JP3198688U - ペット用給水器 - Google Patents

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将之 加藤
将之 加藤
愛子 福島
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Abstract

【課題】多孔質材の再利用を防止し、ペットの健康管理を適切に行うことができるペット用飲料器を提供する。【解決手段】開口52を有し飲料水が充填される容器本体51と、開口より小さな外形寸法を有し容器本体内に充填される多孔質材6と、開口に取り付けられ、多孔質材の開口からの飛び出しを防止するキャップ体2と、を具備し、キャップ体は、開口から容器本体内に挿入され、容器本体内へ押し込み可能に取り付けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば犬猫等のペットが摂取する水を保持するためのペット用給水器に関する。
従来、この種のペット用給水器としては、例えば下記特許文献1に記載のペット用給水器2が知られている。本ペット用飲料器2は、例えば市販されている500ml入りのペットボトル飲料用の空ペットボトル等からなる給水具5を用い、給水具5の給水口52に、多孔質材6の外径寸法より小さな内径寸法の挿通口15を有するキャップ体1を取り付けて、給水具5内に充填した多孔質材6の給水器本体3、特に給水管38の目詰まりを防止する構成となっている。
実用新案登録第3194264号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のペット用飲料器2は、市販されている500ml入りの空ペットボトル等を給水具5として用いるため、用いるペットボトルの種類等によっては、給水口52の内径寸法や外径寸法が若干異なるものが存在している。このため、これら内径寸法や外径寸法が異なるペットボトルに対応させ、内径寸法や外径寸法が異なる複数種のキャップ体1を予め用意しておく必要がある。
また、給水器本体3から給水具5を取り外した後、給水具5の給水口52に取り付けられているキャップ体1を取り外すことによって、給水具5の容器本体51に充填されている多孔質材6を、給水具5の給水口52から取り出すことができるため、多孔質材6の詰め替えが可能である。したがって、すでに効果が望めない多孔質材6や、バクテリアが繁殖等した不衛生な多孔質材6等を再利用し、これら多孔質材6を何度も使用でき、飲料水Wを与える犬猫等のペットの適切な健康管理が行えないおそれがある。
そこで本考案は、従来技術における上記問題を解決し、多孔質材の再利用を防止し、ペットの健康管理を適切に行うことができるペット用飲料器を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、請求項1にかかる本考案は、開口を有し飲料水が充填される容器本体と、前記開口より小さな外形寸法を有し前記容器本体内に充填される多孔質材と、前記開口に取り付けられ、前記多孔質材の前記開口からの飛び出しを防止するキャップ体と、を具備し、前記キャップ体は、前記開口から前記容器本体内に挿入され、前記容器本体内へ押し込み可能に取り付けられている、ことを特徴とするペット用給水器である。
そして、このように構成したことにより、容器本体内に充填された多孔質材を、容器本体から取り出す場合、容器本体の開口に取り付けられているキャップ体を容器本体内へ押し込まなければならない。すなわち、キャップ体を容器本体の開口から容器本体外へ取り外すことができず、キャップ体を容器本体の開口に再び取り付けることができない構成になっている。この結果、例えば、容器本体内から多孔質材を取り出して洗浄等してから、洗浄等した多孔質材を再度容器本体に充填して再利用することを防止できる。よって、長期間の使用等に基づいた、すでに効果が望めない多孔質材や、バクテリアが繁殖等した不衛生な多孔質材等の再利用を防止できるから、多孔質材とともに容器本体内に充填した飲料水を与えるペットの適切な健康管理が可能となる。
請求項2は、請求項1のペット用給水器において、前記キャップ体は、前記容器本体の開口の内径寸法に等しい外径寸法を有する筒状の取付筒部と、前記多孔質材より小さな複数の通水口を有し前記取付筒部の先端側に設けられた筒状の通水筒部と、前記通水筒部の先端側を覆う隔壁部と、を備える、ことを特徴とする。
そして、このように構成したことにより、キャップ体を容器本体の開口に取り付けた状態で、例えばキャップ内の内径寸法より小さな外径寸法を有する棒状体の先端側をキャップ体に挿入する。そして、この棒状体の先端部をキャップ体の隔壁部に接触させ、キャップ体の隔壁部を棒状体の先端部で押すことによって、キャップ体を容器本体内に押し込むことができる。したがって、ペット用給水器を廃棄等する際に、容器本体内から多孔質材を取り出すための作業を容易にできるため、キャップ体を容器本体の開口から容器本体外へ取り外すことができないペット用給水器であっても、容器本体からの多孔質材の取り出しを容易にできる。
請求項3は、請求項2のペット用給水器において、前記キャップ体の隔壁部には、前記多孔質材の幅寸法より小さな幅寸法を有する通水溝部が設けられている、ことを特徴とする。
そして、このように構成したことにより、キャップ体の隔壁部の通水溝部は、多孔質材を通過させず飲料水のみを通過させるため、キャップ体を介した容器本体の開口からの飲料水の供給量をより確保することができる。
請求項4は、請求項2または3のペット用給水器において、前記キャップ体の隔壁部の中心位置には、前記キャップ体を前記容器本体内へ押し込むための押圧壁部が設けられている、ことを特徴とする。
そして、このように構成したことにより、例えばキャップ体の内径寸法より小さな外径寸法を有する棒状体の先端側をキャップ体に挿入して、キャップ体の隔壁部の中心位置に設けられた押圧壁部を押すことによって、キャップ体を容器本体内に容易に押し込むことができる。よって、キャップ体を容器本体の開口から容器本体外へ取り外すことができないペット用給水器であっても、容器本体からの多孔質材の取り出しをより容易にできる。
請求項5は、請求項1〜4のいずれかのペット用給水器において、前記容器本体は、一端側に前記開口が設けられた膨出部と、前記膨出部の他端側に設けられ前記膨出部の他端部より外形寸法が大きな保持部とを有し、前記膨出部には、断面凹状の強度保持部が前記膨出部の周方向に亘って設けられ、前記保持部は、径方向断面X状に形成されている、ことを特徴とする。
そして、このように構成したことにより、容器本体の膨出部により、容器本体内への飲料水の充填量を確保でき、容器本体の開口を上方に向けた状態で、容器本体の保持部に多孔質材が保持された状態となる。また、膨出部の強度保持部により、膨出部の強度が確保され、保持部が径方向断面X状としたことにより、保持部の強度を確保できつつ美観が向上する。
請求項6は、請求項1〜5のいずれかのペット用給水器において、前記多孔質材は、前記飲料水を浄化する機能を有する球状のセラミックボールである、ことを特徴とする。
そして、このように構成したことにより、飲料水とともに容器本体内に充填されたセラミックボールによって、容器本体内の飲料水を浄化することができる。よって、容器本体に飲料水を充填した状態で、例えば気温が高い環境下で長時間に亘って放置した場合等に生じる、容器本体内の飲料水の水質悪化を防止できる。また同時に、球状のセラミックボールとしたことにより、容器本体へ充填する際や、容器本体から取り出す際の多孔質材の取扱いが容易になる。
本考案によれば、容器本体の開口に取り付けられているキャップ体を容器本体内へ押し込まなければ、容器本体内に充填された多孔質材を、容器本体から取り出すことができない。よって、多孔質材を再度容器本体に充填して再利用できず、効果が望めない多孔質材や不衛生な多孔質材等の再利用を防止でき、容器本体内に充填した飲料水を与えるペットの適切な健康管理が可能となる。そして、前述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明より明らかにされる。
本考案の一実施形態に係るペット用給水器を示す正面図である。 上記ペット用給水器を示す底面図である。 上記ペット用給水器のキャップ体を示す図で、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は断面図である。 上記ペット用給水器を給水器本体に取り付けた状態を示す断面図である。 上記ペット用給水器の使用状態を示す斜視図である。 上記ペット用給水器を他の給水器本体に取り付けた状態を示す断面図である。
本考案の一実施形態に係るペット用給水器1について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、本考案の一実施形態に係るペット用給水器1を示す正面図である。図2は、ペット用給水器1を示す底面図である。図3は、ペット用給水器1のキャップ体2を示す図で、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は断面図である。図4は、ペット用給水器1を給水器本体3に取り付けた状態を示す断面図である。図5は、ペット用給水器1の使用状態を示す斜視図である。
本一実施形態に係るペット用給水器1は、図5に示すように、例えばペット用のゲージAに取り付けるための給水器本体3に取り付けられて用いられる。給水器本体3は、市販されている一般的な500ml用のペットボトルを取り付けて用いるペットボトル用ドリンクホルダである。給水器本体3には、図4に示すように、給水器本体2をゲージAに固定するための取付ねじ4が取り付けられている。給水器本体3は、取付ねじ4を取り付けるための本体部31を有する。本体部31の一側部には、ペット用給水器1を保持するための保持部32が設けられている。本体部31の他側部、すなわち保持部32が設けられている側の反対側には、平坦な接触面部33が設けられている。接触面部33の中心位置には、内周面にねじ溝、すなわち雌ねじ34が形成された取付凹部35が設けられている。
取付ねじ4は、略円盤状の基部41を有する。基部41の一側面である外側面には、基部41を周方向に回転させる際に使用者が把持するためのつまみ42が設けられている。基部41の他側面、すなわちつまみ42が設けられている側の反対側である内側面の中心位置には、外周面にねじ溝、すなわち雄ねじ43が形成された略円柱状のねじ部44が同軸上に突設している。ねじ部44は、給水器本体3の取付凹部35に取り外し可能にねじ止めできる形状となっている。
図1〜図4に示すように、ペット用給水器1は、給水器本体3に着脱可能に取り付けられる給水具としての給水ボトル5と、給水ボトル5に充填する多孔質材6と、給水ボトル5の給水口52に取り付けられたキャップ体2とで構成されている。なお、キャップ体2、給水器本体3および取付ねじ4のそれぞれは、合成樹脂製である。
給水ボトル5は、例えばPET製の給水容器であって、有底円筒状の容器本体51を有する。容器本体51の軸方向の一端部(図1の上端部)は縮径しており、この縮径した一端部の中心位置には、容器本体51に飲料水W等を充填または放出するための略円筒状の開口である給水口52が同軸上に設けられている。給水口52の外周面には、ねじ溝、すなわち雄ねじ53が形成されている。給水口52には、未使用状態において給水ボトル5の給水口52を閉塞するための蓋体8が取り外し可能に取り付けられている。蓋体8は、給水口52より大きな外径寸法の蓋本体81と、蓋本体81の周縁に連続して設けられた円筒状の縁部82とを有する。縁部82の内周面には、給水口52の雄ねじ53に螺合可能な雌ねじ83が設けられている。蓋体8は、未使用状態においてペット用給水器1の給水口52に取り付けられ、ペット用給水器1に飲料水Wを充填して使用する際に給水口52から取り外される。
容器本体51の給水口52の基端側、すなわち容器本体51の一端側には、円弧面状に外周面を膨出させた膨出部54が設けられている。膨出部54は、給水口52の基端側から容器本体51の軸方向の中心位置より他端側までに亘った部分に設けられ、一端側の曲率よりも他端側の曲率が小さい逆雫型に形成されている。膨出部54の基端側は、給水口52の内径寸法より大きな内径寸法に形成されている。膨出部54の外周面には、周方向に亘って断面凹状の強度保持部としての強度保持凹部55が設けられている。強度保持凹部55は、膨出部54の径方向における強度を確保する目的で、複数、例えば3本設けられている。各強度保持凹部55は、容器本体51の軸方向に向けて等間隔に離間した位置に、容器本体51の周方向に亘って環状に設けられている。
容器本体51の他端側、すなわち膨出部54の基端側には、給水ボトル5の給水口52を上方に向けた状態で、給水ボトル5に充填した多孔質材6を収容させるための保持部としての収容部56が設けられている。収容部56は、図2に示すように、膨出部54の他端部より外形寸法が大きな平面視X状に形成されており、互いに直交する方向に突出した計4つの収容突部57を有する。各収容突部57は、それぞれ平面視凸状に形成され、給水ボトル5の基端側を下方にして平坦な面に載置させた際に、給水ボトル5を自立可能とさせるように、それぞれの底面が平坦状に形成されている。各収容突部57は、多孔質材6を挟まないように、多孔質材6の外径寸法より大きな幅寸法に形成され、給水ボトル5の美観を向上させている。収容部56の底部の中心位置、すなわち各収容突部57のそれぞれが連結されている部分の底部側の中心位置には、断面凸状のプリフォームである底上げ部58が設けられている。底上げ部58は、給水ボトル5の給水口52を上方に向けて平坦な面に載置させた際に、各収容凹部57の内部へ多孔質材6を移動させて収容させる機能を有するとともに、収容部に充填された多孔質材の容量を視覚的に多く見せる機能(嵩上げ機能)を有する。
キャップ体2は、給水ボトル5内に充填された多孔質材6による給水口52の通過を阻止し、この給水口52からの多孔質材6の飛び出しを防止しつつ、給水ボトル5内に充填した飲料水Wのみの給水口52の通過を可能とする通水フィルタである。キャップ体2は、図3に示すように、略有底円筒状に形成されている。キャップ体2は、給水ボトル5の給水口52の内径寸法に等しい外径寸法を有する円筒状の取付筒部21と、取付筒部21の一端側である先端側に同心状に連通して設けられた筒状の通水筒部22と、通水筒部22の一端側である先端側を覆う平坦な隔壁部23とを有する。
取付筒部21は、径方向における弾性変形を抑制する目的から通水筒部22の肉厚より厚い肉厚に形成されており、取付筒部21の他端である基端側の縁部を、給水ボトル5の給水口52の開口側の縁部に沿わせた状態として、給水口52に嵌合されて取り付けられている。通水筒部22は、図3(b)に示すように、径方向断面正六角形状に形成されている。通水筒部22の計6つの側面部24のそれぞれには、各多孔質材6の外径寸法より小さな大きさの通水口25が設けられている。
各通水口25は、多孔質材6の通過を阻止する形状であればどのような形状であってもよいが、例えば図1および図3に示すように水滴型に形成されている。通水口25は、各側面部24の長手方向、すなわち通水筒部22の軸方向に向けて等間隔に離間した位置にそれぞれ設けられている。2つの側面部24には、計3個の通水口25が設けられている。残りの4つの側面部24には、各側面部24の一端側および他端側のみに通水口25が設けられ、計2個の通水口25が設けられている。これら通水口25は、通水筒部22の一端側、中間部、他端側のそれぞれに、通水筒部22の周方向に沿って設けられている。計2個の通水口25が設けられた計4つの側面部24それぞれの中間部は、平坦面とされ、ペット用給水器1の商品名やロゴ等を表示するための表示部26となっている。
隔壁部23は、通水筒部22の先端側を閉塞する正六角形に形成された本体部27に、多孔質材6の幅寸法、すなわち外径寸法より小さな幅寸法を有する通水溝部28が設けられている。通水溝部28は、例えば略平行四辺形型に形成され、本体部27の隣接する2つの縁部に沿って、複数、例えば2個ほど設けられている。これら計2個の通水溝部28は、本体部27の中心を介して互いに対向する位置に設けられている。このため、本体部27の中心位置は、通水溝部28が設けられずに閉塞されており、キャップ体2を給水ボトル5の容器本体51内へ押し込むための押圧壁部29が設けられている。
すなわち、キャップ体2は、図1に示すように、隔壁部23側から給水ボトル5の給水口52に挿入され、この給水口52に取付筒部21を嵌合させつつ圧入して係止させて取り付けられている。よって、キャップ体2は、例えば割り箸等の棒状体(図示せず)を、給水ボトル5の給水口52へ挿入し、この棒状体の先端部にて隔壁部23の押圧壁部29を、給水ボトル5の底部側へ押圧して取付筒部21を給水ボトル5の給水口52から外し、キャップ体2を給水ボトル5内へ取り外すことができるものの、キャップ体2を給水ボトル5外へ取り出すことができない、押し込みのみ可能な構造となっている。
多孔質材6は、球状のセラミックボールであって、給水ボトル5の容器本体51に飲料水Wとともに複数個が充填され、容器本体51に充填された飲料水Wを浄化、すなわち水質の悪化を防止する機能を有する濾材でもある高性能活水セラミックにて形成されている。多孔質材6は、給水ボトル5の給水口52から充填できるように、給水口52の内径寸法より小さく、具体的には給水口52の内径寸法の2分の1より大きな外径寸法、すなわち外形寸法に形成されている。
多孔質材6は、天然のミネラル、酵素、アミノ酸等を含む海洋性珪藻土にて形成されており、イオン交換作用、殺菌作用および消臭作用を有している。多孔質材6は、飲料水W中に大量の酸素を含ませるとともに、飲料水W中の不純物を吸着分解する天然活水作用を有している。また、多孔質材6は、飲料水W中に種々のミネラルを放出し、飲料水W中での好気性微生物の繁殖を促進させ、飲料水W中のアンモニア等の有害物質を無害化させる。
具体的に、多孔質材6は、海底地層に存在する軟質多孔性古代海洋腐植質とSi18とから成る焼成バイオセラミックであり、軟質多孔性古代海洋腐植質とSi18とを混合し、高圧下で球状に成型した後、電気炉内(1000℃以上)等において焼結することにより成る250m/gの表面積を有する多孔質の物質である。
軟質多孔性古代海洋腐植質は、例えば無水珪酸(SiO)55.00%、アルミニウム(Al)13.00%、酸化鉄(FeO)4.10%、カルシウム(Ca)3.60%、マグネシウム(Mg)1.60%、硫黄(S)1.10%、カリウム(K)0.173%、チタン(Ti)0.160%、リン(P)0.070%、コバルト(Co)0.060%、ナトリウム(Na)0.050%、マンガン(Mn)0.040%、ストロンチウム(Sr)0.007%、バリウム(Ba)0.007%、錫(Sn)0.006%、亜鉛(Zn)0.006%、バナジウム(V)0.003%、ポロリウム(Po)0.003%、ニッケル(Ni)0.002%、銅(Cu)0.001%等の成分を含有する。軟質多孔性古代海洋腐植質は、モンモリロナイト(Na2/3Si(Al10/3Mg2/3)O20・(OH))と同様の成分を有し、表面に負電荷をもつ陽イオン(K、Ca2+、Mg2+、Na等)を吸着し、これら陽イオンを徐々に放出する性質を有している。
多孔質材6は、蒸留循環水内に2時間浸漬させることにより、無水珪酸(SiO)6.6mg/l、アルミニウム(Al)0.76mg/l、鉄(Fe)0.05mg/l、カルシウム(Ca)18mg/l、マグネシウム(Mg)0.64mg/l、カリウム(K)0.68mg/l、チタン(Ti)0.1mg/l、リン(P)0.13mg/l、コバルト(Co)0.01mg/l、ナトリウム(Na)1.7mg/l、マンガン(Mn)0.01mg/l、バリウム(Ba)0.01mg/l、亜鉛(Zn)0.01mg/l、錫(Sn)0.1mg/l、バナジウム(V)0.1mg/l、ニッケル(Ni)0.01mg/l、銅(Cu)0.01mg/lを溶出する。
一方、図4に示すように、給水器本体3の保持部32は、上方が開口した略有底円筒状に形成されている。保持部32の上側の開口は、給水ボトル5の給水口52を着脱可能に接続して固定するための接続口である取付筒部36となっている。取付筒部36の内周面には、ねじ溝、すなわち雌ねじ37が形成されている。取付筒部36は、給水ボトル5の給水口52の外径寸法に略等しい内径寸法に形成され、給水ボトル5の給水口52の雄ねじ53を、取付筒部36の雌ねじ37に取り外し可能にねじ止めできる形状となっている。
保持部32の下部の本体部31側には、保持部32内に貫通する略円筒状の給水管38が取り付けられている。給水管38は、給水ボトル5内に充填した飲料水Wを放出するためのものであり、本体部31側に向けて斜め下方に突出した状態として取り付けられている。給水管38の下端部である先端部には、ステンレス管7がねじ止めされて取り付けられている。ステンレス管7は、先端部が縮径している。ステンレス管7の先端部の中心位置には、小孔状の供給口71が設けられている。ステンレス管7の先端部内には、ボール弁72が取り付けられている。ボール弁72は、ステンレス管7の内径寸法より若干小さく、供給口71の内径寸法より大きな直径を有する球体である。
<利用方法>
次に、上記一実施形態に係るペット用飲料器1の利用方法(使用方法)について説明する。
まず、ペット用飲料器1の給水ボトル5の給水口52から蓋体8を取り外して給水口52を開口させ、この給水口52から給水ボトル5内へ所定量の飲料水Wを充填する。この状態で、蓋体8を再度給水口52へ取り付ける等してから、給水ボトル5を軽く振り、給水ボトル5内の多孔質材6の洗浄(水洗い)を行う。この後、給水ボトル5の給水口52から蓋体を取り外し、給水ボトル5内に充填した飲料水Wを捨て、多孔質材6の初期洗浄とする。
次いで、給水口52から給水ボトル5内へ飲料水Wを充填してから、この給水口52に給水器本体3の取付筒部36を嵌合させつつ、給水器本体3を回転する等して、給水口52の雄ねじ53と取付筒部36の雌めじ37をねじ止めし、給水器本体3を給水ボトル5に取り付ける。
そして、図5に示すように、給水器本体3を取り付けた給水ボトル5の給水口52を下向きにし、ペット用のゲージAの外側から、ゲージAを構成する格子状の線材に、給水器本体3の接触面部33を接触させて、ペット用飲料器1の取付位置を定める。この状態で、ゲージAの内側から取付ねじ4のねじ部44を、給水器本体3の取付凹部35に嵌合させるとともに、取付ねじ4のつまみ42を把持してねじ部44を回転させ、取付ねじ4のねじ部44の雄ねじ43を給水器本体3の取付凹部35の雌ねじ34にねじ止めし、取付ねじ4の基部41と給水器本体3の接触面部33との間にゲージAの線材を締め付けて固定する。
この状態においては、図4に示すように、給水ボトル5に充填した飲料水Wが、給水口52からキャップ体2の通水口25や通水溝部28を通過して、給水器本体3の保持部32内へ流れていき、給水器本体3の保持部32および給水管38内が飲料水Wで満たされた状態となる。なお、ボール弁72の自重によってステンレス管7の供給口71が封止されるため、給水管38内の飲料水Wがステンレス管7の供給口71からこぼれない。このとき、給水ボトル5内の多孔質材6は、自重や飲料水Wの流れにより給水ボトル5の給水口52側へ移動するものの、給水口52に取り付けたキャップ体2の通水口52や通水溝部28を通過できないため、給水ボトル5内に留められた状態となる。
<作用効果>
この結果、例えば犬猫等のペットが給水器本体3のステンレス管7の先端部をなめる等することにより、ステンレス管7内のボール弁72が移動し、ステンレス管7の供給口71が開口し、給水ボトル5内の飲料水Wが供給口71から放出され、飲料水Wを飲むことができる。そして、給水ボトル5内の飲料水Wがステンレス管7の供給口71から放出される場合には、給水ボトル5の給水口52に取り付けたキャップ体2によって、給水口52からの多孔質材6の飛び出し、すなわち流出を阻止しつつ、給水ボトル5内の飲料水Wのみを通過させて給水器本体3に供給できる。したがって、給水ボトル5の給水口52を下側に向けて使用した場合であっても、給水口52に取り付けたキャップ体2によって、給水口52からの多孔質材6の通過を阻止でき、多孔質材6による給水器本体3、特に給水管38の目詰まりを確実に防止できる。
また同時に、給水ボトル5内に充填した多孔質材6によって、給水ボトル5内に充填した飲料水Wが浄化され水質の悪化が抑制される。よって、本考案に係るペット用給水器1を利用せず、多孔質材6による飲料水Wの浄化および水質悪化の抑制を行わない場合に比べ、ペット用の飲料水Wとして使用可能な期間を長期化でき、飲料水Wの交換作業を少なくでき、例えば気温が高い環境下で長時間に亘って放置した場合等に生じる、飲料水Wの水質の悪化を防止できる。また、多孔質材6を球状のセラミックボールとしたことにより、例えば粉末状の多孔質材の場合に比べ、給水ボトル5内への充填作業や、給水ボトル5の給水口52からの取り出し作業等を容易にでき、多孔質材6の取扱いを容易にできるとともに、キャップ体2の通水口25および通水溝部28の構造を簡略化できるから、ペット用給水器1の構造を簡略化でき、ペット用給水器1の製造性を向上することができる。
さらに、キャップ体2の隔壁部23に、多孔質材6の幅寸法より小さな幅寸法の通水溝部28を設けたことにより、仮に、キャップ体2の通水口25の大半を多孔質材6が覆ってしまう等し、これら通水口25からの飲料水Wの通過量が減少してしまう場合であっても、キャップ体2の隔壁部23に設けた通水溝部28から飲料水Wが排出される。よって、キャップ体2を介した給水ボトル5の給水口52からの飲料水Wの供給量の減少を抑制でき、供給口52からの飲料水Wの供給量をより確実に確保できる。また、キャップ体2の通水口25の形状を、図1および図3に示すように、水滴型としているため、球状の多孔質材6によって通水口25が完全に覆われ塞がってしまうことを防止でき、これら通水口25からの飲料水Wの通過を確実に確保できる。
また、ペット、例えば犬猫がペット用給水器1のステンレス管7の先端部をなめる等した際にボール弁72が移動することによって、ステンレス管7の供給口71が開口し、供給口71からステンレス管7の内部に外気、すなわち空気が取り込まれていき、この空気によって、キャップ体2の周囲に位置する多孔質材6を移動でき、キャップ体2の通水口25からの飲料水Wの供給をより確実にできる。
さらに、給水ボトル5内に充填された多孔質材6を、給水ボトル5の容器本体51から取り出す場合に、例えば割り箸等のキャップ体2の内径寸法より小さな外径寸法および幅寸法を有する棒状体(図示せず)を、給水ボトル5の給水口52へ挿入し、この棒状体の先端部にて隔壁部23の押圧壁部29を、給水ボトル5の底部側へ押圧して取付筒部21を給水ボトル5の給水口52から外し、キャップ体2を給水ボトル5内へ押し込んで取り外す。この状態で、給水ボトル5の給水口52を下方に向けて軽く振る等することよって、給水口52から多孔質材6を取り出すことができる。すなわち、キャップ体2を給水口52から給水ボトル5外へ取り外すことができず、キャップ体2を給水ボトル5内に押し込みのみ可能で、キャップ体2を給水ボトル5の給水口52に再び取り付けることができない構成になっている。
この結果、例えば、給水ボトル5から多孔質材6を取り出して煮沸洗浄等してから、この多孔質材6を再度給水ボトル5に充填しキャップ体3を給水ボトル5の給水口52に再び取り付ける等することによる、ペット用給水器1の再利用を防止することができる。よって、長期間の使用等に基づいた、すでに効果が望めない多孔質材6や、バクテリアが繁殖等した不衛生な多孔質材6等の再利用を防止できるから、給水ボトル5に充填した飲料水Wを与えるペットの適切な健康管理が可能となる。
同時に、ペット用給水器1を廃棄等する際に、給水ボトル5内へキャップ体2を押し込むことにより、多孔質材6を給水ボトル5内から取り出すことができるため、多孔質材6の取り出し作業を容易にできる。よって、給水ボトル5の外側へキャップ体2を取り外すことができないペット用給水器1であっても、給水ボトル5からの多孔質材6の取り出しを容易にでき、給水ボトル5およびキャップ体2それぞれの素材を、例えばプラスティック製とすることにより、内部にキャップ体2を押し込んだ給水ボトル5の分別廃棄が可能となり、これら給水ボトル5およびキャップ体1のリサイクルが可能となる。
そして、給水ボトル5の一端側に、円弧面状に外周面を膨出させた膨出部54を設けたことにより、給水ボトル5内への飲料水Wの充填量をより大きく確保できる。また、膨出部54に強度保持凹部55を設けたことにより、これら強度保持凹部55によって膨出部54の径方向における強度を確保できる。さらに、給水ボトル5の他端側に、互いに直交する方向に突出した計4つの収容突部57を有する収容部56を設け、収容部56の底部側の中心位置に底上げ部58を設けたことにより、給水ボトル5の給水口52側を上方に向けた状態とした際に、給水ボトル5内の多孔質材6がいずれかの収容突部57に収容されて保持された状態となる。特に、収容部56の形状を径方向断面X状としたことにより、収容部56の径方向および軸方向のそれぞれにおける強度を確保できるとともに、給水ボトル5全体の美観を向上することができる。
(その他)
なお、上記一実施形態においては、ペット用のゲージAに取り付けることが可能な給水器本体3に、ペット用給水器1を取り付けた例について説明した。しかしながら、図6に示すように、例えばペットの散歩時に携帯等するための、ハンディータイプの給水器本体3Aに、上記一実施形態に係るペット用給水器1を取り付けて用いることも可能である。
また、上記一実施形態においては、ペットがステンレス管7の先端部をなめる等した際にボール弁72が移動して給水ボトル5内の飲料水Wが供給口71から放出されるペット用給水器1について説明したが、ペットが飲料水Wを飲んで飲料水Wの水面が低下した場合に、給水ボトル5内の飲料水Wが流出する、いわゆる飲料水Wの表面張力を利用した給水器本体3であっても、上記一実施形態に係るペット用給水器1を用いることができる。すなわち、給水具本体3の形状は、給水ボトル5に充填した飲料水Wをペットに供給できる形態であれば、どのような形態であってもよい。
さらに、本考案は前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形態様が含まれる。例えば、前述した実施形態は、本考案を分りやすく説明するために説明したものであり、本考案は、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1 ペット用給水器
2 キャップ体
21 取付筒部
22 通水筒部
23 隔壁部
24 側面部
25 通水口
26 表示部
27 本体部
28 通水溝部
29 押圧壁部
3,3A 給水器本体
31 本体部
32 保持部
33 接触面部
34 雌ねじ
35 取付凹部
36 取付筒部
37 雌ねじ
38 給水管
4 取付ねじ
41 基部
42 つまみ
43 雄ねじ
44 ねじ部
5 給水ボトル
51 容器本体
52 給水口(開口)
53 雄ねじ
54 膨出部
55 強度保持凹部(強度保持部)
56 収容部(保持部)
57 収容突部
58 底上げ部
6 多孔質材
7 ステンレス管
71 供給口
72 ボール弁
8 蓋体
81 蓋本体
82 縁部
83 雌ねじ
A ゲージ
W 飲料水

Claims (6)

  1. 開口を有し飲料水が充填される容器本体と、
    前記開口より小さな外形寸法を有し前記容器本体内に充填される多孔質材と、
    前記開口に取り付けられ、前記多孔質材の前記開口からの飛び出しを防止するキャップ体と、を具備し、
    前記キャップ体は、前記開口から前記容器本体内に挿入され、前記容器本体内へ押し込み可能に取り付けられている
    ことを特徴とするペット用給水器。
  2. 請求項1記載のペット用給水器において、
    前記キャップ体は、前記容器本体の開口の内径寸法に等しい外径寸法を有する筒状の取付筒部と、前記多孔質材より小さな複数の通水口を有し前記取付筒部の先端側に設けられた筒状の通水筒部と、前記通水筒部の先端側を覆う隔壁部と、を備える
    ことを特徴とするペット用給水器。
  3. 請求項2記載のペット用給水器において、
    前記キャップ体の隔壁部には、前記多孔質材の幅寸法より小さな幅寸法を有する通水溝部が設けられている
    ことを特徴とするペット用給水器。
  4. 請求項2または3記載のペット用給水器において、
    前記キャップ体の隔壁部の中心位置には、前記キャップ体を前記容器本体内へ押し込むための押圧壁部が設けられている
    ことを特徴とするペット用給水器。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のペット用給水器において、
    前記容器本体は、一端側に前記開口が設けられた膨出部と、前記膨出部の他端側に設けられ前記膨出部の他端部より外形寸法が大きな保持部とを有し、
    前記膨出部には、断面凹状の強度保持部が前記膨出部の周方向に亘って設けられ、
    前記保持部は、径方向断面X状に形成されている
    ことを特徴とするペット用給水器。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のペット用給水器において、
    前記多孔質材は、前記飲料水を浄化する機能を有する球状のセラミックボールである
    ことを特徴とするペット用給水器。
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