JP3207465U - ベルトコンベヤ用キャリヤスタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】キャリヤローラの交換が極めて容易に行うことができるベルトコンベヤ用キャリヤスタンドを提供する。【解決手段】ベルトコンベヤに於けるキャリヤ側ベルトaの下を横切ってコンベヤフレーム2に両端を支持した水平バー材1の中央部から対向状に起立する短尺なインスタンド3と、上記水平バー材の両端から起立する長尺なサイドスタンド4と、上記インスタンド低所に支軸を介し内端側を回動自在に支持したサイドアーム5と、このサイドアームの外端側に設けた横長孔7と上記サイドスタンドの上端部から下方に向けた縦長孔8とを合致させて、この合致した上記横長孔と縦長孔とに挿通したボルトとナットからなる締付具9と、上記サイドアームの内端と外端とから上方に突出する突出片の上端軸受切り欠きに支軸13の両端切り欠き溝14を落とし込み係合させて軸承したサイドローラ12とからなる。【選択図】図3
Description
この考案は、ベルトコンベヤ用のキャリヤスタンドで、サイドローラ及びセンタローラの交換が極めて容易に行うことができるようにしたスタンドに関する。
ベルトコンベヤのベルトを支承するローラは、左右一対のサイドローラと、このサイドローラ間に存在するセンタローラとからなり、コンベヤフレームの前後に配置した並列バー材の両端で、それぞれ起立するように設けたサイドスタンドにサイドローラを、バー材の中央部から起立するように設けたインスタンドにセンタローラを支持させてある。
上記の支持は、サイドスタンド及びインスタンドの上端面から下方に向くU字状の軸受切り欠きにサイドローラ及びセンタローラの回転支軸の両端にその軸線に対し互いに平行に切り落として設けてある切り欠き溝を落とし込みにともなう嵌め込み係合させて回転支軸を不回転状態に軸承する(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
また、スタンド(ローラ支持部)を傾斜させてローラを交換するようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
ところで、特許文献1及び2のバー材から起立するインスタンド及びサイドスタンドの切り欠きに回転支軸の両端切り欠き溝を上方から落とし込んで係合関係にするので、ローラの交換にともない上述の係合関係を解除するに際しベルトを浮上させる必要が発生する。
このため、ベルトの下に棒材を通過させたのち、棒材の両端を引き上げながらベルトを浮上させるため、著しく手数がかかると共に、コンベヤの運転停止時間が長くなってコンベヤの稼働率が大幅に低下する問題があった。
また、インスタンド及びサイドスタンドで支承した三本のローラは、平面で直列状にならぶ。
すると、サイドローラとセンタローラとの対向端間に大きな間隙ができるので、この間隙にベルトが食い込んでベルトのスムーズな走行を阻害する問題も発生した。
すると、サイドローラとセンタローラとの対向端間に大きな間隙ができるので、この間隙にベルトが食い込んでベルトのスムーズな走行を阻害する問題も発生した。
さらに、特許文献3のスタンドを傾斜させる方式にあっては、ボルト及びナットによる締結をゆるめて横材への押圧状態を解き、然るのちローラ支持部材を倒すので、押圧及び押圧解除に著しく手数がかかる問題があった。
また、サイドローラを取り外すのに倒したあと元に戻しながら(角度を保ちつつ)固定する作業効率が悪い。
特に荷受部にスカートが設置してあると、作業性が著しく悪い問題があった。
特に荷受部にスカートが設置してあると、作業性が著しく悪い問題があった。
そこで、この考案は、上述の問題を解決したキャリヤスタンドを提供することにある。
上記の課題を解決するために、この考案は、ベルトコンベヤに於けるキャリヤ側ベルトの下を横切ってコンベヤフレームに両端を支持した水平バー材と、この水平バー材の中央部から対向状に起立するように設けた短尺なインスタンドと、上記水平バー材の両端から前記インスタンドに対向して起立するように設けた長尺なサイドスタンドと、上記インスタンド低所に支軸を介し内端側を回動自在に支持したサイドアームと、このサイドアームの外端側に設けた横長孔と上記サイドスタンドの上端部から下方に向けた縦長孔とを合致させて、この合致した上記横長孔と縦長孔とに挿通したボルトとナットからなる締付具
と、上記サイドアームの内端と外端とから上方に突出する突出片の上端から下方に向く軸受切り欠きに支軸の両端切り欠き溝を落とし込み係合させて軸承したサイドローラと、上記両インスタンドから上記ベルトの長手方向に突出するプレートの対向面上部に支軸を介し一端側を回動自在に支持したサイドアームと、このサイドアームの他端上縁から下方に向く軸受切り欠きに支軸の両端切り欠き溝を落とし込み係合させて軸承したセンタローラと、このセンタローラの上周面と上記ベルトとの接触状況を維持するように上記プレートに対する上記サイドアームの降下を阻止すると共に、降下阻止を解除できるように設けたロック手段とからなる構成を採用する。
と、上記サイドアームの内端と外端とから上方に突出する突出片の上端から下方に向く軸受切り欠きに支軸の両端切り欠き溝を落とし込み係合させて軸承したサイドローラと、上記両インスタンドから上記ベルトの長手方向に突出するプレートの対向面上部に支軸を介し一端側を回動自在に支持したサイドアームと、このサイドアームの他端上縁から下方に向く軸受切り欠きに支軸の両端切り欠き溝を落とし込み係合させて軸承したセンタローラと、このセンタローラの上周面と上記ベルトとの接触状況を維持するように上記プレートに対する上記サイドアームの降下を阻止すると共に、降下阻止を解除できるように設けたロック手段とからなる構成を採用する。
以上のように、この考案のベルトコンベヤ用のキャリヤスタンドアによれば、締付具を緩めてサイドアームの外端側を降下させると、横長孔の外向き端から内向き端の方向に、また縦長孔の上位端から下位端の方向に締付具のボルトが移動しながら降下方向に支軸を支点としてサイドアームが揺動し、その結果ベルトからサイドローラが遊離(離反)する。
すると、軸受切り欠きから支軸の切り欠き溝を脱出させて切り欠きに対する切り欠き溝の係合関係を解除したサイドローラを極めてスムーズに取り外して交換することができると共に、交換のための操作作業部位がコンベヤフレームのサイドにあるため作業が容易になる。
また、ロック手段によるロックを解除することでプレートに対しサイドアームを降下方向に回動させることができるので、サイドアームに保持されたセンタローラを降下させてベルトに対しセンタローラが遊離(離反)する。
すると、軸受切り欠きから支軸の切り欠き溝を脱出させて切り欠きに対する切り欠き溝の係合関係を解除したセンタローラを極めてスムーズに取り外して交換することができる。
さらに、サイドローラに対してセンタローラを千鳥状に配置してあるので、ローラの端縁間にベルトが食い込んでベルトの損傷をまねく不都合がない。
特にサイドローラの上側に荷こぼれ防止のスカートが設置されていてもスカートに何ら支障なくサイドローラの交換ができると共に、ベルトに搬送物が存在していても、ローラの交換がスムーズにできる。
この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この考案の実施形態では、図1から図8に示すように、ベルトコンベヤAに於けるキャリヤ側ベルトaの下を横切って前後に多数本並列する水平バー材1の両端をコンベヤフレーム2に取付金具などを介し支持する。
この考案の実施形態では、図1から図8に示すように、ベルトコンベヤAに於けるキャリヤ側ベルトaの下を横切って前後に多数本並列する水平バー材1の両端をコンベヤフレーム2に取付金具などを介し支持する。
上記のベルトコンベヤAは、周知のようにヘッドプーリ及びテールプーリと、このヘッドプーリとテールプーリとに無端状のベルトをかけ渡して(図示省略)構成してある。
上記水平バー材1の中央部には、対向状に起立する短尺なインスタンド3が、水平バー材1の両端には、インスタンド3に対向する長尺な(インスタンド3よりも上方への突出長さが長い)サイドスタンド4が設けてある。
また、インスタンド3の低所にサイドアーム5の内端側を支軸6を介し回動自在に支持し、このサイドアーム5の外端側に設けてある横長孔7とサイドスタンド4の上端部から下方に向くように設けてある縦長孔8とを合致させて、この合致した横長孔7及び縦長孔8にボルトとナットからなる締付具9のボルトを挿通する。
さらに、サイドアーム5の内端と外端からそれぞれ上方に突出する突出片10を設けて、この両突出片10の上端面から下方に向け軸受切り欠き11を設け、この欠く軸受切り欠き11にサイドローラ12の支軸13の両端外周面対向位置に設けてある切り欠き溝14を落とし込み係合させて、サイドアームにサイドローラ12を支承する。
また、インスタンド3からベルトaの長手方向に突出するプレート21の対向面上部に支軸22を介しサイドアーム23の一端を回動自在に取り付けると共に、このサイドアーム23の他端には、上縁から下方に向け軸受切り欠き24を設けて、この軸受切り欠き24にセンタローラ25の支軸26の両端外周面対向位置に設けてある切り欠き溝27を落とし込み係合させて、サイドアーム23にセンタローラ25を支承する。
なお、軸受切り欠き24に切り欠き溝27を落とし込み係合させたのち、図示のようにサイドアーム23に軸28を介し回動自在に末端を取り付けてある「つ」字状の抱き込み片29を図9反時計方向に回動させて、図6に示すように抱き込み片29により支軸26を抱き込むと、軸受切り欠き24に対する支軸26の脱出を防止することができる。
さらに、サイドアーム23には、ベルトaに対するセンタローラ25の上周面に接触状況下にサイドアーム23の降下を阻止すると共に、降下阻止を解除することができるロック手段Bが設けてある。
上記のロック手段Bは、図8、9及び図11に示すように、プレート21に透孔31を、サイドアーム23にベルトaとセンタローラ25の上周面との接触状況下に透孔31に嵌挿したボルト32をねじ込むように設けたネジ孔33とで構成したが、この構成以外にプレート21の溶接やねじ込みなどで取り付けてある筒状のガイド34にピン35とバネ36を組み込むと共に、ピン35の末端に設けてある撮み37を把持してピン35を引き戻すとバネ36が圧縮され、ベルトaにセンタローラ25の上周面を接触するようにサイドアーム23を回動させたとき、サイドアーム23の孔38にピン35が自動的に嵌入して、サイドアーム23の降下方向の回動を阻止する構成を並設したが、限定されず、その他の上記目的を達成する方式を用いてもよい。
上記のように構成すると、故障したサイドローラ12を取り替える場合、締付具9を緩めてサイドアーム5の外端を押し下げ(引き下げ)ると、締付具9のボルトが縦長孔8の上端から下方に、また横長孔7の外端から内端方向に移動しつつ支軸6を支点として図4時計方向にサイドアーム5が回動する。
すると、ベルトaに対しサイドローラ12の上周面が図3に示す状態から図4に示すように遊離(離反)するので、この状況下で、まずサイドローラ12の支軸13の外端側を上昇させて軸受切り欠き11から支軸13の外端側を脱出させ、然るのち支軸13の内端側を軸受切り欠き11から脱出させて図5に示すサイドローラ12を回収する。
回収後に新しいサイドローラ12の支軸13の内端を軸受切り欠き11に落とし込み係合し、次いで支軸13の外端を軸受切り欠き11に落とし込み係合したのち、サイドアーム5の外端側を上昇させてベルトaにサイドローラ12の上周面を接触させ、次いで締付具9を締め付ける。
故障したセンタローラ25を交換する場合、抱き込み片29による支軸26の抱き込みを解除したのち、ロック手段Bのボルト32を抜き取る。
次いで、ロック手段Bの把持した撮み37によりピン35を引き戻して、孔38からピン35の先端を引き抜く。
この状況下でサイドアーム23を降下方向に回動させて、ベルトaに対しセンタローラ25を図9鎖線から実線に示すように遊離(離反)する。
その後に軸受切り欠き24から支軸26を脱出させて、図10鎖線で示すようにセンタローラ25を回収する。
次いでサイドアーム23の軸受切り欠き24に新しいセンタローラ25の支軸26の端を落とし込み係合したのち、サイドアーム23を上昇方向に回動する。
すると、孔38にピン35が自動的に嵌入してサイドアーム23の降下方向の回動が阻止され、然るのち、透孔31に挿入したボルト32をネジ孔33にねじ込む。
また、抱き込み片29により支軸26の外端を抱き込んでおく。
また、抱き込み片29により支軸26の外端を抱き込んでおく。
なお、図3に示すようにサイドスタンド4に設けてある突出板51に重なり合うようにサイドアーム5に設けてある突出片52とに合致する透孔53を設けておくと、サイドアーム5を持ち上げて合致した両透孔53に工事用のシノ棒などを突き刺すことによりサイドアーム5の持ち上げ角度が一定になって、その後に締付具9の締め付け作業を行う(サイドアーム9の)角度決定に効果があると共に、存在するスカートゴムとのすきまの問題も解消でき、作業を確実に行うこともできる。
A ベルトコンベヤ
a ベルト
B ロック手段
1 水平バー材
2 コンベヤフレーム
3 インスタンド
4 サイドスタンド
5 サイドアーム
6 支軸
7 横長孔
8 縦長孔
9 締付具
10 突出片
11 軸受切り欠き
12 サイドローラ
13 支軸
14 切り欠き溝
21 プレート
22 支軸
23 サイドアーム
24 軸受切り欠き
25 センタローラ
26 支軸
27 切り欠き溝
28 軸
29 抱き込み片
31 透孔
32 ボルト
33 ネジ孔
34 ガイド
35 ピン
36 バネ
37 撮み
38 孔
a ベルト
B ロック手段
1 水平バー材
2 コンベヤフレーム
3 インスタンド
4 サイドスタンド
5 サイドアーム
6 支軸
7 横長孔
8 縦長孔
9 締付具
10 突出片
11 軸受切り欠き
12 サイドローラ
13 支軸
14 切り欠き溝
21 プレート
22 支軸
23 サイドアーム
24 軸受切り欠き
25 センタローラ
26 支軸
27 切り欠き溝
28 軸
29 抱き込み片
31 透孔
32 ボルト
33 ネジ孔
34 ガイド
35 ピン
36 バネ
37 撮み
38 孔
Claims (1)
- ベルトコンベヤに於けるキャリヤ側ベルトの下を横切ってコンベヤフレームに両端を支持した水平バー材と、この水平バー材の中央部から対向状に起立するように設けた短尺なインスタンドと、上記水平バー材の両端から前記インスタンドに対向して起立するように設けた長尺なサイドスタンドと、上記インスタンド低所に支軸を介し内端側を回動自在に支持したサイドアームと、このサイドアームの外端側に設けた横長孔と上記サイドスタンドの上端部から下方に向けた縦長孔とを合致させて、この合致した上記横長孔と縦長孔とに挿通したボルトとナットからなる締付具と、上記サイドアームの内端と外端とから上方に突出する突出片の上端から下方に向く軸受切り欠きに支軸の両端切り欠き溝を落とし込み係合させて軸承したサイドローラと、上記両インスタンドから上記ベルトの長手方向に突出するプレートの対向面上部に支軸を介し一端側を回動自在に支持したサイドアームと、このサイドアームの他端上縁から下方に向く軸受切り欠きに支軸の両端切り欠き溝を落とし込み係合させて軸承したセンタローラと、このセンタローラの上周面と上記ベルトとの接触状況を維持するように上記プレートに対する上記サイドアームの降下を阻止すると共に、降下阻止を解除できるように設けたロック手段とからなることを特徴とするベルトコンベヤ用キャリヤスタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016004264U JP3207465U (ja) | 2016-09-01 | 2016-09-01 | ベルトコンベヤ用キャリヤスタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016004264U JP3207465U (ja) | 2016-09-01 | 2016-09-01 | ベルトコンベヤ用キャリヤスタンド |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012112986A Continuation JP2013237552A (ja) | 2012-05-17 | 2012-05-17 | ベルトコンベヤ用キャリヤスタンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3207465U true JP3207465U (ja) | 2016-11-10 |
Family
ID=57243521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016004264U Expired - Lifetime JP3207465U (ja) | 2016-09-01 | 2016-09-01 | ベルトコンベヤ用キャリヤスタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3207465U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110949961A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-03 | 安徽华汇建材有限公司 | 一种用于码头原材料输送的运输设备 |
-
2016
- 2016-09-01 JP JP2016004264U patent/JP3207465U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110949961A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-03 | 安徽华汇建材有限公司 | 一种用于码头原材料输送的运输设备 |
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