JP3202879U - 循環濾過式飼育水槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置スペース上の問題を改善するとともに、濾過処理だけではなく殺菌処理や温度調整も可能な循環濾過式飼育水槽を提供する。【解決手段】魚介類を飼育する飼育水槽1の水を循環させる循環経路4に、飼育水槽1から流出した水を濾過する濾過装置10を備えた循環濾過式飼育水槽100であって、濾過装置10は、垂直方向に並んで配置された物理濾過装置と生物濾過装置とから構成される。循環経路4に、温度調整装置20及び紫外線殺菌装置30を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、魚介類を飼育する飼育水槽の水を循環させながら濾過して再利用する循環濾過式飼育水槽に関するものである。
従来、魚介類を飼育するために、飼育水槽の水を循環させながら濾過して再利用するようにした循環濾過式飼育水槽が用いられている。例えば、特許文献1には、飼育水槽1の水を浮遊物質除去槽3及び硝化槽4を経由して循環させるようにした循環濾過式養殖装置に関する発明が記載されている。また、特許文献2には、飼育水槽1の水を浮遊物質除去槽3及び生物濾過槽4を経由して循環させるようにした循環濾過式養殖装置に関する発明が記載されている。
特開2003−38061号公報 特開2003−92953号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載された発明のように、浮遊物質除去槽3と硝化槽4(あるいは生物濾過槽4)とを別々に配置すると、設置スペース上の問題が生じる。
また、飼育水槽に供給する水に対しては、濾過処理だけではなく温度調整や殺菌処理も必要である。
本考案は、上記従来の課題を解決するものであり、設置スペース上の問題を改善するとともに、濾過処理だけではなく温度調整や殺菌処理も可能な循環濾過式飼育水槽を提供するものである。
上記課題を解決するため、本考案の循環濾過式飼育水槽は、魚介類を飼育する飼育水槽の水を循環させる循環経路に、前記飼育水槽から流出した水を濾過する濾過装置を備えた循環濾過式飼育水槽であって、前記濾過装置は、垂直方向に並んで配置された物理濾過装置と生物濾過装置とから構成されたことを特徴とする。
また好ましくは、前記循環経路に、温度調整装置を備えたことを特徴とする。
また好ましくは、前記循環経路に、紫外線殺菌装置を備えたことを特徴とする。
本考案の循環濾過式飼育水槽は、魚介類を飼育する飼育水槽の水を循環させる循環経路に、飼育水槽から流出した水を濾過する濾過装置を備えている。そして、濾過装置は、垂直方向に並んで配置された物理濾過装置と生物濾過装置とから構成されている。従って、濾過装置全体がコンパクトにまとまり、設置スペース上の問題を改善することができる。
また、循環経路に温度調整装置を備えた場合には、飼育水槽に供給する水に対して濾過処理だけではなく温度調整も行うことができる。
また、循環経路に紫外線殺菌装置を備えた場合には、飼育水槽に供給する水に対して濾過処理だけではなく殺菌処理も行うことができる。
以上、本考案によれば、設置スペース上の問題を改善するとともに、濾過処理だけではなく温度調整や殺菌処理も可能な循環濾過式飼育水槽を提供することができる。
本考案の実施形態に係る循環濾過式飼育水槽の平面図である。 循環経路(循環濾過時)の説明図である。 循環経路(逆洗時)の説明図である。 循環濾過式飼育水槽の作業用通路の説明図である。 循環濾過式飼育水槽の作業用通路の説明図である。 循環濾過式飼育水槽の制御に関する説明図である。
次に、図1乃至図6を参照して、本考案の実施形態に係る循環濾過式飼育水槽について説明する。本考案の循環濾過式飼育水槽は、魚介類を飼育するための飼育水槽である。
図1は、本考案の実施形態に係る循環濾過式飼育水槽100の平面図である。図1に示すように、循環濾過式飼育水槽100は、4つの飼育水槽1を備えている。4つの飼育水槽1は、中央に配置された集魚水槽3を囲むように並べて配置されており、各飼育水槽1と集魚水槽3との間には水位調整水槽2が配置されている。水位調整水槽2は、飼育水槽1に接続された排水管の立ち上がりの高さを変化させることにより、飼育水槽1からの排水量を変化させて、飼育水槽1の水位を調整するようになっている。集魚水槽3は、飼育水槽1から魚介類を導き出して取り上げるためのものである。
なお、本実施形態では飼育水槽1の数を4つとしたが、特に限定されるものではない。また、大規模の飼育場においては、例えば4つの飼育水槽1を1ブロックとして、各ブロックの周りに防菌シートを張ってクリーンルームとし、他の飼育水槽から発生する増殖菌が入ってくるのを防御することもできる。
各々の飼育水槽1には、飼育水槽1から水位調整水槽2を経由して流出し、再び飼育水槽1へと流入する循環経路4が形成されている。各々の循環経路4には、循環ポンプ5、濾過装置10、温度調整装置20及び紫外線殺菌装置30が備えられている。そして、循環ポンプ5の圧力により、飼育水槽1の水を循環させるようになっている。
次に、図2を参照して、濾過装置10、温度調整装置20及び紫外線殺菌装置30について説明する。図2は、循環経路(循環濾過時)の説明図である。飼育水槽1から流出した水(A)は、まず濾過装置10へと導かれる。
濾過装置10は、物理濾過装置11と生物濾過装置12とから構成されている。物理濾過装置11は、内部に砂やフィルター等の物理濾過材11aを備え、水中の浮遊物質等を濾過して除去するものである。また、生物濾過装置12は、内部にバクテリアを繁殖させた生物濾過材12aを備え、循環する水を化学的に濾過するものである。
物理濾過装置11は、生物濾過装置12の上に配置されて、両者は一体的に構成されている。このように、物理濾過装置11と生物濾過装置12とを垂直方向に並べて配置することにより、水平方向の設置面積が小さくなるので、濾過装置全体をコンパクトにまとめることができる。なお、物理濾過装置11と生物濾過装置12とを、上下逆に配置することもできる。
また、本実施形態では、物理濾過装置11と生物濾過装置12との間に、有機物除去装置13を設けている。有機物除去装置13は、物理濾過装置11で除去しきれなかった細かな浮遊物質(残餌、魚糞等)を除去するための、より高精度の除去装置である。
飼育水槽1から流出した水(A)は、まず濾過装置10の上部に位置する物理濾過装置11に流入する。そして、物理濾過材11aで濾過された後、有機物除去装置13に流入する。次に、有機物除去装置13を経由した水は、物理濾過装置11の下部に位置する生物濾過装置12に流入する。そして、生物濾過材12aで濾過された後、濾過装置10の外へと流出する。なお、有機物除去装置13は、バルブの開閉により状況に応じて選択的に使用できるようになっており、物理濾過装置11から流出した水を直接生物濾過装置12に流入させることもできる。
次に、濾過装置10から流出した水は、温度調整装置20へと導かれる。温度調整装置20は、加温機能と冷却機能を有しており、循環する水を飼育に適した温度に調整することができるようになっている。
次に、温度調整装置20を経由した水は、紫外線殺菌装置30へと導かれる。紫外線殺菌装置30は、循環する水に紫外線を照射して殺菌するものである。紫外線殺菌装置30には、例えば照射線量照度モニターを設置して、紫外線ランプの照射線量を目視計測できるようにするとよい。また、通過水量を計測する流量計と照射線量設定装置を組み合わせて、指定流量と指定照射線量を自動制御するように構成することもできる。
以上のように、循環経路4に配置された濾過装置10、温度調整装置20及び紫外線殺菌装置30により処理された水が、再び飼育水槽1へと流入する(B)。
次に、濾過装置10の逆洗について説明する。図3は、循環経路(逆洗時)の説明図である。濾過装置10には、逆洗ポンプ6を備えた管路が接続されており、逆洗時には逆洗ポンプ6の圧力により逆洗用水7が、物理濾過装置11及び生物濾過装置12にそれぞれ供給されるようになっている(C)。物理濾過装置11に供給された逆洗用水は、物理濾過材11aを通過して排出される(D)。同様に、生物濾過装置12に供給された逆洗用水は、生物濾過材12aを通過して排出される(E)。
使用する逆洗用水7は、紫外線殺菌装置で殺菌処理された水を使用するとよい。また、逆洗を行うタイミングとしては、流量計の計測結果に基づく流量損失から濾過抵抗値を継続的にモニタリングし、予め定めた流量以下になった場合に逆洗を行うようにするとよい。
また、図4及び図5に示すように、循環濾過式飼育水槽100の上方に、作業用通路40を設けることが好ましい。作業用通路40は、4つの飼育水槽1の上方から魚類観察するために、飼育員が移動できるようにしたものであり、3つの通路41,42,43から構成されている。このうち、通路41と通路42との間に配置された通路43は、スライド式になっており、集魚時には邪魔にならないよう端に移動できるようになっている。
図6は、循環濾過式飼育水槽100の制御に関する説明図である。循環濾過式飼育水槽100の各構成装置は、制御装置50により制御されるようになっている。制御装置50はタッチパネル式とし、各構成装置の制御を容易に行えるようにすることが好ましい。
また、図6に示すように、各飼育水槽1の底掃除のために、撮影装置8と掃除装置9とを組み合わせた水槽底掃除システムを設置することができる。この水槽底掃除システムは、撮影装置8による撮影画像から掃除装置9の位置を把握し、予め撮影画像内に設定された走行経路に沿って掃除装置9を走行させるものであり、例えば実用新案登録第3196364号公報に開示されている。なお、飼育水槽1は、掃除装置9が走行しやすいような構造とすることが好ましい。
また、撮影装置9により魚類の生態を撮影して記録し、飼育水槽1の状況判断の参考とすることもできる。
本実施形態に係る循環濾過式飼育水槽100は、魚介類を飼育する飼育水槽1の水を循環させる循環経路4に、飼育水槽1から流出した水を濾過する濾過装置10を備えている。そして、濾過装置10は、垂直方向に並んで配置された物理濾過装置11と生物濾過装置12とから構成されている。従って、濾過装置全体がコンパクトにまとまり、設置スペース上の問題を改善することができる。
また、循環経路4に温度調整装置20を備えた場合には、飼育水槽1に供給する水に対して濾過処理だけではなく温度調整も行うことができる。
また、循環経路4に紫外線殺菌装置30を備えた場合には、飼育水槽1に供給する水に対して濾過処理だけではなく殺菌処理も行うことができる。
以上、本実施形態に係る循環濾過式飼育水槽100によれば、設置スペース上の問題を改善するとともに、濾過処理だけではなく温度調整や殺菌処理も可能である。
1 飼育水槽
2 水位調整水槽
3 集魚水槽
4 循環経路
5 循環ポンプ
6 逆洗ポンプ
7 逆洗用水
8 撮影装置
9 掃除装置
10 濾過装置
11 物理濾過装置
12 生物濾過装置
13 有機物除去装置
20 温度調整装置
30 紫外線殺菌装置
40 作業用通路
41 通路
42 通路
43 通路
50 制御装置
100 循環濾過式飼育水槽

Claims (3)

  1. 魚介類を飼育する飼育水槽の水を循環させる循環経路に、前記飼育水槽から流出した水を濾過する濾過装置を備えた循環濾過式飼育水槽であって、
    前記濾過装置は、垂直方向に並んで配置された物理濾過装置と生物濾過装置とから構成されたことを特徴とする循環濾過式飼育水槽。
  2. 前記循環経路に、温度調整装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の循環濾過式飼育水槽。
  3. 前記循環経路に、紫外線殺菌装置を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の循環濾過式飼育水槽。
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