JP3205428U - 温灸器用の固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温灸器の重心を安定させて温灸器の温度を制御し、患者から火傷を避けることができる温灸器用の固定装置を提供する。【解決手段】本体202とシリンダ204を含む温灸器200用の固定装置であって、本体202は、収納空間2022を有している。固定装置は、シリンダ204の端部を接続するためのシリンダ接続点212と、モグサを保持するための保持要素214と、シリンダ204の作動を安定させるための固定要素216と、を含んでいる。【選択図】図2

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2015年8月6日に出願された出願番号104212712の台湾出願に基づく利益を主張し、その内容は参考として本明細書に取り入れるものとする。
考案の属する技術分野
本考案は、温灸器用の固定装置に関し、特に、温度を制御できる温灸器用の固定装置に関する。
中国の伝統医学における鍼灸は、「鍼」及び「灸」という二つの部分を含む。「灸」は、著しい効能を果たすことができるため、長い年月を経ても中国で広がっている。灸の方法は、モグサ又は艾火主に火を点けることにより、熱及び艾火の焼灼で人の経穴に作用し、温熱刺激を与えることによって、経絡を介して、疾患の治療の目的を達成する。
従来の灸法は、患者の皮膚の上に直接にモグサをひねったものである艾▲火主▼を立てて火をつけて焼ききる(透熱灸)ため、患者に痛みや不快感を引き起こし、或いは、艾の下に物を置いて経穴に伝導熱を間接に伝える(隔物灸)ため、近すぎると痛みや不快感も引き起こす。よって、これらの治療方法を受けることができる患者が多くない。現在、最も一般な灸法は、筒状の温灸器を利用する温筒灸である。図1は、従来の温灸器の構造図である。図1に示すように、温灸器100は、ベース102とスリーブ104を有する。ベース102とスリーブ104は、空気循環のための中空構造を有する。スリーブ104には、艾▲火主▼(モグサ)106が配置される可能である。艾▲火主▼106を点火すると、温灸器100の中央における空気の流れを介して、薬効をベース102の下にある経穴にもたらす。このような従来の温灸器100を使用すると、温度を制御し難く、治療効果も大幅に減少する。
温灸器の温度を制御するために、温度感知素子を有する温灸器を開発した。温度が所定温度を超えた場合、温灸器に配置されたシリンダを使用し、艾▲火主▼を皮膚から離す。シリンダの作動で艾▲火主▼を駆動することは、皮膚の火傷を避けるものの、温灸器の重心が不安定になり、経穴に固定し難い。
従来技術の欠点を克服するために、温灸器用の固定装置が開示される。
上記課題を解決するために、本考案は、温灸器に配置される特別な固定装置により、温灸器の重心を安定させて温灸器の温度を制御し、患者から火傷を避けることができる。
従来技術に鑑み、本考案は、温灸器用の固定装置を提出する。前記温灸器用の固定装置は、収納空間を有する本体と、シリンダと、を含む温灸器用の固定装置であって、前記シリンダの端部を接続するためのシリンダ接続点と、艾▲火主▼を保持するための保持要素と、前記シリンダの作動を安定させるための固定要素と、を含む。
上述の目的を達成するために、温灸器用の固定装置を提出する。前記温灸器用の固定装置は、収納空間を有する本体と、前記収納空間の一側に配置されるシリンダと、を含む温灸器用の固定装置であって、前記シリンダの端部を接続するためのシリンダ接続点と、艾▲火主▼を保持するための保持要素と、前記シリンダの作動の時、前記本体を安定させるために、前記シリンダの相対側に配置され、前記本体と接続される固定要素と、を含む。
上述の目的を達成するために、温灸器用の固定装置を提出する。前記温灸器用の固定装置は、本体と、前記収納空間の一側に配置される作動装置と、を含む温灸器用の固定装置であって、前記本体は、入口装置と、本体の中央に設けられた可動部材と、を有し、圧縮空気が前記入口装置を通って前記作動装置に入る時、前記可動部材を駆動し、前記固定装置は、前記作動装置の端部を接続するための接続点と、可動部材を保持するための保持要素と、前記作動装置の作動の時、前記温灸器のバランスを崩されないようにするための固定要素と、を含む。
本考案は、温灸器に配置される特別な固定装置により、温灸器の重心を安定させて温灸器の温度を制御し、患者から火傷を避けることができる。
従来の温灸器の構造図である。 本考案の実施形態に係る固定装置と温灸器との組み合わせを示す断面図である。 本考案の好ましい第一実施形態に係る固定装置を示す図である。 本考案の好ましい第二実施形態に係る固定装置を示す図である。 本考案の実施形態に係る固定装置と温灸器を示す分解図である。 図2におけるシリンダを示す拡大図である。 図2におけるシリンダを示す拡大図である。 本考案の実施形態に係る別の固定装置と温灸器との組み合わせを示す断面図である。 本考案の実施形態に係る温灸器の温度を制御するためのシステムを示す図である。
以下のように、本考案を実施例に基づいて詳述するが、あくまでも例示であって、本考案の範囲はこれらの実施形態に限定されない。本考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲に記載されており、さらに実用新案登録請求の範囲の記載と均等な意味及び範囲内での全ての変更を含んでいる。
図2は、本考案の実施形態に係る固定装置と温灸器200との組み合わせを示す断面図である。固定装置と組み合わた温灸器200は、本体202、シリンダ204、ベース206及び温度感知素子208を含む。本体202は、艾▲火主▼210及び固定装置を収納する収納空間2022を有する。本考案において、固定装置は、複数の部品を組み合わせたものである。固定装置は、シリンダ接続点212、バネ片(保持要素)214、固定要素216及び円板218を含む。シリンダ接続点212は、シリンダ204の一つの端部が円板218に固定される固定位置である。バネ片214は、艾▲火主▼210を保持して収納空間2022の中央に位置させ、ベース206の上の開口部を通過することができる。固定要素216は、本体202に固定され、円板218を摺動自在に貫通し、シリンダ204の作動を安定させるガイド部品である。温灸器200にある艾▲火主▼210は、可動部材として、バネ片214及びシリンダ接続点212を介してシリンダ204と接続される。艾▲火主▼210は、シリンダ204の作動の時、固定要素216のガイドにより、温灸器200のバランスを崩されない(温灸器200を傾斜にならない)ように、垂直方向に往復運動する。
温灸器200は、単一のシリンダ204によって艾▲火主▼210を駆動するため、固定要素216の不在の場合には、温灸器200を傾斜にしやすくなる。図2に示すように、本考案は、固定要素216がシリンダ204の相対側に取り付けられる。固定要素216は、方向をガイドするように設置されているので、温灸器200の重心を安定させて平衡状態に到達することができる。以下、固定要素216の設置について、詳細に説明する。
図3は、本考案の好ましい第一実施形態に係る固定装置を示す図である。図3において、必要な要素だけが図示され、それ以外の要素は示されていない。本考案の実施形態に係る固定装置は、円板302を含む。円板302は、艾▲火主▼を通すための中央孔304と、固定要素308を貫通するための側孔306とを有する。固定要素308は、本体310に固定される。シリンダ312の作動の時、シリンダ312に接続された円板302は、シリンダ312に応じて上下に移動し、固定要素308に沿って摺動する。図3に示すように、本考案の好ましい実施形態によれば、円板302の側孔306は、中央孔304と円板302の端部との間に配置されている。図4に示すように、本考案の好ましい実施形態によれば、円板402の側孔406は、円板402の端部に配置されている。側孔406は、シリンダ412の作動の時に固定要素408で本体410を安定させる限り、円板402の外周のいずれか一箇所に設けられてもよい。固定要素の設置位置は、図3及び図4に限定されるものではなく、シリンダ412の作動を安定及びガイドできれば、本考案の範囲に包含される。本考案の実施形態に係る固定要素は、貫通位置が異なっていてもよく、本体のいずれか一箇所に固定されてもよい。例えば、図2〜4に示す実施形態において、固定要素は、一端が本体の上に固定され、他端が固定されていない。しかし、固定要素は、一端が本体の下に固定されてもよく、他端が固定されておらず、シリンダをガイドする効果を達成するために、円板を摺動自在に貫通でき、当業者がこれを理解できる。
艾▲火主▼の燃焼の時の高温に耐え、使用の後に清潔にしやすくなるためには、固定要素の材料は、アルミニウム合金又はベークライト(Bakelite)である。これにより、固定要素は、艾▲火主▼の燃焼の時に、約150℃の温度に耐えることができる。使用の後に、温灸器及び固定装置をアルカリ溶液に浸し、艾▲火主▼の燃焼によって生成させたタールを除去することができる。
図2において、温度感知素子208は、ベース206に設置され、温灸器200内の温度が予め温度を超えるかどうかを感知するためのものである。ベース206は、上部開口と下部開口を有する中空構造である。上部開口は、艾▲火主▼210を入れるためのものであり、下部開口は、患者の皮膚の上に配置するものである。よって、温度感知素子208は、ベース206の下部開口に設置されることで、皮膚の温度が予め温度を超えるかどうかも感知できる。
図5の分解図に示すように、温灸器500の本体510は、ベース520から分離することができる。本考案の実施形態に係るベース520は、取り外し可能であり、温灸器の温度が高すぎると、他のベースで取り外して交換することができ、又、次の患者に使用し続けることもでき、温灸器の温度が低下することを待つ必要がない。
シリンダの駆動について、図2に示す。図2において、温灸器200は、二つの空気入口220を有する(一つの空気入口のみを示す)。空気入口220は、気圧源から圧縮空気を受け取る。空気管222は、空気入口220とシリンダ204と接続されている。他の空気入口も他の空気管でシリンダ204と接続されている。圧縮空気は、空気管222を介して、シリンダ204の上部入口(図示せず)に入り、シリンダ204を駆動して下向き駆動力を生成させ、艾▲火主▼210を下に移動させる。シリンダ204の下部入口は、他の空気入口からの空気を受け取り、シリンダ204は、上向き推力を生成させ、艾▲火主▼210を上に移動させる。本実施形態における空気入口220は、温灸器200の相対的に高い位置に設置される。空気が熱膨張冷収縮特性を有するので、金属のシリンダ204は、艾▲火主▼210の燃焼底部から離れば、熱による空気の体積膨張は、シリンダ204の作動に影響を与えにくい。
図6(A)と図6(B)は、図2におけるシリンダを示す拡大図である。図6(A)と図6(B)における矢印は、空気の流れ方向を示す。図6(A)に示すように、空気は、シリンダ604の下部入口6042から入た後、シリンダ604のピストン6046を上方に突出させ、上昇の勢いにより、円板を上に移動させ、バネ片で保持された艾▲火主▼を上に移動させる。図6(B)に示すように、、空気は、シリンダ604の上部入口6044から入た後、シリンダ604のピストン6046を下方に戻せ、円板を下に移動させ、バネ片で保持された艾▲火主▼を下に移動させる。
上記のシリンダの駆動について、本考案を実施する場合の一例を示すものであって、本考案を以上に説明する具体的構成に限定するものではなく、当業者であれば。種々の変更、改良を行うことができる。例えば、圧縮空気は、単一入口を通ってシリンダに入って、艾▲火主▼を移動させる。単一入口を有するシリンダは、単動シリンダ又は複動シリンダであってもよい。単動シリンダにはバネが設けられ、圧縮空気がある時、圧縮空気によってピストンを単一方向に移動させ、圧縮空気がない時、バネの弾性によってピストンを元の位置に戻す。複動シリンダは、ピストンを逆方向に移動させる時、同一入口を通って真空状態になり、往復運動を達成できる。
図7は、本考案の実施形態に係る別の固定装置と温灸器700との組み合わせを示す断面図である。固定装置と組み合わた温灸器700は、本体702、シリンダ704、ベース706及び温度感知素子708を含む。温灸器700は、図2の温灸器200とほぼ同じような配置を有するが、シリンダ704は、図2における配置方向と逆になり、ベース706に近い位置に配置する。このように、圧縮空気がシリンダ704の下部入口(図示せず)に入ると、上向き推力を生成させ、艾▲火主▼710を上方に移動させる。シリンダ704の上部入口は、空気入口720からの空気を受け、シリンダ704を駆動して下向き推力を生成させ、艾▲火主▼710を下方に戻せる。
温灸器の温度を制御するために、温灸器の温度感知素子は、温度監視装置(例えば温度コントローラ)に接続される。温度監視装置は、温度の監視に使用することを除いて、温度が高すぎるとシリンダの作動方向を変更し、艾▲火主▼を患者の皮膚から離れる。温度が予め温度を下回った場合に、シリンダの作動方向を再び変更し、艾▲火主▼を患者の皮膚に接近させる。
図8は、本考案の実施形態に係る温灸器の温度を制御するためのシステムを示す図である。図8に示すように、システムは、温灸器810、温度コントローラ820及び空気圧縮機830を含む。温灸器810には、導線840によって温度コントローラ820に接続される温度感知素子が設けられる。温度コントローラ820は、空気圧縮機830の圧縮空気の供給方向を決定するための電磁弁850を含む。電磁弁850は、温灸器810の二つの空気入口に接続され、温灸器810における艾▲火主▼の移動方向を制御するために、異なる空気入口よって空気を提供する。電源投入の後、温度検出素子を使用することで、温灸器810のベース内の温度を検出する。ベース内の温度が予め温度を超えると、空気の供給方向を制御し、艾▲火主▼の位置を上昇させる。ベース内の温度が別の予め温度を下回ると、電磁弁850によって他の空気入口から空気を供給し、艾▲火主▼の位置を降下させる。
温灸器を使用する場合、まず、艾▲火主▼を温灸器の中央に保持して火をつけ、患者の経穴の上に配置する。その後、気流を制御するスイッチを入れ(電源投入)、異なる空気の供給方向により、シリンダのピストンで艾▲火主▼の上下運動を制御する。艾▲火主▼を皮膚に近い位置に押し込まれると、艾▲火主▼の熱が皮膚の経穴に伝導し、局所的に暖かい効果をもたらす。灸療法は経穴に行うことができる。温灸器の使用は、一週間2〜6回を行い、毎回は約20分間持続する。
温度コントローラと接続された温灸器は、温灸器内の温度を制御するために、電磁弁を介して空気の供給方向を制御することができる。温灸器内の温度は、約40〜50℃の温度範囲であり、過熱による火傷を回避するように調整される。温度が温度コントローラの予め温度を超えると、圧縮空気の供給方向を変更し、温灸器におけるシリンダのピストンを上方に突出させ、艾▲火主▼をより高い位置に移動させて皮膚から離れ、温度を低下させる。温度が予め温度を下回ると、圧縮空気の供給方向を再び変更し、ピストンを下方に戻せ、艾▲火主▼を皮膚に接近させる。
灸刺激で使用する艾▲火主▼は、好ましい使用効果を達成するために、予め乾燥工程を行う必要がある。伝統的な漢方薬は、主に新鮮なハーブ(ヨモギ)を使用し、ヨモギは、長く保管すればするほど良くなる。「七年の疾患は、三年間のヨモギを必要とする」、古人はよく言ったものだ。古人は、ヨモギを収穫して乾燥し、使用する前にヨモギを三年に置く必要があり、三年に置いたヨモギは、香りが味がなくなる。しかし、現在、市販されている新鮮なヨモギは、辛い香りがするので、灼熱感とチクチク感をを感じ、体に傷害を負いやすくなる。故に、入手したヨモギは、乾燥及び除湿で辛い香りを除去し、艾▲火主▼になり、治療に用いることができる。しかし、通常の乾燥機の高い温度によって除湿をするとき、艾▲火主▼の品質を悪くするので、望ましくない。室温での速乾除湿技術の使用は、艾▲火主▼の品質に影響を与えることなく、迅速な除湿を達成することができる。これにより、短時間で三年に置いた効果を有する艾▲火主▼を、シミュレートすることができる。本考案に使用する艾▲火主▼は、室温での速乾除湿技術によって処理する。速乾除湿した艾▲火主▼は、温度を精密に制御できる温灸器に使用し、作業者が安全にお灸を使用することができる。本考案により、体表に火傷を負うことを確実かつ簡単に防止するだけでなく、さまざまな患者に応じて温度を調節し、治療に適することができる。
本考案は、特別な固定装置と組み合わせた温灸器が温度を制御できる。温灸器に単一のシリンダを配置し、固定要素と組み合わせることで、シリンダの動作をカイドし、艾▲火主▼を押して往復移動を行う。そうして、温灸器は、患者の皮膚に応用する時、傾斜にならない。
以上に開示された固定装置は、圧縮空気で動く温灸器と組み合わせたものである。本考案の固定装置は、他の温灸器と組み合わせることができる。例えば、電気又は電磁誘導で駆動する温灸器であってもよい。電気で駆動する温灸器は、駆動素子(例えばリニアモータ)を含み、艾▲火主▼は、通電する前に、ベースから離れるより高い位置にある。通電した後、艾▲火主▼は、駆動素子によって下降させ、ベースに近づく。電磁誘導で駆動する温灸器は、駆動素子(例えば電磁弁)を含み、駆動素子によって上下に移動することで、艾▲火主▼をベースの上部入口に貫通させて上下に移動させる。このような駆動素子が上下に移動する時、温灸器は傾斜になる恐れがあるため、本考案の固定装置により温灸器を安定させることができる。
以上の説明によると、当業者であれば本考案の技術思想を逸脱しない範囲で、多様な変更及び修正が可能であることが分かる。従って、本考案の技術的な範囲は、明細書の詳細な説明に記載された内容に限らず、実用新案登録請求の範囲によって定めなければならない。
1、収納空間を有する本体と、シリンダと、を含む温灸器用の固定装置であって、前記シリンダの端部を接続するためのシリンダ接続点と、
艾▲火主▼を保持するための保持要素と、前記シリンダの作動を安定させるための固定要素と、を含む。
2、実施例1に記載の温灸器用の固定装置は、前記シリンダの数は一つである。
3、実施例1〜2に記載の温灸器用の固定装置は、前記固定装置は、円板を含み、前記円板は、前記艾▲火主▼を通すための中央孔と、側孔とを有し、前記固定要素は、前記本体に固定され、前記側孔を摺動自在に貫通するガイド部品である。
4、実施例1〜3に記載の温灸器用の固定装置は、前記固定要素の材料は、アルミニウム合金又はベークライト(Bakelite)である。
5、実施例1〜4に記載の温灸器用の固定装置は、前記温灸器は、ベースに配置され、前記温灸器内の温度が予め温度を超えるかどうかを感知するための温度感知素子を更に含む。
6、実施例1〜5に記載の温灸器用の固定装置は、前記ベースは、着脱自在に取り付ける。
7、実施例1〜6に記載の温灸器用の固定装置は、前記温度感知素子は、温度監視装置に接続され、前記温度監視装置は、圧縮空気を前記シリンダに入れることを制御するための電磁弁を含む。
8、温灸器用の固定装置は、収納空間を有する本体と、前記収納空間の一側に配置されるシリンダと、を含む温灸器用の固定装置であって、前記シリンダの端部を接続するためのシリンダ接続点と、艾▲火主▼を保持するための保持要素と、前記シリンダの作動の時、前記本体を安定させるために、前記シリンダの相対側に配置され、前記本体と接続される固定要素と、を含む。
9、温灸器用の固定装置は、本体と、前記収納空間の一側に配置される作動装置と、を含む温灸器用の固定装置であって、前記本体は、入口装置と、本体の中央に設けられた可動部材と、を有し、圧縮空気が前記入口装置を通って前記作動装置に入る時、前記可動部材を駆動し、前記固定装置は、前記作動装置の端部を接続するための接続点と、可動部材を保持するための保持要素と、前記作動装置の作動の時、前記温灸器のバランスを崩されないようにするための固定要素と、を含む。
10、実施例9に記載の温灸器用の固定装置は、前記入口装置は、第一入口及び第二入口を含み、前記圧縮空気は前記第一入口を通って前記作動装置に入れる時、前記可動部材は下の第一位置に移動し、前記圧縮空気は前記第二入口を通って前記作動装置に入れる時、前記可動部材は上の第二位置に移動する。
11、実施例9〜10に記載の温灸器用の固定装置は、前記第一位置は、作業領域に近い、前記第二位置は、前記作業領域から離れる。
12、実施例9〜11に記載の温灸器用の固定装置は、前記可動部材は、艾▲火主▼を収納するために使用し、前記作動装置は、シリンダである。
13、実施例9〜12に記載の温灸器用の固定装置は、前記圧縮空気は、空気圧縮機により提供される。
14、実施例9〜13に記載の温灸器用の固定装置は、前記温灸器は、温度感知素子を更に含み、前記温度感知素子は、温度監視装置に接続され、前記温度監視装置は、前記圧縮空気を前記第一入口又は前記第二入口に入れることを制御するための電磁弁を含む。
200、500、700、810 温灸器
202、310、410、702 本体
204、312、412、604、704 シリンダ
206、520、406 ベース
208、708 温度感知素子
210、710 艾▲火主▼
212 シリンダ接続点
214 バネ片
216、308、408 固定要素
218、302、402 円板
220、720 空気入口
222 空気管
304 中央孔
306、406 側孔
820 温度コントローラ
830 空気圧縮機
840 導線
850 電磁弁
2022 収納空間
6042 下部入口
6044 上部入口
6046 ピストン
(関連出願の相互参照)
本出願は、2015年8月6日に出願された出願番号104212712の台湾出願に
基づく利益を主張し、その内容は参考として本明細書に取り入れるものとする。
[考案の属する技術分野]
本考案は、温灸器用の固定装置に関し、特に、温度を制御できる温灸器用の固定装置に
関する。
中国の伝統医学における鍼灸は、「鍼」及び「灸」という二つの部分を含む。「灸」は
、著しい効能を果たすことができるため、長い年月を経ても中国で広がっている。灸の方
法は、モグサに火を点けることにより、熱及び艾火の焼灼で人の経穴に作用し、温熱刺激を与えることによって、経絡を介して、疾患の治療の目的を達成する。
従来の灸法は、患者の皮膚の上に直接にモグサをひねったものであるモグサを立てて火をつけて焼ききる(透熱灸)ため、患者に痛みや不快感を引き起こし、或いは、艾の下に物を置いて経穴に伝導熱を間接に伝える(隔物灸)ため、近すぎると痛みや不快感も引き起こす。よって、これらの治療方法を受けることができる患者が多くない。現在、最も一般な灸法は、筒状の温灸器を利用する温筒灸である。図1は、従来の温灸器の構造図である。図1に示すように、温灸器100は、ベース102とスリーブ104を有する。ベース102とスリーブ104は、空気循環のための中空構造を有する。スリーブ104には、モグサ(モグサ)106が配置される可能である。モグサ106を点火すると、温灸器100の中央における空気の流れを介して、薬効をベース102の下にある経穴にもたらす。このような従来の温灸器100を使用すると、温度を制御し難く、治療効果も大幅に減少する。
温灸器の温度を制御するために、温度感知素子を有する温灸器を開発した。温度が所定
温度を超えた場合、温灸器に配置されたシリンダを使用し、モグサを皮膚から離す。シリンダの作動でモグサを駆動することは、皮膚の火傷を避けるものの、温灸器の重心が不安定になり、経穴に固定し難い。
従来技術の欠点を克服するために、温灸器用の固定装置が開示される。
上記課題を解決するために、本考案は、温灸器に配置される特別な固定装置により、温
灸器の重心を安定させて温灸器の温度を制御し、患者から火傷を避けることができる。
従来技術に鑑み、本考案は、温灸器用の固定装置を提出する。前記温灸器用の固定装置
は、収納空間を有する本体と、シリンダと、を含む温灸器用の固定装置であって、前記シ
リンダの端部を接続するためのシリンダ接続点と、モグサを保持するための保持要素と、前記シリンダの作動を安定させるための固定要素と、を含む。
上述の目的を達成するために、温灸器用の固定装置を提出する。前記温灸器用の固定装
置は、収納空間を有する本体と、前記収納空間の一側に配置されるシリンダと、を含む温
灸器用の固定装置であって、前記シリンダの端部を接続するためのシリンダ接続点と、モグサを保持するための保持要素と、前記シリンダの作動の時、前記本体を安定させるために、前記シリンダの相対側に配置され、前記本体と接続される固定要素と、を含む。
上述の目的を達成するために、温灸器用の固定装置を提出する。前記温灸器用の固定装
置は、本体と、前記収納空間の一側に配置される作動装置と、を含む温灸器用の固定装置
であって、前記本体は、入口装置と、本体の中央に設けられた可動部材と、を有し、圧縮
空気が前記入口装置を通って前記作動装置に入る時、前記可動部材を駆動し、前記固定装
置は、前記作動装置の端部を接続するための接続点と、可動部材を保持するための保持要
素と、前記作動装置の作動の時、前記温灸器のバランスを崩されないようにするための固
定要素と、を含む。
本考案は、温灸器に配置される特別な固定装置により、温灸器の重心を安定させて温灸
器の温度を制御し、患者から火傷を避けることができる。
従来の温灸器の構造図である。 本考案の実施形態に係る固定装置と温灸器との組み合わせを示す断面図である。 本考案の好ましい第一実施形態に係る固定装置を示す図である。 本考案の好ましい第二実施形態に係る固定装置を示す図である。 本考案の実施形態に係る固定装置と温灸器を示す分解図である。 図2におけるシリンダを示す拡大図である。 図2におけるシリンダを示す拡大図である。 本考案の実施形態に係る別の固定装置と温灸器との組み合わせを示す断面図である。 本考案の実施形態に係る温灸器の温度を制御するためのシステムを示す図である。
以下のように、本考案を実施例に基づいて詳述するが、あくまでも例示であって、本考
案の範囲はこれらの実施形態に限定されない。本考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲
に記載されており、さらに実用新案登録請求の範囲の記載と均等な意味及び範囲内での全
ての変更を含んでいる。
図2は、本考案の実施形態に係る固定装置と温灸器200との組み合わせを示す断面図
である。固定装置と組み合わた温灸器200は、本体202、シリンダ204、ベース2
06及び温度感知素子208を含む。本体202は、モグサ210及び固定装置を収納する収納空間2022を有する。本考案において、固定装置は、複数の部品を組み合わせたものである。固定装置は、シリンダ接続点212、バネ片(保持要素)214、固定要素216及び円板218を含む。シリンダ接続点212は、シリンダ204の一つの端部が円板218に固定される固定位置である。バネ片214は、モグサ210を保持して収納空間2022の中央に位置させ、ベース206の上の開口部を通過することができる。固定要素216は、本体202に固定され、円板218を摺動自在に貫通し、シリンダ204の作動を安定させるガイド部品である。温灸器200にあるモグサ210は、可動部材として、バネ片214及びシリンダ接続点212を介してシリンダ204と接続される。モグサ210は、シリンダ204の作動の時、固定要素216のガイドにより、温灸器200のバランスを崩されない(温灸器200を傾斜にならない)ように、垂直方向に往復運動する。
温灸器200は、単一のシリンダ204によってモグサ210を駆動するため、固定要素216の不在の場合には、温灸器200を傾斜にしやすくなる。図2に示すように、本考案は、固定要素216がシリンダ204の相対側に取り付けられる。固定要素216は、方向をガイドするように設置されているので、温灸器200の重心を安定させて平衡状態に到達することができる。以下、固定要素216の設置について、詳細に説明する。
図3は、本考案の好ましい第一実施形態に係る固定装置を示す図である。図3において
、必要な要素だけが図示され、それ以外の要素は示されていない。本考案の実施形態に係
る固定装置は、円板302を含む。円板302は、モグサを通すための中央孔304と、固定要素308を貫通するための側孔306とを有する。固定要素308は、本体310に固定される。シリンダ312の作動の時、シリンダ312に接続された円板302は、シリンダ312に応じて上下に移動し、固定要素308に沿って摺動する。図3に示すように、本考案の好ましい実施形態によれば、円板302の側孔306は、中央孔304と円板302の端部との間に配置されている。図4に示すように、本考案の好ましい実施形態によれば、円板402の側孔406は、円板402の端部に配置されている。側孔406は、シリンダ412の作動の時に固定要素408で本体410を安定させる限り、円板402の外周のいずれか一箇所に設けられてもよい。固定要素の設置位置は、図3及
び図4に限定されるものではなく、シリンダ412の作動を安定及びガイドできれば、本
考案の範囲に包含される。本考案の実施形態に係る固定要素は、貫通位置が異なっていて
もよく、本体のいずれか一箇所に固定されてもよい。例えば、図2〜4に示す実施形態に
おいて、固定要素は、一端が本体の上に固定され、他端が固定されていない。しかし、固
定要素は、一端が本体の下に固定されてもよく、他端が固定されておらず、シリンダをガ
イドする効果を達成するために、円板を摺動自在に貫通でき、当業者がこれを理解できる
モグサの燃焼の時の高温に耐え、使用の後に清潔にしやすくなるためには、固定要素の材料は、アルミニウム合金又はベークライト(Bakelite)である。これにより、固定要素は、モグサの燃焼の時に、約150℃の温度に耐えることができる。使用の後に、温灸器及び固定装置をアルカリ溶液に浸し、モグサの燃焼によって生成させたタールを除去することができる。
図2において、温度感知素子208は、ベース206に設置され、温灸器200内の温
度が予め設定された温度を超えるかどうかを感知するためのものである。ベース206、上部開口と下部開口を有する中空構造である。上部開口は、モグサ210を入れるためのものであり、下部開口は、患者の皮膚の上に配置するものである。よって、温度感知素子208は、ベース206の下部開口に設置されることで、皮膚の温度が予め設定された温度を超えるかどうかも感知できる。
図5の分解図に示すように、温灸器500の本体510は、ベース520から分離する
ことができる。本考案の実施形態に係るベース520は、取り外し可能であり、温灸器の
温度が高すぎると、他のベースで取り外して交換することができ、又、次の患者に使用し
続けることもでき、温灸器の温度が低下することを待つ必要がない。
シリンダの駆動について、図2に示す。図2において、温灸器200は、二つの空気入口
220を有する(一つの空気入口のみを示す)。空気入口220は、気圧源から圧縮空気
を受け取る。空気管222は、空気入口220とシリンダ204と接続されている。他の
空気入口も他の空気管でシリンダ204と接続されている。圧縮空気は、空気管222を
介して、シリンダ204の上部入口(図示せず)に入り、シリンダ204を駆動して下向
き駆動力を生成させ、モグサ210を下に移動させる。シリンダ204の下部入口は、他の空気入口からの空気を受け取り、シリンダ204は、上向き推力を生成させ、モグサ210を上に移動させる。本実施形態における空気入口220は、温灸器200の相対的に高い位置に設置される。空気が熱膨張冷収縮特性を有するので、金属のシリンダ204は、モグサ210の燃焼底部から離れば、熱による空気の体積膨張は、シリンダ204の作動に影響を与えにくい。
図6(A)と図6(B)は、図2におけるシリンダを示す拡大図である。図6(A)と
図6(B)における矢印は、空気の流れ方向を示す。図6(A)に示すように、空気は、
シリンダ604の下部入口6042から入た後、シリンダ604のピストン6046を上
方に突出させ、上昇の勢いにより、円板を上に移動させ、バネ片で保持されたモグサを上に移動させる。図6(B)に示すように、、空気は、シリンダ604の上部入口6044から入た後、シリンダ604のピストン6046を下方に戻せ、円板を下に移動させ、バネ片で保持されたモグサを下に移動させる。
上記のシリンダの駆動について、本考案を実施する場合の一例を示すものであって、本
考案を以上に説明する具体的構成に限定するものではなく、当業者であれば。種々の変更
、改良を行うことができる。例えば、圧縮空気は、単一入口を通ってシリンダに入って、
モグサを移動させる。単一入口を有するシリンダは、単動シリンダ又は複動シリンダであってもよい。単動シリンダにはバネが設けられ、圧縮空気がある時、圧縮空気によってピストンを単一方向に移動させ、圧縮空気がない時、バネの弾性によってピストンを元の位置に戻す。複動シリンダは、ピストンを逆方向に移動させる時、同一入口を通って真空状態になり、往復運動を達成できる。
図7は、本考案の実施形態に係る別の固定装置と温灸器700との組み合わせを示す断
面図である。固定装置と組み合わた温灸器700は、本体702、シリンダ704、ベー
ス706及び温度感知素子708を含む。温灸器700は、図2の温灸器200とほぼ同
じような配置を有するが、シリンダ704は、図2における配置方向と逆になり、ベース
706に近い位置に配置する。このように、圧縮空気がシリンダ704の下部入口(図示
せず)に入ると、上向き推力を生成させ、モグサ710を上方に移動させる。シリンダ704の上部入口は、空気入口720からの空気を受け、シリンダ704を駆動して下向き推力を生成させ、モグサ710を下方に戻せる。
温灸器の温度を制御するために、温灸器の温度感知素子は、温度監視装置(例えば温度
コントローラ)に接続される。温度監視装置は、温度の監視に使用することを除いて、温
度が高すぎるとシリンダの作動方向を変更し、モグサを患者の皮膚から離れる。温度が予め設定された温度を下回った場合に、シリンダの作動方向を再び変更し、モグサを患者の皮膚に接近させる。
図8は、本考案の実施形態に係る温灸器の温度を制御するためのシステムを示す図であ
る。図8に示すように、システムは、温灸器810、温度コントローラ820及び空気圧
縮機830を含む。温灸器810には、導線840によって温度コントローラ820に接
続される温度感知素子が設けられる。温度コントローラ820は、空気圧縮機830の圧
縮空気の供給方向を決定するための電磁弁850を含む。電磁弁850は、温灸器810
の二つの空気入口に接続され、温灸器810におけるモグサの移動方向を制御するために、異なる空気入口よって空気を提供する。電源投入の後、温度検出素子を使用することで、温灸器810のベース内の温度を検出する。ベース内の温度が予め設定された温度を超えると、空気の供給方向を制御し、モグサの位置を上昇させる。ベース内の温度が別の予め設定された温度を下回ると、電磁弁850によって他の空気入口から空気を供給し、モグサの位置を降下させる。
温灸器を使用する場合、まず、モグサを温灸器の中央に保持して火をつけ、患者の経穴の上に配置する。その後、気流を制御するスイッチを入れ(電源投入)、異なる空気の供給方向により、シリンダのピストンでモグサの上下運動を制御する。モグサを皮膚に近い位置に押し込まれると、モグサの熱が皮膚の経穴に伝導し、局所的に暖かい効果をもたらす。灸療法は経穴に行うことができる。温灸器の使用は、一週間2〜6回を行い、毎回は約20分間持続する。
温度コントローラと接続された温灸器は、温灸器内の温度を制御するために、電磁弁を
介して空気の供給方向を制御することができる。温灸器内の温度は、約40〜50℃の温
度範囲であり、過熱による火傷を回避するように調整される。温度が温度コントローラの
予め設定された温度を超えると、圧縮空気の供給方向を変更し、温灸器におけるシリンダのピストンを上方に突出させ、モグサをより高い位置に移動させて皮膚から離れ、温度を低下させる。温度が予め設定された温度を下回ると、圧縮空気の供給方向を再び変更し、ピストンを下方に戻せ、モグサを皮膚に接近させる。
灸刺激で使用するモグサは、好ましい使用効果を達成するために、予め乾燥工程を行う必要がある。伝統的な漢方薬は、主に新鮮なハーブ(ヨモギ)を使用し、ヨモギは、長く保管すればするほど良くなる。「七年の疾患は、三年間のヨモギを必要とする」、古人はよく言ったものだ。古人は、ヨモギを収穫して乾燥し、使用する前にヨモギを三年に置く必要があり、三年に置いたヨモギは、香りが味がなくなる。しかし、現在、市販されている新鮮なヨモギは、辛い香りがするので、灼熱感とチクチク感をを感じ、体に傷害を負いやすくなる。故に、入手したヨモギは、乾燥及び除湿で辛い香りを除去し、モグサになり、治療に用いることができる。しかし、通常の乾燥機の高い温度によって除湿をするとき、モグサの品質を悪くするので、望ましくない。室温での速乾除湿技術の使用は、モグサの品質に影響を与えることなく、迅速な除湿を達成することができる。
これにより、短時間で三年に置いた効果を有するモグサを、シミュレートすることができる。本考案に使用するモグサは、室温での速乾除湿技術によって処理する。速乾除湿したモグサは、温度を精密に制御できる温灸器に使用し、作業者が安全にお灸を使用することができる。本考案により、体表に火傷を負うことを確実かつ簡単に防止するだけでなく、さまざまな患者に応じて温度を調節し、治療に適することができる。
本考案は、特別な固定装置と組み合わせた温灸器が温度を制御できる。温灸器に単一の
シリンダを配置し、固定要素と組み合わせることで、シリンダの動作をカイドし、モグサを押して往復移動を行う。そうして、温灸器は、患者の皮膚に応用する時、傾斜にならない。
以上に開示された固定装置は、圧縮空気で動く温灸器と組み合わせたものである。本考
案の固定装置は、他の温灸器と組み合わせることができる。例えば、電気又は電磁誘導で
駆動する温灸器であってもよい。電気で駆動する温灸器は、駆動素子(例えばリニアモー
タ)を含み、モグサは、通電する前に、ベースから離れるより高い位置にある。通電した後、モグサは、駆動素子によって下降させ、ベースに近づく。電磁誘導で駆動する温灸器は、駆動素子(例えば電磁弁)を含み、駆動素子によって上下に移動することで、モグサをベースの上部入口に貫通させて上下に移動させる。このような駆動素子が上下に移動する時、温灸器は傾斜になる恐れがあるため、本考案の固定装置により温灸器を安定させることができる。
以上の説明によると、当業者であれば本考案の技術思想を逸脱しない範囲で、多様な変
更及び修正が可能であることが分かる。従って、本考案の技術的な範囲は、明細書の詳細
な説明に記載された内容に限らず、実用新案登録請求の範囲によって定めなければならな
い。
1、収納空間を有する本体と、シリンダと、を含む温灸器用の固定装置であって、前記シ
リンダの端部を接続するためのシリンダ接続点と、
モグサを保持するための保持要素と、前記シリンダの作動を安定させるための固定要素と、を含む。
2、実施例1に記載の温灸器用の固定装置は、前記シリンダの数は一つである。
3、実施例1〜2に記載の温灸器用の固定装置は、前記固定装置は、円板を含み、前記円
板は、前記モグサを通すための中央孔と、側孔とを有し、前記固定要素は、前記本体に固定され、前記側孔を摺動自在に貫通するガイド部品である。
4、実施例1〜3に記載の温灸器用の固定装置は、前記固定要素の材料は、アルミニウム
合金又はベークライト(Bakelite)である。
5、実施例1〜4に記載の温灸器用の固定装置は、前記温灸器は、ベースに配置され、前
記温灸器内の温度が予め設定された温度を超えるかどうかを感知するための温度感知素子を更に含む
6、実施例1〜5に記載の温灸器用の固定装置は、前記ベースは、着脱自在に取り付ける
7、実施例1〜6に記載の温灸器用の固定装置は、前記温度感知素子は、温度監視装置に
接続され、前記温度監視装置は、圧縮空気を前記シリンダに入れることを制御するための
電磁弁を含む。
8、温灸器用の固定装置は、収納空間を有する本体と、前記収納空間の一側に配置される
シリンダと、を含む温灸器用の固定装置であって、前記シリンダの端部を接続するための
シリンダ接続点と、モグサを保持するための保持要素と、前記シリンダの作動の時、前記本体を安定させるために、前記シリンダの相対側に配置され、前記本体と接続される固定要素と、を含む。
9、温灸器用の固定装置は、本体と、前記収納空間の一側に配置される作動装置と、を含
む温灸器用の固定装置であって、前記本体は、入口装置と、本体の中央に設けられた可動
部材と、を有し、圧縮空気が前記入口装置を通って前記作動装置に入る時、前記可動部材
を駆動し、前記固定装置は、前記作動装置の端部を接続するための接続点と、可動部材を
保持するための保持要素と、前記作動装置の作動の時、前記温灸器のバランスを崩されな
いようにするための固定要素と、を含む。
10、実施例9に記載の温灸器用の固定装置は、前記入口装置は、第一入口及び第二入口
を含み、前記圧縮空気は前記第一入口を通って前記作動装置に入れる時、前記可動部材は
下の第一位置に移動し、前記圧縮空気は前記第二入口を通って前記作動装置に入れる時、
前記可動部材は上の第二位置に移動する。
11、実施例9〜10に記載の温灸器用の固定装置は、前記第一位置は、作業領域に近い
、前記第二位置は、前記作業領域から離れる。
12、実施例9〜11に記載の温灸器用の固定装置は、前記可動部材は、モグサを収納するために使用し、前記作動装置は、シリンダである。
13、実施例9〜12に記載の温灸器用の固定装置は、前記圧縮空気は、空気圧縮機によ
り提供される。
14、実施例9〜13に記載の温灸器用の固定装置は、前記温灸器は、温度感知素子を更
に含み、前記温度感知素子は、温度監視装置に接続され、前記温度監視装置は、前記圧縮
空気を前記第一入口又は前記第二入口に入れることを制御するための電磁弁を含む。
200、500、700、810 温灸器
202、310、410、702 本体
204、312、412、604、704 シリンダ
206、520 ベース
208、708 温度感知素子
210、710 モグサ
212 シリンダ接続点
214 バネ片
216、308、408 固定要素
218、302、402 円板
220、720 空気入口
222 空気管
304 中央孔
306、406 側孔
820 温度コントローラ
830 空気圧縮機
840 導線
850 電磁弁
2022 収納空間
6042 下部入口
6044 上部入口
6046 ピストン

Claims (7)

  1. 収納空間を有する本体と、シリンダと、を含む温灸器用の固定装置であって、
    前記シリンダの端部を接続するためのシリンダ接続点と、
    艾▲火主▼を保持するための保持要素と、
    前記シリンダの作動を安定させるための固定要素と、を含むことを特徴とする温灸器用の固定装置。
  2. 前記シリンダの数は一つであり、
    前記固定装置は、円板を含み、
    前記円板は、前記艾▲火主▼を通すための中央孔と、側孔とを有し、
    前記固定要素は、前記本体に固定され、前記側孔を摺動自在に貫通するガイド部品であり、
    前記固定要素の材料は、アルミニウム合金又はベークライト(Bakelite)であることを特徴とする請求項1に記載の温灸器用の固定装置。
  3. 前記温灸器は、ベースに配置され、前記温灸器内の温度が予め温度を超えるかどうかを感知するための温度感知素子を更に含み、
    前記ベースは、着脱自在に取り付け、
    前記温度感知素子は、温度監視装置に接続され、
    前記温度監視装置は、圧縮空気を前記シリンダに入れることを制御するための電磁弁を含むことを特徴とする請求項1に記載の温灸器用の固定装置。
  4. 収納空間を有する本体と、前記収納空間の一側に配置されるシリンダと、を含む温灸器用の固定装置であって、
    前記シリンダの端部を接続するためのシリンダ接続点と、
    艾▲火主▼を保持するための保持要素と、
    前記シリンダの作動の時、前記本体を安定させるために、前記シリンダの相対側に配置され、前記本体と接続される固定要素と、を含むことを特徴とする温灸器用の固定装置。
  5. 本体と、前記収納空間の一側に配置される作動装置と、を含む温灸器用の固定装置であって、
    前記本体は、入口装置と、本体の中央に設けられた可動部材と、を有し、圧縮空気が前記入口装置を通って前記作動装置に入る時、前記可動部材を駆動し、
    前記固定装置は、
    前記作動装置の端部を接続するための接続点と、
    可動部材を保持するための保持要素と、
    前記作動装置の作動の時、前記温灸器のバランスを崩されないようにするための固定要素と、を含むことを特徴とする温灸器用の固定装置。
  6. 前記入口装置は、第一入口及び第二入口を含み、
    前記圧縮空気は前記第一入口を通って前記作動装置に入れる時、前記可動部材は下の第一位置に移動し、
    前記圧縮空気は前記第二入口を通って前記作動装置に入れる時、前記可動部材は上の第二位置に移動することを特徴とする請求項5に記載の温灸器用の固定装置。
  7. 前記第一位置は、作業領域に近い、
    前記第二位置は、前記作業領域から離れ、
    前記可動部材は、艾▲火主▼を収納するために使用し、
    前記作動装置は、シリンダであり、
    前記圧縮空気は、空気圧縮機により提供され、
    前記温灸器は、温度感知素子を更に含み、
    前記温度感知素子は、温度監視装置に接続され、
    前記温度監視装置は、前記圧縮空気を前記第一入口又は前記第二入口に入れることを制御するための電磁弁を含むことを特徴とする請求項6に記載の温灸器用の固定装置。

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