JP3204481U - 髪飾り具 - Google Patents
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Abstract
【課題】迅速かつ容易な装着を可能とし、かつ、装着時のズレを防止できる髪飾り具を提供する。【解決手段】弾力に富みC字状に湾曲した可撓性線材からなる芯軸1Aと、芯軸1Aの長さ方向端部が側頭部と略平行となるよう設けられた折り返し部1Bを備えており、使用者の頭部に装着可能に形成されたカチューシャ部1と、円弧状の冠芯材2Aに装飾部品が配されている装飾部2Bが取付けられた冠部2とを備え、冠部2をカチューシャ部1に対し、頭部前後方向へ回動可能とし、かつ、取付位置変更可能に連結する冠部の連結部2Cが、冠部の後頭部への回動を防止する回動防止手段を備えていることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、頭部に装着する髪飾り具に関する。
ティアラ等の頭頂部に載置される髪飾り具は、例えば、特許文献1に開示されているように、頭部への固定手段として、ヘアピンや櫛といった髪留めパーツを有している。
しかし、従来の髪飾り具においては、適切な装着位置を探りながら、髪型を崩さぬよう慎重に頭部への固定操作をすることが要求され、着脱に手間がかかるという問題があった。また、髪留めパーツは、髪の一部分に固定されるため、装着時に髪型を崩しやすく、また、髪飾り具が装着時にズレやすいという問題があった。
そこで、本考案は、迅速かつ容易な装着を可能とし、かつ、装着時のズレを防止できる髪飾り具を提供することを目的とするものである。
本考案のかかる目的は、弾力に富みC字状に湾曲した可撓性線材により使用者の頭部に装着可能に形成されたカチューシャ部と、円弧状の冠芯材に装飾部品が配されている装飾部が取付けられた冠部とを備え、前記冠部を前記カチューシャ部に対し、頭部前後方向へ回動可能とし、かつ、取付位置変更可能に連結する冠部の連結部が、前記冠部の後頭部への回動を防止する回動防止手段を備えていることを特徴とする髪飾り具によって解決される。
本考案によれば、弾力に富みC字状に湾曲した可撓性線材により、使用者の頭部に装着可能に形成されたカチューシャ部を有している。カチューシャ部は簡便に頭部に装着することができるから、髪飾り具の着脱が迅速かつ容易に可能となり、かつ、髪飾り具の、装着時のズレを防止することが可能になる。
また、本考案によれば、髪飾り具は、円弧状の冠芯材に装飾部品が配されている装飾部が取付けられた冠部を有している。冠部は、冠芯材の長さ方向端部に、冠部を取付位置変更可能にカチューシャ部に連結している連結部を備えている。そのため、冠部は、髪飾り具装着時において、カチューシャ部の長さ方向に沿って、使用者の好みに応じた取付位置に移動可能となる。したがって、使用者は、自身のトータルコーディネートを考慮し、冠部を位置調整して、髪飾り具を装着することが可能となる。
さらに、本考案によれば、連結部は、冠部を、頭部前後方向へ回動可能としている。そのため、冠部は、カチューシャ部の装着の位置によらず、回動によって、使用者の頭部の形状に合わせて載置することが可能になる。それによって、髪飾り具の装着の際に、冠部の装着位置の精密な調整を不要とし、髪飾り具の装着に要する時間を短縮することができる。
また、本考案によれば、連結部は、冠部の後頭部への回動を防止する手段を備えている。そのため、冠部は、使用者の動きによって一時的に冠部の回動が生じても、後頭部にまで回動することがなく、頭頂部前方に載置され続ける。したがって、冠部は、装飾部を使用者の前方に向けて表示させたまま、頭頂部前方に保持可能である。
さらに、本考案によれば、頭部に載置された冠部は、頭部との間に摩擦力を生じる。そのため、冠部は、カチューシャ部に対して、頭部前後方向へのストッパーとして働き、その結果、カチューシャ部の装着ズレを、より好適に防止することができる。
本考案の好ましい実施態様においては、前記冠部の連結部が、前記カチューシャ部の長さ方向に沿って前記冠部をスライド可能としている。
本考案の好ましい実施態様によれば、冠部の連結部が、カチューシャ部の長さ方向に沿って、冠部をスライド可能にしているから、髪飾り具の装着に際して、冠部をスライドさせての位置調整が可能となる。したがって、冠部の取付位置変更にかかる手間を低減でき、より迅速かつ容易な着脱が可能となる。
本考案の好ましい実施態様によれば、冠部の連結部が、カチューシャ部の長さ方向に沿って、冠部をスライド可能にしているから、髪飾り具の装着に際して、冠部をスライドさせての位置調整が可能となる。したがって、冠部の取付位置変更にかかる手間を低減でき、より迅速かつ容易な着脱が可能となる。
本考案のさらに好ましい実施態様においては、前記連結部が、冠芯材の長さ方向両端に設けられ、前記カチューシャ部の芯軸が挿通される通し輪からなり、前記回動防止手段が、頭部上方まで前記冠部が回動すると、前記通し輪と前記カチューシャ部の芯軸とが交差して係止するように構成されている。
本考案のさらに好ましい実施態様によれば、連結部は、冠芯材の長さ方向両端に設けられ、カチューシャ部の芯軸が挿通される通し輪からなり、回動防止手段は、頭部上方まで冠部が回動すると、通し輪とカチューシャ部の芯軸とが交差して係止する構成となっている。これにより、連結部は単に、芯軸との交差の際に変形しないだけの剛性がある輪を用いればよく、したがって、連結部を極めて簡易な方法によって形成できる。これによって、髪飾り具の製造コストを低減させることができる。
本考案のさらに好ましい実施態様によれば、連結部は、冠芯材の長さ方向両端に設けられ、カチューシャ部の芯軸が挿通される通し輪からなり、回動防止手段は、頭部上方まで冠部が回動すると、通し輪とカチューシャ部の芯軸とが交差して係止する構成となっている。これにより、連結部は単に、芯軸との交差の際に変形しないだけの剛性がある輪を用いればよく、したがって、連結部を極めて簡易な方法によって形成できる。これによって、髪飾り具の製造コストを低減させることができる。
本考案のさらに好ましい実施態様においては、前記カチューシャ部の長さ方向両端が折り返され、側頭部と略平行に当接する折り返し部が設けられている。
本考案のさらに好ましい実施態様によれば、カチューシャ部の長さ方向両端が折り返され、側頭部と略平行に当接する折り返し部が設けられているから、カチューシャ部端部が頭部と接触する面積が増える。したがって、髪飾り具装着時において、カチューシャ部がよりズレにくくなるとともに、長時間の装着においても、使用者に痛みが生じることを防ぐことができる。
本考案のさらに好ましい実施態様によれば、カチューシャ部の長さ方向両端が折り返され、側頭部と略平行に当接する折り返し部が設けられているから、カチューシャ部端部が頭部と接触する面積が増える。したがって、髪飾り具装着時において、カチューシャ部がよりズレにくくなるとともに、長時間の装着においても、使用者に痛みが生じることを防ぐことができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の好ましい実施の形態にかかる髪飾り具につき、詳細に説明する。
図1に示されるように、本考案の好ましい実施態様にかかる髪飾り具は、カチューシャ部1と冠部2を備え、冠部2は連結部2Cにカチューシャ部1が挿通されている。カチューシャ部1は芯軸1Aを有し、芯軸1Aは弾力に富みC字状に湾曲した可撓性線材によって構成されている。したがって、使用者は、軽い力で、芯軸1Aを押し広げることができ、押し広げられると、芯軸1Aには元の形状に戻ろうとする力が生成されるから、カチューシャ部1は、簡便に頭部に装着することができ、頭部を挟持する。したがって、髪飾り具は、頭部に迅速かつ容易に着脱可能であり、かつ、ズレなく装着可能である。
図1に示されるように、本考案の好ましい実施態様にかかる髪飾り具は、カチューシャ部1と冠部2を備え、冠部2は連結部2Cにカチューシャ部1が挿通されている。カチューシャ部1は芯軸1Aを有し、芯軸1Aは弾力に富みC字状に湾曲した可撓性線材によって構成されている。したがって、使用者は、軽い力で、芯軸1Aを押し広げることができ、押し広げられると、芯軸1Aには元の形状に戻ろうとする力が生成されるから、カチューシャ部1は、簡便に頭部に装着することができ、頭部を挟持する。したがって、髪飾り具は、頭部に迅速かつ容易に着脱可能であり、かつ、ズレなく装着可能である。
ここに、可撓性線材は、上記の迅速かつ容易な着脱を実現できるものであれば、様々な材質のものを採用でき、例えば金属、木、竹、プラスチック等を用いることができる。強度および弾力性の観点からは、これらの材料のうち金属が好適である。
また、芯軸1Aの表面にコーティングを施すことができる。芯軸1Aの表面にコーティングを施すことによって、カチューシャ部1の肌への刺激を低減させ、髪色に合わせて、カチューシャ部1の色を決定することができ、さらには、カチューシャ部1の表面摩擦力を高めて、髪飾り具を持ちやすくするといった機能を付与でき、使用者のニーズに合わせた製品の製造が可能である。
また、芯軸1Aの表面にコーティングを施すことができる。芯軸1Aの表面にコーティングを施すことによって、カチューシャ部1の肌への刺激を低減させ、髪色に合わせて、カチューシャ部1の色を決定することができ、さらには、カチューシャ部1の表面摩擦力を高めて、髪飾り具を持ちやすくするといった機能を付与でき、使用者のニーズに合わせた製品の製造が可能である。
図1に示されるように、芯軸1Aの長さ方向両端に、折り返し部1Bが設けられている。折り返し部1Bは、髪飾り具の装着時において、側頭部と略平行に当接するように構成されているから、髪飾り具の装着時において、芯軸1Aの端部が頭部と接触する際の面積を増大させて、カチューシャ部1をズレにくくする効果がある。さらに、折り返し部1Bには、髪飾り具の装着時において、側頭部にかかる押圧力を低減し、長時間の装着によって、使用者に痛みが生じることを防ぐ効果がある。
ここで、折り返し部1Bは、芯軸1Aの端部を折り曲げることによって、芯軸1Aと連続するように設けても、芯軸1Aとは異なった素材を接ぐことによって形成してもよい。いずれの場合でも、折り返し部1Bに、柔らかく摩擦力の高い素材、例えば、スポンジやゴムを、折り返し部1Bのまわりを覆うように設ける、あるいは、折り返し部1Bと側頭部とが当接する面に接着する、といったことによって、折り返し部1Bが有する効果を高めることができる。
図1に示されるように、冠部2は、装飾部2Bと、装飾部2Bが取り付けられている円弧状の冠芯材2Aを備えている。装飾部2Bは金属製の芯材にビーズ等の装飾用素材を配したものである。なお、図1では、簡略化のため、装飾用素材は省略している。
冠芯材2Aの両端部には、連結部2Cが取り付けられている。冠部2は、冠芯材2Aの両端部に取り付けられている連結部2Cによって、カチューシャ部1に連結されている。また、冠芯材2Aの円弧は紙面手前側に凸状の円弧上に形成されている。カチューシャ部1の冠芯材2Aは、使用者の頭部の曲面に沿って、装飾部2Bが前面に位置するように、装着される。
冠芯材2Aの両端部には、連結部2Cが取り付けられている。冠部2は、冠芯材2Aの両端部に取り付けられている連結部2Cによって、カチューシャ部1に連結されている。また、冠芯材2Aの円弧は紙面手前側に凸状の円弧上に形成されている。カチューシャ部1の冠芯材2Aは、使用者の頭部の曲面に沿って、装飾部2Bが前面に位置するように、装着される。
図1においては、装飾部2Bは単純なパターンで形成されているが、実際には、装飾部2Bのパターンは自由に構成することができる。例えば、装飾部2Bの形状を、レースや幾何学模様といった、線を主体とした装飾的形状とすることができる。これによって、装飾部2Bの意匠的美観性を向上させることができる。
図1において、連結部2Cは、芯軸1Aの軸径よりも径の大きい通し輪によって構成されている。このため、通し輪には、芯軸1Aが、通し輪に対して遊びがあるように、挿通されている。通し輪と芯軸1Aとの間に遊びがあることによって、連結部2Cは、冠部2の取付位置と取付角度を変えることができる。これにより、冠部2は、髪飾り具装着時において、使用者の頭部前後方向への回動が可能となっている。また、通し輪と芯軸1Aとの間に遊びがあることによって、連結部2Cとカチューシャ部1とがゆるく連結され、それによって、冠部2は、カチューシャ部1の長さ方向へのスライドができるから、髪飾り具装着時において、冠部2は、使用者の好みに応じて、冠部2の取付位置を変えるように、側頭部近傍への移動が可能である。
加えて、通し輪は、剛性のある素材で形成されており、剛性があることによって、連結部2Cが、カチューシャ部1との接触で変形しないように構成されている。これによって、冠部2が回動する際に、通し輪が芯軸1Aと交差する位置で、通し輪が芯軸1Aに当接し、冠部2が係止される。これにより、通し輪が、髪飾り具装着時において、冠部2の、使用者の後頭部への回動を防止することが可能である。
加えて、通し輪は、剛性のある素材で形成されており、剛性があることによって、連結部2Cが、カチューシャ部1との接触で変形しないように構成されている。これによって、冠部2が回動する際に、通し輪が芯軸1Aと交差する位置で、通し輪が芯軸1Aに当接し、冠部2が係止される。これにより、通し輪が、髪飾り具装着時において、冠部2の、使用者の後頭部への回動を防止することが可能である。
なお、連結部2Cの通し輪は、冠部2に対する取付角度に注意する必要がある。もし、通し輪を、通し輪のなす平面が冠芯材2Aの円弧のなす平面と略垂直になるように取り付けた場合、冠部2は、回動をする際に、通し輪と芯軸1Aとが交差せず、360度回動する。すなわち、連結部2Cに、冠部2に対する後頭部への回動防止機能が生じないこととなる。したがって、連結部2Cの通し輪は、冠部2に対する後頭部への回動防止機能を有するように、通し輪のなす平面が冠芯材2Aの円弧のなす平面に対し略平行になるよう固定することが望ましい。
図2(a)は本考案の好ましい実施態様にかかる髪飾り具の冠部の略正面図である。
図2(a)には、冠部2の他の例を示している。装飾部2Bは冠芯材2Aを編むことによって、形成されており、装飾部2Bは冠芯材2Aと一体化したものとなっている。このように、装飾部2Bは冠芯材2Aと一体化させることもできる。これにより、より複雑なデザインパターンを実現できる。
図2(a)には、冠部2の他の例を示している。装飾部2Bは冠芯材2Aを編むことによって、形成されており、装飾部2Bは冠芯材2Aと一体化したものとなっている。このように、装飾部2Bは冠芯材2Aと一体化させることもできる。これにより、より複雑なデザインパターンを実現できる。
図2(b)は、冠部2をカチューシャ部1と連結させた際の連結部2Cの略要部拡大図である。
図2(b)においては、連結部2Cを構成する通し輪は、円の縁の一部を尖らせた、いわゆる雫型の形状に形成されている。雫型に形成された通し輪は、例えば、真円形に形成された通し輪に比べ、冠部2を、髪飾り具装着時において、使用者の頭部前後方向への回動を可能とする遊びを備えたまま、芯軸1Aと連結部2Cとの間に余分な隙間ができないように、通し輪の径をより小さく形成することができる。したがって、雫型に形成された通し輪は、本髪飾り具の装着時に、連結部2Cが使用者の頭部に強く当たったり、連結部2Cと芯軸1Aとの間に使用者の髪がはさまったりして、使用者に痛みが生じることを防止できる。
図2(b)においては、連結部2Cを構成する通し輪は、円の縁の一部を尖らせた、いわゆる雫型の形状に形成されている。雫型に形成された通し輪は、例えば、真円形に形成された通し輪に比べ、冠部2を、髪飾り具装着時において、使用者の頭部前後方向への回動を可能とする遊びを備えたまま、芯軸1Aと連結部2Cとの間に余分な隙間ができないように、通し輪の径をより小さく形成することができる。したがって、雫型に形成された通し輪は、本髪飾り具の装着時に、連結部2Cが使用者の頭部に強く当たったり、連結部2Cと芯軸1Aとの間に使用者の髪がはさまったりして、使用者に痛みが生じることを防止できる。
図3は図1の髪飾り具の装着例を示す略説明図である。
図3においては、図1及び図2における髪飾り具が頭部に装着された時の状態を、側面から見ている。なお、図3においては、装飾部2Bは示されていない。図3に示されるように、本実施態様にかかる髪飾り具は、装着時において、カチューシャ部1が頭頂部から耳の後ろにかけて嵌着された状態で使用者の頭部に固定され、同時に、冠部2は頭頂部前方にカチューシャ部1と連結した状態で頭部の曲面に沿って載置されるように構成されている。
図3においては、図1及び図2における髪飾り具が頭部に装着された時の状態を、側面から見ている。なお、図3においては、装飾部2Bは示されていない。図3に示されるように、本実施態様にかかる髪飾り具は、装着時において、カチューシャ部1が頭頂部から耳の後ろにかけて嵌着された状態で使用者の頭部に固定され、同時に、冠部2は頭頂部前方にカチューシャ部1と連結した状態で頭部の曲面に沿って載置されるように構成されている。
このとき、連結部2Cの通し輪は、髪飾り具の装着に伴って、カチューシャ部1および頭部と密着するため、連結部2Cとカチューシャ部1との間、及び、連結部2Cと頭部との間に生成される摩擦力によって静止する。連結部2Cが静止すれば、それにともなって、冠部2も静止するから、冠部2の、カチューシャ部1の長さ方向に沿ったスライドは防止され、冠部2のカチューシャ部1に対する取付位置が固定される。
一方で、連結部2Cの通し輪は、カチューシャ部1および頭部と密着していても回動可能なままである。これによって、冠部2は、カチューシャ部1の装着の位置によらず、回動によって、使用者の頭部の形状に合わせて載置することが可能になる。このため、髪飾り具の装着の際に、冠部2の装着位置の精密な調整を不要とし、髪飾り具の装着に要する時間を短縮することができる。
一方で、連結部2Cの通し輪は、カチューシャ部1および頭部と密着していても回動可能なままである。これによって、冠部2は、カチューシャ部1の装着の位置によらず、回動によって、使用者の頭部の形状に合わせて載置することが可能になる。このため、髪飾り具の装着の際に、冠部2の装着位置の精密な調整を不要とし、髪飾り具の装着に要する時間を短縮することができる。
図3においては、冠部2が回動する際に、通し輪が、芯軸1Aと交差することで、冠部2の、後頭部への回動を防止することができる。それによって、冠部2は、使用者の動きによって一時的に冠部2の回動が生じても、後頭部にまで回動することがなく、頭頂部前方に載置され続ける。したがって、冠部2は、装飾部2Bを使用者の前方に向けて表示させたまま、頭頂部前方に保持可能である。さらに、冠部2が頭部に載置されている間は、冠部2は、冠部2と頭部との間に生成される摩擦力により、カチューシャ部1の頭部前後方向に対するストッパーとして働き、カチューシャ部1のズレをより防止できる。
このように、本髪飾り具の装着時において、カチューシャ部1と冠部2は連結部2Cを通じて相互に係止し合う関係にある。これにより、使用者の頭部前方に装飾部2Bを配置し、かつ、頭部にズレなく装着できる髪飾り具を得ることができる。
図4は、図1の髪飾り具について、冠部2を、カチューシャ部1の長さ方向にスライドし、使用者の側頭部近傍に載置した装着例を示した略説明図である。
図1に示されるように、髪飾り具装着時でなければ、冠部2はカチューシャ部1とゆるく連結されていることから、髪飾り具装着前に、冠部2は、カチューシャ部1の長さ方向に沿ってスライド可能である。したがって、図4に示されるように、髪飾り具は、使用者の好みに応じて、冠部2を、取付位置を変更させた状態で装着することができる。これにより、使用者は自分の好みに応じて冠部2の取付位置を変更できるから、使用者は自身のトータルコーディネートを考慮し、冠部2を位置調整して、髪飾り具を装着することが可能となる。
この場合も図3と同様に、本髪飾り具の装着時において、冠部2は、連結部2Cとカチューシャ部1との間、及び、連結部2Cと頭部との間に生成される摩擦力によって、カチューシャ部1の長さ方向に沿ったスライドは防止されている。
図1に示されるように、髪飾り具装着時でなければ、冠部2はカチューシャ部1とゆるく連結されていることから、髪飾り具装着前に、冠部2は、カチューシャ部1の長さ方向に沿ってスライド可能である。したがって、図4に示されるように、髪飾り具は、使用者の好みに応じて、冠部2を、取付位置を変更させた状態で装着することができる。これにより、使用者は自分の好みに応じて冠部2の取付位置を変更できるから、使用者は自身のトータルコーディネートを考慮し、冠部2を位置調整して、髪飾り具を装着することが可能となる。
この場合も図3と同様に、本髪飾り具の装着時において、冠部2は、連結部2Cとカチューシャ部1との間、及び、連結部2Cと頭部との間に生成される摩擦力によって、カチューシャ部1の長さ方向に沿ったスライドは防止されている。
1 カチューシャ部
1A 芯軸
1B 折り返し部
2 冠部
2A 冠芯材
2B 装飾部
2C 連結部
1A 芯軸
1B 折り返し部
2 冠部
2A 冠芯材
2B 装飾部
2C 連結部
Claims (4)
- 弾力に富みC字状に湾曲した可撓性線材により使用者の頭部に装着可能に形成されたカチューシャ部と、
円弧状の冠芯材に装飾部品が配されている装飾部が取付けられた冠部とを備え、
前記冠部を前記カチューシャ部に対し、頭部前後方向へ回動可能とし、かつ、取付位置変更可能に連結する冠部の連結部が、前記冠部の後頭部への回動を防止する回動防止手段を備えていることを特徴とする髪飾り具。 - 前記冠部の連結部が、前記カチューシャ部の長さ方向に沿って前記冠部をスライド可能にしていることを特徴とする請求項1に記載の髪飾り具。
- 前記連結部は、冠芯材の長さ方向両端に設けられ、前記カチューシャ部の芯軸が挿通される通し輪からなり、
前記回動防止手段は、頭部上方まで前記冠部が回動すると、前記通し輪と前記カチューシャ部の芯軸とが交差して係止する構成となっていることを特徴とする請求項2に記載の髪飾り具 - 前記カチューシャ部の長さ方向両端が折り返され、側頭部と略平行に当接する折り返し部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の髪飾り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016001225U JP3204481U (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | 髪飾り具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016001225U JP3204481U (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | 髪飾り具 |
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JP3204481U true JP3204481U (ja) | 2016-06-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016001225U Expired - Fee Related JP3204481U (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | 髪飾り具 |
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2016
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