JP3201481U - 厨芥処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常は駆動モーターの動力を確実にスクリューに伝達して略一定量の厨芥をディスポーザに送って処理することができ厨芥処理の安定性、確実性に優れ、スクリューに手が触れるなどして抵抗が加わった際には、駆動モーターの回転を止めることなくスクリューの回転のみを確実に停止させることができ、怪我やモーターの焼損を防止することができると共に、スクリューの抵抗を取り除けば直ちに厨芥の処理を再開することができ取扱い性、作業性に優れる厨芥処理装置を提供する。【解決手段】厨芥送り装置3の駆動モーター7からスクリュー4に回転動力を伝達する回転動力伝達部8が、スクリュー回転軸5の一端部又は駆動モーター出力軸の先端部に配設された磁石部11と、磁石部と離間して駆動モーター出力軸の先端部又はスクリュー回転軸の一端部に配設され磁石部との間に吸引力が作用する吸引部13と、を備える。【選択図】図5

Description

本考案は、給食センターや病院、各種施設の食堂などで使用される厨芥処理装置に関する。
従来、給食センターや病院等では、厨芥を粉砕して水と混合し、スラリーを生成するディスポーザが使用されている。そして、ディスポーザから排出されるスラリーは、ポンプにより搬送され、排水管を通して屋外などに設置された浄化槽や固液分離装置などの排水処理装置に送り込まれる。
しかし、ディスポーザでは一度に処理できる厨芥の量が決まっているため、大量の厨芥が一度にディスポーザに投入されないように、自動送り装置を使用している。
例えば(特許文献1)には、ほぼ水平に配設した回転しうるスクリューと、このスクリューの少なくとも全長においてスクリューの下側を囲むとともに、上部に厨芥投入口を有し、軸方向の一方側の下部をディスポーザの厨芥投入口に連通したトラフとを備えた厨芥送り装置が開示されている。
実開平6−60443号公報
(1)(特許文献1)の厨芥送り装置は、ディスポーザに投入される厨芥の量を略一定に保つことができ、ディスポーザに一度に多量の厨芥が投入されることがなく、過負荷によってディスポーザが作動を停止することを防止でき、ディスポーザによる厨芥処理の動作の安定性、効率性を向上できるものであった。
(2)このような厨芥送り装置の上面側は、安全のためにカバーで覆われているが、厨芥を投入するために側部が開口しており、作業者の手などがスクリューに触れる可能性があった。スクリューはモーターで回転させており、作業者の手などがスクリューに巻き込まれるなどしてもモーターが止まらずに回転し続けるため、作業者が怪我をする可能性やモーターが焼けてしまうおそれがあった。
(3)そこで、スクリューに作業者の手が触れるなどして抵抗が加わった際に、直ちにスクリューの回転を停止させ、作業者の怪我やモーターの焼損を確実に防止することができる安全で取扱い性、作業性に優れる厨芥処理装置の実現が強く望まれていた。
本考案は上記従来の要望に応えるもので、通常は駆動モーターの動力を確実にスクリューに伝達して略一定量の厨芥をディスポーザに送って処理することができ、厨芥処理の安定性、確実性に優れ、スクリューに作業者の手が触れるなどして抵抗が加わった際には、駆動モーターの回転を止めることなく、スクリューの回転のみを確実に停止させることができ、作業者の怪我やモーターの焼損を防止することができ、安全性に優れると共に、スクリューの抵抗を取り除けば直ちにスクリューを回転させて厨芥の処理を再開することができ、取扱い性、作業性に優れる厨芥処理装置の提供を目的とする。
課題を解決するための手段及びそれによって得られる作用、効果
上記従来の課題を解決するために本考案の厨芥処理装置は、以下の構成を有している。
本考案の請求項1に記載の厨芥処理装置は、スクリューによって厨芥をディスポーザに送る厨芥送り装置を備えた厨芥処理装置であって、前記厨芥送り装置の駆動モーターから前記スクリューに回転動力を伝達する回転動力伝達部が、前記スクリューの回転軸の一端部又は前記駆動モーターの出力軸の先端部に配設された磁石部と、前記磁石部と離間して前記駆動モーターの出力軸の先端部又は前記スクリューの回転軸の一端部に配設され前記磁石部との間に吸引力が作用する吸引部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用、効果が得られる。
(1)厨芥送り装置の駆動モーターからスクリューに回転動力を伝達する回転動力伝達部が、スクリューの回転軸の一端部又は駆動モーターの出力軸の先端部に配設された磁石部と、磁石部と離間して駆動モーターの出力軸の先端部又はスクリューの回転軸の一端部に配設され磁石部との間に吸引力が作用する吸引部を有することにより、スクリューの回転軸と駆動モーターの出力軸を直接的或いは間接的に連結することなく、非接触の状態で磁石部と吸引部の間に働く磁力によって駆動モーターからスクリューに回転動力を伝達することができるので、スクリューに厨芥が詰まったり、作業者の手がスクリューに触れたりして、スクリューに所定値以上の抵抗が加わった際には、駆動モーターの回転を止めることなく、スクリューの回転のみを確実に停止させることができ、作業者の怪我や駆動モーターの焼損を防止することができ、安全性に優れると共に、スクリューの抵抗を取り除けば直ちにスクリューを回転させて厨芥の処理を再開することができ、取扱い性、作業性に優れる。
(2)駆動モーターの回転動力を磁力によってスクリューに伝達することができるので、動力伝達のための歯車或いはスプロケット、ベルトやチェーン等の動力伝達部材が不要であり、騒音や振動を低減できると共に、部品の損耗等が発生することがなく、部品の点検や交換等が不要となり、耐久性、動作の安定性、メンテナンス性に優れる。
ここで、厨芥処理装置は下膳シンク等に内蔵される。
回転動力伝達部は非接触で磁力によって駆動モーターからスクリューに回転動力を伝達できるものであればよい。
磁石部はスクリューの回転軸の一端部又は駆動モーターの出力軸の先端部に配設される。磁石部としては吸引部と対向する基板部の表面に永久磁石を配設したものが好適に用いられる。永久磁石の形状、数、配置等は適宜、選択できるが、円板状或いはドーナツ状に形成されたものや複数の磁石をドーナツ状に配置したものが好適に用いられる。永久磁石としては磁力の強いネオジム磁石が好ましい。
磁石部と離間して駆動モーターの出力軸の先端部又はスクリューの回転軸の一端部に配設される吸引部は磁石部との間に吸引力が作用するものであればよい。よって、吸引部としては磁石部と同様に、磁石部と対向する基板部の表面に永久磁石を配設してもよいし、鉄やニッケル等の強磁性体を配設してもよい。
尚、磁石部及び吸引部の基板部の材質にはアルミニウム等の非磁性体が好適に用いられる。
磁石部と吸引部を離間させる距離(ギャップ)はスクリューの大きさ、駆動モーターの出力、磁石部と吸引部の間に働く磁力大きさ等によって、適宜、選択することができる。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の厨芥処理装置であって、前記回転動力伝達部が、前記磁石部の軸心部に貫設され前記スクリューの前記回転軸の一端部又は前記駆動モーターの前記出力軸の先端部の端面に固定された磁石部固定部と、前記吸引部の軸心部に貫設され前記駆動モーターの前記出力軸の先端部又は前記スクリューの前記回転軸の一端部の端面に固定された吸引部固定部と、を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1で得られる作用、効果に加え、以下のような作用が得られる。
(1)回転動力伝達部が、磁石部の軸心部に貫設されスクリューの回転軸の一端部又は駆動モーターの出力軸の先端部の端面に固定された磁石部固定部と、吸引部の軸心部に貫設され駆動モーターの出力軸の先端部又はスクリューの回転軸の一端部の端面に固定された吸引部固定部を有するので、磁石部や吸引部を確実に固定することができ、スクリューの回転軸や駆動モーターの出力軸から脱落することがなく、取扱い性、組立て作業性に優れる。
(2)磁石部及び吸引部が駆動モーターの出力軸の先端部又はスクリューの回転軸の一端部の端面で固定されているので、磁石部と吸引部の間に吸引力が働いても磁石部及び吸引部が移動することがなく、常にギャップを一定に保つことができ、回転動力の伝達の安定性、確実性に優れる。
ここで、磁石部固定部及び吸引部固定部は駆動モーターの出力軸の先端部又はスクリューの回転軸の一端部の端面に螺子止めにより固定するものが好適に用いられる。着脱が容易で組立て及び分解の作業性に優れると共に固定の確実性に優れるためである。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の厨芥処理装置であって、前記回転動力伝達部が、前記磁石部と前記吸引部とのギャップを調整するギャップ調整部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2で得られる作用、効果に加え、以下のような作用が得られる。
(1)回転動力伝達部が、磁石部と吸引部とのギャップを調整するギャップ調整部を有することにより、スクリューの大きさ等に応じて容易にギャップを調整してスクリューの回転トルクを最適に保つことができ、厨芥送り装置の動作の安定性、処理の効率性に優れる。
ここで、ギャップ調整部は磁石部と吸引部とのギャップを調整できるものであればよく、スクリューと駆動モーターとの配置間隔そのものを調整してもよいし、スクリューの回転軸又は駆動モーターの出力軸に対して磁石部又は吸引部をスライドさせて調整してもよい。
請求項4に記載の考案は、請求項1又は2に記載に記載の厨芥処理装置であって、前記回転動力伝達部が、前記磁石部と前記吸引部との間に挟持される間隔保持材を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2で得られる作用、効果に加え、以下のような作用が得られる。
(1)回転動力伝達部が、磁石部と吸引部との間に挟持される間隔保持材を有することにより、磁石部と吸引部とのギャップを簡単かつ確実に調整して、常に一定に維持することができ、設置作業性、動作安定性に優れる。
(2)磁石部と吸引部との間に間隔保持材が挟持されることにより、磁石部及び吸引部が移動することがなく、別途、磁石部及び吸引部を固定する手段が不要で、組立て作業性に優れる。
(3)磁石部と吸引部との間に挟持される間隔保持材の厚さを変えることにより、磁石部と吸引部とのギャップを容易に調整することができ、汎用性、メンテナンス性に優れる。
(4)間隔保持材は磁石部と吸引部との間に挟持されるだけで固定されていないので、スクリューに抵抗が加わって回転が停止しても、間隔保持材が空回りして駆動モーターに負荷がかかることはなく、駆動モーターの焼損を防止でき、信頼性に優れる。
ここで、間隔保持材の材質及び厚さは、磁石部と吸引部の間に働く磁力を妨げることなく、駆動モーターからスクリューに必要な回転動力を伝達できる範囲で適宜、選択することができるが、ポリアセタールやポリテトラフルオロエチレン等の合成樹脂で形成されたものが好適に用いられる。
間隔保持材は平板状に形成して磁石部と吸引部の間に挟持するだけでもよいが、外周に筒状部を形成し、磁石部又は吸引部に遊嵌することにより、間隔保持材の落下を確実に防止することができ、取扱い性に優れる。
請求項5に記載の考案は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の厨芥処理装置であって、前記スクリューの回転軸の一端側に配設されたスクリュー保持ベースと前記駆動モーターとを連結し前記回転動力伝達部が収容される連結カバーを備えた構成を有している。
この構成により、請求項1乃至4の内いずれか1項で得られる作用、効果に加え、以下のような作用が得られる。
(1)スクリューの回転軸の一端側に配設されたスクリュー保持ベースと駆動モーターとを連結し回転動力伝達部が収容される連結カバーを有するので、スクリューと駆動モーターとの配置間隔を一定に保つことができ、磁石部と吸引部とのギャップが変動することがなく、回転動力の伝達の確実性、安定性に優れる。
(2)回転動力伝達部が連結カバーに収容されることにより、磁石部や吸引部を保護して破損を防止できるだけでなく、磁石部と吸引部との間に異物が挟まったり、外力が加わったりして、スクリューの回転が停止することや駆動モーターに不必要な負荷が加わったりすることがなく、長寿命性、動作の安定性に優れる。
ここで、スクリュー保持ベースはスクリューの回転軸の一端側に配設され、軸受と共にスクリューの回転軸を回動自在に保持する。厨芥処理装置が内蔵される下膳シンク等にスクリュー保持ベースを固定することにより、スクリューを容易に取付けることができる。
連結カバーはスクリュー保持ベースと駆動モーターとの間を連結して回転動力伝達部を収容できるものであればよいが、材質としてはステンレス等の金属が好適に用いられる。
尚、連結カバーには内部を確認するための開口部や開閉部を設けてもよい。
実施の形態1の厨芥処理装置が内蔵された下膳シンクを示す模式平面図 図1におけるA−A線断面模式図 図1におけるB−B線断面模式図 実施の形態1の厨芥処理装置の厨芥送り装置における回転動力伝達部を示す要部拡大模式平面図 実施の形態1の厨芥処理装置の厨芥送り装置における回転動力伝達部を示す要部拡大模式正面図 実施の形態1の厨芥処理装置の厨芥送り装置における回転動力伝達部の磁石部の模式正面図 実施の形態1の厨芥処理装置の厨芥送り装置における回転動力伝達部の変形例を示す要部模式平面図
以下、本考案を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。尚、本考案の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1の厨芥処理装置が内蔵された下膳シンクを示す模式平面図であり、図2は図1におけるA−A線断面模式図であり、図3は図1におけるB−B線断面模式図である。
図1中、1は下膳シンク20に内蔵された実施の形態1の厨芥処理装置、21は下膳シンク20のシンク部、21aはシンク部21に形成された厨芥投入口、22はシンク部21に連設され後述する厨芥処理装置1の厨芥送り装置3が配設された厨芥供給部である。
図2中、2はシンク部21の下部に配設され厨芥投入口21aに連結された厨芥処理装置1のディスポーザ、3は厨芥供給部22に供給される厨芥をスクリュー4によって厨芥投入口21aに向かって移送しディスポーザ2に送る厨芥処理装置1の厨芥送り装置、5はスクリュー4の回転軸、6は回転軸5の外周に螺旋状に配設されたスクリュー4の螺旋羽根、7はスクリュー4を回転させるギヤードモーター等を用いた厨芥送り装置3の駆動モーター、8は駆動モーター7からスクリュー4に磁力によって回転動力を伝達する厨芥送り装置3の回転動力伝達部、9はシンク部21に固定されスクリュー4の回転軸5の厨芥投入口21a側の端部を回動自在に支持するスクリュー支持部である。
図3中、22aは厨芥供給部22の底部に半円筒状に形成され厨芥送り装置3のスクリュー4の下半分を覆うスクリュー収容部である。
次に、厨芥送り装置の回転動力伝達部の詳細について説明する。
図4は実施の形態1の厨芥処理装置の厨芥送り装置における回転動力伝達部を示す要部拡大模式平面図であり、図5は実施の形態1の厨芥処理装置の厨芥送り装置における回転動力伝達部を示す要部拡大模式正面図である。
図4中、10は駆動モーター7の出力軸、11は駆動モーター7の出力軸10の先端部に配設された回転動力伝達部8の磁石部、11aはアルミニウム等の非磁性体で円板状に形成された磁石部11の基板部、11bは基板部11aの表面にドーナツ状に配設されたネオジム磁石等の永久磁石、12は磁石部11の軸心部に貫設され駆動モーター7の出力軸10の先端部の端面に螺子止め固定された磁石部固定部、13は磁石部11と離間してスクリュー4の回転軸5の一端部に配設され磁石部11との間に吸引力が作用する吸引部、13aはアルミニウム等の非磁性体で円板状に形成された吸引部13の基板部、13bは基板部13aの表面にドーナツ状に配設されたネオジム磁石等の永久磁石、14は吸引部13の軸心部に貫設されスクリュー4の5回転軸の一端部の端面に螺子止め固定された吸引部固定部、15は厨芥供給部22の側壁部22bに固定され軸受16と共にスクリュー4の回転軸5を回動自在に保持するスクリュー保持ベース、17はスクリュー保持ベース15と駆動モーター7とを連結し回転動力伝達部8が収容される連結カバー、17aはスクリュー保持ベース15に当接する連結カバー17のフランジ部、18はスクリュー保持ベース15に連結カバー17のフランジ部17aを螺子止めする固定ボルトである。
図5中、17bは連結カバー17の内部を確認するために連結カバー17の周壁部に形成された開口部、19は駆動モーター7の駆動のオン、オフの切替え及び回転速度の調整を行う厨芥送り装置3の操作部である。
次に、厨芥送り装置の回転動力伝達部における磁石部の詳細について説明する。
図6は実施の形態1の厨芥処理装置の厨芥送り装置における回転動力伝達部の磁石部の模式正面図である。
図6中、11cは磁石部11の基板部11aの中央に穿設され駆動モーター7の出力軸10が挿通される挿通孔である。複数の永久磁石11bは磁極(N極とS極)が円周方向に交互に並ぶように配置されている。
尚、吸引部13の構造は磁石部11と同様なので説明を省略する。
以上のように構成された実施の形態1の厨芥処理装置の回転動力伝達部の動作について説明する。
図5において、操作部19を操作して駆動モーター7を駆動すると、出力軸10が回転する。出力軸10の先端部に配設された磁石部11と、磁石部11と離間してスクリュー4の回転軸5の一端部に配設された吸引部13の逆極性の永久磁石11b,13bが重なった時に両者の間に吸引力が作用し、駆動モーター7の回転動力が回転軸5に伝達されてスクリュー4が回転する。
本実施の形態では、図6で説明したように、磁石部11及び吸引部13に複数の永久磁石11b,13bをドーナツ状に配置したが、これに限定されることなく磁石部11と吸引部13との間に吸引力を作用させることができればよく、永久磁石11b,13bの数や配置は適宜、選択することができる。例えば、1枚のドーナツ状の永久磁石をN極とS極が対向するように配置してもよい。
また、本実施の形態では、磁石部11及び吸引部13の両方に永久磁石11b,13bを配設したが、吸引部13には永久磁石13bの代わりに、鉄やニッケル等の磁性体を配置してもよい。その場合、スクリュー4の回転軸5側に磁石部11を設け、駆動モーター7の出力軸10側に吸引部13を設けてもよい。
回転動力伝達部8には磁石部11と吸引部13とのギャップを調整するギャップ調整部を設けることが好ましい。例えば、図4において、スクリュー保持ベース15と連結カバー17のフランジ部17aとの間にスペーサを挟むことにより、駆動モーター7をスクリュー4から遠ざけて、磁石部11と吸引部13とのギャップを広げることができるので、スペーサの厚さや枚数を変更することにより、磁石部11と吸引部13とのギャップを容易に調整することができる。
以上のように構成された実施の形態1の厨芥処理装置の使用方法について説明する。
まず、図2において、先に説明したように厨芥処理装置1の厨芥送り装置3の駆動モーター7を駆動し、スクリュー4を回転させる。
作業者が厨芥供給部22に厨芥を供給すると、厨芥はスクリュー4によってシンク部21の厨芥投入口21aに向かって送られ、厨芥投入口21aからディスポーザ2へ供給され粉砕処理される。
図4、5で説明したように、スクリュー4の回転軸5と駆動モーター7の出力軸10は、非接触の状態で磁石部11と吸引部13の間に働く磁力によって駆動モーター7からスクリュー4に回転動力が伝達されており、低速で回転しているので、スクリュー4に異物や厨芥が詰まったり、作業者の手が触れたりして、スクリュー4に所定値以上の抵抗が加わると、スクリュー4は直ちに回転を停止する。これにより、作業者の怪我を防止でき、異物や厨芥を容易に取り除くことができる。このとき、駆動モーター7は回転し続けているので、焼損が発生することはなく、スクリュー4の抵抗を取り除けば直ちに厨芥の送り作業を再開することができる。
尚、スクリュー4の上面部には必要に応じてカバーを取付けてもよい。
次に、回転動力伝達部の変形例について説明する。
図7は実施の形態1の厨芥処理装置の厨芥送り装置における回転動力伝達部の変形例を示す要部模式平面図である。
図7において、変形例の回転動力伝達部8Aが実施の形態1の回転動力伝達部8と異なるのは、磁石部11及び吸引部13を磁石部固定部12及び吸引部固定部14で固定する代わりに、磁石部11と吸引部13との間にポリアセタールやポリテトラフルオロエチレン等の合成樹脂で形成された円板状の間隔保持材8aが挟持されている点である。
間隔保持材8aの材質及び厚さは、磁石部11と吸引部13の間に働く磁力を妨げることなく、駆動モーター7からスクリュー4に必要な回転動力を伝達できるものであればよい。磁石部11と吸引部13との間に吸引力が作用することにより、磁石部11と吸引部13との間のギャップが維持されるので、別途、磁石部及び吸引部を固定する手段が不要となる。
スクリュー4に大きな抵抗が加わると、間隔保持材8aが空回りしてスクリュー4の回転のみを停止させることができ、駆動モーター7に負荷がかかることがないので、実施の形態1の回転動力伝達部8と同様の作用、効果を得ることができる。
以上のように、本考案の実施の形態1における厨芥処理装置は構成されているので、以下のような作用が得られる。
(1)厨芥送り装置の駆動モーターからスクリューに回転動力を伝達する回転動力伝達部が、スクリューの回転軸の一端部又は駆動モーターの出力軸の先端部に配設された磁石部と、磁石部と離間して駆動モーターの出力軸の先端部又はスクリューの回転軸の一端部に配設され磁石部との間に吸引力が作用する吸引部を有することにより、スクリューの回転軸と駆動モーターの出力軸を直接的或いは間接的に連結することなく、非接触の状態で磁石部と吸引部の間に働く磁力によって駆動モーターからスクリューに回転動力を伝達することができるので、スクリューに厨芥が詰まったり、作業者の手がスクリューに触れたりして、スクリューに所定値以上の抵抗が加わった際には、駆動モーターの回転を止めることなく、スクリューの回転のみを確実に停止させることができ、作業者の怪我や駆動モーターの焼損を防止することができ、安全性に優れると共に、スクリューの抵抗を取り除けば直ちにスクリューを回転させて厨芥の処理を再開することができ、取扱い性、作業性に優れる。
(2)駆動モーターの回転動力を磁力によってスクリューに伝達することができるので、動力伝達のための歯車或いはスプロケット、ベルトやチェーン等の動力伝達部材が不要であり、騒音や振動を低減できると共に、部品の損耗等が発生することがなく、部品の点検や交換等が不要となり、耐久性、動作の安定性、メンテナンス性に優れる。
(3)回転動力伝達部が、磁石部の軸心部に貫設されスクリューの回転軸の一端部又は駆動モーターの出力軸の先端部の端面に固定された磁石部固定部と、吸引部の軸心部に貫設され駆動モーターの出力軸の先端部又はスクリューの回転軸の一端部の端面に固定された吸引部固定部を有するので、磁石部や吸引部を確実に固定することができ、スクリューの回転軸や駆動モーターの出力軸から脱落することがなく、取扱い性、組立て作業性に優れる。
(4)磁石部及び吸引部が駆動モーターの出力軸の先端部又はスクリューの回転軸の一端部の端面で固定されているので、磁石部と吸引部の間に吸引力が働いても磁石部及び吸引部が移動することがなく、常にギャップを一定に保つことができ、回転動力の伝達の安定性、確実性に優れる。
(5)回転動力伝達部が、磁石部と吸引部とのギャップを調整するギャップ調整部を有することにより、スクリューの大きさ等に応じて容易にギャップを調整してスクリューの回転トルクを最適に保つことができ、厨芥送り装置の動作の安定性、処理の効率性に優れる。
(6)回転動力伝達部が、磁石部と吸引部との間に挟持される間隔保持材を有することにより、磁石部と吸引部とのギャップを簡単かつ確実に調整して、常に一定に維持することができ、設置作業性、動作安定性に優れる。
(7)磁石部と吸引部との間に間隔保持材が挟持されることにより、磁石部及び吸引部が移動することがなく、別途、磁石部及び吸引部を固定する手段が不要で、組立て作業性に優れる。
(8)磁石部と吸引部との間に挟持される間隔保持材の厚さを変えることにより、磁石部と吸引部とのギャップを容易に調整することができ、汎用性、メンテナンス性に優れる。
(9)間隔保持材は磁石部と吸引部との間に挟持されるだけで固定されていないので、スクリューに抵抗が加わって回転が停止しても、間隔保持材が空回りして駆動モーターに負荷がかかることはなく、駆動モーターの焼損を防止でき、信頼性に優れる。
(10)スクリューの回転軸の一端側に配設されたスクリュー保持ベースと駆動モーターとを連結し回転動力伝達部が収容される連結カバーを有するので、スクリューと駆動モーターとの配置間隔を一定に保つことができ、磁石部と吸引部とのギャップが変動することがなく、回転動力の伝達の確実性、安定性に優れる。
(11)回転動力伝達部が連結カバーに収容されることにより、磁石部や吸引部を保護して破損を防止できるだけでなく、磁石部と吸引部との間に異物が挟まったり、外力が加わったりして、スクリューの回転が停止することや駆動モーターに不必要な負荷が加わったりすることがなく、長寿命性、動作の安定性に優れる。
本考案は、通常は駆動モーターの動力を確実にスクリューに伝達して略一定量の厨芥をディスポーザに送って処理することができ、厨芥処理の安定性、確実性に優れ、スクリューに作業者の手が触れるなどして抵抗が加わった際には、駆動モーターの回転を止めることなく、スクリューの回転のみを確実に停止させることができ、作業者の怪我やモーターの焼損を防止することができ、安全性に優れると共に、スクリューの抵抗を取り除けば直ちにスクリューを回転させて厨芥の処理を再開することができ、取扱い性、作業性に優れる厨芥処理装置の提供を行うことができ、厨芥処理装置の普及を図ることができる。
1 厨芥処理装置
2 ディスポーザ
3 厨芥送り装置
4 スクリュー
5 回転軸
6 螺旋羽根
7 駆動モーター
8,8A 回転動力伝達部
8a 間隔保持材
9 スクリュー支持部
10 出力軸
11 磁石部
11a,13a 基板部
11b,13b 永久磁石
11c 挿通孔
12 磁石部固定部
13 吸引部
14 吸引部固定部
15 スクリュー保持ベース
16 軸受
17 連結カバー
17a フランジ部
17b 開口部
18 固定ボルト
19 操作部
20 下膳シンク
21 シンク部
21a 厨芥投入口
22 厨芥供給部
22a スクリュー収容部

Claims (5)

  1. スクリューによって厨芥をディスポーザに送る厨芥送り装置を備えた厨芥処理装置であって、
    前記厨芥送り装置の駆動モーターから前記スクリューに回転動力を伝達する回転動力伝達部が、前記スクリューの回転軸の一端部又は前記駆動モーターの出力軸の先端部に配設された磁石部と、前記磁石部と離間して前記駆動モーターの出力軸の先端部又は前記スクリューの回転軸の一端部に配設され前記磁石部との間に吸引力が作用する吸引部と、を備えたことを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 前記回転動力伝達部が、前記磁石部の軸心部に貫設され前記スクリューの前記回転軸の一端部又は前記駆動モーターの前記出力軸の先端部の端面に固定された磁石部固定部と、前記吸引部の軸心部に貫設され前記駆動モーターの前記出力軸の先端部又は前記スクリューの前記回転軸の一端部の端面に固定された吸引部固定部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の厨芥処理装置。
  3. 前記回転動力伝達部が、前記磁石部と前記吸引部とのギャップを調整するギャップ調整部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の厨芥処理装置。
  4. 前記回転動力伝達部が、前記磁石部と前記吸引部との間に挟持される間隔保持材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の厨芥処理装置。
  5. 前記スクリューの回転軸の一端側に配設されたスクリュー保持ベースと前記駆動モーターとを連結し前記回転動力伝達部が収容される連結カバーを備えたことを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の厨芥処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108217098A (zh) * 2018-01-31 2018-06-29 湖北环电磁装备工程技术有限公司 一种无框式永磁同步电机直驱的螺杆送料装置
CN108328233A (zh) * 2018-01-31 2018-07-27 湖北环电磁装备工程技术有限公司 一种无框组合式永磁同步直线电机直驱的螺杆送料装置
CN113927484A (zh) * 2021-11-04 2022-01-14 浙江翎天科技有限公司 一种磨床磨削液循环去污再利用系统

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