JP3209540U - 収納量拡張機能付き旅行かばん - Google Patents

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Abstract

【課題】外観をすっきりさせ、収納空間を拡張できる旅行かばんを提供する。【解決手段】収納量拡張機能付き旅行かばんは第一シェル10、第二シェル15、内側ファスナー20、外側ファスナー40および内側連結テープ60を備える。第一シェルは第一開口周縁部11を有し、第二シェルは第二開口周縁部16を有する。内側ファスナーは内側エレメントを有し、外側ファスナーは二つの外側テープ41および外側エレメント43を有する。二つの外側テープはそれぞれ直線部位49、先端部位51および末端部位53を有する。二つの直線部位は第一開口周縁部および第二開口周縁部に別々に装着される。外側エレメントは二つの外側テープの先端部位の末端に位置する部位と、末端部位の末端に位置する部位とが相互に分離できず封じされる。内側連結テープは内側ファスナーの両端を連結することで内側ファスナーと結合し、環状になる。【選択図】図4

Description

本考案は、旅行かばん、特に収納量拡張機能付き旅行かばんに関するものである。
市販の色々な種類の旅行かばんの中では、荷物の損壊率を下げるために耐荷重および耐衝撃性を備えるハードケースがよく選ばれる。一部の収納量拡張機能付きハードケースは一定した収納空間まで拡張できる。現有の収納量拡張機能付き旅行かばんは二つのファスナーを有する。一つは開閉のためのファスナーであり、もう一つは収納空間を拡張するためのファスナーである。この二つのファスナーは使用されても使用されなくても外部に露出するため、旅行かばんの外観は比較的複雑だけでなく、すっきりしない。従って、現有の旅行かばんは収納量拡張機能およびすっきりした外観を兼ね備えることができない。
本考案は、ハードケースに適用し、収納空間を拡張し、外観をすっきりさせ、使用の便をはかることができる収納量拡張機能付き旅行かばんを提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するため、収納量拡張機能付き旅行かばんは第一シェル、第二シェル、内側ファスナー、外側ファスナーおよび内側連結テープを備える。第一シェルは第一開口周縁部を有する。第二シェルは第二開口周縁部を有する。内側ファスナーは二つの内側テープと、内側エレメントと、少なくとも一つの内側スライダーと、内側スライダーに装着された少なくとも一つの内側引手とを有する。二つの内側テープは第一開口周縁部および第二開口周縁部に別々に装着される。内側エレメントは二つの内側テープに装着される。少なくとも一つの内側スライダーは内側エレメントを相互に噛み合わせたり、分離させたりするように内側エレメントに装着される。内側エレメントと第一開口周縁部との間の距離は第一距離である。内側エレメントと第二開口周縁部との間の距離は第二距離である。外側ファスナーは二つの外側テープと、外側エレメントと、少なくとも一つの外側スライダーと、外側スライダーに装着された少なくとも一つの外側引手とを有する。二つの外側テープはそれぞれ直線部位、直線部位に平行せず直線部位の一端から伸びて形成された先端部位と、直線部位に平行せず直線部位の他端から伸びて形成された末端部位とを有する。二つの直線部位は第一開口周縁部および第二開口周縁部に別々に装着される。外側エレメントは二つの外側テープに装着される。少なくとも一つの外側スライダーは外側エレメントを相互に噛み合わせたり、分離させたりするように外側エレメントに装着される。外側エレメントは二つの外側テープの先端部位の末端に位置する部位と、二つの外側テープの末端部位の末端に位置する部位とが相互に分離できず封じされる。外側エレメントは二つの外側テープの直線部位に位置する部位と第一開口周縁部との間の距離が第三距離であり、二つの外側テープの直線部位に位置する部位と第二開口周縁部との間の距離が第四距離である。第三距離は第一距離より小さい。第四距離は第二距離より小さい。外側ファスナーは内側ファスナーの外周に位置する。内側連結テープは両側によって第一開口周縁部および第二開口周縁部を連結し、内側ファスナーの両端を連結することによって内側ファスナーと結合し、環状になる。
上述した構造により、使用状態に応じて旅行かばんを簡単に開閉したり、旅行かばんの収納空間を拡張したりすることができる。収納空間を拡張する必要がない場合、旅行かばんは外観がすっきりするため、一般の旅行かばんとは変わらない。
本考案の第1実施形態による旅行かばんの内側ファスナーが閉められた状態を示す斜視図である。 本考案の第1実施形態による旅行かばんの内側ファスナーが閉められた状態を示す別の一つの斜視図である。 図2中の3−3線に沿った断面図である。 本考案の第1実施形態による旅行かばんの内側ファスナーが閉められた状態を示す側面図の一部分である。 本考案の第1実施形態による旅行かばんの外側ファスナーが閉められた状態を示す側面図である。 本考案の第1実施形態による旅行かばんの外側ファスナーが閉められた状態を示す別の一つの側面図である。 図6中の7−7線に沿った断面図である。 本考案の第1実施形態による旅行かばんのロックを示す斜視図である。 本考案の第1実施形態による旅行かばんのロックおよび内側ファスナーを示す断面図である。 本考案の第1実施形態による旅行かばんのサイドロックを示す斜視図である 本考案の第2実施形態による旅行かばんを示す側面図である。 図11中の12−12線に沿った断面図である。
(第1実施形態)
図1および図2に示すように、本考案の第1実施形態による収納量拡張機能付き旅行かばん1は、第一シェル10、第二シェル15、内側ファスナー20、外側ファスナー40、内側連結テープ60、外側連結テープ65、ロック70およびサイドロック80を備える。
第一シェル10は、第一開口周縁部11を有する。第二シェル15は第二開口周縁部16を有する。第一シェル10および第二シェル15は金属、プラスチック材または繊維強化プラスチック材から製作されたハードシェル、布製、革製品から製作されたソフトシェル、前記を組み合わせたシェルまたは別の可塑性材質から製作されたシェルである。
内側ファスナー20は、二つの内側テープ21と、内側エレメント23と、二つの内側スライダー25と、二つの内側スライダー25に装着された引手27とを有する。二つの内側テープ21は第一開口周縁部11および第二開口周縁部16に別々に装着される。内側エレメント23は二つの内側テープ21上の第一開口周縁部11および第二開口周縁部16から離れる両側に装着される。二つの内側スライダー25は内側エレメント23に装着され、二つの内側テープ21の両端の間を往復移動するすることによって内側エレメント23を相互に噛み合わせたり、分離させたりする。図3に示すように、内側エレメント23と第一開口周縁部11との間の距離は第一距離D1である。内側エレメント23と第二開口周縁部16との間の距離は第二距離D2である。第一距離D1と第二距離D2とはほぼ一致する。
本実施形態において、二つの内側テープ21はそれぞれ一体化されるが、これに限らない。別の実施形態において、幅が足りない内側テープ21は二つの拡張テープ(図中未表示)によって第一開口周縁部11および第二開口周縁部16を連結する。
図4および図5に示すように、外側ファスナー40は内側ファスナー20の外周に配置され、二つの外側テープ41と、外側エレメント43と、二つの外側スライダー45と、二つの外側スライダー45に装着された引手47とを有する。二つの外側テープ41はそれぞれ直線部位49、直線部位49に平行せず直線部位49の一端から伸びて形成された先端部位51と、直線部位49に平行せず直線部位49の他端から伸びて形成された末端部位53とを有する。二つの直線部位49は第一開口周縁部11および第二開口周縁部16に別々に装着される。外側エレメント43は二つの外側テープ41に装着される。二つの外側スライダー45は外側エレメント43に装着され、二つの外側テープ41の両端の間を往復移動することによって外側エレメント43を相互に噛み合わせたり、分離させたりする。外側エレメント43は二つの外側テープ41の先端部位51の末端に位置する部位と、二つの外側テープ41の末端部位53の末端に位置する部位とが相互に分離できず封じされる。詳しく言えば、二つの外側スライダー45が二つの外側テープ41の先端部位51の末端および末端部位53の末端までスライドすれば、図4に示すように、二つの外側テープ41の先端部位51の先端から末端までの二つの連結線と、二つの外側テープ41の末端部位53の先端から末端までの二つの連結線とはそれぞれ二つの直線部位49に相対して斜めに伸びる。図7に示すように、外側エレメント43は二つの外側テープ41の直線部位49に位置する部位と第一開口周縁部11との間の距離が第三距離D3であり、二つの外側テープ41の直線部位49に位置する部位と第二開口周縁部16との間の距離が第四距離D4である。第三距離D3は第一距離D1より小さい。第四距離D4は第二距離D2より小さい。図1および図2に示すように、二つの外側テープ41および二つの内側テープ21が同時に展開されれば、二つの内側テープ21の一部分、二つの内側スライダー25および内側エレメント23が露出する。本実施形態において、第三距離D3と第四距離D4とはほぼ一致する。つまり、二つの外側スライダー45は第一開口周縁部11と第二開口周縁部16の中間に位置する。二つの外側引手47を引っ張れば二つの外側スライダー45をスライドさせることができる。第三距離D3と第四距離D4とはほぼ一致するが、これに限らない。別の実施形態において、二つの外側スライダー45をスムーズにスライドさせることさえできれば、第三距離D3と第四距離D4とが一致しなくてもよい。図4に示すように、外側エレメント43は二つの外側テープ41の先端部位51の末端および末端部位53の末端に位置する部位と第一開口周縁部11との間の距離が第五距離D5であり、二つの外側テープ41の先端部位51の末端および末端部位53の末端に位置する部位と第二開口周縁部16との間の距離が第六距離D6である。第一距離D1、第二距離D2、第五距離D5および第六距離D6はほぼ一致する。つまり、二つの外側テープ41の先端部位51の末端および末端部位53の末端は内側連結テープ60の中央に位置する。二つの外側スライダー45は二つの外側テープ41の直線部位49、先端部位51の末端と末端部位53の末端との間をスムーズに往復移動できる。
内側エレメント23において、第一開口周縁部11との間の距離は封じされた内側エレメント23の中央境界線から第一開口周縁部11までの距離であるが、これに限らず、内側エレメント23と連結した内側テープ21の一側または内側エレメント23から離れる他側から第一開口周縁部11までの距離であってもよい。第二開口周縁部16との間の距離は封じされた内側エレメント23の中央境界線から第二開口周縁部16までの距離であるが、これに限らず、内側エレメント23と連結した内側テープ21の一側または内側エレメント23から離れる他側から第二開口周縁部16までの距離であってもよい。外側エレメント43において、第一開口周縁部11との間の距離は封じされた外側エレメント43の中央境界線から第一開口周縁部11までの距離であるが、これに限らず、外側エレメント43と連結した外側テープ41の一側または外側エレメント43から離れる他側から第一開口周縁部11までの距離であってもよい。第二開口周縁部16との間の距離は封じされた外側エレメント43の中央境界線から第二開口周縁部16までの距離であるが、これに限らず、外側エレメント43と連結した外側テープ41の一側または外側エレメント43から離れる他側から第二開口周縁部16までの距離であってもよい。
図2および図4に示すように、内側連結テープ60は両側によって第一開口周縁部11および第二開口周縁部16を連結し、かつ内側ファスナー20の両端を連結することによって内側ファスナー20と結合し、環状になる。本実施形態において、二つの外側テープ41の先端部位51および末端部位53は縫い線によって内側連結テープ60に配置される。内側ファスナー20は旅行かばん1の四辺を囲む。内側連結テープ60は旅行かばん1の一側に配置され、第一シェル10および第二シェル15を展開したり結合させたりすることができる。別の実施形態において、第一シェル10および第二シェル15をスムーズに展開したり、結合させたりすることさえできれば、内側連結テープ60を延長し、内側ファスナー20で旅行かばん1の三辺を囲むことができる。
図2および図4に示すように、外側連結テープ65は内側連結テープ60の外側に装着され、かつ外側ファスナー40の両端を連結することによって外側ファスナー40と結合し、環状になる。本実施形態において、外側連結テープ65は長さが内側連結テープ60の長さより小さい。内側連結テープ60の長さは使用状況に応じて調整されることができる。外側連結テープ65は外側ファスナー40を固定し、外側ファスナー40の両端の下止(図中未表示)を遮蔽するが、これに限らない。外側連結テープ65は両側によって第一開口周縁部11および第二開口周縁部16を連結することによって外側ファスナー40を安定させることができる。別の実施形態において、内側連結テープ60に外側ファスナー40の両端を確実に固定することさえできれば、外側連結テープ65が配置されなくてもよい。
図1、図5、図8および図9に示すように、ロック70はロック本体71、嵌合機構73、四つのスリット75および制御ユニット77を有する。ロック本体71は第一シェル10に装着される。嵌合機構73はロック本体71に配置され、二つの内側引手27および二つの外側引手47をロックする。四つのスリット75はロック本体71に配置される。二つの内側引手27および二つの外側引手47は四つのスリット75に差し込まれる。制御ユニット77はロック本体71に配置され、嵌合機構73の解放およびロックを制御する。本実施形態において、制御ユニット77の往復移動によって嵌合機構73は四つのスリット75に差し込まれる二つの内側引手27および二つの外側引手47をロックまたは解放する。二つの内側引手27および二つの外側引手47は規格が同じである。四つのスリット75の中の二つのスリット75は内側ファスナー20に近い。二つの内側引手27は内側ファスナー20に近い二つのスリット75に差し込まれる。二つの外側引手47は内側ファスナー20から遠い二つのスリット75に差し込まれる。つまり、二つの内側引手27および二つの外側引手47はすべて四つのスリット75に入り込む。ロック70は内側ファスナー20および外側ファスナー40が勝手に開けられることを防止する。別の実施形態において、収納量拡張機能に影響を与えることさえなければ、ロック70が配置されなくてもよい。ロック70は第二シェル15に装着されてもよい。ロック70は配置位置が必ずしも旅行かばん1の内側連結テープ60に相対する一側であるとは限らず、外側ファスナー40に近い位置であれば好ましい。
図2、図4、図6および図10に示すように、サイドロック80はロック本体81、嵌合機構83、二つのスリット85および制御ユニット87を有する。ロック本体81は第一シェル10に装着され、かつ外側連結テープ65の横に据えられる。嵌合機構83はロック本体81に配置され、二つの外側引手47をロックする。二つのスリット85はロック本体81に配置される。二つの外側引手47は二つのスリット85に差し込まれる。制御ユニット87はロック本体81に配置され、嵌合機構83の解放およびロックを制御する。本実施形態において、制御ユニット87の往復移動によって嵌合機構83は二つのスリット85に差し込まれる二つの外側引手47をロックまたは解放する。二つの外側スライダー45が外側ファスナー40の両端までスライドする際、サイドロック80は二つの外側引手47を固定し、二つの外側引手47の振れを抑制する。別の実施形態において、サイドロック80は配置されなくても収納量拡張機能に影響を与えることがない。また、サイドロック80は第二シェル15に装着されてもよいが、二つの外側テープ41の先端部位51の末端および末端部位53の末端の横に位置しなければならない。
図2および図4に示すように、二つの外側引手47の作動によって二つの外側スライダー45が二つの外側テープ41の先端部位51の末端および末端部位53の末端に背いてスライドすれば、第一シェル10および第二シェル15が相互に接近する。二つの外側スライダー45が二つの外側テープ41の直線部位49までスライドすると、図7に示すように、第一シェル10と第二シェル15との間の距離が第三距離D3と第四距離D4の和に等しい。続いて、二つの外側スライダー45および二つの外側引手47をロック70の横まで移動させれば、図5に示すように、二つの外側引手47をロック70に嵌め込んでロックすることができる。二つの外側ファスナー40が完全に締められる際、二つの外側ファスナー40は二つの内側ファスナー20を遮蔽し、表に残る。上述したとおり、旅行かばん1の収納量拡張機能を使用する必要がない場合、旅行かばん1の外観は一般の旅行かばんとは変わらず、すっきりする。一方、外側ファスナー40が開けられ、二つの外側スライダー45が内側連結テープ60を有する旅行かばん1の一側までスライドすれば、第二シェル15に相対して第一シェル10をスウィングさせることができる、即ち旅行かばん1を完全に展開できる。
旅行かばん1の中の荷物が多すぎたことが原因で外側ファスナー40を締めて旅行かばん1を閉じることができない場合、図1および図2に示すように、二つの外側スライダー45を二つの外側テープ41の先端部位51の末端および末端部位53の末端に位置させたうえで、二つの内側引手27の作動によって二つの内側スライダー25を二つの内側テープ21の末端と反対方向にスライドさせれば、図3に示すように、第一シェル10と第二シェル15との間の距離が第一距離D1と第二距離D2の和に等しい、即ち外側ファスナー40を締めて旅行かばん1を閉じて形成した収納空間より収納空間が大きいため、多くの荷物を収納することができる。一方、二つの内側スライダー25は第一開口周縁部11と第二開口周縁部16の中間に据えられる。第一距離D1は第三距離D3より大きい。第二距離D2は第四距離D4より大きい。従って、二つの内側引手27は作動しても二つの外側ファスナー40または第一開口周縁部11および第二開口周縁部16の妨害を受けることがない。別の実施形態において、二つの外側スライダー45をスムーズにスライドさせることさえできれば、第一距離D1と第二距離D2とは一致しなくてもよい。
上述した構造により、旅行かばん1は収納量が二つのタイプである。図5および図6に示すように、内側ファスナー20を開け、外側ファスナー40で旅行かばん1を開閉する場合、旅行かばん1の収納容量は通常のとおりである。図1および図2に示すように、外側ファスナー40を開け、内側ファスナー20で旅行かばん1を開閉する場合、旅行かばん1の収納容量は拡張される。一方、内側ファスナー20および外側ファスナー40で旅行かばん1を閉める場合、旅行かばん1は二層のファスナーによる二重の盗難効果を有するため、外部から尖鋭物で内側ファスナー20および外側ファスナー40を開くことが難しい。また内側ファスナー20および外側ファスナー40のいずれか一つが壊れても、別の一つの壊れていないファスナーで旅行かばん1を開閉することができる。詳しく言えば、内側ファスナー20および外側ファスナー40を利用すれば収納空間を調整し、使用の便をはかることができる。内側ファスナー20または外側ファスナー40が締められた旅行かばん1は外観が非常にすっきりする。
(第2実施形態)
本考案の精神に基づいて旅行かばん1の構造を変えることができる。例えば、第1実施形態において、外側テープ41の先端部位51および末端部位53は内側連結テープ60に配置される。二つの外側テープ41の先端部位51および末端部位53の配置方式は第1実施形態により掲示された通りであるが、これに限らず変わってもよい。図11および図12に示したのは本考案の第2実施形態による旅行かばん1'である。第1実施形態との違いは次の通りである。旅行かばん1'はさらに二つの固定部90を備える。固定部90は一側が二つの外側テープ41の先端部位51および末端部位53を連結し、他側が第一開口周縁部11または第二開口周縁部16を連結するため、二つの外側テープ41の先端部位51および末端部位53を内側連結テープ60に縫製する工程が必要ではない。別の一実施形態において、二つの外側テープ41の先端部位51、末端部位53は第一開口周縁部11および第二開口周縁部16に連結され、幅が直線部位49の幅と異なる。旅行かばん1を開閉する際、内側ファスナー20に装着された二つの内側スライダー25および二つの内側引手27と、外側ファスナー40に装着された二つの外側スライダー45および二つの外側引手47とによって使用の便をはかることができる。別の一実施形態において、内側ファスナー20は一つの内側スライダー25または一つの内側引手27しかない。外側ファスナー40は一つの外側スライダー45または一つの外側引手47しかない。ロック70のスリット75の数および嵌合機構73の構造と、サイドロック80のスリット85の数および嵌合機構83の構造とは状況に応じて調整される。
以上、本考案は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1、1':旅行かばん、
10:第一シェル、
11:第一開口周縁部、
15:第二シェル、
16:第二開口周縁部、
20:内側ファスナー、
21:内側テープ、
23:内側エレメント、
25:内側スライダー、
27:内側引手、
40:外側ファスナー、
41:内側テープ、
43:内側エレメント、
45:内側スライダー、
47:内側引手、
49:直線部位、
51:先端部位、
53:末端部位、
60:内側連結テープ、
65:外側連結テープ、
70:ロック、
71:ロック本体、
73:嵌合機構、
75:スリット、
77:制御ユニット、
80:サイドロック、
81:ロック本体、
83:嵌合機構、
85:スリット、
87:制御ユニット、
90:固定部、
D1:第一距離、
D2:第二距離、
D3:第三距離、
D4:第四距離、
D5:第五距離、
D6:第六距離

Claims (11)

  1. 第一シェル、第二シェル、内側ファスナー、外側ファスナーおよび内側連結テープを備え、
    前記第一シェルは、第一開口周縁部を有し、
    前記第二シェルは、第二開口周縁部を有し、
    前記内側ファスナーは、二つの内側テープと、内側エレメントと、少なくとも一つの内側スライダーと、前記内側スライダーに装着された少なくとも一つの内側引手とを有し、二つの前記内側テープは前記第一開口周縁部および前記第二開口周縁部に別々に装着され、前記内側エレメントは二つの前記内側テープに装着され、少なくとも一つの前記内側スライダーは前記内側エレメントを相互に噛み合わせたり、分離させたりするように前記内側エレメントに装着され、前記内側エレメントと前記第一開口周縁部との間の距離は第一距離であり、前記内側エレメントと前記第二開口周縁部との間の距離は第二距離であり、
    前記外側ファスナーは、前記内側ファスナーの外周に装着され、二つの外側テープと、外側エレメントと、少なくとも一つの外側スライダーと、前記外側スライダーに装着された少なくとも一つの外側引手とを有し、二つの前記外側テープはそれぞれ直線部位と、前記直線部位に平行せず前記直線部位の一端から伸びて形成された先端部位と、前記直線部位に平行せず前記直線部位の他端から伸びて形成された末端部位とを有し、二つの前記直線部位は前記第一開口周縁部および前記第二開口周縁部に別々に装着され、前記外側エレメントは二つの前記外側テープに装着され、少なくとも一つの前記外側スライダーは前記外側エレメントを相互に噛み合わせたり、分離させたりするように前記外側エレメントに装着され、前記外側エレメントは二つの前記外側テープの前記先端部位の末端に位置する部位と、二つの前記外側テープの前記末端部位の末端に位置する部位とが相互に分離できず封じされ、前記外側エレメントは二つの前記外側テープの前記直線部位に位置する部位と前記第一開口周縁部との間の距離が第三距離であり、二つの前記外側テープの前記直線部位に位置する部位と前記第二開口周縁部との間の距離が第四距離であり、前記第三距離は前記第一距離より小さく、前記第四距離は前記第二距離より小さく、
    前記内側連結テープは、両側によって前記第一開口周縁部および前記第二開口周縁部を連結し、前記内側ファスナーの両端を連結することによって前記内側ファスナーと結合し、環状になることを特徴とする収納量拡張機能付き旅行かばん。
  2. 二つの前記外側テープの前記先端部位および前記末端部位は、前記内側連結テープに配置されることを特徴とする請求項1に記載の収納量拡張機能付き旅行かばん。
  3. さらに二つの固定部を備え、
    二つの前記固定部は、一側が二つの前記外側テープの前記先端部位および前記末端部位を連結し、他側が前記第一開口周縁部または前記第二開口周縁部を連結することを特徴とする請求項1に記載の収納量拡張機能付き旅行かばん。
  4. 前記第一距離と前記第二距離とはほぼ一致することを特徴とする請求項1に記載の収納量拡張機能付き旅行かばん。
  5. 前記外側エレメントは、二つの前記外側テープの前記先端部位の末端に位置する部位と前記第一開口周縁部との間の距離が第五距離であり、二つの前記外側テープの前記先端部位の末端に位置する部位と前記第二開口周縁部との間の距離が第六距離であり、前記第一距離、前記第五距離および前記第六距離はほぼ一致することを特徴とする請求項4に記載の収納量拡張機能付き旅行かばん。
  6. 前記第三距離と前記第四距離とはほぼ一致することを特徴とする請求項1に記載の収納量拡張機能付き旅行かばん。
  7. さらに外側連結テープを備え、
    前記外側連結テープは、前記内側連結テープの外側に装着され、かつ前記外側ファスナーの両端を連結することによって前記外側ファスナーと結合し、環状になることを特徴とする請求項1に記載の収納量拡張機能付き旅行かばん。
  8. 前記外側連結テープの長さは前記内側連結テープの長さより小さいことを特徴とする請求項7に記載の収納量拡張機能付き旅行かばん。
  9. 前記外側連結テープは、両側によって前記第一開口周縁部および前記第二開口周縁部を連結することを特徴とする請求項7に記載の収納量拡張機能付き旅行かばん。
  10. 前記内側ファスナーは、二つの前記内側スライダーおよび二つの前記内側引手を有し、前記外側ファスナーは、二つの前記外側スライダーおよび二つの前記外側引手を有し、
    さらにロックを備え、
    前記ロックは、ロック本体、嵌合機構、四つのスリットおよび制御ユニットを有し、前記ロック本体は前記第一シェルに装着され、前記嵌合機構は前記ロック本体に配置され、二つの前記内側引手および二つの前記外側引手をロックし、四つの前記スリットは前記ロック本体に配置され、二つの前記内側引手および二つの前記外側引手は四つの前記スリットに差し込まれ、前記制御ユニットは前記ロック本体に配置され、前記嵌合機構の解放およびロックを制御することを特徴とする請求項1に記載の収納量拡張機能付き旅行かばん。
  11. 前記外側ファスナーは、二つの前記外側スライダーおよび二つの前記外側引手を有し、
    さらにサイドロックを備え、
    前記サイドロックは、ロック本体、嵌合機構、二つのスリットおよび制御ユニットを有し、前記ロック本体は前記第一シェルに装着され、前記嵌合機構は前記ロック本体に配置され、二つの前記外側引手をロックし、二つの前記スリットは前記ロック本体に配置され、二つの前記外側引手は二つの前記スリットに差し込まれ、前記制御ユニットは前記ロック本体に配置され、前記嵌合機構の解放およびロックを制御することを特徴とする請求項1に記載の収納量拡張機能付き旅行かばん。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113397286A (zh) * 2020-03-16 2021-09-17 明昌工业股份有限公司 组合式行李箱及其组合单元

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