JP3209610U - 回転式組み立てブロック玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】立方体ブロック又は直方体ブロックと円柱体ブロックによる基本ブロックを、それらに設けた十字溝に板状ジョイントを嵌入して結合する組立ブロック玩具において、ジョイントで連結する前記ブロックを回転できるようにした回転式組み立てブロック玩具を提供する。【解決手段】上面と下面に、高さ方向を貫通しない深さの平面視十字状の溝を設けた基本ブロックと、十字溝に密に遊挿できる厚さと適宜長さを有する板状のジョイントを備えた組み立てブロック玩具において、基本ブロックは、十字溝の中心部に、座繰り状の軸穴を形成し、板状ジョイントは、その一端又は両端に、軸穴に支持される軸部を設ける。【選択図】図15

Description

本考案は、木製やプラスチック製のブロックを連結して様々な立体形像物を組み立てるようにした組み立てブロック玩具において、前記ブロックを回転自在に連結できるようにした回転式組み立てブロック玩具に関する。
本願の考案者は、先に、従来には全く見られなかった斬新な構造による組み立てブロック玩具を実用新案登録第3197214号として、また前記ブロックの連結用ジョイントを特願2015−135628として提案している。
この提案は、従来の組み立てブロック玩具では、ブロック自体に形成した凹凸関係での結合による組み立てであるため、少ないブロック数で造型できる立体形像物に限界があって興趣に欠けること等に鑑み、なされたものであった。
先に提案したブロック玩具は、木製の立方体に近い直方体ブロックと該ブロックと同じ高さで当該ブロックの一辺と同長の直径を有する木製の短円柱状の円柱体ブロックを基本ブロックとし、該基本ブロックの上,下両面に、当該ブロックの高さ(厚さ)方向を貫通しない深さの十字溝を設けた基本ブロックと、該ブロックと同様に木製材料により前記十字溝の一辺長と同じ長さの長辺と該長辺の1/2長の短辺とを有する長方形で、前記十字溝に密に挿入できる厚さを有する板状の基本ジョイントと、該基本ジョイントより長さを大きく形成した長目の板状体による板状ジョイント等のジョイントから成り、前記基本ブロックの複数個を、それらの十字溝に前記ジョイントを挿し込んで連結することにより、様々な形態の木製の立体形像物を組み立てることができるようにしたものである。
上記の組み立てブロック玩具は、木製の複数個の基本ブロックを、その上下両面に設けられた十字溝に板状のジョイントを挿し込むことにより連結できるから、少ないブロック数で従来の組み立てブロック玩具ではできなかった様々な形態の立体形象物を作ることができるという画期的なものであるが、使用しているうちに問題のあることが判った。
すなわちその問題点は、先に述べた木製の基本ブロックでは、その上下面に形成される十字溝が木製ブロックゆえに鋸引き加工により形成されているが、木材は吸湿と乾燥のため溝幅に0.1ミリ単位での精度が出しにくいこと、及び、溝幅の精度が出ていても湿気の多寡によって溝幅が膨縮するため溝の寸法が固定されずに微妙に変化すること、更には、上記ブロック玩具では十字溝に挿し込まれる板状ジョイントも木製であるため、湿気の多寡によりこのジョイントも膨縮し、前記溝幅の膨縮と相俟って十字溝と板状ブロックとの結合が上手くいかない場合があるという点である。
この結果、本願の考案者が先に提案した木製の組み立てブロック玩具は、湿気によって板状ジョイントと基本ブロックの十字溝との結合具合が緩くなってブロックとジョイントの結合が解けて組み立てたブロックが容易に動いたり脱落したりし、逆に結合がきつくなり過ぎて十字溝にジョイントが挿し込み難くかったり挿し込めず、無理に差し込んで十字溝を壊してしまう等の問題を派生することが判った。
そこで本願の考案者は、派生した前記問題点の解決のため、木製の複数個の基本ブロックを、それらの上,下両面に形成した十字溝に、板状ジョイントを挿込んで連結することにより、様々な立体形象物を造型できるようにした組み立てブロック玩具において、基本ブロックに形成した十字溝に微妙な寸法誤差があったり、湿度による膨縮現象があっても、木製の基本ブロック同士をきっちりと確実に結合することができる新たな板状のジョイントを提案をしている。
上記の提案した新たな板状ジョイントは、木製の平面正方形の立方体ブロック乃至該ブロックに近い直方体ブロックと、該ブロックを平面から見た一辺と同長の直径を有する木製の円柱体ブロックによる基本ブロックであって、該ブロックの上面と下面に、当該基本ブロックの高さ方向を貫通しない深さの平面視十字状の溝(以下、十字溝という)を設けた基本ブロックと、前記十字溝の一辺長と同長の長辺と該長辺の1/2の短辺と前記溝に密に遊挿できる厚さとを有する長方形の板体による基本ジョイントと該基本ジョイントと幅が同じで長さが大きい板状のジョイントから成り、前記2種類の基本ブロックの複数個を、それらの十字溝に前記ジョイントを挿込んで連結するようにした組み立てブロック玩具の前記ジョイントにおいて、当該ジョイントをプラスチックの成形体で形成すると共に、該成形体の表面に複数個の低い凸部を形成したものである。前記低い凸部の形態としては球面の一部乃至低いドーム状が望ましい。
前記のプラスチック成形体による新しいジョイントの表面に形成される凸部は、当該ジョイントの少なくとも長さ方向の両端とその中間部に設けている。前記凸部の配置パターンには、両端部と中央部のほか、前記両端部と中央部及びそれらに挟まれた中間部に設けるパターンがある。また、ジョイントの幅方向に関する配置パターンとしては、幅方向の両側近傍又は両側近傍とその中間部の組合せのパターンがある。さらに前記の各凸部は成形体の両面に設けているが、片面であってもよい。
要すれば、前記凸部は、当該凸部がジョイントの表面上に散在する配置パターンで設けられていれば足り、また、前記ジョイントの厚さは、本体の板厚を十字溝の幅よりわずかに小さく形成すると共に、前記凸部の出っ張り量を含む全体の厚さを前記十字溝幅よりわずかに大きくすればよい。
上記態様で低いドーム状の凸部を設けた本考案で使用する板状のジョイントには、長さ方向の中間部で略90度に曲げたL字状ジョイントや、長さ方向の中間部を略45度捻った捻りジョイントを加えることにより、造型できる立体形象物の多様化を図ることができる。
上記板状のジョイントは、プラスチックの成形体により形成し、表面に微小高さの凸部を形成したことにより、前記木製ブロックの溝が湿度の多寡によって拡縮しても、プラスチック成形体のジョイントは実質上寸法変化がないから、常に前記十字溝にピッタリと挿入することができる。また木製ブロックの十字溝に差し込まれた前記ジョイントは、表面の複数の低い球面凸部が溝の壁面に複数点で点接触をすることにより当該ジョイントと十字溝の適切な結合状態を実現することができ、さらにジョイントと十字溝の壁面の接触は面でないから、ジョイントで十字溝の溝を割ることなく当該ジョイントを十字溝に嵌合することができるという効果を奏する。
特公平3−6830号公報 特公平7−47066号公報 特開平9−24165号公報 登録実用新案3197214号公報
本考案のコナン者が先に提案した組立ブロック玩具、或いは該ブロック玩具のブロック連結用のジョイントを用いた組立ブロック玩具では、様々な三次元形象物を、2種類の基本ブロックと当該ブロック連結用のジョイントを用いて形成することができたが、完成した形象物では、組立に用いたブロックをその場で回転させることが全くできなかった。
すなわち、組み立てた三次元形状物が、車輪を有する自動車等,頭部や腕、脚を備えた動物や擬人化ロボットであっても、前記車輪を回転させたり、首や腕、足を回転させることができなかった。
そこで本考案では、十字溝を表裏面に有する立方体に近い直方体ブロックと該正方体ブロックの平面視したときの一辺と同長の直径を有し前記正方体ブロックの高さと同高で表裏面に十字溝を有する円柱体ブロックと、前記正方体ブロックと円柱体ブロックを、それらの十字溝に嵌入して結合する板状ジョイントから成る組立ブロック玩具において、ジョイントで連結する前記ブロックが回転できるようにした回転式組み立てブロック玩具を提供することを課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案回転式組み立てブロック玩具の構成は、平面正方形の立方体ブロック乃至該ブロックに近い直方体ブロックと、該ブロックを平面から見た一辺と同長の直径を有する木製の円柱体ブロックによる基本ブロックであって、該ブロックの上面と下面に、当該基本ブロックの高さ方向を貫通しない深さの平面視十字状の溝(以下、十字溝という)を設けた基本ブロックと、前記十字溝の一辺長と同長の長辺と該長辺の1/2の短辺と前記溝に密に遊挿できる厚さとを有する長方形の板体による基本ジョイントと該基本ジョイントと幅が同じで長さが大きい板状のジョイントを備える組立ブロック玩具において、前記正方体ブロックと円柱体ブロックは、その表裏面に形成した十字溝の中心部に、軸穴を形成する一方、前記板状のジョイントは、その一端又は両端に、前記軸穴に遊嵌されて保持される軸部を設けたことを特徴とする。前記軸穴は一例として座ぐり状の形態である。
本考案において、前記二種類の基本ブロックは、プラスチックの成形体により形成するか、または、木材の切削体により形成したものである。木材で形成した基本ブロックの軸穴は、プラスチック製の軸受部材を組み付けたものもある。板状のジョイントはプラスチック製であることが望ましいが、木製ジョイントを排除する趣旨ではない。軸穴は、ブロックの表裏両面に、座ぐり穴状に設けるが、設ける穴は奥側が小径になる段付き穴に形成されている。最奥の小径穴には、後述する軸部先端の抜け止め凸部が設けられる。
ジョイントの長さ方向一端または両端に設ける軸部は、前記ジョイントの厚さ方向でのセンターラインと同軸上に設けるか、又は、ジョイントの平面視状態において、当該ジョイントの上面または下面に偏位にさせて設けることがある。
また、軸部を備えたジョイントには、軸部を前記ブロックに設けるためにのみ用いるように形成した軸部ジョイントがある。軸部ジョイントは、ブロックが十字溝にジョイント部を嵌合させると当該ブロックが軸部を備えたブロック形態になる。軸部は、割ピン状の二又に形成し、その先端に抜止めの凸部が設けられている。
本考案ブロック玩具に用いる直方体ブロックの斜視図。 本考案ブロック玩具に用いる円柱体ブロックの斜視図。 図1の直方体ブロックの平面図。 図2の円柱体ブロックの平面図。 図3、図4のブロックのV−V矢視断面図。 図1~図5に示したブロックを接続するための板状のジョイントの第一例の平面図。 図6の板状ジョイントの正面図。 軸部を設けたジョイントの第一例の斜視図。 図8のジョイントの平面図。 図8のジョイントの側面図。 軸部付きジョイントの第二例の長さ方向中間を省略した平面図。 図11の軸部付きジョイントの正面図。 軸部付きジョイントの軸部と円柱体ブロックの軸穴の結合状態の第一例を示す断面図。 軸部付きジョイントの軸部と円柱体ブロック軸穴の結合状態の第二例を示す断面図。 軸部付きジョイントの第一例に車輪を回転自在に支持させて組み立てた基本ブロックによる自動車玩具の斜視図。
次に、図を参照して本考案に係る回転式組み立てブロック玩具の例について説明する。図1は本考案回転式組み立てブロック玩具に適用する直方体ブロック10の一例を示した斜視図、図2は同じく円柱体ブロック20の一例を示した斜視図、図3は図1の直方体ブロック10の平面図、図4は図2の円柱体ブロック20の平面図、図5は図3、図4のブロック10,20のV−V線矢視断面図である。
図1の直方体ブロック10は、図示した例では平面視正方形でその一辺長をAとすると共に、その高さHが前記長さAより少し小さい数値の立方体に近い木製又はプラスチック製の直方体で形成されている。なお、このブロック10は一辺長Aの立方体であってもよい。
図2の円柱体ブロック20は、前記直方体ブロック10の一辺長Aと同じ大きさの直径Aを有する平面視略正円形で、高さが前記ブロック1の高さHと同じ高さHを有する木製又はプラスチック製の短円柱体で形成されている。前記短円柱体の高さHも前記直径Aと同じにすることもできる。
上記2種のブロック10,20は、図6,図7に例示した板状ジョイント1と図8〜図10に例示した軸部付きジョイント100で接続される基本ブロックを構成しており、この基本ブロック(直方体ブロック10と円形ブロック20を基本ブロック10,20ということもある。)の上面と下面には、各面の中心に溝の交点が位置する十字状の溝30(以下、十字溝30という)が形成されている。十字溝30の中心には後述する軸部2を受け入れるための段付きの軸穴50が設けられている。十字溝30の深さDは、各ブロック10,20の高さHの1/2以下として、ブロック10,20の表裏に設ける十字溝30が当該ブロック10,20の厚み方向を貫通しない様にしている。
軸穴50は、その入口側の直径を、軸部2の基幹部の太さ(外径)より大きな内径に形成し、当該軸穴50の断面形状は、図5に例示するように、段付き穴50aとして形成されている。段付き穴50aは、最小径の貫通孔50bと該貫通孔50bの手前の段部50cを具備する。
図6と図7は、上記基本ブロック10と20同士を連結するための基本となる板状ジョイント1の一例の平面図と正面図である。
図6図7の板状ジョイント1は、プラスチック成形体で平面視略長方形の板状に形成されており、本体の大きさが、短辺の長さを前記ブロック10と20の一辺長A(直径A)の略半分の1/2A、長辺の長さをA、厚さを、前記十字溝30の幅wより僅かに小さい厚さtに形成している。そして当該本体の表裏両面には、後述する低いドーム状の凸部1cが散在するように設けられて板状ジョイント1を形成している。
図6,図7の板状ジョイント1の短辺側には、基本ブロック10,20における上下面の十字溝30の底が対向して形成する底部40の厚さ(上下幅)Tに略等しい幅の凹部1a,1bが形成されている。なお、凹部1a,1bは離型のため底側に向かう微小なテーパが付けられている。
図6,図7の板状ジョイント1の拡張パターンの板状ジョイントとして、図示しないが、長さを図6,図7のジョイント1より長く形成した板状ジョイントがある。例えば、拡張パターンの板状ジョイントとして、長辺が図6のジョイント1の2倍の長さ2Aや、4倍の長さの4Aに形成されたものがある。いずれの板状ジョイントも本体の短辺の長さ1/2Aと厚さtは、図6,図7のジョイント1と同じである。また前記いずれのジョイントも、その短辺側に凹部1a,1bと同じ凹部が形成されていると共に、本体の表裏両面に低いドーム状の凸部1cと同じ凸部が形成されている。
本考案において、前記拡張ジョイントと同趣旨の拡張ジョイントとしては、短辺の長さと厚さが基本の板状ジョイント1と同じであれば、長辺の長さは上記拡張例以外の長さにした板状ジョイントもある。
さらに、本考案組み立てブロック玩具に用いるジョイントとしては、例えば図6,図7の板状ジョイント11の長方形の本体部の形状を平面視略台形状に形成した異形のジョイントもある。
上記の基本ブロック10,20を連結するジョイントとしては、上記の平板状のジョイント1や拡張例のジョイント以外のジョイントがある。例えば、本体部が長方形状のジョイントを中間部で90度曲げたL字状ジョイント、或は、図6のジョイント1を中間部で45度捻った形態の捻りジョイントのような異形ジョイントである。なお、上記捻り角45度は一例であって45度から90度までの間で任意の角度に捻ったものでもよい。
さらに前記ブロック10,20を連結、接続するためのジョイントとしては、その平面形状が上記例の長方形や台形以外の多角形や円形、楕円形、星形等の異形板状とすることもできる。
以上で説明した直方体ブロック10、円柱状ブロック20、板状ジョイント1を用いると、前記ブロック10,20の十字溝30に板状ジョイント1を嵌合させることにより、様々な立体形象物を組立て造型することができる。
しかし、前記ブロック10,20と板状ジョイント1を組み合わせて組み立てたブロック玩具では、板状ジョイント1を介して連結したブロック同士10,20が不動、特に回転できないため、折角の立体形状物も動きのない置物にしかならない。
そこで本考案では、前記2種のブロック10,20を夫々の表裏に設けた十字溝30の中心に、後述する軸部付きジョイント100の軸部2の支持軸部2bを遊嵌できる段付きの軸穴50を設けた形態のものとする。即ち、前記ブロック10,20の表裏面の中心部に設けた軸穴50に支持される前記支持軸部2bと基幹部2aを備える軸部2を前記ジョイント1と一体に形成した軸部付きジョイント100とすることにより、所望形象物に組み立てるブロックの所要部位の十字溝30に軸部付きジョイント100を設け、この軸部2に、例えば、円柱体ブロック20を、その軸穴50において結合させると、当該ブロック20は、あたかも車輪のように自由回転する。
軸部付きジョイント100の例について、図8〜図10により詳しく説明する。
図8〜図10の軸部2を備えた板状ジョイント1は、図6、図7に例示した板状ジョイント1よりも長さを短く形成したものである。すなわち、図6、図7のジョイント1の長さ(左右方向)はA、幅(上下方向)は1/2Aであるが、図8〜図10の軸部付きジョイント100の板状ジョイント1では、前後方向の長さが2D、左右幅はHに形成されている。板状ジョイント1の厚さは、図6~図10のいずれのジョイント1においても同一である。
軸部付きジョイント100の軸部2は、図の例では、基幹部2aの根元例を板状ジョイント1の一方の面に一体に形成し、該基幹部2aの先端側に基幹部2aより小径の支持軸部2bを一体形成している。支持軸部2bは、その前半例が、割りピン状の二又部2cに形成されていると共に、先端に抜止め用のフランジ2dが形成されている。
上記構成を備えた軸部2を受け入れる基本ブロック10,20の軸穴は、次の構成を備えている。すなわち基本ブロック10、20の軸穴50は、図5に例示するように、軸部2の基幹部2aの太さより大きい直径の穴の底部を段付き穴50aに形成し、この段付き穴50aの中心に、軸部2の支持軸部2bがそのフランジ部2dごと嵌入される小径部50bを形成している。図5において、50cは小径部50bの入口段部である。
上記構成の軸穴50に軸部2が嵌入保持される態様は次の通りである。支持軸部2bの先端のフランジ2dが、軸穴50の小径部50bに入るとき、支持軸部2bの開いている二又部2cが小径部50bに扶窄されて当該小径部50bに入り、小径部50bをフランジ部2dが通過すると扶窄されていた前記二又部2cが再び開いて、小径部50bからフランジ部2dが抜けなくなる(但し、強く引っ張れば、入れる時とは逆の態様で小径部50bから抜ける)。
上記で説明した基本ブロック10,20の軸穴50と軸部2の関係は、図13に例示した通りである。
このように基本ブロック10,20は、軸部2の支持軸部50bに、軸穴50の小径部50bが支持されることにより、当該軸部2に対し回転自体に支持されることになる。そして、この支持は、フランジ部2dと小径部50bが持つ段部50cとの協働作用により抜止め保持される。
図11、図12は、図6、図7に例示した板状ジョイント1の左右両端に、軸部2を設けた軸部付けジョイント100の別例の平面図と正面図である。図11、図12の例でも軸部2を板状ジョイント1の上面(片面側)に設けているが、軸部2は、その支持軸部2bのセンター軸を板状ジョイント1の厚み側のセンターと一致するように位置付けて形成してもよい。
図14は軸穴50にプラスチック製の軸受60を装着した基本ブロック10又は20の平断面図である。軸受60は、軸部2の支持軸2bと抜け止めフランジ部2とを支持する軸穴60aを中心前半側に備え、後半側を軸部2の基幹部2aが遊嵌される大径部60bに形成されている。なお60cは外フランジである。上記軸受60は基本ブロック10,20が木製である場合に軸部2を支持する軸受部材として有用である。
以上に説明した軸穴50を有する基本ブロック10,20と、軸部付き板状ブロック100と、通常の板状ブロック1を用いると、一例として、図15に示すような4つの車輪Whが回転可能な車両Veを作ることができる。
本考案における上記軸部付きジョイント100と基本ブロック10,20は、上記車両以外の立体形象物において、首や肩や脚などの関節部の連結構造に用いることにより、先に本考案者が提案した組み立てブロック玩具の静止した立体形象物に動きを与えることが可能となるから、組み立てブロック玩具の興趣を著しく拡張することができる。
1 板状のジョイント
100 軸部付きジョイント
2 軸部
2a 基幹部
2b 支持軸部
2c 二又部
2d フランジ部
10,20 基本ブロック
10 直方体ブロック
20 円柱体ブロック
30 十字溝
40 十字溝30の底部
50 軸穴
50a 段付き穴
50b 最小径の貫通孔(小径部)
50c 小径部の段部
60 プラスチック製の軸受
t ジョイント1の厚さ
t‘ジョイント1の有効厚さ
A 正方形の一辺長又は円の直径
w 十字溝30の幅
D 十字溝30の深さ
T 上下の十字溝30の底が形成する底部40の上下幅

Claims (4)

  1. 平面正方形の立方体ブロック乃至該ブロックに近い直方体ブロックと、前記ブロックを平面から見た一辺と同長の直径を有する円柱体ブロックによる基本ブロックであって該ブロックの上面と下面に、当該基本ブロックの高さ方向を貫通しない深さの平面視十字状の十字溝を設けた基本ブロックと、前記十字溝に密に遊挿できる厚さと適宜長さを有する板状ジョイントを備えた組み立てブロック玩具において、前記直方体ブロックと円柱体ブロックは、前記十字溝の中心部に軸穴を形成し、前記板状ジョイントは、その一端又は両端に、前記軸穴に回転自在に抜け止め支持される軸部を設けたことを特徴とする回転式組み立てブロック玩具。
  2. 軸部は、板状ジョイントの上下面に関しいずれか一方の面に偏倚して設けるか、又は当該軸部の中心軸を板状ジョイントの厚み方向の中心軸にほぼ一致させて設ける請求項1の回転式組み立てブロック玩具。
  3. 軸穴は、先端側が小径の段付き穴に形成し、軸部は先端側に前記小径の穴に抜け止め遊嵌される支持軸部を備えた請求項1又は2に記載の回転式組み立てブロック玩具。
  4. 軸穴には、プラスチック製の段付き穴を備える軸受を装着した請求項1又は2に記載の回転式組み立てブロック玩具。
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