JP3205682U - 鯉のぼり掛軸、及び鯉のぼり掛軸セット - Google Patents

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【課題】鯉のぼりの原反から頭の部分を中心に切り出して裏打ち作業等を行って掛軸として完成された、室内でも十分な迫力を備えることのできる鯉のぼり掛軸を提供すること。【解決手段】鯉のぼりの原反から一部を切り取ったものを利用して完成させた掛軸であって、鯉のぼりの原反の一部20と、軸棒30、発装50、掛け緒60、巻き緒70を備えることを特徴とする鯉のぼり掛軸10とした。【選択図】図1

Description

本考案は、端午の節句を祝うために各家庭の室内に飾る鯉のぼり掛軸に関する。さらに言えば、鯉のぼりの原反から直接、頭の部分を中心に切り出して裏打ち作業等を行って掛軸として完成された、室内でも十分な迫力を備えることのできる鯉のぼり掛軸、及び鯉のぼり掛軸の前面に兜、前飾り、飾り台を設置した鯉のぼり掛軸セットに関する。
端午の節句は菖蒲の節句とも言われる。江戸時代以降は男子の節句とされ、身を守る鎧や兜を飾り、鯉のぼりを立てて男子の成長や立身出世を願ってお祝いをするのが習わしとなっていた。ところが、最近の住宅事情等の変化によって、各家庭に庭等のスペースが無く端午の節句を祝うために、本物の鯉のぼりを立てるためのスペースを確保するのが難しくなっている。そのため、小型の鯉のぼり(ミニチュアの鯉のぼり)を各家庭の玄関口やベランダ等に飾るようなことしかできなくなっているという実情がある。一方、掛軸とは、書や東洋画を裂(きれ)や紙で表装して、床の間などに掛けて鑑賞するものである。
室内に小型の鯉のぼりを立てて端午の節句を祝うことはできるが、小型の鯉のぼりでは実際に迫力に欠け、物足り無さを感じさせてしまうという課題があった。かかる課題を解決するために、特許文献1には、「室内で飾る鯉のぼりは、同位置方向の水平固定、または垂れ下がった状態であり眺めていても気持ちを楽しませるものでなかった。」と言うような、迫力に欠け、物足りなさを感じさせてしまい宜しく無いと言う課題を解決するために、「飾り台に設置されたポール部に吹流しの揺動軸、鯉の揺動軸を連結して、吹流し、鯉の向きを任意に変えることができる構成にすることで、風になびいて泳ぐ鯉のぼりを表現することができる。このことで、眺めていると気持ちがやすらぎ、楽しませる室内用鯉のぼりを提供できる(特許文献1要約:解決手段から抜粋)。」ように、室内に飾って端午の節句を祝うための、鯉のぼり(特許文献1:発明の名称)が開示されている。
特開2012−239711
特許文献1に係る考案は、室内で飾る鯉のぼりは、同位置方向の水平固定、または垂れ下がった状態であり躍動感が無いという課題を解決するために、風になびいて泳ぐ鯉のぼりを表現することができるようにしたものである。特許文献1に係る鯉のぼりは、多少の動きを伴うことで躍動感を表現することはできるが、小型の鯉のぼりであることは否めず、実際に迫力のあるスケールの大きな鯉のぼりを室内であっても楽しめるようなものが望まれていた。
このような事情に鑑み、出願人らは、日本古来の伝統文化である掛軸の技術を応用することで、室内においても本物の鯉のぼりの躍動感を出せるものと考え、本考案に至ったのである。本考案の目的は、鯉のぼりの原反から頭の部分を中心に切り出して裏打ち作業等を行って掛軸として完成された、室内でも十分な迫力を備えることのできる鯉のぼり掛軸を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願請求項1に記載した考案は、鯉のぼりの原反から一部を切り取ったものを利用して完成させた掛軸であって、前記鯉のぼりの原反の一部と、軸棒、発装、掛け緒、巻き緒を備えることを特徴とする鯉のぼり掛軸であることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載した考案は、請求項1に記載した考案において、前記鯉のぼりの原反の一部は鯉のぼりの頭の部分を含んでおり、鯉のぼりの頭の部分が上側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鯉のぼり掛軸であることを特徴とするものである。
本願請求項3に記載した考案は、請求項1または請求項2に記載した考案において、前記鯉のぼり掛軸の前面に、兜、前飾り、飾り台を設置する鯉のぼり掛軸セットであることを特徴とするものである。
本考案によれば、本物の鯉のぼりの原反から頭の部分を中心に直接切り出してから、裏打ち作業等を行って掛軸として完成されたものであるため、実物大ならではのスケール感があり、ミニチュア鯉のぼりとは違い迫力満点である。しかも、鯉のぼりの原反の一部は鯉のぼりの頭の部分を含んでおり、鯉のぼりの頭の部分が上側に配置されているので上昇する鯉のぼり自体の力強さをも兼ね備えたものである。従って、室内でも十分な迫力を備えることのできる鯉のぼり掛軸、及び鯉のぼり掛軸セット(鯉のぼり掛軸の前面に兜、前飾り、飾り台を配置したもの)を提供することができるようになった。
本考案に係る鯉のぼり掛軸(a)の全体正面図、及び一般的な掛軸の各部名称を説明するための全体正面図(b)である。 本考案に係る鯉のぼり掛軸セットの全体正面図である。 鯉のぼりの原反を示す正面図、及び切り出した部分の拡大図である。
<鯉のぼり掛軸、鯉のぼり掛軸セットの構造>
以下、本考案に係る鯉のぼり掛軸10について、図1〜図3を参照しつつ詳細に説明する。図1(a)は、本考案に係る鯉のぼり掛軸10の全体正面図である。図1(b)は、一般的な掛軸の各部名称を説明するための全体正面図(b)である。
図1に記載したように、本考案に係る鯉のぼり掛軸10は、和紙等に書や水墨画等を描いたもの(「本紙」と言う)を基にして作るのでは無く、鯉のぼりの原反の一部20をそのまま利用して完成させた掛軸であることにその特徴がある。鯉のぼり掛軸10は、鯉のぼりの原反の一部20と、軸棒30、軸先40、発装50、掛け緒60、巻き緒70を備えている。図2は、本考案に係る鯉のぼり掛軸セット80の全体正面図である。図2に記載したように、鯉のぼり掛軸セット80は、鯉のぼり掛軸10の前面に兜、前飾り、飾り台を配置したものである。
<鯉のぼり掛軸の製造方法>
本考案に係る鯉のぼり掛軸10の製造方法について説明する。図3は、鯉のぼりの原反を示す正面図、及び切り出した部分の拡大図である。図3に記載したように、鯉のぼり原反から掛軸に使用する部分(鯉のぼりの原反の一部20:図2において四角で囲った部分がこれにあたる)を切り出す。通常の掛軸であれば、書や水墨画等が書かれた和紙等(「本紙」と言う)が掛軸の正面に設置されるのであるが、本考案に係る鯉のぼり掛軸10においては、鯉のぼりの原反から直接切り出した部分(鯉のぼりの原反の一部20)が「本紙」に相当するということが大きな特徴と言える。
まず、鯉のぼり原反から直接切り出した部分(鯉のぼりの原反の一部20)を基にして掛軸として完成させるために、鯉のぼり原反から直接切り出した部分(鯉のぼりの原反の一部20)の裏側全体に和紙を貼る作業を行う。これは、掛軸を真っ直ぐな状態で安定させるために行うものであり、肌裏打ちという。具体的には、温度や湿度等の条件に合うように調合した和糊を、刷毛等を使って和紙に満遍なく塗ってから、和糊を和紙に満遍なく塗った和紙を鯉のぼりの原反から直接切り出した部分(鯉のぼりの原反の一部20)の裏側に貼り付けて、刷毛等を使用して皺にならないように伸ばしてから24時間程度の時間をかけて自然乾燥させる。
自然乾燥後、鯉のぼり原反から直接切り出した部分(鯉のぼりの原反の一部20)の裏側に和紙を貼る作業(肌裏打ち)を行ったものに対し、最終的な完成品として掛軸として使用する部分を決めるための(上下左右の)位置決めを行う(この位置決めに従って、端部は最終工程で裁断される)。そして、鯉のぼり原反から直接切り出した部分(鯉のぼりの原反の一部20)の裁断される端部を考慮して、鯉のぼりの原反の一部20の上下位置、及び軸棒30、発装50を取り付ける部分に、さらに和紙を貼り付けて補強した後、軸棒30を入れるための軸袋付けを行う。
次に、鯉のぼり原反から直接切り出した部分(鯉のぼりの原反の一部20)の裏側に和紙を貼る作業(総裏打ち)を行う。肌裏打ち作業と同様に、刷毛等を使用して皺にならないように和紙を伸ばしながら総裏打ち作業を行った後、24時間程度の時間をかけて自然乾燥させる。自然乾燥後の最終工程においては、総裏打ちされた掛軸に対し、端部を指定された寸法に裁断(断ち合わせ)し、左右の裁断部分を糊止め後、軸棒30、軸先40、発装50を取り付ける。そして、掛け緒60、巻き緒70の取り付けを行い、最後に仕上げ作業、及び検品作業を行い、本考案に係る鯉のぼり掛軸10を完成させる。
<鯉のぼり掛軸の効果>
本考案に係る鯉のぼり掛軸10は、本物の鯉のぼりの原反の一部20を利用している。即ち、本物の鯉のぼりの原反から頭の部分を中心に直接切り出してから、裏打ち作業等を行って掛軸として完成されたものである。実物大の鯉のぼりの一部を切り取ってそのまま直接使用しているため、本物ならではのスケール感がありミニチュア鯉のぼりとは違い迫力満点である。
しかも、鯉のぼりの原反の一部20は鯉のぼりの頭の部分を含んでおり、鯉のぼりの頭の部分が上側に配置されているので、見た目にも上昇する鯉のぼり自体の力強さをも兼ね備えたものである。従って、室内でも十分な迫力を備えることのできる鯉のぼり掛軸10を提供することができるようになった。さらに、鯉のぼり掛軸10の前面に兜、前飾り、飾り台を配置することで、室内でも十分な迫力を備えることのできる鯉のぼり掛軸セット80を提供することができるようになった。
<鯉のぼり掛軸の変更例>
本考案に係る鯉のぼり掛軸10、及び鯉のぼり掛軸セット80は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、鯉のぼりの原反の一部20、軸棒30、軸先40、発装50、掛け緒60、巻き緒70等の構成を、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
本考案に係る鯉のぼり掛軸は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、端午の節句を祝うために各家庭に飾る鯉のぼり掛軸、及び鯉のぼり掛軸セットに関する分野等で好適に用いることができる。
10・・鯉のぼり掛軸
20・・鯉のぼりの原反の一部
30・・軸棒
40・・軸先
50・・発装
60・・掛け緒
70・・巻き緒
80・・鯉のぼり掛軸セット

Claims (3)

  1. 鯉のぼりの原反から一部を切り取ったものを利用して完成させた掛軸であって、
    前記鯉のぼりの原反の一部と、軸棒、発装、掛け緒、巻き緒を備えることを特徴とする鯉のぼり掛軸。
  2. 前記鯉のぼりの原反の一部は鯉のぼりの頭の部分を含んでおり、鯉のぼりの頭の部分が上側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鯉のぼり掛軸。
  3. 前記鯉のぼり掛軸の前面に、兜、前飾り、飾り台を設置することを特徴とする鯉のぼり掛軸セット。
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