JP3209566U - 不快音が出ない静かな二段式伸縮ノイズレスストロー - Google Patents

Abstract

【課題】紙パック飲料を吸引すると紙パック内が減圧、変形し、息継ぎの為ストローから口を離すとストロー外管より外気が紙パック内に急激に流入する。その時に発生する不快音を防止できる二段式伸縮ストローを提供する。【解決手段】紙パックに装着している二段式伸縮ストローは最長約１５０ミリ、最短で約７５ミリ程度で外管４と内管３は係止部８で繋がって内管の先端がカットされている。紙パックに差し込む側のカット面を内管から外管に変更する。太い外管の先端を斜めにカットして刺し、細い内管で飲めば内管と紙パックの挿入部の間隙ができ、空気の出入りが自由と成り紙パック内部が減圧されず息継ぎ時の不快音の発生を防止できる。【選択図】図−２

Description

本考案は飲料が封入された紙パックから飲料物を飲用する為の液体封入容器用二段式伸縮ストローに関する。

一般に現在販売されている紙パック飲料には図１に示す構造の二段式伸縮ストローが図３の紙パック１３の外側に付着され備えられている。この二段式伸縮ストローを伸ばし、先端が斜めにカットされて尖った内管３を予め紙パック側に用意された丸穴１０（内側からラミネート９をされている所）に突き刺し穴をあけ内管３、外管４の順にストローを差し込む。
そして、紙パックの飲料を吸引すると、紙パック内部は減圧され、その結果紙パックの変形や飲料物の吸引が次第に難しくなる。
これを解消するには、ストローから口を離し、紙パック内に外部より空気が流入するまで待ち、紙パックの変形が元に戻ってから再度吸引再開をしなければならず、使用上大変不便であった。また、この時紙パック内部に外部から急速に空気が入り込む事により不快音が発生して周囲の方々にも不快な思いをさせている。近年この不快音防止の為、伸縮ストローに様々な加工を施しノイズレスを謳っている製品図８、図９も出ている。
しかし、目的に対して十分機能を発揮していなく、不快音が発生する。

特開２０１１−７８５５４ 公報 実用新案登録第３１４３００２号

現在一般に販売されている約２００ｍｌ入りの紙パック飲料を飲む時、パック本体等に何らかの方法で付属されている図１の二段式伸縮ストローを使用して予め紙パックに用意されたストロー差込口に差込飲料を飲む。
（図３、図４、図５）この時、紙パックの穴とストローとの間に間隙１２が無い為、飲み進めると次第に内部が減圧され箱が変形してくる。これを直す為に息継ぎをするとストロー飲み口より紙パックに外の空気が流入して圧力差がなくなり変形は解消するが、この時ズズズーと言った不快音が発生する。
一般に使用されている図１の二段式伸縮ストローにはこの不快音を防止する為図８の１６及び図９の１７の様な様々な工夫、加工がされているが、依然として不快音は発生する。そこでこの不快音を完全にシャットアウトする事が課題である。

付属された二段式伸縮ストローは先が斜めにカットされた内管３（小径の管）と外管４（大径の管）で構成されていて、ストローを伸ばして尖った内管の先を予め紙パックに用意されている開口穴に突き差して外管４より飲む。図３、図４、図５この方法が一般的である。これだと確実に不快音が発生する。
そこで今まで図１のストロー内管３の先をカットしていたものを図２の外管４の先をカットする様に変更する。
その結果図６に示すように紙パックに大きな穴が明き、その後更にストローを差し込めば内管３と穴の間に間隙１１が確保できる為、自由に空気が出入りできるので紙パックの変形や不快音を完全に防止できる。

図６及び図７が示す通り空気流入経路１１が確保されるので、紙パックの変形や飲料吸引時の不快音は完全に防止できる。

従来の一般的二段式伸縮ストローの図 本考案の二段式伸縮ノイズレスストローの図 従来の一般的に使用されているストローと紙パックの関係を示す図 従来の一般的に使用されている二段式伸縮ストローの内管部が紙パックのストロー挿入口を先端部が貫通した状況を示す図 従来の一般的に使用されている二段式伸縮ストローの内管部が紙パックを貫通後外管が貫通して、紙パック保護膜と外管ストロー間に間隙が無く密着している状態を示す図 本考案のストローと紙パックを示す図 本考案のストローが紙パックストロー挿入口を外管貫通後内管が通過して紙パックと内管ストローの間に十分空気が通る隙間がある状態を示す図 現在流通している一般的な二段式伸縮ストローＡの不快音防止用加工 現在流通している一般的な二段式伸縮ストローＢの不快音防止用加工

本実用新案の実施例１の二段式伸縮ノイズレスストローを図２に示す。
図２に示す二段式伸縮ノイズレスストロー２は所定の長さのストレート部４の直径約６ミリの外管に軸部４の内径より細い外径のストレート軸部３の直径約４ミリが組み合わさったスライド自在のごく一般的な二段式ストローである。
外管４の一端は内管３の抜け落ちを防止するために内管３の外径より小さく成る様係止部８設けられ、且つ内管３の両端は係止部内径より大きく成る様ストッパー加工５が施されている。
本実用新案は従来からある二段式伸縮ストローの係止部８の変更ではなく図１の内管３のカット面６を図２に示される外管４にカット面７を変更するもので単純で明解な変更のみである。

１，二段式ストロー
２，今回考案の二段式ストロー
３，内管
４，外管
５，ストッパー
６，内管カット面
７，外管カット面
８，系止部
９，紙パック内側保護膜
１０，紙パックのストロー挿入口
１１，間隙が十分ある状態
１２，間隙が無くストローが１０に密着している状態
１３，紙パック断面
１４，一般的に流通しているノズルレス機能を持たせ二段式伸縮性ストロー“Ａ”
１５，一般的に流通しているノズルレス機能を持たせ二段式伸縮性ストロー“Ｂ”
１６，ノズルレス機能の断面“Ａ”凸
１７，ノズルレス機能の断面“Ｂ”凹

Claims (1)

1. 所定の長さの真っ直ぐで、上、下の径が異なる２本以上の管が伸縮自在に組合わされる伸縮性ストローにおいて、最大径のストロー先端部が斜めにカットされていることを特徴とする二段式伸縮ノイズレスストロー。

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