JP3205704U - ほぐししゃもじ - Google Patents

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Abstract

【課題】ご飯を誰でもきめ細かくほぐすことができ通常の米が上質米のようにほぐしができて、誰でもおいしいご飯を作ることができるほぐししゃもじを提供する。【解決手段】掬い部1の中央部分より他端に櫛の歯状のすき歯部4を設けてあり、掬い部1の略中央の固定部で回転可能になっているほぐししゃもじで、ほぐしのときは専用のすき歯部4でご飯をほぐし、盛り付けは掬い部1を回転してヘラ部3に転換してほぐされたご飯をよそうことができ、ふっくらほぐされているため軽くふんわりと盛り付けることができる。【選択図】図1

Description

本考案はしゃもじに関するものである。
しゃもじは、掬い部と柄部が一体形成をしており、全体に平坦な板状のものや、掬い部に、掬ったご飯を載置するための凹み部が形成されているものなどだった。
特開2013−183894号公報 実用新案第3170768号公報 実用新案第3047853号公報 特開2004−57348号公報
しかしながら、釜からご飯を掬う際に、掬い部によってご飯を押さえつけてしまうために、ふっくらしたご飯を掬うことが難しかった。また、掬い部が板状であるため
何度かほぐしをやってもうまくほぐせず、やりすぎると米粒の粘着で玉状になり限界であった。
そこで、本考案は、釜からご飯を掬うまえに、まずほぐしてふっくらしたご飯にしたいものとのぞまれたが従来のしゃもじでは平板形状でありほぐしご飯は難しくその解決を図るためほぐし用と掬いもできるしゃもじの提供をするものである。
上述の目的のため、かかるしゃもじは、一端が鋤状の略平板形状である掬い部と柄部とからなり他端が鍬状の略平板形状にしてあり、掬い部1が水平方向に回転可能となるように前記掬い部の略中央の固定部にて一体化されるように形成した、そして鋤状のすき歯と鍬状のヘラ部両方あることでほぐしはほぐし、掬いは掬いとしての最適な形状にしたことで可能となった。
鋤状のすき歯と鍬状のヘラ部両方あることで、ほぐしはほぐしとして最適な形状をしたすき歯があり、従来のしゃもじとは異なり同一のしゃもじ内においてほぐし、と掬いを分離した機能にて実現した。このすき歯はほぐされたご飯を掬いに適した鍬状のヘラ部で軽く掬うことでふっくらほぐされる、普通米が上質米のようにおいしくなるのでお米の購入単価を低く抑えることができ家計にとり経済的である、同一のしゃもじ内においてほぐしと掬いを分離して機能を高めたことで、従来のしゃもじではできなかったおいしいご飯になる、近年のお米離れを止めることも期待できる。
また、従来通常のしゃもじでは細かくほぐせないのが当然としていたが、鋤状のすき歯と鍬状のヘラ部が機能を分離して特化したので炊飯技術の向上になる、またしゃもじの製造において従来のしゃもじにわずかな部材を転嫁するだけでおおきな効果を図れるものである
ほぐししゃもじのすき歯使用の実施例の平面図である。 ほぐししゃもじのヘラ部使用の実施例の平面図である。 ほぐししゃもじの実施例である。 ほぐししゃもじの柄部から外した掬い部の平面図である。 ほぐししゃもじの柄部の平面図である。 ほぐししゃもじの正面図である。 ほぐししゃもじの図6のB部分拡大断面図である。 ほぐししゃもじの図6のD部分拡大図正面図である。 図5の柄部のA部分拡大平面図である。 ほぐししゃもじの実施例図である。
以下、本考案の実施の形態を、図面に基づき詳細な説明をする。
図1〜図10は本考案のほぐししゃもじの実施の形態を示す、しゃもじは掬い部1と柄部2とに分離されており、掬い部1は一端が鍬状のヘラ部で他端が鋤状のすき歯で略平板形状である掬い部1と、この掬い部1が水平方向に回転可能となるように中央部に回動軸9があって先端は傘形10、中間部は断面が小判形状にしてある、柄部2は通常のしゃもじと異なり手に持つ部分と掬い部1を回転自在に固定支持するものでご飯を掬う機能はなく掬い部1の固定部穴入口6と固定部穴7がある。
これにより掬い部1と柄部2を着脱できる、固定部穴7は回動軸9が自在に回転できる径にしてあり先端は固定部穴7の径より大きめの傘形10にしてあり、掬い部1と柄部2とを回動自在にして固定する、また、掬い部1が、ほぐしとしゃもじの向きを変換する場合、固定部穴7で回動軸9は回動できる、着脱の場合は掬い部1を柄部2に対して90度に回転すると回動軸9の小判形状の向きが柄部2の固定部穴入口6の向きと一致し、掬い部1を外方向へスライドさせることで着脱可能となる。
掬い部1の中央部分より他端に向かって数本のすき歯4が形成されており、これによって掬い部1の他端は鋤状になっている、このすき歯4は歯と歯の間隔が狭いとご飯粒が崩れてしまい、間隔が広いと玉状になりほぐしができない、間隔は15ミリ以上がほぐしに適していて歯の本数は3〜4本が使用に適している、また歯の巾も概ね2ミリから適している、材質はプラスチック、ポリプロプレンや合成樹脂、などが成形しやすくその他のものでもかまわない。
また、すき歯4とヘラ部3は、ご飯がほぐししゃもじに付着してしまう対策として表面に球面状の突起を形成させた対策を施すことでよりほぐし効果が上がる。
そして鍬状のヘラ部3はご飯を掬いやすくするため凹みを設けて、ご飯を載置しやすくしてある、また掬い部1は中央部分でのみ固定されるので強度補強のため折損防止のストッパーを設けてある。
上述は、通常の使用する家庭用ほぐししゃもじに関するサイズであるが業務用に使用する大きめのほぐししゃもじでは歯の巾、間隔、歯の本数などはその業務に合ったサイズが求められ機能的には同じほぐししゃもじである。
次に、ほぐししゃもじの使用方法を説明する。
まず図1はほぐししゃもじで、ほぐしを行うため、柄部1と掬い部2で、すき歯4を 使用状態に固定しておき、ご飯が炊きあがった釜へ図10のようにすき歯4を差し込みご飯のほぐす作業をする、先のほうから掬い上げるように掬って軽く上に持ちあげ、揺する様にして軽く放す、このとき飯粒と空気を概ね半々の割合で融和させるとふんわりほぐされたご飯ができる。
このように釜の中全体を巡にほぐして行くとご飯と空気が融和混合してふっくらとしたご飯になる。普通の米で炊いても上級クラスの米を炊いたご飯に仕上がる、通常のしゃもじだけでご飯を何度もほぐしをしても中々成果は出ない、ほぐしを続けると玉状になり限界がある。
寿司屋のシャリ切はお酢を混ぜて細かく切るので玉状にならず、またプロの技でふっくらしている、ほぐししゃもじにはこれに近い効果も期待できる。
図1はすき歯4が使用状態になっていて、茶碗への盛りつけのときは図2に示すように、ご飯を掬うことができるヘラ部3図2への切り替えをするため、掬い部1の略中央の固定部を中心として、柄部2に対して180度水平方向に回転して図2にようにヘラ部3に切り替る、すき歯4でほぐされてふっくらご飯を掬うときは、しゃもじを釜のご飯へ軽く斜めに掬うようにするとほぐしされた状態のご飯を盛ることができる。
1 掬い部
2 柄部
3 ヘラ部
4 すき歯
5 ストッパー
6 固定部穴入口
7 固定部穴
8 柄部
9 回動軸
10回動軸の傘型

Claims (4)

  1. 一端が鋤状の略平板形状である掬い部と柄部とからなることを特徴とするしゃも じ。
  2. 前記掬い部は他端が鍬状であってこの掬い部が水平方向に回転可能となるように前記掬い部の略中央の固定部にて前記柄部と一体化されることを特徴とする請求項1記載のしゃもじ。
  3. 前記掬い部は前記柄部から取外し可能に構成されたことを特徴とする請求項1記載のしゃもじ。
  4. 前記柄部に前記掬い部の一端または他端を固定するストッパーを設けたことを特徴とする請求項2または3記載のしゃもじ。
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