JP3201698B2 - 選択装置 - Google Patents

選択装置

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JP3201698B2
JP3201698B2 JP08746694A JP8746694A JP3201698B2 JP 3201698 B2 JP3201698 B2 JP 3201698B2 JP 08746694 A JP08746694 A JP 08746694A JP 8746694 A JP8746694 A JP 8746694A JP 3201698 B2 JP3201698 B2 JP 3201698B2
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忠志 酒井
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば「氷片のみ」ま
たは「氷片および水」の2種類の供給を選択し得るディス
ペンサー等に好適に使用される選択装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】喫茶店やレストランその他の飲食施設で
は、接客サービスとしてコップに氷片および水を入れた
「お冷」を提供することが行なわれている。この種の装置
として、氷ディスペンサーが存在する。この氷ディスペ
ンサーの基本構造を一例として述べれば、本体内部上方
に製氷部を備え、該製氷部で製造した氷片を本体内部下
方に画成した貯氷室に貯留するよう構成される。また貯
氷室に氷片搬送装置が配設され、該装置を駆動すること
により貯氷室内の氷片を、本体の前面に形成した放出口
に向けて搬送するようになっている。更に、外部水道系
に接続する給水管が放出口に臨み、給水弁の開放により
放出口から水を放出するよう構成される。なお、放出口
の下方には、前記氷片搬送装置の駆動・停止および給水
弁の開閉を制御する放出スイッチをON−OFF作動さ
せる操作レバーが配設されている。すなわち、コップ等
の容器により操作レバーを操作して前記放出スイッチを
ON作動させれば、氷片搬送装置が駆動すると共に給水
弁が開放されて、前記放出口を介して容器に氷片および
水が供給される。そして、操作レバーから容器を離間す
ることにより、放出スイッチがOFF作動して氷片搬送
装置が停止すると共に給水弁が閉成し、氷片および水の
供給が停止される。
【0003】前記氷ディスペンサーは、「氷片のみ」ま
たは「氷片および水」の2種類の内から任意の種類を選
択する切替えスイッチを備え、操作者は該スイッチの切
替え操作により希望する種類を選択するようになってい
る。そして、切替えスイッチで「氷片のみ」を選択した
場合には、前記操作レバーにより放出スイッチをON作
動させると、給水弁は閉成状態のまま氷片搬送装置のみ
が駆動して氷片が容器に供給される。また、切替えスイ
ッチで「氷片および水」を選択した場合には、操作レバ
ーにより放出スイッチをON作動させると、前述したよ
うに氷片搬送装置が駆動すると共に給水弁が開放して、
容器に氷片および水が供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記氷ディスペンサー
では、前述した如く、「氷片のみ」または「氷片およ
び水」の2種類の内の何れか一方を選択するために、放
出スイッチとは別に切替えスイッチが必要となってい
た。このため、部品点数が多くなると共に、その制御回
路が複雑となる難点が指摘される。また、容器に「氷
片のみ」または「氷片および水」の何れか一方を供給す
る際には、操作者は切替えスイッチにより現在何が選択
されているかを確認する必要があり、からまたは
からに切替える操作を要し、これが煩雑であった。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、ロッドの直線的な動作により、2
つのスイッチを選択的に作動させ得る構造の簡単な選択
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本発明は、筐体の内部に画成
された貯氷室に貯留されている氷片を、前記筐体の前面
パネルに設けられる開口を介して外部に放出する氷片放
出装置と、吐出管を介して水を外部に放出する給水弁と
を備える氷ディスペンサーにおいて、 前記前面パネルに
おける開口の下方に臨む位置に穿設された通孔の裏側に
配設された本体に摺動自在に挿通され、該本体の前側に
延出する前端に当て板を備えたロッドと、前記本体に配
設され、その可動片を前記ロッドに指向させると共にO
N作動により前記氷片放出装置を駆動して氷片の放出を
行なわせる氷片放出用スイッチおよびその可動片を前記
ロッドに指向させると共にON作動により前記給水弁W
Vを開放して水の放出を行なわせる水放出用スイッチ
と、前記ロッドに形成され、前記2個のスイッチの可動
片を作動可能な作動部と、前記本体に形成されてロッド
の後端が挿通される固定部とロッドにおける固定部から
前側に所要長さだけ離間する位置に形成した規制片との
間に弾力的に介装された圧縮ばねとからなり、前記当て
板を後側に向けて押すことにより、前記圧縮ばねの弾力
に抗して前記ロッドを第1位置または第2位置に後退さ
せることで、前記2個のスイッチがロッドの作動部によ
り選択的に作動されるよう構成したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】次に、本発明に係る選択装置につき、好適な
実施例を挙げて、添付図面を参照しながら説明する。な
お、実施例の選択装置が採用される装置として、氷片と
水とを供給する氷ディスペンサーの例を挙げて説明す
る。図3は、実施例に係る氷ディスペンサーの概略構成
を示す縦断側面図であって、この氷ディスペンサーの本
体を構成する筐体10の内部には、圧縮機CMや凝縮器
12等からなる冷凍装置14が収納される機械室16
と、その上方に位置し断熱材で囲われる貯氷室18とが
画成されている。また、貯氷室18の内部上方に製氷ユ
ニット20が配設され、該ユニット20で製造された氷
片は、貯氷室18に放出貯留されるようになっている。
【0008】前記貯氷室18の前面側にカバー体22が
着脱自在に配設され、このカバー体22に、貯氷室18
に貯留されている氷片を外部に放出する氷片放出装置2
4が配設される。この氷片放出装置24は、カバー体2
2の裏面から貯氷室内に延出する氷片搬出用のスクリュ
ー26と、該カバー体22の前面に配設されたモータG
Mとから構成され、該モータGMによりスクリュー26
を回転させることにより、貯氷室18に貯留されている
氷片を前面側に向けて搬送するよう構成してある。また
貯氷室18における前面端部近傍の底面に、所要開口寸
法の氷片放出口18aが開設され、スクリュー26によ
り搬送された氷片は、該氷片放出口18aを介して外部
に放出される。
【0009】前記筐体10の前面に着脱自在に装着した
前面パネル28には、前記氷片放出口18aと対応する
開口28aが開設され、後述する氷片放出用スイッチS
1がON作動することにより、前記氷片放出装置24
が駆動されて貯氷室内の氷片は、氷片放出口18aおよ
び開口28aを介して外部に放出される。また、外部水
道系に接続する給水管30が、前記カバー体22に配設
した給水弁WVの吸込口に接続され、該給水弁WVの吐
出口に接続する吐出管32は、氷片放出口18aで開口
するよう構成されている。この給水弁WVは、後述する
水放出用スイッチSW2がON作動することにより開放
し、氷片放出口18aおよび開口28aを介して水が外
部放出されるようになっている。
【0010】前記前面パネル28における開口28aの
下方に臨む前面に、当該氷ディスペンサーにより「氷片
のみ」または「氷片および水」の何れを供給するかを選択
する選択装置34が配設されている。図2に示す如く、
前面パネル28に通孔28bが穿設され、この通孔28
bの裏側に選択装置34の本体36がボルト38とナッ
ト40を介して固定されている。すなわち、装置本体3
6における矩形状の底板44の前端および後端に前壁4
6と後壁48とが直立し、前壁46に穿設した通孔46
aに、前面パネル28の通孔28bに前側から挿通され
たボルト38のシャフトが挿通され、該通孔46aから
本体内に突出する端部にナット40が螺挿されている。
なお、前面パネル28の通孔28bを挟む前面と後面
に、スペーサ42,42が介挿してある。また、ボルト
38の中心に通孔38aが形成され、該通孔38aに、
回転を規制された状態でロッド50が摺動自在に挿通さ
れている。このロッド50におけるボルト38のへッド
から前面側に延出する前端には、図1に示すように弧状
の当て板52が配設され、該当て板52の前面にコップ
54が当接されるようになっている。
【0011】前記装置本体36における底板44の両側
端に直立する側壁56,56の上端に、相互に外方に水
平に張出す取付部56a,56aが形成され、一方の取
付部56aに前記氷片放出用スイッチSW1が取付けら
れている。また他方の取付部56aに、前記水放出用ス
イッチSW2が取付けられ、図1に示す如く、該水放出
用スイッチSW2は、氷片放出用スイッチSW1よりも後
側に位置するよう位置決めされている。更に、氷片放出
用スイッチSW1および水放出用スイッチSW2の可動片
58,60は、前記ボルト38のシャフトから後側に延
出しているロッド50を夫々指向するよう設定される。
そして、ロッド50に形成した作動部70(後述)が各可
動片58,60に当接した際に、対応のスイッチSW1,
SW2をON作動するよう設定してある(図5,図6参
照)。なお、可動片58,60の作動部70と当接する部
位にはローラ59,61が配設され、円滑な当接離間が
なされるようになっている。
【0012】前記ロッド50におけるボルト38のシャ
フトから後側に延出する後端は、図2に示す如く、本体
36の後壁48に穿設した通孔48aに摺動自在に挿通
されている。また、ロッド50における後壁48から所
要長さだけ前側に臨む位置に規制片62が配設固定さ
れ、該規制片62と後壁48との間に、ばね定数の異な
る2本の圧縮ばね64,66がロッド50に直列に介装
されている。すなわち、ロッド50における規制片62
と後壁48との間に臨む位置にリング68が摺動自在に
外嵌され、該リング68と規制片62との間にばね定数
の小さい第1圧縮ばね64が介装されている。またリン
グ68と後壁48との間に、ばね定数の大きい第2圧縮
ばね66が介装され、当該ロッド50は、常には2本の
圧縮ばね64,66により前側に向けて弾力付勢されて
いる。なお、ロッド50の後壁48から後側に突出する
部位にワッシャ72が外嵌され、該ワッシャ72が後壁
48に当接することによりロッド50の前側への移動を
規制している。また、第1圧縮ばね64と第2圧縮ばね
66の配設位置は、実施例と逆にすることも可能であ
る。
【0013】前記ロッド50における規制片62の配設
位置より前側に、半径方向に突出する作動部70が所要
長さで形成され、該作動部70は、前記両圧縮ばね6
4,66によりロッド50が最も前側の待機位置(図4参
照)に臨んでいる状態では、前記氷片放出用スイッチS
1および水放出用スイッチSW2の何れの可動片58,
60にも当接しないよう設定されている。そして、後述
する如くロッド50が圧縮ばね64,66を規制片62
により圧縮しつつ後退する過程で、各スイッチSW1,S
2の可動片58,60に順次当接するよう構成される。
実施例では、第1圧縮ばね64が圧縮した第1位置まで
ロッド50が後退したときに(図5参照)、氷片放出用ス
イッチSW1の可動片58に作動部70が当接し、第1
圧縮ばね64および第2圧縮ばね66が何れも圧縮した
第2位置までロッド50が後退したときに(図6参照)、
氷片放出用スイッチSW1および水放出用スイッチSW2
の可動片58,60に作動部70が夫々当接するように
なっている。
【0014】すなわち、前記当て板52にコップ54を
当接した状態でこれを後側に向けて押して、第1圧縮ば
ね64が圧縮した第1位置までロッド50が後退する
と、前記氷片放出用スイッチSW1の可動片58に作動
部70が当接して該スイッチSW1をON作動し、氷片
放出装置24が駆動してコップ54に氷片が供給され
る。また、当て板54を更に押し、第2圧縮ばね66も
圧縮した第2位置までロッド50が後退すると、前記水
放出用スイッチSW2の可動片60に作動部70が当接
して該スイッチSW2をON作動し、給水弁WVが開放
してコップ50に水が供給されるよう構成される。
【0015】図7は、実施例に係る氷ディスペンサーの
電気制御回路を示す。なお、氷ディスペンサーにおける
冷凍装置14や製氷ユニット20に関連する部分は本願
の要旨ではないので、選択装置34に関連する部分につ
いてのみ説明する。図において、電源供給ラインRとT
との間に、水放出用スイッチSW2と給水弁WVが直列
に介挿されている。また、水放出用スイッチSW2と給
水弁WVとは並列の関係で、ラインRとTとの間に氷片
放出用スイッチSW1と氷片放出装置24のモータGM
が直列に介挿されている。
【0016】
【実施例の作用】次に、実施例に係る選択装置の作用に
つき説明する。なお、前記当て板52に力が加わってい
ない状態では、ロッド50は待機位置に臨んでおり、図
4に示す如く、前記氷片放出用スイッチSW1と水放出
用スイッチSW2の可動片58,60は、何れもロッド5
0の作動部70から離間してOFF状態となっている。
【0017】(「氷片のみ」を供給する場合)前記コップ
54を当て板52に前側から当接した状態で、該当て板
52を後側に向けて押すことによりロッド50を後退さ
せる。このロッド50に介装した第1圧縮ばね64が先
ず圧縮して、図5に示すようにロッド50は第1位置ま
で後退する。このとき、ロッド50の作動部70が氷片
放出用スイッチSW1の可動片58に当接し、該スイッ
チSW1をON作動させるに至る。これにより、前記モ
ータGMに通電されて氷片放出装置24が駆動し、スク
リュー26の回転により貯氷室内の氷片は氷片放出口1
8aに向けて搬送される。そしてこの氷片は、氷片放出
口18aおよび前記開口28aを介してコップ54に放
出される。
【0018】前記コップ54に必要量の氷片が供給され
たら、該コップ54を当て板52から離間させれば、ロ
ッド50は第1圧縮ばね64の弾力復帰により初期の待
機位置(図4の状態)に復帰する。従って、氷片放出用ス
イッチSW1の可動片58はロッド50の作動部70か
ら離間し、該スイッチSW1がOFF作動されて氷片放
出装置24が停止することにより氷片の供給が停止す
る。
【0019】(「氷片および水」を供給する場合)前記コ
ップ54を当て板52に前側から当接した状態で、該当
て板52を後側に向けて押すことによりロッド50を後
退させる。このロッド50に介装した第1圧縮ばね64
が先ず圧縮して、ロッド50は第1位置まで後退する。
更に当て板52を押して、図6に示すようにロッド50
を第2圧縮ばね66が圧縮する第2位置まで後退させ
る。この場合は、先ずロッド50が第1位置に到来した
際に、前述した如く氷片放出装置24が駆動されて氷片
の供給が開始される。そしてロッド50が第2位置に至
ったときに、作動部70が水放出用スイッチSW2の可
動片60に当接し、該スイッチSW2をON作動させ
る。これにより前記給水弁WVが開放し、氷片放出口1
8aおよび開口28aを介してコップ54に水が供給さ
れる。すなわち、コップ54には、氷片および水が供給
されることとなる。
【0020】前記コップ54に必要量の氷片および水が
供給されたら、該コップ54を当て板52から離間させ
れば、ロッド50は第1圧縮ばね64および第2圧縮ば
ね66の弾力復帰により初期の待機位置(図4の状態)に
復帰する。従って、氷片放出用スイッチSW1の可動片
58および水放出用スイッチSW2の可動片60は、何
れもロッド50の作動部70から離間し、該スイッチS
1,SW2がOFF作動されて氷片放出装置24が停止
すると共に給水弁WVが閉成することにより、氷片およ
び水の供給が停止する。
【0021】このように、当て板52を介してロッド5
0を第1位置または第2位置に直線的に後退させるだけ
で、前記コップ54に、「氷片のみ」または「氷片お
よび水」の何れか一方を選択して供給することができ
る。しかも、第1圧縮ばね64と第2圧縮ばね66のば
ね定数は異なっているので、第1圧縮ばね64が圧縮し
た第1位置から更にロッド50を後退させようとする
と、第2圧縮ばね66により負荷が大きくなるので、操
作者は容易に第1位置を確認することができ、誤って必
要としない種類をコップ54に供給することはない。ま
た、ロッド50を直線的に移動させるだけであるので操
作性に優れ、しかも摩耗する部分はないので耐久性にも
優れている。なお、圧縮ばね64,66はロッド50を
待機位置に向けて直線的に付勢するものであるので、当
て板52からコップ54を離間させれば、圧縮ばね6
4,66の弾力復帰作用によりロッド50を確実に待機
位置に戻すことができる。
【0022】
【別実施例について】図8は、選択装置の別の実施例を
示すものであって、基本的な構成は図1に示す実施例と
同一であるが、ロッド50に形成した作動部70の形状
を変更することで、「水のみ」または「水および氷片」の何
れか一方を選択し得るよう構成してある。すなわち、作
動部70は、水放出用スイッチSW2の可動片60に当
接する第1作動部70aと、氷片放出用スイッチSW1
の可動片58に当接する第2作動部70bとからなり、
第1作動部70aは第2作動部70bよりもロッド50
の後側に所要長さだけ延出している。従って、図8(a)
の待機位置から図8(b)の第1位置までロッド50を後
退させると、先ず水放出用スイッチSW2の可動片60
に第1作動部70aが当接し、該スイッチSW2のON
作動によりコップ54には水のみが供給される。また、
図8(c)の第2位置までロッド50を後退させると、氷
片放出用スイッチSW1の可動片58に第2作動部70
bが当接し、該スイッチSW1のON作動によりコップ
54に氷片が供給される。この場合は、前記水放出用ス
イッチSW2の可動片60には第1作動部70aが当接
しているのでコップ54には水も供給される。これによ
り、コップ54には、「水のみ」または「水および氷片」の
何れか一方を選択して供給することができる。なお、図
1に示す実施例において、氷片放出用スイッチSW1
水放出用スイッチSW2との配設位置を替えるだけで
も、「水のみ」または「水および氷片」の何れか一方を選択
することが可能となる。
【0023】図9は、選択装置の更に別の実施例を示す
ものであって、基本的な構成は図1に示す実施例と同一
であるが、ロッド50に形成した作動部70の寸法を変
更することで、「氷片のみ」または「水のみ」の何れか一方
を選択し得るよう構成してある。すなわち、ロッド50
に形成した作動部70は、氷片放出用スイッチSW1
可動片58と、水放出用スイッチSW2の可動片60と
の離間間隔よりも短かい寸法に設定されている。従っ
て、図9(a)の待機位置から図9(b)の第1位置までロ
ッド50を後退させると、氷片放出用スイッチSW1
可動片58にのみ作動部70が当接し、該スイッチSW
1のON作動によりコップ54には氷片のみが供給され
る。また、図9(b)の第1位置から図9(c)の第2位置
までロッド50を後退させると、氷片放出用スイッチS
1の可動片58から作動部70が離間して該スイッチ
SW1をOFF作動すると共に、水放出用スイッチSW2
の可動片60に作動部70が当接し、該スイッチSW2
のON作動によりコップ54には水のみが供給される。
【0024】
【0025】なお、実施例では選択装置が採用される装
置として、氷片と水とを供給する氷ディスペンサーにつ
き説明したが、本願はこれに限定されるものでなく、例
えばコーヒー原量や茶葉等の被混合物とお湯とを混合す
るディスペンサーに選択装置を採用すれば、「被混合物
のみ」または「被混合物およびお湯」の供給を切替えスイ
ッチを必要とすることなく選択することが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上に述べた如く、本発明に係る選択装
置によれば、2つのスイッチを、ロッドの直線的な動作
により選択的に作動させることができ、別途切替えスイ
ッチ等を設ける必要はなくなる。従って、切替えスイッ
チの確認および操作を省略し得るものである。また構造
が簡単で部品点数が少なくなるので、コストを低廉に抑
えることができる。更に、2本の圧縮ばねのばね定数は
異なっているので、一方の圧縮ばねのみを圧縮させる力
と、両方の圧縮ばねを圧縮させる力とは異なり、その境
界を確実に認めることが可能である。すなわち、操作者
は当て板を押す力の変化によって、スイッチの選択を確
実に行なうことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る選択装置を氷ディスペンサーの
前面パネルに配設した状態で示す平面図である。
【図2】 実施例に係る選択装置の縦断側面図である。
【図3】 実施例に係る選択装置を採用した氷ディスペ
ンサーの概略構成を示す縦断側面図である。
【図4】 選択装置のロッドが待機位置の状態で示す平
面図である。
【図5】 選択装置のロッドが第1位置まで後退した状
態で示す平面図である。
【図6】 選択装置のロッドが第2位置まで後退した状
態で示す平面図である。
【図7】 氷ディスペンサーの電気制御回路図である。
【図8】 本発明に係る選択装置の別の実施例を示す説
明図である。
【図9】 本発明に係る選択装置の更に別の実施例を示
す説明図である。
【図10】 本発明に係る選択装置の更に別の実施例を
示す説明図である。
【符号の説明】
36 装置本体,48 後壁,50 ロッド,52 当
て板,58 可動片 60 可動片,62 規制片,64 第1圧縮ばね,6
6 第2圧縮ばね 70 作動部,74 圧縮ばね,SW1 氷片放出用ス
イッチ SW2 水放出用スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−18559(JP,A) 特開 昭58−192219(JP,A) 実開 平4−20110(JP,U) 実開 昭55−87623(JP,U) 実開 平2−14731(JP,U) 実開 平3−44190(JP,U) 実開 昭60−110940(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/64

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体(10)の内部に画成された貯氷室(18)
    に貯留されている氷片を、前記筐体(10)の前面パネル(2
    8)に設けられる開口(28a)を介して外部に放出する氷片
    放出装置(24)と、吐出管(32)を介して水を外部に放出す
    る給水弁(WV)とを備える氷ディスペンサーにおいて、 前記前面パネル(28)における開口(28a)の下方に臨む位
    置に穿設された通孔(28b)の裏側に配設された 本体(36)
    に摺動自在に挿通され、該本体(36)の前側に延出する前
    端に当て板(52)を備えたロッド(50)と、 前記本体(36)に配設され、その可動片(58)を前記ロッド
    (50)に指向させると共にON作動により前記氷片放出装
    置(24)を駆動して氷片の放出を行なわせる氷片放出用ス
    イッチ(SW 1 )およびその可動片(60)を前記ロッド(50)に
    指向させると共にON作動により前記給水弁WVを開放
    して水の放出を行なわせる水放出用スイッチ(SW2)と、 前記ロッド(50)に形成され、前記2個のスイッチ(SW1,S
    W2)の可動片(58,60)を作動可能な作動部(70)と、 前記本体(36)に形成されてロッド(50)の後端が挿通され
    る固定部(48)とロッド(50)における固定部(48)から前側
    に所要長さだけ離間する位置に形成した規制片(62)との
    間に弾力的に介装された圧縮ばね(64,66/74)とからな
    り、 前記当て板(52)を後側に向けて押すことにより、前記圧
    縮ばね(64,66/74)の弾力に抗して前記ロッド(50)を第1
    位置または第2位置に後退させることで、前記2個のス
    イッチ(SW1,SW2)がロッド(50)の作動部(70)により選択
    的に作動されるよう構成したことを特徴とする選択装
    置。
  2. 【請求項2】 前記本体(36)に形成されてロッド(50)の
    後端が挿通される固定部(48)と、ロッド(50)における固
    定部(48)から前側に所要長さだけ離間する位置に形成し
    た規制片(62)との間に、ばね定数の異なる2本の圧縮ば
    ね(64,66)を直列状態で介装し、 前記当て板(52)を後側に向けて押すことにより、ばね定
    数の小さな圧縮ばね(64)のみを圧縮する第1位置または
    両圧縮ばね(64,66)を圧縮する第2位置に前記ロッド(5
    0)を後退させることで、前記2個のスイッチ(SW1,SW2)
    がロッド(50)の作動部(70)により選択的に作動されるよ
    う構成した請求項1記載の選択装置。
  3. 【請求項3】 前記ロッド(50)の作動部(70)は、該ロッ
    ド(50)が第1位置に後退したときに一方のスイッチ(S
    W1)の可動片(58)のみを作動させ、第2位置に後退した
    ときは他方のスイッチ(SW2)の可動片(60)も併せて作動
    させるよう構成した請求項1または2記載の選択装置。
  4. 【請求項4】 前記ロッド(50)の作動部(70)は、該ロッ
    ド(50)が第1位置に後退したときに一方のスイッチ(S
    W1)の可動片(58)のみを作動させ、第2位置に後退した
    ときに他方のスイッチ(SW2)の可動片(60)のみを作動さ
    せるよう構成した請求項1または2記載の選択装置。
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