JP3202061U - 建具の引手 - Google Patents

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智朗 石本
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Abstract

【課題】引手受け入れ口から一旦抜き出した引手を、その引手受け入れ口へ再度埋め込んでも、係止固定力の強度や安定性が低下しない建具の引手を提供する。【解決手段】一定深さを有する上下方向に細長い長方形又は楕円形の囲い枠12から、建具の引手受け入れ口縁部へ表側から係止する縁取り化粧フランジ13が連続的に張り出された引手本体11と、引手本体の囲い枠12へ裏側から化粧板14を介して、抜き差し自在に差し込み套嵌される長方形又は楕円形の底箱15とから成る建具の引手において、底箱15の向かい合う左右両側壁面16L、16Rから互いに同じ複数づつの楔状逆止爪17Lu、17Ld、17Ru、17Rdを、引手の180度方向変換時に変換後の爪位置が変換前の爪位置と合致しないように、左右非対称の位置で、斜め表向く外方へ切り起した。【選択図】図1

Description

本考案はガラス戸や障子、ふすまなどの引戸を開閉操作するための引手に関する。
一定深さの長方形な囲い枠(5)から引戸の引手受け入れ口縁部へ表側から係止する縁取り化粧フランジ(6)が張り出す引手本体(10)と、その引手本体(10)の囲い枠(5)へ裏側から化粧板(7)を介して、抜き差し自在に差し込み套嵌される対応的な長方形の底箱(4)から成る引戸の引手は、特許文献1の図5に記載のとおり公知である。
他方、引手本体における立ち上がり部(2A)の外周へ装着される筒形カバー(5)の側面(5A)から、引戸(Z)の掘り込み(X)に喰い付く係止爪(4)を上向き外方に突設した引戸の引手(1)も、特許文献2に記載されており、やはり公知である。
実用新案登録第3043667号公報 特開平8−209988号公報
ところが、特許文献2の筒形カバー(5)ではその「立ち上がり部(2A)の外周には、底部(2B)側から上向きに外方に向けて突出した係止爪(4)が1か所以上設けられる。」(段落〔0005〕、〔0007〕など)と記載されているにとどまる。
その特許文献2の図2や図3を見るも、筒形カバー(5)の左右両側面(5A)へ左右対称な位置関係として突設された複数の係止爪(4)が、暗示されているに過ぎない。
又、特許文献1の図3と図4を見ると、その引手本体(10)における周壁(2)の上面と下面から2個づつの係止爪(図示符号なし)が突設されているが、その係止爪は上下対称な位置関係にあると看取される。
上記のように係止爪が左右対称の位置関係や上下対称の位置関係にあると、次の問題を生じる。
つまり、例えば新築マンションに引手を施工する場合について言えば、建具業者が引手の埋設された引戸を搬入した後、別なクロス貼り業者がその引戸の表面にクロスを貼る時、その埋設されている引手を引戸の引手受け入れ口から一旦抜き出し、そのクロス貼り後に引手受け入れ口へ再度引手を埋め込み固定することになるが、その再度埋め込まれる引手の係止爪は、最初に埋め込まれた係止爪により一旦引手受け入れ口の内壁面に傷付けられた爪跡部分へ、再度係止する対応位置関係になるため、その内壁面への係止力が弱く不安定になることは避けられず、埋設状態でのガタツキや延いては抜け出してしまうおそれがある。
そして、このことは再度引手を埋め込む時に、最初の姿勢から180度廻し方向変換したとしても、その変換後の爪位置が変換前の爪位置と同じである(合致する)限り、必ず起生することになる。
本考案はこのような問題点の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では一定深さを有する上下方向に細長い長方形又は楕円形の囲い枠から、建具の引手受け入れ口縁部へ表側から係止する縁取り化粧フランジが連続的に張り出された引手本体と、
その引手本体の囲い枠へ裏側から化粧板を介して、抜き差し自在に差し込み套嵌される対応的な長方形又は楕円形の底箱とから成る建具の引手において、
上記底箱の向かい合う左右両側壁面から互いに同じ複数づつの楔状逆止爪を、引手の180度方向変換時に変換後の爪位置が変換前の爪位置と合致しないことになる左右非対称の位置関係として、斜め表向く外方へ切り起したことを特徴とする。
又、請求項2では底箱における向かい合う左右両側壁面の何れか一方からは2個の楔状逆止爪を、その底箱の水平中心線から等しい短距離の位置へ上下対称の位置関係として、斜め表向く外方へ切り起すと共に、
同じく向かい合う左右両側壁面の残る他方からは2個の楔状逆止爪を、その底箱の水平中心線から等しい長距離の位置へやはり上下対称の位置関係として、斜め表向く外方へ切り起したことを特徴とする。
請求項3では底箱の上壁面又は下壁面から1個の楔状逆止爪を、斜め表向く外方へ切り起したことを特徴とする。
更に、請求項4では楔状逆止爪をその先端が弧状の半円形として、約30度〜約45度の斜め表向く外方へ切り起したことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、引手の底箱における左右両側壁面から互いに同じ複数づつの楔状逆止爪が、引手を180度廻し方向変換した時に、その変換後の爪位置と交換前の爪位置との合致しない(同じでない)ことになる左右非対称の位置関係として、斜め表向く外方へ切り起されているため、冒頭に述べた従来技術の問題点を確実に解消できる効果がある。
つまり、例えば新築マンションに引手を施工するような場合、建具業者が引戸の引手受け入れ口へ引手を図10、11のように埋設した最初の状態から、別なクロス貼り業者がその引手の表面へインテリアに応じた意匠などのクロスを貼る時、そのクロス貼り業者が上記引手を一旦抜き出して、図13、14のように180度廻し方向変換した上、その引戸の引手受け入れ口へ再度押し込めば、その再度埋め込まれた引手の楔状逆止爪は、最初に埋め込まれた楔状逆止爪により上記引手受け入れ口の内壁面に傷付けられた爪跡位置と合致せず、その内壁面の新らたな位置へ係止することになるため、最初と同等の固定強度並びに安定性がある埋設状態を得られる。
そして、このような効果は経年的な使用中に汚れたり、変色したりした古い引手を、同じ新品と交換するような場合にも得られるのである。
特に、請求項2の構成を採用するならば、上記底箱の左右両側壁面から2個一対づつの楔状逆止爪が、上下対称の位置関係として斜め表向く外方へ切り起されているため、その楔状逆止爪の切り起し加工用プレス金型を作成しやすく、しかも建具の引手受け入れ口に対する引手の埋設状態をますます安定良く強固に保てる効果がある。
又、請求項3の構成を採用するならば、上記底箱の上壁面又は下壁面から1個の楔状逆止爪を、斜め表向く外方へ切り起しても、請求項1の上記効果を達成することができ、しかも引手の埋設状態をますます安定良く強固に保てるのである。
請求項4の構成を採用するならば、上記楔状逆止爪の先端が弧状の半円形として、丸味を帯びているため、引手受け入れ口の内壁面へ過度に深く突き刺さらず、引手を一旦抜き出す時に作業しやすく、更にその楔状逆止爪の斜め表向く切り起し角度を、約30度〜約45度の範囲内で大小(緩急)調整することにより、建具の引手受け入れ口が引手の底箱に比して万一過大であっても、その間隙を吸収する如く、底箱の楔状逆止爪をその引手受け入れ口の内壁面へ確実に係止できる効果もある。
本考案の基本実施形態に係る引手の表側から見た分解斜面図である。 図1の組立状態を裏側から見た斜面図である。 同じく組立状態の正面図である。 図3の背面図である。 図4の5−5線断面図である。 引手の底箱だけを抽出して示す正面図である。 図6の側面図である。 図6の8−8線断面図である。 図6の9−9線拡大断面図である。 引手の埋設状態を示す背面図である。 図10の11−11線断面図である。 図10の12−12線拡大断面図である。 引手を180度方向変換した埋設状態の図10に対応する背面図である。 図13の14−14線断面図である。 本考案の第1変形実施形態を示す図4に対応する背面図である。 本考案の第2変形実施形態を示す図4に対応する背面図である。
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、図1〜9はその引手の基本実施形態を示しており、(11)は真鋳やアルミニウム、ステンレス鋼などの金属板からプレス加工された引手本体であって、後述する建具(D)の引手受け入れ口(G)へ埋め込まれることになる一定深さ(d1)(例えば約8.3mm)の上下方向(縦方向)に細長い長方形な囲い枠(12)と、その囲い枠(12)から連続一体に張り出すことにより、上記引手受け入れ口(G)の開口縁部へ係止することになる相似な長方形(例えば縦:約105mm×横:約28mm)の縁取り化粧フランジ(13)とを備えている。
(14)は上記引手本体(11)の囲い枠(12)へ裏側(背後)から接当される長方形な化粧板であって、その引手本体(11)と同じ材質の金属板から成る。引手本体(11)の囲い枠(12)には底面がなく、その底面が別個の化粧板(14)によって施蓋されるようになっているため、その化粧板(14)と上記引手本体(11)の縁取り化粧フランジ(13)とは、各々回転する円形のバフ(図示省略)によって支障なく研摩することができるのであり、商品価値の高い引手を得ることに役立つ。
又、(15)は上記引手本体(11)の囲い枠(12)へ更に裏側(背後)から抜き差し自在に差し込み套嵌される対応的な一定の深さ(d2)(例えば約8.9mm)と大きさを有する長方形(例えば縦:約98mm×横:約21.5mm)の底箱であって、これも引手本体(11)と同じ材質の金属板からプレス加工されており、これが上記囲い枠(12)へ差し込み套嵌された組付け状態では、その囲い枠(12)の開口縁部と底箱(15)の底面との相互間に、上記化粧板(14)が挟み込み固定されることとなる。
上記底箱(15)も上下方向(縦方向)に細長い長方形をなすが、その両長辺に相当する向かい合う左右両側壁面(16L)(16R)からは、互いに同じ複数づつの楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)が次のような垂直(縦)中心線(O−O)に対する左右非対称の位置関係として、何れも一定の傾斜角度(θ)だけ表向く外方へ切り起されており、引手をその建具(D)の引手受け入れ口(G)へ表側から押し込めば、その底箱(15)の楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)が引手受け入れ口(G)の内壁面(18L)(18R)へ弾圧的に喰い付き、その埋設状態に固定維持されるようになっている。
即ち、図4や図6〜9に示す如く、上記底箱(15)における左右両側壁面(16L)(16R)の何れか一方(左側壁面)(16L)からは2個の楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)が、その底箱(15)の水平(横)中心線(X−X)から等しい短距離(y1)(例えば約27mm)にある位置へ、上下対称の関係状態に分布されており、残る他方(右側壁面)(16R)からは同じく2個の楔状逆止爪(17Ru)(17Rd)が、上記水平(横)中心線(X−X)から等しい長距離(y2)(例えば約36mm)にある位置へ、やはり上下対称の関係状態に分布されている。
上記左側壁面(16L)から一定傾斜角度(θ)の表向き外方へ切り起された上下一対の楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)と、上記右側壁面(16R)から同じく一定傾斜角度(θ)の表向き外方へ切り起された上下一対の楔状逆止爪(17Ru)(17Rd)とが、底箱(15)の垂直(縦)中心線(O−O)に対して左右非対称の位置関係にあることは言うまでもない。
更に、上記底箱(15)の両短辺に相当する向かい合う上下両壁面(16U)(16D)のうち、その何れか一方(図例では上壁面)(16U)からも好ましくは上記垂直(縦)中心線(O−O)上に位置する1個の楔状逆止爪(17U)が、やはり一定傾斜角度(θ)の表向き外方へ切り起されている。
何れにしても、上記楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)は底箱(15)の底面側(裏側/背後)から一定角度(θ)の斜め表向く外方へ切り起さ(切り開か)れており、上記引手の底箱(15)を建具(D)の引手受け入れ口(G)へ表側から押し込めば、上記左右両側壁面(16L)(16R)と上記上壁面(16U)の楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)が、その先端の言わば弾性変形する復元力により、上記引手受け入れ口(G)の内壁面(18L)(18R)(18U)へ弾圧的に喰い付いて、逆な表側への抜け止め作用を営なむことになる。
その場合、各楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)の切り起し(切り開き)形状については、その先端の尖鋭な三角形や角張った台形などであってもさしつかえないが、上記引手はその建具(D)の引手受け入れ口(G)から一旦抜き出されることもあるため、その先端が図示実施形態のような弧状の半円形として、抜き出し時に先端が引手受け入れ口(G)の内壁面(18L)(18R)(18U)へ過度に深く突き刺さることを防ぐことが好ましい。
又、各楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)が底箱(15)の左右両側壁面(16L)(16R)や上壁面(16U)と交叉する切り起し傾斜角度(開度)(θ)については、その逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)としての機能を果すために、約30度〜45度の一定範囲に設定し、建具(D)の引手受け入れ口(G)が引手の底箱(15)よりも広大に加工され過ぎたような場合、その楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)の傾斜角度(θ)を大小(緩急)に調整して、その引手受け入れ口(G)の内壁面(18L)(18R)(18U)へ確実に安定良く喰い付かせることが望ましい。
尚、上記建具(D)の引手受け入れ口(G)は建具(D)の表面又は/及び裏面へ、一定深さ(d3)の有底凹溝として加工される場合のほか、建具(D)の表裏貫通状態に穿孔される場合もある。
図10〜12は上記引手の埋設状態を示しており、その底箱(15)の左右両側壁面(16L)(16R)と上壁面(16U)から切り起された楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)が、建具(D)における引手受け入れ口(G)の内壁面(18L)(18R)(18U)へ悉く喰い付いているが、例えば冒頭に述べたような新築マンションに引手を施工する場合に、その建具(D)の表面へクロス貼り業者がクロスを貼る必要に迫られて、引手を一旦抜き出す時には、建具(D)における引手受け入れ口(G)の開口縁部を被覆している引手の縁取り化粧フランジ(13)と、その建具(D)の表面へマイナスドライバーなどの工具(図示省略)を挿入して、その引手を浮上させる如く抜き出す。
その引手が抜き出された上記引手受け入れ口(G)の内壁面(18L)(18R)(18U)には、上記楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)の喰い付いていた爪跡(M)が言わばささくれた(荒れた)傷付き状態に残存することとなる。
この点、本考案に係る上記基本実施形態の引手では、その底箱(15)の向かい合う左右両側壁面(16L)(16R)から互いに同じ2個づつの楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)が、垂直(縦)中心線(O−O)に対する左右非対称の位置関係として、一定角度(θ)の斜め表向く外方へ切り起されていると共に、同じく底箱(15)の上壁面(16U)に1個の楔状逆止爪(16U)が、やはり一定角度(θ)の斜め表向く外方へ切り起されているため、図10、11から図13、14のように引手を180度廻し方向変換して、再度上記建具(D)の引手受け入れ口(G)へ表側から押し込めば、その変換前の左上位置にあった楔状逆止爪(16Lu)は変換後の右下位置へ、同じく変換前の左下位置にあった楔状逆止爪(16Ld)は変換後の右上位置へ、更に変換前の上壁面(18U)にあった楔状逆止爪(16U)は変換後の下壁面(18D)へ各々移行することとなり、その変換後の爪位置が変換前の爪位置と悉く合致せず、その爪位置同士の部分的にも重なり合わない位置関係として、一定寸法差(Z)だけ離隔されるのである。
その結果、上記引手の底箱(15)を建具(D)の同じ引手受け入れ口(G)へやはり表側から押し込んで、その埋設状態での使用に供しても、上記楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)が引手受け入れ口(G)における内壁面(18L)(18R)(18U)の傷付きささくれた(荒れた)爪跡(M)位置でなく、その内壁面(18L)(18R)(18U)の新らたな位置へ喰い付くこととなり、方向変換前と同じ強度がある安定な固定状態を保つことができ、その使用中のガタツキやまして抜け出してしまうおそれはない。
そして、経年的な使用により汚れたり、変色したりした古い引手を建具(D)の引手受け入れ口(G)から抜き出して、同じ引手の新品を再度引手受け入れ口(G)へ埋め込むような場合にも、上記した効果を得られるのである。
図1〜14に示した上記基本実施形態の構成では、引手の底箱(15)における左右両側壁面(16L)(16R)のみならず、上壁面(16U)又は下壁面(16D)からも楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)を一定角度(θ)の表向き外方へ切り起しているが、その左右両側壁面(16L)(16R)の楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)が底箱(15)の垂直(縦)中心線(O−O)に対して左右非対称の位置関係に分布されるならば、上壁面(16U)又は下壁面(16D)の楔状逆止爪(17U)はその設置を省略してもさしつかえない。
又、同じく左右両側壁面(16L)(16R)の楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)が左右非対称の位置関係として、引手の180度方向変換した時に変換後の爪位置が変換前の爪位置と合致しない(同じでない)ことになるならば、図15の第1変形実施形態に示す如く、上記楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)のすべてを底箱(15)の水平(横)中心線(X−X)に対しても、上下非対称の位置関係となるように分布させることができる。すべてをアットランダムに分布する位置関係として、一定角度(θ)の表向き外方へ切り起しても良い意味である。
更に、図16の第2変形実施形態に示す如く、上記引手本体(11)を長方形に代る上下方向へ細長く延在する楕円形とし、その囲い枠(12)へ裏側から差し込み套嵌される底箱(15)も対応的な大きさ・形状の楕円形として、その左右両側壁面(16L)(16R)から同じ複数づつの楔状逆止爪(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)を底箱(15)の垂直(縦)中心線(O−O)に対して左右非対称の位置関係に分布させても良い。
尚、図15、16の第1、2変形実施形態におけるその他の構成とその埋め込み方法は、図1〜14の上記基本実施形態と実質的に同一であるため、その図15、16に図1〜14との同一符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
(11)・引手本体
(12)・囲い枠
(13)・縁取り化粧フランジ
(14)・化粧板
(15)・底箱
(16L)(16R)・左右両側壁面
(17Lu)(17Ld)(17Ru)(17Rd)(17U)・楔状逆止爪
(18L)(18R)(18U)(18D)・引手受け入れ口の内壁面
(D)・建具
(G)・引手受け入れ口
(M)・爪跡
(Z)・大小寸法差
(O−O)・垂直(縦)中心線
(X−X)・水平(横)中心線
(y1)・短距離
(y2)・長距離
(θ)・傾斜角度(切り起し角度)

Claims (4)

  1. 一定深さを有する上下方向に細長い長方形又は楕円形の囲い枠から、建具の引手受け入れ口縁部へ表側から係止する縁取り化粧フランジが連続的に張り出された引手本体と、
    その引手本体の囲い枠へ裏側から化粧板を介して、抜き差し自在に差し込み套嵌される対応的な長方形又は楕円形の底箱とから成る建具の引手において、
    上記底箱の向かい合う左右両側壁面から互いに同じ複数づつの楔状逆止爪を、引手の180度方向変換時に変換後の爪位置が変換前の爪位置と合致しないことになる左右非対称の位置関係として、斜め表向く外方へ切り起したことを特徴とする建具の引手。
  2. 底箱における向かい合う左右両側壁面の何れか一方からは2個の楔状逆止爪を、その底箱の水平中心線から等しい短距離の位置へ上下対称の位置関係として、斜め表向く外方へ切り起すと共に、
    同じく向かい合う左右両側壁面の残る他方からは2個の楔状逆止爪を、その底箱の水平中心線から等しい長距離の位置へやはり上下対称の位置関係として、斜め表向く外方へ切り起したことを特徴とする請求項1記載の建具の引手。
  3. 底箱の上壁面又は下壁面から1個の楔状逆止爪を、斜め表向く外方へ切り起したことを特徴とする請求項1又は2記載の建具の引手。
  4. 楔状逆止爪をその先端が弧状の半円形として、約30度〜約45度の斜め表向く外方へ切り起したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の建具の引手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7406771B2 (ja) 2021-07-08 2023-12-28 三協立山株式会社 引手ユニット

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