JP3200815U - 広告装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成により製造、取扱い及び設置が容易であり、電柱や街灯ではなく広告看板に設置可能で、その利用価値及び付加価値を高めることができる広告看板装置を提供する。【解決手段】表示面2と、表示面2の裏側に設けられた枠体4と、枠体4に設けられており、ビーコン端末8を設置するための複数個のスペース6と、複数個のスペース6のそれぞれに設けられたビーコン端末8用の電源部10と、を含み、表示面2の付近を通過した携帯端末において、ビーコン端末8から発信される情報を受信及び表示できること、を特徴とする。【選択図】図3

Description

本考案は、新規な構造を有する広告看板装置に関する。
従来から、広告看板は、道路沿いに設けられている電柱や壁面に配置され、その表示面に書き込まれた広告(例えば、店名や会社名、ロゴマーク、住所、電話番号、商品等)を通行人が目視により直接見ることにより認識するものであった。
つまり、広告看板の大きさ(表示面の面積)によって広告の情報量に制約があるため、非常に限定された範囲でしか広告情報を提供できないという不都合があり、また、広告看板設置後に表示面の広告内容を書き換えることが容易ではないという不都合もあった。
このような不都合に対し、例えば、電柱や街灯等を利用して、情報提供を多目的に行う手段として、特許文献1(特許第2954051号公報)に記載の音声機能付き案内表示板や、特許文献2(特開平2000−251502号公報)に記載の多機能化街灯ネットワークシステム等が提案されている。
その他にも、例えば特許文献3(特開2003−43968号公報)には、広告看板型の電柱広告案内の付加価値向上を図るべく、電子広告としての機能を持たせた電柱広告案内サービスが提案されている。
特許第2954051号公報 特開平2000−251502号公報 特開2003−43968号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3において提案されている技術では、複雑な構成を必要とする装置が必要であり、また、電柱や街灯に設置することを前提としたものでその設置は実際上容易ではなく、従来の広告看板の利用価値を高めることができるものではなかった。
そこで、本考案の目的は、簡単な構成により製造、取扱い及び設置が容易であり、電柱や街灯ではなく従来の広告看板に設置可能でその利用価値及び付加価値を高めることができる広告看板装置を提供することにある。
本考案者は、広告看板の前の様子を観察して鋭意検討した結果、昨今、広告看板の前を通る通行人には、広告看板を見ずに手元のスマートフォン等の携帯端末を見ながら歩いていく通行人が多く、そうであれば、広告看板の前を通る通行人の携帯端末を介してその広告宣伝情報を当該通行人に認識させれば、上記課題を解決することができると考えた。
そこで、本考案は、
表示面と、
前記表示面の裏側に設けられた枠体と、
前記枠体に設けられており、ビーコン端末を設置するための複数個のスペースと、
前記複数個のスペースのそれぞれに設けられた前記ビーコン端末用の電源部と、
を含み、
前記表示面の付近を通過した携帯端末において、前記ビーコン端末から発信される情報を受信及び表示できること、
を特徴とする広告看板装置
を提供する。
このような構成を有する本考案の広告看板装置であれば、広告看板の前を通る通行人が、広告看板を直接見ることによって広告宣伝情報を認識できるとともに、手元のスマートフォン等の携帯端末を介してもその広告宣伝情報を認識することができ、広告看板の利用価値及び付加価値を向上させることができる。
即ち、本考案に係る新規な構造の広告看板装置によれば、表示面に表わされた広告を目視により直接に認識できる他、内蔵されたビーコン端末から電波によって携帯電話に広告情報を送信して表示させることにより、当該携帯電話の使用者に広告宣伝情報を認識させることができる。
上記の本考案の広告宣伝装置においては、前記枠体が格子状部分を有しており、前記格子状部分における格子窓が前記スペースを構成していること、が好ましい。
このような構成を有する本考案の広告宣伝装置によれば、多くのビーコン端末を内蔵することができ、一つの広告宣伝装置から多種類の広告宣伝情報を発信することができるため、広告宣伝装置の利用価値及び付加価値を高めることができる。
上記の本考案の広告宣伝装置においては、前記スペースに外部から水分が侵入することを防ぐ開閉部を具備すること、が好ましい。
このような構成を有する本考案の広告宣伝装置によれば、上記スペースに内蔵されたビーコン端末を雨風から保護することができ、また、開閉部に鍵を設けることで盗難被害からも保護することができる。
本考案によれば、簡単な構成により製造、取扱い及び設置が容易であり、電柱や街灯ではなく従来の広告看板に設置可能でその利用価値及び付加価値を高めることができる広告看板装置を提供することができる。
本考案の広告宣伝装置の一実施形態を模式的に示す概略斜視図である。 図1に示す広告宣伝装置1の裏側の構造を模式的に示す概略斜視図である。 図2に示す広告宣伝装置1におけるスペース4の部分を拡大して示す概略斜視図である。 図3に示すスペース4に開閉部12を設けた様子を示す概略斜視図である。
以下、図面を参照しながら本考案の広告宣伝装置の一実施形態について説明するが、本考案はこれらのみに限定されるものではない。なお、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。また、図面は、本考案を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る広告宣伝装置1は、表示面2と、表示面2の裏側に設けられた枠体4に設けられており、ビーコン端末8(図8参照)を設置するための複数個のスペース6と、複数個のスペース6のそれぞれに設けられたビーコン端末用の電源部10と、を具備している。
そして、表示面2の付近を通過した通行人Aが保持するスマートフォンやタブレット等の液晶表示部を有する携帯端末において、ビーコン端末8から発信される電波Xによって広告宣伝情報を受信及び表示できる。
この広告看板装置1によれば、広告看板装置1の前を通る通行人Aが、表示面2を直接見ることによって表示面2に表わされた広告宣伝情報を認識できるとともに、手元のスマートフォン等の携帯端末を介してもその広告宣伝情報を認識することができる。
ここで、広告宣伝情報には、例えば、店名や会社名、ロゴマーク、住所、電話番号、商品の写真や説明、使用方法、仕様、値段等を含み、顧客になり得る通行人に対して店や会社が自らの商品や役務を広告宣伝したい情報を広く含む。
特に、表示面2に表示される広告宣伝情報については、表示面2の大きさ(面積)によって広告宣伝情報の量に制約があり、非常に限定された範囲でしか広告宣伝情報を提供できないが、ビーコン端末8から電波Xによって広告宣伝情報を電子的に携帯端末で受信及び表示させることができれば、その広告宣伝情報の量に制約がかからない。
また、広告宣伝情報として、特定のURLをメール等で受信させ、当該URLにアクセスさせて特定のウェブサイトに誘導することも可能である。かかるウェブサイトにおいて電子商取引を行えるように構成してもよい。
ここで、広告宣伝装置1においては、図2に示すように、枠体4が格子状部分を形成しており(即ち格子状であり)、格子間にある格子窓がスペース6を構成している。そのため、広告宣伝装置1及び表示面2の裏側の空間を効率よく利用して多くのビーコン端末8を内蔵することができる。あたかもビーコン端末8用マンションのような形態である。
これにより、一つの広告宣伝装置1から多種類の広告宣伝情報を発信することができ、数多くの店や会社から広告宣伝の依頼を受けることができ、広告宣伝装置1の利用価値及び付加価値を著しく高めることができる。
本実施形態におけるビーコン端末8としては、従来公知のビーコン端末を用いることができるが、光ビーコンや電波ビーコン等の送受信部とともに、送受信情報の内容を判断したり処理したりする機能を持つものであるのが好ましい。
ビーコン端末8は、電源10に接続されてスイッチ(図示せず。)を入れることにより、広告宣伝情報を乗せた長波〜中波域のビーコン搬送波を周期的に内蔵バーアンテナから空中へ放射する送信回路を有する。
またビーコン端末8からの受信に適したアプリケーションソフトウェアを、携帯端末にインストールしておくとよく、したがって、当該アプリケーションソフトウェアは無料で配信等しておくのが好ましい。また、携帯端末においてBluetooth Low Energy(BLE)を使用してもよく、この場合、携帯端末においてBluetooth(登録商標)をオンにしておく。
更に、広告宣伝装置1においては、図4に示すように、スペース6に外部から水分が侵入することを防ぐ開閉部12を具備することが好ましい。開閉部12は蝶番部14で矢印Yの方向に開くことができ、また、図示しないが鍵で施錠することができ、スペース6に内蔵されたビーコン端末8を雨風や盗難被害から保護することができる。
以上、本考案の広告宣伝装置1の一実施形態について説明したが、本考案はこれらのみに限定されるものではない。枠体4、スペース6、ビーコン端末8及び電源部10の大きさ、位置及び形状等の仕様は図示されたものに限られず種々の仕様をとることができる。
1・・・広告宣伝装置、
2・・・表示面、
4・・・枠体、
6・・・スペース、
8・・・ビーコン端末、
10・・・電源部、
12・・・開閉部。

Claims (3)

  1. 表示面と、
    前記表示面の裏側に設けられた枠体と、
    前記枠体に設けられており、ビーコン端末を設置するための複数個のスペースと、
    前記複数個のスペースのそれぞれに設けられた前記ビーコン端末用の電源部と、
    を含み、
    前記表示面の付近を通過した携帯端末において、前記ビーコン端末から発信される広告宣伝情報を受信及び表示できること、
    を特徴とする広告看板装置。
  2. 前記枠体が格子状部分を有しており、前記格子状部分における格子窓が前記スペースを構成していること、
    を特徴とする請求項1に記載の広告看板装置。
  3. 前記スペースに外部から水分が侵入することを防ぐ開閉部を具備すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の広告看板装置。
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