JP3203527U - アイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具 - Google Patents
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Abstract
【課題】靴のかかと部の大きさに応じてベルト長さを調節した後は、靴の側方側に沿って接触するように垂下する垂下部材や靴の前方側に長さ調節可能な前方側装着ベルトと連結して、靴をアイゼンやカンジキに装着し易くするとともに靴が左右にずれ難くするアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具を提供する。【解決手段】靴を装着する装着ベルトと連結されて使用され、靴のかかと部を円弧状に固定する円弧状固定ベルト43として、かつ、長さ調節可能に構成されるともに、前記円弧状固定ベルト43と連結して靴の外周に沿って接触するように垂下する垂下部材41とを備えて、これらの両部材43と41と靴50を装着する装着ベルト42が連結されて、靴50を固定する。【選択図】図10
Description
本考案は、靴をアイゼン・カンジキに装着するアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具に関する。
アイゼン・カンジキは登山者等が深い雪の上を歩くときに使用するものであり、靴の上に装着して足が雪中に深く沈み込まないようにするために使われる。雪が深くないときは歩行の妨げになるため、雪が深くなる所で装着し、雪が浅くなるところで取り外す。もともとは猟師が使っていたものと言われ、本来は木の枝をU字型に曲げたものを二つ組み合わせて片足分として、縄で靴の上からに縛り付けて使うものであった。
特許文献1には、ベルト等を用いて靴をアイゼン・カンジキに装着するものが開示されている。具体的には、その図1に示すように、靴用装着具10は、アイゼン70に取り付けられる一対の爪先側ベルト12,16及びヒール側ベルト22と、長尺の固定バンド30により構成される。爪先側ベルト12,16の端部は、三角環20に固定されている。また、固定バンド30は、係止具40,46と、それらの位置決め及び紛失防止を図るためのコキ52,54を備えており、バックル32を設けた端部30A側が前記ヒール側ベルト22の外足側に取り付けられる。特許文献2には、ガット面(2)によって構成され使用者の靴(4)を固定するための固定手段(MR)を含む形式の輪かんじき(1)であって、専用のカンジキと専用の靴を用いて靴を固定するものが開示されている。特許文献3には、かんじき上に靴を保持するための装置を提供するものであり、保持手段(1)は前保持手段(5)と後保持手段(6)を含む。前保持手段(5)は後に向かって開放されるインクロージャまたはキャビティ(8)を形成する保持壁(9a、9b、10a、10b、11、12、13a、13b)を含み、靴(2)の前先端部(2a)がその中に入る。靴(2)の後最先端部(2b)は後保持手段(6)によって保持され、所定位置においてキャビティが締付けられる構造が説明されている。
特開2008−035931号公報
特開2002−253303号公報
特開平9−294608号公報
ところで、アイゼンやカンジキに装着する靴(登山靴等)には、大きさの種類があり(大中小:LMSサイズ等)、これらのサイズが異なる靴でもアイゼンやカンジキに確実に固定する必要がある。ただし、靴のかかと部では、長さ調節が可能としたとしても、その長さ調節などは、靴の前方側とは異なり、その操作はし難いものである。すなわち、靴のかかと部では、靴の大きさに合わせて長さ調節を行なう必要があるものの、一旦長さ調節した後は、靴の前方側で締め付けることが締め付け操作として、その操作が行ないやすいものである。
しかしながら、特許文献1と2では、靴のかかと部の大きさに合わせた締め付け調整が行なう機構がないか(靴かかと部は、合成樹脂製等で予めサイズが決まったものが使用されているか)、また、その調節が難しいものが多く、しかも、仮にかかと部は締め付けができたとしても、靴の他の部分との連結がスムーズな作業で、靴の外周に沿って確実に固定できるものはなかった。
また、特許文献1では、アイゼンの両方の直線部分に渡した2本の部材の上に靴を載せ、それぞれの部材の両側に巻いた部材に金具を取り付け、その金具を利用して靴を固定するものである。この構造では、靴の左右方向の移動を防止することができず、アイゼンを使用して雪中を歩行すると靴がずれてバランスを崩し、歩行し難いという問題点があった。また、特許文献2では、カンジキと靴は、セットで用いられるものであるから汎用性が乏しいという問題点があった。また、特許文献3も、カンジキに使用されるものであるが、靴を確実に固定することは用意ではない。
また、図12(a)(b)に示すように、カンジキの靴かかと部固定用取り付け具121とは別の連結用掛止部材132を用いて、靴を装着する装着ベルトBと連結して使用される連結用掛止部材132がバックル132Bの穴に通されるが、バックル132Bが横向きで取り付けられると(バックル132Bの面が靴と垂直姿勢になる)、靴を装着する装着ベルトBとが捩れた状態になってしまい、靴の締め付けが十分になされなくなったり、その連結作業もスムーズに行なうことができず、また、上記横向きになると、靴の底に配されるアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具121の弾力性が失われて、雪道での歩行が難しくなる問題を有していた。
しかしながら、特許文献1と2では、靴のかかと部の大きさに合わせた締め付け調整が行なう機構がないか(靴かかと部は、合成樹脂製等で予めサイズが決まったものが使用されているか)、また、その調節が難しいものが多く、しかも、仮にかかと部は締め付けができたとしても、靴の他の部分との連結がスムーズな作業で、靴の外周に沿って確実に固定できるものはなかった。
また、特許文献1では、アイゼンの両方の直線部分に渡した2本の部材の上に靴を載せ、それぞれの部材の両側に巻いた部材に金具を取り付け、その金具を利用して靴を固定するものである。この構造では、靴の左右方向の移動を防止することができず、アイゼンを使用して雪中を歩行すると靴がずれてバランスを崩し、歩行し難いという問題点があった。また、特許文献2では、カンジキと靴は、セットで用いられるものであるから汎用性が乏しいという問題点があった。また、特許文献3も、カンジキに使用されるものであるが、靴を確実に固定することは用意ではない。
また、図12(a)(b)に示すように、カンジキの靴かかと部固定用取り付け具121とは別の連結用掛止部材132を用いて、靴を装着する装着ベルトBと連結して使用される連結用掛止部材132がバックル132Bの穴に通されるが、バックル132Bが横向きで取り付けられると(バックル132Bの面が靴と垂直姿勢になる)、靴を装着する装着ベルトBとが捩れた状態になってしまい、靴の締め付けが十分になされなくなったり、その連結作業もスムーズに行なうことができず、また、上記横向きになると、靴の底に配されるアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具121の弾力性が失われて、雪道での歩行が難しくなる問題を有していた。
そこで本考案の目的は、靴のかかと部の大きさに応じてベルト長さを調節した後は、靴の側方側に沿って接触するように垂下する垂下部材と連結されて使用したり、靴の前方側に長さ調節可能な前方側装着ベルトと連結して使用したり、また、カンジキに取り付け可能なカンジキの靴装着用取り付け具結と連結して使用することで、靴をアイゼンやカンジキに装着し易くするとともに靴が左右にずれ難くするアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具を提供することにある。
本考案のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具は、登山靴などの靴を雪の上などを歩くためのアイゼン・カンジキに装着して靴を固定するために靴かかと部に配されるアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具であって、靴を装着する装着ベルトと連結されて使用され、靴のかかと部を円弧状に固定する円弧状固定ベルトとして、かつ、長さ調節可能に構成されるともに、前記円弧状固定ベルトと連結して靴の外周に沿って接触するように垂下する垂下部材とを備えて、これらの両部材と靴を装着する装着ベルトが連結されて使用されることを特徴とする。
また、本考案のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具は、登山靴などの靴を雪の上などを歩くためのアイゼン・カンジキに装着して靴を固定するために靴かかと部に配されるアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具であって、
靴を装着する装着ベルトと連結されて使用され、靴のかかと部を円弧状に固定する円弧状固定ベルトとして、かつ、長さ調節可能に構成されるともに、靴の前方側に長さ調節可能な前方側装着ベルトを備え、該前方側装着ベルトは、そのベルト状の表面の凹凸状の爪が連続的に形成されるとともに前記凹凸に掛止する係止部材を備えたロック手段を備え、前記アイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具と連結されて使用されることを特徴とする。
本考案によれば、靴のかかと部の大きさに応じてベルト長さを調節した後は、靴の側方側に沿って接触するように垂下する垂下部材と連結して使用したり、靴の前方側に長さ調節可能な前方側装着ベルトと連結して使用したりすることで、靴をアイゼンやカンジキに装着し易くして、靴を左右にずれ難くする。
また、本考案のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具は、登山靴などの靴を雪の上などを歩くためのアイゼン・カンジキに装着して靴を固定するために靴かかと部に配されるアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具であって、
靴を装着する装着ベルトと連結されて使用され、靴のかかと部を円弧状に固定する円弧状固定ベルトとして、かつ、長さ調節可能に構成されるともに、靴の前方側に長さ調節可能な前方側装着ベルトを備え、該前方側装着ベルトは、そのベルト状の表面の凹凸状の爪が連続的に形成されるとともに前記凹凸に掛止する係止部材を備えたロック手段を備え、前記アイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具と連結されて使用されることを特徴とする。
本考案によれば、靴のかかと部の大きさに応じてベルト長さを調節した後は、靴の側方側に沿って接触するように垂下する垂下部材と連結して使用したり、靴の前方側に長さ調節可能な前方側装着ベルトと連結して使用したりすることで、靴をアイゼンやカンジキに装着し易くして、靴を左右にずれ難くする。
本考案としては、前記円弧状固定ベルトは、前記垂下部材に形成される係止穴であって前記円弧状固定ベルトの方向に形成されている係止穴に対して巻き付けられて長さ調節可能に構成されていることを特徴とする。
本考案によれば、前記垂下部材に形成される係止穴であって前記円弧状固定ベルトの方向に形成されている係止穴に対して巻き付けられていることにより、靴かかと部を巻きつけた状態のベルトで前記垂下部材と確実に連結される。
本考案によれば、前記垂下部材に形成される係止穴であって前記円弧状固定ベルトの方向に形成されている係止穴に対して巻き付けられていることにより、靴かかと部を巻きつけた状態のベルトで前記垂下部材と確実に連結される。
本考案としては、請求項1ないし4のいずれか1項記載のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具は、カンジキに連結用掛止部材が起立可能な状態で設けられるとともに、前記連結用掛止部材を起立させた状態にして靴を装着する前記装着ベルトと連結されるカンジキの靴装着用取り付け具に連結されることを特徴とする。
本考案によれば、前記カンジキの靴装着用取り付け具と連結することが容易になるとともに、靴の底部側の弾力性が発揮されて、雪道における歩行がし易くなる。
本考案によれば、前記カンジキの靴装着用取り付け具と連結することが容易になるとともに、靴の底部側の弾力性が発揮されて、雪道における歩行がし易くなる。
本考案によれば、靴のかかと部の大きさに応じてベルト長さを調節した後は、靴の側方側に沿って接触するように垂下する垂下部材と連結されて使用したり、靴の前方側に長さ調節可能な前方側装着ベルトと連結して使用したり、また、カンジキに取り付け可能なカンジキの靴装着用取り付け具結と連結して使用することで、靴をアイゼンやカンジキに装着し易くして靴を左右にずれ難くすることができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を図面にもとづいて説明する。説明の順序は本考案のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具と連結されるカンジキの靴装着用取り付け具を組み立てる順序に基づいている。
本考案のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具43は、アイゼンA1の他に、カンジキの靴装着用取り付け具12とも連結して使用可能である。アイゼンは、氷や氷化した雪の上を歩く際に滑り止めとして靴底に装着する、金属製の爪が付いた登山用具である。なお、カンジキは、わら(藁)沓(くつ)やゴム長靴などの下につけて雪上や湿地の歩行や作業に用いるはきものであり、雪の中に足が埋まらぬよう木の板や竹で輪や枠をつくり、縄をつけて沓をしばるものであり、輪っか状のタイプと、輪っか状ではないタイプがある。輪っから状のタイプがほとんどである(これを「輪かんじき」と呼んでいる)。本明細書中では、輪かんじきを例に説明するが、輪っか状ではタイプのカンジキにも本発明は適用可能である。
本考案のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具43は、アイゼンA1の他に、カンジキの靴装着用取り付け具12とも連結して使用可能である。アイゼンは、氷や氷化した雪の上を歩く際に滑り止めとして靴底に装着する、金属製の爪が付いた登山用具である。なお、カンジキは、わら(藁)沓(くつ)やゴム長靴などの下につけて雪上や湿地の歩行や作業に用いるはきものであり、雪の中に足が埋まらぬよう木の板や竹で輪や枠をつくり、縄をつけて沓をしばるものであり、輪っか状のタイプと、輪っか状ではないタイプがある。輪っから状のタイプがほとんどである(これを「輪かんじき」と呼んでいる)。本明細書中では、輪かんじきを例に説明するが、輪っか状ではタイプのカンジキにも本発明は適用可能である。
(アイゼンに適用した実施の形態)
図13は、本考案をアイゼンに適用した斜視図である。なお、図14は、従来のアイゼンの一例を示す斜視図である。
本考案のアイゼン・カンジキの靴装装着用取り付け具A1は、靴のかかと部を円弧状に固定する円弧状固定ベルトとして、かつ、長さ調節可能に構成される。すなわち、本考案のアイゼン・カンジキの靴装装着用取り付け具A1は、布や革などで柔軟性をもちつつ伸びにくい素材で所定の幅を持っており、靴50の外周に沿って接触するように垂下する垂下部材41を備えて、これらの両部材と靴を装着する装着ベルトが連結されて使用され、ベルトA1を通過させる穴を有するバックルA1b等を介して、その長さが調節可能になっている。また、前記垂下部材41を介して、前方側装着ベルト42と連結される。なお、本実施の形態では、左右の垂下部材41に輪っか状に掛けて、バックルA1bに二本のベルトA1を通過させているが、この例に限られず、長さ調整可能であれば良い。
靴50の前方側の前方側装着ベルト42は、合成樹脂製の長さ調節可能な前方側装着ベルトであり、該前方側装着ベルト42は、そのベルト状の表面の凹凸状の爪が連続的に形成されるとともに前記凹凸に掛止する係止部材を備えたロック手段42Rを備える。
前記垂下部材41は、前方側装着ベルト42と連結して靴50の外周に沿って接触するように垂下する部材であり、装着ベルト42等の方向に形成されている係止穴に対して巻き付けられる。また、アイゼンAの靴底に当たる部材と連結去れるようになっている。すなわち、垂下部材41は、三角状の板材に装着ベルトを通す穴41aが形成されており、アイゼンA1や靴50を装着したベルトで巻き付けられるようになっている。
したがって、靴のかかと部の大きさに応じて本実施形態のベルトA1の長さを調節した後は、該前方側装着ベルト42は、そのベルト状の表面の凹凸状の爪が連続的に形成されるとともに前記凹凸に掛止する係止部材を備えたロック手段42Rにより、靴50の前方側でのみ調整することになるので、靴のかかと部と同じ長さのベルトを配置した状態にして、靴をアイゼンAに装着し易くして靴を左右にずれ難くすることができる。
なお、図14の従来例では、アイゼン・カンジキの靴装装着用取り付け具C1は、合成樹脂製の円弧形状であり、靴の前方側を固定する前方側装着ベルト42に直接、つまり本考案のような垂下部材41を介さずに取り付けられるものであり、長さ調節もできない構成である。
図13は、本考案をアイゼンに適用した斜視図である。なお、図14は、従来のアイゼンの一例を示す斜視図である。
本考案のアイゼン・カンジキの靴装装着用取り付け具A1は、靴のかかと部を円弧状に固定する円弧状固定ベルトとして、かつ、長さ調節可能に構成される。すなわち、本考案のアイゼン・カンジキの靴装装着用取り付け具A1は、布や革などで柔軟性をもちつつ伸びにくい素材で所定の幅を持っており、靴50の外周に沿って接触するように垂下する垂下部材41を備えて、これらの両部材と靴を装着する装着ベルトが連結されて使用され、ベルトA1を通過させる穴を有するバックルA1b等を介して、その長さが調節可能になっている。また、前記垂下部材41を介して、前方側装着ベルト42と連結される。なお、本実施の形態では、左右の垂下部材41に輪っか状に掛けて、バックルA1bに二本のベルトA1を通過させているが、この例に限られず、長さ調整可能であれば良い。
靴50の前方側の前方側装着ベルト42は、合成樹脂製の長さ調節可能な前方側装着ベルトであり、該前方側装着ベルト42は、そのベルト状の表面の凹凸状の爪が連続的に形成されるとともに前記凹凸に掛止する係止部材を備えたロック手段42Rを備える。
前記垂下部材41は、前方側装着ベルト42と連結して靴50の外周に沿って接触するように垂下する部材であり、装着ベルト42等の方向に形成されている係止穴に対して巻き付けられる。また、アイゼンAの靴底に当たる部材と連結去れるようになっている。すなわち、垂下部材41は、三角状の板材に装着ベルトを通す穴41aが形成されており、アイゼンA1や靴50を装着したベルトで巻き付けられるようになっている。
したがって、靴のかかと部の大きさに応じて本実施形態のベルトA1の長さを調節した後は、該前方側装着ベルト42は、そのベルト状の表面の凹凸状の爪が連続的に形成されるとともに前記凹凸に掛止する係止部材を備えたロック手段42Rにより、靴50の前方側でのみ調整することになるので、靴のかかと部と同じ長さのベルトを配置した状態にして、靴をアイゼンAに装着し易くして靴を左右にずれ難くすることができる。
なお、図14の従来例では、アイゼン・カンジキの靴装装着用取り付け具C1は、合成樹脂製の円弧形状であり、靴の前方側を固定する前方側装着ベルト42に直接、つまり本考案のような垂下部材41を介さずに取り付けられるものであり、長さ調節もできない構成である。
(カンジキに適用した実施の形態)
図1は、本考案に係るカンジキ10を示す斜視図である。カンジキ10は、前後の円弧状部と、左右側の対向する2カ所の直線部11が変更して形成されており、直線部11に下向きにそれぞれ爪15が配されている。
図2は、本考案のカンジキの靴装着用取り付け具12を示す斜視図である。カンジキの靴装着用取り付け具12は、布や革などで柔軟性をもちつつ伸びにくい素材で所定の幅をもって円環状に形成された部分を有して連結用掛止部材31が設けられ、連結用掛止部材31の円環状部分31aが外側になるようにバックル31bが取り付けられ、円環状部分を重ね合わせた内側に同様の素材でカンジキの靴装着用の取り付け具12の靴固定部30が固定されている。カンジキの靴装着用の取り付け具12の円環状部分31aにバックル31bの「日」形状(或いはE形状)の中の横棒を通しており、カンジキの靴装着用の取り付け具12の靴固定部30は前記バックル31bを円環状のベルトに固定する。
図1は、本考案に係るカンジキ10を示す斜視図である。カンジキ10は、前後の円弧状部と、左右側の対向する2カ所の直線部11が変更して形成されており、直線部11に下向きにそれぞれ爪15が配されている。
図2は、本考案のカンジキの靴装着用取り付け具12を示す斜視図である。カンジキの靴装着用取り付け具12は、布や革などで柔軟性をもちつつ伸びにくい素材で所定の幅をもって円環状に形成された部分を有して連結用掛止部材31が設けられ、連結用掛止部材31の円環状部分31aが外側になるようにバックル31bが取り付けられ、円環状部分を重ね合わせた内側に同様の素材でカンジキの靴装着用の取り付け具12の靴固定部30が固定されている。カンジキの靴装着用の取り付け具12の円環状部分31aにバックル31bの「日」形状(或いはE形状)の中の横棒を通しており、カンジキの靴装着用の取り付け具12の靴固定部30は前記バックル31bを円環状のベルトに固定する。
図3は、カンジキ10にカンジキの靴装着用取り付け具12を装着した状態を示す斜視図である。2本のカンジキの靴装着用の取り付け具12を、カンジキ10の直線部に、バックル31bが爪15の突出方向とは逆になるように配置し、当該2つのカンジキの靴装着用の取り付け具12が外れないように、連結ベルト13にて締め込む。なお、2本のカンジキの靴装着用の取り付け具12は、カンジキの爪15を挟み込むように取り付けられる。本考案としては、カンジキの爪15を覆うカバーを繋ぐ連結部材がカンジキ10の左右の部材間に配されているが、この連結部材12Cに連結用掛止部材31が取り付けられていても良い。
図4は、巻き締め用ベルト14を拡大し個別に表示した図4(a)である。布や革などで柔軟性をもちつつ伸びにくい素材で所定の幅を持っており、前記カンジキの靴装着用の取り付け具12を下方から巻き込んだ後、それぞれ直角に方向を転換し(図4(b))、その端を前記バックル31bの穴に通すように構成されている。
ここで、本実施の形態に関わらず、本考案のカンジキの靴装着用取り付け具12が図11のように、連結用掛止部材31a、31bをカンジキに掛け渡す下側に配置させ、上側に前記連結掛止部材31a、31bを通す穴を開けた構造としてもよい。この図11の実施形態によれば、後述する補助部材()を使用せずとも、靴50は、弾力性をもってカンジキ10に本考案のカンジキの靴装着用取り付け具12が緩むことなく取り付けられる。
ここで、本実施の形態に関わらず、本考案のカンジキの靴装着用取り付け具12が図11のように、連結用掛止部材31a、31bをカンジキに掛け渡す下側に配置させ、上側に前記連結掛止部材31a、31bを通す穴を開けた構造としてもよい。この図11の実施形態によれば、後述する補助部材()を使用せずとも、靴50は、弾力性をもってカンジキ10に本考案のカンジキの靴装着用取り付け具12が緩むことなく取り付けられる。
図5は、前記図3の状態にしたものに、前記巻き締め用ベルト14を装着した状態を示す斜視図である。当該巻き締め用ベルト14で前記カンジキの靴装着用の取り付け具12におけるカンジキ10の直線部11に近い箇所を締め込むことで、さらにカンジキの靴装着用の取り付け具12が移動しないように固定される。
図6は、前記図5の状態にしたものに、Dリング33を装着した状態を示す斜視図である。当該Dリング33は、巻き締め用ベルト14の一方の端に通されて配される。
図7は、前記図6の状態にしたものに、靴50(図8参照)を装着するための前方側装着ベルト40、42及び、後方側装着ベルト43を装着した状態を示す斜視図である。
図8は、靴50をカンジキ10に装着した状態を示す斜視図である。
第1の前方側装着ベルト40は靴50の甲部分を固定するためのものであり、第2の前方側装着ベルト42は靴50の足首部分前方を固定するためのものであり、後方側装着ベルト43カンジキの靴かかと部固定用取り付け具43は靴50の足首部分後方(かかとの上方)を固定するためのものである。前記各前方側装着ベルト40,42は布や革などで柔軟性をもちつつ伸びにくい素材で所定の幅を持っている。
また、靴50の足首部分を固定する2つの前方側装着ベルト42と後方側装着ベルト43カンジキの靴かかと部固定用取り付け具43は、足首(踝)両側に配したY形の垂下部材41を介してDリング33に固定されている。前記各前方側装着ベルト40、42、及び後方側装着ベルト43の靴50への固定は、バックル32、33によって行われる。
第1の前方側装着ベルト40は靴50の甲部分を固定するためのものであり、第2の前方側装着ベルト42は靴50の足首部分前方を固定するためのものであり、後方側装着ベルト43カンジキの靴かかと部固定用取り付け具43は靴50の足首部分後方(かかとの上方)を固定するためのものである。前記各前方側装着ベルト40,42は布や革などで柔軟性をもちつつ伸びにくい素材で所定の幅を持っている。
また、靴50の足首部分を固定する2つの前方側装着ベルト42と後方側装着ベルト43カンジキの靴かかと部固定用取り付け具43は、足首(踝)両側に配したY形の垂下部材41を介してDリング33に固定されている。前記各前方側装着ベルト40、42、及び後方側装着ベルト43の靴50への固定は、バックル32、33によって行われる。
図10は、カンジキの靴かかと部固定用取り付け具43を説明する図である。カンジキの靴かかと部固定用取り付け具43は、前方側装着ベルト42や、前記円弧状固定ベルトと連結して靴の外周に沿って接触するように垂下する垂下部材41とを備えて、これらの両部材43,41と靴50を装着する装着ベルト42が連結されて使用される。本実施の形態の前方側装着ベルト42は、その合成樹脂製のベルト状の表面の係止爪が連続的に形成されるとともに前記凹凸に掛止する係止部材を備えたロック手段を備え、前記カンジキの靴かかと部固定用取り付け具43と連結されて使用される(図11(a))。また、前方側装着ベルト42としては、布製のベルトと、それを連結するO型リング36とを備えて、これらが連結させるものでも良い(図10(b))。この場合は、布製のベルト46が前方側装着ベルト42であり、O型リング36が前記垂下部材41であるが、前方側装着ベルト42を備えて、これらが連結させるものでも良い。
この例のように、靴50の後方側においても、カンジキの靴装着用取り付け具12の連結用掛止部材31aは、靴50を装着する装着ベルト42が通されるバックル31bを備えるか、又は、所定の幅をもって円環状に構成され、板状の垂下部材41の面の方向と一致するので、靴を固定する装着ベルト42との連結が行ない易く、また、靴の側方と接触するようにして、靴を固定することが出来る。
以上、本実施の形態に関わらず、本考案のカンジキの靴装着用取り付け具に靴を固定する方法が異なったものであっても、本考案のカンジキの靴装着用取り付け具、又は締め込みベルトを用いることで同様の作用効果を奏することは言うまでも無い。例えば、本実施の形態のカンジキの靴装着用取り付け具12を、カンジキ10の刃10aを覆うカバー16cが設けられるバンド16に取り付けるか、又は、このバンド16に前記連結用掛止部材(バックル)を取り付けて、カンジキの靴装着用取り付け具12としても良い。また、本実施の形態では、輪っか状のカンジキの靴装着用取り付け具12で説明したが、バックルなどの長さ調節部材を備えたベルトを輪っか状に長さ調節して使用しても良い。
10 カンジキ、
11 カンジキ直線部、
12 カンジキの靴装着用の取り付け具、
13 連結ベルト、
14 巻き締め用ベルト、
15 爪
30 カンジキの靴装着用の取り付け具の靴固定部、
31a 円環状部分(カンジキの靴装着用の取り付け具の連結用掛止部材)、
31b バックル(カンジキの靴装着用の取り付け具の連結用掛止部材)、
32 カンジキの靴装着用取り付け具の別形態、
32a 連結掛止部材を通す穴、
40、42 前方側装着ベルト、
41 垂下部材、
43 アイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具(後方側装着ベルト、円弧状固定ベルト)、
43b 後方側装着ベルトの長さ調整用バックル、
50 靴
11 カンジキ直線部、
12 カンジキの靴装着用の取り付け具、
13 連結ベルト、
14 巻き締め用ベルト、
15 爪
30 カンジキの靴装着用の取り付け具の靴固定部、
31a 円環状部分(カンジキの靴装着用の取り付け具の連結用掛止部材)、
31b バックル(カンジキの靴装着用の取り付け具の連結用掛止部材)、
32 カンジキの靴装着用取り付け具の別形態、
32a 連結掛止部材を通す穴、
40、42 前方側装着ベルト、
41 垂下部材、
43 アイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具(後方側装着ベルト、円弧状固定ベルト)、
43b 後方側装着ベルトの長さ調整用バックル、
50 靴
Claims (5)
- 登山靴などの靴を雪の上などを歩くためのアイゼン・カンジキに装着して靴を固定するために靴かかと部に配されるアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具であって、
靴を装着する装着ベルトと連結されて使用され、靴のかかと部を円弧状に固定する円弧状固定ベルトとして、かつ、長さ調節可能に構成されるともに、前記円弧状固定ベルトと連結して靴の外周に沿って接触するように垂下する垂下部材とを備えて、これらの両部材と靴を装着する装着ベルトが連結されて使用されることを特徴とするアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具。 - 前記垂下部材に形成される係止穴であって前記円弧状固定ベルトの方向に形成されている係止穴に対して巻き付けられるとともに、靴の前方側に長さ調節可能な前方側装着ベルトを備え、前記垂下部材に形成される係止穴であって前記円弧状固定ベルトの方向に形成されている係止穴に対して巻き付けられることを特徴とする請求項1記載のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具。
- 登山靴などの靴を雪の上などを歩くためのアイゼン・カンジキに装着して靴を固定するために靴かかと部に配されるアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具であって、
靴を装着する装着ベルトと連結されて使用され、靴のかかと部を円弧状に固定する円弧状固定ベルトとして、かつ、長さ調節可能に構成されるともに、靴の前方側に長さ調節可能な前方側装着ベルトを備え、該前方側装着ベルトは、そのベルト状の表面の凹凸状の爪が連続的に形成されるとともに前記凹凸に掛止する係止部材を備えたロック手段を備え、前記アイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具と連結されて使用されることを特徴とするアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具。 - 前記前方側装着ベルトに前記円弧状固定ベルトと連結して靴の外周に沿って接触するように垂下する垂下部材が取り付けられ、かつ前記垂下部材に形成される係止穴であって前記円弧状固定ベルトの方向に形成されている係止穴に対して巻き付けられ、これらの部材と靴を装着する装着ベルトが連結されて使用されることを特徴とする請求項3記載のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具。
- 請求項1ないし4のいずれか1項記載のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具は、カンジキに連結用掛止部材が起立可能な状態で設けられるとともに、前記連結用掛止部材を起立させた状態にして靴を装着する前記装着ベルトと連結されるカンジキの靴装着用取り付け具に連結されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載のアイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015006006U JP3203527U (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | アイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015006006U JP3203527U (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | アイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具 |
Publications (1)
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---|---|
JP3203527U true JP3203527U (ja) | 2016-04-07 |
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Family Applications (1)
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JP2015006006U Active JP3203527U (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | アイゼン・カンジキの靴装着用取り付け具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3203527U (ja) |
-
2015
- 2015-11-26 JP JP2015006006U patent/JP3203527U/ja active Active
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