JP3197337U - 籾殻等のバイオマス燃料を燃料とした温風発生装置 - Google Patents
籾殻等のバイオマス燃料を燃料とした温風発生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3197337U JP3197337U JP2014006949U JP2014006949U JP3197337U JP 3197337 U JP3197337 U JP 3197337U JP 2014006949 U JP2014006949 U JP 2014006949U JP 2014006949 U JP2014006949 U JP 2014006949U JP 3197337 U JP3197337 U JP 3197337U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion
- dish
- hot air
- stages
- biomass fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Solid-Fuel Combustion (AREA)
Abstract
【課題】熱量を増やし、かつ燃焼室上部を取り外し、燃焼塔の交換を容易にすることで稼働時間を増やすことのできる温風発生装置を提供する。【解決手段】籾殻等のバイオマス燃料7の重量や燃えやすさにより、誘導板11と耐火モルタル6等の耐火物で耐熱性を増した最上部の燃焼皿5、中心部に穴があいてあり、かつ中心部に向かって傾斜がある偶数段に用いる燃焼皿12と中心部が燃焼皿の端の部分より高くなり主燃料が燃焼皿の端に移動する奇数段に用いる燃焼皿13で形成した燃焼塔の段数を決めることで、燃焼室1内の滞留時間を調整して、未燃焼の主燃料を減らし燃焼効率を上げる。【選択図】図1
Description
本装置は、籾殻を主燃料として燃焼室で燃焼させることで発生した熱をブロアーで送風してハウス内に温風を送る装置である。
農業用ハウスで使用する温風装置は灯油を主燃料として燃焼室内で燃焼しブロアーで燃焼室の側面の電熱面を通過することで温風にし、ハウス内に温風を送り込むのが従来の温風発生装置である。
従来の農業ハウスに用いられる温風装置は主燃料が灯油の製品がほとんどであり、籾殻などのバイオマス燃料を主燃料とした温風装置は少なく、そして水を温めて温水にし、その温水を地中に施工したホース内を通して地中を温めてからハウス内を温めるのがほとんどであり、ホースの施工費や不凍液等の費用がかかる。
温水を地中に施工してあるホースを通過させて地中を温める方法でハウス内を温める方法は、根の部分が温まり過ぎることで根の生育、葉面積の拡大、葉の光合成速度を抑制ことがある。
また、温風器とは異なるが籾殻等のバイオマス燃料を利用した温水器は、燃焼室内が高温になるため炉内が溶ける場合もあり、修理するのに時間が多く必要となる。
籾殻などのバイオマス燃料を燃焼室内で燃焼させ、ブロアーで発生した風を燃焼室の外側にあて、温風にしてハウス内を温めることで地中を温めすぎるために発生する生育不良を防ぐ。
燃焼室内に取り付ける取り外しができる数段の燃焼塔を用いることで、高温燃焼により燃焼塔が溶けてしまっても燃焼室上部を開けて交換できることで修理時間の短縮することができる。
数段の燃焼塔を用いることで、表面積の小さな籾殻を燃焼室内でより長く滞留させて未燃焼の籾殻を減少させて燃焼効率をよくする。
燃焼室1上部に取り付けたバーナー2を点火して、三脚3により固定した燃焼塔4の最上部の燃焼皿5を熱くして燃焼室1を温める。
最上部の燃焼皿5には耐熱モルタル6を施し燃焼皿を溶けにくくする。
籾殻等のバイオマス燃料7を投入口8に入れて、モーター9で可動するスクリューシャフト10を旋回することで籾殻等のバイオマス燃料7を燃焼室1に運ぶ。
燃焼室1内に運ばれた籾殻等のバイオマス燃料7は燃焼塔4の最上部にある誘導板11を介し最上段の燃焼皿10に貯まる。
熱せられた最上段の燃焼皿5とバーナー2により貯まった籾殻等のバイオマス燃料1は着火し、バーナー2の火炎の勢いとバーナー内のブロアーにより風力で燃えながら最上段の燃焼皿5の端から下の偶数段に用いる燃焼皿12に落下する。
偶数段に用いる燃焼皿12は、最上部の燃焼皿5の下に位置する燃焼皿にも耐火モルタル6等を施し熱による燃焼皿の溶解を防ぐ。
偶数段に用いる燃焼皿12の中心部分は穴があいてあり、その穴に向かって傾斜となっており、傾斜とバーナー2からの風力により燃焼皿の中心部分の空いてあるところに籾殻等のバイオマス燃料7が移動して、奇数段に用いる燃焼皿13へと落下する。
奇数段に用いる燃焼皿13は中心部分が燃焼皿の外側に比べて高くなり、上段と同じように傾斜とバーナー2からの風力により燃焼皿の端から下に落下する。
落下した籾殻等のバイオマス燃料7は灰となり、下部に取り付けている排出用ブロアー14により外へと排出される。
燃焼室上部にあるバーナーの火炎は、燃焼室内が一定温度に達した時点で止まるが、バーナーにあるブロアーは稼働し、燃焼している籾殻等のバイオマス燃料に空気を供給するとともに、下層へと送り続ける。
上記の流れにより燃焼室1内で発生した熱を温風用ブロアー15で燃焼室外側から熱を回収し吹出し口16からハウス内に温風を供給しハウス内の温度を上げる。
燃焼塔7を構成してある燃焼皿の大きさは、最上部の燃焼皿が一番小さく、偶数段に用いる燃焼皿12が一番大きくしてあるが、スクリューシャフト10の末端と触れないくらいの大きさにする。
燃焼塔7の交換は、温風発生装置上部を取り外し、誘導板8が付いた方をスクリューシャフト4がある位置以外にしてから燃焼塔を抜き取り、新しい燃焼塔7を抜き取り方法の順番を逆にして取り付け、誘導板11のある所とスクリューシャフト10の末端がある所とを一致させて、籾殻等のバイオマス燃料5が下の燃焼皿に落とさないようにする。
燃焼塔7は、籾殻等のバイオマス燃料5の重量や燃えやすさにより段数を変えて、燃焼室1内に籾殻等のバイオマス燃料5を未燃焼の状態を少なくして燃焼率を上げる。
1 燃焼室
2 バーナー
3 三脚
4 燃焼塔
5 最上部の燃焼皿
6 耐火モルタル
7 籾殻等のバイオマス燃料
8 投入口
9 モーター
10 スクリューシャフト
11 誘導板
12 偶数段に用いる燃焼皿
13 奇数段に用いる燃焼皿
14 排出用ブロアー
15 温風用ブロアー
16 吹出し口
17 籾殻等のバイオマス燃料の移動を表す矢印
2 バーナー
3 三脚
4 燃焼塔
5 最上部の燃焼皿
6 耐火モルタル
7 籾殻等のバイオマス燃料
8 投入口
9 モーター
10 スクリューシャフト
11 誘導板
12 偶数段に用いる燃焼皿
13 奇数段に用いる燃焼皿
14 排出用ブロアー
15 温風用ブロアー
16 吹出し口
17 籾殻等のバイオマス燃料の移動を表す矢印
Claims (2)
- 主燃料の重量や燃えやすさにより、誘導板と耐火モルタル等で耐熱性を増した最上部の燃焼皿、中心部に穴があいてあり、かつ中心部に向かって傾斜がある偶数段に用いる燃焼皿と中心部が燃焼皿の端の部分より高くなり主燃料が燃焼皿の端に移動する奇数段に用いる燃焼皿で形成した燃焼塔の段数を決めることで、燃焼室内の滞留時間を調整して、未燃焼の主燃料を減らし燃焼効率を上げた籾殻等のバイオマス燃料を燃料とした温風発生装置。
- 高温燃焼により燃焼塔が溶けてしまっても燃焼室上部を開けて数段の燃焼皿で構成された燃焼塔を交換することのできる特徴を有する請求項1記載の温風発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006949U JP3197337U (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 籾殻等のバイオマス燃料を燃料とした温風発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006949U JP3197337U (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 籾殻等のバイオマス燃料を燃料とした温風発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3197337U true JP3197337U (ja) | 2015-05-14 |
Family
ID=53277596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014006949U Expired - Fee Related JP3197337U (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 籾殻等のバイオマス燃料を燃料とした温風発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197337U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018179336A (ja) * | 2017-04-06 | 2018-11-15 | 株式会社Ihi環境エンジニアリング | 燃焼装置 |
-
2014
- 2014-12-22 JP JP2014006949U patent/JP3197337U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018179336A (ja) * | 2017-04-06 | 2018-11-15 | 株式会社Ihi環境エンジニアリング | 燃焼装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101156188B1 (ko) | 펠렛 난로 온풍기 | |
JP3197337U (ja) | 籾殻等のバイオマス燃料を燃料とした温風発生装置 | |
KR101852908B1 (ko) | 이동식 화격자가 구비된 펠릿보일러 | |
KR101210962B1 (ko) | 친환경 고체연료를 이용한 보일러 | |
KR101313533B1 (ko) | 하입식 우드 펠렛 보일러 연소장치 | |
JP2008082567A (ja) | 木材チップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機 | |
CN204611844U (zh) | 炊事采暖炉 | |
US1158652A (en) | Gas-furnace. | |
KR200481740Y1 (ko) | 화목 및 펠릿 겸용 난로 | |
CN207298912U (zh) | 一种生物质链条锅炉高效节能炉拱 | |
CN203893176U (zh) | 醇基燃料锅炉汽化装置 | |
KR200437991Y1 (ko) | 화로와 수조가 분리된 보일러 | |
KR20160118705A (ko) | 벽난로 | |
CN104595932A (zh) | 一种暖风火炉 | |
KR101358790B1 (ko) | 목재 펠릿을 이용한 스팀 보일러 | |
CN207729831U (zh) | 用于热风炉的加热装置 | |
CN214307587U (zh) | 一种便于安装的智能防冻式壁挂炉 | |
CN107940481A (zh) | 炉排梁上布置水路的水冷炉排 | |
CN205782927U (zh) | 一种附加火管燃烧器 | |
CN206637861U (zh) | 一种带长明火和反馈针的强化燃烧器 | |
CN207350370U (zh) | 燃烧炉及燃烧设备 | |
CN105004044A (zh) | 热风炉 | |
KR101644235B1 (ko) | 무동력 이동식 펠렛난로 | |
US1625217A (en) | Oil burner | |
CN106288385A (zh) | 一种改进的沼气采暖炉 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3197337 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |