化51】 (式中oおよびpはそれぞれ0〜5の整数を示す)で表
    される基を、Bはアシル化されたアミノ基またはアシル
    化またはエーテル化された水酸基であって、Bのアミノ
    基の窒素原子はAまたはR3の炭素原子と式 【化52】 〔式中、Aは上記と同意義を、qは2または3を、R11
    は、 (i)−CO−R16(式中R16は、(a)C3-8シクロア
    ルキル基、フェニル基、ナフチル基、ハロゲン、シアノ
    基、オキソ基およびC1-6アルコキシ基より選ばれる1
    〜4個の置換基をそれぞれ有していてもよいC1-30アル
    キル基またはC2-30アルケニル基;(b)C1-6アルキ
    ル基、ハロゲノC1-6アルキル基、ヒドロキシC1-6アル
    キル基、C2-6アルカノイルオキシ−C1-6アルキル基、
    べンゾイルオキシ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ
    −C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ハロゲノC
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル−C1-6
    アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、フェニル−
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−C1-6アルコキ
    シ基、C1-6アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、
    カルバモイル基、N,N−ジ(C1-6アルキル)カルバ
    モイル基、N−(C1-6アルキル)カルバモイル基、ハ
    ロゲン、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C2-6
    ルカノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、アミノ基、
    1-6アルキルスルホニルアミノ基、C2-6アルカノイル
    アミノ基、ベンズアミド基、C1-6アルキルスルフィニ
    ル基、C1-6アルキルスルホニル基、オキソ基より選ば
    れる置換基をそれぞれ1〜4個有していてもよいC3-8
    シクロアルキル基、5〜8員環が結合して形成する飽和
    二環式炭化水素基、5〜8員環が結合して形式する飽和
    三環式炭化水素基、C5-8シクロアルケニル基、不飽和
    二環式炭化水素基、または不飽和三環式炭化水素基を示
    す)で表される基; (ii)式 −CO−OR16 (式中、R16は上記と同意義を示す)で表される基; (iii)式 −SO217 (式中、R17は、(a)C3-8シクロアルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、ハロゲン、シアノ基、オキソ基および
    1-6アルコキシ基より選ばれる1〜4個の置換基をそ
    れぞれ有していてもよいC1-30アルキル基またはC2-30
    アルケニル基;(b)C1-6アルキル基、ハロゲノC1-6
    アルキル基、ヒドロキシC1-6アルキル基、C2-6アルカ
    ノイルオキシ−C1-6アルキル基、ベンゾイルオキシ−
    1-6アルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル
    基、C1-6アルコキシ基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシカルボニル−C1-6アルコキシ基、C
    2-6アルケニルオキシ基、フェニル−C1-6アルコキシ
    基、C1-6アルコキシ−C1-6アルコキシ基、C1-6アル
    コキシカルボニル基、カルボキシ基、カルバモイル基、
    N,N−ジ(C1-6アルキル)カルバモイル基、N−(C
    1-6アルキル)カルバモイル基、ハロゲン、シアノ基、ニ
    トロ基、ヒドロキシ基、C2-6アルカノイルオキシ基、
    ベンゾイルオキシ基、アミノ基、C1-6アルキルスルホ
    ニルアミノ基、C2-6アルカノイルアミノ基、ベンズア
    ミド基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキル
    スルホニル基、オキソ基より選ばれる置換基をそれぞれ
    1〜4個有していてもよいC3‐8シクロアルキル基、5
    〜8員環が結合して形成する飽和二環式炭化水素基、5
    〜8員環が結合して形成する飽和三環式炭化水素基、C
    5-8シクロアルケニル基、不飽和二環式炭化水素基、ま
    たは不飽和三環式炭化水素基を示す)で表される基; (iv)式 −CS−NR1415 (式中、R14およびR15はそれぞれ(a)水素;(b)C
    3-8シクロアルキル基、フェニル基、ナフチル基、ハロ
    ゲン、シアノ基、オキソ基およびC1-6アルコキシ基よ
    り選ばれる1〜4個の置換基をそれぞれ有していてもよ
    いC1-30アルキル基またはC2-30アルケニル基;(c)
    1-6アルキル基、ハロゲノC1-6アルキル基、ヒドロキ
    シC1-6アルキル基、C2-6アルカノイルオキシ−C1-6
    アルキル基、ベンゾイルオキシ−C1-6アルキル基、C
    1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ
    基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカル
    ボニル−C1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ
    基、フェニル−C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、カ
    ルボキシ基、カルバモイル基、N,N−ジ(C1-6アル
    キル)カルバモイル基、N−(C1-6アルキル)カルバ
    モイル基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ
    基、C2-6アルカノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ
    基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C
    2-6アルカノイルアミノ基、ベンズアミド基、C1-6アル
    キルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、オ
    キソ基より選ばれる置換基をそれぞれ1〜4個有してい
    てもよいC3-8シクロアルキル基、5〜8員環が結合し
    て形成する飽和二環式炭化水素基、5〜8員環が結合し
    て形成する飽和三環式炭化水素基、C5-8シクロアルケ
    ニル基、不飽和二環式炭化水素基、または不飽和三環式
    炭化水素基を示し、(d)R14とR15は結合して1−ア
    ジリジニル、1−アゼチジニル、ピペリジル、パーヒド
    ロ−1−アゼピニル、パーヒドロ−1−アゾシニル、モ
    ルホリノ、チオモルホリノ、1−ピペラジニル、3−チ
    アゾリジニル、1−インドリル、パーヒドロ−1−イン
    ドリル、2−イソインドリル、パーヒドロ−2−イソイ
    ンドリル、1,2,3,4−テラヒドロ−1−キノリ
    ル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリ
    ル、パーヒドロ−1−キノリル、パーヒドロ−2−イソ
    キノリル、3−アザビシクロ〔3.2.2〕ノン−3−
    イル、9−カルバゾリル、10−アクリダニル、 【化53】 、10,11−ジヒドロ−5H−5−ベンズ〔b,f〕
    アゼピニル、5,6,11,12−テトラヒドロ−5−
    ベンズ〔b,f〕アゾシニル、1,2,3,4−テトラ
    ヒドロ−9−カルバゾリル、10−フェナキザジニルま
    たは10−フェノチアジニル環を形成してもよい)で表
    される基を示す〕で表される環; 式 【化54】 (式中、qおよびrはそれぞれ2または3を、R11は上
    記と同意義を示す)で表される環を形成していてもよ
    く、R1およびR2は同一または相異なり水素、 (i)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキルア
    ミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環状
    アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリ−ルオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリ−ルオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iii)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
    基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6
    ルケニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6
    ルキル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)
    カルバモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有してい
    てもよいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−
    1-6アルキル基; (iv)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいC4-24アリ−ル基、 ハロゲン、ニトロ基、ニトロソ基、保護されていてもよ
    いアミノ基、低級アルコキシカルボニル基または低級ア
    ルキルカルバモイル基を示す。]で表わされる化合物ま
    たはその医薬上許容される塩を含有するカルモジュリン
    阻害剤。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 [式中、XはS、S(O)、S(O)2、OまたはNR3(R3
    水素または (i)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキルア
    ミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環状
    アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリ−ルオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリ−ルオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iii)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
    基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6
    ルケニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6
    ルキル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)
    カルバモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有してい
    てもよいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−
    1-6アルキル基を示す)を、Aは式 【化55】 〔式中、l、m、およびnはそれぞれ0〜5の整数を示
    し、R4、R5、R6、R7、R8およびR9は各々(i)水
    素; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、、4〜7員
    環状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキ
    シ基、C6-10アリ−ルオキシ、カルバモイル、シアノ、
    ヒドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (iii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリ−ルオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iv)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−C1-6
    アルキル基; (v)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいC4-24アリ−ル基を示し、またR4とR5あるいはR
    6とR7あるいはR8とR9は結合してシクロプロピル、シ
    クロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル環を形
    成してもよく、またR4あるいはR6は各々R8あるいは
    9と結合してシクロプロピル、シクロブチル、シクロ
    ペンチル又はシクロヘキシル環を形成してよい〕、 式 −CH2CH2OCH2CH2− または、式 【化56】 (式中OおよびPはそれぞれ0〜5の整数を示す)で表さ
    れる基を、B1は炭素数2以上のカルボン酸、スルホン
    酸、カルバミン酸またはチオカルバミン酸由来のアシル
    基でアシル化されたアミノ基を、R1およびR2は同一ま
    たは相異なり水素、 (i)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキルア
    ミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環状
    アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリ−ルオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリ−ルオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iii)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
    基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6
    ルケニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6
    ルキル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)
    カルバモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有してい
    てもよいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−
    1-6アルキル基; (iv)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいC4-24アリ−ル基、 ハロゲン、ニトロ基、ニトロソ基、保護されていてもよ
    いアミノ基、低級アルコキシカルボニル基または低級ア
    ルキルカルバモイル基を示す。ただし、B1はアセチル
    アミノ基、モノクロロアセチルアミノ基、カルバモイル
    アミノ基でない。]で表わされる化合物またはその塩。
  3. 【請求項3】 式 【化3】 [式中、XはS、S(O)、S(O)2、OまたはNR3(R3
    水素または (i)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキルア
    ミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環状
    アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリ−ルオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリ−ルオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iii)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
    基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6
    ルケニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6
    ルキル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)
    カルバモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有してい
    てもよいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−
    1-6アルキル基を示す)を、Aは式 【化57】 〔式中、l、m、およびnはそれぞれ0〜5の整数を示
    し、R4、R5、R6、R7、R8およびR9は各々(i)水
    素; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、、4〜7員
    環状アミノ基、直鎖状もしくば分枝状のC1-6アルコキ
    シ基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、
    ヒドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (iii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iv)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボ二ノレ、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−C1-6
    アルキル基; (v)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいC4-24アリール基を示し、またR4とR5あるいはR
    6とR7あるいはR8とR9は結合してシクロプロピル、シ
    クロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル環を形
    成してもよく、またR4あるいはR6は各々R8あるいは
    9と結合してシクロプロピル、シクロブチル、シクロ
    ペンチル又はシクロヘキシル環を形成してよい〕、 式 −CH2CH2OCH2CH2− または、式 【化58】 (式中OおよびPはそれぞれ0〜5の整数を示す)で表さ
    れる基を、B2はアシル化されたアミノ基であって、B2
    のアミノ基の窒素原子はAまたはR3の炭素原子と式 【化59】 〔式中、Aは上記と同意義を、qは2または3を、R11
    は、 (i)−CO−R16(式中R16は、(a)C3-8シクロア
    ルキル基、フェニル基、ナフチル基、ハロゲン、シアノ
    基、オキソ基およびC1-6アルコキシ基より選ばれる1
    〜4個の置換基をそれぞれ有していてもよいC1-30アル
    キル基またはC2-30アルケニル基;(b)C1-6アルキ
    ル基、ハロゲノC1-6アルキル基、ヒドロキシC1-6アル
    キル基、C2-6アルカノイルオキシ−C1-6アルキル基、
    べンゾイルオキシ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ
    −C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ハロゲノC
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル−C1-6
    アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、フェニル−
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−C1-6アルコキ
    シ基、C1-6アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、
    カルバモイル基、N,N−ジ(C1-6アルキル)カルバ
    モイル基、N−(C1-6アルキル)カルバモイル基、ハ
    ロゲン、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C2-6
    ルカノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、アミノ基、
    1-6アルキルスルホニルアミノ基、C2-6アルカノイル
    アミノ基、ベンズアミド基、C1-6アルキルスルフィニ
    ル基、C1-6アルキルスルホニル基、オキソ基より選ば
    れる置換基をそれぞれ1〜4個有していてもよいC3-8
    シクロアルキル基、5〜8員環が結合して形成する飽和
    二環式炭化水素基、5〜8員環が結合して形式する飽和
    三環式炭化水素基、C5-8シクロアルケニル基、不飽和
    二環式炭化水素基、または不飽和三環式炭化水素基を示
    す)で表される基; (ii)式 −CO−OR16 (式中、R16は上記と同意義を示す)で表される基; (iii)式 −SO217 (式中、R17は、(a)C3-8シクロアルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、ハロゲン、シアノ基、オキソ基および
    1-6アルコキシ基より選ばれる1〜4個の置換基をそ
    れぞれ有していてもよいC1-30アルキル基またはC2-30
    アルケニル基;(b)C1-6アルキル基、ハロゲノC1-6
    アルキル基、ヒドロキシC1-6アルキル基、C2-6アルカ
    ノイルオキシ−C1-6アルキル基、ベンゾイルオキシ−
    1-6アルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル
    基、C1-6アルコキシ基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシカルボニル−C1-6アルコキシ基、C
    2-6アルケニルオキシ基、フェニル−C1-6アルコキシ
    基、C1-6アルコキシ−C1-6アルコキシ基、C1-6アル
    コキシカルボニル基、カルボキシ基、カルバモイル基、
    N,N−ジ(C1-6アルキル)カルバモイル基、N−(C
    1-6アルキル)カルバモイル基、ハロゲン、シアノ基、ニ
    トロ基、ヒドロキシ基、C2-6アルカノイルオキシ基、
    ベンゾイルオキシ基、アミノ基、C1-6アルキルスルホ
    ニルアミノ基、C2-6アルカノイルアミノ基、ベンズア
    ミド基、C1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキル
    スルホニル基、オキソ基より選ばれる置換基をそれぞれ
    1〜4個有していてもよいC3‐8シクロアルキル基、5
    〜8員環が結合して形成する飽和二環式炭化水素基、5
    〜8員環が結合して形成する飽和三環式炭化水素基、C
    5-8シクロアルケニル基、不飽和二環式炭化水素基、ま
    たは不飽和三環式炭化水素基を示す)で表される基; (iv)式 −CS−NR1415 (式中、R14およびR15はそれぞれ(a)水素;(b)C
    3-8シクロアルキル基、フェニル基、ナフチル基、ハロ
    ゲン、シアノ基、オキソ基およびC1-6アルコキシ基よ
    り選ばれる1〜4個の置換基をそれぞれ有していてもよ
    いC1-30アルキル基またはC2-30アルケニル基;(c)
    1-6アルキル基、ハロゲノC1-6アルキル基、ヒドロキ
    シC1-6アルキル基、C2-6アルカノイルオキシ−C1-6
    アルキル基、ベンゾイルオキシ−C1-6アルキル基、C
    1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ
    基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカル
    ボニル−C1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ
    基、フェニル−C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシ−
    1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、カ
    ルボキシ基、カルバモイル基、N,N−ジ(C1-6アル
    キル)カルバモイル基、N−(C1-6アルキル)カルバ
    モイル基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ
    基、C2-6アルカノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ
    基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C
    2-6アルカノイルアミノ基、ベンズアミド基、C1-6アル
    キルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、オ
    キソ基より選ばれる置換基をそれぞれ1〜4個有してい
    てもよいC3-8シクロアルキル基、5〜8員環が結合し
    て形成する飽和二環式炭化水素基、5〜8員環が結合し
    て形成する飽和三環式炭化水素基、C5-8シクロアルケ
    ニル基、不飽和二環式炭化水素基、または不飽和三環式
    炭化水素基を示し、(d)R14とR15は結合して1−ア
    ジリジニル、1−アゼチジニル、ピペリジル、パーヒド
    ロ−1−アゼピニル、パーヒドロ−1−アゾシニル、モ
    ルホリノ、チオモルホリノ、1−ピペラジニル、3−チ
    アゾリジニル、1−インドリル、パーヒドロ−1−イン
    ドリル、2−イソインドリル、パーヒドロ−2−イソイ
    ンドリル、1,2,3,4−テラヒドロ−1−キノリ
    ル、1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリ
    ル、パーヒドロ−1−キノリル、パーヒドロ−2−イソ
    キノリル、3−アザビシクロ〔3.2.2〕ノン−3−
    イル、9−カルバゾリル、10−アクリダニル、 【化60】 、10,11−ジヒドロ−5H−5−ベンズ〔b,f〕
    アゼピニル、5,6,11,12−テトラヒドロ−5−
    ベンズ〔b,f〕アゾシニル、1,2,3,4−テトラ
    ヒドロ−9−カルバゾリル、10−フェナキザジニルま
    たは10−フェノチアジニル環を形成してもよい)で表
    される基を示す〕で表される環;式 【化61】 (式中、qおよびrはそれぞれ2または3を、R11は上
    記と同意義を示す)で表される環を形成しており、R1
    およびR2は同一または相異なり水素、 (i)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキルア
    ミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環状
    アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iii)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
    基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6
    ルケニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6
    ルキル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)
    カルバモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有してい
    てもよいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−
    1-6アルキル基; (iv)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいC4-24アリール基、 ハロゲン、ニトロ基、ニトロソ基、保護されていてもよ
    いアミノ基、低級アルコキシカルボニル基または低級ア
    ルキルカルバモイル基を示す。]で表わされる化合物ま
    たはその塩。
  4. 【請求項4】 式 【化4】 [式中、XはS、S(O)、S(O)2、OまたはNR3(R3
    水素または (i)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキルア
    ミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環状
    アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iii)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
    基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6
    ルケニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6
    ルキル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)
    カルバモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有してい
    てもよいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−
    1-6アルキル基を示す)を、Aは式 【化62】 〔式中、l、m、およびnはそれぞれ0〜5の整数を示
    し、R4、R5、R6、R7、R8およびR9は各々(i)水
    素; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、、4〜7員
    環状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキ
    シ基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、
    ヒドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (iii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iv)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−C1-6
    アルキル基; (v)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいC4-24アリール基を示し、またR4とR5あるいはR
    6とR7あるいはR8とR9は結合してシクロプロピル、シ
    クロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル環を形
    成してもよく、またR4あるいはR6は各々R8あるいは
    9と結合してシクロプロピル、シクロブチル、シクロ
    ペンチル又はシクロヘキシル環を形成してよい〕、 式 −CH2CH2OCH2CH2− または、式 【化63】 (式中OおよびPはそれぞれ0〜5の整数を示す)で表さ
    れる基を、B3はカルボン酸またはN−炭化水素置換カ
    ルバミン酸由来のアシル基でアシル化された水酸基を、
    1およびR2は同一または相異なり水素、 (i)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキルア
    ミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環状
    アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよい直鎖状もしくは分枝状
    のC1-6アルキル基; (ii)ハロゲン、ニトロ、アミノ、モノC1-6アルキル
    アミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、4〜7員環
    状アミノ基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C6-10アリールオキシ、カルバモイル、シアノ、ヒ
    ドロキシ、カルボキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
    ル、N−モノ(C1-6アルキル)カルバモイル、N,N
    −ジ(C1-6アルキル)カルバモイルより選ばれる1〜
    4個の置換基を有していてもよいC2-6アルケニル基; (iii)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
    基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6
    ルケニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
    基、C1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6
    ルキル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)
    カルバモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有してい
    てもよいフェニル−C1-6アルキル基またはナフチル−
    1-6アルキル基; (iv)ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、C2-6アルケ
    ニル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシ−カルボニル、N−モノ(C1-6アルキ
    ル)カルバモイル、N,N−ジ(C1-6アルキル)カル
    バモイルより選ばれる1〜4個の置換基を有していても
    よいC4-24アリール基、 ハロゲン、ニトロ基、ニトロソ基、保護されていてもよ
    いアミノ基、低級アルコキシカルボニル基または低級ア
    ルキルカルバモイル基を示す。]で表わされる化合物ま
    たはその塩。
  5. 【請求項5】 式 【化8】 [式中、Eはハロゲンを示し、その他の記号は上記と同
    意義]で表される化合物とHX1−A−B1[式中、X1
    はS、OまたはNR3を示し、A、B1およびR3は上記
    と同意義]で表される化合物を反応させることを特徴と
    する請求項2に記載の化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 式 【化9】 [式中、Eはハロゲンを示し、その他の記号は上記と同
    意義]で表される化合物と、HX1−A−B2[式中、X
    1はS、OまたはNR3を示し、A、B2およびR3は上記
    と同意義]で表される化合物を反応させることを特徴と
    する請求項3に記載の化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 式 【化10】 [式中、Eはハロゲンを示し、その他の記号は上記と同
    意義]で表される化合物とHX1−A−B3[式中、X1
    はS、OまたはNR3を示し、A、B3およびR3は上記
    と同意義]で表される化合物を反応させることを特徴と
    する請求項4に記載の化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 式 【化11】 [式中、X2はSまたはOを示し、その他の記号は上記
    と同意義]で表される化合物とE1−A−B1[式中、E
    1は脱離基を示し、その他の記号は上記と同意義]で表
    される化合物を反応させることを特徴とするXがSまた
    はOである請求項2に記載の化合物の製造方法。
  9. 【請求項9】 式 【化12】 [式中、X2はSまたはOを示し、その他の記号は上記
    と同意義]で表される化合物とE1−A−B2[式中、B
    2のアミノ基の窒素原子はAの炭素原子と式 【化64】 (式中、qおよびrはそれぞれ2または3を、R11は 式 −CO−R16 (式中、R16は、C3-8シクロアルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、ハロゲン、シアノ基、オキソ基および
    1-6アルコキシ基より選ばれる1〜4個の置換基をそ
    れぞれ有していてもよいC1-30アルキル基またはC2-30
    アルケニル基;C1-6アルキル基、ハロゲノC1-6アルキ
    ル基、ヒドロキシC1-6アルキル基、C2-6アルカノイル
    オキシ−C1-6アルキル基、ベンゾイルオキシ−C1-6
    ルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、C1-6
    アルコキシ基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、C1-6アル
    コキシカルボニル−C1-6アルコキシ基、C2-6アルケニ
    ルオキシ基、フェニル−C1-6アルコキシ基、C1-6アル
    コキシ−C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニ
    ル基、カルボキシ基、カルバモイル基、N,N−ジ(C
    1-6アルキル)カルバモイル基、N−(C1-6アルキル)
    カルバモイル基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、ヒド
    ロキシ基、C2-6アルカノイルオキシ基、ベンゾイルオ
    キシ基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ
    基、C2-6アル力ノイルアミノ基、ベンズアミド基、C
    1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル
    基、オキソ基より選ばれる置換基をそれぞれ1〜4個有
    していてもよいC3-8シクロアルキル基、5〜8員環が
    結合して形式する飽和二環式炭化水素基、5〜8員環が
    結合して形式する飽和三環式炭化水素基、C5-8シクロ
    アルケニル基、不飽和二環式炭化水素基、または不飽和
    三環式炭化水素基を示す)で表される基; 式 −CO−OR16 (式中、R16は上記ど同意義を示す)で表される基; 式 −SO217 (式中、R17は、C3-8シクロアルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、ハロゲン、シアノ基、オキソ基および
    1-6アルコキシ基より選ばれる1〜4個の置換基をそ
    れぞれ有していてもよいC1-30アルキル基またはC2-30
    アルケニル基;C1-6アルキル基、ハロゲノC1-6アルキ
    ル基、ヒドロキシC1-6アルキル基、C2-6アルカノイル
    オキシ−C1-6アルキル基、ベンゾイルオキシ−C1-6
    ルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、C1-6
    アルコキシ基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、C1-6アル
    コキシカルボニル−C1-6アルコキシ基、C2-6アルケニ
    ルオキシ基、フェニル−C1-6アルコキシ基、C1-6アル
    コキシ−C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニ
    ル基、カルボキシ基、カルバモイル基、N,N−ジ(C
    1-6アルキル)カルバモイル基、N−(C1-6アルキル)
    カルバモイル基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、ヒド
    ロキシ基、C2-6アルカノイルオキシ基、ベンゾイルオ
    キシ基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ
    基、C2-6アルカノイルアミノ基、ベンズアミド基、C
    1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル
    基、オキソ基より選ばれる置換基をそれぞれ1〜4個有
    していてもよいC3-8シクロアルキル基、5〜8員環が
    結合して形成する飽和二環式炭化水素基、5〜8員環が
    結合して形成する飽和三環式炭化水素基、C5-8シクロ
    アルケニル基、不飽和二環式炭化水素基、または不飽和
    三環式炭化水素基を示す)で表される基; 式 −CS−NR1415 (式中、R14およびR15はそれぞれ水素;C3-8シクロ
    アルキル基、フェニル基、ナフチル基、ハロゲン、シア
    ノ基、オキソ基およびC1-6アルコキシ基より選はれる
    1〜4個の置換基をそれぞれ有していてもよいC1-30
    ルキル基またはC2-30アルケニル基;C1-6アルキル
    基、ハロゲノC1-6アルキル基、ヒドロキシC1-6アルキ
    ル基、C2-6アルカノイルオキシ−C1-6アルキル基、ベ
    ンゾイルオキシ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ−
    1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ハロゲノC1-6
    アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル−C1-6アル
    コキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、フェニル−C1-6
    アルコキシ基、C1-6アルコキシ−C1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、カルバ
    モイル基、N,N―ジ(C1-6アルキル)カルバモイル
    基、N−(C1-6アルキル)カルバモイル基、ハロゲ
    ン、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C2-6アルカ
    ノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、アミノ基、C
    1-6アルキルスルホニルアミノ基、C2-6アルカノイルア
    ミノ基、ベンズアミド基、C1-6アルキルスルフィニル
    基、C1-6アルキルスルホニル基、オキソ基より選ばれ
    る置換基をそれぞれ1〜4個有していてもよいC3-8
    クロアルキル基、5〜8員環が結合して形成する飽和二
    環式炭化水素基、5〜8員環が結合して形成する飽和三
    環式炭化水素基、C5-8シクロアルケニル基、不飽和二
    環式炭化水素基、または不飽和三環式炭化水素基を示
    し、R14とR15は結合して1−アジリジニル、1−アゼ
    チジニル、ピペリジル、パーヒドロ−1−アゼピニル、
    パーヒドロ−1−アゾシニル、モルホリノ、チオモルホ
    リノ、1−ピペラジニル、3−チアゾリジニル、1−イ
    ンドリル、パーヒドロ−1−インドリル、2−イソイン
    ドリル、パーヒドロ−2−イソインドリル、1,2,
    3,4−テラヒドロ−1−キノリル、1,2,3,4−
    テトラヒドロ−2−イソキノリル、パーヒドロ−1−キ
    ノリル、パーヒドロ−2−イソキノリル、3−アザビシ
    クロ〔3.2.2〕ノン−3−イル、9−カルバゾリ
    ル、10−アクリダニル、 【化65】 、10,11−ジヒドロ−5H−5−ベンズ〔b,f〕
    アゼピニル、5、6、11、12−テトラヒドロ−5−
    ベンズ〔b,f〕アゾシニル、1,2,3,4−テトラ
    ヒドロ−9−カルバゾリル、10−フェナキザジニルま
    たは10−フェノチアジニル環を形成してもよい)で表
    される基を示す)で表される環を形成しており、その他
    の記号は上記と同意義]で表される化合物を反応させる
    ことを特徴とするB2のアミノ基の窒素原子がAの炭素
    原子と式、 【化66】 (式中、qおよびrはそれぞれ2または3を、R11は 式 −CO−R16 (式中、R16は、C3-8シクロアルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、ハロゲン、シアノ基、オキソ基および
    1-6アルコキシ基より選ばれる1〜4個の置換基をそ
    れぞれ有していてもよいC1-30アルキル基またはC2-30
    アルケニル基;C1-6アルキル基、ハロゲノC1-6アルキ
    ル基、ヒドロキシC1-6アルキル基、C2-6アルカノイル
    オキシ−C1-6アルキル基、ベンゾイルオキシ−C1-6
    ルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、C1-6
    アルコキシ基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、C1-6アル
    コキシカルボニル−C1-6アルコキシ基、C2-6アルケニ
    ルオキシ基、フェニル−C1-6アルコキシ基、C1-6アル
    コキシ−C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニ
    ル基、カルボキシ基、カルバモイル基、N,N−ジ(C
    1-6アルキル)カルバモイル基、N−(C1-6アルキル)
    カルバモイル基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、ヒド
    ロキシ基、C2-6アルカノイルオキシ基、ベンゾイルオ
    キシ基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ
    基、C2-6アル力ノイルアミノ基、ベンズアミド基、C
    1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル
    基、オキソ基より選ばれる置換基をそれぞれ1〜4個有
    していてもよいC3-8シクロアルキル基、5〜8員環が
    結合して形式する飽和二環式炭化水素基、5〜8員環が
    結合して形式する飽和三環式炭化水素基、C5-8シクロ
    アルケニル基、不飽和二環式炭化水素基、または不飽和
    三環式炭化水素基を示す)で表される基; 式 −CO−OR16 (式中、R16は上記ど同意義を示す)で表される基; 式 −SO217 (式中、R17は、C3-8シクロアルキル基、フェニル
    基、ナフチル基、ハロゲン、シアノ基、オキソ基および
    1-6アルコキシ基より選ばれる1〜4個の置換基をそ
    れぞれ有していてもよいC1-30アルキル基またはC2-30
    アルケニル基;C1-6アルキル基、ハロゲノC1-6アルキ
    ル基、ヒドロキシC1-6アルキル基、C2-6アルカノイル
    オキシ−C1-6アルキル基、ベンゾイルオキシ−C1-6
    ルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、C1-6
    アルコキシ基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、C1-6アル
    コキシカルボニル−C1-6アルコキシ基、C2-6アルケニ
    ルオキシ基、フェニル−C1-6アルコキシ基、C1-6アル
    コキシ−C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニ
    ル基、カルボキシ基、カルバモイル基、N,N−ジ(C
    1-6アルキル)カルバモイル基、N−(C1-6アルキル)
    カルバモイル基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、ヒド
    ロキシ基、C2-6アルカノイルオキシ基、ベンゾイルオ
    キシ基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ
    基、C2-6アルカノイルアミノ基、ベンズアミド基、C
    1-6アルキルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル
    基、オキソ基より選ばれる置換基をそれぞれ1〜4個有
    していてもよいC3-8シクロアルキル基、5〜8員環が
    結合して形成する飽和二環式炭化水素基、5〜8員環が
    結合して形成する飽和三環式炭化水素基、C5-8シクロ
    アルケニル基、不飽和二環式炭化水素基、または不飽和
    三環式炭化水素基を示す)で表される基; 式 −CS−NR1415 (式中、R14およびR15はそれぞれ水素;C3-8シクロ
    アルキル基、フェニル基、ナフチル基、ハロゲン、シア
    ノ基、オキソ基およびC1-6アルコキシ基より選はれる
    1〜4個の置換基をそれぞれ有していてもよいC1-30
    ルキル基またはC2-30アルケニル基;C1-6アルキル
    基、ハロゲノC1-6アルキル基、ヒドロキシC1-6アルキ
    ル基、C2-6アルカノイルオキシ−C1-6アルキル基、ベ
    ンゾイルオキシ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ−
    1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ハロゲノC1-6
    アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル−C1-6アル
    コキシ基、C2-6アルケニルオキシ基、フェニル−C1-6
    アルコキシ基、C1-6アルコキシ−C1-6アルコキシ基、
    1-6アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、カルバ
    モイル基、N,N―ジ(C1-6アルキル)カルバモイル
    基、N−(C1-6アルキル)カルバモイル基、ハロゲ
    ン、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C2-6アルカ
    ノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、アミノ基、C
    1-6アルキルスルホニルアミノ基、C2-6アルカノイルア
    ミノ基、ベンズアミド基、C1-6アルキルスルフィニル
    基、C1-6アルキルスルホニル基、オキソ基より選ばれ
    る置換基をそれぞれ1〜4個有していてもよいC3-8
    クロアルキル基、5〜8員環が結合して形成する飽和二
    環式炭化水素基、5〜8員環が結合して形成する飽和三
    環式炭化水素基、C5-8シクロアルケニル基、不飽和二
    環式炭化水素基、または不飽和三環式炭化水素基を示
    し、R14とR15は結合して1−アジリジニル、1−アゼ
    チジニル、ピペリジル、パーヒドロ−1−アゼピニル、
    パーヒドロ−1−アゾシニル、モルホリノ、チオモルホ
    リノ、1−ピペラジニル、3−チアゾリジニル、1−イ
    ンドリル、パーヒドロ−1−インドリル、2−イソイン
    ドリル、パーヒドロ−2−イソインドリル、1,2,
    3,4−テラヒドロ−1−キノリル、1,2,3,4−
    テトラヒドロ−2−イソキノリル、パーヒドロ−1−キ
    ノリル、パーヒドロ−2−イソキノリル、3−アザビシ
    クロ〔3.2.2〕ノン−3−イル、9−カルバゾリ
    ル、10−アクリダニル、 【化67】 、10,11−ジヒドロ−5H−5−ベンズ〔b,f〕
    アゼピニル、5、6、11、12−テトラヒドロ−5−
    ベンズ〔b,f〕アゾシニル、1,2,3,4−テトラ
    ヒドロ−9−カルバゾリル、10−フェナキザジニルま
    たは10−フェノチアジニル環を形成してもよい)で表
    される基を示す)で表される環を形成している請求項3
    に記載の化合物の製造方法。
  10. 【請求項10】 式 【化13】 [式中、X2はSまたはOを示し、その他の記号は上記
    と同意義]で表される化合物とE1−A−B3で表される
    化合物を反応させることを特徴とする請求項4に記載の
    化合物の製造方法。
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