JP3196628U - 防水通気靴 - Google Patents

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茂則 森
茂則 森
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Abstract

【課題】十分な防水性、軽量性、通気性、デザイン性、柔軟性(フィット性)を有する防水通気靴を提供する。【解決手段】ゴムまたは合成樹脂素材部分と、繊維構造物に防水通気性樹脂層が積層された防水通気伸縮性素材部分を有する防水通気靴であり、ゴムまたは合成樹脂素材を防水通気靴の靴底部1、つま先部2、踵部3に用い、防水通気伸縮性素材を足筒部5、足首部4、足の甲部6に用いる。上記のような構成にすることで、十分な防水性を確保することができ、通気性素材により靴の内部に溜まった湿気を排出することができることから履き心地が格段に向上する。また、繊維構造物及び防水通気性樹脂層が積層された防水通気伸縮性素材は織目、編目などにより繊維構造物部分のデザインを自由に変更することが容易であるから、ファッション性が高い靴を作成することができ、軽量化も可能である。【選択図】図1

Description

本考案は、防水性および通気性を有する防水通気靴に関するものである。
従来より、防水性を有する靴として、総ゴム靴、スラッシュ成形の靴、インジェクションブーツ、ゴム長靴或いはレザー、合成皮革等の防水性素材を胛被として用いたものが知られている。中でも、防水靴の代表である長靴は、長靴本体を射出成型し、表皮と裏布の間にゴム或いは合成樹脂の糊層を厚手に塗布して貼り合わせる方法や、表布と裏布の間にゴムまたは合成樹脂シートをはさみ、1枚に貼り合わせることにより製造されている。
これら長靴の表皮は、厚く、防水性が完全で水を通さないが、材質がそのまま露出しているものが多く、表皮素材の感触が劣ったり、重量が重かったり、柔軟性に欠け足首の動きにフィットしない等の難点がある。また、防水性を有するが故、通気性に劣り、汗に由来する湿気を排除できないことから靴内部が蒸れてしまい、履き心地が悪いという欠点があった。この点、履物の一部に窓を設けた通風防水性履物が存在する(特許文献1)が、通気性能が不十分である。また、近年では、服飾のファッション化に合わせた外観、風合い等が望まれることから、表面にフロック加工等を施した靴も市販されている。しかし、現状では防水性、軽量性、通気性、デザイン性のすべての課題を克服した防水靴は存在しなかった。
特開平10−179202
本考案は上記の問題点に鑑み、十分な防水性、軽量性、通気性、デザイン性、柔軟性(フィット性)を有する防水通気靴を提供しようとするものである。
本考案者らは、上記目的を達成するため検討を重ねた結果、ゴムまたは合成樹脂素材部分と、繊維構造物に防水通気性樹脂層が積層された防水通気伸縮性素材部分とで防水通気靴を構成することで、上記課題を克服することを見出し、本考案をなすに至った。
すなわち、本考案は、
(1) ゴムまたは合成樹脂素材部分と、繊維構造物に防水通気性樹脂層が積層された防水通気伸縮性素材部分を有する防水通気靴であって、前記ゴムまたは合成樹脂素材は前記防水通気靴の靴底部、つま先部、踵部を形成してなり、 前記防水通気伸縮性素材は脚筒部、足首部、足の甲部を形成していることを特徴とする防水通気靴、および、
(2) 前記防水通気伸縮性素材が、前記防水通気性樹脂層をはさんだ両側に前記繊維構造物が積層された構造からなること、を特徴とする(1)に記載の防水通気靴、および、
(3) 前記繊維構造物が編物であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の防水通気靴、を提供するものである。
本考案は、次のような効果を有する。
(1)ゴムまたは合成樹脂素材と、繊維構造物に防水通気性樹脂層が積層された防水通気伸縮性素材で靴を構成することから十分な防水性を確保することができる。
(2)脚筒部、足首部、足の甲部に防水通気性素材部分を使用しているので、靴の内部に溜まった湿気を排出することができることにより、履き心地が格段に向上する。
(3)繊維構造物及び防水通気性樹脂層が積層された防水通気伸縮性素材は織目、編目などにより繊維構造物のデザインを自由に変更することが容易であるから、ファッション性が高い靴を作成することができる。
(4)防水通気伸縮性素材は既存の長靴素材より軽量であるため、脚筒部、足首部、足の甲部に防水通気性素材部分を使用することで、靴全体として軽量化が可能となる。
(5)足首部、足の甲部に伸縮性を有する防水通気伸縮性素材を用いることから、装着時、足にフィットし、また足首の動きに対しても柔軟に追随することができるので歩行時の違和感や痛みを軽減できる。
以下、図面を参照して本考案の実施形態を説明する。なお、以下の実施例は本考案の好適な実施形態を示したものであり、考案の技術的範囲は下記実施例に限定されるものではない。
本考案の防水通気靴は、図1に示すように、ゴムまたは合成樹脂素材部分と、繊維構造物に防水通気性樹脂層が積層された防水通気伸縮性素材部分からなるものである。
本考案に用いられるゴムまたは合成樹脂素材は靴底用としてのゴム、ラバーまたは合成樹脂が含まれる。例えば天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、ブタジエン・アクリロニトリル・アクリレート系三元共重合体、ブタジエン・アクリロニトリル・イソプレン系三元共重合体、シリコンゴム、フッ素系ゴム、エチレン・プロピレンゴム(EPM)、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、ウレタン系エラストマー、アミド系エラストマーなどのエラストマー、ポリウレタンなどを用いることができるがこれらに限定されるものではない。また、これらのゴムまたは合成樹脂を単体で用いてもよく、2種類以上をブレンドして用いてもよい。さらには2種類以上を積層してもよいし、靴底部、つま先部、踵部の何れかあるいは全てについて素材の種類や色を変えてもよい。また、これら各部の何れかあるいはすべてについて、さらに領域を分けて素材の種類や色を変えてもよい。これにより、滑り止めや衝撃吸収などの機能を高めることができるだけでなく、模様や文字などを表現することもでき、デザイン性を高めることができる。
本考案に用いられる繊維構造物に防水通気性樹脂層が積層された防水通気伸縮性素材は、繊維構造物層7、防水通気性樹脂層8を有し、繊維構造物層には織地、編地、不織布など、の伸縮性を有する繊維構造物を用いることができる。繊維構造物層を設けることで、織目や編目、プリント柄等の模様がつけられるため、ファッション性が高い靴を作成することができる。また、防水通気性樹脂層8をはさんで繊維構造物層7の反対側にさらに繊維構造物層9を設けることもできる。これにより繊維構造物層のどちらかが足と接触することになり、それによって足を温かく保ち、衝撃を吸収し、また水分や湿度を吸収することができる。
前記繊維構造物層に用いられる繊維構造物の素材としては、足と接触する側の繊維構造物(本考案では「内側繊維構造物」ともいう。)については、ソックス等の通常の衣料品に用いられる繊維素材を用いることができ、素材の候補として例えば綿、麻、レーヨン、キュプラ、ポリエステル、アクリル、シルク、ポリウレタン、毛、ナイロンなどを用いることができる。内側繊維構造物は、足と直接にあるいは靴下を介して接触することから、吸湿性や肌触り、保温性などに優れた素材を用いるのが好ましい。これら素材を用いた繊維構造物構造について制限はないが、例えば織地や編地や不織布、特に厚地の不織布や厚地の編物、タオル地、パイル地、ガーゼ織、ワッフル織、カールマイヤー織などとすることができる。中でも内側繊維構造物に編物を用いることが好ましい。そうすることで伸縮性に富み、履き心地がよく、足にフィットし、足首の動きに対して柔軟に追随することができる。
一方、靴の外側の繊維構造物(本考案では「外側繊維構造物」ともいう。)については、上記の通常の衣料品に用いられる繊維素材に加えて、強度や耐久性などに優れるエンジニアリングプラスチックや、撥水性、撥油性、防汚性などに優れる撥水性繊維素材、撥油性繊維素材、防汚性繊維素材、発色性に優れる繊維、さらには炭素繊維、金属繊維などを用いることができる。例えば外側繊維構造物に用いるエンジニアリングプラスチックとしては、芳香族ポリアミド(例えばケブラー)、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンスルフィド、ポリイミド、ポリエーテルイミドなどを使うことができる。また撥水性繊維素材、撥油性繊維素材、防汚性繊維素材としては、分子鎖中にフッ素を有するフッ素化繊維や、分子鎖中にシリコンを有するシリコン化繊維、更には繊維構造物を調製した後に撥水加工や撥油加工、防汚加工を施したものを用いることができる。具体的には、例えばレインコートや傘に用いられる繊維素材などは本考案の繊維構造物として好適に使用できる。発色性に優れる繊維としては、アセテート繊維、アクリル繊維、シルク、コットン、レーヨン、キュプラ、ポリエステル、その他一般に用いられる繊維を使用することができる。また、構造発色繊維(例えば帝人株式会社製モルフォテックス[登録商標])を使用することができる。炭素繊維や金属繊維も様々な種類のものを用いることができる。外側繊維構造物の構造について制限はなく、例えば織地や編地や不織布などを用いることができる。この場合、本考案の目的である防水性、軽量性、通気性、デザイン性、柔軟性(フィット性)を阻害しないものが好ましい。中でも外側繊維構造物に編物を用いることが好ましい。そうすることで伸縮性に富み、履き心地がよく、足にフィットし、足首の動きに対して柔軟に追随することができる。
さらには、内側繊維構造物と外側繊維構造物のいずれもが編物であることが好ましい。そうすることで伸縮性に富み、履き心地がよく、足にフィットし、足首の動きに対して柔軟に追随することができる。
前記防水通気性樹脂層は、良好の防水性及び通気性を備える樹脂、例えば、ポリウレタン、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリエステル、天然ゴム、ニトリルゴム、ネオプレン(クロロプレンゴム)、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニルなどの素材を用いることができる。例えば、WLゴア&アソシエイツ社製ゴアテックス(登録商標)を使用してもよい。
防水通気性樹脂としては、防水通気伸縮性素材全体をJIS L 1099B-1法に準拠して測定した場合に5000〜15000g/m・24hの範囲になるような防水通気性樹脂を用いることが好ましい。
本考案の防水通気靴のイメージ図である。 本考案に用いる通気伸縮性素材(3層)のイメージ図である。
1 靴底部
2 つま先部
3 踵部
4 足首部
5 足筒部
6 足の甲部
7 防水通気伸縮性素材中の繊維構造物層
8 防水通気伸縮性素材中の防水通気性樹脂層
9 防水通気伸縮性素材中の繊維構造物層

Claims (3)

  1. ゴムまたは合成樹脂素材部分と、繊維構造物に防水通気性樹脂層が積層された防水通気伸縮性素材部分を有する防水通気靴であって、
    前記ゴムまたは合成樹脂素材は前記防水通気靴の靴底部、つま先部、踵部を形成してなり、
    前記防水通気伸縮性素材は脚筒部、足首部、足の甲部を形成していること、
    を特徴とする防水通気靴。
  2. 前記防水通気伸縮性素材が、前記防水通気性樹脂層をはさんだ両側に前記繊維構造物が積層された構造からなること、
    を特徴とする請求項1に記載の防水通気靴。
  3. 前記繊維構造物が編物であること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水通気靴。
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