JP3206219U - 寄せ植えポット苗固定具 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、この明細書の中で、「ポット苗を植木鉢に固定する」とは、植木鉢から取り外し不能にポット苗をしっかりと固定することを意味せず、植木鉢を静かに移動したり、僅かに傾けたりしてもポット苗の配置が変わらない程度に、緩く固定することを意味する。
また、スチロールの成型品を使用して、ポット苗を固定することも行われていた(例えば、特許文献1)。
この特許文献1に開示された寄せ植えポット苗固定具は、植木鉢に嵌め込み使用する草花固定用の固定具であって、その台座から複数本の支柱が等間隔に立設されるとともに、円錐形突子が台座中央に立設されている。そして、隣接する二つの支柱の内面と中央の円錐形突子の側面間でポット苗を挟み、各支柱の外周面を植木鉢の内周面に当接させるように形成されている。
〔1〕植木鉢内に複数のポット苗を固定するための合成樹脂発泡成形体からなる寄せ植えポット苗固定具であって、土台と、土台上に載置されたポット苗を植木鉢内で固定する複数の羽部材から成り、上記土台上にポット苗を載置するための複数のポット苗座が形成され、各羽部材は隣接する二つのポット苗と植木鉢の内側面の間に形成される隙間空間に配置される、寄せ植えポット苗固定具において、上記羽部材の少なくとも一つが上記土台とは別体に形成されていることと、上記土台の上面周縁部に羽部材収容部が形成されていることと、土台とは別体に形成されている羽部材の接続部が上記羽部材収容部に収容されることとを特徴とする、寄せ植えポット苗固定具。
〔2〕上記別体に形成されている羽部材が、当該羽部材の下端部に設けられた接続部を中心として回動可能に上記土台の羽部材収容部に収容されていることを特徴とする、上記〔1〕に記載の寄せ植えポット苗固定具。
〔3〕上記別体に形成されている羽部材が、下端部に略円柱形凸部を有し、上記土台の羽部材収容部が、側壁に略円柱形凹部を有し、上記略円柱形凸部が上記略円柱形凹部に嵌まることにより、当該羽部材が回動可能であることを特徴とする、上記〔2〕に記載の寄せ植えポット苗固定具。
〔4〕上記ポット苗座の少なくとも一つの高さが他のポット苗座の高さと異なることを特徴とする、上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の寄せ植えポット苗固定具。
〔5〕上記ポット苗座の高さが、上記土台とポット苗の間に敷かれるスペーサの厚さの選択で調整されることを特徴とする、上記〔4〕に記載の寄せ植えポット苗固定具。
〔6〕上記羽部材の内側面が二つの凹面からなり、それら二つの凹面は中央で縦方向に延在する稜線を境界とするように配置されていることを特徴とする、上記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の寄せ植えポット苗固定具。
〔7〕上記複数の羽部材の凹面で囲まれる空間が、上記土台に近い領域で狭く、遠い領域で広がる形状を上記羽部材が有していることを特徴とする、上記〔6〕に記載の寄せ植えポット苗固定具。
〔8〕上記土台および羽部材が、スチロール系樹脂発泡粒子成形体で形成されていることを特徴とする、上記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の寄せ植えポット苗固定具。
なお、本考案は、何らこの実施形態に限定されるものではなく、例えば他の花の懸崖作りを複数のポット苗を用いて実現したり、店のディスプレイ用に複数の花種からなる豪華な寄せ植えを実現したりする場合等にも適用できる。
また、発泡成形体の形態としては、上記した複雑な形状や、大きな形状であっても容易に製造できることから、発泡粒子を型内に充填して加熱成形された発泡粒子成形体が好ましい。この発泡粒子成形体は、例えば樹脂粒子に発泡剤を含浸させて発泡性樹脂粒子を作製し、前記発泡性樹脂粒子を発泡させて発泡粒子を得て、前記発泡粒子を所定形状の金型内に充填し、蒸気等で加熱して発泡粒子を融着させて型内成形することで得ることができる。
例えば、土台の形状を四角形にすること、載置するポット苗の数を4以上にすること、羽部材の回動中心部における接続部の形状を変えたり、回動をロックする機構を形成すること、突出段部を使わずに土台の上面にスペーサを置くことによってポット苗の高さを変えること、あるいは羽部材の一部は回動可能で一部は土台と一体に成型すること等は、当然に本考案の技術的範囲に属する。
2,2A,2B,2C 羽部材
3,3A,3B,3C 羽部材収容部
4 接続部
5 略円柱形凸部(回動軸)
6 略円柱形凹部
7,7A,7B,7C ポット苗座
8 突出段部
9,9a,9b 凹面
10 稜線
11 凸面
12 排水口
13 排水溝
20 植木鉢
30,30A,30B,30C ポット苗
Claims (8)
- 植木鉢内に複数のポット苗を固定するための合成樹脂発泡成形体からなる寄せ植えポット苗固定具であって、土台と、土台上に載置されたポット苗を植木鉢内で固定する複数の羽部材から成り、上記土台上にポット苗を載置するための複数のポット苗座が形成され、各羽部材は隣接する二つのポット苗と植木鉢の内側面の間に形成される隙間空間に配置される、寄せ植えポット苗固定具において、上記羽部材の少なくとも一つが上記土台とは別体に形成されていることと、上記土台の上面周縁部に羽部材収容部が形成されていることと、土台とは別体に形成されている羽部材の接続部が上記羽部材収容部に収容されることとを特徴とする、寄せ植えポット苗固定具。
- 上記別体に形成されている羽部材が、当該羽部材の下端部に設けられた接続部を中心として回動可能に上記土台の羽部材収容部に収容されていることを特徴とする、請求項1に記載の寄せ植えポット苗固定具。
- 上記別体に形成されている羽部材が、下端部に略円柱形凸部を有し、上記土台の羽部材収容部が、側壁に略円柱形凹部を有し、上記略円柱形凸部が上記略円柱形凹部に嵌まることにより、当該羽部材が回動可能であることを特徴とする、請求項2に記載の寄せ植えポット苗固定具。
- 上記ポット苗座の少なくとも一つの高さが他のポット苗座の高さと異なることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の寄せ植えポット苗固定具。
- 上記ポット苗座の高さが、上記土台とポット苗の間に敷かれるスペーサの厚さの選択で調整されることを特徴とする、請求項4に記載の寄せ植えポット苗固定具。
- 上記羽部材の内側面が二つの凹面からなり、それら二つの凹面は中央で縦方向に延在する稜線を境界とするように配置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の寄せ植えポット苗固定具。
- 上記複数の羽部材の凹面で囲まれる空間が、上記土台に近い領域で狭く、遠い領域で広がる形状を上記羽部材が有していることを特徴とする、請求項6に記載の寄せ植えポット苗固定具。
- 上記土台および羽部材が、スチロール系樹脂発泡粒子成形体で形成されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の寄せ植えポット苗固定具。
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JP2016002170U JP3206219U (ja) | 2016-05-12 | 2016-05-12 | 寄せ植えポット苗固定具 |
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JP2016002170U JP3206219U (ja) | 2016-05-12 | 2016-05-12 | 寄せ植えポット苗固定具 |
Publications (1)
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JP3206219U true JP3206219U (ja) | 2016-09-08 |
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Family Applications (1)
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JP2016002170U Active JP3206219U (ja) | 2016-05-12 | 2016-05-12 | 寄せ植えポット苗固定具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3206219U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020025488A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | トーホー工業株式会社 | 発泡樹脂製の鉢内台座 |
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2016
- 2016-05-12 JP JP2016002170U patent/JP3206219U/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020025488A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | トーホー工業株式会社 | 発泡樹脂製の鉢内台座 |
JP7199782B2 (ja) | 2018-08-10 | 2023-01-06 | トーホー工業株式会社 | 発泡樹脂製の鉢内台座 |
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