JP3209283U - 抗酸化作用付与装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】抗酸化作用がある水素ガスをヒトに対して摂取させる新規な抗酸化作用付与装置を提供すること。【解決手段】少なくとも、以下の(1)、(2)及び(3)を具備する抗酸化作用付与装置1である。(1)化学反応で水素ガスH2を発生させる水素ガス発生装置2(2)上記(1)水素ガス発生装置2で発生した水素ガスH2の温度を昇温制御する水素ガス昇温制御装置3(3)発生した該水素ガスH2をヒトに吸入させる水素ガス吸入マスク、又は、発生した該水素ガスを「ヒト若しくはヒトの一部」Aに接触させる水素ガス吐出充満容器27【選択図】図2
Description
本考案は、特定の水素ガス発生装置及び「水素ガス吸入マスク又は水素ガス吐出充満容器」を具備する抗酸化作用付与装置に関するものである。
水素ガスには還元性があり、体内において抗酸化作用を有するため、活性酸素等の酸化性物質が引き起こす体内の種々の悪影響を除去することが知られており、水素ガスを体内に摂取する方法や、該方法に使用される装置も種々知られている(例えば、特許文献1〜5)。
特許文献1には、水素ガスを「水素を溶解させた水」から発生させ、その水素ガスを鼻から吸入する方法が記載されている。
特許文献2、3、4には、水の電気分解で発生する水素ガスを鼻又は口から吸入する方法や、吸入マスクについて記載されている。
特許文献2、3、4には、水の電気分解で発生する水素ガスを鼻又は口から吸入する方法や、吸入マスクについて記載されている。
また、特許文献5には、「水素を溶解させた水」を保持する保水層を皮膚に接触させて、がんを予防・転移抑制する方法やシートが記載されている。
しかしながら、上記技術で使用する装置は、その内部に、水素ガス発生装置を具備するものではなく、水素を溶解させた水(所謂「水素水」)から水素を得ており、一旦「水素水」を製造して、そこから水素ガスを得ると言う無駄な段階をふむものであった。
また、水の電気分解に電気を使用するものであり、そこで使用する装置は電気を消費するものであった。
また、水の電気分解に電気を使用するものであり、そこで使用する装置は電気を消費するものであった。
一方、水素を発生させる方法には、水の電気分解以外にも多くが知られており、例えば、アルカリ水と両性金属を接触させる方法、酸性水とイオン化傾向が大きい金属を接触させる方法等が知られている。
例えば、特許文献6、7、8には、アルカリ水を、アルミニウム、シリコン等に接触させる水素ガスの発生装置が記載されている。
例えば、特許文献6、7、8には、アルカリ水を、アルミニウム、シリコン等に接触させる水素ガスの発生装置が記載されている。
しかしながら、「水素ボンベも水素水も使用しない特定の水素ガス発生装置」と、「特定のヒトに摂取又は接触させる装置」とを、極めてマッチング性良く組み合わせた装置は殆ど知られていなかった。
また、ヒトに摂取又は接触させる際の水素ガスの温度にまで検討の範囲を広げた技術は存在しなかった。
また、装置全体としてコンパクトにまとめられた装置も殆ど知られていなかった。
また、ヒトに摂取又は接触させる際の水素ガスの温度にまで検討の範囲を広げた技術は存在しなかった。
また、装置全体としてコンパクトにまとめられた装置も殆ど知られていなかった。
水素ガスには抗酸化作用があり、ヒトに摂取させることが有望視されてはいるが、上記したように、ヒトに対する水素ガスの接触方法、人に対する摂取装置・方法は極めて限られており、それらに特化した優れた方法に基づく装置の開発が望まれていた。
本考案は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、抗酸化作用がある水素ガスをヒトに対して摂取させる新規な抗酸化作用付与装置を提供することにある。
本考案者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、化学反応で水素ガスを発生させる水素ガス発生装置と、ヒトに摂取させる部材とを装置内で組み合わせて用いることによって、効果的に体を保護することができることを見出して本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、少なくとも、以下の(1)、(2)及び(3)を具備するものであることを特徴とする抗酸化作用付与装置を提供するものである。
(1)化学反応で水素ガスを発生させる水素ガス発生装置
(2)上記(1)水素ガス発生装置で発生した水素ガスの温度を昇温制御する水素ガス昇温制御装置
(3)該水素ガスをヒトに吸入させる水素ガス吸入マスク、又は、該水素ガスをヒトに接触させる水素ガス吐出充満容器
(1)化学反応で水素ガスを発生させる水素ガス発生装置
(2)上記(1)水素ガス発生装置で発生した水素ガスの温度を昇温制御する水素ガス昇温制御装置
(3)該水素ガスをヒトに吸入させる水素ガス吸入マスク、又は、該水素ガスをヒトに接触させる水素ガス吐出充満容器
また、本考案は、上記(2)水素ガス昇温制御装置が、少なくとも、15℃から45℃までの範囲で、水素ガスの温度を制御しつつ段階的に上昇させられるようになっているものである上記の抗酸化作用付与装置を提供するものである。
また、本考案は、上記(1)水素ガス発生装置が、金属にアルカリ水を接触させることによって水素ガスを発生させられるようになっているものである上記の抗酸化作用付与装置を提供するものである。
本考案によれば、上記問題点や課題を解決し、化学反応で水素ガスを発生させる水素ガス発生装置と、ヒトに摂取させる部材とを装置内で組み合わせて用いることによって、効率的で簡易な装置に構成することができ、日頃からヒトの体を好適に保護することができる。
具体的には、活性酸素、酸素ラジカル、ヒドロキシ(アニオン)ラジカル等の、細胞、細胞内組織(小器官)、体内物質を酸化させ易い物質(種)に対して、体に負担をかけることなく、効果的に対抗することが可能である。
具体的には、活性酸素、酸素ラジカル、ヒドロキシ(アニオン)ラジカル等の、細胞、細胞内組織(小器官)、体内物質を酸化させ易い物質(種)に対して、体に負担をかけることなく、効果的に対抗することが可能である。
上記(1)水素ガス発生装置として、アルミニウム等の金属にアルカリ水を接触させることによって水素ガスを発生させられるような装置を用いることによって、水の電気分解と言った電気を用いることが避けられ、水素ガス発生に用いた後の「アルミニウム等の金属」の化合物を、有用物として再利用することもできる。
また、発生させた水素ガスを、15℃から45℃までの範囲で温度制御して段階的に上昇させつつヒトの皮膚等に接触させることによって、正常な細胞組織は45℃を超えなければ組織破壊は起きず、特定の癌細胞の増殖を抑えたり、体内に転移した可能性がある全ての癌細胞も同時に不活性化させたりすることが可能である。
また、加温された水素ガスの接触によって体温を上昇させることで、免疫力がアップすると同時に、水素ガス固有の抗酸化作用で、体内の酸化を防止し、若い健康体を維持できる可能性がある。
また、加温された水素ガスの接触によって体温を上昇させることで、免疫力がアップすると同時に、水素ガス固有の抗酸化作用で、体内の酸化を防止し、若い健康体を維持できる可能性がある。
以下、本考案について説明するが、本考案は以下の実施の形態に限定されるものではなく、任意に変形して実施することができる。
本考案の抗酸化作用付与装置は、少なくとも、以下の(1)、(2)及び(3)を具備するものであることを特徴とする。
(1)化学反応で水素ガスを発生させる水素ガス発生装置
(2)上記(1)水素ガス発生装置で発生した水素ガスの温度を昇温制御する水素ガス昇温制御装置
(3)発生した該水素ガスをヒトに吸入させる水素ガス吸入マスク、又は、発生した該水素ガスをヒト若しくはヒトの一部に接触させる水素ガス吐出充満容器
(1)化学反応で水素ガスを発生させる水素ガス発生装置
(2)上記(1)水素ガス発生装置で発生した水素ガスの温度を昇温制御する水素ガス昇温制御装置
(3)発生した該水素ガスをヒトに吸入させる水素ガス吸入マスク、又は、発生した該水素ガスをヒト若しくはヒトの一部に接触させる水素ガス吐出充満容器
<水素ガス発生装置>
本考案に使用される水素ガス発生装置2は、化学反応で水素ガスを発生させるようになっているものであることが必須である。抗酸化作用付与装置1に具備された装置内で、化学反応で水素ガスを発生させることで、水素水等の途中段階の製品を必要としない、水素ガス発生装置2としては電気を消費しない、コンパクトにできる等が達成できる。
本考案に使用される水素ガス発生装置2は、化学反応で水素ガスを発生させるようになっているものであることが必須である。抗酸化作用付与装置1に具備された装置内で、化学反応で水素ガスを発生させることで、水素水等の途中段階の製品を必要としない、水素ガス発生装置2としては電気を消費しない、コンパクトにできる等が達成できる。
化学反応で水素ガスを発生させる装置の中でも、金属12にアルカリ水11を接触させることによって水素ガスを発生させられるようになっているものが、本考案の抗酸化作用付与装置に必要な水素の量としては十分である;アルカリ水1Lから最低1130Lの水素ガスが得られるので、よりコンパクトにできる、ボンベ代・電気代等のコストがかからない;等の点から好ましい。
また、例えば、自然石(石灰石等)、貝殻、珊瑚石等の天然物から得られた水素ガス発生前のアルカリ水は、カルシウムイオンの濃度が極めて高いため、水素ガス発生後の水は、カルシウムイオンを含有する水が副産物として得られる;水素ガス発生後の水をろ過したろ過水は、ほぼ中性であり副産物として有用である。
また、例えば、自然石(石灰石等)、貝殻、珊瑚石等の天然物から得られた水素ガス発生前のアルカリ水は、カルシウムイオンの濃度が極めて高いため、水素ガス発生後の水は、カルシウムイオンを含有する水が副産物として得られる;水素ガス発生後の水をろ過したろ過水は、ほぼ中性であり副産物として有用である。
図1(a)に、水素ガス発生装置2の概要を示す。水素ガス発生装置2における水素の発生は、金属12にアルカリ水11を接触させることによることが好ましい。該金属12には、合金も含まれ、金属含有物に加工したものも含まれる。
該金属元素としては、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、チタン(Ti)、スズ(Sn)等の金属が好ましく、安全性、コスト(安価)、生成物が有用物である等の観点から、アルミニウムが特に好ましい。特にアルミニウムの場合、反応生成物はろ過後に浄化材料として使用可能である点からも特に好ましい。また、該金属12としては、イオン化傾向の高い金属が好ましい。
該金属元素としては、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、チタン(Ti)、スズ(Sn)等の金属が好ましく、安全性、コスト(安価)、生成物が有用物である等の観点から、アルミニウムが特に好ましい。特にアルミニウムの場合、反応生成物はろ過後に浄化材料として使用可能である点からも特に好ましい。また、該金属12としては、イオン化傾向の高い金属が好ましい。
該アルカリ水のpHとしては、12以上が好ましく、12.5以上がより好ましく、13以上14が特に好ましい。(水素イオン濃度が高いほど水素ガス生成量が多い。)
例えば、アルミニウムの場合、アルミニウムの表面に生成される水酸化アルミニウム(Al(OH)3)は水に不溶であり、そのため反応が金属12の内部では起こり難くなる。しかし、上記pHの(強)アルカリ水であると、水酸化アルミニウムがアルミン酸イオンとなって水中に溶解し、金属12の表面の水酸化物被膜が溶解し、水素ガス活性の化学反応が金属12の内部にまで進行する。
例えば、アルミニウムの場合、アルミニウムの表面に生成される水酸化アルミニウム(Al(OH)3)は水に不溶であり、そのため反応が金属12の内部では起こり難くなる。しかし、上記pHの(強)アルカリ水であると、水酸化アルミニウムがアルミン酸イオンとなって水中に溶解し、金属12の表面の水酸化物被膜が溶解し、水素ガス活性の化学反応が金属12の内部にまで進行する。
金属元素としてアルミニウムを用いたときの最終的な化学反応について、示性式の記載方法は種々あるが、例えば以下の反応式(1)のようになる。
2Al+6OH− → 2(AlO3)3−+3H2 ・・・・・(1)
2Al+6OH− → 2(AlO3)3−+3H2 ・・・・・(1)
生成したアルミン酸塩は、好ましくは定期的にろ過除去する。このような方法で、化学量論的に、1Lのアルカリ水から、標準状態で1130L以上の水素ガスを得ることができるので、本考案の装置に用いる水素ガスの量としては十分である。
上記アルカリ水11は、特に限定はないが、自然石(石灰石等)、貝殻、珊瑚石等の天然物から得ることが、環境に優しいために特に好ましい。
また、該アルカリ水11を、アルミニウム(Al)等の金属12に接触させて水素ガスを発生させた後に「ろ過したろ過水」は、中性に近づくので、経口摂取も可能で、その点からも環境に優しい。
また、該アルカリ水11を、アルミニウム(Al)等の金属12に接触させて水素ガスを発生させた後に「ろ過したろ過水」は、中性に近づくので、経口摂取も可能で、その点からも環境に優しい。
水素ガス発生装置2で発生させた水素ガスは、水素ガス導入管15、23を通って、水素ガス吸入マスク17、又は、水素ガス吐出充満容器27に送られる。その間に、図1のように除湿フィルター18(図2では図示せず)を介することが好ましい。
<水素ガス昇温制御装置>
また、発生した水素ガスを水素ガス吐出充満容器27に送るときは、途中に、水素ガスの温度を昇温制御する水素ガス昇温制御装置3を設ける。
水素ガスの温度を昇温制御することは、圧力を高くして、水素ガス吐出充満容器27の中に導入又はノズルを利用して噴射させるために好ましいことに加え、以下の効果も奏する。
また、発生した水素ガスを水素ガス吐出充満容器27に送るときは、途中に、水素ガスの温度を昇温制御する水素ガス昇温制御装置3を設ける。
水素ガスの温度を昇温制御することは、圧力を高くして、水素ガス吐出充満容器27の中に導入又はノズルを利用して噴射させるために好ましいことに加え、以下の効果も奏する。
すなわち、温度が高いと水素ガスによって、気持ちが良くなったりすると共に、ヒト(の体)やヒトの(体の)一部の温度が上昇し、基礎体温も向上したり、血液循環の向上(血流促進)等で免疫力が上昇したり、白血球も増し活性化したりする。また、新陳代謝力が上がり、インシュリン分泌も促進される可能性がある。
また、癌細胞も約42℃を超えると、増殖が抑制され、アトポーシス(自滅)を促進させ、その結果、癌細胞を縮小させる可能性がある。
また、癌細胞も約42℃を超えると、増殖が抑制され、アトポーシス(自滅)を促進させ、その結果、癌細胞を縮小させる可能性がある。
本考案の抗酸化作用付与装置1は、水素ガス昇温制御装置3が、少なくとも、15℃から45℃までの範囲で、水素ガスの温度を制御しつつ段階的に上昇させられるようになっているものであることが好ましい。
好ましい昇温速度は、体温(の36℃位)から徐々に昇温し、好ましくは2分以上5分程度の時間をかけて徐々に昇温し、最高45℃±1℃にまで昇温することが、熱さに対するショックが少なく、水素ガスが皮膚組織から血液や体の深部(例えば、細胞壁、細胞膜、細胞核、骨髄等)に浸透するために好ましい。
36℃から45℃までにかける時間は、個人差があり様々であるが、より好ましくは5分〜20分であり、特に好ましくは10分〜15分であるが、限定されるものではない。
その後、20分以上キープすることが、本考案の効果を得るために好ましい。
好ましい昇温速度は、体温(の36℃位)から徐々に昇温し、好ましくは2分以上5分程度の時間をかけて徐々に昇温し、最高45℃±1℃にまで昇温することが、熱さに対するショックが少なく、水素ガスが皮膚組織から血液や体の深部(例えば、細胞壁、細胞膜、細胞核、骨髄等)に浸透するために好ましい。
36℃から45℃までにかける時間は、個人差があり様々であるが、より好ましくは5分〜20分であり、特に好ましくは10分〜15分であるが、限定されるものではない。
その後、20分以上キープすることが、本考案の効果を得るために好ましい。
<水素ガス吸入マスク>
図1を基に、発生した該水素ガスをヒトに吸入させる水素ガス吸入マスク17を具備する抗酸化作用付与装置1について説明するが、本考案は図1の具体的な態様に限定されるものではない。
図1を基に、発生した該水素ガスをヒトに吸入させる水素ガス吸入マスク17を具備する抗酸化作用付与装置1について説明するが、本考案は図1の具体的な態様に限定されるものではない。
図1の抗酸化作用付与装置1は、アルカリ水11と金属12が入っているボトル本体、連結ボトル14、及び、水素ガスを通す水素ガス導入管15が接続され、病状等の用途に対応して適宜形状を好適化した水素ガス吸入マスク17が接続されている(図1(a))。図1(b)にヒトが水素ガス吸入マスク17から水素ガスを吸引している様子を示す。
金属12は蓋13に係留されていて、蓋13の開け閉めに合わせて、取り入れと取り出しが可能のようになっていてもよい(着脱式になっていてもよい)。
ボトル本体には、アルカリ水11と共に、薬効成分、香気成分等を含有させることも好ましい。また、水素ガス導入管15と水素ガス吸入マスク17の間には、除湿フィルター18を設けることも好ましい。
ボトル本体には、アルカリ水11と共に、薬効成分、香気成分等を含有させることも好ましい。また、水素ガス導入管15と水素ガス吸入マスク17の間には、除湿フィルター18を設けることも好ましい。
水素ガス吸入マスク17を使用する場合には、装置をコンパクトにするために具備しなくてもよいが、水素ガス昇温制御装置3を具備して、水素ガスを昇温することも好ましい。温めた水素ガスの場合には、血液循環が高まるために更に好ましい結果が早く得られると共に前記した「加温した水素ガス」の効果が得られる。空気も同時に吸入するが、空気は肺胞から体内に運ばれるのみであるが、水素は脳内にも浸透する。
<水素ガス吐出充満容器>
図2を基に、発生した水素ガスH2を「ヒト若しくはヒトの一部」Aに接触させる水素ガス吐出充満容器27を具備する抗酸化作用付与装置1について説明するが、本考案は図2の具体的な態様に限定されるものではない。
図2を基に、発生した水素ガスH2を「ヒト若しくはヒトの一部」Aに接触させる水素ガス吐出充満容器27を具備する抗酸化作用付与装置1について説明するが、本考案は図2の具体的な態様に限定されるものではない。
図2(a)の抗酸化作用付与装置1は、「ヒト全体又はヒトの首以下の体」に接触させる水素ガス吐出充満容器27を具備するものであり、図2(b)の抗酸化作用付与装置1は、「ヒトの一部」に接触させる水素ガス吐出充満容器27を具備するものである。
図2(b)は乳房の例であるが、「ヒトの一部」としては、限定はないが、例えば、乳房、胴体、背中、胸、腰、手足等が挙げられる。「ヒトの一部」は、患部であることが好ましく、リンパ腺も好ましい。
図2(b)は乳房の例であるが、「ヒトの一部」としては、限定はないが、例えば、乳房、胴体、背中、胸、腰、手足等が挙げられる。「ヒトの一部」は、患部であることが好ましく、リンパ腺も好ましい。
図2(a)に示したように、水素ガス発生装置2から発生した常温の水素ガスは、水素ガス導入管23を通って水素ガス昇温制御装置3に入る。水素ガス昇温制御装置3の構成は特に限定はないが、水素ガスが「恒温槽の中に浸漬されている渦巻き状のチューブ管」に入り、上記温度範囲にコントロールされて徐々に昇温するようになっていることが好ましい。
適温に加温された水素ガスは、マット24の上部にある水素ガス吐出充満容器27に導かれ、ヒトに接触する。ヒトに水素ガスを接触させるための水素ガス吐出充満容器27は、例えば、多孔性フィルムの通気管から、水素ガスをヒト(の全体)に向けて、当てる(接触させる)ようになっているものが好ましい。このとき、体との間に柔軟な布をあてがうことが、初期のサーマルショックの緩和や、加温よって発汗する水を吸着せしめるためにも好ましい。
図2(a)に示したように、水素ガス吐出充満容器27を満たした水素ガスは、ヒトの体に接触し、一部は体内深部に浸透透過し、その後、例えば上部等に設置されている水素ガス排出口25から、水素ガス戻り管26を通り、水素ガス昇温制御装置3に循環する。
途中、好ましくは垂直部位には、除湿材31を内蔵したドレントラップ28を設け、水素ガス中の水分は、該ドレントラップ28で除かれるようになっていることが好ましい(図2(a))。
水分が除去された水素ガスは、再び、水素ガス昇温制御装置3に入り昇温されて循環する。
水分が除去された水素ガスは、再び、水素ガス昇温制御装置3に入り昇温されて循環する。
図2(a)のような、「ヒト全体又はヒトの首以下の体」用の水素ガス吐出充満容器27には、図1(a)に示したような水素ガス吸入マスク17が併用されていてもよい。水素ガス吸入マスク17をかけて、口腔、鼻腔等から、(空気と共に)吸引された水素ガスは、体内に取り込まれる。
ヒトの体に接触したり吸引されたりした水素は、一部は体内に浸透し、水素ガスの持つ抗酸化性と昇温による血流促進や免疫力の上昇で、多様な体内疾患を解消できる。
図2(b)の抗酸化作用付与装置1は、「ヒトの一部」である乳房に接触させる水素ガス吐出充満容器27を具備するものである。図2(a)の抗酸化作用付与装置1と同様に、水素ガス発生装置2から水素ガス導入管23を通った水素ガスは、恒温槽を通って昇温され、水素ガス導入管23を通って、水素ガス吐出充満容器27に放出又はその内部に充満される。
水素ガスは、前記温度範囲と昇温速度にコントロールされて、患部に放射され、約36℃から徐々に昇温し最高約45℃に加温される。このとき、体との間に柔軟な布をあてがってもよい。
水素ガスは、前記温度範囲と昇温速度にコントロールされて、患部に放射され、約36℃から徐々に昇温し最高約45℃に加温される。このとき、体との間に柔軟な布をあてがってもよい。
ヒトの「患部等の一部」に接触した水素は、体内に浸透し、水素ガスの持つ抗酸化性と昇温による血流促進、免疫力、新陳代謝、白血球等の上昇で、該部分の疾患を解消できる可能性がある。
<水素ガスの物性>
水素ガスの熱伝導率は、空気、窒素ガス、水蒸気、メタンガス、フッ素ガス等に比較して格段に高い。また、熱伝導率が極めて高いことで知られるヘリウムガスと比較しても、水素ガスの熱伝導率はそれよりも高い。
また、水素ガスは、物体に対しての浸透性・透過性が高い。その高い浸透性のために、ヒトに接触すると、その内部(例えば、細胞・臓器内)に浸透し易い。
水素ガスの熱伝導率は、空気、窒素ガス、水蒸気、メタンガス、フッ素ガス等に比較して格段に高い。また、熱伝導率が極めて高いことで知られるヘリウムガスと比較しても、水素ガスの熱伝導率はそれよりも高い。
また、水素ガスは、物体に対しての浸透性・透過性が高い。その高い浸透性のために、ヒトに接触すると、その内部(例えば、細胞・臓器内)に浸透し易い。
ヒトの一部として、限定はされないが例えば乳房を例にとって、本考案の特に好ましい態様を説明する。水素ガス発生装置2から発生した水素ガスは、水素ガス昇温制御装置3の加熱チューブ内の恒温槽で綿密な温度コントロールがされて、常温から徐々に加温されて、通気チューブから放射カップ(水素ガス充満容器27)から患部(乳房)に放射され、36℃から徐々に昇温され45℃に加温される。徐々に昇温するため、熱さに対するショックはない。
水素は軽いので、放射カップ(水素ガス吐出充満容器27)は下から上に向ける必要がある。このとき、患部位置との間に柔軟な布をあてがってもよい。
水素は、皮膚組織から血液や深部細胞や臓器まで温熱を伴って浸透透過する。特に、癌細胞は熱に弱く42℃前後で自滅する。
水素は軽いので、放射カップ(水素ガス吐出充満容器27)は下から上に向ける必要がある。このとき、患部位置との間に柔軟な布をあてがってもよい。
水素は、皮膚組織から血液や深部細胞や臓器まで温熱を伴って浸透透過する。特に、癌細胞は熱に弱く42℃前後で自滅する。
図3を例にとって、本考案の特に好ましい態様を説明する。
凹凸を形成したマット24の凹部には、通気管29が数列、通気孔30が数十個あり、通気孔30からは、恒温槽等の水素ガス昇温制御装置3で適温に加熱温熱された水素ガスが体内に向けて噴射放射される(図3(a)(d))。
図3(a)に示したように、マット24等の敷物の凸部はヒトに対するクッション機能を果たす。その上には、発汗を吸収する布を用いることも好ましい。該布は人体の着衣そのままでもよい。
凹凸を形成したマット24の凹部には、通気管29が数列、通気孔30が数十個あり、通気孔30からは、恒温槽等の水素ガス昇温制御装置3で適温に加熱温熱された水素ガスが体内に向けて噴射放射される(図3(a)(d))。
図3(a)に示したように、マット24等の敷物の凸部はヒトに対するクッション機能を果たす。その上には、発汗を吸収する布を用いることも好ましい。該布は人体の着衣そのままでもよい。
マット24の上部は、アルミ積層シートで覆われていて、水素ガスが漏えいすることを保護する。水素ガス充満容器27やマット24の好ましい材質の一例を、図3(c)に示す。該材質はアルミ箔が積層されているものが好ましい。
このシートのほぼ中央部位には、体に接触(浸透)した水素ガスを集めて還流する水素ガス戻り管26が接続されている。水素ガス戻り管26は、アルミ箔積層管材32でできていて、温熱によって発汗蒸発した水分を含む水素ガス中の水分を吸着するための除湿材31が管内径に挿入してあることが好ましい(図3(b))。なお、水素ガス戻り管26の下方にはこれらの水分を排出するためのドレントラップ28が設置してある。
このシートのほぼ中央部位には、体に接触(浸透)した水素ガスを集めて還流する水素ガス戻り管26が接続されている。水素ガス戻り管26は、アルミ箔積層管材32でできていて、温熱によって発汗蒸発した水分を含む水素ガス中の水分を吸着するための除湿材31が管内径に挿入してあることが好ましい(図3(b))。なお、水素ガス戻り管26の下方にはこれらの水分を排出するためのドレントラップ28が設置してある。
水素ガス発生装置2からバルブを介して適量出た水素ガスは、水素ガス昇温制御装置3である恒温槽内部にセットしてある加温チューブ内に入り、適温に加熱され徐々に昇温し、該温熱水素ガスは、マット24内部の数条で数十個の通気管29の通気孔30から人体に向けて人体の下部側から出る。水素ガスは軽いので、直ぐに上部側に拡散するため、下部側から出すことが好ましい(図3(a))。
本考案の抗酸化作用付与装置は、水素ガスをヒトが吸入したり、ヒトの全体又は「患部等の一部」に接触したりして、体内に取り込まれ、水素ガスの持つ抗酸化性と、好ましくは昇温による免疫力の上昇で、疾患を治癒できたりリラックスさせたりできるので、健康器具分野、医療分野等に広く利用されるものである。
1 抗酸化作用付与装置
2 水素ガス発生装置
3 水素ガス昇温制御装置
11 アルカリ水
12 金属
13 蓋
14 連結ボトル
15 水素ガス導入管
16 水素ガス吸入マスクと除湿フィルターの設置範囲
17 水素ガス吸入マスク
18 除湿フィルター
23 水素ガス導入管
24 マット
25 水素ガス排出口
26 水素ガス戻り管
27 水素ガス吐出充満容器
28 ドレントラップ
29 通気管
30 通気孔
31 除湿材
32 アルミ箔積層管材
H2 水素ガス
A ヒト若しくはヒトの一部
2 水素ガス発生装置
3 水素ガス昇温制御装置
11 アルカリ水
12 金属
13 蓋
14 連結ボトル
15 水素ガス導入管
16 水素ガス吸入マスクと除湿フィルターの設置範囲
17 水素ガス吸入マスク
18 除湿フィルター
23 水素ガス導入管
24 マット
25 水素ガス排出口
26 水素ガス戻り管
27 水素ガス吐出充満容器
28 ドレントラップ
29 通気管
30 通気孔
31 除湿材
32 アルミ箔積層管材
H2 水素ガス
A ヒト若しくはヒトの一部
Claims (3)
- 少なくとも、以下の(1)、(2)及び(3)を具備するものであることを特徴とする抗酸化作用付与装置。
(1)化学反応で水素ガスを発生させる水素ガス発生装置
(2)上記(1)水素ガス発生装置で発生した水素ガスの温度を昇温制御する水素ガス昇温制御装置
(3)該水素ガスをヒトに吸入させる水素ガス吸入マスク、又は、該水素ガスをヒト若しくはヒトの一部に接触させる水素ガス吐出充満容器 - 上記(2)水素ガス昇温制御装置が、少なくとも、15℃から45℃までの範囲で、水素ガスの温度を制御しつつ段階的に上昇させられるようになっているものである請求項1に記載の抗酸化作用付与装置。
- 上記(1)水素ガス発生装置が、金属にアルカリ水を接触させることによって水素ガスを発生させられるようになっているものである請求項1又は請求項2に記載の抗酸化作用付与装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016006115U JP3209283U (ja) | 2016-12-21 | 2016-12-21 | 抗酸化作用付与装置 |
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JP2016006115U JP3209283U (ja) | 2016-12-21 | 2016-12-21 | 抗酸化作用付与装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018105133A1 (ja) * | 2016-12-08 | 2018-06-14 | 杉山 修 | 水素流体閉サイクル装置 |
JP2019107386A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-04 | 株式会社フォーエス | 水素浸透装置 |
US11654307B2 (en) * | 2020-05-18 | 2023-05-23 | To2M Corporation | Gas-supplying mouth mask |
-
2016
- 2016-12-21 JP JP2016006115U patent/JP3209283U/ja active Active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018105133A1 (ja) * | 2016-12-08 | 2018-06-14 | 杉山 修 | 水素流体閉サイクル装置 |
JP2019107386A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-04 | 株式会社フォーエス | 水素浸透装置 |
US11654307B2 (en) * | 2020-05-18 | 2023-05-23 | To2M Corporation | Gas-supplying mouth mask |
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