JP3199543U - 断熱ボード - Google Patents

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太田 吉四郎
吉四郎 太田
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株式会社 ダンネツ
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【課題】接着面の経年劣化による剥離の可能性を低減させる断熱ボードを提供する。【解決手段】正面略方形のポリスチレンフォーム材11の片側表面に樹脂系ベースモルタル14を設けた断熱ボード10を技術的前提として、樹脂系ベースモルタル14を設けた面を断熱ボードの表面側としたときに、断熱ボード10の裏面側に、上下端部Eを連絡する排水溝20を複数形成する。接着面となる断熱ボードの裏面側に複数の排水溝20を形成することにより、接着面で生じる結露水を、当該排水溝に沿って下方に排出することができる。また、排水溝20は、上下端部Eを連絡するものであるから、上下方向の凹凸が存在することによって、接着面の変形は最小限に抑えられる。凹凸部分が、歪み変形を最小限に抑えるからである。【選択図】図1

Description

本考案は、建物の外壁に配設する断熱ボードに関する。
建物の外壁に配設する断熱ボードは、従来、例えば、図5に示すようなものが提案されている(特許文献1)。
この断熱ボードPは、発泡樹脂を用いた断熱用ボード1の表面に、樹脂モルタル2を塗布し乾燥させたものである。この特許文献1に係る断熱ボードPは、樹脂モルタル2の中に、補強メッシュ4を配してある。このような断熱ボードPは、下記特許文献2も開示されている。
図6に示すように、断熱ボードPは、例えば、難燃性の構造用面材5および透湿防水シート6を介して、柱材7−1、間柱材7−2の外側に固定する。8は、固定用のビス。9は、柱材7−1と間柱材7−2との間に充填した断熱材である。Qは、石膏ボード、樹脂シート、気密シート等からなる内側材である。
特開2006−341246号 特開2007−085027号
問題は、透湿防水シート6の表面に接着剤を介して貼着した断熱ボードPが、経年劣化により剥離しやすくなる点である。
この理由は、冬期と夏期の寒暖の繰り返しによる断熱用ボード1の収縮変形と、それに伴う雨水の浸入、外気温の寒暖差によって接着面に生ずる結露が、接着面に生じた僅かな隙間に入り込むことに起因する。
そこで、本考案の目的は、接着面の経年劣化による断熱ボードの剥離の可能性を低減させることにある。
前記目的を達成するため、本考案に係る断熱ボードは、正面略方形のポリスチレンフォーム材の片側表面に樹脂系ベースモルタルを設けた断熱ボードを技術的前提として、樹脂系ベースモルタルを設けた面を断熱ボードの表面側としたときに、前記断熱ボードの裏面側に、上下端部を連絡する排水溝を複数形成した(請求項1)。
接着面となる断熱ボードの裏面側に複数の排水溝を形成することにより、接着面で生じる結露水を、当該排水溝に沿って下方に排出することができる。
また、排水溝は、上下端部を連絡するものであるから、上下方向の凹凸が存在することによって、接着面の変形は最小限に抑えられる。凹凸部分が、歪み変形を最小限に抑えるからである。
変形を最小限に抑え、また裏面の排水溝を介して結露水を下方に案内するから、本考案に係る断熱ボードによれば、接着面は安定した状態を長期にわたって保証できるようになり、経年劣化による剥離の問題を改善することが出来る。
樹脂系ベースモルタルの表面に、固定金具の打込位置を示す位置マーカーを設けるとともに、当該位置マーカーは、ポリスチレンフォームの裏面側に設けた排水溝の位置から左右いずれかに位置ずれをさせた箇所に設ける場合がある(請求項2)。
従来は、断熱ボードを配設する場合に、固定金具の打込位置を巻き尺等のスケールによって計測した。断熱ボードの表面側から柱材や間柱材に固定金具を打ち込めればよいから、スケールを用いた計測でもミスは生じ難い。しかしながら、近時、柱材や間柱材の離隔寸法を十分に認識していない作業員も増えているので、樹脂系ベースモルタルの表面に位置マーカーを設けることによって作業性を向上させ、打ち込みミスを確実に防止することが出来る。
固定金具が、断熱ボードの裏面の排水溝を貫通しないよう、位置マーカーと排水溝は互いに左右に位置ずれさせた状態で設ける。柱材と間柱材の離隔寸法は、特殊な例外を除いて略一定であるから、断熱ボードの左右寸法が決まれば、位置マーカーの設定も容易に決定できる。裏面の排水溝は、位置マーカーの設定箇所から左右に外れた場所に成形すればよい。
本考案に係る断熱ボードによれば、裏面に水分を逃がす排水溝を設けたので、接着面の経年劣化による断熱ボードの剥離の可能性をより低減させることが出来る。
実施形態に係る断熱ボードの表面側を例示する斜視図である。 図1に示す断熱ボードの裏面側を例示する図である。 図1に示す断熱ボードの配設状態を例示する断面図である。 図1に示す断熱ボードの配設状態を正面から例示する図である。 従来の断熱ボードを例示する断面図である。 従来の断熱ボードの配設例を示す図である。
図1は、本考案に係る断熱ボードの実施形態を示すものである。
この断熱ボード10は、正面略方形を呈するポリスチレンフォーム材11の片側表面に樹脂系ベースモルタル14を設けたものである。樹脂系ベースモルタル14の中(内側または略中央)には、従来と同様に、補強メッシュ(図示せず)を配しておくことが望ましい。
また、樹脂系ベースモルタル14を設けた面を断熱ボード10の表面側としたときに、当該断熱ボード10の裏面側に、上下端部Eを連絡する排水溝20を複数形成してある。
30は、固定金具の打込位置を示す位置マーカーである。この位置マーカー30は、樹脂系ベースモルタル14の表面に適宜形状をもって設けるもので、ポリスチレンフォーム材11の裏面側に設けた排水溝20の位置から左右いずれかに位置ずれをさせた箇所に設ける。以下、詳細に説明する。
ポリスチレンフォーム材11は、例えば、正面形状が略方形(例えば横長の長方形)を呈するように成形する。このポリスチレンフォーム材11は、他の呼称として、EPSボード(エクスパンダブル・ポリ・スチレンフォーム・ボード)または発泡スチロールボードと呼ばれることもある。透湿性能に優れ、自己消火性能、柔軟性等の利点をもっている。
ポリスチレンフォーム材11の正面形状を略長方形とするのは、主として成形の容易と貼着の容易を図るためである。縦横の寸法は、例えば、横1820mm、縦990mm程度とすることが出来る。
ポリスチレンフォーム材11の片側表面に設ける樹脂系ベースモルタル14は、ポリスチレンフォーム材11の表面を保護し、最終的な仕上材(フィニッシュコート)の下地材となる機能を営む。
樹脂系ベースモルタル14は、適宜比率、例えば、50%のアクリル系接着剤と50%のセメントとを混合させたコート材であり、ポリスチレンフォーム材11の片側表面に一定厚を塗布し、乾燥させて固化成形する。
樹脂系ベースモルタル14の内部に補強メッシュ(図示せず)を配しておくと、耐クラック性能を高めることが出来る。補強メッシュを強度の高い素材、例えば、耐アルカリ処理を施した柔軟性のあるガラスメッシュを用いれば、耐衝撃性能も高めることが出来る。
ポリスチレンフォーム材11の裏面に設ける排水溝20は、例えば、図2にも示すように、ポリスチレンフォーム材11の上下端部Eを連絡するものであり、適宜形状、例えば直線状の排水溝20を略等間隔で適宜本数を設ける。この実施形態では、八本の排水溝20を設ける場合を例示したが、複数本であれば、本数は適宜増減して構わない。
排水溝20の断面形状は、例えば略矩形状または円弧形状とする。成形を容易にするためである。排水溝20の機能は、ポリスチレンフォーム材11の裏面に生ずる結露水、あるいはポリスチレンフォーム材11の変形によって浸入する可能性がある水分を下方に案内することである。これらの水分は、通常の場合、きわめて僅かである。
従って、排水溝20の左右幅、および奥行き(深さ)の寸法は、それほど大きくする必要はない。例えば、排水溝20を断面略矩形に成形する場合、一本の排水溝20の横幅は30mm、深さを5mm程度とする等である。
排水溝20の配設位置を略等間隔とするのは、上下に配置する他の断熱ボード(10)に設けた排水溝(20)と、排水溝同士を連絡させるためである。排水溝20を、上下端部Eを連絡させるように形成するのも同一の理由に基づく。
位置マーカー30は、断熱ボード10を柱材または/および間柱材に固定金具(ビス等)を介して安定して固定するための打込位置を示すものである。表示の図形的な形状は任意である。
この実施形態では、断熱ボード10の上下略中央部、上端、下端に、それぞれ適宜数(例えば五個)の位置マーカー30を設ける場合を示してある。符号C1は、断熱ボード10の上下中央を示す仮想線、C2は、断熱ボード10の左右中央を示す仮想線、C3は、断熱ボード10の左右端部とC2の左右中央を示す仮想線である。
位置マーカー30は、横方向の仮想線C1と、縦方向の仮想線C2、C3との交点および断熱ボード10の左右端部に配するとともに、断熱ボード10の上下端部の仮想線C2、C3上と左右端部に配する。
柱材と間柱材との離隔距離は、特別な場合を除き、建築の伝統的な慣習として略一定であるから、隣接する左右の位置マーカー30同士の離隔寸法も、略一定に設定することが出来る。例えば、455mmと設定する等である。
位置マーカー30を円で示す場合は、左右の離隔寸法は、円の中心をもって計測する。
位置マーカー30は、当該箇所から固定金具(ビス等)を打ち込んだときに、裏面の排水溝20から外れた位置に固定金具の先端が位置するよう、互いに位置が重ならないように左右に位置ずれさせて配設する。固定金具が排水溝20に突き出ると、排水溝20を介して下方に流れる水の流動を阻害するからである。
従って、かかる構成によれば、図3に示すように、柱材7−1、間柱材7−2の外側に断熱ボード10を固定する場合に、位置マーカー30を目印として、ビス等の固定金具8を打ち込むことが出来るため、作業効率が確実に向上する。柱材7−1と間柱材7−2の位置を、スケールで計測判断する等の手間が省けるからである。固定金具8の打ち込みミスも防止できる。
また、断熱ボード10は、透湿防水シート6と当接する裏面に排水溝20を備えるので、結露水や経年劣化等に起因する浸入水を下方に案内して排出できるので、透湿防水シート6に接する接着面の剥離を防止することが出来る。なお、9は発泡樹脂材、Qは、石膏ボード、樹脂シート、気密シート等からなる内側材である。
本考案に係る断熱ボード(10)は、結露水等の排出によって経年使用における剥離を防止することを主目的とするので、位置マーカー(30)は必ずしも設ける必要はない。また、上下段の断熱ボード(10)は、図4に示すように、左右に位置ずれさせた千鳥状でも良いが、上下に位置する排水溝(20)は必ず連続するように配する。排水性能を担保するためである。Bは、基礎である。
6 透湿防水シート
7−1 柱材
7−2 間柱材
8 固定金具
9 断熱材
10 断熱ボード
11 ポリスチレンフォーム材
14 樹脂系ベースモルタル
20 排水溝
30 位置マーカー
B 基礎
C1 (断熱ボード10の上下中央を示す)仮想線
C2 (断熱ボード10の左右中央を示す)仮想線
C3 (断熱ボード10の左右端部とC2の左右中央を示す)仮想線
E 上下端部
Q 内側材

Claims (2)

  1. 正面略方形を呈するポリスチレンフォーム材の片側表面に樹脂系ベースモルタルを設けた断熱ボードにおいて、
    前記樹脂系ベースモルタルを設けた面を断熱ボードの表面側としたときに、
    前記断熱ボードの裏面側に、上下端部を連絡する排水溝を複数形成したことを特徴とする断熱ボード。
  2. 樹脂系ベースモルタルの表面に、
    固定金具の打込位置を示す位置マーカーを設けるとともに、
    当該位置マーカーは、
    ポリスチレンフォーム材の裏面側に設けた排水溝の位置から左右いずれかに位置ずれをさせた箇所に設けることを特徴とする請求項1記載の断熱ボード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102003327B1 (ko) * 2018-12-27 2019-07-24 극동크리트 주식회사 습식 불연 외장 단열 마감 공법

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