JP3198899U - カバールーフ用曲げ棟部材 - Google Patents

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哲夫 野田
哲夫 野田
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大和スレート株式会社
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Abstract

【課題】歩行しても変形、損傷は生じることがなく、施工時の行動が制約されることがなくなり、施工効率を向上させることができるカバールーフ用曲げ棟部材を提供する。【解決手段】カバールーフ用曲げ棟部材1は、カバールーフ6と同様の曲率で頂面をアール状に形成され、そのカバールーフ6の棟部分の上面に重合され、カバールーフ6を貫通し、母屋C鋼4に締結部材により固着され、カバールーフ6の凹凸に適合するピッチで凹凸部分を連続して一体成形している。凹部分には曲げ方向と直交する複数の溝7が平行に形成され、その溝7は凹部分と隣接する凸部16の側壁面まで延設されている。【選択図】図1

Description

本考案はカバールーフ用曲げ棟部材に関するものである。
従来、屋根の改修として、既設のスレートの上にカバールーフを重合させる施工が実施されている。このカバールーフを用いた場合、屋根の勾配の頂部となる棟部分は、カバールーフが勾配に沿った角度を形成した屈曲状態となり、その棟部分に補強として平棟又は山棟部材を重合設置するにしても、その平棟又は山棟部材は屈曲部分が上端の尖ったものとなっていた。
そして、カバールーフは棟部分では連結されているものではなく、間隔が形成されているため、平棟又は山棟部材の屈曲部分は上端の尖った下方が空隙となり、負荷に対して脆弱なものとなっており、施工時に作業者が上面を歩行した際の加重でも変形損傷してしまう虞を有していた。
また、平棟又は山棟部材が前記した形状のため、施工後の屋根の外観が鋭利なものとなり、一体性を欠如し、美感を損ない違和感が生じてしまうものとなっていた。
出願人は、本願考案について、先行技術文献を調査したが、格別に本願考案と関連し、類似すると思われる文献は発見できなかった。
本考案が解決しようとする問題点は、従来、カバールーフを施工した際に、棟部分に設置される平棟又は山棟部材は強度が弱く、作業者の歩行等でも変形してしまうため、作業者の行動、移動範囲が制約され、著しく施工効率が悪くなってしまうという点であり、また、屋根としての美感を損なってしまうという点であり、耐風強度にも劣っていたという点である。
上記した問題点を解決するため、本考案に係るカバールーフ用曲げ棟部材は、カバールーフと同様の曲率で頂面をアール状に形成され、そのカバールーフの棟部分の上面に重合され、前記したカバールーフを貫通し、母屋C鋼に締結部材により固着され、カバールーフの凹凸に適合するピッチで凹凸部分を連続して一体成形していることを特徴とし、前記した凹部分には曲げ方向と直交する複数の溝が平行に形成され、その溝は該凹部分と隣接する凸部の側壁面まで延設されていることを特徴としている。
前記した締結部材は複数のボルトあるいは留めビスとし、その締結部材の引き抜き強度は一本あたり485kg(=4.488ニュートン)としてあることを特徴とし、前記した締結部材は凸部分の頂面から挿通螺着されることを特徴とし、ガルバリウム鋼板によって成形されていることを特徴としている。
本考案に係るカバールーフ用曲げ棟部材は上記のように構成されている。そのため、カバールーフと密な重合構造となり、加えて複数の溝によってリブも構成され、加重強度が担保されることとなる。従って、この曲げ棟上を歩行しても変形、損傷は生じることがなく、施工時の行動が制約されることがなくなり、施工効率を大きく向上させることができる。
また、カバールーフと密に重合する同一形状デザインのため、外観の美感を得ることができ、さらには、耐風強度も飛躍的に向上し、強風にも十分対応することができるものとなっている。
本考案に係るカバールーフ用曲げ棟部材を施工した状態を示す正面図である。 同じく斜視図である。
図面として示し、実施例で説明したように構成したことで実現した。
次に、本考案の好ましい実施の一例を図面を参照して説明する。これらの図にあって1は本考案を実施したカバールーフ用曲げ棟部材を示しており、この曲げ棟部材1はガルバリウム鋼板によって成形されている。
一方、図中2は既存梁天を示し、この既存梁天2上に既存大波スレート3が、既存母屋C鋼4、4に対し、フックボルト5、5によって固着されている。このフックボルト5、5の余長は切断除去されている。また、既存大波スレート3の中央部位は屈曲されて大波曲げ棟3aとなっている。
さらに、この大波スレート3上には、ガルバリウム鋼板製のカバールーフ6、6‥が新設重合され、このカバールーフ6、6は棟部分ではスペースSをもって設置される。そして、このカバールーフ6、6は棟部分と直交する方向に凹凸が適宜ピッチで連続形成されたものとなっている。
本考案を実施したカバールーフ用曲げ棟部材1は、前記したカバールーフ6、6上に密に重合して設置される。即ち、この曲げ棟部材1には、カバールーフ6、6の凹凸と合致する凹部1a及び凸部1bが所要ピッチで連続して形成されており、カバールーフ6、6の凹部に対して凹部1aが、凸部に対して凸部1bが適合して重合されるものとなっている。本実施例では凹部1aを五つで、凸部1bを六つ有する形態となっている。
このカバールーフ用曲げ棟部材1の屈曲部、即ち、棟対応部分には、この曲げ棟部材1の長さ方向と直交して複数(本実施例では4つ)の溝7、7‥が凹部1aから隣接する凸部1bの側壁面にかけて形成されている。この溝7、7‥によって屈曲部分には補強リブ7a、7a‥が溝7、7‥間に構成され、一層の強度を確保している。
このカバールーフ用曲げ棟部材1は一つ置きの凸部1bの上面から比較的長尺の専用ボルト8、8‥によって固着されている。この専用ボルト8、8‥はカバールーフ6を貫通し、母屋C鋼4に止着されるものとなっており、一枚の曲げ棟部材1に対し、この専用ボルト8、8‥は八本が使用される形態となっている。また、一部は、カバールーフ6に対し、留めビス9、9‥で係止されている。
前記した専用ボルト8は一本当たりの引き抜き強度が458kg(=4.488ニュートン)に設定されており、計八本で3.664kg(=35.907ニュートン)となる。参考として鹿児島県指宿地区の風圧力は、屋根一般部風圧力が2.142ニュートンとなっており、この数倍の耐風強度を担保していることとなり、そのため風圧力による変形は一切生起することがない。
また、このカバールーフ用曲げ棟部材1とカバールーフ6の間には防水シール10、10が介在され、雨水の侵入を防御している。
本実施例に係るカバールーフ用曲げ棟部材1は上記のように構成されている。本実施例ではこのカバールーフ用曲げ棟部材1の素材をガルバリウム鋼板としたが、これにこだわるものではなく、ステンレスやアルミニウムあるいは強化プラスチック(FRP)等の素材で成形することも勿論可能である。
1 カバールーフ用曲げ棟部材
1a 凹部
1b 凸部
2 既存梁天
3 既存大波スレート
3a 大波曲げ棟
4 母屋C鋼
5 フックボルト
6 カバールーフ
7 溝
7a 補強リブ
8 専用ボルト
9 留めビス
10 防水シール
S スペース

Claims (5)

  1. カバールーフと同様の曲率で頂面をアール状に形成され、そのカバールーフの棟部分の上面に重合され、前記したカバールーフを貫通し、母屋C鋼に締結部材により固着され、カバールーフの凹凸に適合するピッチで凹凸部分を連続して一体成形していることを特徴とするカバールーフ用曲げ棟部材。
  2. 前記した凹部分には曲げ方向と直交する複数の溝が平行に形成され、その溝は該凹部分と隣接する凸部の側壁面まで延設されていることを特徴とする請求項1に記載のカバールーフ用曲げ棟部材。
  3. 前記した締結部材は複数のボルトあるいは留めビスとし、その締結部材の引き抜き強度は一本あたり485kg(=4.488ニュートン)としてあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカバールーフ用曲げ棟部材。
  4. 前記した締結部材は凸部分の頂面から挿通螺着されることを特徴とする請求項1から3のうち1項に記載のカバールーフ用曲げ棟部材。
  5. ガルバリウム鋼板によって成形されていることを特徴とする請求項1から4のうち1項に記載のカバールーフ用曲げ棟部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110080555A (zh) * 2019-04-15 2019-08-02 内乡县县衙博物馆 一种古建筑房骨架的矫正复位装置

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