JP3199026U - 吸水フィルタ - Google Patents

Abstract

【課題】耐久性、信頼性、修繕性が向上する吸水フィルタを提供する。【解決手段】フィルタは、ケース１と、ポンプ吸引のために主流路４内へ流体を提供するための中央流出路を備えた、機械的に接続される取り外し可能なキャップと、ケースとキャップとの間に設置される円筒状のフィルタネットとを含む。ケースは、孔があけられた中空の先端切断コーンとして吸引側に設置され、大きい方の基部の周縁に沿って、ネットの端部のための全方位にわたる非矩形の溝が設けられ、又、縦方向に延びるネットの周端部を配置するための２つの平行な直線状の溝を内部に備えた弓状の壁部材と、ねじ部材のための捩じ込み固定穴を有する支柱とを備える。キャップは、円筒状の貫通孔を備えた接続管として形成される。ケース及びキャップはプラスチック製であり、ネットは、鋼鉄を切って形成される。【選択図】図１

Description

本考案は、流体（hidro）機械技術、具体的には、主流路のポンプの吸水に利用できるフィルタに関するものである。このフィルタの主な目的は、吸い込みの主流路と形式的なポンプ（superficial pump）とを、粗目の機械的不純物から保護することである。

ケースと、流入口及び流出口の付属品と、長手方向に移動可能に設置されるフィルタ部材と、コーンとして形成されると共に、流入口及び流出口の付属品の異なる側から旋回するように取り付けられる首部（firings）とを含む、フィルタが存在する。フィルタ部材は、首部と共に、スレッドスイッチ（thread switch）及び後座バルブ（back-seating valve）として機能する（旧ソビエト連邦特許第１６９９５２３号公報参照）。

又、管継手（nipple）を備えると共にスプライン加工された（castellated）管と、該管に挿入される隣接する端部を備えてリング状に形成されたフィルタ部材と同軸状に配置されるねじ部材とを含む、ホール（hole）フィルタが存在する。リングの一方又は双方の端部には、フィルタの処理性能を改善するために、横方向又は接線方向にローレット加工された機具（knurling tool made crosswise or tangentially）が存在する（ロシア特許第２３６４７０９号公報参照）。

管のような基部を備えるフィルタカバーと、ピボットとしての側面部材と、側面部材のための外部溝及び基部と共に側方流路を形成する内部溝が設けられた圧力リングと、を含むホールフィルタがある。側面部材は、直角三角形のようなピボットから形成され、この直角三角形は、その脚部が、フィルタカバーの外径を成し、鋭角部が、片側拡張部（one-side expansion）を形成すると共に、濾過された媒体の直接的な流れを提供している、通路（galleries）内に納まっている（ロシア特許第２２８４４０８号公報参照）。

水を受けるための接線方向のソケット（tangential socket）を備えた円筒部を有するケースと、不純物が取り除かれた水を移動するためのソケットを備えたカバーと、フィルタを洗浄するためのバルブを備えた円錐部とを含む、マイン（mine）フィルタが存在する。それは、円錐部の上端に設置されており、又、ケース内部に同軸に配置されると共にケース上端の円錐部に向かって小さくなる円形空間を形成している内部キャビティを備えた、適合するフィルタ部材を備えている。浄化された水を移動するためのバルブは、フィルタ部材の内部キャビティと結合されている（ロシア特許第３７３８６号公報参照）。

同心円状に配置されるキーケースとフィルタカバーとを含む、ホールフィルタが存在する。カバーは、少なくとも１層の排水網コーティングと、２層のフィルタ網コーティングと、乱流被覆（derange one）と等しい外部保護ネット被覆とを含んでいる。この場合、断面円形の抜きピボット（steal pivots）により形成される枠組は、フィルタカバーのための基準ケースとして利用される。それらのうちの１つは、ピボットの中心が固定フィルタカバーネットを示す（meant for）までの、放射形状の溝を有している。ピボットは、直接接触の要領通りに（to direct-contact outlines）、結合のための管継手を備えた２つの鋼製支持円筒部と、ピボット設置のために断面円形の棒を曲げて形成される鋼製支持リングとに対して、固定及び溶接される。フィルタカバーの上記のピボットネットは、放射状溝を備えるピボットについて対称的に、ネットの端部が重複して巻き付けられている。そして、フィルタカバーは、支持ケースと結合される（ロシア特許第２４３３２５１号公報参照）。

管状ネットと、ばねのような支持ケースとを含む膜フィルタが存在し、スリーブネットは、フランジ状の分岐部上で一端が固定され、ワイヤによる吸い込み解体指示コーン（intake dismantling director cone）のブッシュ上で他端が固定されるが、分岐部とブッシュとには穴が形成されている。それは、ばねのように形成された支持ケース上に設置されており、フィルタが、内部円筒面の斜軸を備える流路内へ設置されることを保証する。馬形状（horse-shaped）ネットが、布を重ねて作られており、ばねの段に対応する段状に、クリップにより縫い込まれている。吸い込み解体指示コーンは、２つの部位を有しており、指示コーンとブッシュとの間にねじ山が設けられ、そこには事前に管状ネットが固定される（ロシア特許第２３５９７３８号公報参照、試作品（prototype））。

旧ソビエト連邦特許第１６９９５２３号公報 ロシア特許第２３６４７０９号公報 ロシア特許第２２８４４０８号公報 ロシア特許第３７３８６号公報 ロシア特許第２４３３２５１号公報 ロシア特許第２３５９７３８号公報

それら従来既知のフィルタの短所は、フィルタ部材の接続の複雑さ、乏しい修繕性、及び、不純物に対する過剰な感度が原因の脆弱なポンプ防護性に帰するものである。有用な本考案の技術的な狙いは、効果的な吸水フィルタを作り出すと共に、吸水フィルタの処理量を向上することである。

処理性能を保証する技術的な成果は、接続構造の単純化と、修繕性の改善とにあり、更に、ケース及びネットを洗浄するため、及び、有効なフィルタ面と次のフィルタ洗浄までの動作期間とを増大させることによって、動作の信頼性を向上させるための、ネットの設置及び交換の技術にある。

有用な本考案の本質は、下記内容に属する。本フィルタは、ケースと、ネジ部材により機械的に接続される取り外し可能な栓部と、ケースと栓部との間に設置される円筒状のフィルタネットとを有している。ケースは、孔があけられた中空コーンとして吸引側に形成されており、その大きい方の基部の周縁に沿って、ネットの端部のための全方位にわたる非矩形の溝が設けられている。ケースは、縦方向に延びるネットの周端部を配置するための直線状の溝が、外側から設けられた弓状の壁部材と、上記のねじ部材のための捩じ込み固定穴を備えた支柱とを有している。キャップは、直列状の接続管として形成されており、フランジ部及びポンプの吸引のために流体を供給するための流出路を備えている。フランジ部の周囲に沿って、ネットのもう一方の端部を配置するための非矩形の溝が設けられており、又、ケースの支柱の穴へねじ部材を配置するための導入孔を備えている。

好ましくは、ケースとキャップとがプラスチック製であり、ネットが鋼製であり、中空の移送コーンが、膜状部を備えると共に、膜状部によって、円形孔が設けられた４つの部位へ分割されており、支柱が膜状部と共に機能し、支柱の１つが弓状の壁部材と共に形成され、ねじ部材のための、ケースの支柱の固定穴は、有底の穴として形成される。

形式的なポンプ又は自動式ポンプステーション「Ｄｊａｍｂｏ」の、吸水フィルタの吸引路を示す設置図である。 組み付け可能なフィルタを示している。 キャップが取り外されて移動された、図１に従うフィルタを示している。 フィルタケースのコーンを内部から示した図である。 図４の符号Ａ−Ａ線における断面図である。 ケースの側面図である。 フィルタキャップを示している。 図８の符号Ａ−Ａ線における断面図である。 フィルタネットを示している。

本考案に関連するフィルタは、機械的に接続されるケース１と取り外し可能なキャップ２とを含んでおり、キャップ２は、ポンプ（図示省略）の吸引のために中央路４内へ水を供給するように、中央流出路３が設けられており、ケース１とキャップ２との間に、円筒状フィルタネット５が設置されている。ケース１は、孔があけられた中空の先端切断コーン６としての吸い込み管から作られており、その大きい方の基部の周縁に沿って、ネット５の端部のための全方位にわたる非矩形の溝７が設けられており、又、軸方向に延びるネット５の周端部のための平行な直線状の２つの溝９を内部に備えた、短い弓状の壁部材８と、ねじ部材１１のための固定穴を端部に有する支柱１０とを備えている。キャップ２は、直列状の接続管（図示省略）として形成されており、貫通した（reach-through）円柱状の穴３と、接続管の周囲に設けられたフランジ部１２とを備えている。フランジ部１２は、その周縁に沿って、ネット５のもう一方の端部を配置するための全方位にわたる非矩形の溝１４が設けられており、又、ケース１の支柱１０の穴へねじ部材（ねじ）１１を配置するための導入孔１５を備えている。溝７、９、１４は、ネット５の端部を全周に沿って据え付けるための、連続的な形状を形成する。

ケース１及びキャップ２は、プラスチックで形成され、ネット５は、展開された状態で断面長方形状に、鋼鉄で形成される。
ケース１の中空コーン６は、膜状部１６により、複数の円形孔が設けられた４つの部位へ分割されて図示されている。
支柱１０は、膜状部１６と共に形成されている。

支柱１０の１つは、溝７の終了位置にある弓状壁部材８と共に機能する（performed）ことができる。
ねじ部材１１のための、ケース１の支柱１０の固定穴は、有底の穴として形成されている。
フィルタの出口部分の背圧バルブ１８は、ポンプ（図示省略）の吸引のために主流路４内へ流体を供給するように設置されている。

本吸入フィルタは、下記のように作用する。
ネット５の端部は、溝７、９、１４内に設置され、ねじ部材１１は、孔１５を通過して、ケース１の支柱１０の穴へ捩じ込まれる。これにより、フィルタの組み付けと、ネット５の円筒形状での固定とが確保される。
接続管であるキャップ２によって、フィルタは、形式的なポンプ又は自動式ポンプステーション「Ｄｊａｍｂｏ」の、吸引主流路４の背圧バルブ１８（ポートサイズが１インチ）と連結されている。フィルタと背圧バルブ１８とは、水位（模範的に（mirror））１７よりも下に位置している。

ポンプの作動中、流体は、コーン６の貫通孔とネット５の孔とを通して（trough）吸い込まれる。ケース１の下方部の円錐形状（コーン６）は、主流路の組み付けが不十分であり、背圧バルブ１８がネットと共に適度に下方へ配置されている場合であっても、可能な限りの吸引面積を利用することができるものである。
フィルタのネット５の排出面積は、典型的な構造の多くの場合に大きいものである。このため、ポンプは、散水口（rose）５がその特性を失わずに部分的に閉塞し、又、ポンプの原動部が過負荷状態に陥る場合であっても、適切に水を吸い上げることができる。

閉塞した場合、フィルタは、適切に洗浄される。そのために、ねじ１１が支柱１０から迅速に外され、キャップ２とケース１とが分離されて、ネット５が手作業で洗浄される。
フィルタネット５は、４つのねじ１１（典型的な挿入の代わりに）で固定及び取り外しされるため、フィルタを分解して洗浄（又はこれに代わるもの）することが可能となり、装置の使用期間が増加し、修繕性が改善される。

言及した特徴は、上述した簡単な構造のフィルタの、信頼性、耐久性、修繕性を向上させるものである。

本考案は、産業で広範囲に利用される多目的な装備と共に例示されている。

１：ケース、２：キャップ、３：中央流出路、５：フィルタネット、６：コーン、７：非矩形の溝、８：弓状の壁部材、９：直線状の溝、１０：支柱、１１：ねじ部材、１２：フランジ部、１４：非矩形の溝、１５：導入孔、１６：膜状部

Claims (6)

1. ケースと、複数のねじ部材により接続される取り外し可能なキャップと、前記ケースと前記キャップとの間に設置される円筒状のフィルタネットと、を含むフィルタであって、
   前記ケースは、孔があけられた中空の先端切断コーンとして吸引側に設置され、その大きい方の基部の周縁に沿って、前記ネットの端部のための全方位にわたる非矩形の溝が設けられており、又、縦方向に延びる前記ネットの周端部を配置するための直線状の溝を内部に備えた弓状の壁部材と、前記ねじ部材のための捩じ込み固定穴を有する複数の支柱とを備え、
   前記キャップは、ポンプ及びフランジ部の吸引のために流体を供給する流出路を備えた、直列状の接続管として形成されており、前記フランジ部は、周縁側の表面上に、前記ネットのもう一方の端部のための全方位にわたる非矩形の溝が設けられており、又、前記ケースの複数の支柱の前記穴へ前記ねじ部材を配置するための、複数の導入孔を備えていることを特徴とするフィルタ。
2. 前記ケースと前記キャップとがプラスチック製であり、前記ネットが鋼製であることを特徴とする請求項１記載のフィルタ。
3. 前記中空のケースコーンは、膜状部を備えると共に、該膜状部により、複数の円形孔が設けられた４つの部位へ分割されていることを特徴とする請求項１又は２記載のフィルタ。
4. 前記複数の支柱が、前記膜状部と共に形成されていることを特徴とする請求項３記載のフィルタ。
5. 前記複数の支柱のうちの１つが、前記弓状の壁部材と共に形成されていることを特徴とする請求項３記載のフィルタ。
6. 前記ねじ部材のための、前記ケースの支柱内の前記固定穴が、有底の穴として形成されていることを特徴とする請求項１、２、４、５のいずれか１項記載のフィルタ。

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