JP3208059U - 位置検知用機器端末収納履物 - Google Patents

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Abstract

【課題】言葉が不自由な乳幼児から認知症の徘徊老齢者に至る広範囲の使用者が安全かつ簡易に使用でき、家族や介護者にとっても手間がかからない簡便かつ確実な位置検知用機器端末収納履物を提供する。【解決手段】位置検知用機器端末収納履物は中底部10を外した履物の踵部2の略中央部を開設された貫通孔部4と該貫通孔の上下開口部を覆う上蓋5と下蓋6及び貫通孔4に充填する緩衝材9及び踵部2の接地部を被覆する防滑層部7から構成されている。貫通孔部4の下部開口部より表面積の大なる下蓋6は踵接地部表面に水密状態に固着されてなり、貫通孔部4は水密状態の底板と開閉自在の上蓋を有する水密空洞部を形成し位置検知用機器端末8を緩衝材9を介して収納し履物内に中底部10を内装させる。【選択図】図1

Description

考案の詳細な説明
市販のGPS携帯端末や無線信号送信機を靴内に装着して使用者の現在位置情報を第三者が検索することにより、幼児や徘徊者あるいは言語表現を介しての意思疎通に問題を有する使用者に供するための位置検知用端末を収納した履物に関するものである。
従来、例えば認知症障害や高齢者等が市販のGPS携帯端末や無線信号送信機を履物内に保持することにより、迷子になった場合でもGPS測位や信号受信により、インターネット経由で親族、介護者等が位置情報を検索して早期発見、早期保護する方法が知られており、私的あるいは公的な介護サービス活動として使用されている。例えばGPS携帯端末や無線信号送信機を被検知者が常用している任意の履物内に挿入する薄型の収納保持具(特許文献1及び特許文献2)あるいはGPS携帯端末を収納した箱体を踵に埋め込んだ専用の履物(特許文献3)等が知られている。
登録実用新案 第3204123号公報 登録実用新案 第3199606号公報 特許公開 2006−223480号公報 しかしながら例えば認知症障害が進行した徘徊傾向が強い老人等の場合、当人の意志に関係なく本人が使用しているに履物内部に(特許文献1及び特許文献2)記述の端末収納保持具を挿入しても収納具の厚み等から徘徊者自身がこれを嫌悪して排除してしまう場合がある。またGPS携帯端末や上記送信機を収納した箱体を踵部に組込んだ専用履物を使用した場合であっても、硬質の機器収納箱体が柔軟な踵部に埋設されているために踵接地部が薄くなり使用頻度が高くなると踵接地外部が重点的に磨耗しやすくなり緩衝性減少により遂には前記収納箱体の破壊事故を生じさせるという問題点があった。
本考案の目的はこのような難点を解消するものである。すなわち要介護者である使用者本人に機器端末収納から派生する不快感や違和感を生じさせる事なく、また踵部の緩衝性を失う事のない位置検知用履物を提供するあるいは本人が現在履いている履物または履く予定である履物の中に検知機器端末を内装する様に改造することにより、本人の意志の有無を問わず、安全かつ簡易であり効果の確実な位置情報検索手段としての履物を提供することにある。
請求項1に記載の考案によれば、本位置検知用機器端末収納履物は中底部10を外した履物の踵部2の略中央部を上面(履物内部)から下面(接地部)に至るまで開設された貫通孔(空洞)部4と該貫通孔の上下開口部を覆う上蓋5と下蓋6及び前記貫通孔4に充填する緩衝材9及び前記踵部2の接地部を被覆する防滑層部7から構成されている。前記貫通孔部4の上部開口部より表面積の大なる上蓋5は開閉自在に前記上部開口部を覆う状態で載置もしくは一部固定されてなり、さらに前記貫通孔部4の下部開口部より表面積の大なる下蓋6は踵接地部表面に水密状態に固着されてなり、該踵接地部全面は前記下蓋6を含めて防滑層部7によって水密状態に被覆固着されている。従って前記貫通孔部4は水密状態の底板と開閉自在の上蓋を有する水密空洞部を形成することとなり位置検知用機器端末8を緩衝材9を介して収納し履物内に中底部10及び必要に応じインソールを内装せることにより課題を解決している。
前記、上蓋5及び下蓋6の材質は主として炭素繊維、硝子繊維、樹脂繊維及び天然繊維等を樹脂で硬化させた強化樹脂板や金属板であり剛性に優れ板厚1〜2ミリメートル程度の薄板であり、前記蓋板を覆うクッション性のある中底部10インソール11及び防滑材7により被覆されるので使用者の歩行に違和感や不都合を生じさせることがない。また前記防滑層部7は履物踵部2の最外部であるので磨耗に応じて容易に張り替えあるいは補修ができるので踵部内部に収納した位置検知用機器端末8を安全に保持できる。上述の通りの履物構造は工業生産されるあるいは工芸的に製作される履物のいずれの工程においても採用しやすいので位置検知用機器端末収納機能の付いた履物として完成品を生産販売することが容易であり、また現在使用している履物あるいは任意の履物を本考案の構造に改造する事も極めて容易である。
例えば認知症の徘徊者等に本履物を使用する場合には、家族あるいは介護者が徘徊者が使用している履物のインソール及び中底部をめくりあげ、上蓋を開けてから充電を済ませたGPS携帯端末あるいは無線信号送信機を各々の収納部の開口部に緩衝材を介して落とし込み、上蓋と中敷を元に戻すだけである。位置検知用機器端末の充電は2〜3週間程度であるので家族や介護者観察者にはそれ程大きな負担にはならない。徘徊者は外套、上着、携行品を紛失してしまう事例が報告されているが、履いていた靴まで紛失していた事例は少ないことが知られている。本考案では、薄型のGPS携帯端末及び無線信号送信機を使用するので、歩行に不安定感や不快感を有さず、徘徊者にとってあるいは家族や介護者にとって手間暇がかからず簡易かつ有効に使用者の位置情報を検索できる構成となっている。
内装するGPS携帯端末の一例では寸法が横約39、縦約46、厚さ約12、いずれもミリメートル、重さ約30グラムであり、また無線信号送信機は一例では寸法が直径約28、厚さ約9、いずれもミリメートル、重さ約20グラムであり使用者にとって負担になるものではない。またバッテリーの連続使用時間は約400時間であり、家族や介護者が徘徊者の不使用時に電源を切ると充電回数を減らす事ができるのは当然のことである。
上述のように本考案の位置検知用端末収納履物は、使用する本人に機器使用の負担感を感じさせず又、家族や介護者にとっても比較的容易かつ確実に使用できるものであり、万が一行方不明になった時の安全手段として極めて安心できるものである。また内装する上記位置検知用機器端末が小型軽量であるため成人のみならず、言葉が発達していない乳幼児の迷子対策としても安全、簡便かつ極めて効果的であるのは言うまでもない。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。[第1図]によって説明すると本図は位置検知用機器端末8を、緩衝材9を介して開孔(空洞)部である端末収納用貫通孔部4に収納し上蓋5、中底部10及びインソール(中敷)11を載置した使用状態を示す履物の縦中央断面図による説明図である。
[第2図]によって説明すると、本図は[第1図]に示すGPS携帯端末8を靴内に内装した使用状態を示す履物内部より見た構造分解図による説明図である。本図では便宜上、履物の覆甲部、インソール及び緩衝材を省略している。すなわち履物踵部略中央に方形の貫通孔4が踵部の上面から下面にまで開孔し、該開口面積より大なる上蓋5及び下蓋6が配置されてなり踵部2接地面積と略同寸法の防滑層部7が下蓋6を、中底部10が上蓋5を覆う状態で配置されている。上蓋5及び下蓋6は強靱な素材で且つ薄板であるので弾力性を有するインソール10及び防滑層部7で被覆されるために板厚が吸収されて段差等が生じない。上蓋5は貫通孔4上に載置あるいは該上蓋の一辺が開閉自在に踵部表面と接着もしくは該上蓋が中底部に接着する場合もあり得るものである。
[第3図]によって説明すると、本図は[第1図]に示すGPS携帯端末8を靴内に内装した使用状態を示す履物底部より見た構造分解図による説明図である。本図では便宜上、履物の覆甲部、インソール及び緩衝材を省略している。すなわち履物踵部略中央に方形の貫通孔4が踵部の上面から下面にまで開孔し、該開口面積より大なる上蓋5及び下蓋6が配置されてなり踵部2接地面積と略同寸法の防滑層部7が下蓋6を、中底部10が上蓋5を覆う状態で配置されている。上蓋5及び下蓋6は強靱な素材で且つ薄板であるので弾力性を有するインソール10及び防滑材7で被覆されるために板厚が吸収されて段差等が生じない。下蓋6は貫通孔4に覆置され水密状態に踵部に固着される。さらに踵部2接地面と略同形同面積の防滑層部7が下蓋6が固着した状態の踵部に被覆固着されることにより貫通孔4内部空間は水密状態を保持できるものである。貫通孔4内に収納されるのはGPS携帯端末8以外にも無線信号送信機等を装着しても自由である。
本考案実施例の位置検出用機器端末を履物踵部内に収納した使用状態を示す履物中央縦断面図による構造説明図である。 本考案実施例の[図1]における覆甲部、インソール及び衝撃緩衝材を除いた上面から見た構造分解斜視図である。 本考案実施例の[図1]における覆甲部、インソール及び衝撃緩衝材を除いた底面から見た構造分解斜視図である。
1 履物本体
2 踵部
3 底部
4 端末収納用貫通孔部
5 上蓋
6 下蓋
7 防滑層部
8 位置検知用機器端末
9 衝撃緩衝材
10 中底部
11 インソール
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の位置検出用機器端末を履物踵部内に収納した使用状態を示す履物中央縦断面図による構造説明図である。
【図2】本考案実施例の図1における覆甲部、インソール及び衝撃緩衝材を除いた上面から見た構造分解斜視図である。
【図3】本考案実施例の図1における覆甲部、インソール及び衝撃緩衝材を除いた底面から見た構造分解斜視図である。

Claims (1)

  1. 位置検知用機器端末を使用者の歩行に給する履物内に保持する手段として、該履物の踵部の略中央の内底から接地外部に上下に貫く貫通孔内に緩衝材を介して収納されてなり、前記貫通孔の上端開口部には該上端開口部を覆う上蓋が開閉自在に配設され前記貫通孔の下端開口部には該下端開口部を覆う下蓋が水密状態で固着されてなり、前記下蓋は前記踵部全面積を覆う防滑層部により被覆され水密状態に該踵部に固着されてなることを特徴とする位置検知機器端末収納履物。
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WO2019039465A1 (ja) * 2017-08-23 2019-02-28 サーパス浅野株式会社 靴底、靴、靴底の製造方法、及び靴の製造方法

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