JP3200448U

JP3200448U - チケット

Info

Publication number: JP3200448U
Application number: JP2015004149U
Authority: JP
Inventors: 千津子松本
Original assignee: 千津子松本
Priority date: 2015-07-30
Filing date: 2015-07-30
Publication date: 2015-10-22
Anticipated expiration: 2025-07-30

Abstract

【課題】使用後に壁飾りや卓上飾りとして催し事の思い出とともに長期間保存できる豪華なチケットを提供する。【解決手段】催し事と関連のあるデザイン模様が施されている表地１と、前記催し事と関連のある必要事項が印刷された裏地２との貼り合わせ地よりなるチケットであって、表地１は、催し事と関連のあるデザイン模様を複数色の糸で織り出した紋織物よりなるものとする一方、裏地２は、表地１の裏面を隠蔽する機能と表地１を補強する機能とを兼ね備えた印刷可能なシート地よりなるものとしてこの裏地２に催し事の関連事項が印刷してある。【選択図】図１

Description

本考案は、入場券や招待券などのチケットに関するものである。

入場券や招待券など各種のチケットは紙や不織布などの１枚のシート片に催し事と関連のある必要事項を印刷しただけのものを普通とする。（例えば、特許文献１を参照。）

前記したような従来のチケットは、単純で興趣に乏しいうえに破損し易いものであるため、催し事がオリンピックのような世紀的行事や歌舞伎などの観劇、相撲観戦のような思い出深いものであっても、思い出とともに長期間保存しておくには相応しくないものであって、せいぜい写真とともにアルバムに挟んでおく程度で残りの殆どは捨てられてしまっている。

特開２０１３−１８２６１１号公報

本考案が解決しようとするところは前記のような問題をなくし、装飾的にも優れたものとして壁飾りや卓上飾りとして催し事の思い出とともに長期間保存できるようにした豪華なチケットを提供することを目的として完成されたものである。

前記したような課題を解決した本考案のチケットは、催し事と関連のあるデザイン模様が施されている表地と、前記催し事と関連のある必要事項が印刷された裏地との貼り合わせ地よりなるチケットであって、前記した表地は、催し事と関連のあるデザイン模様を複数色の糸で織り出した紋織物よりなるものとする一方、前記裏地は、前記表地の裏面を隠蔽する機能と表地を補強する機能とを兼ね備えた印刷可能なシート地よりなるものとしてこの裏地に催し事の関連事項が印刷してあることを特徴とするものを基本構成とする。

なお、紋織物よりなる表地としては、金襴地、緞子地、綸子地などが一般的であり、また、裏地としては、折り曲げ可能な紙や木薄板、布地、不織布、プラスチックシートの何れかが一般的であり、さらに、表地と裏地のいずれか一方または双方に防水加工が施されているものや、表地の一側より裏地に続く半券が分離可能に連設されているものが好ましい。

前記したような本考案のチケットは、表面に催し事と関連のあるデザイン模様が施される一方、裏面には前記催し事と関連のある必要事項が印刷されているので従来のチケット同様の機能を果たすことは勿論であるが、特に、表地を催し事と関連のあるデザイン模様を複数色の糸で織り出した金襴地、緞子地、綸子地などの紋織物よりなるものとしたことにより、表面に催し事と関連のある凹凸感のある豪華なデザイン模様が現れて美麗なばかりでなく、使用前において催し事に対する関心が高まるうえ、使用後においては装飾的にも優れたものとして壁飾りや卓上飾りとして催し事の思い出とともに室内を飾ることができる。また、前記した表地はその裏面を隠蔽する機能と表地を補強する機能とを兼ね備えたシート地で裏打ちされた貼り合わせ地よりなるものであるので表地が紋織物であっても糸ほつれもなく長期耐用できる。

また、裏地が折り曲げ可能な紙や木薄板、布地、不織布、プラスチックシートの何れかをもちいたときは多少大きめのものであっても携帯上便利であるうえに折り曲げても復元力があり、さらに、表地と裏地のいずれか一方または双方に防水加工を施したものは耐水性が増す上に一層強靱化される。なお、表地の一側より裏地に続く半券を分離可能に連設しておけば、使用後においても表地に傷や汚れが付くことがない。

本考案の実施例を示す一部切欠表面図。

次に、本考案の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。
１は表地である。この表地１は催し事と関連のあるデザイン模様１１を複数色の糸で織り出した紋織物よりなるものであって、紋織物の代表的なものは日本古来の織物として代表的な金襴地、緞子地、綸子地があげられ、特に、金糸、銀糸を混織して表面に織り目の凹凸感を出したものは装飾的に特に好ましい。

２は裏地である。この裏地２としては表地の裏面を隠蔽する機能と表地を補強する機能とを兼ね備えた印刷可能なシート地であれば、紙や木薄板、布地、不織布、プラスチックシート、金属シートなど特に限定されるものではないが、折り曲げ可能なものは携帯上便利であり、特に、和紙や和紙風の不織布や０．５ミリ以下に肉薄化した木薄板は、金襴地、緞子地、綸子地などの表地１に良くマッチするので特に好ましい。そして、前記した表地１と裏地２とはホットメルト系の接着剤などの接着剤３によりラミネートされた貼り合わせ地としており、さらに、表地１と裏地２のいずれか一方または双方には透明なプラスチックスの吹きつけ加工などによる防水加工が施されており、この加工により表地１が紋織物であるにもかかわらず糸ほつれもなくなり、全体として長期耐用できるものとされている。また、この裏地２の片面には発行元、開催場所、その他前記催し事と関連のある通常の必要事項が印刷されている。

なお、裏地２は表地１と同寸であればよいが、図示例では裏地２の一側にチケットの半券分に相当する部分を切断線などの分離線２２を介して半券２１を延設してある。これは半券２１を分離線よりもぎ取ることが容易なうえにもぎ取り後においても綺麗な状態を保持できるようにするためである。

１表地
２裏地
３接着剤層
１１デザイン模様
２１半券

Claims

催し事と関連のあるデザイン模様が施されている表地と、前記催し事と関連のある必要事項が印刷された裏地との貼り合わせ地よりなるチケットであって、前記した表地は、催し事と関連のあるデザイン模様を複数色の糸で織り出した紋織物よりなるものとする一方、前記裏地は、前記表地の裏面を隠蔽する機能と表地を補強する機能とを兼ね備えた印刷可能なシート地よりなるものとしてこの裏地に催し事の関連事項が印刷してあることを特徴とするチケット。
紋織物よりなる表地が、金襴地、緞子地、綸子地のいずれかである請求項１に記載のチケット。
裏地が紙、折り曲げ可能な木薄板、布地、不織布、プラスチックシートの何れかである請求項１または２に記載のチケット。
表地と裏地のいずれか一方または双方に防水加工が施されている請求項１〜３のいずれかに記載のチケット。
表地の一側より裏地に続く半券が分離可能に連設されている請求項１〜４のいずれかに記載のチケット。