JP3198195U - スタンド支持体 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用Mg(マグネット)スタンドに関し、磁着固定方法に置換する手法として吸着吸盤を用いることにより非磁性平面土台に対しても位置決めを可能にしたMg(マグネット)スタンドのスタンド支持体を提供する。【解決手段】スタンド支持体5は、非磁性体からなる定盤1上にスタンドを支持固定するためのスタンド支持体である。スタンド支持体5は、スタンド支持体5を定盤1に吸着固定するための吸着部5−2と、スタンド6と接触するスタンド支持体5の部位が強磁性体又は磁石からなる接触部とを含む。【選択図】図1

Description

本考案は、スタンドを支持するための支持体に関する。
鋳鉄製定盤の運用時には市販のMg(マグネット)スタンドは頻繁に運用される。その場合、それを定盤上の所定の位置に移動させ、その目的位置にてレバーの操作を行い、Mg(マグネット)の磁着作用促し、定盤上面に固着を行なって運用するのが一般的である。
しかし、石製定盤等の場合は非磁性であるがためにMg(マグネット)の磁着作用は期待できない。そのため、位置ずれが生じるなど、安定性に欠けるため、その対策に難儀していた。この実情を改善する手法を提供することを目的とする
本考案は石製あるいはセラミック製定盤等非磁性平面土台上で組立・検査・寸法測定を行なう場が主たる応用例とし、その場合に、測定の安定性を確保させるための補助ツールとしての、所謂 汎用“マグネットスタンド”類を活用できるようにする考案である。(以下Mg(マグネット)スタンドと記す)つまり、非磁性定盤上の所定の位置でMg(マグネット)スタンドを固着することを可能にした手法の提案である。
具体的には、スタンド支持体は、非磁性体からなる定盤上にスタンドを支持固定するためのスタンド支持体であって、
前記スタンド支持体は
前記スタンド支持体を前記定盤に吸着固定するための吸着部と、
前記スタンドと接触する前記スタンド支持体の部位が強磁性体またな磁石からなる接触部を含む。
石製あるいはセラミック定盤が主たる運用の場とし、市販の汎用Mg(マグネット)スタンドを、定盤上任意の位置で、安定的に固着使用可能ならしめる手段・手法である。
本考案のユニットの導入は、非磁性の平面土台にても、測定補助ツールとしての市販の汎用性のMg(マグネット)スタンド類が安定的にタイトな位置決め固着が可能にできるため、非常に有効なものとして現状の改善に寄与する性質のものである。
本考案のアタッチメントとしての 吸盤収納ブロックユニット(KBU)の説明図である。 本考案のアタッチメントの別活用例(マグメット不要案)を示す図である。
以下、本考案に係わるスタンド支持体について図面を参照にしながら説明する。
スタンド支持体5は、非磁性体からなる定盤1上にスタンドを支持固定スタンド支持体である。スタンド支持体5は、スタンド支持体5を前記定盤1に吸着固定するための吸着部5−2と、スタンド6と接触するスタンド支持体5の部位が強磁性体または磁石からなる接触部を含む。
図面1について説明する。符号1は石製またはセラミック製の定盤である。この場合Mg(マグネット)作用によるスタンドの磁着は望めない。Mg(マグネット)磁着方式に置換する手法にて市販の汎用のMg(マグネット)スタンドを所定の位置にホールドさせることが可能にしたいとの発想から考案したものである。符号2は汎用のMgスタンドのMg(マグネット)内臓ブロックである。符号3は市販のMg(マグネット)スタンドのMg(マグネット)操作レバーである。符号4は符号2に一体化されているポストである。符号4のポストは垂直のものとしたが、この部分は様々な方式が存在する。その方式には拘らない。また、このポスト部分から先に実際にゲージ等を取り付ける部分が存在させることができる。また、Mg(マグネット)スタンドは、測定系の各種ゲージを運用するための用途にのみ活用されるためでなく、たとえばMg(マグネット)ライトスタンドにも応用できる。
符号5の部分が本考案のそれである。名称を吸盤収納ブロックユニット(以下KBUと略す)とする。符号5−1は磁性体からなる吸盤収納ブロックである。符号5−2が吸盤である。符号5−3のレバー操作を施すとKBUは定盤にタイトに密着し固定されることになる。図面1では符号5−3のレバー操作により吸盤を作用させる方式とした例であるが、この方式には固定されない。出来るだけワンタッチで吸着ON−OFFが可能となる構造とすることが好ましい。図面1はイメージを理解してもらえる程度の簡略図である。
符号5−1は磁性材そのもので作成したイメージ図を図1としたが、吸盤内臓ブロッ
(符号5−1)を磁性材でない材料、例えば石製のものであっても構わない。その場合、そのブロックのいずれかの部分に磁性材を接合させるようにする必要がある。この部分にMg(マグネット)スタンドを磁着させることになる。この手法を持ってすれば、一般にユーザーが保有しているMg(マグネット)スタンドと一体化することが出来る。(符号3のレバーで磁着させる)符号6のラインが磁着面である。吸盤吸着力は最低でも5Kg以上の力になるものに設定したい。
本考案のような機能部材が存在しない現状では、石製又はセラミック製の定盤においてMg(マグネット)スタンドを用いるときには適宜な固定方法が無く、やむを得ず質量の大きい磁性の枡形ブロック、Vブロック、時としてはイケール等を定盤上面に配置し、それにMg(マグネット)スタンドを磁着して行なうような手法も一部のユーザーで行なわれている。また スタンドのベース面部の質量を大きくして、つまりスタンドそのものを重量のあるものにし、その自重で簡単には動かないようにした手法もある。これらものはMg(マグネット)そのものが不要であるからして、ツールには存在させていない。しかし、質量が大きい物であっても、位置ずれ防止に関しては、充分でない点は理解戴けると思う。質量を大きくすると同時に、スタンドベース面に滑り止めの対策として、滑り止めテープ(アンチスリップテープ)とか、或いは滑り止めコーティングを導入しているメーカもある。少しでも安定性を確保する理由からである。この現状を符号5のものが肩代わりすることになる。
また別技術として、バキューム固着方式の専用のスタンドが製品化されている。バキューム吸盤を導入している点では本考案と一緒だが、ただ、そのものは限定した機種のスタンド専用のもので、市販の汎用のMg(マグネット)スタンドには流用(合体)できない。本考案は各メーカの各種汎用スタンドに即応用できるようにした点が大きな相違点である。
符号5−1のブロックと吸盤を一体化する時に留意する点がある。符号5−1のブロック素材部分と吸盤を一体化するとき、吸盤吸着力を発揮させる段階では、定盤上面と符号5−1の素材部分が加圧・接触されるように吸盤を働かすことが好ましい。例えば、符号5−1のブロック底面部と定盤の間に隙間が出てしまうと不安定な固定になってしまうためである。定盤と符号5−1のブロック部が密着するようにし、吸盤吸着力が符号5のユニット底面部に恰も加重わったような作用をさせることが好ましい。
図2について説明する。符号5−1の吸盤収納ブロックの上面部には適宜な位置にタップ穴が設けてある。このタップの使い道はMg(マグネット)スタンドのマグネット収納ブロック(符号2)からポスト部を外しそのポスト部を直接吸盤収納ブロックに組み立てられるように意図したものである。この方式を行なうなら、符合2のマグネット部分は不要となり、コンパクトになると同時にコスト低減にも通じることになる。ポスト部のみの部材調達には市販品が存在するし、ユーザーが自作しても良い。ただ、この方式の場合専用のものにするのが好ましい。
本考案は、ゲージ等取り付けるスタンドを支持するものとして適用することが出来る。
符号1 石製又はセラミック定盤
符号2 Mg(マグネット)内臓ブロック
符号3 Mg(マグネット)開閉レバー
符号4 スタンドポスト
符号5 吸盤収納ブロックユニット(KBU)
符号5−1 吸盤収納ブロック
符号5−2 吸盤単体
符号5−3 吸着操作レバー

Claims (1)

  1. 非磁性体からなる定盤上にスタンドを支持固定するためのスタンド支持体であって、
    前記スタンド支持体は、
    前記スタンド支持体を前記定盤に吸着固定するための吸盤部と、
    前記スタンドと接触する前記スタンド支持体の部位が強磁性体又は磁石からなる接触部とを含むスタンド支持体。

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