JP3197890U - スイング練習用器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】十分な負荷をかけることでスイングに必要な筋肉を効率よく増強することができ、且つ、使用者の故障リスクを低減することができるスイング練習用器具を提供する。【解決手段】ほぼ真っすぐな棒状体の両端に、第1のグリップ10a及び第1のグリップエンド12aを備えた第1の把持部14aと、第2のグリップ10b及び第2のグリップエンド12bを備えた第2の把持部14bとを備え、あたかも2本のバットの把持部を1本に形成したように、両把持部が棒状体の両端に一体に形成されている。第1の把持部14a及び第2の把持部14bは、互いに形状、大きさ、及び重量が実質的に等しいことが好ましい。【選択図】図1
Description
本考案は、野球、ソフトボール、ゴルフ等の競技者がトレーニングに使用するスイング練習用器具に関するものである。
野球、ソフトボール、ゴルフ等の球技においては、バット又はクラブのスイングスピードが打球の飛距離および速度に大きく影響し、かつ、その打球の行方がゲームの結果を左右する。そのため練習においては打球の飛距離および速度を向上させるためのトレーニングに多くの時間が割かれている。
これまで、打球の飛距離および速度を向上させるためのトレーニングは、ウエイトトレーニングによる筋力の増強や素振りによる技術の向上が主であった。
スクワットやベンチプレスなどのウエイトトレーニングは確かに単関節などの複雑ではない動きの筋力増強には効果的である。しかしながら、本来のバットスイング動作とはかけ離れたものであるため、バットやクラブのスイングに必要な複雑かつダイナミックな動きを鍛えることは困難であり、必ずしもスイングスピード向上にとって効率的なトレーニングをしているとは言えなかった。
また、バットやクラブの重量を変化させて素振りするトレーニング方法も従来から行われているが、重量の重いバットやクラブを素振りすると、筋肉や関節又は腰等に急激な負荷が加わることになり、筋肉、関節、骨等を痛めるなどの怪我をするリスクがあった。さらに、重量を変化させたバットやクラブのスイングはフォームを崩す可能性も指摘されているため、パフォーマンスの低下を招く恐れもあった。
そのためできるだけ使用者の故障を防止しながら負荷をかけるトレーニングを行うために、種々のスイング練習用器具が提案されている。
例えば、特開2005−95338号公報には、グリップ部と打球部を備えたスイング練習具において、スイング練習具の略中央部にグリップ部軸を中心軸として回転可能に回転体を設け、該回転体にゴムバンドの一端を連結したスイング練習具が開示されている(特許文献1)。
また、特開2012−239882号公報には、弾性コードと、軸方向穴とを有するグリップと、グリップの軸方向穴内に配置した連結部材であって、グリップの遠位端において軸方向穴から突出し、弾性コードの一端にグリップの遠位端を連結する連結部材を備えた運動競技のスイングトレーニング器具とその使用方法が開示されている(特許文献2)。
本考案の目的は、十分な負荷をかけることでスイングに必要な筋肉を効率よく増強することができ、且つ、使用者の故障リスクを低減することができるスイング練習用器具を提供することにある。
本考案者らは、スイング練習用器具の負荷(荷重)に相当する部分を人間の力に置き換えることにより、上記の課題を解決することができるとの知見を得た。
本考案は係る知見に基づきなされたものであり、ほぼ真っすぐな棒状体の両端に、第1のグリップ及び第1のグリップエンドを備えた第1の把持部と、第2のグリップ及び第2のグリップエンドを備えた第2の把持部とを備え、形状及び重量がそれぞれ等しい該第1の把持部と該第2の把持部とが該棒状体の両端に一体に形成されてなる、スイング練習用器具を提供するものである。
本考案のスイング練習用器具によれば、両端部に把持部を設けたことにより、2名が向き合って同時にスイング動作を行うことができる。これにより、使用者双方が本考案のスイング練習用器具を引っ張り合う状態になる。この状態は、等尺性または伸張性収縮によって力が発揮されていること、すなわち筋が最も力が出しやすく、スイングに必要な全身の筋肉を効率よく鍛えることができる。また、他のウエイトトレーニングとは異なり、引っ張り合う状態を維持するためには、上肢だけでなく、下肢や体幹の動きのコツも重要になるため、スイングに必要な筋を鍛えるだけでなく、スイングそのものの技術改善にも繋がる。
また、本考案のスイング練習用器具によれば、本来のスイングに近い状態でトレーニングすることができるため、トレーニング効果がそのままスイングスピード増加につながる。
図1は本実施形態に係るスイング練習用器具の第1の実施形態を示す正面図である。図1に示すように、本考案に係るスイング練習用器具1は、ほぼ真っすぐな棒状体の両端に、第1のグリップ10a及び第1のグリップエンド10bを備えた第1の把持部14aと、第2のグリップ10b及び第2のグリップエンド12bを備えた第2の把持部14bとを備え、あたかも2本のバットの把持部を1本に形成したように、両把持部が棒状体の両端に一体に形成されている。これらの第1の把持部14a及び第2の把持部14bは、互いに形状、大きさ及び重量が実質的に等しいことが好ましい。
本実施形態のスイング練習用器具1の材質は、一般に野球やソフトボール用のバットの材質として知られている木や金属又は炭素繊維強化プラスチックなど、いずれの材質も使用することができる。木であれば、アオダモ、ホワイトアッシュ、メープル、ヒッコリー、ヤチダモなどを挙げることができ、金属であれば、ジュラルミン、アルミ等を挙げることができる。
本実施形態のスイング練習用器具1の長さについては、使用者の体格や年齢に応じて適宜設計することができるが、一般に全長40〜90cmが好ましい。但し、長さ調節機構を備えた可変式のものは使用時に破損する恐れがあるため好ましくない。
本実施形態のスイング練習用器具1の重量については、前述のように一般的なバットの素材を採用することができるため、本考案のスイング練習用器具の重量は素材に依存するところが大きいが、内部を中空にするか否かで重量を適宜変更することが可能である。但し、2名で練習することを考慮すれば、どちらか一方の使用者のみ荷重がかかることは好ましいとは言えないため、第1の把持部14a、第2の把持部14bは同じ重量で構成される。
グリップ10a,10bの太さについては、使用者の体格や年齢、さらには競技の種類に応じて適宜設計することができるが、一般に直径2〜4cmが好ましい。野球やソフトボールであれば、それらに使用する競技用バットのグリップの太さに合わせて設計することが好ましく、ゴルフであれば、ゴルフクラブのグリップの太さに合わせて設計することが好ましい。
グリップエンド12a,12bの大きさや形状は、使用者がスイングした際にスイング練習用器具1が抜け落ちるのを防止することができる程度の大きさや形状であれば特に制限はなく、握りやすさ、力の入りやすさを考慮して任意に設計することができる。
図2は本考案の第2の実施形態を示す正面図である。第2の実施形態に係るスイング練習用器具2は、図1に示す第1の実施形態に係るスイング練習用器具1との相違点は、グリップ10a,10b部分に滑り止め用のテープ、すなわちグリップテープ20が巻きつけてある点、そして、中心付近に2つの小孔22が形成されている点である。
グリップテープ20は市販の物を使用することができ、滑り止めの機能を有していれば、その種類に特に限定はない。
中心付近に形成された小孔22は、スイングに必要な筋肉を鍛えるための他のトレーニングのために利用することができ、例えば、ひもを通して先端にウエイトを固定し、スイング練習用器具2を手首で回転させてひもを巻いたり開放したりするトレーニングや、ゴムを通して先端を固定物に固定し、スイング練習用器具1を引っ張るトレーニングを実施することができる。図面では2つの小孔22,22が形成された例を示したが、これに限定されることなく、必要に応じて小孔の数を設定することができる。
図3は本考案に係るスイング練習用器具2の使用例を説明するための上面図である。図3に示すように、使用者が2人でそれぞれのグリップ10a,10bをバットのように握り、両者がバットをスイングするような動作を行っている。このとき、使用者A側のスイング練習用器具2には、i)グリップ10aを前方に引く力X、ii)持ち手ではないグリップ10bを押し出す力(バットでいうと先端を前方に出す力)Y、iii)グリップ10aを絞るように回転する力Zが加わり、使用者B側のスイング練習用器具2には、i)グリップ10bを前方に引く力X’、ii)持ち手ではないグリップ10aを押し出す力Y’、iii)グリップ10bを絞るように回転する力Z’が加わる。
使用者A及びBには、両腕の筋肉のみならず、スイング時に必要なすべての筋肉に負荷がかかっている状態で、かつ、その状態が長時間にわたり維持されるため、スイングに必要な筋力トレーニングを効率よく行うことができる。
もちろん、本考案に係るスイング練習用器具は1名のみで使用することもできる。本考案に係るスイング練習用器具1,2は一般的なバットよりも軽量化することができるため、例えば、スイングスピード重視の練習として、使用者が素振り用の練習用器具として使用することで、スイングスピードを向上させることができる。
1…第1の実施形態に係るスイング練習用器具
2…第2の実施形態に係るスイング練習用器具
10a…第1のグリップ
10b…第2のグリップ
12a…第1のグリップエンド
12b…第2のグリップエンド
14a…第1の把持部
14b…第2の把持部
20…グリップテープ
22…小孔
2…第2の実施形態に係るスイング練習用器具
10a…第1のグリップ
10b…第2のグリップ
12a…第1のグリップエンド
12b…第2のグリップエンド
14a…第1の把持部
14b…第2の把持部
20…グリップテープ
22…小孔
Claims (3)
- ほぼ真っすぐな棒状体の両端に、
第1のグリップ及び第1のグリップエンドを備えた第1の把持部と、
第2のグリップ及び第2のグリップエンドを備えた第2の把持部とを備え、
形状及び重量がそれぞれ等しい該第1の把持部と該第2の把持部とが該棒状体の両端に一体に形成されてなる、
スイング練習用器具。 - 前記第1のグリップ及び/又は前記第2のグリップにグリップテープが巻かれた、請求項1に記載のスイング練習用器具。
- 前記第1の把持部と前記第2の把持部との間に、1又は2以上の小孔が形成されてなる、請求項1又は2に記載のスイング練習用器具。
Priority Applications (1)
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JP2015001445U JP3197890U (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | スイング練習用器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015001445U JP3197890U (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | スイング練習用器具 |
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JP3197890U true JP3197890U (ja) | 2015-06-04 |
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Family Applications (1)
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JP2015001445U Expired - Fee Related JP3197890U (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | スイング練習用器具 |
Country Status (1)
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2015
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