JP3205050U - 空気浄化消臭装置 - Google Patents

空気浄化消臭装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3205050U
JP3205050U JP2016001832U JP2016001832U JP3205050U JP 3205050 U JP3205050 U JP 3205050U JP 2016001832 U JP2016001832 U JP 2016001832U JP 2016001832 U JP2016001832 U JP 2016001832U JP 3205050 U JP3205050 U JP 3205050U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
washing water
cleaning water
water
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016001832U
Other languages
English (en)
Inventor
博宜 中谷
博宜 中谷
正義 井上
正義 井上
Original Assignee
東京ファシリティーズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東京ファシリティーズ株式会社 filed Critical 東京ファシリティーズ株式会社
Priority to JP2016001832U priority Critical patent/JP3205050U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3205050U publication Critical patent/JP3205050U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

【課題】該装置の内部へと吸入した空気に洗浄水を接触させることで洗浄処理を施すとともに、該空気に対する微量金属作用による浄化及び消臭処理を行う空気浄化消臭装置において、より簡便な構成で長時間にわたり金属イオン供給材に該浄化水又は該空気を接触させることで、十分に微量金属作用を発揮できるようにした。【解決手段】空気浄化消臭装置1は、空気吸引口8から該装置の内部へと吸入された空気に洗浄水Wを接触させることで洗浄処理が施すとともに、微量金属作用による浄化及び消臭処理を行って、空気吹出口9から該装置1の外部へと吹き出す構成の空気浄化消臭装置1であり、洗浄水貯留槽2、洗浄水流路3、洗浄水ポンプ4、洗浄水散水部5、水分除去部6の内、何れか又は全てが微量金属作用を発揮する金属イオンを供給するための金属イオン供給材により形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、屋内に循環させる空気の浄化及び消臭を行う空気浄化消臭装置に関し、特に該装置の内部へと吸入した空気に洗浄水を接触させることで洗浄処理を施すとともに、該空気に対する微量金属作用による浄化及び消臭処理を行う空気浄化消臭装置に関する。
従来、切削加工及び研削加工等の各種の機械加工を行う工作機械を用いて該機械加工を行う際は、該機械加工に伴う発熱の抑止及び摩擦の軽減あるいは錆の発生の防止等を目的として、切削水又は切削油等と呼称される各種の切削液が使用されている。その他、該機械工作を行う際には、圧延油や熱処理油そして錆止め油等の種々の金属加工用油も使用されている。そのため、上記のような各種の工作機械が設置されている機械工作室内では、そのような種々の金属加工用油の飛沫等が多く存在するため、空気が汚染されている状況であるとともに、金属加工用油にバクテリア等の種々の微生物が繁殖して腐敗し、悪臭を生じさせているという問題があった。
そのため、従来、一般には活性炭やミストクリーナー等を用いて上記のような飛沫を捕集することが行われてきた。しかしながら、活性炭は該飛沫を捕集するとすぐに飽和してしまい、ミストクリーナーは該飛沫を必ずしも十分に捕集することができなかった。そのため、いずれにしても空気の清浄化及び消臭を図るという効果を十分に発揮することができないという問題があった。
また、従来、一般には該装置の内部へと吸入した機械工作室内に循環させる空気に次亜塩素酸を含有する洗浄水を接触させて浄化及び消臭処理する空気浄化消臭装置も用いられている。しかしながら、そのような空気浄化消臭装置を用いることにより、確かに該空気の浄化及び消臭を図ることはできるものの、今度は該空気に含有される次亜塩素酸が該機械工作室内で作業する者の目又は鼻腔や口腔内の粘膜等を刺激してしまい、人体に悪影響を及ぼすという問題があった。
そこで、従来、例えば、三価の鉄イオンと、ソルビン酸、安息香酸及びその化合物の少なくとも1種又は2種以上と、L−アスコルビン酸とを、主成分として含有した第1殺菌液と;次亜塩素酸ナトリウム溶液又は電解水,エタノール,オゾン水の何れかから選択された1種乃至3種の第2殺菌液とが;霧状,シャワー状若しくは膜状の洗浄液として噴出手段によって時間差をもって又は同時に噴出される空間であると共に被清浄空気を通過させて殺菌処理する殺菌空間部を有する主装置を備えており、かつ、被清浄空気の流れ方向における主装置の下流側に設けられる機能付加部材として、金属イオンと天然の抗菌剤とを別個に分けて添着した殺菌フィルタを備える保健用殺菌空気清浄機(下記の特許文献1を参照。)が提案されている。
また、構成ウォーターパンに予め入れられた捕塵用水に、微細塵埃を含む空気を通過させて捕塵する貯水洗浄式空気清浄装置であって、吸気口付近に設けられ、空気中の微細塵埃をコロナ放電によって荷電させる荷電部と、前記捕塵用水の水面下に配設され、荷電された塵埃と逆極性を有する捕塵網とを備えたものに関し、捕塵網に銀、銅又は銀若しくは銅の合金等のように殺菌作用のある金属材料をメッキするか、又は前記捕塵網を前記金属材料により形成した空気清浄装置(下記の特許文献2を参照。)も提案されている。
上記のような空気浄化消臭装置であれば、特に金属イオンと天然の抗菌剤とを別個に分けて添着した殺菌フィルタを備えており、あるいは銀、銅又は銀若しくは銅の合金等のように殺菌作用のある金属材料を鍍金した捕塵網又は該金属材料によって形成した該捕塵網を備えているところ、銅や銀等の金属には微量金属作用と称される効果があるため、機械工作室内に循環させる空気の浄化及び消臭を行うことができる。また、上記のような次亜塩素酸とは異なり、銅イオンや銀イオン等の金属イオンが人体に悪影響を及ぼすという問題もない。
ここで、微量金属作用(Oligodynamie:オリゴディナミー)とは、銅イオンや銀イオン等の各種の金属イオンが、細菌や藻類等から電子を奪うことにより、それらの組織体のバランスを崩し、それらの生命活動を攪乱して死滅させるものである。とりわけ、銅イオンは、藻類の細胞内の酵素と結合して、栄養源をエネルギーに変化させる整理作用を阻害し、藻類を死滅させることから、優れた殺藻効果を発揮すると考えられている。また、銀イオンは、物質から水素を取り入れる効果があることから、各種の細菌から水素を奪うことで優れた抗菌効果を発揮すると考えられている。
特開2008−154729号公報 特開平5−285420号公報
しかしながら、上記の従来技術に係る空気浄化消臭装置にあっては、機械工作室内に循環させる空気が殺菌フィルターや捕塵網に接している時間は極めて僅かなものに過ぎないため、上記のような銅や銀等の種々の金属からなる金属イオン供給材による微量金属作用に基づく浄化消臭効果が十分に発揮できないという問題があった。そこで、本考案の解決しようとする第1の課題は、空気浄化消臭装置の内部へと吸入した空気に洗浄水を接触させることで洗浄処理を施すとともに、該空気に対する微量金属作用による浄化及び消臭処理を行う空気浄化消臭装置につき、より長時間にわたって金属イオン供給材に該浄化水又は該空気を接触させることによって、十分に微量金属作用を発揮できるようにした空気浄化消臭装置を提供することにある。
また、上記の従来技術に係る空気浄化消臭装置にあっては、上記のように金属イオンと天然の抗菌剤とを別個に分けて添着した殺菌フィルタを作製したり、銀、銅又は銀若しくは銅の合金等のように殺菌作用のある金属材料を鍍金した捕塵網又は該金属材料によって形成した該捕塵網を作製したりする等、空気に金属イオン供給材を接触させたり、あるいは洗浄水に金属イオン供給材を接触させて金属イオンを含有させたりする構成にするのが煩雑であるという問題があった。そこで、本考案の解決しようとする第2の課題は、空気浄化消臭装置の内部へと吸入した空気に洗浄水を接触させることで洗浄処理を施すとともに、該空気に対する微量金属作用による浄化及び消臭処理を行う空気浄化消臭装置につき、より簡便に金属イオン供給材に該浄化水又は該空気を接触させることができるように構成した空気浄化消臭装置を提供することにある。
本考案は、上記の各課題を解決するために提案されたものであり、以下の構成を有するものである。以下では、本考案の構成を理解するのを補助するため、本願に添付した図面に表示した番号及び符号をあわせて記載する。
請求項1に係る空気浄化消臭装置(1)は、送風機(7)と、空気吸引口(8)と、空気吹出口(9)とにより空気の流路が筐体(10)内に形成されており、汚染された未処理空気(X)が空気吸引口(8)から空気浄化消臭装置(1)の内部へと吸入され、洗浄水(W)に未処理空気(X)を接触させることで未処理空気(X)に対する洗浄処理が施されるとともに、未処理空気(X)に対する微量金属作用による浄化及び消臭処理が行われ、処理済空気(Y)が空気吹出口(9)から空気浄化消臭装置(1)の外部へと吹き出す構成の空気浄化消臭装置である。空気浄化消臭装置(1)は、空気浄化消臭装置(1)を形成する部材、即ち、洗浄水(W)をその内部に貯留するための洗浄水貯留槽(2)、洗浄水(W)を洗浄水貯留槽(2)から洗浄水散水部(5)へと流し入れるための洗浄水流路(3)、洗浄水(W)を洗浄水貯留槽(2)から洗浄水散水部(5)へと送り出すための洗浄水ポンプ(4)、未処理空気(X)に対して洗浄水(W)を散水するための洗浄水散水部(5)、又は洗浄水(W)を散水した空気を通過させることで該空気に含有される余剰水分を付着させて除去するための水分除去部(6)の内、何れか又は全てが微量金属作用を発揮する金属イオンを供給するための金属イオン供給材によって形成されている。
請求項2に係る空気浄化消臭装置(1)は、送風機(7)と、空気吸引口(8)と、空気吹出口(9)とにより空気の流路が筐体(10)内に形成されており、汚染された未処理空気(X)が空気吸引口(8)から空気浄化消臭装置(1)の内部へと吸入され、洗浄水(W)に未処理空気(X)を接触させることで未処理空気(X)に対する洗浄処理が施されるとともに、未処理空気(X)に対する微量金属作用による浄化及び消臭処理が行われ、処理済空気(Y)が空気吹出口(9)から空気浄化消臭装置(1)の外部へと吹き出す構成の空気浄化消臭装置であって、空気浄化消臭装置(1)を形成する部材、即ち、洗浄水(W)をその内部に貯留するための洗浄水貯留槽(2)の内部に、微量金属作用を発揮する金属イオンを洗浄水(W)内に溶出させるための金属イオン供給材によって形成された金属イオン供給体(11)を収容している。
請求項3に係る空気浄化消臭装置(1)は、請求項1又は2に記載した空気浄化消臭装置であって、前記金属イオン供給材が銅材料又は銀材料である。
本考案に係る空気浄化消臭装置は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を奏することができる。
まず、請求項1に記載した空気浄化消臭装置(1)は、該装置を形成する部材、即ち、洗浄水貯留槽(2)、洗浄水流路(3)、洗浄水ポンプ(4)、洗浄水散水部(5)の内、何れか又は全てが金属イオン供給材によって形成されているため、洗浄水(W)が比較的長時間にわたって金属イオン供給材に接触することで金属イオンが洗浄水(W)内に十分に溶出し、そのような洗浄水(W)が洗浄水散水部(5)から散水されて未処理空気(X)に接触することで微量金属作用により未処理空気(X)に対して十分に浄化及び消臭処理が施されることになる。
あるいは、請求項1に記載した空気浄化消臭装置(1)は、該装置を形成する部材である水分除去部(6)が金属イオン供給材によって形成されているため、そのような水分除去部(6)に洗浄水(W)を散水された空気が通過する際に比較的長時間にわたって接触することで微量金属作用により洗浄水(W)を散水された空気に対して十分に浄化及び消臭処理が施されることになる。
また、請求項2に記載した空気浄化消臭装置(1)は、該装置を形成する部材である洗浄水貯留槽(2)の内部に金属イオン供給体(11)を収容しているため、洗浄水(W)が比較的長時間にわたって金属イオン供給体(11)に接触することで金属イオンが洗浄水(W)内に十分に溶出し、そのような洗浄水(W)が洗浄水散水部(5)から散水されて未処理空気(X)に接触することで微量金属作用により未処理空気(X)に対して十分に浄化及び消臭処理が施されることになる。
従って、請求項1又は2に記載した空気浄化消臭装置(1)は、その内部へと吸入した空気に洗浄水を接触させることで洗浄処理を施すとともに、該空気に対する微量金属作用による浄化及び消臭処理を行う空気浄化消臭装置につき、より長時間にわたって金属イオン供給材に該浄化水又は該空気を接触させることによって、十分に微量金属作用を発揮できるようにした空気浄化消臭装置を提供するという本考案の解決しようとする第1の課題を解決することができる。
ここで、請求項3に係る空気浄化消臭装置(1)は、請求項1又は2に記載した空気浄化消臭装置であって、前記金属イオン供給材が銅材料又は銀材料である。上記の通り、とりわけ、銅は優れた殺藻効果を有しているとともに、銀は優れた抗菌効果を有するため、上記の本考案の解決しようとする第1の課題を解決するために好適である。
次に、請求項1に記載した空気浄化消臭装置(1)は、該装置を形成する部材、即ち、洗浄水貯留槽(2)、洗浄水流路(3)、洗浄水ポンプ(4)、洗浄水散水部(5)の内、何れか又は全てを金属イオン供給材によって形成するだけで、洗浄水(W)が金属イオン供給材に接触することで金属イオンが洗浄水(W)内に溶出し、そのような洗浄水(W)が洗浄水散水部(5)から散水されて未処理空気(X)に接触することで微量金属作用により未処理空気(X)に対して浄化及び消臭処理が施されることになる。
あるいは、請求項1に記載した空気浄化消臭装置(1)は、該装置を形成する部材である水分除去部(6)を金属イオン供給材によって形成するだけで、そのような水分除去部(6)に洗浄水(W)を散水された空気が通過する際に接触することで微量金属作用により該空気に対する浄化及び消臭処理が施されることになる。
また、請求項2に記載した空気浄化消臭装置(1)は、該装置を形成する部材である洗浄水貯留槽(2)の内部に金属イオン供給体(11)を収容するだけで、洗浄水(W)が金属イオン供給材に接触することで金属イオンが洗浄水(W)内に溶出し、そのような洗浄水(W)が洗浄水散水部(5)から散水されて未処理空気(X)に接触することで微量金属作用により未処理空気(X)に対して十分に浄化及び消臭処理が施されることになる。
従って、請求項1又は2に記載した空気浄化消臭装置(1)は、該装置の内部へと吸入した空気に洗浄水を接触させることで洗浄処理を施すとともに、該空気に対する微量金属作用による浄化及び消臭処理を行う空気浄化消臭装置につき、より簡便に金属イオン供給材に該浄化水又は該空気を接触させることができるように構成した空気浄化消臭装置を提供するという本考案の解決しようとする第2の課題を解決することができる。
ここで、請求項3に係る空気浄化消臭装置(1)は、請求項1又は2に記載した空気浄化消臭装置であって、前記金属イオン供給材が銅材料又は銀材料である。銅又は銀は、入手することが比較的容易な金属であるとともに、各種の金属加工を施し易いため、上記の本考案の解決しようとする第2の課題を解決するために好適である。
もちろん、請求項1から3までに記載した空気浄化消臭装置(1)は、上記のような該装置の内部へと吸入した機械工作室内に循環させる空気に次亜塩素酸を含有する洗浄水を接触させて浄化及び消臭処理する空気浄化消臭装置とは異なり、微量金属作用を発揮する銅イオンや銀イオン等の金属イオンが機械工作室内で作業する者の目又は鼻腔や口腔内の粘膜等を刺激して人体に悪影響を及ぼすという問題もない。
本考案の一実施形態に係る空気浄化消臭装置の内部構成を示す概略断面図である。 本考案の一実施形態に係る空気浄化消臭装置の概略正面図である。
以下に、本考案の一実施形態に係る空気浄化消臭装置の構造及びその使用態様について添付図面に基づいて説明する。
本考案の一実施形態に係る空気浄化消臭装置(1)は、図1及び2に図示するように、送風機(7)と、空気吸引口(8)と、空気吹出口(9)とにより空気の流路が筐体(10)内に形成されている。また、空気浄化消臭装置(1)は、該装置を形成する部材として、洗浄水貯留槽(2)と、洗浄水流路(3)と、洗浄水ポンプ(4)と、洗浄水散水部(5)と、水分除去部(6)と、集水板(12)と、操作パネル(13)とを有している。
洗浄水(W)は、図1に図示するように、未処理空気(X)に接触させることで未処理空気(X)に対して洗浄処理を施すための液体である。尚、洗浄水(W)は、未処理空気(X)に接触することによって未処理空気(X)に含有される金属加工用油の飛沫や塵埃等によって汚染されるため、適宜洗浄水(W)を交換できるように構成しておくのが好適である。
筐体(10)は、図1及び2に図示するように、上記のような空気浄化消臭装置(1)を形成する各種の部材を収容するための箱形の容器である。
操作パネル(13)は、図1及び2に図示するように、使用者が電源の入切及び洗浄水ポンプ(4)や送風機(7)の出力を調節するための指示を与える等の空気浄化消臭装置(1)について各種の操作を行うための操作パネルである。
洗浄水貯留槽(2)は、図1に図示するように、洗浄水(W)をその内部に貯留するための容器である。洗浄水貯留槽(2)は、洗浄水(W)内に金属イオンを溶出するための金属イオン供給材によって形成されており、例えば銅製又は銀製の槽状容器等を用いることができる。
洗浄水流路(3)は、図1に図示するように、洗浄水(W)を洗浄水貯留槽(2)から洗浄水散水部(5)へと流し入れるための流路であり、洗浄水ポンプ(4)を挟んで洗浄水貯留槽(2)と洗浄水散水部(5)とを相互に連結している。洗浄水流路(3)は、洗浄水(W)内に金属イオンを溶出するための金属イオン供給材によって形成されており、例えば銅製又は銀製のパイプ部材等を用いることができる。
洗浄水ポンプ(4)は、図1に図示するように、洗浄水(W)を洗浄水貯留槽(2)から洗浄水散水部(5)へと送り出すためのポンプである。洗浄水ポンプ(4)は、洗浄水(W)内に金属イオンを溶出するための金属イオン供給材によって形成されており、例えば銅材料又は銀材料で形成された電動ポンプ等を用いることができる。
洗浄水散水部(5)は、図1に図示するように、未処理空気(X)に対して洗浄水(W)を散水するためのノズルである。洗浄水散水部(5)は、洗浄水(W)内に金属イオンを溶出するための金属イオン供給材によって形成されており、例えば銅製又は銀製の液体噴射ノズル等を用いることができる。
尚、図1に図示するように、洗浄水散水部(5)から散水された洗浄水(W)を洗浄水貯留槽(2)へと回収するために、洗浄水散水部(5)の下方に洗浄水貯留槽(2)に向って傾斜するように集水板(12)を取り付けるのが好適である。
水分除去部(6)は、図1に図示するように、洗浄水(W)を散水した空気を通過させることで該空気に含有される余剰水分を付着させて除去するための部位である。水分除去部(6)は、金属イオン供給材によって形成されており、例えば銅製又は銀製のメッシュ部材等を該空気の流路上に架け渡すように筐体(10)の内部に取り付けることによって形成することができる。
あわせて、空気浄化消臭装置(1)は、洗浄水貯留槽(2)の内部に微量金属作用を発揮する金属イオンを洗浄水(W)内に溶出させるための金属イオン供給材によって形成された金属イオン供給体(11)を収容している。金属イオン供給体(11)は、例えば銅材料や銀材料を綿状に形成した部材を用いることができる。このような部材であれば、その表面積が大きいため、金属イオンを洗浄水(W)内に溶出させるのに好適である。
ここで、銅は優れた殺藻効果を有するとされているとともに、銀は優れた抗菌効果を有するとされており、銅又は銀は入手することが比較的容易な金属であるとともに各種の金属加工を施し易いため、上記のように、金属イオン供給材としては銅材料又は銀材料を用いるのが好適である。
上記のように、洗浄水貯留槽(2)と、洗浄水流路(3)と、洗浄水ポンプ(4)と、洗浄水散水部(5)と、水分除去部(6)とを全て金属イオン供給材によって形成してもよいが、これらの内の何れかを金属イオン供給材によって形成してもよい。もっとも、上記の部材の内の金属イオン供給材によって形成する部材が多い程、相対的に微量金属作用が増大することになり、好適である。
上記のように、空気浄化消臭装置(1)は、金属イオン供給材に該浄化水又は該空気を接触させることができるように簡便に構成されている。
以上が、本考案の一実施形態に係る空気浄化消臭装置の構造についての説明である。次に、本考案の一実施形態に係る空気浄化消臭装置の使用態様について添付図面に基づいて説明する。
図1及び2に図示するように、使用者が操作パネル(13)を操作して空気浄化消臭装置(1)を稼働させると、送風機(7)が稼働して、機械工作室内等の汚染された未処理空気(X)が空気吸引口(8)から空気浄化消臭装置(1)の内部へと吸入される。それと同時に、洗浄水ポンプ(4)が稼働して、洗浄水(W)が洗浄水貯留槽(2)から洗浄水流路(3)を通って洗浄水散水部(5)へと供給され、洗浄水散水部(5)から未処理空気(X)に対して散水されることにより、未処理空気(X)が洗浄水(W)に接触し洗浄処理を施される。
上記の通り、空気浄化消臭装置(1)は、該装置を形成する部材、即ち、洗浄水貯留槽(2)、洗浄水流路(3)、洗浄水ポンプ(4)、洗浄水散水部(5)の内、何れか又は全てが金属イオン供給材によって形成されており、また、洗浄水貯留槽(2)の内部に金属イオン供給材によって形成された金属イオン供給体(11)を収容しているため、洗浄水(W)は比較的長時間にわたって金属イオン供給材に接触しており、金属イオンが洗浄水(W)内に十分に溶出している。そのため、そのような洗浄水(W)に未処理空気(X)が接触することで微量金属作用により未処理空気(X)に対して十分に浄化及び消臭処理が施されることになる。
未処理空気(X)と接触した洗浄水(W)は、集水板(12)上に落下し、洗浄水貯留槽(2)に向って流れ落ち、洗浄水貯留槽(2)内へと回収される。
そして、上記の通り、水分除去部(6)が金属イオン供給材によって形成されているため、そのような水分除去部(6)に洗浄水(W)を散水された空気が通過する際に比較的長時間にわたって接触することで微量金属作用により洗浄水(W)を散水された空気に対して十分に浄化及び消臭処理が施されることになる。
以上のようにして、洗浄水(W)に接触することで洗浄処理が施されるとともに、微量金属作用による浄化及び消臭処理が行われた処理済空気(Y)は、空気吹出口(9)から空気浄化消臭装置(1)の外部へと吹き出すのである。
もちろん、空気浄化消臭装置(1)は、微量金属作用を発揮する銅イオンや銀イオン等の金属イオンが機械工作室内で作業する者の目又は鼻腔や口腔内の粘膜等を刺激して人体に悪影響を及ぼすという問題もない。
1 空気浄化消臭装置
2 浄化水貯留槽
3 洗浄水流路
4 洗浄水ポンプ
5 洗浄水散水部
6 水分除去部
7 送風機
8 空気吸引口
9 空気吹出口
10 筐体
11 金属イオン供給体
12 集水板
13 操作パネル
W 洗浄水
X 未処理空気
Y 処理済空気

Claims (3)

  1. 送風機と、空気吸引口と、空気吹出口とにより空気の流路が筐体内に形成されており、汚染された未処理空気が該空気吸引口から該装置の内部へと吸入され、洗浄水に該未処理空気を接触させることで該未処理空気に対する洗浄処理が施されるとともに、該未処理空気に対する微量金属作用による浄化及び消臭処理が行われ、処理済空気が該空気吹出口から該装置の外部へと吹き出す構成の空気浄化消臭装置であって、該装置を形成する部材、即ち、該洗浄水をその内部に貯留するための洗浄水貯留槽、該洗浄水を該洗浄水貯留槽から洗浄水散水部へと流し入れるための洗浄水流路、該洗浄水を該洗浄水貯留槽から該洗浄水散水部へと送り出すための洗浄水ポンプ、該未処理空気に対して該洗浄水を散水するための洗浄水散水部、又は該洗浄水を散水した空気を通過させることで該空気に含有される余剰水分を付着させて除去するための水分除去部の内、何れか又は全てが微量金属作用を発揮する金属イオンを供給するための金属イオン供給材によって形成されていることを特徴とする空気浄化消臭装置。
  2. 送風機と、空気吸引口と、空気吹出口とにより空気の流路が筐体内に形成されており、汚染された未処理空気が該空気吸引口から該装置の内部へと吸入され、洗浄水に該未処理空気を接触させることで該未処理空気に対する洗浄処理が施されるとともに、該未処理空気に対する微量金属作用による浄化及び消臭処理が行われ、処理済空気が該空気吹出口から該装置の外部へと吹き出す構成の空気浄化消臭装置であって、該装置を形成する部材、即ち、該洗浄水をその内部に貯留するための洗浄水貯留槽の内部に、微量金属作用を発揮する金属イオンを該洗浄水内に溶出させるための金属イオン供給材によって形成された金属イオン供給体を収容していることを特徴とする空気浄化消臭装置。
  3. 請求項1又は2に記載した空気浄化消臭装置であって、前記金属イオン供給材が銅材料又は銀材料であることを特徴とする空気浄化消臭装置。
JP2016001832U 2016-04-20 2016-04-20 空気浄化消臭装置 Expired - Fee Related JP3205050U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016001832U JP3205050U (ja) 2016-04-20 2016-04-20 空気浄化消臭装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016001832U JP3205050U (ja) 2016-04-20 2016-04-20 空気浄化消臭装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3205050U true JP3205050U (ja) 2016-06-30

Family

ID=56236213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016001832U Expired - Fee Related JP3205050U (ja) 2016-04-20 2016-04-20 空気浄化消臭装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3205050U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4713625B2 (ja) 精密部品洗浄装置
JP4023512B1 (ja) 液処理装置、空気調和装置、及び加湿器
KR101653189B1 (ko) 수소수를 이용한 휴대용 미세먼지 제거 살균 스프레이건
JPWO2008053871A1 (ja) 空気浄化装置
JP5108085B2 (ja) 局部洗浄機能付き便座、床洗浄機、クーリングタワー、空気洗浄システム、排水処理システム、コンタクトレンズ洗浄器、シャワー装置、ダイアライザー、医療器具洗浄装置、農業向け潅水及び散水システム、除菌マスク、食器洗浄機、食肉等洗浄除菌装置、洗濯システム、排便機消臭システム、食品徐菌洗浄システムおよび浴場・プール除菌システム
JP4705075B2 (ja) 浄水器
CN110251710A (zh) 用于生物杀灭剂的聚焦气相应用的装置和方法
KR100745633B1 (ko) 전해 살균장치를 구비하는 가습기
JP2014506496A (ja) オゾンおよび噴霧流体を用いる浄化システム
CN203595191U (zh) 负离子香薰厕所专用空气净化机
JP2010017413A (ja) 空気除菌装置
JP3205050U (ja) 空気浄化消臭装置
JP2022080823A (ja) ウィルス殺菌機能を有する空気清浄機
CN210251863U (zh) 一种污泥烘干废气处理装置
CN104787856A (zh) 一种离子水除菌消毒去污去异味装置
CN2764401Y (zh) 桌上型多功能杀菌除味器
KR20160007317A (ko) 공기 정화 장치
KR20190108249A (ko) 공기 집진기
JP2015078785A (ja) 空気清浄装置および空気調和機
KR20130019047A (ko) 피톤치드 캡슐 및 필터 부재가 수납된 샤워 헤드
JP5369804B2 (ja) 水処理装置
KR200360134Y1 (ko) 물을 이용한 음이온 발생 공기청정기
CN219367908U (zh) 一种杀菌消毒空气净化机
KR20130019053A (ko) 피톤치드 캡슐이 수납된 샤워 헤드 조립체 및 피톤치드 용출물 캡슐
JP2012075844A (ja) 家庭用歯肉溝洗浄システム

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3205050

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees