JP3200115U - リュックサック - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒップベルトに曲面を形成してリュックサックの荷重のより効果的な使用者への伝達、使用者の背骨の適正な矯正効果等を発揮できるリュックサックを提供する。【解決手段】袋本体、背面パネル、背負いベルト、ヒップベルトを備えたリュックサックにおいて、左右のヒップベルトは、一方のコーナー部にコーナーカット部を形成し他方に曲線状カット部を形成するパッド材と、両表生地の連結形状がパッド材と略同一でコーナーカット部を形成し下辺を曲線状カット部の上方側形状に対応する形状とする第1表生地6Aと、上辺を曲線状カット部の下方側形状に対応する形状とする第2表生地6Bと、パッド材と略同一形状でコーナーカット部を形成する裏生地6Cと、により構成され、第1表生地下辺部と第2表生地上辺部、表生地と裏生地の各上辺、下辺及び先端辺部が縫合されて開口部71を有する袋状体7を形成し、開口部からパッド材を挿入して、人体方向に向けた幅方向曲面Cを形成する。【選択図】図3

Description

本考案は、ナップサック、バックパック等の背負バッグを含むリュックサックに関し、特に、登山やトレッキングなどに使用されるリュックサックその他ある程度重量のあるものを運ぶための背負いバッグ等のヒップベルトの構造に関する。
一般的なリュックサックは、荷物を収容する袋本体、背面パネル(バックパネル)、背負いベルト(ショルダーハーネス)、ヒップベルト(腰ベルト)から構成されており、背面パネルには少なくとも肩甲骨パッド(スカピュラーパッド)と腰椎パッド(ランバーパッド)が配置され、肩甲骨パッドの上端に背負いベルトが、腰椎パッドにヒップベルトがそれぞれ取り付けられている。
リュックサックは、古くは背負いベルトのみを取り付けた構造となっており、使用者はリュックサックの荷重の大部分を背負いベルトを通じて肩、特に僧帽筋と言われる筋肉部分で支え、荷重の一部を背中で支えていた。肩、背中への過剰な加重によって筋肉痛、血管圧迫による腕の血行障害などを引き起こし、また長時間の荷重による背筋(脊柱起立筋)の疲労により、背骨(胸椎)の正常な形状を保てなくなり腰痛などを引き起こす要因となっていた。
その後、背面パネルの内側又は外側に金属フレームを装備し、さらに厚みのあるパッドと幅のあるヒップベルトを装備するリュックサックが開発され、肩と背中への荷重から腰骨へも荷重を分散することが可能となり、使用者の肉体的な疲労の軽減が可能となった。すなわち、ヒップベルトが腰骨を包むような位置で締めた時にリュックサックの荷重が金属フレームとヒップベルトを通じて使用者の腰骨へも直接伝わるようになり、リュックサックの快適性が向上した。またヒップベルトを締めることにより背筋(脊柱起立筋)へのサポートを行って腰痛予防にも繋がるものである。
このような経緯を踏まえたヒップベルトの構成に関する先行文献として特許文献1、2が存在する。特許文献1は、ヒップベルトが左ベルトと右ベルトが連結手段を介して連結されることにより構成され、連結手段(ベルクロファスナ(商標))は左ベルトと右ベルトの互いの連結位置を一定の範囲内で調節可能に構成することにより、使用者の腰骨回りの形状に適合するように調整可能とされた構成の背負バッグを開示するもので、ヒップベルトを調節可能として使用者の体格に充分に適合した状態でヒップベルトを装着可能とし、背負バッグの荷重を均一に使用者の体に作用せしめるようにした背負バッグを提供することを目的とする。
特許文献2は、ヒップパッド24が取り付けられる柔軟なプレート25をヒップベルト23に設け、該柔軟プレート25を腰プレート14の両側部に調整可能に取り付けてヒップパッド24を最適位置に調整できるようにしたリュックサック(請求項7)、並びに腰プレート14の両側に孔26を設け、ヒップベルト23の上記柔軟プレート25にそれらに対応する孔27を列をなすように設け、それぞれ整列した孔26、27に差し込まれるペグ28により上記柔軟プレート25を種々の位置において腰プレート14に選択可能に取り付けるようにしたリュックサック(請求項8)を開示するもので、腰プレート両側に設けられた孔とヒップベルトのプレートに設けられた孔とをそれぞれ整列させてペグを差込み、プレートを任意の位置において腰部プレートに取り付け得るようにして、ヒップパッドを最適位置に調整できるようにすることにより使用者の体格や好みに応じてヒップベルトを容易に調整できるようにすることを目的とするものである。
特許文献1、2は連結手段(ベルクロファスナ(商標))、孔と差し込まれるペグを備えることによって、ヒップパッドを最適位置に調整できるようにして使用者の体格等に応じてヒップベルトを容易に使用者に装着させることができるようにするものである。
上記特許文献1、2に開示されたヒップベルトを含め従来のヒップベルトにおいては、さらなる荷重伝達性、快適性を目指して、ウエストに当たるヒップベルトの上縁部とヒップに当たるヒップベルトの下縁部の寸法に差をつけて、腰に締めた時に下縁部が広がるような形状(コニカルシェープ形状)としている。しかしながら、このようなコニカルシェープ形状ヒップベルトにおいても十分に満足のいく性能を持っていないのが現状である。
従来のコニカルシェープ形状のヒップベルトは、ヒップベルト取り出し位置(腰椎脇)から先端部に向けて緩いカーブを形成し、腰に締めた時に胴のくびれに沿うように上方側が狭まり、下方側が広がった形状となる。しかしながら、人間の体のウエスト部には背骨があるのみで残りは筋肉であり、腸骨稜部(iliac crest)は筋肉よりもむしろ大きな骨盤(腸骨、仙骨などの癒着集合体)で占められている。さらに下部のヒップ部分は骨盤の上を臀部の筋肉が覆っている。従って、ウエスト部から腰骨部、ヒップ部に至る身体の形状は曲面を形成しており、平坦面(直線状)で展開される従来のヒップベルトでは身体の曲面形状との間の上下の縁に隙間が生じるため、コニカルシェープを形成してもウエスト部からヒップ部に至る身体全域にわたるフィットは期待できず、多くの場合硬く大きな腸骨稜部へのプレッシャーが大きくなり、その分ウエスト部およびヒップ部に隙間が生ずるケースが多く生じてしまうことになる。
したがって、次のような問題点が発生する。
(1)腸骨稜部(iliac crest)への集中的な圧迫により痛みが生じ、ベルトをしっかり締めることができなくなる。最悪の場合は使用終了後も数日にわたり傷みが残る傷害が発生する場合がある。
(2)ヒップベルトを締めた時に生じる腰とヒップベルトとの間の空隙により充分な荷重伝達が行われない。リュックサックの重量が大きくなればさらにその空隙、特に腰椎脇部の空隙は顕著になり、荷重が腰へ伝達されない分、肩への荷重が増えてしまう。
(3)上記(1)の局部圧迫、(2)の空隙の発生によって、充分な脊柱起立筋へのサポートが行えない。リュックサックの容量が大きく重量が大きくなる場合、また体力の落ちている高年齢層などの使用者への対応としては大きな問題となる。
ここでサポート機能について説明すると、例えば、腕、指の力を抜いた状態で反対の手で手首を握ると手の指が手を握るように動作する。このような手の動きを利用したものとしてテニスなどのリストバンドがあり握力の疲労軽減を図るものである。また重量挙げの選手がバーベルを持ち上げる際には腰にベルトをきつく締め背筋を伸ばした姿勢で行う。これにより脊柱起立筋をサポートして背骨を正しい形状に保ち、大きな荷重に耐えられるようにしている。
特開平6−110号公報 特公平1−57567号公報
本考案は、前述した従来技術の問題点を解消するべくなされたものであり、人体のウエスト部から腰骨部、ヒップ部に至る身体の形状が曲面を形成していることに着目して、腰骨からヒップ部に至る部位を包囲するヒップベルトを、従来の平坦面(直線状)に展開される構造から曲面を形成する構造としたものである。
本考案は、ヒップベルトに曲面を形成してリュックサックの荷重のより効果的な使用者への伝達、使用者の背骨の適正な矯正効果並びに優れた快適性を発揮できると共に構造が簡単で製法が容易なリュックサックを提供することを課題とする。
第1の考案は、荷物を収容する袋本体1と、肩甲骨パッドSP及び腰椎パッドLPが配設される背面パネル2と、使用者の肩に掛けられる背負いベルト3と、腰骨を包囲するように装着されるヒップベルト4と、を備えたリュックサックにおいて、前記ヒップベルトは左右のベルトからなり、それぞれのヒップベルトは、腰椎パッド側の一方のコーナー部に斜めに切断されたコーナーカット部51を形成し、他方のコーナー部に端部から中央部付近に亘り開口部を広くした先細り曲線状カット部52を形成する所定厚さの四角状パッド材5と、第1、第2の表生地を連結した形状が前記パッド材と略同一であり、腰椎パッド側の一方のコーナー部の前記パッド材のコーナーカット部51に対応する部位にコーナーカット部61を形成し、下辺61DLをパッド材の曲線状カット部の上方側形状52ULに対応する形状とする第1の表生地6Aと、上辺61ULを曲線状カット部の下方側形状52DLに対応する形状とする第2の表生地6Bと、前記パッド材と略同一形状であり、腰椎パッド側の一方のコーナー部の前記パッド材のコーナーカット部51に対応する部位にコーナーカット部62を形成する裏生地6Cと、により構成され、前記第1の表生地の下辺部61DLと第2の表生地の上辺部61ULとが縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫合され(S1)、縫合された表生地6A・Bと裏生地6Cの上辺部(S2)、下辺部(S3)及び先端辺部(S4)のそれぞれが縫合されて腰椎パッド側の辺部72が開口された伸縮性を有する袋状体7を形成し、開口部71から内部に前記パッド材5が挿入された後表生地と裏生地のそれぞれの腰椎パッド側の辺部72が縫合され(S5)、そして第1の表生地下辺と第2の表生地上辺との縫合部S1に沿って表生地と裏生地とが縫い合わされた(S6)後に前記腰椎パッドに取り付けられ、縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成することを特徴とするリュックサックである。
第1の考案において前記第1の表生地6A及び裏生地6Cの腰椎パッド側の辺部72を直線状とし、それぞれの生地に形成されるコーナーカット部61、62に代えて腰椎パッド側の一方のコーナー部付近にV字状の任意数の襞を形成するダーツ8を作製し、開口部71から袋状体7の内部に前記パッド材5を挿入した後、襞部を縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫い合せ、そして表生地と裏生地の腰椎パッド側の辺部72が縫合されることを特徴とする。
第2の考案は、袋本体1、肩甲骨パッドSP及び腰椎パッドLPが配設される背面パネル2、背負いベルト3、ヒップベルト4を備えたリュックサックにおいて、前記ヒップベルトは左右のベルトからなり、それぞれのヒップベルトは、腰椎パッド側のコーナー部の上下にそれぞれ斜めに切断された第1及び第2のコーナーカット部151,152を形成する所定厚さの四角状パッド材15と、それぞれの生地が前記パッド材と略同一形状であり、各生地の腰椎パッド側のコーナー部の上下に、前記パッド材の各コーナーカット部に対応する部位にそれぞれ第1及び第2のコーナーカット部161、162、163、164を形成する表生地16A及び裏生地16Cと、により構成され、前記表生地と裏生地の上辺部(S2)、下辺部(S3)及び先端辺部(S4)のそれぞれが縫合されて腰椎パッド側の辺部172が開口された伸縮性を有する袋状体17を形成し、開口部171から内部に前記パッド材15が挿入された後表生地と裏生地の腰椎パッド側の辺部172が縫合された(S5)後に前記腰椎パッドに取り付けられ、縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成することを特徴とするリュックサックである。
第2の考案において前記表生地16A及び裏生地16Cの腰椎パッド側の辺部172を直線状とし、それぞれの生地のコーナー部の上下に形成されるコーナーカット部161,162、163、164に代えて腰椎パッド側の上下のコーナー部付近にV字状の任意数の襞を形成する第1及び第2のダーツ18A、18Bを作製し、開口部171から袋状体の内部に前記パッド材15を挿入した後、縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するようにそれぞれの襞部を縫い合せ、そして表生地と裏生地の腰椎パッド側の辺部172が縫合されることを特徴とする。
第1、第2の考案において、袋状体7、17が形成された後に当該袋状体の表裏を返して、裏返された袋状体にパッド材5、15が挿入されることを特徴とする。また、前記左右のヒップベルト41、42、43、44の腰椎パッド側の辺部72、172のそれぞれが、腰椎パッドの両側辺部LPL、LPRに縫い付けられる(S7)ことを特徴とする。
第3の考案は、袋本体1、肩甲骨パッドSP及び腰椎パッドLPが配設される背面パネル2、背負いベルト3、ヒップベルト4を備えたリュックサックにおいて、前記ヒップベルトは、中央部の縦幅を広く両端部の縦幅を狭くして、中心縦線を基準にして左右対称の長四角状に形成され、V字状の第1及び第2の切り欠き部9A、9B並びに第3及び第4の切り欠き部9C、9Dが腰椎パッドの左右側近傍に位置する部位の上辺部及び下辺部にそれぞれ形成された所定厚さの長四角状パッド材25と、第1と第2の表生地を連結した形状が前記パッド材と略同一であり、前記パッド材の左側に形成される第1、第2の切り欠き部のそれぞれに対応する部位にV字状の任意数の襞を形成する第1及び第2のダーツ28A、28Bが作製される第1の表生地26Aと、前記パッド材の右側に形成される第3、第4の切り欠き部のそれぞれに対応する部位にV字状の任意数の襞を形成する第3及び第4のダーツ28C、28Dが作製される第2の表生地26Bと、前記パッド材と略同一形状である裏生地26Cと、により構成され、前記第1と第2の表生地の中央部分を重ね合せ、重ね合せ部262の上辺部と下辺部が縫合されて(S11、S12)開口部261を形成し、開口部が形成された表生地26A・Bと裏生地26Cの開口部を除く各周辺部並びにそれぞれのダーツの襞部が縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫合されて(S13〜16)伸縮性を有する袋状体27を形成し、開口部261から内部に前記パッド材25が挿入された後、開口部が縫い通されて(S17)縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成し、腰椎パッドに形成されるヒップベルトが貫通可能なヒップベルト貫通部91にヒップベルトを貫通させてヒップベルトの中心部分を固定手段92により腰椎パッドに固定され取り付けられることを特徴とするリュックサックである。
第4の考案は、袋本体1、肩甲骨パッドSP及び腰椎パッドLPが配設される背面パネル2、背負いベルト3、ヒップベルト4を備えたリュックサックにおいて、前記ヒップベルトは、中央部の縦幅を広く両端部の縦幅を狭くして中心縦線を基準にして左右対称の長四角状に形成され、腰椎パッドの左右側近傍に位置する部位の上辺部の左右にV字状の第1及び第2の切り欠き部10A、10Bが形成され、当該部位の下辺部の左右に端部を開口し開口部を広くして開口部からパッド材の端部側に向けた先細り曲線状カット部53、54がそれぞれ形成された所定厚さの長四角状パッド材35と、第1及び第2の生地と第3及び第4の生地とにそれぞれ2つに分割された左右の生地からなり、第1〜第4の表生地全体を連結した形状が前記パッド材と略同一であり、前記パッド材に形成されるV字状の第1、第2の切り欠き部10A、10Bに対応する部位にV字状の任意数の襞を形成する第1、第2のダーツ38A、38Bがそれぞれ上辺部に作製され、パッド材の曲線状カット部の上方側形状53UL、54ULに対応する形状をそれぞれの下辺部361DL、363DLに形成する第1、第3の表生地36A、36Cと、第1、第3の表生地にそれぞれ結合される生地であって、それぞれの上辺を曲線状カット部の下方側形状53DL、54DLに対応する形状とする第2、第4の表生地36B、36Dと、前記パッド材と略同一形状である裏生地36Eと、により構成され、前記第1の表生地の下辺部361DLと第2の表生地の上辺部362UL、そして第3の表生地の下辺部363DLと第4の表生地の上辺部364ULとがそれぞれ縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫合され(S18、S19)、縫合された左右の表生地の中央部分を重ね合せ、重ね合せ部362の上辺部と下辺部が縫合されて開口部361を形成し、開口部が形成された表生地36A・B・C・Dと裏生地36Eの開口部を除く各周辺部並びにそれぞれのダーツの襞部が縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫合されて(S23、S24)伸縮性を有する袋状体37を形成し、開口部361から内部に前記パッド材35が挿入された後開口部が縫合され(S20)、そして第1の表生地の下辺部と第2の表生地の上辺部との縫合部S18並びに第3の表生地の下辺部と第4の表生地の上辺部との縫合部S19に沿って、表生地と裏生地とが縫い縫い合わされて(S21、S22)縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成し、腰椎パッドLPに形成されるヒップベルトが貫通可能なヒップベルト貫通部91にヒップベルトを貫通させてヒップベルトの中心部分を固定手段92により腰椎パッドに固定され取り付けられることを特徴とするリュックサックである。
本考案におけるパッド材の素材が、EVA樹脂、ポリエチレンフォーム又はこれらの素材にポリウレタンフォームを貼り合せたもので耐衝撃性、柔軟性を有する発泡材であり、本考案における表生地の素材が伸縮性を有するナイロン又はポリエステルであり、裏生地の素材がメッシュ又は伸縮性を有するポリエステルであることを特徴とする。
本考案は、腰骨からヒップ部に至る部位を包囲するヒップベルトを人間の体のウエスト部から腰骨部、ヒップ部に至る身体の形状に対応した曲面を形成する構造としている。これにより、特に比較的大容量の袋本体を有する登山やハイキングに使用されるリュックサックにおいてリュックサックの荷重が均一に使用者の体、特に肩、背中、腰に作用することとなり、リュックサックの快適性が向上すると共にヒップベルトを締めることにより背筋(脊柱起立筋)へのサポートを行って腰痛予防にも繋がるものである。
本考案に係るリュックサックの全体構成を示す背面図である。 本考案に係るヒップベルトの第1実施形態の構成例を示す図であり、(A)は2分割された表生地の平面図、(B)は裏生地の平面図、(C)はパッド材の平面図である。 第1実施形態の構成例に係る袋状体の製作手順を説明する図である。 第1実施形態の構成例に係るパッド材の挿入並びに挿入後の袋状体の製作手順を説明する図である。 本考案に係るヒップベルトの第2実施形態の構成例を示す図であり、(A)は表生地の平面図、(B)は裏生地の平面図、(C)はパッド材の平面図である。 第2実施形態の構成例に係る袋状体の製作手順を説明する図である。 本考案に係る表生地の他の構成例を示すもので、(A)は第1実施形態の構成例の表生地、(B)は第2実施形態の構成例の表生地の構成を示す図である。 本考案に係るヒップベルトの腰椎パッドへの取り付けを説明する図であり、(A)は第1実施形態の構成例の取り付け状態、(B)は第2実施形態の構成例の取り付け状態を説明する図である。 本考案に係るヒップベルトの第3実施形態の構成例を示す図であり、(A)は2分割された表生地の平面図、(B)は裏生地の平面図、(C)はパッド材の平面図である。 第3実施形態の構成例に係る袋状体の製作手順並びにパッド材の挿入を説明する図である。 第3実施形態の構成例に係る袋状体の製作手順(A)並びに腰椎パッドへの取り付け状態(B)を説明する図である。 本考案に係るヒップベルトの第4実施形態の構成例を示す図であり、(A)は4つの生地からなる表生地の平面図、(B)は裏生地の平面図、(C)はパッド材の平面図である。 第4実施形態の構成例に係る袋状体の製作手順並びにパッド材の挿入を説明する図である。 第4実施形態の構成例に係る袋状体の製作手順(A)並びに腰椎パッドへの取り付け状態(B)を説明する図である。
以下、添付図を参照しつつ本考案に係るリュックサック(以下、「本リュックサック」という)の実施の形態について説明する。図1は本リュックサックの全体構成の概略を示す背面図であり、図1において左側の背負いベルトは折り曲げた状態、右側は広げた状態を示し、左側のヒップベルトは折り曲げた状態、右側は広げた状態を示している。本リュックサックは、図1に示すように荷物を収容する袋本体1、肩甲骨パッドSP及び腰椎パッドLPが配設される背面パネル2、使用者の肩に掛けられる背負いベルト3、腰骨を包囲するように装着されるヒップベルト4を備えている。背面パネル2にはパッドの他に金属フレーム等を装着することができる。
ヒップベルトの左右両端部にはテープTが取り付けられ、両テープはバックルBにより使用者への取り付け、締め付け、取り外しが可能に連結されている。なお、本考案においてはヒップベルトの先端部にテープを上下二段に2枚にして取り付ける等、テープの構成や取り付け位置を変更することにより本リュックサックに係るヒップベルトの効果をさらに高めることができる。また、ヒップベルトの製作を本考案においては縫製によるものとしているが、バインディングテープ、接着剤等を用いて端辺部同士を接合して製作することもできる。
本考案は本リュックサックにおけるヒップベルトの構成に関するものであり、図2〜図11はヒップベルトの構成を示すものである。本考案に係る第1実施形態のヒップベルトは左右のベルトにより構成され、各ヒップベルトは図2〜図4に示すように四角状パッド材5、第1の表生地6Aと第2の表生地6Bとに分割された表生地及び裏生地6Cとにより構成されている。四角状パッド材5は図2(C)に示すように、腰椎パッドLPに取り付けられる辺部側(以下、「腰椎パッド側」という)の一方のコーナー部に斜めに切断されたコーナーカット部51が形成され、他方のコーナー部に端部を開口して端部から中央部付近に亘り開口部を広くした先細り曲線状カット部52が形成されており、パッド材5は図4(A)に示すように所定の厚さ、例えば5mm〜12mm程度の厚さを有している。
表生地は図2(A)に示すように、第1と第2の表生地で構成されており、第1と第2の表生地を連結した形状はパッド材5と略同一である。第1の表生地6Aは、腰椎パッド側の一方のコーナー部に、パッド材のコーナーカット部51に対応する部位にコーナーカット部61を形成し、下辺61DLをパッド材の曲線状カット部52の上方側形状52ULに対応する形状としている。第2の表生地6Bは、上辺61ULを曲線状カット部の下方側形状52DLに対応する形状としている。裏生地6Cは図2(B)に示すように、形状をパッド材と略同一に形成し、腰椎パッド側の一方のコーナー部にパッド材のコーナーカット部51に対応する部位にコーナーカット部62を形成している。なお、パッド材5、第1の表生地6Aと第2の表生地6Bのコーナー部に形成される斜めに切断されたコーナーカット部の傾斜は直線状の斜め線に限られず、ある程度の丸みを帯びた斜め線であってもよい。また、表生地6Aには柔軟性及びある程度の強度を有するポリエチレンプラスチックプレートを補強用として取り付けることもできる。
次に、図3、図4を参照して第1実施形態に係る左右のヒップベルト41の製作手順について説明する。図3(A、B)に示すように、表生地の縦幅方向において人体方向に向けた湾曲状を形成するように第1の表生地6Aの下辺部61DLと第2の表生地6Bの上辺部61ULとを縫い合せる。そして図3(C、D)に示すように、縫合された表生地6A・Bと裏生地6Cとを腰椎パッド側を除く上辺部S2、下辺部S3及び先端辺部S4のそれぞれを縫い合せて開口部71を開口した袋状体7を形成する。この袋状体は後述するように伸縮性を有するナイロン等を素材とするために伸縮性を有する。
次いで図4(A、B)に示すように、開口部71から内部にパッド材5を挿入した後、表生地と裏生地の腰椎パッド側の辺部72を縫い合せる(S5)。そして第1の表生地下辺と第2の表生地上辺との縫合部S1に沿って、内部に挟み込まれたパッド材5を含めて表生地と裏生地とが縫い通されて(S6)左右のヒップベルト41が製作され、ヒップベルトは後述するように腰椎パッドに取り付けられる。これらのヒップベルトは縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成する。
なお、図2〜図4では腰椎パッド側の上方のコーナー部にコーナーカット部を形成し、コーナー部の下方側端部から曲線状カット部を形成している構成を示しているが、本考案においては、上下対称となるようにコーナーカット部を下方のコーナー部に形成し、曲線状カット部を上方側端部から形成することもできる。また、後述する図7(A)では腰椎パッド側の上方のコーナー部にダーツを形成し、コーナー部の下方側端部から曲線状カット部を形成しているが、本考案においては上下対称となるようにダーツを下方のコーナー部に形成し、曲線状カット部を上方側端部から形成することもできる。
パッド材及び生地のコーナーカット部の傾斜角度を小さくする(斜め形状を急傾斜とする)とヒップベルト曲面のカーブ度合が緩やかとなり緩やかな曲面を形成し、傾斜角度を大きくする(斜め形状を緩やかとする)とカーブ度合が大きくなり急な曲面を形成する。また、パッド材の曲線状カット部の上辺と下辺との間隔のカットサイズを大きくする(上辺と下辺との間隔幅を広くする)とカーブ度合が大きくなり急な曲面を形成し、カットサイズを小さくする(間隔幅を狭くする)とカーブ度合が小さくなり緩やかな曲面を形成する。後述する生地に作製されるダーツを狭く形成すると緩やかな曲面を形成し、ダーツを広く形成すると急な曲面を形成する。このようにコーナーカット部の傾斜角度、曲線状カット部の上辺と下辺との間隔のカットサイズ、ダーツの広狭を調節することにより使用者の男女、体格等に応じて容易に調整できる。
次に、図7(A)を参照して、第1実施形態の第1の表生地6A及び裏生地6Cに形成されるコーナーカット部61、62に代えてダーツを形成する構成例について説明する。この構成例においては、第1の表生地6A及び裏生地6Cの腰椎パッド側の辺部72を直線状に形成する。袋状体を形成した後又は形成する前に第1の表生地及び裏生地の腰椎パッド側の一方のコーナー部付近にV字状の任意数の襞を形成するダーツ8を作製する。そして開口部から袋状体の内部にパッド材を挿入した後又は挿入する前に、縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように襞部を縫い合せ、表生地と裏生地の腰椎パッド側の辺部72を縫い合せて左右のヒップベルト43が製作される。
ダーツの襞部を縫い合せることによりダーツが形成されるコーナー部は傾斜状となり、襞部を縫い合せて腰椎パッドの両側の辺部LPR、LPLに縫い付けることにより、ダーツは第1、2の実施形態におけるコーナーカット部と同様に機能してヒップベルトの縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成する(図8(A)参照)。なお、腰椎パッドの両側の辺部へのヒップベルトの縫い付けの後に襞部を縫い合せてもよい。
本考案に係る第2実施形態は、第1実施形態と同様に袋本体1、背面パネル2、背負いベルト3、ヒップベルト4を備えたリュックサックにおいてヒップベルトは左右のベルトから構成されるが、第2実施形態に係る各ヒップベルトは図5、図6に示すように表生地と裏生地が共に1枚生地で形成され、各生地には2つのコーナーカット部が形成されている。なお、ヒップベルトの左右両端部に取り付けられるテープTの構成、コーナーカット部の傾斜の構成、コーナーカット部の傾斜角度、袋状体の伸縮性等については第1実施形態で説明したのでここでは省略する。
第2実施形態に係る四角状パッド材15は、図5(C)に示すように、腰椎パッド側のコーナー部の上下にそれぞれ第1及び第2のコーナーカット部151,152を形成し、5mm〜12mm程度の厚さを有している。第2実施形態に係る表生地16A及び裏生地16Cは図5(A、B)に示すように、表生地及び裏生地のそれぞれの形状がパッド材15と略同一であり、各生地の腰椎パッド側のコーナー部の上下に、パッド材の各コーナーカット部に対応する部位にそれぞれ第1及び第2のコーナーカット部161、162、163、164を形成している。
次に、図6を参照して第2実施形態に係る左右のヒップベルト42の製作手順について説明する。図6(A、B)に示すように表生地と裏生地の上辺部S2、下辺部S3及び先端辺部S4のそれぞれを縫い合せて、腰椎パッド側の辺部172が開口された伸縮性を有する袋状体17を形成する。
そして図6(C、D)に示すように、開口部171から内部にパッド材15を挿入した後、表生地と裏生地の腰椎パッド側の辺部172を縫い合せて(S5)左右のヒップベルト42が製作される。これらのヒップベルトは腰椎パッドに取り付けられて縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成する。第2実施形態に係るヒップベルトは第1実施形態に比べて製作工程を少なくすることができる。
図7(B)を参照して、第2実施形態の表生地16A及び裏生地16Cに形成されるコーナーカット部161,162、163、164に代えて第1及び第2のダーツを形成する構成例について説明する。この構成例においては、表生地16A及び裏生地16Cの腰椎パッド側の辺部172を直線状に形成する。袋状体17を形成した後又は形成する前に表生地及び裏生地の腰椎パッド側の上下のコーナー部付近にV字状の任意数の襞を形成する第1及び第2のダーツ18A、18Bを作製する。そして開口部から袋状体の内部にパッド材15を挿入した後又は挿入する前に縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するようにそれぞれの襞部を縫い合せ、表生地と裏生地の腰椎パッド側辺部172を縫い合せて左右のヒップベルト44が製作される。
ダーツの襞部を縫い合せることによりダーツが形成されるコーナー部は傾斜状となり、襞部を縫い合せて腰椎パッドの両側辺部LPR、LPLに縫い付けることにより、ダーツは第1、2の実施形態におけるコーナーカット部と同様に機能してヒップベルトの縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成する(図8(B)参照)。なお、腰椎パッドの両側辺部へのヒップベルトの縫い付けの後に襞部を縫い合せてもよい。
本考案においては、第1、第2の実施形態における表生地と裏生地の上辺部、下辺部及び先端辺部のそれぞれが縫合されて袋状体7、17が形成された後に、当該袋状体の表裏を返して、裏返された袋状体にパッド材5、15を挿入するように構成することができる。このように構成することにより、それぞれの縫い合せ部の縫い目や縫合跡等が隠れることとなりヒップベルトの見栄えがよくなる。
次に、図8(A)、(B)を参照して第1、第2の実施形態に係る左右のヒップベルトの腰椎パッドへの取付けについて説明する。図中右側のヒップベルトは腰椎パッドへの取り付け状態を示し、左側のヒップベルトは腰椎パッドに取り付けた状態を示している。図8(A)に示すように、第1実施形態に係る左右のヒップベルト41並びに第1実施形態の第1の表生地及び裏生地に形成されるコーナーカット部に代えて任意数の襞を形成するV字状ダーツ8を形成する構成例に係る左右のヒップベルト43は、それぞれの腰椎パッド側の辺部72が全縦幅に亘り腰椎パッドの両側辺部LPL、LPRに縫い付けられる。
ヒップベルトの上方側はコーナーカット部又は襞部を縫い合されたダーツを腰椎パッドに縫い付けることにより、下方側は第1の表生地下辺と第2の表生地上辺とを縫い合わせることによりそれぞれ縦幅方向において人体側に湾曲することになり、腰椎パッド側の辺部全体を腰椎パッドに縫い付けることによって、人体の腰のラインBLにフィットするように左右の各ヒップベルト41、43は縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成する。
図8(B)に示すように、第2実施形態に係る左右のヒップベルト42並びに第2実施形態の表生地及び裏生地に形成されるコーナーカット部に代えて任意数の襞を形成する第1、第2のV字状ダーツ18A、18Bを形成する構成例に係る左右のヒップベルト44は、それぞれの腰椎パッド側の辺部172全体が腰椎パッドの両側辺部LPL、LPRに縫い付けられる。
ヒップベルトの上方及び下方側は襞部が縫い合されたそれぞれのダーツを腰椎パッドに縫い付けることによりそれぞれ縦幅方向において人体側に湾曲することになり、腰椎パッド側辺部全体を腰椎パッドに縫い付けることによって、人体の腰のラインBLにフィットするように左右の各ヒップベルト42、44は縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成する。
なお、本考案においては、第1、2の実施形態における左右ヒップベルトのそれぞれの腰椎パッド側の辺部72,172を、腰椎パッドの横幅分に相当する長さの表生地及び/又は裏生地等の別部材に縫い付けて連結されたヒップベルトとして形成し、腰椎パッドにヒップベルトが貫通可能なヒップベルト貫通部を形成して当該貫通部にヒップベルトを貫通させて連結されたヒップベルトの中心部を固定手段により腰椎パッドに固定するように構成することができる。
本考案に係る第3実施形態は、第1、第2実施形態と同様に袋本体1、背面パネル2、背負いベルト3、ヒップベルト4を備えたリュックサックにおけるヒップベルトに係るものであるが、第3実施形態に係るヒップベルト45は図9〜図11に示すように左右に分割されたものでなく一体型となっている。なお、ヒップベルトの左右両端部に取り付けられるテープTの構成等については第1実施形態で説明したのでここでは省略する。
第3実施形態に係る長四角状パッド材25は、図9(C)に示すように、中央部の縦幅を広く両端部の縦幅を狭くして、中心縦線を基準にして左右対称の長四角状に形成されており、腰椎パッドの左右側近傍に位置する部位の左側の上辺部及び下辺部にV字状の第1、第2の切り欠き部9A、9Bを、右側の上辺部及び下辺部に第3、第4の切り欠き部9C、9Dをそれぞれ形成している。パッド材25は5mm〜12mm程度の厚さを有している。
表生地は、図9(A)に示すように左右に分割されて第1、第2の生地で形成され、裏生地は図(B)に示すように1枚生地で形成されており、第1、第2の表生地を連結した形状はパッド材25と略同一である。第1の表生地26Aの上辺部及び下辺部には、パッド材の左側に形成される第1、第2の切り欠き部のそれぞれに対応する部位にV字状の任意数の襞を形成する第1、第2のダーツ28A、28Bが作製され、第2の表生地26Bの上辺部及び下辺部には、パッド材の右側に形成される第3、第4の切り欠き部のそれぞれに対応する部位にV字状の任意数の襞を形成する第3、第4のダーツ28C、28Dが作製されている。裏生地26Cはパッド材と略同一形状で形成されている。
次に、図10、図11を参照して第3実施形態に係るヒップベルト45の製作手順について説明する。図10(A)に示すように、第1と第2の表生地の中央部分を重ね合せて所定幅の重ね合せ部を形成し、重ね合せ部262の上辺部と下辺部をそれぞれ縫い合せて(S11、S12)、パッド材25を挿入するための開口部261を形成する。そして図10(B)に示すように、重ね合せ部の上辺部と下辺部が縫合された表生地26A・Bと裏生地26Cの開口部を除く各周辺部を縫い合せ、それぞれのダーツ28A〜28Dの襞部を縦幅方向において人体方向に向けた湾曲状を形成するように縫い合せて(S13〜S16)開口部261を開口した伸縮性を有する袋状体27を形成する。この袋状体は伸縮性を有するナイロン等を素材とするために伸縮性を有する。なお、袋状体27を形成した後に、開口部を利用して当該袋状体の表裏を返して裏返された袋状体にパッド材を挿入するように構成することができる。また襞部の縫い合せはパッド材を挿入した後に実施してもよく、ダーツを表生地のみに形成しているが表生地及び裏生地の双方に形成してもよい。
パッド材は柔軟性を有するので折り曲げて開口部から容易に袋状体内部に挿入することができ、開口部261から内部にパッド材25を挿入した(図10(C))後、開口部が縫い通されて(S17)ヒップベルト45が製作される(図11(A))。パッド材を含めて開口部が縫い通されることによってパッド材は袋状体に固定されることになる。このようにして製作された第3実施形態に係るヒップベルト45は、V字状の第1〜第4の切り欠き部に対応する第1、第2、第3、第4のダーツの襞部のそれぞれが縫い合されることによって人体の腰のラインにフィットするように縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成する。
そして、腰椎パッドLPにヒップベルトが貫通可能なヒップベルト貫通部91を形成し、当該貫通部にヒップベルト45を貫通させてヒップベルトの中心部分を固定手段92により腰椎パッドに固定して取り付ける。腰椎パッドに固定することによってヒップベルトのズレを防ぐことができる。固定手段としては両者の固定部分端面に設けられるベルクロファスナ(商標)が好適に使用されるが、本考案においてはヒップベルト中心部分と腰椎パッドの係合手段として互いに係合し合うホック、磁石、ネジ止め等を使用することもできる。
本考案に係る第4実施形態は、第1、第2、第3実施形態と同様に袋本体1、背面パネル2、背負いベルト3、ヒップベルト4を備えたリュックサックにおけるヒップベルトに係るものであるが、第4実施形態に係るヒップベルト46は第3実施形態と同様に一体型となっており、この構成例では第1実施形態の曲線状カット部と第3実施形態のダーツを形成する構成としている。なお、第1、第2、第3実施形態において説明した内容は省略してここでは異なる構成についてのみ説明する。
第4実施形態に係る長四角状パッド材35は、図12(C)に示すように、中央部の縦幅を広く両端部の縦幅を狭くして中心縦線を基準にして左右対称の長四角状に形成されており、腰椎パッドの左右側近傍に位置する部位の上辺部の左右にはV字状の第1及び第2の切り欠き部10A、10Bを形成し、当該部位の下辺部の左右には端部を開口し、開口部を広くして開口部からパッド材の端部側に向けた先細り曲線状カット部53、54をそれぞれ形成し、所定厚さ、例えば5mm〜12mm程度の厚さを有している。
表生地は、図12(A)に示すように左右に2つに分割されて、分割されたそれぞれの生地はさらに第1と第2、第3と第4の生地に分割された構成としている。第1〜第4の表生地全体を連結した形状はパッド材35と略同一であり、第1の表生地36Aの上辺部には、パッド材の第1の切り欠き部10Aに対応する部位にV字状の任意数の襞を形成する第1のダーツ38Aを作製し、第3の表生地36Cの上辺部には、パッド材に形成される第2の切り欠き部10Bに対応する部位にV字状の任意数の襞を形成する第2のダーツ38Bを作製している。
第1の表生地36Aの下辺部361DLにはパッド材の曲線状カット部の上方側形状53ULに対応する形状を形成しており、第3の表生地36Cの下辺部363DLにはパッド材の曲線状カット部の上方側形状54ULに対応する形状を形成している。第2の表生地36Bと第4の表生地36Dは、第1、第3の表生地にそれぞれ結合される生地であり、それぞれの上辺362UL、364ULを第1、第2の曲線状カット部の下方側形状53DL、54DLに対応する形状としている。裏生地36Eは図12(B)に示すように1枚生地で形成されており、パッド材35の形状と略同一である。
次に、図13、図14を参照して第4実施形態に係るヒップベルト46の製作手順について説明する。図13(A、B)に示すように、第1の表生地の下辺部361DLと第2の表生地の上辺部362UL、並びに第3の表生地の下辺部363DLと第4の表生地の上辺部364ULとをそれぞれ縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫合する(S18、S19)。そして縫合された一方の表生地36A・Bと他方の表生地36C・Dの中央部分を重ね合せて重ね合せ部362の上辺部と下辺部をそれぞれ縫合せて(S11、S12)パッド材35を挿入するための開口部361を形成する。
そして、図13(B、C)に示すように、開口部が形成された表生地36A・B・C・Dと裏生地36Eの開口部を除く各周辺部並びにそれぞれのダーツの襞部を縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫合せて(S23、S24)伸縮性を有する袋状体37を形成する。パッド材は柔軟性を有するので折り曲げて開口部から容易に袋状体内部に挿入することができ、開口部361から袋状体内部にパッド材35が挿入された後、図14(A)に示すように開口部が縫い合わされ(S20)、そして第1の表生地の下辺部と第2の表生地の上辺部との縫合部S18並びに第3の表生地の下辺部と第4の表生地の上辺部との縫合部S19に沿って、内部に挿し込まれたパッド材35を含めて表生地と裏生地とが縫い通されて(S21、S22)ヒップベルト46が製作される。このように製作された第4実施形態に係るヒップベルト46は人体の腰のラインにフィットするように縦幅方向において人体方向に向けた曲面Cを形成する。
そして、図14(B)に示すように第3実施形態と同様に腰椎パッドLPにヒップベルトが貫通可能なヒップベルト貫通部91を形成し、当該貫通部にヒップベルトを貫通させてヒップベルトの中心部分を固定手段92により腰椎パッドに固定して取り付ける。腰椎パッドに固定することによってヒップベルトのズレを防ぐことができる。
なお、第3、4の実施形態においては表生地と裏生地双方を1枚生地で形成して、パッド材を両生地の間にサンドイッチ状に挟み込み表生地と裏生地の周辺部全体を縫合し、それぞれのダーツの襞部を縫い合せてヒップベルトを製作することもでき、また裏生地を表生地と同様に2分割した構成としてそれぞれを袋状体に形成し、襞部を縫い合せてパッド材を左右それぞれの袋体に挿入する構成とすることもできる。
本考案に係るパッド材の素材としては、EVA樹脂、ポリエチレンフォーム又はこれらの素材にポリウレタンフォームを貼り合せたものであって、耐衝撃性、柔軟性を有する発泡材が好適に用いられる。また本考案に係る表生地の素材としては伸縮性を有するナイロン又はポリエステル好適に用いられ、裏生地の素材としてはメッシュ又は伸縮性を有するポリエステルが好適に用いられる。このような素材とすることによりパット材を袋状体に挿入する際に都合がよく、リュックサックにクッション性を持たせると共に通気性を確保することができる。EVA樹脂はエチレンビニルアセテート樹脂とも呼ばれる熱可塑性樹脂であり、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂でエチレン含有量が高く酢酸ビニルの含有率が3〜40%の範囲で多くの種類があり可撓性を有する。また水、紫外線に優れた安定性があると同時にゴム弾性、柔軟性、強靭性を有する。EVA発泡体は耐衝撃性がありゴム弾性を有する。
本考案に係るヒップベルトは成形機を使用して製作することも可能であるが、ヒップベルトの曲面化という簡単な構造であるために低コストで縫製加工等によることができる。本考案に係るヒップベルトは構造が簡単で製法が容易であるために、通常の技術を持つ縫製工場において低コストによる生産が可能であり、リュックサック業界において広く採用されることが期待できる。
1 袋本体
2 背面パネル
3 背負いベルト
4、41、42、43、44、45、46 ヒップベルト
5、15、25、35 パッド材
51、61、62、151,152、161、162、163、164
コーナーカット部
52、53、54 曲線状カット部
52UL、53UL、54UL 曲線状カット部上方側形状
52DL、53DL、54DL 曲線状カット部下方側形状
6A、16A、26A、36A 第1の表生地
6B、26B、36B 第2の表生地
36C 第3の表生地
36D 第4の表生地
61DL、361DL 第1の表生地下辺部
61UL、362UL 第2の表生地上辺部
363DL 第3の表生地下辺部
364UL 第4の表生地上辺部
6C、16C、26C、36E 裏生地
7、17、27、37 袋状体
71、171、261、361 開口部
72、172 腰椎パッド側辺部
8、18A、18B、28A、28B、28C、28D、38A、38B ダーツ
9A、9B、9C、9D、10A、10B 切り欠き部
91 ヒップベルト貫通部
92 固定手段
262、362 重ね合せ部
SP 肩甲骨パッド
LP 腰椎パッド
LPL 腰椎パッド左側辺部
LPR 腰椎パッド右側辺部
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S11、S12、S17、S18、S19、S20、S21、S22 縫合部
S13、S14、S15、S16、S23、S24 ダーツの縫合部
C 曲面
BL 腰のライン

Claims (10)

  1. 荷物を収容する袋本体と、肩甲骨パッド及び腰椎パッドが配設される背面パネルと、使用者の肩に掛けられる背負いベルトと、腰骨を包囲するように装着されるヒップベルトと、を備えたリュックサックにおいて、前記ヒップベルトは左右のベルトからなり、それぞれのヒップベルトは、
    腰椎パッド側の一方のコーナー部に斜めに切断されたコーナーカット部を形成し、他方のコーナー部に端部から中央部付近に亘り開口部を広くした先細り曲線状カット部を形成する所定厚さの四角状パッド材と、
    第1、第2の表生地を連結した形状が前記パッド材と略同一であり、腰椎パッド側の一方のコーナー部の前記パッド材のコーナーカット部に対応する部位にコーナーカット部を形成し、下辺をパッド材の曲線状カット部の上方側形状に対応する形状とする第1の表生地と、上辺を曲線状カット部の下方側形状に対応する形状とする第2の表生地と、前記パッド材と略同一形状であり、腰椎パッド側の一方のコーナー部の前記パッド材のコーナーカット部に対応する部位にコーナーカット部を形成する裏生地と、により構成され、
    前記第1の表生地の下辺部と第2の表生地の上辺部とが縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫合され、縫合された表生地と裏生地の上辺部、下辺部及び先端辺部のそれぞれが縫合されて腰椎パッド側の辺部が開口された伸縮性を有する袋状体を形成し、開口部から内部に前記パッド材が挿入された後表生地と裏生地のそれぞれの腰椎パッド側の辺部が縫合され、そして第1の表生地下辺と第2の表生地上辺との縫合部に沿って表生地と裏生地とが縫い合わされた後に前記腰椎パッドに取り付けられ、縦幅方向において人体方向に向けた曲面を形成することを特徴とするリュックサック。
  2. 荷物を収容する袋本体と、肩甲骨パッド及び腰椎パッドが配設される背面パネルと、使用者の肩に掛けられる背負いベルトと、使用者の腰骨を包囲するように装着されるヒップベルトと、を備えたリュックサックにおいて、前記ヒップベルトは左右のベルトからなり、それぞれのヒップベルトは、
    腰椎パッド側のコーナー部の上下にそれぞれ斜めに切断された第1及び第2のコーナーカット部を形成する所定厚さの四角状パッド材と、
    それぞれの生地が前記パッド材と略同一形状であり、各生地の腰椎パッド側のコーナー部の上下に、前記パッド材の各コーナーカット部に対応する部位にそれぞれ第1及び第2のコーナーカット部を形成する表生地及び裏生地と、により構成され、
    前記表生地と裏生地の上辺部、下辺部及び先端辺部のそれぞれが縫合されて腰椎パッド側の辺部が開口された伸縮性を有する袋状体を形成し、開口部から内部に前記パッド材が挿入された後表生地と裏生地の腰椎パッド側の辺部が縫合された後に前記腰椎パッドに取り付けられ、縦幅方向において人体方向に向けた曲面を形成することを特徴とするリュックサック。
  3. 前記第1の表生地及び裏生地の腰椎パッド側の辺部を直線状とし、それぞれの生地に形成されるコーナーカット部に代えて腰椎パッド側の一方のコーナー部付近にV字状の任意数の襞を形成するダーツを作製し、開口部から袋状体の内部に前記パッド材を挿入した後、縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように襞部を縫い合せ、そして表生地と裏生地の腰椎パッド側の辺部が縫合されることを特徴とする請求項1に記載のリュックサック。
  4. 前記表生地及び裏生地の腰椎パッド側の辺部を直線状とし、それぞれの生地のコーナー部の上下に形成されるコーナーカット部に代えて腰椎パッド側の上下のコーナー部付近にV字状の任意数の襞を形成する第1及び第2のダーツを作製し、開口部から袋状体の内部に前記パッド材を挿入した後、縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するようにそれぞれの襞部を縫い合せ、そして表生地と裏生地の腰椎パッド側の辺部が縫合されることを特徴とする請求項2に記載のリュックサック。
  5. 前記袋状体が形成された後に当該袋状体の表裏を返して、裏返された袋状体にパッド材が挿入されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリュックサック。
  6. 前記左右のヒップベルトの腰椎パッド側の辺部のそれぞれが、腰椎パッドの両側辺部に縫い付けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリュックサック。
  7. 荷物を収容する袋本体と、肩甲骨パッド及び腰椎パッドが配設される背面パネルと、使用者の肩に掛けられる背負いベルトと、腰骨を包囲するように装着されるヒップベルトと、を備えたリュックサックにおいて、前記ヒップベルトは、
    中央部の縦幅を広く両端部の縦幅を狭くして、中心縦線を基準にして左右対称の長四角状に形成され、V字状の第1及び第2の切り欠き部並びに第3及び第4の切り欠き部が腰椎パッドの左右側近傍に位置する部位の上辺部及び下辺部にそれぞれ形成された所定厚さの長四角状パッド材と、
    第1と第2の表生地を連結した形状が前記パッド材と略同一であり、前記パッド材の左側に形成される第1、第2の切り欠き部のそれぞれに対応する部位にV字状の任意数の襞を形成する第1及び第2のダーツが作製される第1の表生地と、前記パッド材の右側に形成される第3、第4の切り欠き部のそれぞれに対応する部位にV字状の任意数の襞を形成する第3及び第4のダーツが作製される第2の表生地と、前記パッド材と略同一形状である裏生地と、により構成され、
    前記第1と第2の表生地の中央部分を重ね合せ、重ね合せ部の上辺部と下辺部が縫合されて開口部を形成し、開口部が形成された表生地と裏生地の開口部を除く各周辺部並びにそれぞれのダーツの襞部が縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫合されて伸縮性を有する袋状体を形成し、開口部から内部に前記パッド材が挿入された後、開口部が縫い通されて縦幅方向において人体方向に向けた曲面を形成し、腰椎パッドに形成されるヒップベルトが貫通可能なヒップベルト貫通部にヒップベルトを貫通させてヒップベルトの中心部分を固定手段により腰椎パッドに固定され取り付けられることを特徴とするリュックサック。
  8. 荷物を収容する袋本体と、肩甲骨パッド及び腰椎パッドが配設される背面パネルと、使用者の肩に掛けられる背負いベルトと、腰骨を包囲するように装着されるヒップベルトと、を備えたリュックサックにおいて、前記ヒップベルトは、
    中央部の縦幅を広く両端部の縦幅を狭くして中心縦線を基準にして左右対称の長四角状に形成され、腰椎パッドの左右側近傍に位置する部位の上辺部の左右にV字状の第1及び第2の切り欠き部が形成され、当該部位の下辺部の左右に端部を開口し開口部を広くして開口部からパッド材の端部側に向けた先細り曲線状カット部がそれぞれ形成された所定厚さの長四角状パッド材と、
    第1及び第2の生地と第3及び第4の生地とにそれぞれ2つに分割された左右の生地からなり、第1〜第4の表生地全体を連結した形状が前記パッド材と略同一であり、前記パッド材に形成されるV字状の第1、第2の切り欠き部に対応する部位にV字状の任意数の襞を形成する第1、第2のダーツがそれぞれの上辺部に作製され、パッド材の曲線状カット部の上方側形状に対応する形状をそれぞれの下辺部に形成する第1、第3の表生地と、第1、第3の表生地にそれぞれ結合される生地であって、それぞれの上辺を曲線状カット部の下方側形状に対応する形状とする第2、第4の表生地と、前記パッド材と略同一形状である裏生地と、により構成され、
    前記第1の表生地の下辺部と第2の表生地の上辺部、そして第3の表生地の下辺部と第4の表生地の上辺部とがそれぞれ縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫合され、縫合された左右の表生地の中央部分を重ね合せ、重ね合せ部の上辺部と下辺部が縫合されて開口部を形成し、開口部が形成された表生地と裏生地の開口部を除く各周辺部並びにそれぞれのダーツの襞部が縦幅方向において人体方向に向けて湾曲するように縫合されて伸縮性を有する袋状体を形成し、開口部から内部に前記パッド材が挿入された後、開口部が縫合されて、そして第1の表生地の下辺部と第2の表生地の上辺部との縫合部並びに第3の表生地の下辺部と第4の表生地の上辺部との縫合部に沿って表生地と裏生地とが縫い合わされて縦幅方向において人体方向に向けた曲面を形成し、腰椎パッドに形成されるヒップベルトが貫通可能なヒップベルト貫通部にヒップベルトを貫通させてヒップベルトの中心部分を固定手段により腰椎パッドに固定され取り付けられることを特徴とするリュックサック。
  9. パッド材の素材が、EVA樹脂、ポリエチレンフォーム又はこれらの素材にポリウレタンフォームを貼り合せたものから選ばれるいずれか一つで耐衝撃性、柔軟性を有する発泡材であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のリュックサック。
  10. 前記表生地の素材が伸縮性を有するナイロン又はポリエステルであり、裏生地の素材がメッシュ又は伸縮性を有するポリエステルであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のリュックサック。

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