JP3209959U - 雨を凌げ、且つ夏季の陽ざしの遮蔽率を向上できる構造と形状を持ち合わせたパーゴラ(藤棚) - Google Patents

雨を凌げ、且つ夏季の陽ざしの遮蔽率を向上できる構造と形状を持ち合わせたパーゴラ(藤棚) Download PDF

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Abstract

【課題】雨を凌いだり、夏季の陽ざしの遮蔽率を高め、利用者に快適な環境と空間を提供する構造と形状を持ち合わせ、また、利用者の動線方向や設置向きに左右されず、機能性の向上を図ったパーゴラ(藤棚)を提供する。【解決手段】Z型又はS型のように腕部の付いた雨受け落とし可能な断面形状、東西方向の適度な角度、隣同士が水平投影上、適度に重なる配置、及び、概ね南北方向の勾配を有するルーバー4を有する。夏季の陽ざしの遮蔽率を向上するために、角度が概ね西側に向け設置される。柱6の平面位置が変動しても、夏季の陽ざしの遮蔽率の向上を図れ、利用者の円滑な動線の確保が出来るよう、平面形状が円形である桁5を有する。【選択図】図2

Description

考案の詳細な説明
本考案は、ルーバーの形状をZ型(図10)若しくはS型(図11)にし(雨受け落とし形状(符合30))、それを平面的に適度に(符号35,36)重ねたり、ルーバーの方向(符号4,13)、角度、勾配(符号2,3,10,39,40)を考慮し、桁と組み合わせることによって、雨や夏場の陽射しを制限したり、天候や季節に順応させ利用者に良好な環境を提供する為の休憩施設に関するものです。
また、桁の平面形状を円形(符号17)にすることによって、上記機能性を低下させずに、利用者の動線の円滑を図ることも出来る休憩施設に関するものです。
従来、公園等に設置してあるパーゴラ(藤棚)は、降雨を凌いだり(図24)、夏季の陽射しの遮蔽率の向上を図る構造と形状と言えるものではなかった(図25)。
具体的に 従来の休憩施設では、
1 種別ごとの問題点
▲1▼パーゴラや藤棚、雨等の浸入を防ぐ目的を持たない休憩施設
▲2▼完全に屋根をかけた四阿やシェルター
に大別されており、
▲1▼のパーゴラや休憩施設においては、雨をしのげず、夏場の陽射しも制限できるものばかりでは、なかった。藤棚においては、陽射しは、ある程度、制限できるが、ふじ(植物)や、ふじにむらがる蜂等の管理上の問題が発生していた。
▲2▼においては、屋根構造であるため(図26)、施工手間がかかったり、建築物と見なされ素材の制約をうける場合があった。
2 夏季(10時〜16時)、時間別太陽方位と太陽角度から分かる問題点
▲1▼施設の一般利用時間(夏季6月20日〜8月20日)と思われる12時〜16時において、太陽方位が南を通過する正午前後は太陽角度が約70〜80度(図19,21,23)程度であるため、施設の真下において、7〜8割程度の日影が期待できる。
▲2▼気温は正午前後から16時頃まで高く暑さを感じる。その16時頃の太陽方位は概ね西側(図18,20,22)となり、その時の太陽角度は約35〜45度(図19,21,23)程度である。
要するに桁下から入射する陽射し(西日)は桁下高さよりも長い平面距離分、差し込むことになるため、東西方向に短いパーゴラ(藤棚)は陽射しの遮蔽効果が低いことになる(図19,21,23)。
3 施設の配置(向き)と利用者の動線との相関においての問題点
利用者の動線方向がルーバーの向き(陽射しの遮蔽効果を低下させない向き)と概ね同方向(図27)であれば良いが、動線方向がルーバーの向きと(陽射しの遮蔽効果を低下させるほど)ずれた場合、
▲1▼陽射しの遮蔽効果を優先すると、柱が動線に重複してしまう(図28)
▲2▼あるいは柱位置を移動しても、柱に準じて上部部材(桁、梁、ルーバー)を組み上げた結果、陽射しの遮蔽効果を得られなくなっている(図29)
▲3▼陽射しの遮蔽効果を低下させないで(ルーバーを概ね西側に向ける)、柱を動線に合わせて移動すると、桁も平面上中途半端に斜め向きに装着され、桁より上部部材の構造が不安定になるのと、見た目のバランスが良くない。(図30)
等の問題点を抱えていた。
考案が解決しようとする課題
本発明は、これらの問題点を解決するために考案されたものである。
課題を解決する為の手段
1 ルーバーの断面形状をZ型(図10)またはS型(図11)のように腕部の付いた雨受け落とし形状(符合30)にする。
2 上記1のルーバー腕部(符号31,33)から落ちる雨を隣のルーバー腕部で受け止められるよう、ルーバー同士の間隔を水平投影上適度に重ねて(符号35,36)配置する。
3 雨水が下方に落下するのを受け止めるため、上記請求項1の断面形状のルーバーで受けた雨水(符号32,34)が下方に落下しにくいよう、ルーバーに適度の勾配を概ね南北方向(符号2,3,10,39,40)につける。
4 ルーバー面の向きは概ね西側(符号4,13)に向ける。ルーバー面の角度は適度に上方に向ける。
5 パーゴラ自体の平面長さを桁下高さより、出来るだけ長く概ね東西方向にとるようにする。(図1,2)
6 柱位置に左右されず(符号16,25,27)、上記請求項4の機能性を低下しないで、利用者の動線(符号20,26,28)の円滑を図るため、桁の平面形状を円形(符号17)にする。(図31)
本考案は、以上の構成よりなる、全天候対応型パーゴラである。
本案は、
1 風雨等の浸入を防ぐため、ルーバーの断面形状をZ型(図10)またはS型(図11)のように雨受け落とし形状(符合30)にし、それを水平投影上適度に重ねて(符号35,36)配置する。
ルーバーで受けた雨水(符号32,34)が下方に落下しにくいよう、ルーバーに勾配(概ね南北方向)をつける(符号2,3,10,39,40)。
2 パーゴラ自体の平面長さを桁下高さより、出来るだけ長く概ね東西方向にとるようにする。(図1,2)
3 利用者の動線方向がルーバーの向きと(陽射しの遮蔽効果を低下させるほど)ずれた場合(図29)、桁の平面形状を円形にする。(図31)
なお、本考案の実施に当たって次の如きことができる。
イ 屋根構造ではないのに、概ね雨が凌げる。また夏季の気温が上昇する時間帯の日差しを制限することによって快適な空間の提供が期待できる。
ロ 四阿、シェルターのように屋根構造ではないので、施工手間が短縮出来、素材の制約をうけにくい。
ハ 設置場所や向きに左右されることなく、利用者の円滑な動線が図れる(柱位置の変動に対応可能)。
考案の効果
したがって、季節や天候に応じて、休憩施設内で快適な環境を作ることができる。
本考案の平面図(長方形タイプ) 本考案の立面図(長方形タイプ) 本考案の断面図(長方形タイプ) 本考案の平面図(円形タイプ) 本考案の立面図(円形タイプ) 本考案の平面図(桁円形タイプ、柱位置が東西南北から45度移動) 本考案の断面図(桁円形タイプ、柱位置が東西南北から45度移動) 本考案の平面図(桁円形タイプ、柱位置が東西南北方向) 本考案の平面図(桁円形タイプ、柱位置が東西南北から60度移動) ルーバー(Z型形状)の断面図 ルーバー(S型形状)の断面図 雨受けの機能を説明するための、ルーバー(Z型形状)の拡大断面図 雨受けの機能を説明するための、ルーバー(S型形状)の拡大断面図 雨受けの機能(水平投影上の重ねしろ)を説明するための、ルーバー(Z型形状)の拡大断面図 雨受けの機能(水平投影上の重ねしろ)を説明するための、ルーバー(S型形状)の拡大断面図 ルーバー(Z型形状)の拡大平面図 ルーバー(S型形状)の拡大平面図 10時と16時の太陽方位(大阪、6月20日前後) 12時から16時までの太陽入射角度(大阪、6月20日前後) 10時と16時の太陽方位(大阪、7月20日前後) 12時から16時までの太陽入射角度(大阪、7月20日前後) 10時と16時の太陽方位(大阪、8月20日前後) 12時から16時までの太陽入射角度(大阪、8月20日前後) 従来パーゴラの課題イラストー1 従来パーゴラの課題イラストー2 従来四阿の課題イラスト 利用者の動線(園路等)がルーバーの向きと概ね直角、平行方向の場合と柱位置を説明する状況図 利用者の動線(園路等)がルーバーの向きと概ね直角、平行方向から角度がずれた場合と柱位置を説明する状況図 上記図28の対策とそれに伴う課題を説明する状況図 上記図29の課題に対する更なる対策とそれに伴う更なる課題を説明する状況図 上記図30の課題に対する更なる対策とその結果得られる効果を説明する状況図
1 ルーバー
2 雨水を流すための勾配の向き
3 雨水を流すための勾配の向き
4 ルーバー
5 桁
6 柱
7 ルーバー
8 桁
9 柱
10 雨水を流すための勾配の向き
11 桁(円形タイプ)
12 ルーバー(ルーバー長変動、桁円形タイプ)
13 ルーバー(ルーバー長変動、桁円形タイプ)
14 桁(ルーバー長変動、桁円形タイプ)
15 柱(ルーバー長変動、桁円形タイプ)
16 柱(ルーバー同寸、桁円形タイプ)
17 桁(ルーバー同寸、桁円形タイプ)
18 梁(ルーバー同寸、桁円形タイプ)
19 ルーバー(ルーバー同寸、桁円形タイプ)
20 利用者の動線方向(パターン1)
21 柱(ルーバー同寸、桁円形タイプ)
22 桁(ルーバー同寸、桁円形タイプ)
23 梁(ルーバー同寸、桁円形タイプ)
24 ルーバー(ルーバー同寸、桁円形タイプ)
25 柱(ルーバー同寸、桁円形タイプ)
26 利用者の動線方向(パターン2)
27 柱(ルーバー同寸、桁円形タイプ)
28 利用者の動線方向(パターン3)
29 Z型形状のルーバー本体
30 Z型形状のルーバーの腕部(雨受け落とし部)
31 Z型形状のルーバーでの雨水が落ちる向き
32 Z型形状のルーバーの腕部(雨受け落とし部)に雨水が溜まった状態
33 S型形状のルーバーでの雨水が落ちる向き
34 S型形状のルーバーの腕部(雨受け落とし部)に雨水が溜まった状態
35 水平投影上適度に重ねるルーバー同士の間隔(Z型形状のルーバー)
36 水平投影上適度に重ねるルーバー同士の間隔(S型形状のルーバー)
37 Z型形状のルーバー(平面)
38 Z型形状のルーバーにおける、雨水を流すための勾配の向き
39 S型形状のルーバー(平面)
40 S型形状のルーバーにおける、雨水を流すための勾配の向き
1 ルーバーの断面形状をZ型(図10)またはS型(図11)のように腕部の付いた雨受け落とし形状(符合30)にする。
2 上記1のルーバー腕部(符号31,33)から落ちる雨を隣のルーバー腕部で受け止められるよう、ルーバー同士の間隔を水平投影上適度に重ねて(符号35,36)配置する。
3 雨水が下方に落下するのを受け止めるため、上記請求項1の断面形状のルーバーで受けた雨水(符号32,34)が下方に落下しにくいよう、ルーバーに適度の勾配を概ね南北方向(符号2,3,10,39,40)につける。
4 ルーバー面の向きは概ね西側(符号4,13)に向ける。ルーバー面の角度は適度に上方に向ける。
5 パーゴラ自体の平面長さを桁下高さより、出来るだけ長く概ね東西方向にとるようにする。(図1,2)
6 柱位置に左右されず(符号16,25,27)、上記請求項4の機能性を低下しないで、利用者の動線(符号20,26,28)の円滑を図るため、桁の平面形状を円形(符号17)にする。(図31)
イ 屋根構造ではないのに、概ね雨が凌げる。また夏季の気温が上昇する時間帯の日差しを制限することによって快適な空間の提供が期待できる。
ロ 四阿、シェルターのように屋根構造ではないので、施工手間が短縮出来、素材の制約をうけにくい。
ハ 設置場所や向きに左右されることなく、利用者の円滑な動線が図れる(柱位置の変動に対応可能)。

Claims (3)

  1. 雨水が下方に落下するのを受け止めるため、ルーバーの断面形状をZ型(図10)またはS型(図11)のように腕部の付いた雨受け落とし形状(符合30)にする。
    ルーバー面の角度は適度に上方に向ける。
    また、雨水がルーバー腕部の付いた雨受け落とし形状部(符合30)から、下方に落下するのを受け止めるため、ルーバー腕部から落ちる雨(符号31,33)を隣のルーバー腕部の付いた雨受け落とし形状部(符合30)で受止められるよう、ルーバー同士の間隔を水平投影上適度に重ねて(符号35,36)配置する。
    更に腕部の付いた雨受け落とし形状部(符合30)で受けた雨水(符号32,34)が下方に落下しにくいよう、ルーバーに適度の勾配を概ね南北方向(符号2,3,10,39,40)につける。
  2. 夏季の陽ざしの遮蔽率を向上するために、ルーバー面の向きは概ね西側(符号4,13)に向ける。
  3. 柱位置に左右されず(符号16,25,27)、上記請求項4の機能性を低下しないで、利用者の動線(符号20,26,28)の円滑を図るため、桁の平面形状を円形(符号17)にする。
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