JP3202153U - 折り畳み式ベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳んだ状態においてもソファーとして有効に活用することができる折り畳み式ベッドを提供する。【解決手段】折り畳み式ベッド1は、第2クッション体4の幅方向両側端の下面をそれぞれ支持する一対の第2フレーム8と、第1クッション体3の少なくとも幅方向両側端の下面に固定された第1フレーム7と、第3クッション体5の少なくとも幅方向両側端の下面に固定された第3フレーム9とを含み、第1フレーム7の第1延長部および第3フレーム9の第3延長部が第2フレーム8に回動可能に取り付けられている。第1フレーム7を回転軸R1まわりに180?回動させ、第3フレーム9を回転軸R3まわりに180?回動させることにより、第2クッション体4の下面と第2フレーム8とに囲まれた収容空間14内に、第1および第3クッション体、並びに第1および第3フレームが収容される。【選択図】図1

Description

本考案は、パイプ状のフレームと該フレームによって支持されたクッション体とを備えた折り畳み式ベッドに関する。
従来の折り畳み式ベッドとしては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。この折り畳み式ベッドは、長さ方向の中央部における谷折りを可能とするために、クッション体およびフレームがそれぞれ2分割されている。この折り畳み式ベッドによれば、谷折りによってクッション体およびフレームを起立させる(折り畳む)ことにより、占有床面積を小さくすることができる。
登録実用新案第3027499号公報
上記従来の折り畳み式ベッドは、折り畳んだ状態においては使い途がないので、使用者は、これを目につかない場所に収納しようとすることが多い。しかしながら、従来の折り畳み式ベッドは、折り畳んだ状態においてもかなりの大きさを有しているので、好適な収納場所を用意するのは困難である。
このような事情に鑑み、本考案は、折り畳んだ状態においても有効に活用することができる折り畳み式ベッドを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案に係る折り畳み式ベッドは、パイプ状のフレームと該フレームによって支持されたクッション体とを備えた折り畳み式ベッドであって、前記クッション体は、長さ方向にこの順で並んだ第1、第2および第3クッション体を含み、前記フレームは、前記第2クッション体の幅方向両側端の下面をそれぞれ支持する一対の第2フレームと、前記第1クッション体の少なくとも幅方向両側端の下面に固定された第1フレームと、前記第3クッション体の少なくとも幅方向両側端の下面に固定された第3フレームとを含み、前記第2クッション体は、前記長さ方向に平行な回転軸を有する蝶番を介して前記第2フレームの一方に取り付けられ、前記第1および第3クッション体、並びに前記第1および第3フレームは、幅方向の寸法が前記一対の第2フレームの前記幅方向における離間距離以下であり、前記第1フレームは、前記一対の第2フレームの間に向かって延びた第1延長部を有するとともに、前記第1延長部において、前記幅方向に平行な軸まわりに回動し得るように取り付けられ、前記第3フレームは、前記一対の第2フレームの間に向かって延びた第3延長部を有するとともに、前記第3延長部において、前記幅方向に平行な軸まわりに回動し得るように取り付けられ、前記第1フレームを前記第1クッション体とともに180°回動させ、前記第3フレームを前記第3クッション体とともに180°回動させることにより、前記第2クッション体の下面と前記一対の第2フレームとに囲まれた収容空間内に、前記第1および第3クッション体、並びに前記第1および第3フレームが収容されることを特徴とする。
本考案によれば、折り畳んだ状態においてもソファーとして有効に活用することができる折り畳み式ベッドを提供することができる。
本考案に係る折り畳み式ベッドの模式的な斜視図である。 本考案に係る折り畳み式ベッドの模式的な(A)平面図、および(B)側面図である。 本考案に係る折り畳み式ベッドの折り畳み手順を示す図である。 本考案に係る折り畳み式ベッドの折り畳み手順を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本考案に係る折り畳み式ベッドの実施例について説明する。ただし、本考案は、実施例の構成に限定されるものではない。
[折り畳み式ベッドの構成]
図1および図2に、本考案の実施例に係る折り畳み式ベッド1を示す。折り畳み式ベッド1は、パイプ状の部材からなるフレーム6と、該フレーム6によって支持されたクッション体2とを備えている。
クッション体2は、第1クッション体3と、第2クッション体4と、第3クッション体5とを含んでいる。第1〜第3クッション体3〜5は、長さ方向Lに沿ってこの順に並んでいる。すなわち、第1クッション体3は、第2クッション体4の長さ方向Lにおける一方側に配置され、第3クッション体5は、第2クッション体4の長さ方向Lにおける他方側に配置されている。
第1クッション体3は、長さ方向Lの寸法L1が61cmであり、幅方向Wの寸法W1が69cmである。第2クッション体4は、長さ方向Lの寸法L2が63cmであり、幅方向Wの寸法W2が73cmである。また、第3クッション体5は、長さ方向Lの寸法L3が61cmであり、幅方向Wの寸法W3が69cmである。
第1クッション体3および第3クッション体5は、長さ方向Lおよび幅方向Wの寸法が同一である。第2クッション体4は、第1クッション体3および第3クッション体5よりも長さ方向Lおよび幅方向Wの寸法が大きい。
フレーム6は、第2クッション体4の幅方向Wにおける両側端部の下面をそれぞれ支持する一対の第2フレーム8を含んでいる。各第2フレーム8は、長さ方向Lに平行な2本の横フレームと高さ方向Hに平行な2本の縦フレームとからなり、側面視においてロの字状を有する。一対の第2フレーム8は、幅方向Wに平行な2本の第4フレーム10によって相互に接続されている。
各第2フレーム8は、長さ方向Lの寸法が63cm(=L2)であり、高さ方向Hの寸法H8が32cmである。また、各第4フレーム10は、幅方向Wの寸法W10が69cmである。すなわち、一対の第2フレーム8の幅方向Wにおける離間距離は、69cmである。
第2クッション体4の下面および一対の第2フレーム8で囲まれた空間は、収容空間14である。収容空間14は、幅方向Wの寸法が69cm(=W10)であり、長さ方向Lの寸法が63cm(=L2)であり、高さ方向Hの寸法が32cm(=H8)である。
第2クッション体4の幅方向Wにおける両側端部のうちの一方は、蝶番13を介して一方の第2フレーム8の横フレームに取り付けられている。蝶番13は、長さ方向Lに平行な回転軸R2を有する(図3参照)。なお、第2クッション体4は、他方の第2フレーム8には取り付けられていない。他方の第2フレーム8は、第2クッション体4を支持するのみである。
フレーム6は、第1クッション体3の少なくとも幅方向Wにおける両側端部の下面に固定された第1フレーム7も含んでいる。図2(A)に示すように、第1フレーム7は、平面視においてコの字状を有し、第1クッション体3の長さ方向Lにおける両側端部のうち、第2クッション体4から遠い方の側端部の下面にも固定されている。
第1フレーム7は、幅方向Wの寸法が69cm(=W1)である。すなわち、第1フレーム7の幅方向Wの寸法(W1)は、一対の第2フレーム8の幅方向Wにおける離間距離(W10)に等しい。寸法W1は、寸法W10より小さくても良い。
第1フレーム7は、一対の第2フレーム8の間に向かって延びた第1延長部7aを有する。第1フレーム7は、この第1延長部7aにおいて一対の第2フレーム8のそれぞれに回動可能に取り付けられている。これにより、第1フレーム7は、第2フレーム8に対する、幅方向Wに平行な回転軸R1まわりの回動が可能となっている(図4(B)参照)。
フレーム6は、第3クッション体5の少なくとも幅方向Wにおける両側端部の下面に固定された第3フレーム9も含んでいる。図2(A)に示すように、第3フレーム9は、平面視においてコの字状を有し、第3クッション体5の長さ方向Lにおける両側端部のうち、第2クッション体4から遠い方の側端部の下面にも固定されている。
第3フレーム9は、幅方向Wの寸法が69cm(=W3)である。すなわち、第3フレーム9の幅方向Wの寸法(W3)は、一対の第2フレーム8の幅方向Wにおける離間距離(W10)に等しい。寸法W3は、寸法W10より小さくても良い。また、寸法W3は、寸法W1と同一でなくても良い。
第3フレーム9は、一対の第2フレーム8の間に向かって延びた第3延長部9aを有する。第3フレーム9は、この第3延長部9aにおいて一対の第2フレーム8のそれぞれに回動可能に取り付けられている。これにより、第3フレーム9は、第2フレーム8に対する、幅方向Wに平行な回転軸R3まわりの回動が可能となっている(図4(A)参照)。
フレーム6は、第1フレーム支持スタンド11をさらに含んでいる。第1フレーム支持スタンド11は、幅方向Wに平行な回転軸R11まわりの回動が可能となるように、第1フレーム7に取り付けられている。第1フレーム支持スタンド11は、第1フレーム7を支持する。
フレーム6は、第3フレーム支持スタンド12をさらに含んでいる。第3フレーム支持スタンド12は、幅方向Wに平行な回転軸R12まわりの回動が可能となるように、第3フレーム9に取り付けられている。第3フレーム支持スタンド12は、第3フレーム9を支持する。
第1クッション体3および第1フレーム7の高さ方向Hの合計寸法H1、および第3クッション体5および第3フレーム9の高さ方向Hの合計寸法H3は、いずれも14cmである。また、上記の通り、第2フレーム8の高さ方向Hの寸法H8は32cmである。すなわち、本実施例では、寸法H1、H3およびH8について、“H8>H1+H3”の関係が成立する。
[折り畳み式ベッドの折り畳み手順]
続いて、図3および図4を参照しながら、本実施例に係る折り畳み式ベッド1の折り畳み手順について説明する。なお、図3においては、第2クッション体4、第2フレーム8、第4フレーム10および蝶番13以外の構成部材が省略されている。また、図4(A)〜(C)においては、第2クッション体4および蝶番13が省略されている。
手順1: 蝶番13による回転軸R2まわりに第2クッション体4を180°回動させる。これにより、第2クッション体4に覆われていた収容空間14の上部が開口する。
手順2: 回転軸R12まわりに第3フレーム支持スタンド12を回動させることにより該第3フレーム支持スタンド12を折り畳みながら、回転軸R3まわりに第3フレーム9を180°回動させる。これにより、第3フレーム9と、これに付随する第3クッション体5および第3フレーム支持スタンド12が収容空間14の下の方に収容される。
手順3: 回転軸R11まわりに第1フレーム支持スタンド11を回動させることにより該第1フレーム支持スタンド11を折り畳みながら、回転軸R1まわりに第1フレーム7を180°回動させる。これにより、第1フレーム7と、これに付随する第1クッション体3および第1フレーム支持スタンド11が収容空間14の上の方に収容される。
上記の通り、第1クッション体3および第1フレーム7の高さ方向Hの合計寸法H1、第3クッション体5および第3フレーム9の高さ方向Hの合計寸法H3、および第2フレーム8の高さ方向Hの寸法H8には、“H8>H1+H3”の関係がある。したがって、第1フレーム7、第1クッション体3、第1フレーム支持スタンド11、第3フレーム9、第3クッション体5および第3フレーム支持スタンド12は、はみ出ることなく収容空間14に収容され得る。
手順4: 手順1とは反対の方向に第2クッション体4を180°回動させる。これにより、第1クッション体3および第3クッション体5等を収容した収容空間14が第2クッション体4によって覆われる。言い換えると、第2クッション体4によって収容空間14に蓋がなされる。
上記手順1〜手順4により折り畳み式ベッド1の折り畳みは完了する。折り畳んだ状態の折り畳み式ベッド1は、ソファーとして有効に活用することができる。
1 折り畳み式ベッド
2 クッション体
3 第1クッション体
4 第2クッション体
5 第3クッション体
6 フレーム
7 第1フレーム
7a 第1延長部
8 第2フレーム
9 第3フレーム
9a 第3延長部
10 第4フレーム
11 第1フレーム支持スタンド
12 第3フレーム支持スタンド
13 蝶番
14 収容空間
R1 回転軸
R2 回転軸
R3 回転軸

Claims (1)

  1. パイプ状のフレームと該フレームによって支持されたクッション体とを備えた折り畳み式ベッドであって、
    前記クッション体は、長さ方向にこの順で並んだ第1、第2および第3クッション体を含み、
    前記フレームは、前記第2クッション体の幅方向両側端の下面をそれぞれ支持する一対の第2フレームと、前記第1クッション体の少なくとも幅方向両側端の下面に固定された第1フレームと、前記第3クッション体の少なくとも幅方向両側端の下面に固定された第3フレームとを含み、
    前記第2クッション体は、前記長さ方向に平行な回転軸を有する蝶番を介して前記第2フレームの一方に取り付けられ、
    前記第1および第3クッション体、並びに前記第1および第3フレームは、幅方向の寸法が前記一対の第2フレームの前記幅方向における離間距離以下であり、
    前記第1フレームは、前記一対の第2フレームの間に向かって延びた第1延長部を有するとともに、前記第1延長部において、前記幅方向に平行な回転軸まわりに回動し得るように取り付けられ、
    前記第3フレームは、前記一対の第2フレームの間に向かって延びた第3延長部を有するとともに、前記第3延長部において、前記幅方向に平行な回転軸まわりに回動し得るように取り付けられ、
    前記第1フレームを前記第1クッション体とともに180°回動させ、前記第3フレームを前記第3クッション体とともに180°回動させることにより、前記第2クッション体の下面と前記一対の第2フレームとに囲まれた収容空間内に、前記第1および第3クッション体、並びに前記第1および第3フレームが収容されることを特徴とする折り畳み式ベッド。
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