JP3202562B2 - 赤外線集光型温度センサ - Google Patents

赤外線集光型温度センサ

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JP3202562B2
JP3202562B2 JP30144795A JP30144795A JP3202562B2 JP 3202562 B2 JP3202562 B2 JP 3202562B2 JP 30144795 A JP30144795 A JP 30144795A JP 30144795 A JP30144795 A JP 30144795A JP 3202562 B2 JP3202562 B2 JP 3202562B2
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infrared
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱した食品の温
度測定あるいは人体検知などに使用される赤外線集光型
温度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】測定物から放出される赤外線を集光し、
その赤外線量により温度を測定する赤外線集光型温度セ
ンサの感度は、センサ本体に集光できる赤外線の量によ
って大きく左右される。したがって、水蒸気や空気中の
ゴミなどが原因でセンサ本体や赤外線集光部に汚れが付
着すると、センサ感度が低下することになる。
【0003】そこで、従来は、センサ本体や赤外線集光
部に汚れが付着しないように、センサ開口部にフィルタ
やフレネルレンズを設けたり、赤外線をセンサ開口部に
誘導するように赤外線反射鏡を設け、センサ本体や赤外
線集光部を外部環境の影響を受けない場所に設置したり
してセンサ感度の低下を防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような対策では、センサ本体や赤外線集光部には汚れが
付着しなくても、前記フィルタやフレネルレンズあるい
は前記赤外線反射鏡には汚れが付着するので、赤外線透
過量あるいは反射量が減少することになり、センサ感度
が低下してしまう。
【0005】このため、人為的あるいは機械的手法を用
いて、前記フィルタやフレネルレンズあるいは前記赤外
線反射鏡などの前記赤外線集光型温度センサを構成する
部材を定期的に清掃する必要がある。これに伴い、清掃
後にはセンサ感度のオフセットレベルを一定にする作業
が必要となり、この作業は清掃の出来具合いにばらつき
があるため非常に困難である。更に、人為的に清掃を行
った場合には、センサを破損させる危険性がある。
【0006】そこで、本発明は、その構成部材を人為的
あるいは機械的手法を用いて清掃することなく、汚れに
よるセンサ感度の低下を防ぐことができる赤外線集光型
温度センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、測定物から放出される赤外線を集光し、
その赤外線量により温度を測定する赤外線集光型温度セ
ンサにおいて、センサ本体へ赤外線を誘導するように赤
外線反射鏡が設けられ、付着する汚れを光分解反応によ
り除去する光触媒が前記赤外線反射鏡の反射面に備えら
れており、更に、熱源から与えられる熱を吸収し放熱す
る吸熱材が前記赤外線反射鏡の反射面の裏側に設けられ
ている
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】更に、前記吸熱材に向けて熱線を照射する
熱線用反射鏡を設け、この熱線用反射鏡の反射面に光触
媒を有している。
【0013】すると、前記赤外線反射鏡の反射面に前記
光触媒を有することで、図6に示すように、初期状態の
センサ感度は低下するが、前記反射面に付着する汚れを
前記光触媒が専用の発光器などからの光により光分解反
応させて分解し除去するので、赤外線透過量あるいは反
射量を減少させずにすみ、汚れによるセンサ感度の低下
を防ぐことができる。その上、前記吸熱材にヒータなど
の熱源からの熱線を照射することによって、前記赤外線
反射鏡の反射面に付着する汚れを焼ききって除去するこ
とができるので、赤外線反射量を減少させずにすみ、汚
れによるセンサ感度の低下を防ぐことができる。
【0014】
【0015】更に、前記熱線用反射鏡の反射面に前記光
触媒を有することで、前記熱線用反射鏡の反射面に付着
する汚れを前記光触媒が専用の発光器などからの光によ
り光分解反応させて分解し除去するので、熱線反射量を
減少させることがなく、前記赤外線反射鏡の反射面に付
着する汚れを焼ききって除去する能力は低下しない。し
たがって、赤外線反射量を減少させずにすみ、汚れによ
るセンサ感度の低下を防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
を用いて説明する。図1は、赤外線集光型温度センサ1
の内部構造を示す斜視図であり、2はセンサの筐体、3
はセンサ本体、4は曲面反射鏡からなる赤外線集光部、
5はセンサ開口部である。
【0017】この赤外線集光型温度センサ1を、図2に
示すように、例えば電子レンジ6の庫内の開口部8の近
傍に設け、測定対象物7から放出される赤外線Aを集光
させる場合は、センサ本体3及び赤外線集光部4は外部
環境の影響を直接受けるため、加熱された測定対象物7
からの水蒸気や空気中のゴミなどが原因で、センサ本体
3及び赤外線集光部4に汚れが付着してしまい、センサ
感度が低下する。
【0018】このため、センサ本体3及び赤外線集光部
4を外部環境から遮断するために、図3に示すように、
赤外線透過フィルムなどからなるフィルタ9をセンサ開
口部に設ける。このようにすると、センサ本体3及び赤
外線集光部4には汚れが付着しないが、フィルタ9の表
面には汚れが付着してしまい、赤外線透過量が減少する
ので、センサ感度が低下してしまう。
【0019】そこで、フィルタ9の表面に光触媒を設
け、フィルタ9の表面に付着する汚れを図示しない専用
の発光器からの光により光分解反応させて分解し除去す
る。したがって、赤外線透過量を減少させずにすみ、セ
ンサ感度の低下を防ぐことができる。
【0020】上記のように、その表面に光触媒を有する
フィルタ9をセンサ開口部5に設けた場合、従来と比較
すると、初期状態では赤外線透過量が少ないため、図6
に示すように、センサ感度が劣ることになる。これを解
消するため、図3において、9をフィルタの代わりに赤
外線の集光が可能なフレネルレンズとすることで、初期
状態でのセンサ感度を改善することができる。
【0021】そして、フレネルレンズ9の表面に付着す
る汚れを、前記フレネルレンズ9の表面に設けた光触媒
が図示しない専用の発光器からの光により光分解反応さ
せて分解し除去する。したがって、赤外線透過量を減少
させずにすみ、センサ感度の低下を防止することができ
る。
【0022】次に、図4に示すように、センサ本体3及
び赤外線集光部4を外部環境の影響を受けないように、
庫内の開口部8から離れた位置に設置する場合、上記の
ようにフィルタまたはフレネルレンズ9をセンサ開口部
5に設ける必要はなくなるが、センサ開口部5へ赤外線
を誘導するように、庫内の開口部8の近傍に赤外線反射
鏡10を設ける必要がある。
【0023】このようにすると、センサ本体3及び赤外
線集光部4には汚れが付着しないが、赤外線反射鏡10
の反射面には汚れが付着してしまい、赤外線反射量が減
少するので、センサ感度が低下してしまう。そこで、赤
外線反射鏡10の反射面に光触媒を設け、赤外線反射鏡
10の反射面に付着する汚れを図示しない専用の発光器
からの光により光分解反応させて分解し除去する。した
がって、赤外線反射量を減少させずにすみ、センサ感度
の低下を防ぐことができる。
【0024】ここで、上記のようにしたにもかかわら
ず、赤外線反射鏡10に付着する汚れがひどく、光分解
反応により分解し除去しきれない恐れがある場合には、
図5に示すように、赤外線反射鏡10の反射面の裏側に
吸熱材11を設ける。そして、熱源であるヒータ13か
らの熱線Bを熱線用反射鏡12により反射させて吸熱材
11に照射する。
【0025】このようにして、赤外線反射鏡10の反射
面に付着する光分解反応により分解し除去しきれない汚
れを熱で焼ききって除去することができる。したがっ
て、赤外線反射量を減少させずにすみ、センサ感度の低
下を防ぐことができる。
【0026】更に、図5において、熱線用反射鏡12の
反射面に光触媒を設け、熱線用反射鏡12の反射面に付
着する汚れを図示しない専用の発光器からの光により光
分解反応させて分解し除去する。このようにすることに
よって、吸熱材11に照射される熱線量を減少させない
ようにすることができるので、赤外線反射鏡10の反射
面に付着する汚れを焼ききって除去する能力は低下しな
い。したがって、赤外線反射量を減少させずにすみ、セ
ンサ感度の低下を防ぐことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、前記赤外線反射鏡の反
射面に付着する汚れを、前記反射面に備えられている
触媒が専用の発光器などからの光により光分解反応させ
て分解することによって、更に、前記反射面の裏側に設
けられている吸熱材に熱源からの熱線を照射することに
より熱で焼ききることによっても除去するので、人為的
あるいは機械的手法を用いて、前記反射面を清掃するこ
となく、汚れによるセンサ感度の低下を防ぐことができ
る。したがって、人為的あるいは機械的手法を用いて清
掃した後に必要なセンサ感度のオフセットレベルを一定
にするという困難な作業やセンサ破損という危険性を排
除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 赤外線集光型温度センサの内部構造を示す斜
視図。
【図2】 赤外線集光型温度センサの電子レンジ内への
設置例を示す図。
【図3】 赤外線集光型温度センサのセンサ開口部にフ
ィルタまたはフレネルレンズを設けたことを示す図。
【図4】 赤外線集光型温度センサの電子レンジ内への
設置例を示す図。
【図5】 赤外線集光型温度センサの電子レンジ内への
設置例を示す図。
【図6】 経過時間とセンサ感度の関係を示す図。
【符号の説明】
1 赤外線集光型温度センサ 2 センサの筐体 3 センサ本体 4 赤外線集光部 5 センサ開口部 6 電子レンジ 7 測定対象物 8 庫内の開口部 9 フィルタまたはフレネルレンズ 10 赤外線反射鏡 11 吸熱材 12 熱線反射鏡 13 ヒータ A 赤外線 B 熱線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 5/02 G01V 8/14 F24C 7/02 320

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定物から放出される赤外線を集光し、
    その赤外線量により温度を測定する赤外線集光型温度セ
    ンサにおいて、センサ本体へ赤外線を誘導するように赤
    外線反射鏡が設けられ、付着する汚れを光分解反応によ
    り除去する光触媒が前記赤外線反射鏡の反射面に備えら
    れており、更に、熱源から与えられる熱を吸収し放熱す
    る吸熱材が前記赤外線反射鏡の反射面の裏側に設けられ
    ていることを特徴とする赤外線集光型温度センサ。
  2. 【請求項2】 更に、前記吸熱材に向けて熱線を照射す
    る熱線用反射鏡を設け、この熱線用反射鏡の反射面に光
    触媒を有することを特徴とする請求項に記載の赤外線
    集光型温度センサ。
JP30144795A 1995-11-20 1995-11-20 赤外線集光型温度センサ Expired - Fee Related JP3202562B2 (ja)

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