JP3202174U - 褌付きパンツ - Google Patents

Abstract

【課題】男性が違和感なく穿くことができるとともに、穿いたときに男性器の股間での肌の擦れ合いや汗による不快感をなくすことができ、男性器の取出しを通常の男性パンツ同様、前より出し入れができる褌付きパンツを提供する。【解決手段】パンツと、パンツの後ろ側から股間を通し、男性器を覆ってパンツの前側から外側へ取り出して固定する帯状の布からなる褌がパンツ内に配置されている褌付きパンツにおいて、前記褌は、その一端がパンツの胴回りの後ろ側に取り付けられ、男性器を覆う部分には陰嚢を収める陰嚢収納袋と陰茎を収める陰茎収納袋が仕切りを介して連設された男性器収納袋が形成されている褌付きパンツ。褌の一端はパンツの胴回りの後ろ側に分離可能に取り付ける。【選択図】図１

Description

本考案は、パンツ内に褌を設けた褌付きパンツに関する。

褌は伝統的な日本の下穿きであり、通気性があることから日本の気候風土にマッチしているために愛好者も少なくないが、現在はなかなか購入しにくく、実際に着用する人の数は減少している。

従来から様々なタイプの褌が提案されている。例えば、特許文献１（実開昭４９−１３７７０７号公報）には、スカート状にした前、後飾り片の上端に襠（まち）を垂下り状に縫着した下穿きが提案されている。

また、特許文献２（実用新案登録第３１７７８９５号公報）には、陰部周辺の下半身の露出を減少させる視覚遮蔽機能を持つ褌が提案されている。

また、特許文献３には、パンツと褌のような長尺のさらし木綿を組み合わせた下穿きが提案されている。

前記特許文献１，２の下穿きは、いずれも褌をカバーするためにスカートのような外観をしているため、パンツを使用している男性にとつては違和感があり着用しづらいという問題があった。

前記特許文献３ではパンツの形状をしているために男性にとって違和感はないが、陰嚢と陰茎が接触した状態となりまた、内股とも接触した状態となるため、接触による汗や肌の擦れ合いによる不快感や陰部が蒸れるあるいは陰茎の取出しが困難という問題があった。

実開昭４９−１３７７０７号公報 実用新案登録第３１７７８９５号公報 特開平１０−１０２３０１号公報

そこで、本考案は、男性が違和感なく穿くことができるとともに、穿いたときに男性器の取出しを通常の男性パンツ同様、前より出し入れすることができる褌付きパンツを提供するものである。

本願請求項１の考案は、パンツと、パンツの後ろ側から股間を通し、男性器を覆ってパンツの前側から外側へ取り出して固定する帯状の布からなる褌がパンツ内に配置されている褌付きパンツにおいて、前記褌は、その一端がパンツの胴回りの後ろ側に取り付けられ、男性器を覆う部分には陰嚢を収める陰嚢収納袋と陰茎を収める陰茎収納袋が仕切りを介して連設された男性器収納袋が形成されていることを特徴とする褌付きパンツである。

本願請求項２の考案は、前記褌の一端がパンツの胴回りの後ろ側に分離可能に取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の褌付きパンツである。

本考案は、褌の男性器を覆う部分には、陰嚢を収める陰嚢収納袋と陰茎を収める陰茎が仕切りを介して連設された男性器収納袋が形成されているので、男性器と股間の接触、陰嚢と陰茎の接触により汗や肌の擦れ合いによる不快感をなくすことができ且つ前出し入れパンツと同様な仕様で利用できることを可能とする。

パンツに褌の一端がパンツの胴回りの後ろ側から分離可能とすることにより、パンツと褌を分離して洗濯し易くなる。

本考案は、普通のパンツの形状をしているので、男性でも違和感なく着用することができる。

本考案の褌付きパンツの全体図である。 本考案の褌付きパンツの前面を示す図である。 本考案の褌付きパンツの褌の全体図である。 本考案の褌付きパンツの褌の男性器収納袋を示す斜視図である。 本考案の褌付きパンツの使用状態を示す断面図である。

以下、本考案を実施例によって説明する。

図１、図２において、本考案の褌付きパンツは、パンツ１とパンツ１内に配置された帯状の褌２とで構成される。

パンツ１は、その胴回り３を腰に保持する伸縮自在のゴムあるいは紐で形成されている普通のパンツであり、特に限定されるものではない。パンツ１の前面には、通常のパンツと同様に、陰茎を取り出す陰茎取出口４が形成されている。

パンツ１内に設けられる褌２は、褌２の後ろ側（背中側）に相当する後部分５と胴回り３の前側（腹側）に相当する前部分６が、帯状の布で形成される。褌２の後部分５の一端がパンツ１の胴回り３の背中側に取り付けられて褌２の全体がパンツの内側に収まる状態に設けられる。

褌２の取り付けは、褌２の一端を胴回り３へ縫い付けて固定したり、あるいは、褌２の一端を胴回り３から分離可能に取り付けたりすることができる。分離可能に取り付ける場合には、分離可能な取り付け手段、例えば面テープ１３により着脱自在に取り付けてもよい。褌２を着脱自在とすることにより、パンツ１と褌２を分離して洗濯し易くしたりあるいは、褌を交換し易くしたりすることが可能となる。

褌２は、パンツ１内において、通常の褌と同様に、褌２の後部分５を臀部から股間に回して男性器（陰嚢及び陰茎）を覆い、褌２の前部分６をパンツ１の胴回り３の前側（腹側）から外側へ取り出し、折り返してパンツ１の胴回り３のゴムあるいは紐で押さえて前側へ垂らす。なお、褌２の前部分６を陰茎取出口４からパンツ１の外側へ取り出し上に回してパンツ１の胴回り３の内側に差し込んで固定してもよい。

図３、図４、図５において、褌２にはパンツ１の着用時に男性器（陰嚢７と陰茎８）を覆う部分に、男性器が股に触れたり、陰嚢７と陰茎８が触れたりして蒸れるのを防ぐために男性器を収納する男性器収納袋９が形成されている。

男性器収納袋９は、陰嚢７を納める陰嚢収納袋１０と陰茎８を収める陰茎収納袋１１が仕切り１２を介して独立して形成されている。

男性器収納袋９は、褌２の帯状の布を折り込んで形成したり、別途形成した陰嚢収納袋１０と陰茎収納袋１１からなる男性器収納袋９を帯状の布の後部分５と前部分６を固定して形成したりしてもよい。

男性器収納袋９を褌２の布を折り込んで形成する場合には、帯状の布の男性器を覆う部分を二つ折りし、折り部分の下端の半分をそれぞれ上下の布の間に谷折りにより直角三角形状に折り込んだ後、直角三角形状の折り込み部の突き合わせ部分を結合させて仕切ることにより、陰嚢収納袋１０と陰茎収納袋１１が仕切り１２を介して独立して形成される。

男性器収納袋９を別途形成する場合は、陰嚢収納袋１０と陰茎収納袋１１が仕切り１２を介して独立して形成した男性器収納袋９を用意し、男性器収納袋９の陰嚢収納袋１０に褌の後部５の布を縫合するとともに、陰茎収納袋１１に褌の前部６の布を縫合して形成することができる。

本考案の褌付きパンツの使用方法は、パンツ１をはいた後、パンツ１内において、褌２の前部を持って臀部から股間に回し、陰嚢７を陰嚢収納袋１０に収めるとともに、陰茎８を陰茎収納袋１１に収め、その後、褌２の前側を腹からパンツ１の胴回り３の前側（腹側）へ回して外側へ取り出し、パンツ１の全面に折り返してパンツ１の胴回り３のゴムで押さえて前側へ垂らして、装着する。

なお、褌２の前部分６を陰茎取出口４からパンツ１の外側へ取り出し上に回してパンツ１の胴回り３の内側に差し込んで装着してもよい。

小便をする際には、陰茎を褌の横から取り出し、パンツの外側に出して行う。

１：パンツ
２：褌
３：胴回り
４：陰茎取出口
５：後部分
６：前部分
７：陰嚢
８：陰茎
９：男性器収納袋
１０：陰嚢収納袋
１１：陰茎収納袋
１２：仕切り
１３：面テープ

Claims (2)

1. パンツと、パンツの後ろ側から股間を通し、男性器を覆ってパンツの前側から外側へ取り出して固定する帯状の布からなる褌がパンツ内に配置されている褌付きパンツにおいて、前記褌は、その一端がパンツの胴回りの後ろ側に取り付けられ、男性器を覆う部分には陰嚢を収める陰嚢収納袋と陰茎を収める陰茎収納袋が仕切りを介して連設された男性器収納袋が形成されていることを特徴とする褌付きパンツ。
2. 前記褌の一端がパンツの胴回りの後ろ側に分離可能に取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の褌付きパンツ。

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