JP3197317U - エネルギー使用を低減するためのシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】熱制御型デバイスでのエネルギー使用を低減するためのシステムを提供する。【解決手段】電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素100と、AC電流を透過性物理的要素へ提供して不透過部分110と完全透過部分120の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備える透過性調節デバイス(TAD)と、壁に囲まれた閉鎖された空洞と、空洞の中の温度を制御するように適合されている温度計と、を備える熱制御デバイスと、を備え、TADが、空洞壁の少なくとも一部分に埋め込まれ、更に、TADが空洞を開くことなく空洞の内容物を見えるようにする。【選択図】図1

Description

[0001]本考案は、概括的には、少なくとも1つの第1の投影画像を少なくとも1つの第2の実画像の上に重畳するための手段に関連する。本考案は、更に、それらの重畳手段を備える製造物品(AOM:articles of manufacture)に関する。
[0002]異なった投影機によって投影される複数の低解像度画像を重畳することによって高解像度画像を作成するための手段は技術的に知られており、例えば、オカタニ・T、ワダ・M、デグチ・K「複数投影機を使用した重畳投影の画像品質の研究」、画像処理、電気電子技術者協会報告書、18(2)、424−29頁、2009年2月(Okatani, T.; Wada, M.; Deguchi,K., "Study of Image Quality of Superimposed Projection Using Multiple Projectors," Image Processing, IEEE Transactions on, 18(2), pp.424-29, Feb. 2009)を参照されたし。これらの技術では、2つ又はそれ以上の非実画像、例えば1つ又はそれ以上の映像や1つ又はそれ以上の写真など、が画像品質改善を目的に重畳されている。
[0003]とはいえ、なお、実画像の上に又は現実の少なくとも部分的に透過性の画面の上に、パターン化時間分解投影非実画像を重畳することが長きに亘り切実に要望されている。
米国特許第5764316号
オカタニ・T、ワダ・M、デグチ・K「複数台の投影機を使用する重畳投影の画像品質の研究」、画像処理、電気電子学会報告書、18(2)、424−29頁、2009年2月(Okatani, T.; Wada, M.; Deguchi,K., "Study of Image Quality of Superimposed Projection Using Multiple Projectors," Image Processing, IEEE Transactions on, 18(2), pp.424-29, Feb. 2009)
[0004]而して、本考案の目的は、熱制御型デバイス(HCD:heat controlled device)でのエネルギー使用及びその損失を低減するためのシステムにおいて、透過性調節デバイス(TAD:transparency adjustment device)であって、電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、AC電流を当該透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備える透過性調節デバイス(TAD)と、熱制御デバイスであって、(i)壁に囲まれた閉鎖された空洞と、(ii)当該空洞の中の温度を制御するように適合されている温度計と、を備える熱制御デバイスと、を備えており、前記TADが、前記空洞壁の少なくとも一部分に埋め込まれており、更に、前記TADが、前記空洞を開くことなく当該空洞の内容物を見えるようにすることによって前記温度計エネルギー消費を低減している、システムを開示することである。
[0005]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記透過性物理的要素が液晶(LC)フィルムを備えている、システムを開示することである。
[0006]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記透過性状態のセットが更に完全に透けている状態を含んでいる、システムを開示することである。
[0007]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記負荷が複合キャパシタ/抵抗器負荷を備えている、システムを開示することである。
[0008]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記パワーディマー装置が、前記負荷にパワー供給するパワースイッチと、パワースイッチを制御して前記LCフィルムの選択可能部分をオンにしたりオフにしたりする制御回路と、を備えている、システムを開示することである。
[0009]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、負荷を駆動するために、負荷へ印加される出力電圧はAC電圧を備えており、よってDC電圧は、たとえあっつたとしても、せいぜいAC電圧の量の0.5%である、システムを開示することである。
[0010]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、パワースイッチが前記負荷と直列に接続されている、システムを開示することである。
[0011]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、パワースイッチが、LCフィルムと直列に接続されている一対の反直列MOSFETスイッチを備えている、システムを開示することである。
[0012]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、パワースイッチが、ダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジを介して負荷と直列に接続されているMOSFETスイッチと、を備えている、システムを開示することである。
[0013]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、負荷へ印加されるAC電圧が擬似台形形態をしている、システムを開示することである。
[0014]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、負荷へ印加されるAC電圧が円錐台正弦波形態を有している、システムを開示することである。
[0015]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記液晶フィルムがガラス物体の中へラミネート加工されており、それによりガラス物体の透過性が制御されるようになっている、システムを開示することである。
[0016]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記ガラス物体が、窓ペイン、窓、ガラス扉ペイン、及びガラス扉、のうちの1つを形成している、システムを開示することである。
[0017]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、負荷へ印加されるAC電圧が、制御回路によって確定された電圧レベルに切頭されている円錐台正弦波形態を有していて、パワースイッチを介して印加されている、システムを開示することである。
[0018]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、液晶フィルムについて最大定格電圧レベルが定義されており、パワーディマー装置は液晶フィルムの最大定格電圧レベルを超えない既定の最大電圧レベルを有している、システムを開示することである。
[0019]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、パワースイッチがゲートを備える入力点を有しており、制御回路はパワースイッチの入力点を制御するドライバ回路を介してパワースイッチへ接続されている、システムを開示することである。
[0020]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、制御回路が、入来AC電圧レベルとユーザー選択基準電圧を受信し比較するように作動し且つ入来AC電圧レベルがユーザー選択基準電圧に達しているときには負荷へ印加される正弦波AC電圧の切頭をトリガする出力を生成するように作動する比較器を含んでいる、システムを開示することである。
[0021]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、制御回路が絶縁回路を介してドライバ回路へ接続されている、システムを開示することである。
[0022]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、システムが、複合負荷に並列に配置されていて複合負荷へ印加されるAC電圧を増加させるように作動するキャパシタを備えている、システムを開示することである。
[0023]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、システムが、ZVC(ゼロ電圧クロッシング)予測回路構成を備えており、ZVC(ゼロ電圧クロッシング)予測回路構成によってゼロか又はせいぜい既定の小レベル未満の電圧の存在がパワースイッチを跨いで呈せられると予測されない限りパワースイッチがオンにされない、システムを開示することである。
[0024]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、ZVC(ゼロ電圧クロッシング)予測回路構成は「浮動」期間中のLC電圧が変化しないものと仮定している、システムを開示することである。
[0025]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、システムがパワースイッチを跨いで接続されているZVC(ゼロ電圧クロッシング)検出回路構成を備えており、ZVC検出回路構成によってパワースイッチを跨いで電圧があったとしても非常に小さい電圧しかないことが検出されない限りパワースイッチはオンにされない、システムを開示することである。
[0026]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、ZVC検出回路構成が、パワースイッチの端子P−VDD1及び端子LC−VDD1を跨ぐ正弦入力電圧の正負半周期をそれぞれ測定するように作動する、システムを開示することである。
[0027]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記容量性負荷が、複合キャパシタ/抵抗器負荷を備えており、システムは更に複合容量性/抵抗性負荷に並列にキャパシタを備えている、システムを開示することである。
[0028]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、パワーディマー装置がユーザーによって手動で制御可能である、システムを開示することである。
[0029]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、パワーディマー装置がPC又はスマートホームシステムの様なコンピューター化されたシステムによって制御可能である、システムを開示することである。
[0030]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記空洞が、冷蔵庫、オーブン、ボイラー、電子レンジ、エンジン、から成る群から選択されている、システムを開示することである。
[0031]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記空洞が追加的に扉を備えている、システムを開示することである。
[0032]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記扉が追加的に封止ゴムを備えている、システムを開示することである。
[0033]本考案の別の目的は、上記のいずれかに定義されているシステムにおいて前記TADが前記空洞壁の異なった場所に埋め込まれている、システムを開示することである。
[0034]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記TADが前記空洞壁に沿って可動である、システムを開示することである。
[0035]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されている、熱制御型デバイス(HCD:heat controlled device)でのエネルギー使用及びその損失を低減するためのシステムにおいて、透過性調節デバイス(TAD:transparency adjustment device)であって、電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、AC電流を当該透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備える透過性調節デバイス(TAD)と、熱制御デバイスであって、(i)封止手段を有するシールを備える壁に囲まれた空洞と、(ii)当該空洞の中の温度を制御するように適合されている温度計と、を備える熱制御デバイスと、を備えており、前記TADが、前記空洞壁の少なくとも一部分に埋め込まれており、更に、前記TADが、前記空洞を開くことなく当該空洞の内容物を見えるようにすることによって前記封止手段の腐食を低減している、システムを開示することである。
[0036]本考案の別の目的は、閉鎖された空洞を遮光するためのシステムにおいて、透過性調節デバイス(TAD)を少なくとも部分的に備える少なくとも1つの表面であって、当該TADは、電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、AC電流を当該透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備えている、透過性調節デバイス(TAD)を少なくとも部分的に備える少なくとも1つの表面と、空洞であって、(i)当該空洞の内部と(ii)当該空洞の外部の間の少なくとも1つの表面バファリングを備える空洞と、を備えており、前記パワーディマーが、前記透過性物理的要素の透過性状態の変化によって前記空洞の遮光を制御している、システムを開示することである。
[0037]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記空洞が、自動車、トラック、航空機、エレベータ、列車、バス、及び船艇、から成る群から選択されている、システムを開示することである。
[0038]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記TADが、前記自動車の窓、サンルーフ、及びそれらの組合せ、から成る群から選択された表面に埋め込まれている、システムを開示することである。
[0039]本考案の別の目的は、共用部屋でのプライバシーを提供するためのシステムにおいて、Nを1より大きい整数として複数のN個の空間と、複数のN−1個の透過性調節デバイス(TAD)であって、電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、AC電流を当該透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備える透過性調節デバイス(TAD)と、を備えており、前記N−1個のTADのそれぞれが幾つかの前記個人空間同士を分離している、システムを開示することである。
[0040]本考案の別の目的は、照明システムの隠蔽のためのシステムにおいて、少なくとも1つの表面であって、N個のパラメータによって特徴付けられていて、当該N個のパラメータのうちの少なくとも1つは透過性パラメータである、少なくとも1つの表面と、前記少なくとも1つの第1の表面の中へ陥凹式に嵌め込まれている照明システムと、少なくとも1つの透過性調節デバイス(TAD)であって、電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、AC電流を当該透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備え、当該TADは前記照明システムを覆うように構成され且つ前記表面と連続するように構成されている、その様な透過性調節デバイス(TAD)と、を備えており、前記TADが前記照明システムの作動と同期して透過状態になるように構成されている、システムを開示することである。
[0041]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているシステムにおいて、前記TADが追加的に構成されている、システムを開示することである。
[0042]本考案の別の目的は、画像と動的に相互作用する画面において、構造化された層に構築されている複数のN個の透過性調節デバイス(TAD)であって、当該TADは、電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、AC電流を当該透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備え、当該TADのそれぞれは、色によって特徴付けられている、その様な複数のN個の透過性調節デバイス(TAD)を備えており、前記層のそれぞれが独立に異なった透過性状態へ構成されるように適合されており、それにより、画面は当該画面に投影される画像の所定部分を転写するように適合されている、画面を開示することである。
[0043]本考案の別の目的は、投影画像と実物体を重畳するための画面において、構造化された層に構築されている透過性調節デバイス(TAD)であって、当該TADは、電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、AC電流を当該透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備え、当該TADは投影機と物体との間に配設されている、その様なTAD、を備えており、前記TADが、前記投影機によって前記TADに投影される画像を少なくとも部分的に転写するように適合されており、それにより、前記画像と前記物体が重畳される、画面を開示することである。
[0044]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されている透過性物理的要素において、少なくとも1つの第1の投影画像を少なくとも1つの第2の実画像の上に重畳するための、電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素を開示することである。
[0045]本考案の別の目的は、上記の何れかに定義されているパワーディマー装置において、少なくとも1つの第1の投影画像を少なくとも1つの第2の実画像の上に重畳するための、AC電流を透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置を開示することである。
[0046]本考案の別の目的は、少なくとも1つの第1の投影画像を少なくとも1つの第2の実画像の上に重畳するための、構造化された層に構築されている透過性調節デバイス(TAD)において、電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、AC電流を当該透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備えていて、投影機と物体の間に配設されている、透過性調節デバイス(TAD)を開示することである。
[0047]本考案は、パターン化時間分解投影非実画像を実画像又は現実の少なくとも部分的に透過性の画面の上に重畳するための様々な適用即ちAOMを開示している。
[0048]「液晶」という用語は、以下では、高分子分散型液晶フィルム又はガラスを指し、PDLC、PDSLC、PDCLC、及びPDNLCの略称でそれぞれ呼ばれている高分子分散型(中でも低モル質量)液晶フィルム又はガラスを含む。上述の定義の範囲には粒子懸濁型及びエレクトロクロミック型のデバイスが含まれる。
図1aは本考案の実施形態による透過性物理的要素でのエネルギー使用を低減するためのシステムの概略図であって、透過性物理的要素が全面的に非透過性である状態を示している。図1bは本考案の実施形態による透過性物理的要素でのエネルギー使用を低減するためのシステムの概略図であって、透過性物理的要素の透過性部分の1つの配置を示している。図1cは本考案の実施形態による透過性物理的要素でのエネルギー使用を低減するためのシステムの概略図であって、透過性物理的要素の透過性部分の別の配置を示している。図1dは考案の実施形態による透過性物理的要素でのエネルギー使用を低減するためのシステムの概略図であって、透過性物理的要素の透過性部分の別の配置を示している。 図2aは本考案の実施形態による透過性物理的要素で覆われている陳列箱の概略図を示している。図2bは本考案の実施形態による透過性物理的要素で覆われている陳列箱の概略図を示している。 本考案の実施形態による透過性物理的要素によって形成されている間仕切施設の概略図である。
実施例1
[0049]少なくとも1つの第1の投影画像を少なくとも1つの第2の実画像の上に重畳することによるエネルギーの節減化。
[0050]冷温損失 家庭エネルギー誌(Home Energy Magazine)によれば、扉開放は家庭用冷蔵庫のエネルギー使用の7%を占めており、また一方フロリダ大学の食品農業科学研究所(Institute of Food and Agricultural Sciences)は、悪い開閉習慣が一年に50乃至120kWhを浪費していることを指し示している、http://www.thedailvgreen.com/going-green/tips/refrigerator-door-wastes-energy#ixzz2QplI8fyzを参照されたし。
[0051]高温損失 以下[表1]のグラフは、熱損失が、扉の寸法及び内部と外部の温度に依存していることを描いている。グラフは、標準的な寸法の扉(間口高さ1.98m×幅0.79m)について或る範囲の外部温度に関し2通りの内部温度における煙突効果(熱的浮力)単独に基づく計算された熱損失を示している。
[0052]外部が比較的温暖な10℃では、扉を通しての熱損失は6kWである。外部が0℃では、それは膨大にも13kWになる。この巨大な熱損失は、パワーが失陥し唯一の換気が扉を開け放すことによる場合には有用である。
[0053]以下に説明されている技術を利用し、それにより、事前に定義されている画面又は扉や蓋又は壁の様な画面様物体に、スケールされた透過性(0%から100%の透過性)、即ち、部分的(パターン化又は非パターン化)透過か又は完全透過の何れかの透過性を提供することで、重畳画像が提供される。重畳画像は、実画像(例えば、扉、蓋、又は壁画像及びそれのパターンの画像)と投影画像(例えば、扉、蓋、又は壁の他方の側であったなら見える視界)を掛け合わせている。画面又は画面様物体は、而して、部分的に透過になるように設定することができ、それにより、画面のパターン、色、肌理、など、が見える上に、その部分的な透過性が見る者に画面の他方の側の投影される光景を見えさせる。この投影画像は、「受動」即ちそのままの画像であってもよいし、又は「能動」即ち随意的に操作された(光パラメータを追加又は変化させる、1つ又はそれ以上の映像コンテンツを投影する、など、による)画像であってもよいし、その両者、即ち、部分的受動画像と部分的能動画像であってもよい。その上、重畳画像は、画面一杯に投影されても、画面の少なくとも1つの部分又は2つ乃至それ以上の部分に投影されてもよいし、パズル様の方式で、パターン化又は肌理付きの方式で、2D方式又は3D方式で、連続途切れ無し方式又は1コマずつのセットで、幾つかのパルスの列に沿って、時間分解方式又はパラメータ分解方式で、投影されてもよく、パラメータは、温度、相対湿度、場所、ユーザー所在位置、及び動き、など、から選択することができる。画像の重畳は、ユーザージェスチャー、音又は音楽のパターン、コンピュータプログラムされているコマンド、など、の様なフィードバック又は反応の結果であってもよい。
[0054]本考案は、而して、例えば、家庭で使用される冷蔵庫の扉又はポイント・オブ・ケア(point-of-care)又は何か他の商業エリア内に設置されている食品小出し機械の様な保冷機又は保温機が、ここに定義されている技術を組み込むことで、ユーザーが扉を(完全か又は部分的なやり方で)開けることなく庫内を覗けるようにし、而して機関の再冷却に係るエネルギーを節約することはもとより、更には扉を封止しているゴム(最も脆弱なリンクであることが知られている)の摩耗を低減することができる(ひいてはゴムの摩耗につれた冷却加増を回避させる)。
実施例2
[0055]少なくとも1つの第1の投影画像を少なくとも1つの第2の実画像の上に重畳することによる安全性及び快適性の向上。
[0056]自動車事故の一部は、まぶしい太陽の反射及び強い光の放射によって引き起こされている。その上、それらの目がくらんで起こる種類の自動車事故の幾つかは、運転者が直接目をくらましたことによって引き起こされたわけではなく、後部座席に座っている幼児の様な搭乗者の一人がまぶしがり、運転者がまぶしさを取り除くように車を操作するよう求められたときに間接的な方式で起こっている。
[0057]更に指摘しておくべきこととして、欧州特許第0498143号は、太陽及びヘッドライトに起因するまぶしさが(特に、反対方向から来る車列に出くわしたとき、又は雨天時に視程が下がり路面からの反射が増加しているとき)運転者にとっては非常に気に障るものであり、また事故を引き起こす原因になりかねない非常に深刻な道路交通上の危険であることを開示しており、即ち、まぶしさは、特にヘッドライトをメインビームで使用することを余儀なくされ運転者が対向交通に出くわしても必ずしも常にビームを下に向けるとは限らない照明不良の道路では珍しいことではない。而して、まぶしさは、運転時の快適性を低下させ、経験の浅い運転者により高速でより安全性の下がったやり方で運転させてしまう誘因となる。直接的な運転者の目のくらみ又は間接的な目のくらみのどちらをも回避することが、安全性と快適性の両方を高めることになる。
[0058]本考案は、少なくとも1つの第1の投影画像を少なくとも1つの第2の実画像の上に重畳すれば快適性が可能になるか又は快適性の帯域が増大すらする新しい手段を開示している。
[0059]快適帯域は、その内であれば、人が、不安中立条件で、限定された行動のセットを使用して、通常は危機感無しに、安定したレベルの遂行能力を実現させられる、という行動上の状態である(下に指示されている様に、ホワイト、2009(White,2009)による。本文全てをここに参考文献として援用するものであり、ウィキペディアを参照されたし)。人の個性は、彼又は彼女の快適帯域によって記述することができる。大きな成功を収める人は、彼らが望むことを成し遂げるべく彼らの快適帯域の外に踏み出すことを常とする。快適帯域は、人に精神的境界を築かせ操作させる一種の精神的条件付けである。その様な境界は、根拠のない安心感を生む。人は、彼又は彼女の生活の特定の軸に快適な帯域を確立してしまっていると、惰性の如く、当該帯域の外に踏み出すことなく帯域の内に留まろうとしがちになる。人は、自分の快適帯域の外に踏み出すには、新しい異なった行動を経験し、そして自分の環境内で起こる新しい異なった応答を経験しなくてはならない。快適帯域から踏み出すことは不安レベルを引き上げストレス応答を生み、その結果、集中と集束のレベルが増進される。ホワイト(2009)は、これを最適遂行能力帯域、即ち、人の遂行能力が増進され得る帯域及び人の技量が最適化され得る帯域、と称している。しかしながら、ホワイト(2009)は、更に、ロバート・ヤーケス(Robert Yerkes)(1907)の著作物を考察すれば、彼がその中で報告している様に「不安は、或る一定の最適喚起レベルに到達するまでは遂行能力を改善してゆく。当該点を越えると、より高い不安レベルに達して、遂行能力は低下する」ことも観察しており、人が最適遂行能力帯域を超えて踏み出した場合、彼らは、より高い不安レベル又は不快レベルが起こることで遂行能力が急速に下降するであろう「危険帯域」に進入することになる、バードウィック・ジュディス、「快適帯域内の危険:アメリカンビジネスを台無しにする好適給付金制度の慣習を打ち破る方法」、ニューヨーク、米国経営管理学会、1995(Bardwick, Judith. Danger in the Comfort Zone: How to Break the Entitlement Habit that's Killing American Business. New York: American Management Association, 1995)、ホワイト・アラスデール・A・K、「快適帯域から遂行能力管理まで」ホワイト&マックリーン出版、2009(White, Alasdair A. K. "From Comfort Zone to Performance Management" White & MacLean Publishing 2009)、ヤーケス・R及びドットソン・J、「踊るマウス、動物行動の研究」、1907、「比較神経学及び心理学の雑誌」第18号、459−482頁(Yerkes, R & Dodson, J. - "The Dancing Mouse, A Study in Animal Behavior" 1907 "Journal of Comparative Neurology & Psychology", Number 18, pp 459-482)を参照されたく、それらを参考文献としてここに援用する。
熱的快適性
[0060]熱的快適性は、温度環境に係わる満足を表現する心の状態であり、主観的評価によって評定される(米国標準協会/米国暖房冷凍空調学会標準55[1](ANSI/ASHRAE Standard 55[1])をここに参考文献と援用する)。建物又は他のエンクロージャの居住者にとっての熱的快適性のこの標準を維持することは、HVAC(暖房、換気、及び空気調節)設計技師の重要な目標の1つである。最も認識されているモデルの中でも予測平均温冷感申告(PMV:Predicted Mean Votes)モデルの見解は、気象制御式の室の中で定常条件の下に熱収支手法から発展した。燃料高騰の時代に、熱的収支手法に基づく自然換気d建物での快適性予測の理論的複雑性と限界とが加わり、研究者らは、熱収支手法を越えて進み、適応モデルで知られる統計的手法を使って居住者の熱的快適性を予測しようと意欲をかき立てられた。適応手法の観点からすれば、自然換気型の建物内の居住者は、周囲の環境と相互に作用し合って屋内温度に然るべく順応する動的主体であり、外部要因及び内部要因に曝されるだけの静止した受動的居住者ではないと考えられる。
[0061]熱的快適性は、熱伝導、対流、放射、及び蒸発による熱損失、に影響される。熱的快適性は、人間の代謝によって発生する熱を消散させ而して周囲との熱的平衡を維持できるようになったときに維持される。暑い又は冷たいと感じる感覚は単に空気温度のみに依存するものではないことがかねてより認識されている。ANSI/ASHRAE標準55に従った熱的快適性の計算は、ASHRAE55用のCBE熱的快適性ツールを用いれば自在に遂行できる。
[0062]放射温度は、表面から伝達される放射熱の量に関係付けられ、材料の放射率、即ち、熱を吸収又は放射する能力に依存する。平均放射温度は、人間の身体からの放射熱伝達が実際の非均一なエンクロージャ内での放射熱伝達に等しくなる仮想エンクロージャの均一温度と定義されているものであって、人間の身体の熱的快適性計算にとって貴重な鍵である。
局所的な熱的不快性
[0063]予測平均温冷感申告(PMV)及び予測不快者率(PPD:predicted percentage of dissatisfied)に基づく快適性モデルが、大抵は、身体全体にとっての熱的快適性に対する適合性を記述しているとはいえ、熱的不快は、同様に、好ましからざる暖房、冷房、又は空気の動きという局所的な発生源のせいで身体の特定部分だけに起こることもある。ASHRAE55−2010標準によれば、主として4つの考慮すべき熱的不快の原因がある。標準の或る章は、これらの要因について、座業に近い身体活動に従事する着衣量の軽い人に適用する、という要件を規定している。これは、代謝率がより高い人及び/又は着衣による絶縁性がより大きい人は熱的感応性がより低く、そのため熱的不快のリスクが小さくなることが理由である。
放射温度の非対称性
[0064]身体の周りの熱放射場は、高温表面及び冷温表面と直射日光のせいで非均一となろう。この非対称性は、局所的不快を引き起こし、空間の熱的受容可能性を低下させることもある。一般的に、人々は、高温及び冷温の縦の表面よって生じる非対称放射よりも温かい天井によって生じる非対称放射により感応性がある。ASHRAE標準は、予測不快者率(PPD)を放射温度非対称性の関数として与えており、受容可能な限界を規定している。
ドラフト
[0065]ドラフトは、空気の動きによって引き起こされる好ましからざる身体の局所冷却であり、全身の熱的感覚が冷(中立より下)であるときが最も優勢である。ドラフトの感覚は、空気の速さ、空気の温度、活動、及び着衣量、に依存する。ドラフト対する感応性は、皮膚が衣類に覆われていないところ、特に、頭、首、肩、足首、足、及び脚、が最も大きい。
縦方向の空気温度差
[0066]頭レベルの空気温度が足首レベルの空気温度より高いという事態をもたらす熱的成層が熱的不快を引き起こすこともある。ASHRAE標準55は、予測不快者率を、頭レベルと足首レベルの間の空気温度差の関数として与えている。逆方向の熱的成層は稀であり、居住者にはより好ましく知覚される。
床表面温度
[0067]居住者は、暖かすぎる又は冷たすぎる床表面との接触が原因で不快に感じることもある。靴を履いている人々にとって、足の熱的快適性について最も重要な要因は、床被覆の材料よりむしろ床の温度である。ASHRAE標準55は、軽量靴を履いている人々にとっての床の表面温度の許容可能範囲を規定している。
熱的応力
[0068]熱的快適性の概念は熱的応力に密に関係付けられる。これは、訓練演習を受けている軍人又は競技大会中の運動選手にとっての、太陽放射、空気の動き、及び湿度の影響を予測しようとするものである。数値は、湿球黒球温度又は不快指数として表されている。概して、人間は熱的応力を受けていると遂行能力を十分に発揮できない。熱的応力を受けている人々の遂行能力は、通常の熱的条件にある人々の遂行能力より約11%低い。更に熱的応力に対比した人間の遂行能力は、完遂しようとしている職務の種類によって大きく異なる。温熱的な熱応力の生理学的効果の幾つかとして、皮膚への血流増加、発汗、及び呼吸増加が挙げられる。
熱的快適性モデル
[0069]熱的快適性を論じるとき、異なった2つの主要モデル、即ち、静的モデル(PMV/PPD)と適応モデルを使用することができる。
静的快適性モデル
[0070]静的モデルは生理学的手法に基づくものであり、それによると、快適帯域は全ての居住者にとって同じであるとされ、場所及び温度環境への適応は度外視されている。それは、基本的に、季節が実際に変わっても屋内温度は変わらないほうがよいと述べている。むしろ、1年を通じ1つの設定された温度になっているべきである。これは、温度が常に一定であるから人間は異なった温度に適応する必要がないというより受動的な立場を取っている。
[0071]このモデルは、P.O.ファンガー(P. O. Fanger)による予測平均温冷感申告の式を使用するPMV/PPDモデルに基づいている。PMVは、平均快適温冷感申告であり、被験者の大集団についての特定の環境条件に曝されたときの理論指数によって予測される冷(−3)から温(+3)までの7点熱的感覚尺度を使っている。ゼロは、理想値であり、熱的中立性を表している。このモデルは、元々、気象室内での異なった条件に曝された人々への何回もの調査からデータを収集することによって開発された。次いでこれらのデータを使用して、関与する環境的要因及び生理学的要因全ての間の関係の数学モデルが導出された。快適帯域は、熱的快適性についての6つのキー要因の、PMVが推奨限界内(−0.5<PMV<+0.5)に納まる組合せによって定義されている。PMVモデルは、空気温度、問題となっている平均放射温度、並びに適用できる代謝率、着衣による絶縁、空気の速さ、及び湿度、を用いて計算される。モデルによって生成された結果のPMV値が推奨範囲内にあれば、当該条件は快適帯域内である。
[0072]予測不快者率(PPD)は、熱的感覚尺度で−2、−3、+2、又は+3と申告する者は不快であると仮定して熱的に不快な人々の定量的予測を確立する指標として定義されている様に、PMVに関係付けられている。モデルは、更に、PPDが中立PMVを中心に対称であるという単純化に基づいている。
[0073]ASHRAE標準55−2010は、この概念を適用し快適帯域を引き出すために従わなくてはならない条件の受容可能範囲、即ち、居住者の代謝率1.0乃至1.3、着衣量0.5乃至1.0クロ、空気の速さ0.2m/s未満、を設定している。
空気の速さを上昇させるという概念
[0074]標準によれば、特定の条件下での受容可能性について最大実用温度を増加させるには、更に高い空気の速さを可能にするよう異なったモデルが使用されるべきである。空気の速さを上昇させるという概念は、空気の動きと温度の異なった組合せは、皮膚からの同等レベルの熱損失を生じさせるという事実に基づいている。モデルは、座業に近い活動に従事する着衣量の軽い人に適用される。実際のところ、空気の速さを高めることによって手に入る恩恵は、主に、着衣量と代謝活動に依存する。空気速さの上昇は、着衣量のレベルが低い場合の熱損失増加ではより効果的であり、居住者がより激しい活動に従事しているなら、この場合にはモデルは消極的となろう。0.70クロより高い着衣量の絶縁は、増加した空気の動きの効果の見積もりを誤らせる原因になってしまう。
適応快適性モデル
[0075]適応モデルは、屋内の快適性と屋外の気象の間には強い関係があるとする概念に基づくものであって、人間が一年のうちの異なった時期に異なった温度に適応し且つそれら温度に寛容になれることを勘案している。適応仮説は、文脈的要因と過去の熱的履歴が建物居住者の温度に関する期待と選好を修正すると予測している。これらの地域で、人々の大多数が一年のうちの異なった時期に彼らが屋内での設定点温度として何を選好するかを見るために実地調査が遂行されている。
[0076]ASHRAE55−2010標準は、近年、適応モデルの入力変数として優勢平均屋外温度を導入した。それは、問題の日より前の7日以上30日以下の連続日数に亘る平均一日屋外温度(DBT:daily outdoor temperature)の算術平均に基づいている。それは、更に、温度を異なる係数で加重し最も直近の温度に高い重要性を割り当てることによって計算することもできる。この加重が使用される場合、それ以降の日々について上限を尊重する必要はない。適応モデルを適用するためには、計算された優勢平均温度が、10℃(50°F)より大きく、且つ33.5℃(92.3°F)未満でなくてはならず、標準によれば、幾つかの他の判定基準が満たされなくてはならない。
[0077]このモデルは、特に、屋外の気象が実際に屋内条件ひいては快適帯域に影響を及ぼす、居住者制御式自然調整空間に適用される。実際、ディア(Dear)及びブラガー(Brager)による研究は、自然換気式建物内の居住者はより広い範囲の温度に寛容であることを示した。これは、適応プロセスには異なった型式があることから、行動的調節及び生理学的調節の両方に起因するものである。ASHRAE標準55−2010は、直近の熱的経験における差、着衣量の変化、制御選択肢の利用可能性、及び居住者の期待の移り変わりが、人々の熱的応答を変化させ得ることを示している。基本的には熱的適応には3つの分類があり、即ち、行動的調節、生理学的調節、及び心理学的調節である。後者は、過去の経験と期待のせいで改変される熱知覚及び反応を指しており、自然換気式建物内での実地観察とPMV予測(静的モデルに基づく)の間の差を解くキー要因である。これらの建物内では、屋外温度との関係は予測より2倍強大である。
[0078]熱的快適性に関する更に進化した研究は、人間の身体の熱収支を考慮し、局所的な身体部分の感覚と快適性を計算している。
異なった地域の熱的快適性
[0079]世界の異なった地域では、熱的快適性の必要性は気象に基づき様々であろう。中国では、高温多湿の夏と寒い冬があり、効率のよい熱的快適性に対する必要性を生じさせている。中国では、この数十年来、急激な経済成長及び人口増加のせいで、熱的快適性に関連するエネルギー節約が大きな課題になっている。研究者らは、中国内の建物を冷暖房する方策において、より低い費用を目指した環境への害のより少ない方策を現在模索中である。
[0080]ブラジルの熱帯地域では、都市化が都市ヒートアイランド(UHI:urban heat islands)と呼ばれる現象を引き起こしている。これらは、人々の大量流入のせいで熱的快適性の限界を超えて上昇してしまい雨季の間しか快適範囲内に落ち着かない市街区域である。都市ヒートアイランドは、条件が合えば何れの都市又は建て混んだ区域にも起こり得る。都市ヒートアイランドは、太陽光放射を遮ったり蒸発散を行ったりする木々や植物が少ない、屋根の比率の大きい構造物や熱を吸収する反射率の低い歩道が多い、地表レベルの二酸化炭素汚染が高量で地表が放出する熱を滞らせる、密集した建物の空調システムによって発生する熱が大量である、エンジンからの熱及び排気を発生させる自動車の交通量が多い、といった市街区域によって引き起こされる。
[0081]サウジアラビアの高温多湿地域では、熱的快適性の問題は、イスラム教徒が礼拝に行くモスクで重要になってきている。それらは非常に広い開放された建物であって、間欠的にしか使用されず(金曜日の午後の礼拝の間は非常に混んでいる)、そのため建物を適切に換気することが難しい。寸法が大きいと大量の換気が必要になるが、建物は短時間しか使用されないので大量のエネルギーを要する。モスクの中には、それらのHVACシステムがあまりにも長く運転されるせいで冷え過ぎるという問題を有しているものもあれば、暑過ぎるままというものもある。更に、モスクの寸法が大きいために煙突効果も作用し、モスク内の人々の上方に大きな暖気層が生まれる。新しい設計は、換気システムを建物内に低く配置して地表のより良い温度制御の提供を図っている。更に、効率を改善するべく新しい監視方式が進められようとしている。
家畜の熱的快適性
[0082]人間の熱的快適性は熱的快適性研究の主眼であるが、より良い生活及び生産のためには同様に家畜の必要性も満たされなくてならない。イタリアの畜産省(Department of Animal Production)は、雌羊に関する研究で、高温環境に慢性的に曝された雌羊の第一胃機能及び食餌消化率を試験した研究を生み出した。これら2つの身体機能は高温によって低下していたことから、熱的快適性レベルが家畜の生産性に重要であることが洞察される。
患者及び病院職員のための熱的快適性
[0083]参照されている研究が1つの部屋の中の異なった居住者群についての熱的条件を論じようとしたときは決まって、それら研究は主観的な研究に基づく熱的快適性の充足度の比較を単純に提示することに終始した。1つの部屋の中に否応なく留まらざるを得なくなってしまった様々な種類の居住者の異なった熱的快適性要件を調和させようとした研究は無い。従って、病院内の異なった居住者群別に必要とされる異なった熱的条件を探って、この概念で彼らの異なった要件を調和させることが必要であると見受けられる。要求されている熱的快適性条件の違いを調和させるのに、1つの部屋の中で異なった局所放射温度範囲を適した機械的システムを介して使用することの実現可能性を試験することが推奨される。
[0084]病院内の患者にとっての熱的快適性に関して様々な研究が行われているが、病院内の患者についての治癒の質及び量に及ぼす熱的快適性条件の効果を研究することも必要である。職員の熱的快適性と彼らの生産性レベルの間の連関を示す独自の研究もあるが、この分野には病院で個々に生み出されてきた研究は無い。従って、この主題について個別の対象範囲及び方法についての研究が推奨される。更に、HIV患者、火傷患者、などの様な、免疫系防御レベルが低い患者についての冷暖房送出システムの観点での研究が推奨される。しかしながら、職員の熱的快適性と彼らの生産性レベルの間の連関を示す研究はあっても、この分野には病院で生み出されてきた研究は無い。職員の熱的快適性及びそれと彼らの生産性との関係を含め、患者の低体温症を予防し且つ同時に病院職員にとっての熱的快適性を改善するべく異なった暖房システムを使用することに焦点を当てることがなお必要とされる重要な領域がある。
[0085]最後に、病院での人々とシステムと建築設計の間の相互作用は、これらの建物に居住している人々にとって多くの対立する要因を調和させるには建物及びシステムをどのように設計するべきかについての知識を向上させるのに必要な更なる作業が求められる分野である。
[0086]現在ウィキペディアで入手可能な以下の引用を参考文献として援用するものであり、即ち、米国標準協会/米国暖房冷凍空調学会標準55−2010、人間居住者にとっての温度環境条件(ANSI/ASHRAE Standard 55-2010, Thermal Environmental Conditions for Human Occupancy);ジャミラ・ハリミ、シバクマール・k、チ・ミン・チュウ(2012)「多湿熱帯地方の住宅の熱的快適性に関する概念的考察」工学革新及び研究の国際雑誌、ISSN、2277−5668 1(6)、539−544(Djamila, Harimi; Sivakumar k, Chi-Ming Chu (2012). "A Conceptual Review on Residential Thermal Comfort in the Humid Tropics". International Journal of Engineering Innovation & Research. ISSN: 2277-5668 1(6): 539-544);ジャミラ・ハリミ、チ・ミン・チュウ、シバクマール・k「高温多湿気候:住宅建物内の熱的快適性の展望」建物と環境、62、133−142(Djamila, Harimi; Chi-Ming Chu, Sivakumar K."Hot and humid climate: prospect for thermal comfort in residential building". Building and Environment 62: 133-142);「知覚される空気品質、SBS徴候、及び遂行能力、に及ぼすオフィスの屋内空気温度及び湿度の影響」屋内空気、屋内環境及びエネルギーのための国際センター、デンマーク工科大学、2004("Impact of indoor air temperature and humidity in an office on perceived air quality, SBS symptoms and performance.". Indoor Air. 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[0087]本考案は、而して、ASHRAE55−2010標準及びANSI/ASHRAE標準55[1]の中で適用されている快適性の帯域を有効化及び改善し、即ち、静的快適性モデル、空気速度上昇法、適応快適性モデル、によって測定される熱的応力を改善し、家畜の熱的快適性を改善し、患者及び病院職員及び内科患者のための熱的快適性を高め、局所的な熱的不快性を下げ、放射温度非対称性を減らす。
[0088]病人、病院患者、及び、救急科・生殖器科、老人診療所、歯科診療所、など、の患者の場合は、快適性の帯域が、疾患、精神障害、及び負傷患者の医学的治療を有意に改善しており、例えば、リチャード・T・ペンソンら、性別及び癌、会話快適帯域、腫瘍学、2000年8月、5(4)、336−344(Richard T. Penson et al., Sexuality and Cancer: Conversation Comfort Zone; The Oncologist August 2000, 5(4) 336-344)を参照されたく、ここに参考文献として援用する。本考案は、而して、それらの患者にとっての快適性の帯域を有効化及び改善し、医学的治療を改善することができる。
実施例3
[0089]少なくとも1つの第1の投影画像を少なくとも1つの第2の実画像の上に重畳することによる、(i)運営、指令、管理、及び制御、の改善、及び(ii)その2D及び/又は3Dレンダリング娯楽画像又は映像の容易化。
ビジターセンター及び操作環境
[0090]ビジターセンターは、多くの場合、2つの異なる分離された帯域を利用しており、即ち、(i)ビジターセンターの表面には、外部の環境、即ち、遺跡公園、動物園、庭園など、を眺めるために複数のガラス壁及び窓が設置されている。窓は、見学者に実画像(実画像単独)を見させており、ここに、「実」という用語は、操作されていない画像、即ち、定義された場所の物体のリアルタイム画像をいう。それでも、それらのセンターの内側部分には、1つ又はそれ以上の映画館様の音声映像室が設置されている。映写室は、見学者に非実画像(非実画像単独)を見させている。指令室、制御施設、及び操作キャビネット、例えば、車中運転者の操作環境、航空機パイロットの操作環境、クレーンオペレーターの操作環境、ダビンチ(daVinci)(登録商標)遠隔ロボット手術システムの場合の手術室、など、は同様に設計されている。
[0091]考案の1つの実施形態では、本考案は、前記2つの異なった部分又は様式の両方を統合型機能モジュールへ相乗的に一体化したこれまでにない新奇性のある設計において、(i)少なくとも1つの2D又は3D画面又は同じ観賞用実画像又は実スキームの少なくとも一部分と、(ii)少なくとも1つの2D又は3D画面又は同じ観賞用非実画像又は非実(例えばビデオの様な)スキームの少なくとも一部分とを、同時一斉に視聴者に見せることができまたオペレータに操作させることのできる設計を開示している。考案の別の実施形態では、本考案は、これまでにない新奇性のある2D又は3D画面において、実画像と非実画像の前記同時重畳を可能にするように上述技術がそのガラス壁に埋め込まれている2D又は3D画面を開示している。
陳列窓
[0092]考案の別の実施形態では、開示されている本考案は、これまでにない新奇性のある陳列箱設計において、窓の少なくとも一部分が、少なくとも一時的に、即ち少なくとも或る一期間だけ、少なくとも部分的に透過性となる、陳列窓設計である。この場合、店の外部の見物人は、前記窓を介して、店の所定の場所に現在陳列されている商品の実画像を見ることができ、またその間、彼/彼女には、同じ半透過性窓へ同時発生的に映し出されている1つ又はそれ以上の投影画像又は映像が見える。実物体と映し出される広告(投影映像又は投影画像など)とのこの新しい混合体は、「受動的な」窓と店内部の壁への受動的映像投影を有するありきたりの店に比べて、店の市場適合性を有意に高める。
本考案の更なる実施形態
[0093]少なくとも1つの第1の投影画像を少なくとも1つの第2の実画像の上に重畳する技術を概略的に示し拘束のないやり方で実証するべく、本考案の一連の様々な実施形態をこれにより非限定的に提示する。
[0094]考案の1つの実施形態では、本考案は、幾つかのガラス層を異なった色でくもらせ、それ(調節可能画面)へ投影されるフレーム1つ1つと相関付けて最良な解像度を得るための選択肢を与える、これまでにない新奇性のある設計を開示している。
[0095]考案の別の実施形態では、本考案は、映し出される映画コンテンツに加わる合成物の外部の実際の現場を投影させることを開示している。
[0096]考案の別の実施形態では、本考案は、瞬時に消える「投影画面」であって、それを取り巻く視界を背景として有している投影画面を開示している。
[0097]考案の別の実施形態では、本考案は、自動遮光するように適合されている窓であって、車両(列車、バス、など)の後部席の窓並びにサンルーフ又は何らかのガラス開口用としての、前記技術を用いて可能になる窓を開示している。
[0098]考案の別の実施形態では、本考案は、運転席について、入射する光の量を(例えば乳児のために)制御する手段を開示している。
[0099]考案の別の実施形態では、本考案は、後部席搭乗者のプライバシーを提供するための手段を開示している。
[0100]考案の別の実施形態では、本考案は、運転中のリスクを運転席からの専用制御により低減するための手段を開示している。
[0101]考案の別の実施形態では、本考案は、広告用の単色画面を開示している。
[0102]考案の別の実施形態では、本考案は、ベッドとベッドの間にプライバシーのために使用される病院のカーテンを開示している。既存のカーテンは、洗濯するのが非常に難しく(高価で多くのエネルギーを奪う)、患者を病院で死なせることにならないとも限らない。
[0103]考案の別の実施形態では、本考案は、照明システムにおいて、昨今、作動していないときは「不可視」の照明システムを持ちたいとの要望が建築家や顧客からあることから、LC箔に封止部の色と同色の顔料を導入し、隠れ照明システムのガラス覆いに埋め込み、オフ時にはLCが自身を封止部には何もないかのように見えさせ、オン時にはLCが開いて光を通過させる、ということの実施可能性を考えた照明システムを開示している。これに関し、米国特許第5764316号が認知されており、ここに参考文献として援用する。
[0104]考案の別の実施形態では、本考案は、ガラス張りの会議室の透過性ホワイトボードを開示しており、ホワイトボードが必要になればガラスを半透明に変えればよい。
[0105]考案の別の実施形態では、本考案は、エレベータの壁、扉、及びそれの窓、を開示している。透過性物理的要素100でのエネルギー使用を低減するためのシステムの概略図を提示している図1a−図1dをこれより参照してゆく。参照番号110及び120は、透過性物理的要素100の透過性部分と非透過性部分である。図1aでは、透過性物理的要素は全面的に非透過性である。図1b−1dは、透過性部分120の異なった配置を示している。透過性部分120の異なった配置間の切り換えは、パワーディマー装置(図示せず)によって行われている。
[0106]透過性物理的要素210で覆われている陳列箱200の概略図を提示している図2a及び図2bをこれより参照してゆく。本考案の特定の実施形態によれば、陳列箱の内容物(特に宣伝したい目的物240)が透過性物理的要素210によって提供される画像と組み合わされている。限定するわけではないが、具体的にいうと、透過性部分230は所定の目的物240が視界に入るようにさせている。非透過性又は半透過性の画像220を陳列箱200の内容物の上へ重畳させることができる。
[0107]透過性物理的要素によって形成されている間仕切施設の概略図を提示している図3をこれより参照してゆく。図3に示されている様に、透過性物理的要素は、透過性状態と非透過性状態の間で切り換えることができる。上述要素は、所定の画像又は他の装飾的構成を掲げることができる。
100 透過性物理的要素
110 透過性部分
120 非透過性部分
200 陳列箱
210 透過性物理的要素
220 非透過性又は半透過性の画像
230 透過性部分
240 目的物

Claims (39)

  1. 熱制御型デバイス(HCD:heat controlled device)でのエネルギー使用を低減するためのシステムにおいて、
    a.透過性調節デバイス(TAD:transparency adjustment device)であって、
    (i)電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、
    (ii)AC電流を前記透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備える透過性調節デバイス(TAD)と、
    b.熱制御デバイスであって、(i)壁に囲まれた閉鎖された空洞と、(ii)前記空洞の中の温度を制御するように適合されている温度計と、を備える熱制御デバイスと、を備えており、
    前記TADが、前記空洞壁の少なくとも一部分に埋め込まれており、更に、前記TADが、前記空洞を開くことなく当該空洞の内容物を見えるようにすることによって前記温度計エネルギー消費を低減している、システム。
  2. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記透過性物理的要素が液晶(LC)フィルムを備えている、システム。
  3. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記透過性状態のセットが更に完全に透けている状態を含んでいる、システム。
  4. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記負荷が複合キャパシタ/抵抗器負荷を備えている、システム。
  5. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記パワーディマー装置が、前記負荷にパワー供給するパワースイッチと、前記パワースイッチを制御して選択可能にオンにしたりオフにしたりする制御回路と、を備えている、システム。
  6. 請求項5に記載のシステムにおいて、前記負荷を駆動するために、当該負荷へ印加される出力電圧はAC電圧を備えており、よってDC電圧は、たとえあったとしても、せいぜいAC電圧の量の0.5%である、システム。
  7. 請求項5に記載のシステムにおいて、前記パワースイッチが前記負荷と直列に接続されている、システム。
  8. 請求項2に記載のシステムにおいて、前記パワースイッチが、前記LCフィルムと直列に接続されている一対の反直列MOSFETスイッチを備えている、システム。
  9. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記パワースイッチが、ダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジを介して前記負荷と直列に接続されているMOSFETスイッチと、を備えている、システム。
  10. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記負荷へ印加されるAC電圧が擬似台形形態をしている、システム。
  11. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記負荷へ印加されるAC電圧が円錐台正弦波形態を有している、システム。
  12. 請求項2に記載のシステムにおいて、前記液晶フィルムがガラス物体の中へラミネート加工されており、それにより前記ガラス物体の透過性が制御されるようになっている、システム。
  13. 請求項12に記載のシステムにおいて、前記ガラス物体が、窓ペイン、窓、ガラス扉ペイン、及びガラス扉、のうちの1つを形成している、システム。
  14. 請求項5に記載のシステムにおいて、前記負荷へ印加されるAC電圧が、前記制御回路によって確定された電圧レベルに切頭されている円錐台正弦波形態を有していて、前記パワースイッチを介して印加されている、システム。
  15. 請求項2に記載のシステムにおいて、前記液晶フィルムについて最大定格電圧レベルが定義されており、前記パワーディマー装置は前記液晶フィルムの前記最大定格電圧レベルを超えない既定の最大電圧レベルを有している、システム。
  16. 請求項5に記載のシステムにおいて、前記パワースイッチがゲートを備える入力点を有しており、前記制御回路は前記パワースイッチの前記入力点を制御するドライバ回路を介して当該パワースイッチへ接続されている、システム。
  17. 請求項5に記載のシステムにおいて、前記制御回路が、入来AC電圧レベルとユーザー選択基準電圧を受信し比較するように作動し且つ前記入来AC電圧レベルが前記ユーザー選択基準電圧に達しているときには前記負荷へ印加される正弦波AC電圧の切頭をトリガする出力を生成するように作動する比較器を含んでいる、システム。
  18. 請求項16に記載のシステムにおいて、前記制御回路が絶縁回路を介して前記ドライバ回路へ接続されている、システム。
  19. 請求項4に記載のシステムであって、更に、前記複合負荷に並列に配置されていて当該複合負荷へ印加されるAC電圧を増加させるように作動するキャパシタを備えている、システム。
  20. 請求項5に記載のシステムであって、更に、ZVC(ゼロ電圧クロッシング)予測回路構成を備えているシステムにおいて、前記ZVC(ゼロ電圧クロッシング)予測回路構成によってゼロか又はせいぜい既定の小レベル未満の電圧の存在が前記パワースイッチを跨いで呈せられると予測されない限り前記パワースイッチがオンにされない、システム。
  21. 請求項20に記載のシステムにおいて、前記ZVC(ゼロ電圧クロッシング)予測回路構成は「浮動」期間中のLC電圧が変化しないものと仮定している、システム。
  22. 請求項5に記載のシステムであって、更に、前記パワースイッチを跨いで接続されているZVC(ゼロ電圧クロッシング)検出回路構成を備えているシステムにおいて、前記ZVC検出回路構成によって前記パワースイッチを跨いで電圧があったとしても非常に小さい電圧しかないことが検出されない限り当該パワースイッチはオンにされない、システム。
  23. 請求項20に記載のシステムであって、前記ZVC検出回路構成が、前記パワースイッチの端子P−VDD1及び端子LC−VDD1を跨ぐ正弦入力電圧の正負半周期をそれぞれ測定するように作動する、システム。
  24. 請求項22に記載のシステムにおいて、前記容量性負荷が、複合キャパシタ/抵抗器負荷を備えており、前記システムは更に前記複合容量性/抵抗性負荷に並列にキャパシタを備えている、システム。
  25. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記パワーディマー装置がユーザーによって手動で制御可能である、システム。
  26. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記パワーディマー装置がPC又はスマートホームシステムの様なコンピューター化されたシステムによって制御可能である、システム。
  27. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記空洞が、冷蔵庫、オーブン、ボイラー、電子レンジ、エンジン、から成る群から選択されている、システム。
  28. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記空洞が追加的に扉を備えている、システム。
  29. 請求項28に記載のシステムにおいて、前記扉が追加的に封止ゴムを備えている、システム。
  30. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記TADが前記空洞壁の異なった場所に埋め込まれている、システム。
  31. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記TADが前記空洞壁に沿って可動である、システム。
  32. 熱制御型デバイス(HCD:heat controlled device)でのエネルギー使用を低減するためのシステムにおいて、
    a.透過性調節デバイス(TAD:transparency adjustment device)であって、
    (i)電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、
    (ii)AC電流を前記透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備える透過性調節デバイス(TAD)と、
    b.熱制御デバイスであって、(i)封止手段を有するシールを備える壁に囲まれた空洞と、(ii)前記空洞の中の温度を制御するように適合されている温度計と、を備える熱制御デバイスと、を備えており、
    前記TADが、前記空洞壁の少なくとも一部分に埋め込まれており、更に、前記TADが、前記空洞を開くことなく当該空洞の内容物を見えるようにすることによって前記封止手段の腐食を低減している、システム。
  33. 閉鎖された空洞を遮光するためのシステムにおいて、
    a.透過性調節デバイス(TAD)を少なくとも部分的に備える少なくとも1つの表面であって、当該TADは、
    (i)電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、
    (ii)AC電流を前記透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備えている、透過性調節デバイス(TAD)を少なくとも部分的に備える少なくとも1つの表面と、
    b.空洞であって、(i)当該空洞の内部と(ii)当該空洞の外部の間の少なくとも1つの表面バファリングを備える空洞と、を備えており、
    前記パワーディマーが、前記透過性物理的要素の透過性状態の変化によって前記空洞の遮光を制御している、システム。
  34. 請求項33に記載のシステムにおいて、前記空洞が、自動車、トラック、航空機、エレベータ、列車、バス、及び船艇、から成る群から選択されている、システム。
  35. 請求項33に記載のシステムにおいて、前記TADが、前記自動車の窓、サンルーフ、及びそれらの組合せ、から成る群から選択された表面に埋め込まれている、システム。
  36. 共用部屋でのプライバシーを提供するためのシステムにおいて、
    a.Nを1より大きい整数として複数のN個の空間と、
    b.複数のN−1個の透過性調節デバイス(TAD)であって、
    (i)電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、
    (ii)AC電流を前記透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備える透過性調節デバイス(TAD)と、を備えており、
    前記N−1個のTADのそれぞれが幾つかの前記個人空間同士を分離している、システム。
  37. 照明システムの隠蔽のためのシステムにおいて、
    a.少なくとも1つの表面であって、N個のパラメータによって特徴付けられていて、当該N個のパラメータのうちの少なくとも1つは透過性パラメータである、少なくとも1つの表面と、
    b.前記少なくとも1つの第1の表面の中へ陥凹式に嵌め込まれている照明システムと、
    c.少なくとも1つの透過性調節デバイス(TAD)であって、
    (i)電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、
    (ii)AC電流を前記透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備え、
    当該TADは前記照明システムを覆うように構成されている、その様な透過性調節デバイス(TAD)と、を備えており、
    前記TADが前記照明システムの作動と同期して透過状態になるように構成されている、システム。
  38. 画像と動的に相互作用する画面において、
    構造化された層に構築されている複数のN個の透過性調節デバイス(TAD)であって、当該TADは、
    (i)電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、
    (ii)AC電流を前記透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備え、
    当該TADのそれぞれは、色によって特徴付けられている、その様な複数のN個の透過性調節デバイス(TAD)を備えており、
    前記層のそれぞれが独立に異なった透過性状態へ構成されるように適合されており、それにより、画面は当該画面に投影される画像の所定部分を転写するように適合されている、画面。
  39. 投影画像と実物体を重畳するための画面において、
    構造化された層に構築されている透過性調節デバイス(TAD)であって、当該TADは、
    (i)電気的振る舞いが容量性負荷のそれである透過性物理的要素と、
    (ii)AC電流を前記透過性物理的要素へ提供して不透過と完全透過の間の透過性状態のセットを生成させるように作動するパワーディマー装置と、を備え、
    当該TADは投影機と物体との間に配設されている、その様なTAD、を備えており、
    前記TADが、前記投影機によって当該TADに投影される画像を少なくとも部分的に転写するように構成されており、それにより、前記画像と前記物体が重畳される、画面。
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