JP3202423U - 個別指導用学習ブース - Google Patents

Abstract

【課題】個別指導塾において、教師は左右、前後に素早く移動でき指導し易く、生徒は回りを気にすることなく学習できる個別指導用学習ブースを提供する。【解決手段】生徒用デスク１と、該デスク１を、前面と一側面を覆うＬ字状のパーテーション２、２′と、生徒用椅子３からなるユニットＸを設け、該ユニットＸを、左・右に３ユニットずつ前後方向に並べ、左・右のユニット間に、適宜な幅αの通路Ｙを設け、該通路内に教師用椅子４を設けたことを特徴とする個別指導用学習ブースであり、前記教師用椅子４が、回転可能であり、且つ、キャスターを設けた椅子であることを特徴とする。【選択図】図１

Description

この考案は、個別指導用学習ブースに関するものである。

従来、個別指導塾の形態で指導する学習塾においては、各教室とも指導に利用できる空間は限られていた。

しかしながら、そのような空間の限られた中でも圧迫感がなく、周囲に気を使うことなく勉強に集中でき、教師１名に対して複数人の生徒に個別指導が迅速に対応できる有効な個別指導用学習ブースの出現が期待されている。

しかし、複数人対応の個別指導用学習机については、既に本願の考案者が考案した複数人対応型個別指導用学習机が存在している。例えば、特許文献１のように。

登録実用新案第３１５５５３９号公報

この考案は、生徒２名が使用する長尺机を用い、隣の生徒が見えないよう間に仕切りを設け、この長尺机を３脚用い、且つコ字状に並べ、コ字状に囲まれた隙間部に教師が位置し、教師からは各生徒は見えるが、生徒は隣の席の生徒が見えにくく構成されたものであり、かなりの好評を得ていた。

しかし、難を言えば、長尺机に着席している生徒は、隣や横に着席した生徒とは仕切りで覆われるが、対向する長尺机の生徒は丸見えであるので、各生徒がより回りに気を使うことなく勉強に集中できる個別指導用学習ブースの開発が望まれている。

そこで、この考案の課題は、個別指導塾において、教師が左右・前後に素早く移動でき指導し易く、各生徒は回りを気にすることなく学習できる個別指導用学習ブースを開発・提供するものである。

そこでこの考案の個別指導用学習ブースは、
生徒用デスクと、
該デスクを、前面と一側面を覆うＬ字状のパーテーションと、
生徒用椅子からなるユニットを設け、
該ユニットを、左・右二列に３ユニットずつ並べ、
左・右のユニット間に、適宜な幅の通路を設け、
該通路内に教師用椅子を設けた
ことを特徴とする。

また、
教師用椅子が、回転可能であり、且つ、キャスターを設けた椅子である
ことを特徴とする。

この考案によると、左・右に３ユニットずつ配置され、それぞれ生徒が生徒用椅子に着席しており、通路に教師用椅子に教師が座り、教師が椅子に座ったままで前後に移動することができることにより、教師１名に対して最大６名の生徒に個別指導を迅速に行なうことができる等の有益なる効果を奏する。

さらに、各生徒用デスクは前面と一側面を覆うＬ字状のパーテーションで覆われているため、各生徒は前を向いて勉強すれば回りに気を使うことなく勉強に集中でき、また、各Ｌ字状のパーテーションは、通路側はそれぞれ開放されており、通路の教師用椅子に座っている教師に迅速に個別指導を受けられる等の効果も奏する。

この考案の一実施例を示す説明図である。

以下、この考案について詳細に説明する。尚、この考案においては、以下の記述に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。

先ず、この考案の一実施例を図１に基づいて詳述すると、生徒用デスク（１）と、該デスク（１）を、前面と一側面を覆うＬ字状のパーテーション（２あるいは２′）と、生徒用椅子（３）からなるユニット（Ｘ）を設け、該ユニット（Ｘ）を、左・右二列に３ユニットずつ前後方向に並べ、左・右のユニット間に、適宜な幅（α）の通路（Ｙ）を設け、該通路内に教師用椅子（４）を設けたことを特徴とする個別指導用学習ブースから構成されるものである。

このように、生徒１名の学習環境内に生徒用デスク（学習机）（１）と、該机（１）を前面と左側面を覆うＬ字状のパーテーション（２）、あるいは、該机（１）を前面と右側面を覆うＬ字状のパーテーション（２′）を設け、各机には生徒用椅子（３）を配置したユニットで構成されており、これらのユニットを通路（Ｙ）を挟んで左右に３ユニットずつ配置して構成するものであり、該通路（Ｙ）には、教師用椅子（４）を配置して、教師が前後に移動することにより、他の生徒の干渉することなく個別指導ができるよう構成したものである。

そして、前面と左側面を覆うＬ字状のパーテーション（２）、あるいは、前面と右側面を覆うＬ字状のパーテーション（２′）は、それぞれ、生徒用デスク（１）の前面並びに、一側面（左または右）は覆われており、生徒の視界を遮っており、学習に集中できるものであり、また、それぞれ他側面が開放されているため、教師と自由に個人指導を受けるよう構成されている。

また、前記通路（Ｙ）は、適宜な幅（α）、即ち，教師が教師用椅子（４）に座りながら移動可能な幅寸法を設け、容易に移動可能であり、前記教師用椅子（４）は、脚部（図示せず）と座部（図示せず）とは３６０°回転可能な構造を有し、且つ、脚部はキャスターを設け前後移動が可能な椅子である。

この考案の個別指導用学習ブースの技術を確立し、実施することにより、産業上利用できるものである。

１ 生徒用デスク
２，２′Ｌ字状のパーテーション
３ 生徒用椅子
４ 教師用椅子
Ｘ ユニット
Ｙ 通路
α 幅

Claims (2)

1. 生徒用デスク（１）と、
   該デスク（１）を、前面と一側面を覆うＬ字状のパーテーション（２，２′）と、
   生徒用椅子（３）からなるユニット（Ｘ）を設け、
   該ユニット（Ｘ）を、左・右二列に３ユニットずつ並べ、
   左・右のユニット間に、適宜な幅（α）の通路（Ｙ）を設け、
   該通路内に教師用椅子（４）を設けた
   ことを特徴とする個別指導用学習ブース。
2. 教師用椅子（４）が、回転可能であり、且つ、キャスターを設けた椅子である
   ことを特徴とする請求項１記載の個別指導用学習ブース。

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