JP3204259U - 文字灯 - Google Patents

Abstract

【課題】設置が容易で、かつ、設置後の文字変更（追加又は削除）や設置後の文字灯の表示方向変更をも容易に可能とする文字灯を提供する。【解決手段】文字灯１は、所定の文字形状に成形したプリント回路基板２と、プリント回路基板２の表面又は裏面に搭載する光源３と、プリント回路基板２の端部から突出し光源３に電気を導く導電性棒体４と、を備える。光源３の配置は、発光した際にプリント回路基板の成形文字と同一文字を発光表示するような配置とする。導電性棒体４の形状は、所定のくびれ部を有する円柱形状又は円筒形状とすることが好ましい。【選択図】図１

Description

本願考案は、文字形状に発光する文字灯に関するものである。

従来から、広告・宣伝又は案内用の看板や表示灯等としてＬＥＤ光源等を利用して所望の文字を発光表示する設備又は装置が存在する。

例えば、切文字形状に形成した外周に起立壁を有するボックスと、導光照明を行う導光板と、前記ボックスの開口を塞ぐ表面拡散板と、を備えるとともに、前記起立壁の内周にＬＥＤモジュールを配置したフレキシブル基板を配置し発光することによって、切文字を均一的に照明する看板用照明切文字である（特許文献１）。

また、前面及び背面の両面が開口したチャンネル文字用の枠体の内部を仕切り壁によって前面側収容部と背面側収容部に仕切り、前記前面側収容部に二以上のＬＥＤを配列するとともに、前記枠体の開口部を透光性のカバーで被覆して、所望の文字を表示するＬＥＤを用いたチャンネル文字も存在する（特許文献２）。

特開２００８−２９２９５９号公報 特開２００５−２６６６７７号公報

上述した特許文献１の看板用照明切文字及び特許文献２のＬＥＤを用いたチャンネル文字は、いずれも文字部分の外周に起立壁を有するボックスや枠体（以下、「箱体等」と呼ぶ。）が存在し、前記箱体等の内部にＬＥＤを配置した基板を固定したうえで、所望の文字を発光表示させる装置又は設備であり、前記箱体等への前記基板の組み込み、前記基板へのケーブルの取り付け、あるいは前記ケーブルの引き回し等の設置前工程及び作業が生じる。

そこで、前述したような設置前工程及び作業を可能な限り削減して設置を容易とする、文字灯を提供することを課題とした。

本願考案は、所定の文字形状に成形したプリント回路基板と、前記プリント回路基板上の一方の面又は他方の面に搭載する複数の光源と、前記プリント回路基板の端部から突出し前記光源に電気を導く導電性棒体と、を備え、前記光源の配置を前記光源が発光した際に当該プリント回路基板の成形文字と同一文字を発光表示するような配置とした文字灯を提供する。

また、本願考案は、所定の文字形状に成形したプリント回路基板と、前記プリント回路基板上の一方の面又は他方の面に搭載する複数の光源と、前記プリント回路基板の端部から突出し断面形状を円形状とし前記光源に電気を導く導電性棒体と、を備え、前記光源の配置を前記光源が発光した際に当該プリント回路基板の成形文字と同一文字を発光表示するような配置とした文字灯を提供する。

また、本願考案は、所定の文字形状に成形したプリント回路基板と、前記プリント回路基板上の一方の面又は他方の面に搭載する複数の光源と、前記プリント回路基板の端部から突出し断面形状を円形状とし前記光源に電気を導く導電性棒体と、を備え、前記光源の配置を前記光源が発光した際に当該プリント回路基板の成形文字と同一文字を発光表示するような配置とし、前記導く導電性棒体を前記プリント回路基板の根元側から先端部に向かって太軸部から細軸部を経由して再び太軸部となるくびれ部を有する形状とした文字灯を提供する。

本願考案の文字灯は、所定の文字形状に成形したプリント回路基板と、前記プリント回路基板上に搭載する所定の光源と、前記プリント回路基板の端部から突出する導電性棒体とを備えるため、上述したような箱体等への基板の組み込み及び基板へのケーブルの取り付けが不要となる。また、プリント回路基板の端部より突出する導電性棒体を給電受体に挿入することにより光源への導電が行えるため、基板へのケーブルの取り付けやケーブルの引き回しも不要となる。

さらに、前記導電性棒体を給電受体に挿入するのみで設置が完了するため、設置が容易であり、また、設置後に文字の変更（追加、削除）することや設置文字灯の表示方向を変更することも容易に可能とする。

また、所定の文字形状に成形したプリント回路基板と、前記プリント回路基板上に搭載する所定の光源とを備え、前記光源の配置を前記光源が発光した際に当該プリント回路基板の成形文字と同一文字を発光表示するような配置としたため、昼夜を問わず、所定の文字表示を可能とする。

また、本願考案の文字灯は、前記導電性棒体の断面形状を円形状としたため、円筒状の給電受体に挿入した際に３６０度全方位に回動可動である。

また、本願考案の文字灯は、前記導電性棒体を、所定のくびれ部を有する形状としたため、当該文字灯を円筒状の給電受体に挿入した際に抜け難い。

図１は文字灯の表面側の外観を示した図である。 図２は導電性棒体の拡大図である。 図３は文字灯の使用状態を示した説明図（正面図）である。 図４は文字灯の使用状態を示した説明図（平面図）である。

昼夜を問わずに利用可能で、設置が容易で、かつ、設置後の様々な変更も容易に可能である文字灯として実施する。

まずは、図１は、文字灯の構成について図１から図３に従い説明する。

文字灯（１）は、アルファベットの「Ｎ」形状に成形したプリント回路基板（２）と、前記プリント回路基板上の表面に搭載する１３個の光源（３）と、前記プリント回路基板の下端部から突出した導電性棒体（４）と、で構成する（図１）。

前記プリント回路基板（２）の形状について、アルファベット、ひらがな、カタカナ、漢字等、案内又は広告・宣伝用に表示するための文字形状であれば、いかなる文字形状でも良い。

前記光源（３）の配置について、前記光源が発光した際に当該プリント回路基板の成形文字である「Ｎ」と同一の文字を発光表示するような配置としている（図１）。

また、前記光源（３）の配置について、本実施例では前記プリント回路基板の表面に搭載したが、前記光源が発光した際に当該プリント回路基板の成形文字と同一文字を発光表示できれば良く、表面に付加して裏面にも搭載しても良いし、また、表面に代えて裏面に搭載しても良いものとする。なお、光源にはＬＥＤを採用している。

前記導電性棒体（４）について、図示しない給電受体に挿入することにより前記光源（３）に導電可能な棒状の導電性体であれば良いものとする。

前記導電性棒体（４）の断面形状は、円形状としている（図２）。これは、円筒状の給電受体（５）に挿入（設置）した際に、前記導電性棒体を軸心として回動可能とさせるためである（図３）。

前記導電性棒体（４）の形状について、円柱形状又は円筒形状としている。また、前記プリント回路基板側の根元側の第１の太軸部（４１）から先端側に向かって延設しいったん細軸部（４２）を経由した後に、再び第２の太軸部（４３）に延設する形状を採用している。つまり、前記第１の太軸部と前記第２の太軸部との間にくびれ部を有する形状となる（図２）。

次に、文字灯の使用例について図３及び図４に従い説明する。

文字灯（１）の下端部から突出する導電性棒体（４）を、円筒状の給電受体（５）に挿入することのみで設置が完了する（図３及び図４）。

前記文字灯（１）の前記導電性棒体（４）を円柱又は円筒形状とし、かつ、前記給電受体（５）の円筒形状を前記導電性棒体が挿脱自在な程度の径としているため、前記導電性棒体を軸心として３６０度回動可能となる（図４）。

また、前記給電受体（１０）を水平又は垂直にスライド移動自在に設けた場合においては、前記文字灯（１）が３６０度回動可能であるとともに、水平又は垂直方向にもスライド移動可能となり、利用のシーンが拡張される（図４）。

本願考案の文字灯は、設置が容易であり、また、文字灯設置後の変更（文字の追加又は削除）、あるいは設置した文字灯の表示方向を変更することも容易に可能とした優れた文字灯であるので、産業上の利用可能性を有する。

１ 文字灯
２ プリント回路基板
３ 光源（ＬＥＤ光源）
４ 導電性棒体
４１ 第１の太軸部
４２ 細軸部
４３ 第２の太軸部
５ 給電受体

Claims (3)

1. 所定の文字形状に成形したプリント回路基板と、
   前記プリント回路基板上の一方の面又は他方の面に搭載する複数の光源と、
   前記プリント回路基板の端部から突出し前記光源に電気を導く導電性棒体と、を備え、
   前記光源の配置を前記光源が発光した際に当該プリント回路基板の成形文字と同一文字を発光表示するような配置とした文字灯。
2. 前記導電性棒体の断面形状を円形状とした請求項１の文字灯。
3. 前記導電性棒体を、前記プリント回路基板の根元側から先端部に向かって太軸部から細軸部を経由して再び太軸部となるくびれ部を有する形状とした請求項１又は請求項２に記載の文字灯。