JP3198484U

JP3198484U - 表面貼合式コイル及びインダクタンス装置

Info

Publication number: JP3198484U
Application number: JP2015002064U
Authority: JP
Inventors: 修竹郭
Original assignee: 泛技電子股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2015-04-23
Filing date: 2015-04-23
Publication date: 2015-07-02
Anticipated expiration: 2025-04-23

Abstract

【課題】表面貼合式コイル及びインダクタンス装置を提供する。【解決手段】プラスチック基材により成型されたフラットキャリア１、銅質材料から成型されるフラット螺旋状コイル２及びフェライト製カバー鉄片３から構成され、フラットキャリア中央に下層円形凹部１１及び上層凹部１２を設け、フラットキャリア一辺に下層円形凹部１１及び上層凹部１２から溝を延伸形成し、溝付近に２枚の導電片１４，１５を埋設し、フラット螺旋状コイル２は、銅質線材を巻回して成型されてその内円及び外円線端から外向きへ２つの延伸線端２１，２２を延伸して導電片１４，１５に連結し、カバー鉄片３を接着剤によりフラットキャリア１の上層凹部１２に被せ合わせ、カバー鉄片３は、フラット螺旋状コイル２を固定すると共に磁性バリアとする。【選択図】図１

Description

本考案は、表面貼合式コイル及びインダクタンス装置に関し、特に、無線充電の送受信コイル及びインダクタに関する。

従来のコイル又はインダクタ構造は、中空殻体をベースとし、キャリア内に直立式コイル又は金属片を置き、更に、直立コイル又は金属片の内径に柱状芯棒を入れ、最後に両端の開口を端板により閉鎖する。

上記のキャリアにより直立式コイル、金属片及び芯棒を組成したインダクタは、既に多くの応用があるが、普通のキャリア、直立式コイル又は金属片及び芯棒からなるインダクタは、インダクタンス及び加工プロセスが厳格な制限を受け、或は、電気製品の要求するインダクタンスを達成する為に体積を大きくして、所要のインダクタンスの要求を達成している。

また、従来の構造のインダクタは、構造特性により、その体積が大きく、縮小することができず、且つ体積が小さいことが要求される様々な電子製品、特に、無線充電(Wireless charging)の発信(Tx)及び受信(Rx)コイル(Coil)又はインダクタ(Inductor)への応用を実現することができない。

特開２００２−５１４７４号公報特開平７−２９８５０５号公報

従って、本願考案の表面貼合式(Surface Mount Device)の技術手段で製造されるコイル又はインダクタは、以上で列記した類似製品に存在する２つの主要な問題を解決する。

本考案の表面貼合式コイル及びインダクタ装置の技術手段は、扁平状プラスチック基材を、銅線コイルをピックアンドプレースするフラットキャリアとし、プラスチック基材の凹部にフラット螺旋状コイルを置いた後に鉄片を被せ合わせ、磁性バリアとするものである。

上記構造は、自動機械又は手作業で取り付け、組み合わせすることができ、且つその体積は、扁平で小さく、その組成方式は、更に高いインダクタンス、更に低い鉄芯損失を実現し、又は同一性能下で体積を更に小さく縮小することができる。

本考案の表面貼合式インダクタンスは、キャリアに露出する銅線コイルの入力端及び出力端がキャリアの同一辺又は二辺に設けられることができる。

本考案の装置の分解立体図である。本考案の装置の部分組み立て分解立体図である。本考案の装置の組み立て完成立体図である。本考案の装置のもう１つの実施例の分解立体図である。本考案の装置のもう１つの実施例の部分組み立て分解立体図である。本考案の装置のもう１つの実施例の組み立て完成立体図である。

本考案の表面貼合式コイル及びインダクタンス装置は、銅線コイルの入力端及び出力端をキャリアの同一辺に設置するか、二辺にこれらを設置する実施方式を含む。

そのうち、銅コイルの入力端及び出力端をキャリアの同一辺に設置する実施例は、図１、図２、図３に示すようである。

図１、図２に示すように、本考案の表面貼合式コイル及びインダクタンス装置は、プラスチック(Plastic)基材により成型されたフラットキャリア１、銅質材料(Copper)から成型されるフラット螺旋状コイル２及び金属材料(フェライト：Ferrite)のカバー鉄片３から構成される。

上記フラットキャリア１は、円形、方形、矩形、稜形又は楕円形を呈し、該フラットキャリア１中央に下層円形凹部１１及び上層凹部１２を設け、下層円形凹部１１中央は円形柱１０を呈し、また、該フラットキャリア１一辺上に下層円形凹部１１及び上層凹部１２から溝１３を延伸して形成し、フラットキャリア１の溝１３付近に２枚の導電片１４，１５を埋設する。

図１、図２に示すように、上記フラット螺旋状コイル２は、銅質線材を巻き付けて成型され、その螺旋状コイル２中央に円孔２０を呈し、内円及び外円線端が湾曲後に同一方向に外向きへ２つの延伸線端２１，２２を延伸する。

その構造は、該フラット螺旋状コイル２をフラットキャリア１の下層円形凹部１１内に置き、２つの延伸線端２１，２２を溝１３から外向きに延伸し、それぞれフラットキャリア１の前記導電片１４，１５に連結し、また、カバー鉄片３を接着剤によりフラットキャリア１の上層凹部１２に被せ合わせ、カバー鉄片３は、フラット螺旋状コイル２を固定すると共に磁性バリアとなる。

本考案の表面貼合式コイル及びインダクタンス装置の構造は、自動機器又は手作業でピックアンドプレースすることができる。

そのうち、銅線コイルの入力端及び出力端をキャリアの両辺に設置する構造は、図４、図５、図６に示すとおりである。

図４、図５に示すように、上記フラットキャリア１の両辺上に下円凹部１１及び上層凹部１２からそれぞれ溝１６，１７を延伸し、フラットキャリア１両端上にそれぞれ２枚の導電片１８，１９を埋設する。

図４、図５に示すように、上記フラット螺旋状コイル２は、銅質線材を巻き付けて成型され、その螺旋状コイル２の中央が円孔２０を呈し、内円及び外円線端を巻回後に異なる方向に外向きに２つの延伸線端２１，２２を延伸し、その螺旋状コイル２中央は、中空状を呈する。

図４、図５に示すように、その構造は、該フラット螺旋状コイル２をフラットキャリア１の下層円形凹部１１内に置き、２つの延伸線端２１，２２をそれぞれ溝１６，１７から外向きに延伸し、それぞれフラットキャリア１の両端の導電片１８，１９に連結し、カバー鉄片３を接着剤によりフラットキャリア１の上層凹部１２に被せ合わせ、カバー鉄片３は、フラット螺旋状コイル２を固定すると共に磁性バリアとなる。

なお、本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。

１フラットキャリア
１０円形柱
１１下層円形凹部
１２上層凹部
１３溝
１４導電片
１５導電片
１６溝
１７溝
１８導電片
１９導電片
２フラット螺旋状コイル
２０円孔
２１延伸線端
２２延伸線端
３カバー鉄片

Claims

プラスチック基材により成型されたフラットキャリア、銅質材料から成型されたフラット螺旋状コイル及び金属材料のカバー鉄片から構成され、
上記フラットキャリアは、円形、方形、矩形、稜形又は楕円形を呈し、該フラットキャリア中央に下層円形凹部及び上層凹部を設け、フラットキャリア一辺上に該下層円形凹部及び上層凹部から溝を延伸して形成し、フラットキャリアの溝付近に２枚の導電片を埋設し、
上記フラット螺旋状コイルは、銅質線材を巻回して成型され、その内円及び外円線端から同一方向から外向きに２つの延伸線端を延伸し、
該フラット螺旋状コイルをフラットキャリアの下層円形凹部内に置いて２つの延伸線端を溝から外向きに延伸してそれぞれフラットキャリアの前記導電片に連結し、
カバー鉄片を接着剤によりフラットキャリアの上層凹部に被せ合わせて、フラット螺旋状コイルを固定すると共に磁性バリアとする、
表面貼合式コイル及びインダクタンス装置。
プラスチック基材により成型されたフラットキャリア、銅質材料から成型されたフラット螺旋状コイル及び金属材料のカバー鉄片から構成され、
上記フラットキャリアは、円形、方形、矩形、稜形又は楕円形を呈し、該フラットキャリア中央に下層円形凹部及び上層凹部を設け
上記フラットキャリア両端の二辺に向けて該下層円形凹部及び該上層凹部からそれぞれ溝を延伸して該フラットキャリア両端にそれぞれ導電片を埋設し、
上記フラット螺旋状コイルは、銅質線材を巻回して成型され、その内円及び外円線端から異なる方向から外向きへ２つの延伸線端を延伸し、
該フラット螺旋状コイルをフラットキャリアの下層円形凹部内に置き、２つの延伸線端を溝から外向きに延伸してそれぞれフラットキャリア両端の導電片に連結し、また、カバー鉄片を接着剤によりフラットキャリアの上層凹部に被せ合わせて、フラット螺旋状コイルを固定すると共に磁性バリアとする、表面貼合式コイル及びインダクタンス装置。